ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

20周年記念スケジュールの話

★時空魔術師、来たりて

 

 

NOVA「と言うことで、20周年記念前にどうやら悪霊退治をしないといけないかもしれない」

 

アスト「ハッ? 何が、と言うことなのか、前置きも何もなく唐突に話して、ちっとも分からん。分かるように話せ」

 

NOVA「察しが悪いなあ。かくかくしかじかだよ」

 

アスト「それで分かるか! TRPGで『一度した状況説明を繰り返すのを省略するテクニック』を使っているんじゃねえぞ。お前の頭の中を、全ての人間が分かると思うな。ただでさえ、異次元人みたいな頭の中をしているんだから、まずは、お前がここにいる理由から説明しろ」

 

NOVA「俺が今回ここにリモートでなく、直接来たのは他でもない。いよいよ来週に迫った11月16日の20周年記念祝賀会へのお誘いと頼みごとのためだ」

 

アスト「お前が他人に直接、頼みごととは珍しいな。大体、やりたいことは一人で解決して、他人の力を当てにしない独り善がりな奴だと思っていたが」

 

NOVA「『他人の力を当てにしない』は褒め言葉だが、どうして『独り善がり』なんて貶し言葉を付けるんだ? 俺はそんなに『独り善がり』に振る舞っているか?」

 

アスト「結構、『俺ルール』って言ったりするだろうが」

 

NOVA「『俺ルール』は俺自身を縛るルールであって、他人に押し付けているつもりはないんだがな。俺は基本、『自分に厳しく、他人に優しく生きているつもり』で、だけど『その優しさに甘え続けて害を為す人間には強烈にしっぺ返しをすることも稀にある』程度だぞ」

 

アスト「まあ、『独り善がり』というのは、他人の意見を聞かずに、自分だけが正しいと思いこんで好き放題に振る舞う態度だからな。お前が他人の意見を聞かないとは思わんが、それ以上に自己主張が強すぎた場合、自分の意見が通らなかった相手、自分の主張を拒絶された相手は、『独り善がり』と文句を言いたくもなる」

 

NOVA「つまり、客観的に他人の話を聞かないのか、それとも特定個人の意見を却下するのかによって、独り善がりの意味が変わってくるってことだな。まあ、総じてコミュニケーションが不得手な場合に、独り善がりが発生しやすいと考えるが」

 

アスト「オレに翔花ちゃん救出の手伝いをさせろ」

 

NOVA「お前の力は借りん。どうせ、それで恩を売って、翔花と付き合わせろ→翔花を寄越せ、とエスカレートするに決まっているからな」

 

アスト「そうやって決めつけるところが、お前が『独り善がり』と言われるところだぞ。少しはオレの気持ちになって考えてみろよ」

 

NOVA「お前の気持ち?」

 

アスト「翔花ちゃんを愛しているんだ」

 

NOVA「知っている」

 

アスト「だったら何故、この気持ちを受け入れてくれないんだ!」

 

NOVA「翔花がお前のことを愛していないことも分かっているからな。お前を愛しているのは、ほら、そこにいるだろう?」

 

ダイアンナ「……アスト、お前はあたしというものがありながら、まだ浮気癖が治らないのか!?(ゴゴゴゴゴ)」

 

アスト「フッ、人は浮気をするもの」

 

NOVA「この局面でカリバーの真似をするとは、空気の読めない奴」

 

アスト「……ってか、オレは最初から翔花ちゃん大好きキャラで生きてきたんだ。この純愛は決して浮気じゃない」

 

NOVA「まあ、お前が翔花のことを忘れて、ダイアンナとハッピーな関係を紡ぐようになったら、話のネタとして面白くなくなるのも事実だがな。両思いのカップルになってしまえば、ラブコメは成立しない。やはり、想いのすれ違いこそがドラマを面白くする、と俺は思うわけだし」

 

アスト「というか、ラブコメを理屈だけで作ろうとするなよ。お前はそもそもラブコメに興味のない朴念仁じゃないのか」

 

NOVA「別に、恋愛に興味のない、女心を察しようとしない男を、朴念仁というわけじゃないんだがな。最近のラブコメは、そういう誤用が多く見られがちで、勘違いしている者も多いが」

 

ダイアンナ「つまり、ダディーは朴念仁ではないと?」

 

NOVA「朴念仁とは、頑固一徹で飾り気がなく、無愛想で人当たりが悪い分からず屋を意味するんだが、基本的にはマジメな職人肌で、遊びはせずに仕事だけに集中するキャラを意味する。俺はセイバーの大秦寺さんは朴念仁キャラだと思っていたんだが、前回の放送でロック方面に振り切れるキャラを見て、そうではないことが分かった」

 

★前置きが長いので仕切り直し


アスト「さっきから何の話をしているんだよ。そんなことを語りに、ここに来たわけじゃないだろうが」

NOVA「お前が、『独り善がり』とか『翔花好き』とか『朴念仁』とか変なキーワードを連発して、俺の寄り道脱線回路を刺激するから悪いんだろうが!?」

アスト「人のせいにするなよ。そんな回路を内蔵してるのが悪いんだろうが。いっそのこと、外してしまえよ」

NOVA「フッ、人は寄り道脱線をするもの」


リバT『何だかカリバーさんの「いたずらに主語を拡大一般化した自己弁護はぐらかし妄言」が、一部の層のツボに刺さっているようですね。しかし、このままだと話がこじれる一方なので、私めがこの場を仕切らせてもらいます』

NOVA「では、リバTに仕切りを任そうか。とりあえず、この俺がここに来た経緯を示してくれ」

リバT『別ブログのこの記事を見ればいいのですね。なるほど、大体分かりました。簡単にまとめると、「20周年記念は、グランドマスターの拠点のあるクリスタル湖畔と、コンパーニュの南にある屋久島の二会場をリンクさせて、人が集まって密を防ぐために屋外パーティーで行う」ということですね。そのための障害排除と準備に、マーキュリー・バットの手を借りたい、ということですか』

アスト「悪霊ケイソンか。オレたちマーキュリー・バットにとっても無関係な敵ではないが。オレたちとアッキー様が協力してケイソンと戦い、きれいに和解したエピソードが読みたければ、回想シーンとして勝手に読めばいいが、悪霊だけあって、あいつは手強かったぜ」

触手キング「うむ、しかし奴を倒すことで、吾らは絆の力を獲得し、個々としてもパワーアップを果たして、その功績が認められてこの地を拠点に授かったのでごわす。言わば、悪霊ケイソンを倒すことが、吾らのステータスにもつながる重大事なのでは?」

ダイアンナ「クリスタル湖畔でアッキー様と協力して、復活予定の悪霊を倒し、その流れで20周年を盛り上げたい、とダディーは考えているんだね。その話、乗ったよ」

アスト「クイーンのジャッキーがそう決めたなら、オレはチームのAとして従うまでだけどな。最近はA兄さんの活躍が旬だったみたいだし、同じAの称号を持つ者として、オレもここらで活躍しておきたいしよ。敵がヤプールみたいにしつこい悪霊なら、オレたちも花粉症ガールをサポートする悪霊退治の専門チームぐらいの立ち位置として認められれば、今後も出番が保証されるわけだ」

触手キング「Tentcle Ace Queen、吾ら3人をそれぞれ象徴する頭文字をつないでTAQでごわすな」

アスト「何で触手をトップに立てるんだよ。オレたちの格付け順で行くなら、QATの方がいいだろうが」

ダイアンナ「チーム名は、マーキュリー・バットを縮めてMATマットの方がダディー好みだと考えるがな」

NOVA「マッドな集団じゃなければ、それでいい。とにかく、お前たちのミッションは、クリスタル湖畔で晶華と協力して、悪霊退治をするかたわら、未来世界でのサバイバル経験を活かしたアウトドア技術で、屋外バーベキューパーティーが開催できるように準備を整えることだ」

アスト「バーベキューって、肉とか食材はどうするんだ?」

NOVA「あの近辺には、ボーパルバニーを初めとする野生動物が出没するから、そいつらを狩ればいい。一応、晶華が経験者だし、最近ドルイド技能に覚醒予定だからな。一応、アウトドアのイロハはハイラスから学んでいるし、元々は植物の精霊少女だから、全くの門外漢でもない。野外での生存技術は、インドア派の俺よりも娘の方が圧倒的に頼りになるわけだ」

アスト「まあ、オレもパグマイアでは、ハンターなんて演じているしな」

ダイアンナ「あたしのルビーも出自は猟犬さ」

NOVA「TRPGのキャラ知識が、どこまで役に立つかは分からんが、お前たちには実績があるから、その辺は信頼しているぜ。アストもインドア街道まっしぐらな俺と違って、よりアクティブに生きて来ただろうしな」

アスト「未来に飛ばされる前は、オレもインドア派だったさ。しかし、生き延びるためには、オレも強くならないといけなかったんだ。守りたいものを守るために強くなる、それがヒーローってもんだろう?」

NOVA「否定はしない。お前が心に燃えるヒーロー魂を持った熱い男だというのは認めている。認めないのは、お前が翔花を執拗に追い回すことだけだ」

アスト「今は、別に執拗には追い回していないだろう? ずっと、ここでおとなしくしてるし、翔花ちゃん救出のために、そっちのフェアリーガーデンのプレイに参加したい気持ちをグッと抑え込んでいるんだ。俺の翔花ちゃんへの気持ちは、今はストイックなファンとしての想いに昇華されているぜ」

NOVA「とにかく、翔花はガイア様の後継者になる予定の娘だからな。公認パートナーも、獣の皇子のシロ君に決まっているのが、ほぼ確定された未来なんだ。お前がいかに熱い情熱で愛を訴えようが、その思いは成就しない。それは受け入れた方がいい」

アスト「……未来が決まっているからと言って、それであっさり諦めてしまうようじゃ、愛とは言えないぜ。少なくともオレは自分のこの想いは大切にしたいんだよ。たとえ成就することはなくとも、父親のお前に反対されても、妄想するのはオレの自由だ。現実では満たされない想いを抱えながら、人は妄想で自分をしばしば癒す。お前にオレの妄想を止める資格はない。たとえ、お前が神であったとしてもな」

NOVA「別に止めねえよ。傍目にそれが滑稽に見えたとしても、俺はお前の夢や妄想を否定はしない。ただ、それを受け入れるかどうかは、話が別だ。理解はできても、認め難い想いはあるし、そいつが俺の世界を脅かすなら、俺は断固として拒絶し、戦うまでだ」

アスト「ああ、オレも欲しいものは、いつか、この手で奪いとる。それが快盗ってもんだろう」

NOVA「人の娘を、もの扱いするんじゃねえぞ」

アスト「まあ、さすがに心まで盗めるほど、オレは器用じゃないからな。相手の心を無視してまで、無理やりどうこうしようってのはオレの流儀とは違う。とにかく、20周年記念の話は受けとった。安心して、オレたちに任せるといい」

NOVA「ああ、だが、その前に、マウの呪文記事を研鑽する時間ぐらいはあるかな。ネコの魔法は、死霊の力を利用するものが見られて、悪霊と戦うための予習にもなるかもしれないからな」

(当記事 完)