ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

「バルサスの要塞」攻略感想(2)

バルサスの魔法

 

ダイアンナ「火吹山に続いてバルサス攻略話2回めなんだが、最大の違いは魔法ルールだ」

 

アスト「全部で12種類の魔法を回数制限の範囲で選択するのは、クラシックD&Dにも似て、面白いルールだな」

 

リバT『現在の日本でクラシックD&Dとしてイメージされる赤箱ベーシックルール(オリジナルD&Dから数えての4版)が本国で登場したのが1983年(邦訳は1984年)。奇しくもバルサスが本国イギリスで出たのも1983年ですね』

アスト「なるほど。まさに同時期のゲームってことだな。ところで、今回プレイしたキャラの能力はどうなんだ?」

 

ダイアンナ「こうだな」

 

技術点11、体力点23、運点10、魔法点13

 

ダイアンナ「バルサスの魔法点は2D6+6で決めるので、期待値どおりだ。これで魔法を13個持って行ける」

 

アスト「システムが違うとはいえ、いきなり13回も魔法が使えるのは凄いな。クラシックD&Dだと10レベルぐらいだぞ」

 

ダイアンナ「魔法リストは以下の通り。( )内にあるのは今と異なる旧訳だ」

 

・魔物写し身(妖怪うつし)

・心話=ESP(千里眼

・火炎

・愚者の黄金

・幻影(目くらまし)

・浮遊

・運回復(開運)

・防御

・技術回復

・体力回復(体力増強)

・強化(怪力)

・弱体化(骨抜き)

 

アスト「新訳は安田先生らしいが、オレには旧訳の方がしっくり来るな。AFF2版の訳も、旧訳に基づいているし、〈怪力〉と〈骨抜き〉はそのままでも良かったんじゃないだろうか。〈妖怪うつし〉がそのまま使えないのは分かるが」

 

リバT『旧訳のバルサスは、モンスターを妖怪と訳していましたからね』

 

アスト「同じ訳者でも、火吹山では怪物だったから、バルサスの妖怪呼ばわりには違和感だったな。まあ、出てくるのが猿犬とか、円盤人とか、つむじ風女とか、変なのが目立つので、オーソドックスなファンタジーの火吹山とは世界観が違うような雰囲気でもあるんだが」

 

ダイアンナ「世界観は同じだろう? タイタン世界のアランシア大陸なんだから」

 

アスト「火吹山とバルサスが同じ世界の別地域だと判明したのは、9巻の『雪の魔女の洞窟』が最初だな。本国ではシリーズ3年めの84年の話だ」

 

リバT『そして、ザゴールとバルサスとザラダン・マーが同じ悪の魔法使いを師匠に持つ兄弟弟子だったと判明したのは、86年のワールドガイド「タイタン」からですね。日本では90年に訳されましたが』

 

ダイアンナ「世界設定の話はさておき、魔法の使い勝手について解説していきたい」

 

バルサス魔法の使い方

 

ダイアンナ「どの魔法を使うかは、その都度パラグラフで指定されるんだが、3種の回復魔法はいつでも使える分、お手軽だ」

 

アスト「火吹山では、どれか1種の飲み薬を選んで持って行く仕様だったが、バルサスは回復しやすいゲームと言えるな。その分、火吹山にあった食料で回復というルールがなくなったが」

 

ダイアンナ「火吹山は迷宮探索の時間経過が曖昧だったからなあ。バルサスは夜に要塞に侵入して、翌朝に主人と決着だから一晩の物語と決まっている。のんびり食料を食べている余裕はないのだろう」

 

アスト「確かに、お宝探しの迷宮探検家と、要塞に潜入する暗殺者の魔法戦士だからな。緊迫感が違うか」

 

ダイアンナ「3種の回復魔法は持って行くとして、一番便利なのは〈浮遊〉だな。落とし穴にハマっても安心だし、バルサスとの決戦にも必要だし、要塞からの脱出にも使うように示唆されている。〈浮遊〉が3つあれば安心度が全然違う」

 

アスト「D&Dの浮遊魔法(レビテーション)は上下移動だけだが、こっちの〈浮遊〉は自由に空中移動できるので扱いやすいな」

 

ダイアンナ「潜入工作では非常に便利な魔法だ。一方、〈火炎〉があまり役に立たない印象だ。序盤で植物の根っこみたいな触手を退治したり、VS洗濯おばさんでは洗濯物を焼くことで生き延びたりできるが、派手な攻撃魔法は使えないことの方が多い」

 

アスト「そもそも洗濯おばさんと戦うのって、どれだけ好戦的なプレイヤーだよって言いたいよな。向こうは別に襲いかかってくるわけじゃないのに」

 

ダイアンナ「無害な幽霊なんだけど、彼女がピンチになると子どもたちの幽霊が襲いかかって、洗濯物に絡みつかれて窒息死するんだったな。そういう愚かな選択肢を選んだ時に、〈火炎〉が重宝する」

 

アスト「基本的には必要ない魔法だな。〈強化(怪力)〉も意外と使えなくないか?」

 

ダイアンナ「最初の猿犬・犬猿戦で使うと、力が強くなったために、剣を振ったら勢いが付き過ぎて、滑って手から飛び出してしまい、結局、素手で戦う羽目になるというドジが発生するんだな。〈強化〉という名称に反して、戦闘ではあまり使えずに、もっぱら要塞内の扉をこじ開ける用の呪文と化したわけだ。まあ、これもカギがあれば必要ないし、他のゲームで有効な力押し戦術があまり活躍できないのがバルサス流といったところか」

 

アスト「幻術系が充実しているのと、相手の心を読む〈ESP(心話)〉が便利だ。こちらは旧訳の〈千里眼〉よりも、新訳の方がいい感じだな。旧訳だとドアの向こうにあるものを透視できるような説明だったが、厳密にはドアの向こうにいる者の心を読んで存在を確かめる使い方らしい」

 

ダイアンナ「相手の心を読んで、攻略や情報収集に役立たせる系は非常に重要だ。バルサス戦でも最初に使うと、相手が陽光に弱いことが分かるし」

 

アスト「ESPはクラシックD&Dでも2レベル呪文だが、2レベルは戦闘で使いやすい呪文が少なくて、幻影とかテクニカルな呪文が多い。そして、バルサスでもそんな感じの呪文が役に立つ」

 

ダイアンナ「〈愚者の黄金〉は、石を金塊に見せて、買い物詐欺や賄賂に使える呪文だが、お金で解決できる局面は限られているからなあ。バルサスの塔に入る前に使う機会がそれなりにあるぐらいか。一方、〈幻影〉はカラコルムの地下牢から脱出する際に必要なので持っていた方がいい」

 

アスト「戦闘では、〈魔物写し身〉と〈防御〉と〈弱体化〉が有効に使えそうだが?」

 

ダイアンナ「劇的なのは、バルサス戦で最初に戦う鉤爪獣相手に、〈弱体化(骨抜き)〉をかけた時だな。鉤爪獣は技術点9、体力点14だが、途中でこちらの剣をはじき飛ばして技術点に3点のペナルティーを与えてくるなど、結構苦戦する相手だ。しかし、弱体化1発で撃退できるのだから、絶対に使いたい場面と思う。一方、〈防御〉は便利なんだけど、通用しないことが多くて過信は危険だ。とりわけ、ルクレチアの熱視線には全く効かずに即死するわけで、良い印象があまりない」

 

アスト「ソーサリーの壁呪文WALは大活躍で、ゴブリンスレイヤーでもいろいろ活用されているんだがな。バルサスでの防御呪文は、光子力研究所のバリアの如し、と」

 

ダイアンナ「結局、お勧めは回復3種と、〈浮遊〉3回、〈ESP〉〈弱体化〉〈幻影〉の7種9回で、十分にクリアできる。後は好みに応じて選べばいいだろう。呪文の失敗文章もパラグラフの1つだし、そもそも呪文を選んでいなければ、失敗文を読む機会もないからな。効率優先だと成功する選択しかしないことになるが、ゲームブックを研究するには失敗研究や外れルートの確認も欠かせないってことで」

 

アスト「だったら、次は外れルートの確認をするか」

 

バルサスの中庭、完全攻略

 

ダイアンナ「要塞侵入の際の猿犬・犬猿は、どんな選択肢を選んでも大して問題なくクリアできるだろう。口八丁で騙すことも、〈愚者の黄金〉で騙すことも、〈浮遊〉で壁を乗り越えることも、剣で強引に突破することも容易くできる。一応、魔法の無駄遣いを避けるためには、薬草売りを名乗って、キルトログを助けに来たとでも言えば、あっさり中に入れるのだが。重要な選択肢は中庭に入ってからだな」

 

アスト「当たりルートは、前回も話した『暗がりグループに近づいて、焚き火の周りの4人組に強引に絡んで、呪文は使わずに(使っても無駄に終わる)、どうせ弱い奴らだから剣で倒して、銅のカギと軟膏をゲットすること』だな。中庭で銅のカギを入手していなければ塔の中の扉を開けるのに苦労するし、軟膏があればガンジーに対応できる。正解を知ったら、これ以外の選択肢があり得ないという話になる」

 

ダイアンナ「それでも、敢えて他のルートを見ると、中庭の中央を横切るのが危険っぽいな。いきなり警告の矢が飛んできて、対処を迫られる。その後、グレムリンのいる神殿で怪しい液体を飲んで、情報を得たり、体力回復したりの経験をしてから、地面から伸びた触手に襲われたりもする。結果、入手できるものは何もない」

 

アスト「アイテム集めが肝のFFで、何も入手できないルートはそれだけで外れってことだな」

 

ダイアンナ「情報としては、牢番のカラコルムがネズミ嫌いというビジョンぐらいだな。そして、もう一つの壁伝いルートは潜在的に最も危険だ。ガンジーに襲われて発狂したらしい男に噛みつかれたり、深い穴に落ちてゲームオーバーになりかけたりしながら、ゲットできるのは『小さな木の実』ぐらいだ」

 

アスト「何の役に立つんだ?」

 

ダイアンナ「さあな。後で分かるかもしれないが、結局、外れは外れだ。ともあれ、中庭を抜けると、塔の番人のサイ男に対処することになる。合言葉の『シミター』を告げたら、あっさり通してくれる。合言葉がなければ、いろいろすったもんだの口八丁や運、腕っぷしなんかを駆使して、何とか突破して、塔に侵入するわけだな」

 

バルサス塔の1階

 

アスト「塔に入ると、地下にはすぐに降りずに『扉の鐘を鳴らして、執事の案内どおりに進み、奥のガークを倒して、ヘアブラシを入手して、その後、図書室で217のキーナンバーを調べてから、169番の食堂大広間に到達する』のが正解ルートだったな」

 

ダイアンナ「だから、今回は別のイベントをチェックしよう。まずは鐘を鳴らさずに、いきなり取っ手を回すと、警報が鳴って円盤人(ホイーリー)という奇怪な護衛兵の襲撃に遭う。バルサス名物の一種だな」

 

アスト「円盤人のイラストは見たが、オレは戦ったことがないな。素直に鐘を鳴らして執事に案内させたから」

 

ダイアンナ「貼り紙の指示に素直に従っていれば、出会うはずがない相手ということだな。円盤人を倒したり、執事の案内を受けると、左の分かれ道(243)と右の分かれ道(2)を選ぶことになるが、243が正解のガークルート。しかし、敢えて2へ進むと、扉があって、その扉を開けたら落とし穴にはまって失神。気付くとカラコルムの地下牢にいる」

 

アスト「扉を開けないという選択肢はないのか?」

 

ダイアンナ「ある。通路はさらに先に進んで(343)、そこでまた右(249)と左(55)に分かれる」

 

アスト「とりあえず、右だな」

 

ダイアンナ「左へ進んでも結局、回り道をした挙句、249番に合流するんだけどね。そこには食料貯蔵庫がある。銅のカギがあれば普通に開けられるし、なければ体当たりで体力と運を減らしながら開けることになる。食べ物の中ではチーズだけが当たりで、他の肉、果実、パンは外れ。さらに部屋を出る際に、右の扉(281)と左の扉(13)を選ぶことになる」

 

アスト「外れルートなのに、分岐が妙に細かいな」

 

ダイアンナ「281は一見、当たりのように見えるんだな。『斥候人』という4人組の生き物がいて、彼らと上手く交渉すると、ガンジー対策に有効な『魔法のお守り』をくれる。その後、右へ進むと、さっきの13へ進むことになる。左なら169番の食堂大広間だ」

 

アスト「すると、図書室に寄れないので、217のキーナンバーを入手できないのか」

 

ダイアンナ「そうなんだ。つまり、ガンジー対策の『魔法のお守り』を入手しても、最後まで攻略できないというイヤらしさだな。なお、13の部屋は魔女たちの炊事場だ。ゲットできるのは、せいぜい〈豚草のエキス〉で、ガーゴイル退治に有効らしいが、そもそもガーゴイルと出会う必要がない。他にも魔女との交渉に失敗すると、地下のゴーレム部屋に転移させられたり、調理中の魚に攻撃されたり、炎の精霊デヴリンに焼き殺されたり、ろくな目に合わない」

 

アスト「結局は外れなのに、ずいぶんと手が込んでいるな」

 

ダイアンナ「外れが手抜きだと、すぐに外れって分かるからじゃないか。とにかく、『斥候人』が当たりだと思わせるのが、巧妙な罠だったということだな。当たりは、中庭の軟膏ゲット→ガーク→図書室しかなくて、『魔法のお守り』ではガンジーを突破できても、バルサスの部屋には入れないという意思悪な仕掛けになっていたわけだ」

 

アスト「ガーク→図書室の他に、ガーク→ギャンブルゲームというルートがあったな」

 

ダイアンナ「ゲームの種類は3つ。〈ナイフィ・ナイフィ〉と〈ルーンの石〉と〈六目選び〉だ」

 

アスト「旧訳だと〈ナイフ・ナイフ〉〈呪文石〉〈六選び〉になっていたな」

 

ダイアンナ「危険度の順になっているな。ナイフゲームはロシアン・ルーレットみたいなもので、1Dで6の目を出すと死ぬ。石ゲームは、出目が高いと爆発する石でお手玉をして、失敗すると技術2点と体力4点を失う、六目ゲームは、出目を当て合う単純な遊びで、ダメージを受けたりはしない。それぞれのゲームに金貨をかけたりするんだが、実のところ、ここで金貨を稼いでも使う機会がないので、攻略には何の意味もないってことなんだ」

 

アスト「TRPGのゲーム内ゲームのネタになるぐらいかな」

 

ダイアンナ「外れルートはいろいろあるわけだが、死ななければ結局は169までたどり着けるってことだな」

 

バルサス塔の地下

 

ダイアンナ「さて、地下には降りなくてもクリアは可能なんだが、ガーク→図書室を通っているなら、その後で地下を攻略して回ることもできる。全くの外れということはない」

 

アスト「ダメなのは、先に地下へ行くことだな」

 

ダイアンナ「その場合、最初にレプラコーンのオシェイマスとの遭遇イベントだ。一方、地上で運悪く捕まった場合、カラコルムの牢獄に囚われることになる」

 

アスト「カラコルムも、FFオリジナルの双頭トカゲ人だな」

 

ダイアンナ「牢から脱出するには、〈幻影〉の呪文が必要だ。さもないとゲームオーバーになってしまう」

 

アスト「ネズミを見せると怯えて、あっさり牢から出してくれるんだな」

 

ダイアンナ「その後で、オシェイマスの部屋に到着する。彼のイタズラに怒ったり、笑ったりして、しばらく翻弄されるんだが、ここで呪文を使ってはいけない。全ては幻なので無駄遣いになってしまう。とにかく彼と仲良くなると、剣+1と銀の鏡をくれる。これが後に重宝する」

 

アスト「どんなに翻弄されても、最後に役立つアイテムをくれるんだから、こいつはいい奴だって印象になるんだな。途中で実害を被ってさえいなければ」

 

ダイアンナ「握手すると腕が痺れて、技術点を1点失ったり、魔法を無駄撃ちすることは実害なんだがな。そういう選択肢さえ選ばなければOKと」

 

リバT『アイルランドのイタズラ妖精レプラコーン。バルサスで印象的な登場をしたのが、日本のゲームファンタジーでのデビューとも言えますね。その後、SNEでよく扱われるようになり、ソード・ワールドフォーセリア世界)の精霊として採用されました。小説のタイトルにもなって印象を残した後、今のラクシアではプレイヤー種族として抜擢。アイテム使用の得意な器用さが特徴とされています』

アスト「アイルランドの妖精で、靴の修理や、金鉱の管理などのイメージもあったりするが、他にはこれか」

リバT『ダンバインも83年の作品なので、バルサスとの縁は濃いのかもしれません』

 

アスト「とは言え、バルサスが初邦訳されたのは85年だから、直接の関連はないんだろうけどな」

 

ダイアンナ「レプラコーン蘊蓄はそこまでにして、イベントが終わると出口が3つある。真鍮(386)と銅(144)と青銅(338)だ」

 

アスト「では、まず真鍮のドアからだ」

 

ダイアンナ「下水ヘビと戦ったりした後、左の道(212)とまっすぐの通路(367)に分岐する」

 

アスト「左を見てみよう」

 

ダイアンナ「90番の洗濯おばさんに行き着く」

 

アスト「敵対しない方がいいんだよな。バルサスの呪いで永遠に洗濯しないといけない可哀想な幽霊おばさんだから」

 

ダイアンナ「洗濯おばさんを怒らせると、洗濯物に巻きつかれて窒息死する可能性があって、ファンタジー冒険物で情けない死の一つだろうな。普通に会話すると『羊の毛皮』にまつわる情報をくれて、運が2点回復するんだけど」

 

アスト「洗濯おばさんイベントの次は?」

 

ダイアンナ「ゴーレムの部屋だ。宝箱を守っているが、宝は『クモ男の瓶』で、役に立つどころか完全に罠だな。解放すると、自分に襲い掛かって来て、噛まれたら毒で即死する。わざわざ苦労してゴーレム倒しても、罠アイテムをゲットするなんてシクシク物だよ」

 

アスト「でも、お前、実プレイで地下は通っていないんだろう?」

 

ダイアンナ「ああ、クリア後に改めて調査を進めているところだ。とにかくゴーレム部屋を抜けると、地上への階段を登って169へ到着する」

 

アスト「じゃあ、洗濯おばさんに会わないルートは?」

 

ダイアンナ「まっすぐ367へ進むと、ゴーレム部屋に行き着く」

 

アスト「だったら、レプラコーン部屋まで戻って、真ん中の銅のドアを開けたら?」

 

ダイアンナ「144番は、酒倉(ワインセラー)だ。黒エルフの管理人と戦ったり、会話したり、いろいろな絡み方があるが、倒すと〈携帯如意棒〉という万能武器が手に入る」

 

アスト「Xライダーのライドルみたいな武器だな」

 

リバT『旧訳では、携帯用万能棒と呼ばれていましたね。バルサスとの決戦では、攻撃力+4の太陽剣に変わる最強武器ですが、オーロラプラズマ返しは使えません』

 

アスト「太陽の剣だったら、リボルケインかもしれないんだな」

 

リバT『しかし、強くなったと思ったのも束の間、こちらのコピーを作られて、結局、太陽剣同士の激突になって有効利用できない罠選択肢なんですけどね』

 

ダイアンナ「その話は、また次回にしよう。とりあえず、酒倉を出ると、ゴーレム部屋に到着する流れだ」

 

アスト「割とあっさりした感じだな。じゃあ、次は青銅の扉に進むぞ」

 

ダイアンナ「338番は、洗濯おばさんに到着だ」

 

アスト「それで一通りのイベントか。レプラコーンの後は『下水ヘビ』『洗濯おばさん』『酒倉』などのイベントを経て、『ゴーレム部屋』に到達。そこから地上の169番に上がって、塔の上を目指すことになる、と」

 

ダイアンナ「その顛末は次回の楽しみに」

(当記事 完)