ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

快盗たちの狂詩曲

@当ブログは我々が乗っ取った

 

よう、読者の諸君。

オレのことは知っているな。

 

何? 知らないだと?

お前は誰だ? だと。

 

チッ、これだから令和の人間は無知で困る。

オレはアスト。

昔は読者Aと呼ばれたこともあるが、今は快盗団マーキュリー・バットのエース、その名も高きスピードAだ。

タイムジャッカー電撃隊と名乗っていたこともあるが、その名は賞味期限切れらしいし、今はタイムマシンが壊れて未来へ帰れなくなったから、時空快盗は廃業だ。

代わりに、令和とは異なる珠保時代から来た異世界快盗として、一から出直すことになった。

 

そして、目的はこの災い多き令和の時代を、ハッピーな珠保時代に書き換えること。

何? 珠保時代の何がハッピーかって?

そんなの決まっているだろう。

平成ライダーの長い時代の後に、新たなヒロイン「花粉ライターJUHO」が始まったんだぞ。

そして、オレはJUHOこと翔花ちゃんの前に現れる謎の男エースとして登場し、やがて心強い味方となる予定だ。珠保時代では、熱血とクール、そして時に人情味あふれるコミカル演技もできる「エースのアスト」が、ライターファンの間では絶大な人気を誇るわけだ。

 

とにかく、珠保時代について詳しいことを知りたい、賢明な令和人は、この記事を参照すればいい。

いずれは、ゴブリンスレイヤー対決で、このWhite NOVAのブログ時空全体を改変するつもりだが、手始めに拠点として、このGTライフのアステロイド監視所を奪うことにした。

欲しいものは、この手でつかみ取る。それが快盗の流儀だからな。

 

@敵か味方か、驚異の高速戦士

謎の男「あ、翔花ちゃん、見~つけた♪」

晶華「へっ? あ・な・た・誰?」

リバT『ま・さ・か?』

謎の男「そう、そのまさかさ。ピンチの翔花ちゃんと、何だかよく分からない自由の女神っぽいモンスターの前に、颯爽と現れたイケメン戦士。その名は……」

ケイソン『ウルサイ。貴様、邪魔ヲスルナ!』

謎の男「チッ、せっかくの自己紹介を邪魔するとは、相変わらず無粋な奴だな、キング。だが、今はお前の相手をしている時間はない。あばよ!」


SHPEEEEN!

一陣の疾風と共に消失す。


晶華「キャーーーーーッ」

リバT『ミ・ス・ト・レ・ス・が・拉・致・さ・れ・た? こ・の・重・加・速・空・間・の・中・で、何・て・ス・ピー・ド! あ・れ・が・話・に・聞・く……』

ケイソン『まーきゅりーばっとノ……すぴーどA……』

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

晶華「ちょっと離して。この人攫い! 変態ストーカー!」

謎の男「ひどいなあ、翔花ちゃん。ピンチのところを助けてやったんじゃないか。あのままだと確実に、悪霊に取り憑かれたキングに酷い目に遭わされていたんだし」

晶華「一難去って、また一難よ。あなただって、敵じゃない。名前は忘れたけど、賞味期限切れなタイムジャッカー電撃隊のストーカーA!」

エース「スピードAだ! それに今はタイムジャッカーの名は捨てた。平成ライダーの終わりと共にな。今は珠保時代から来たという新設定で活動している」

晶華「ドロンボー一味が、これまたアクダマンになったみたいなもの? それとも、悪のオジャママンと言った方がいいかしら? あなたの役どころは、ボヤッキー? それともトボッケー? セコビッチー? ジュリー・コケマツ? コスイネン? ダサイネン?」

エース「初代のグロッキーを忘れるな! って、そうじゃなくて、とにかく翔花ちゃんをここまで連れて来たのは他でもない」

晶華「翔花じゃない。それは今やお姉ちゃんの名前で、吸血花粉症ガールから生まれ変わった今の私は、太陽サンサンの粉杉晶華。親しい人はアッキーともいう」

エース「だったら、アッキー!」

晶華「お前が呼ぶな! くらえ、花粉症バスター!」

エース「うお、目が、目が~!」

晶華「さあ、今のうちに逃げ出して、リバTちゃんを助けに……」

エース「ま、待ってくれ。翔花ちゃん、いや太陽サンサンの晶華さま。土下座でも何でもするから、せめて、もう少しオレの話をきちんと聞いて、助けてくれ(涙目)」

晶華「ちょ、ちょっと、いきなり何を這いつくばっているのよ。これじゃあ、女王に仕える下僕みたいじゃない? 大体、涙目は女の子の専売特許よ。あなたが使っても、ちっとも心を動かされたりしないんだから」

エース「いや、涙目は花粉症バスターの影響なんだが。それに、翔花ちゃん、いや晶華さまが女王で、このオレが下僕騎士だという関係は、未来世界において確定された事実。忘れたとは言わせません」

晶華「いいえ、忘れたわ。そんな女王モードのアナザーショーカ、吸血花粉症ガールの通称バットクイーン、アンナ・ブロシアは、私からは切り離され、リバTちゃんの中に封印されているの。だから、この私があなたたちの女王に祭り上げられる理由は消えた。そんなことは、この一年ばかりの花粉症ガールの物語、NOVAちゃんのブログをきちんと追いかけている殊勝な読者さんなら周知の事実。知らないなら、花粉症ガールファンクラブの会員資格を剥奪よ!」

エース「ガーン。オレはあれから、いろいろバタバタしていて、翔花ちゃん、いや晶華さまの物語を飛ばし飛ばしにしか追跡していない。コミックに例えるなら、1巻から5巻までは読んだけど、いつの間にか18巻ぐらいまで巻数が進んでいて、一度は闇堕ちした翔花2号ちゃんが光サイドに転生したエピソードを読んでいないようなものか。え、敵だったベジータがいつの間に味方に? スーパーサイヤ人って何? 魔人ブゥって誰? ヤムチャが何回死んだ? ってことが一切分かっていないのに、一丁前にドラゴンボールマニアを名乗っていたようなものか」

晶華「何だか、例えが古いんだけど。とにかく、今からでも遅くない。あなたが読み飛ばした花粉症ガールの物語をしっかり追跡し直すなら、ファンを名乗ってもいいわよ。生まれ変わった私を見習って、一から出直すことね」

エース「いや。そうしたいのはやまやまなんだけど、今は時間がないんですよ、アッキーさま」

晶華「アッキーさま? それはそれで悪い響きじゃないわね。特別に許すわ、ええと、ストーカーA」

エース「いえいえ。アッキーさまの物語を全部チェックしていないオレには、ストーカーなんて称号は重すぎます。今のオレは元ストーカー、すなわちスットコA程度の呼称が似合いかと」

晶華「ふ~ん、随分と殊勝な態度じゃない。あなたはずっと敵キャラだと思っていたけど」

エース「とんでもない。このオレは、White NOVAと敵対したことはありますが、翔花ちゃんや今のアッキーさまと敵対したことは一切ございませんとも。このエースのアストは常々、花粉症ガールを応援して生きてきました。あのバラの騎士マシュマー・セロハマーン・カーン様を敬い、あのバラの騎士ネオフランスのジョルジュ・ド・サンドがマリアルイゼ様を慕い、あのバラノポーダ・バランが光を好むあまり、爆薬入りの照明弾を飲み込んでしまうぐらい、花粉症ガールに夢中なのです」

晶華「最後のたとえは何よ? 私が爆薬入りの照明弾だとでも言いたいわけ?」

エース「燃える愛と光の暗喩だとでも受け取っていただければ」

晶華「ふ~ん、大怪獣バランのことはよく分からないけど、後でNOVAちゃんに聞いてみる。で、あなたは私に助けてくれって言っていたけど、何を助けるのよ。私だって、ケイソンからリバTちゃんを一刻も早く助けたいんだから、無駄話はそれぐらいにして、要件を言いなさい。それでも、あなたはスピードA? 寄り道脱線無駄話は、NOVAちゃんの専売特許なんだから」

エース「分かりました。実は、アッキーさまの御力で、オレを庇って重傷を負った仲間のダイアナ・ジャックを癒して欲しいんですよ」


@快盗たちの事情


エース「よう、ダイアナ。元気出せ。癒し手を連れて来たぜ」

ダイアナ「くっ、まさか敵に情けを乞うなんてね。花粉症ガール、粉杉晶華。バットクイーンのあなたを、あたしは殺したいぐらい憎んでいる」

晶華「そう? だけど、あなたはいい人ね」

ダイアナ「何だと? あたしはお前の敵なんだぞ」

晶華「うん。だけど、私の名前をお姉ちゃんと区別して、きちんと晶華って呼んでくれた。ちゃんと、私の物語を追っかけてくれた証拠じゃない。中には、翔花と晶華をごちゃ混ぜにして、ブログ名を翔華伝なんて間違えてしまう残念な人だっているのに。それに、あなたが怪我した理由が、Aちゃんをケイソンの攻撃から庇ってのことって聞いて、ああ、仲間想いのいい人なんだって気になったの」

ダイアナ「それは当然だ。敵のことをしっかり研究するのは戦術上当然だし、あたしにとってエースは大切な男だからな」

晶華「うん。私がNOVAちゃんのことを好きなのと同じくらい、ダイアナちゃんはAちゃんのことが好き。そういうことだったら、私も全力で応援するんだから。怪我したところを見せて。ハイラスおじさん直伝の薬草術で、きちんと治してあげるから」

ダイアナ「いいのか? 怪我が治れば、あたしはお前に危害を加えるかもしれないのだぞ」

晶華「その時は私も全力で応戦するつもりだけど、今の私たちの敵は別にいる。そうでしょう?」

ダイアナ「……確かにな。あのケイソンとかいう悪霊から、あたしたちは仲間のキングを助けないといけない。しかし、その手段がなくて困っているのだ」

(ダイアナの治療をしながら、状況説明をしたり)

エース「あれは、9月の話です。オレたちマーキュリー・バットが拠点を求めていたところ、このアステロイド監視所が空き家になっていることに気付いた」

晶華「おかしいな。ここはハイラスおじさんや、ドクター・ウルシェードさんがメガネンジャーの活動拠点としても、しっかり留守を守っていたはずなんだけど」

エース「一応、こんな書き置きが残されてありまして」

晶華「どれどれ。『NOVA司令へ。海の日なので、ドクターと一緒に海へ行ってくるでござる。遊びに行くのではなくて、近頃の時空異変が海に与える影響を調べるためにな。大丈夫、すぐに帰る予定だ。次元ドルイドのハイラス』 なるほど、夏休みに遊びに行ったんだね。でも、その後、どうなったの?」

エース「さあ。オレたちがここに来たときには誰もいない、もぬけの空みたいでした。だから、ちょうどいい、しばらくここで寝泊りさせてもらおうと考えたんです。もしも宿主が帰って来たら、物騒だから代わりに留守番をしてあげたと言うつもりで」

晶華「ふ~ん、親切な通りすがりさんみたいなことを言ってるけど、結局は不法侵入者の言い訳じゃない」

エース「仕方ないじゃないですか。オレたちは秋のゴブリンスレイヤー対決に備えて、どこか落ち着いたところで、ゲームのルールを研鑽しなければならない。そのための拠点として、ここがいいと思ったんですよ。しかし、まさか、ここに悪霊が巣食っているとは思わなかった次第」

晶華「推測するに、9月14日の土曜日にケイソンの悪霊が復活して、KPマーク3ちゃんに憑依して、侵入者のあなたたちに襲い掛かってきた。あなた達は強力して迎え撃ったものの、クラブキングさんが悪霊憑依のドゴランアーマーに魅入られてしまい、身にまとって事態が悪化した。そこに私たちがやって来て、事件に巻き込まれたってところね」

エース「さすがの御明察です、アッキーさま」

晶華「分からないのは、どうしてKPマーク3ちゃんに今さらケイソンの悪霊が取り憑いたかってことよね。あなたたちが悪霊召喚の儀式でも行ったんじゃないの?」

ダイアナ「どうして、あたしたちがそんなことをしなければいけないんだい? 大体、霊の召喚なんて物騒かつ器用なことをできる人間は、あたしたちの中にはいない」

晶華「う~ん、そう言えば、前にNOVAちゃんが言っていたような気がする。『マーク3が長らくロイミュードの魂を宿しているうちに、誰かの魂を宿していないと落ち着かない体になった』って。この辺の記事を参照かな」

エース「なになに? TRPGをするために、10年前の自分の魂を召喚しただと? もしかすると、その副作用で、悪霊まで召喚しちまったんじゃないのか?」

ダイアナ「つまり、今回のケイソン事件の伏線は、7月の時点ですでに撒かれていたってことかい?」

晶華「え? だったら、もしかして悪いのは時空を歪めたり、自分自身とはいえ魂を弄んだNOVAちゃん自身ってこと?」

エース「要するに、オレたちはあのWhite NOVAの巧妙な仕掛けに巻き込まれたってことか」

ダイアナ「さすがは、恐るべき妄魔時王ってところね。だけど、原因が分かれば話は早い。ここにWhite NOVAを連れてきて、責任を取らせればいい」

晶華「あっ、でも待って。今回の件は、NOVAちゃんには解決できない。確か、そういうルールだったと思うの」

ダイアナ「どういうことだい?」

晶華「この記事を読めば分かることなんだけど、NOVAちゃんがケイソンに触れると、奴の下僕に変えられてしまう。つまり、今の状況で、ここにNOVAちゃんを連れて来るのは、非常に危険なの。この状況を打開するのは、やっぱり私、花粉症ガールしかいない」

エース「いいや。アッキーさま、この戦いを、あなた一人に任せるわけにはいきません。ケイソンの素体になっているクラブキングは、オレたちの仲間。ならば、オレたちマーキュリー・バットも他人事とは言ってられねえ。そうだろ、ジャック」

ダイアナ「そうね。NOVAの不始末の尻ぬぐいとか、花粉症ガールの手伝いとかはどうでもいいけれど、仲間のキングを助けるため、と言われたんじゃ、協力しないわけにはいかない。だけど、何か手はあるのかしら? 言っておくけど、あたしとエースちゃんの攻撃は何一つ通用しなかったんだよ。ただでさえ強固な物理防御力を秘めたクラブキングの装甲に、エネルギー吸収の能力を宿したドゴランアーマーが加わると、一切のダメージが通らないわけ。あたしの幻術や、エースちゃんのスピードで翻弄することはできるけど、攻撃の手段がないのではどうしようもないのさ」

晶華「……相手の弱点は二つ考えられるわ」

ダイアナ「ほう。それは是非、聞かせて欲しいわね」

晶華「一つ。ドゴランアーマーは蜂の毒に弱い。つまり、KPちゃんを犠牲にするなら、蜂毒バスターが効果的なんだけど、相手がケイソンの悪霊パワーや、クラブキングの力を使えるなら、何か抵抗手段を編み出してくるかもしれない」

ダイアナ「なるほど。ドゴランアーマーだけなら弱点を突けばいいけど、他の能力が付与されるなら、弱点がそのまま通るとは限らない。攻め手が一つなら、それが通じないと終わってしまう。戦うためには二手先三手先を読む必要があるってことか。意外と頭を使うじゃないか」

晶華「NOVAちゃんだったら、行動を起こすためには最低でも三つのオプションを考えておけって言うけどね。私は未熟だから、二つまでしか考えられない」

ダイアナ「その二つめは? もったいぶらずに話してみな」

晶華「リバTちゃんの中に封じられている女王の力、バットクイーンの魂を呼び起こす」

ダイアナ「封じられた女王の力だって!? そいつを解放すると、どうなるんだい?」

晶華「今の私は消えて、あなた達のクイーンが戻ってくる。そうすれば、バットクイーンの魔力、そして超音波攻撃が使えるようになる。クラブキングは怪獣ガニメの眷属だから、コウモリの超音波に弱いって、前にNOVAちゃんが言っていた。ただ、その手段を使うと、私がいなくなって、たぶんNOVAちゃんと別れることになって(涙目)。あ、だけど、あなた達にとっては女王の帰還って望ましいことなんだよね」

ダイアナ「……そうでもない」

晶華「どういうこと?」

ダイアナ「前にNOVAの奴が言っていたのさ。あたしと、あんたは合わせ鏡のような存在だって。それを聞いたときは、言っている意味がよく分からなかった。あたしはバットクイーンが嫌いだし、無理やり従えさせられたところもあって、機会があれば、あの女を倒して自ら女王になりたいとさえ思っていたんだ。だけど、今のあんたはバットクイーンじゃない。一言で言えば『いい子』だ。あんたはあんたのままでいて欲しい。これが偽らざるあたしの気持ちだ」

晶華「うん、ありがとう。だけど、私は必要があれば、女王の力を解放するよ。それで、今の事態が解決するのなら、NOVAちゃんの不始末が修正できるなら、私は消えたって構わない。だって、私が消えたって代わりがいるんだもん。もうすぐ、翔花お姉ちゃんが修行を終えて帰ってくる。今はそんな気がするから」

ダイアナ「前言撤回。やっぱり、あたしはあんたのことが嫌いだ。……いい子すぎる。あの女はもっと生き汚くて、わがままで、底意地が悪くて、自己犠牲なんて考えるタマじゃなかった。だからこそ、闇の中で生き抜いて、鮮烈な炎を放つこともできたんだ。けれど、いい子が散って、悪い女が蔓延るだけの闇の世界なんて、あたしはゴメンだね。粉杉晶華、あんたを決してバットクイーンにはさせない。無垢な魂が穢されるのを見たくもないし。そうだろう、エース」

エース「オレは別にどっちでもいいんだけど、大切なことはただ一つ。それは、オレが翔花ちゃん、いやアッキーさまと共に戦えることだ。ファンとして、これほど嬉しいことはない。オレはいつでも、花粉症ガールのために戦う男だからな」

ダイアナ「……お前に聞いたあたしがバカだったよ。羨ましいぐらいに、単純なんだから」

エース「そこに惚れたんだろ? お前はいちいちややこしい理屈をこねすぎなんだ。男の癖にうじうじしやがって。好きなものは好き。嫌いなものは嫌い。欲しいものは手に入れる。ただし、相手の気持ちは尊重する。オレたちは快盗だが、悪党じゃねえ。盗みは華麗に、美学をもってするのがポリシーだ」

ダイアナ「……そうだな。自分を偽っていたあたしが間違っていたよ。その点では、この夏にWhite NOVAにいろいろ暴露されて、すっきりしたのも事実だ」

晶華「ふ~ん。何だかよく分からないけど、とにかく、まずはリバTちゃんを助ける。後は、出たとこ勝負で戦うのみよ。大丈夫、白き新星の輝きが導いてくれる」

エース「それは少し、いや、か~な~り、不安なんだが。行き当たりばったりで、右往左往させられそうで」

晶華「だけど、最後はきっとハッピーエンドになるんだから、私はそこに向かって突き進む!」

ダイアナ「やれやれ。未来の絶望に染まったバットクイーンとは、大違いだ。これも今を生きるNOVAの影響ってことかね。この無垢さは、あたしにはちと眩しすぎるか」

(当記事完。次話「蝙蝠女王・新生」につづく)