ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

「天空要塞アーロック」攻略その6(要塞惑星の地下都市)

先にD&D話

 

リモートNOVA『花粉症ガールの誕生日パーティー(1日ズレた)と、D&D映画を見て感想いろいろ書いた後で、ようやくアーロックに戻って来たぞ』

 

アスト「D&D話なら、本来はここでやるべきだったんじゃないか?」

 

リモートNOVA『いや、どうしようか迷ったんだよ。まあ、D&Dネタと言えば、これも買ったんだが』

リモートNOVA『てっきり、フェイワイルド(妖精境)のワールドガイド兼用のシナリオ集だと思ったんだけど、ワールドガイドの要素は薄くて、ほぼ完全にシナリオだったな』

 

ダイアンナ「何か問題があるのか?」

 

リモートNOVA『ワールドガイドは読み物としてもネタにしやすいんだが、シナリオ集は若干ネタにしにくいと言うか。あと、映画の話題につなげにくい題材でもあるしな』

 

アスト「映画関連で一番お勧めのサプリメントは?」

 

リモートNOVA『やはり、これだろうな』

アスト「1万8000円だと? 高いだろう」

 

リモートNOVA『まだ5年前に出たばかりの本なのに、ホビージャパンの翻訳権切れで絶版状態なので、3倍程のプレミア価格がついているみたいだな。5版ユーザーにとっては必須に近いレルム資料だし、D&Dファンが手放すとは思えないから中古品も出回っていないお宝本と言えよう』

 

アスト「つまり、せっかく映画のヒットで、D&Dやフォーゴトン・レルムに興味を持ちそうなファンが増えているのに、ワールドガイドが手軽に手に入らないのが現状か」

 

リモートNOVA『今だったら、とりあえず、これを買えば、入門にはいいだろうさ』

リモートNOVA『ただし、スターターセットはキャラ作成ができない。最初から完成済みのキャラで、いきなり冒険に出られるのが特長だが、自分のキャラを作りたいなら、こちらの方がお勧めだな』

リモートNOVA『映画を見て、ソードコースト地方とかネヴァーウィンターの街に興味を持った人は、デラックス・プレイ・ボックスの方がその地方のマップがあって、映画の登場人物と同じ舞台で冒険できるというメリットがある。スターター・セットの方は島が舞台だから、初心者向きのショートキャンペーンだけど、ソードコーストを旅する話にはならないんだよな』

 

ダイアンナ「本当の初心者が、いきなりゲームしたい時はスターターセットで、映画を見たファンがじっくり自作のキャラを作るところから始めたい場合は、デラックス・プレイ・ボックスが推奨ってことか」

 

リモートNOVA『なお、ウィッチライトは手慣れたプレイヤーが一風変わった世界で冒険を楽しむ変化球的作品なので、全く初心者にはお勧めできない。これはホビージャパン時代からD&D5版を追いかけて来たマニア向き商品だ。まあ、その前に出たシナリオが地獄巡りだったからな。地獄の次は、妖精たちの住む異世界巡りというのも一興だろう』

リモートNOVA『要は、不思議なサーカス団を楽しく散策していたら、妖精たちの異世界に引き込まれて、その地で暗躍する魔女と対峙するって話で、大筋はやはりこれに通じるものがある』

リモートNOVA『もちろん、細部はいろいろと違うんだが、前置きD&D雑談はこれぐらいにして、本筋のアーロック攻略に移ることにする』

 

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「天空要塞アーロック」攻略その5(要塞惑星の地上にて)

ブログ合同パーティーのスケジュール

 

リモートNOVA『来週の火曜日が何の日かは知ってるか?』

 

アスト「当然だ。翔花ちゃんの誕生日だろう?」

 

ダイアンナ「双子の姉妹だから、アッキー様の誕生日でもある」

 

リモートNOVA『……ということで、誕生日パーティーはコンパーニュで開催することになった』

 

アスト「何が……『ということ』なのか説明しろよ、おい」

 

リモートNOVA『一言で言えば、この記事を見よ』

アスト「……なるほど。NOVAが脳天フワフワ病とやらで、頭がおかしいって話だな」

 

リモートNOVA『そんなことはどうでもいい。大事なのは、花粉症ガール5周年記念イベントがもうすぐ始まる。そのために、当攻略記事をさっさと終わらせないといけないって話だ』

 

アスト「じゃあ、さっさと終わらせろよ」

 

リモートNOVA『まあ、それはそうなんだが、俺の計算によると、アーロックを終わらせるのに、あと3回ぐらい記事書きする必要がある。28日までに終わるか? と言えば、脳天フワフワ病のせいで難しいと思われ』

 

リバT『脳天フワフワ病の話はともかく、この私めを日野木アリナ様のメモリの器に使うという計画が気がかりですね』

 

リモートNOVA『不服か?』

 

リバT『いいえ。私めはグランドマスターNOVA様の忠実なしもべとして生まれましたから、命令に否やはございません。しかし、私めがいない間、このウルトロピカルの天空宮殿はどうなるのでしょうか?』

 

リモートNOVA『ダイアンナは、地上のガイア様の元で、「ガイア・グランプリ後の花粉症ガール4人セッション」に参加するから、ここに残るのはアスト一人だな』

 

アスト「ああ。オレ1人だったら何とでもなる。テキトーにやるさ」

 

リバT『そのテキトーさ加減が心配です』

 

リモートNOVA『世話係が必要なら、ハイラスを呼んでもいいし、話し相手ならカニコングだっている』

 

謎の声『マスターNOVA。おいらの存在を忘れてもらっちゃ困るな』

 

リモートNOVA『おお、ケイP1号。お前もいたか。体はもう平気なのか?』

 

ケイP『マスターが脳天フワフワ病とやらに冒されても、必死に記事書きしようと、涙を流しながら鼻水垂らして頑張ってるのに、このおいらがいつまでも寝ていられるかってんだ。リバTがいない間は、この城とアストの世話係はおいらに任せておけって』

 

リバT『イチローお兄さまが復活したなら、安心ですね。これで心置きなく、私めもコンパーニュに出張することができます』

 

リモートNOVA『そうだな。ケイPがサポートすれば、アストも一人で留守番できるだろう。よし、後は任せたぞ、ケイP。じゃあな』

 

アスト「おい、ちょっと待て」

 

リモートNOVA『何だ、まだ不服か? ケイPのサポートを拒むというのか?』

 

アスト「いや、そうじゃなくてだな。このケイPは翔花ちゃんのドゴランアーマーだし、正月のクトゥルフ対決でそのキーパーぶりも見せてもらった。アシスタントモンスターとしての能力は、さすがケイP一族の長兄、信頼に値するものがある……と思う」

 

リモートNOVA『だったら、何が問題なんだ?』

 

アスト「お前だよ、お前。今、お前、『じゃあな』と言って、さりげなく通信を切ろうとしていただろう? 一体、何をしに、ここにリモート交信してきたんだ?」

 

リモートNOVA『そりゃあ、娘の誕生日パーティーと、その後のブログ交流イベントの段取りを整えるためだろう?』

 

アスト「それは大事だが、他にも大切なことがあるだろう?」

 

リモートNOVA『他に? 誕生日パーティー以上に大切なことがあるって言うのか? ううっ、頭がフワフワして何も思い出せん。教えてくれ、アスト。俺はあと何人殺せばいい? ゼロさんは何も教えてくれない』

 

アスト「脳天フワフワ病だか何だか知らんが……記事のタイトルを読むことぐらいはできるだろう?」

 

リモートNOVA『てんくうようさいあーろっくこうりゃくそのご……何の呪文だ? って、おっと、そうか、そういうことだったのか。これがゲッター線の大いなる意思ってことだな。全てはつながっているんだ。よし、今こそ目覚めたぞ。脳天フワフワ病も、ゲッター線で浄化された……はず。ここからが真アーロックだ』

 

アスト「大丈夫か、こいつ?」

 

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「天空要塞アーロック」攻略その4(2つの宇宙船バトル)

厄介な宇宙船戦闘

 

NOVA『前回までで、目的地のアーロック到着前の4大イベントのうち2つまでを攻略した。ここまでは不本意な事件に巻き込まれて、そこからの脱出劇だったと言えよう。まあ、不可抗力ということだが、残り2つは「王様からの緊急連絡で、急に厄介な敵の撃退を要請された」という形、依頼主が冒険の大目的を妨害してくるという最悪なスタートから始まる』

 

 

上司「君、この仕事を頼むよ。上手く成功すればボーナスを弾むから」

部下「分かりました。任せてください」

(仕事上のトラブルを解決するのにあくせく)

上司「(緊急連絡で)おい、君。悪いが急ぎの仕事が入った。至急、こちらの案件を優先して解決してくれ(ガチャ。連絡を切る)」

部下「ええ? 仕方ないですね。でも、最初の仕事よりも厄介なんですけど? ついでのように頼んでくる内容じゃないでしょ、これ」

(何とか必死に頑張ってトラブル解決した後で)

上司「(緊急連絡で)おお、さすがは我が社きってのエリート社員だ。だったら、ついでにこっちの仕事も任せられるな。頑張ってくれたまえ(ガチャ。連絡を切る)」

部下「……ブラック企業かよ、ここ」

 

 

NOVA『選択を間違えると、強敵ヴァリオーグとの戦いの後で、宇宙海賊退治まで押しつけられて、ボロボロに損傷した《星霧号》(ヴァリオーグ戦で修復不能に傷つけられる)で宇宙海賊退治までしないといけない羽目に陥る』

 

アスト「なまじ有能さを示すと、厄介な案件を全て持ち込まれて、ひいひい悲鳴を上げるってことだな」

 

ダイアンナ「それで報酬を引き上げてくれるならいいんだけどね」

 

NOVA『ケチな王様だから、それはない(断言)。ハイリスク・ハイリターンならやる気も出るってことだが、ハイリスク・ノーリターンだからな』

 

アスト「ローリターンどころか、得るものなしかよ」

 

NOVA『そう。もしかすると、王様からの緊急連絡ってのは偽物で、実はル・バスティンが王様に成りすまして、こっちの使命に妨害工作を仕掛けて来ているのでは? という可能性すら考えられる。後々に判明するのだが、どういうわけかル・バスティンはこちらの任務のことを知っていて、あれこれ対策を練っていたらしいからな。エンスリナ宮廷にスパイでも潜り込ませて、王様からの緊急連絡に見せかけて、こちらを死地に追い込むぐらいのことは軽くやりかねん。

『……って言うか、それだけの陰謀ぐらいは働かせる敵でないと、その末路があまりにも間抜けだ。地獄の館のケルナー卿みたいに、ボスと思われていた者が実はお飾りだったというどんでん返しはたまにあるし、敵の王が寄生生物に乗っ取られていましたって作品とか、タイトルにあるボスが物語中盤に殺されて、後半はその死に際の呪いを解除するための探索行って作品も今年は復刻するから、ル・バスティンのような部下から下剋上されて野望が崩壊する悪役もそれはそれであり、だとは思う。だけど、まあ、最後に脱力させられるからなあ(苦笑)』

 

アスト「先にネタバレするのはそれぐらいにして、ラスボスよりも脅威だというヴァリオーグ事件を解決しようぜ」

 

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「天空要塞アーロック」攻略その3(宇宙ステーションの追いかけっこ)

バッドエンドの嵐

 

NOVA『さて、プレイ前に思ってたよりも難解だと判明したアーロックなんだが、バッドエンドの数をざっと数えてみると、34回だった』

 

アスト「すると?」

 

NOVA『これまで、ここで攻略したFF作品のバッドエンドの最多記録は「危難の港」の30回だったんだが、それを超えたことになる。さすがはアーロック。旧世紀最後のFFと呼ばれただけのことはある。恐ろしいゲームだ。バッドエンド率8.5%とはな』

 

ダイアンナ「すると難易度もそろそろ出せるんじゃないか?」

 

NOVA『こんなところかな』

 

★天空要塞アーロック(難易度7)

・ラスボスが強い(X、ラスボスは拍子抜けするほど弱い)

・全体的に罠が多くて死にやすい(◎、理不尽な死が多く、回復できるパラグラフも一切なく、どんどん体力を削られる。シビア)

・パズル構造が複雑(◎、選択肢が錯綜していて、多彩なイベントがパラグラフ迷路とも言うべき構造になっていて、番号をフローチャートにしなければ突破は困難)

・ゲームシステムが難しい(◎、独特の宇宙船および乗り物戦闘。理解が困難なのではなく、勝率半分を切るほどのバランスの悪さで、突破にはダイス運が必要。いかに乗り物戦闘を避けるルートを選ぶかが攻略の鍵と言える)

・フラグ管理がややこしい(◯、アイテム総数は多いが、必須アイテムは少ない。ただ、宇宙ステーションなど、アイテム集めが必須のイベントがあって、無駄にアイテム管理をさせられたりもする。使うと不利になる罠アイテムもそこそこあって、アイテム集めの不毛感が萎えどころ)

 

NOVA『本作の場合、ラスボスそのものは非常に弱く、終盤の緊迫感が一気に削がれるのも達成感が欠如する原因と言える。本作に比べると、アイテム使って、あっさり倒せるザンバー・ボーンはまだ立派なラスボスをしていたと思うな』

 

アスト「ル・バスティンはそんなにダメなのか?」

 

NOVA『ル・バスティンはラスボスじゃなかったんだ。部下に裏切られたので、やむなく主人公と協力して事態の収拾を図ろうとするんだが、戦闘に巻き込まれて虚しい最期を遂げる。そして、真のラスボスとなった部下は、主人公の仕掛けにハマって、思いきり弱体化させられた状態であっさり倒される。

『では、本作最強の敵は何か? 個人的にはヴァリオーグの戦艦イベントそのものだと思うな。難易度の条件を「ラスボスが強い」ではなくて、もっと広く「出会う敵が強い」ということにすれば、本作は宇宙船戦闘の敵の強さで◎を獲得して、難易度9になる。まあ、ヴァリオーグ戦は避けられるイベントなので、そのルートを通らなければいいだけなんだがな』

 

アスト「普通は最初の敵が弱くて、話が進むにつれて強くなって行き、ラスボス辺りが最強というのがセオリーだと思うが、本作はそういうセオリーを外しているという感じだな」

 

NOVA『そうだな。いつ、どんな理由で殺されるか分からない、予定調和を外したサプライズも特徴だし、あと冒険を続けても楽しくない。その楽しくない理由は何だろうって考えたら、要するに選択肢にメリットがないんだな』

 

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「天空要塞アーロック」攻略その2(不時着惑星からの脱出)

宇宙船がいきなりダメになって

 

NOVA『さて、天空要塞アーロックに向けてタイムワープした宇宙貴族のジャン・ミストラル。しかし、宇宙雑草に愛機《星霧号》が侵食されてしまった(1回死んだ)ので、とある惑星への大気圏突入時の高熱で焼き払おうという話になった。その前に立ちはだかる《ペルホン・レンジャー》の襲撃を切り抜け(その戦闘でふたたび死んだが)、宇宙雑草を焼き払うことに成功。しかし、地上からの思わぬ攻撃を受けて、機体は大きく破損。そのまま湖に着水したわけだが……』

 

アスト「宇宙船は湖の底深くに沈んでしまい、星からの脱出が難しくなってしまったわけだな。ミッション失敗か?」

 

NOVA『まだだ、まだ終わらんよ。冒険の旅はまだ続く。絶望した表情になったが、その時、湖から救い主が姿を現す』

 

ダイアンナ「あなたが落としたのは、この金の宇宙船ですか、それとも銀の宇宙船ですか?」

 

NOVA『いや、鉄の……って、そんな話じゃねえ。湖から現れたのは、先ほど《ペルホン・レンジャー》の宇宙船から回収した3つ首小人ロボットだ。同じく回収した謎パーツを持って、沈んだ《星霧号》から脱出して来たんだな。そのロボ、ええと名前がないと呼びにくいので、ミツクビのミックと俺がこの場で勝手に名付けよう。ミックは湖から悠々と歩み出て、こちらを無視して近くの森へ姿を消す。後を追うか、《星霧号》から必要な資材を引き上げる努力をするか、助力を乞うために近くの集落を目指すかの3択だ』

 

アスト「オレならミックの後を追うな」

 

NOVA『ああ、それが正解だが、俺はまず湖の宇宙船をサルベージできないか、と試みた。すると、鰐河馬(ワニカバ)が現れて、「しめしめ、うまそうな獲物がやって来たぞ」とつぶやきながら襲いかかって来た』

 

ダイアンナ「そのワニカバとやらは、喋れるのか? 知的生物なのか?」

 

NOVA『ただの動物にも思えるが、何だか喋るんだな。きっと、主人公は数多くの宇宙語をマスターしているんだろう。特に翻訳機を持っているという描写はないが、大丈夫、ヒーローの世界ではカバだか豚だか分からないカバトンだって喋って、屋台でおでんを食っているんだ。ワニカバだって、喋っても今さら驚くことではない。まあ、こっちはおでんじゃないから、食べられる義理はないので、頑張って水中戦(技術点マイナス2)で応戦することにする』

 

アスト「相手の能力値は?」

 

NOVA『技術点6、体力点10だな。こっちは最強の12なので、一時的に2減らされても問題はない。このゲーム、通常戦闘で苦戦したことは今のところ一度もないな。宇宙船戦闘がハードモードで死にやすいことを除けば、通常戦闘にはストレスがない。とにかく、カバトン……じゃなくてワニカバを撃退したら、他の水棲怪物の気を引かないように湖を出て、遅ればせながらミックの後を追うことにする』

 

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「天空要塞アーロック」攻略その1(宇宙船戦闘なんかの話)

対決! アスト対NOVA

 

リバT『さて、ガイア・グランプリで同点となったアストさんと、グランドマスターNOVAさんですが、とうとう、その因縁にも決着をつける日が来ました。実況は自由と解放の女神リバTが、解説はマイ・クイーンのダイアンナ様がお送りします』

 

アスト「フフフ、とうとうNOVAを倒せる日が来たようだな」

 

リモートNOVA『ちょっと待て、リバT。単に俺は「天空要塞アーロック」の宇宙船戦闘のルールがいかに理不尽かを示したいだけで、これはガイア・グランプリとは無関係だ』

 

リバT『では、天空要塞にちなんで、天空グランプリ、TGPと呼称しましょう。主催は私め、リバTが務めます。なお、勝っても賞品はありません』

 

アスト「いや、NOVAを倒せば、名誉が手に入る」

 

リモートNOVA『俺なんかに勝っても、名誉かなあ? 俺は別にゲームに強いと自慢したことはないんだが。ゲームにそこそこ詳しいと自認してはいるが、上には上がいっぱいいるしなあ』

 

アスト「お前を倒さないと、オレは先に進めない男になってしまったんだ……と井上和彦声で訴えるぞ」

 

リモートNOVA『だったら、こっちは飛田展男声で、「貴様のような奴がいるから、戦いは終わらないんだ。消えろ!」とキレなければいけないだろうが』

 

リバT『はい、2人とも闘志をギラつかせて盛り上がって参りました。なお、両者の扱うデータは以下の通りです』

 

●スカイロードNOVAin星霧号

 操縦能力:4

    高出力レーザー砲:4

    シールド発生装置:12

 

●アストas赤首ギャング

 操縦能力:4

    高出力レーザー砲:5

    シールド発生装置:8

 

リバT『さて、この戦いの行方はどうなると思いますか、マイ・クイーン?』

 

ダイアンナ「う〜ん、操縦能力は互角なので、レーザー砲の数はアストの方が1つ上で攻撃力が高い。一方でシールド発生装置はダディーの方が4つも上だから、打たれ強い。数値を合計するとダディーの方が上だから、ダディーが勝つのではないか?」

 

リバT『と、クイーンがおっしゃられましたが、果たしてこの対決、どちらが勝つのか? 握るダイスにすべてをかけて、やるぞ力の尽きるまで。天空グランプリの始まりです!』

 

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次のFF攻略作品は?

11作めに攻略するのは?

 

アスト「さて『サイボーグを倒せ』の次は、前々から言っていたように『真夜中の盗賊』がいいな、と思うんだが」

ダイアンナ「あたしとしては、『死の罠の地下迷宮』が順当だと思うけどね」

リモートNOVA『ほう。お前たちが攻略するなら、それも良し。しかし、俺はこの度、まだ攻略していない新作をプレイし始めた』

 

アスト「何だと? FFシリーズにそんな新作があると言うのか?」

 

リモートNOVA『そう。昔、買ったはいいものの、攻略せずに積んだままになった作品があってな。この度、「サイボーグを倒せ」を4種ヒーロー完全攻略を果たした形なので、この機会に積みゲーになっていた物を発掘してきた次第だ』

アスト「そ、それは前世紀最後の邦訳FFと言われた幻の作品じゃないか!?」

 

リモートNOVA『そう。去年、34巻めの「魂を盗むもの」が初邦訳されて、50巻「火吹山の魔法使いふたたび」や66巻「危難の港」に続いて、よっしゃあ、新作を頑張るぜ〜と喜んで解いていた俺なんだが、考えてみれば、まだ解いていない作品を持っていたのを思い出してな』

 

アスト「そういうのを宝の持ち腐れって言うんだぞ」

 

リモートNOVA『全くだ。Amazonで値段を見て驚いたぞ』

アスト「5万9000円だと? 何てプレミア価格が付いてんだよ?」


リモートNOVA『ああ。昔、600円ちょいで買った文庫本が、そんなバカみたいな値段が付いてんだな。何だか急に売りたくなったんだが、誰が買うんだろうな、こういうの?』

 

アスト「そりゃあ、お前みたいな物好きじゃないか?」

 

リモートNOVA『さすがに1冊のゲームブックに5万は出せんだろう。それだけあったら、FFコレクションが6セットぐらい買える』

 

アスト「まあ売りに出すかどうかはともかく、その前にきちんと攻略して思い残しがないようにしたいってことだな」

 

リモートNOVA『なお、俺が旧世紀に最後に攻略したFFは31巻の「最後の戦士」だと記憶する。よって、32巻の「奈落の帝王」と33巻の「天空要塞アーロック」が手付かずのまま積まれていたことになる。それと2人用ゲームブックの「王子の対決」だな』

 

ダイアンナ「念のために聞くが、何でプレイしなかったんだ?」

 

リモートNOVA『「奈落の帝王」はAFFシナリオ「謎かけ盗賊」の後日譚とのことで、そちらをプレイしてから遊ぶのが筋だと思い込んでいたんだな。で、結局、「王子の対決」も「謎かけ盗賊」も自分一人でプレイすることはできない、と思い込んでいたんだよ』

 

アスト「いっしょに遊ぶ友達がいなかったとか?」

 

リモートNOVA『TRPGに付き合う友人はいたが、彼らとはD&DやウィザードリィRPGソード・ワールドやブルーフォレストやゴーストハンターやTORGなんかをプレイしていて、ファイティングファンタジーは90年代半ばまでには時代遅れの代物になっていたんだな。FFの昔話をする連れはいたが、AFFは当時の旬のシステムじゃなくなっていた、と』

 

ダイアンナ「で、今は?」

 

リモートNOVA『その気になれば、妄想リプレイって形で「一人で複数のプレイヤー・キャラを操作して、会話ごっこでシナリオを解くソロプレイ芸」ができることに気付いてしまったからな。もちろん、やればできそうな気は昔からしてはいたんだが、「実際にそれをやると虚しいのではないか」と思うとなあ』

 

アスト「まあ、虚しいだろうなあ」

 

リモートNOVA『いや、それがだな。もっと虚しいのは「せっかく持ってるお宝を貯め込むだけで、何のネタにも使わないこと」だと感じてな。ついでに、「せっかく使えるソロプレイ芸の技を活用せずに、気恥ずかしいからってやりたいことをやらずに人生をだらだら過ごす」ことの方が虚しいと今は思う。一人話芸ということなら、落語ってのもそういうものだし、一人ボケ一人ツッコミという芸も称賛されこそすれ、人からバカにされるものでもないと悟ったわけだ。そう、今ならシステム次第で一人TRPGならできる。ただし、一人マーダーミステリーは無理なので、できることとできないことの区分けは必要なんだがな』

 

アスト「一人TRPGというのは理解に苦しむが、一人ゲームブックは普通だよな」

 

リモートNOVA『そう、元々ゲームブックコンピューターRPGは、ゲームマスターとプレイヤーの最低2人以上の複数人が必要なTRPGを、本やコンピューターがGMを代行することでソロプレイ可能にした作品ジャンルだ。で、コンピューターがシステム処理を代行してくれるおかげで、一人で複数キャラを扱うことも容易にしたり、ゲームブックはソロプレイ用にシステムを簡略化したりしながら、独自の発展を遂げて行ったり、まあ歴史経緯を辿れば、いろいろ語ることはできる』

 

アスト「話せば長くなりそうだから、今はいい」

 

リモートNOVA『そうか……(残念そうな顔)』

 

アスト「とりあえず、今は『天空要塞アーロック』の話をしろよ。それが記事の目的なんだろう?」

 

リモートNOVA『ああ、アーロックの話をしようじゃないか。深遠な大宇宙の闇に通じる話をな』

 

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