ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

「バルサスの要塞」攻略感想(3)

バルサス完結編

 

ダイアンナ「前回で、バルサスの〈混沌の城砦〉の地上1階と地下の未探索部分をチェックしたので、今回はついに城砦中核の169番からの攻略を見ていくぞ」

 

アスト「169番は、大食堂の広間だな。左右の階段から上の階に登れて、壁の絵や置物の甲冑を調べることができる、と」

 

ダイアンナ「調べる必要はないけどね。バルサスの絵は恐ろしくて、体力を1点奪われるし、甲冑には殴られて体力を2点奪われる。あと、左の階段も罠で、〈浮遊〉して切り抜けなければ技術点を失うほどの大ダメージを受ける。まっすぐ右の階段を登るべきだ」

 

アスト「すると、登った先に3つの扉がある、と」

 

ダイアンナ「正解は左(228)だが、銅のカギがなければ開けるのに苦労する。〈強化〉の呪文があれば2分の1、なければ6分の1の確率で無理やりこじ開けることが可能だが、失敗するとダメージを受けるので、力ずくだとリスクが大きい。それでも中に入ると、バルサス妃のルクレチアさんがいて、ガークを倒して手に入れた〈ヘアブラシ〉を捧げると、〈羊の皮〉を運だめしで入手できるチャンスがある。他の選択肢だと、火炎視線で焼き殺されるか、すぐに退散するかの流れで、〈羊の皮〉が入手できずに、後のヒドラ戦で苦労することになる」

 

アスト「攻略不能ってことはないんだな」

 

ダイアンナ「ヒドラの攻略は後に回して、先に別の扉の話をしよう。真ん中の扉(64)は3体のゴブリンっぽい子どもがいるが、どの選択肢を選んでも、あっさり部屋を通り抜けられる。子どもたちを虐殺してもいいし、中庭で見つけた〈小さな木の実〉で喜ばせることも、〈クモ男の瓶〉で怖がらせることも、〈携帯如意棒〉で遊ばせることも可能。特に何も手に入らないけどな」

 

アスト「右の扉は?」

 

ダイアンナ「ガーゴイルの部屋だ。魔女の炊事場で入手した〈豚草のエキス〉なら、一撃で倒せるが、さもないと剣が全く通じないので呪文で対処しなければならない。〈火炎〉も通じないので、〈弱体化〉で動きを鈍らせて部屋の奥に逃げ込むか、〈魔物写し身〉でガーゴイルうしのバトルで打ち倒すことも可能。勝てば、運だめしで金貨10枚入りの小袋が手に入るが、このゲームで金貨を手に入れても使う機会がほとんどないからなあ」

 

アスト「一応、ミクの買収に使えるぐらいか」

 

ダイアンナ「ともあれ、どの扉を選んでも140番に到達する」

 

ミクと、ガンジーと、ヒドラを越えて

 

ダイアンナ「140番のパラグラフは、右(104)がミクの部屋で、左(25)が『運命の奈落(ドゥームピット)の罠』だ。ミクは変身能力と幻術を持ったオリジナルモンスターで、金貨を持っているだけ差し出せば通してくれる。他には〈携帯如意棒〉を差し出す以外の対処法はないので、ミクの部屋よりも、25番に向かう方が楽にクリアできる」

 

アスト「運命の奈落は、宝箱をゲットしようとすると、その重みで落下する罠だから、欲を出さずに素通りすれば難なくクリアできるんだったな」

 

ダイアンナ「本来の仕事はバルサス暗殺なんだから、宝なんて無視するのが正解だが、冒険者の感覚だと役立つアイテムが入ってないかと思いたくもなるよなあ。とにかく、ミクか運命の奈落を突破すると、ガンジーの部屋に到着する」

 

アスト「ミクもガンジーも倒せないんだったな」

 

ダイアンナ「ああ。剣も魔法も通じないので、アイテムを差し出して通してもらうしかない。ミクはまだ別ルートで避けられるが、ガンジーだけはどうしようもない。バルサスの死因のトップに挙げられるのが、必要アイテムを持っていないためにガンジーに殺されることだと思う」

 

アスト「霊界から来た亡霊の一種で、魔法さえ完全に封じてしまうので、恐怖のあまり逃げ出そうとして塔の上から落下してしまい、〈浮遊〉も効力なく、結果的に飛び降り自殺に追いやられる、と。正にホラー映画の亡霊みたいな演出だな」

 

ダイアンナ「こいつに遭遇した瞬間に、技術点1、体力点2、運点1を失うなど厳しすぎるペナルティーだ。対処法はただ2つ。〈魔法のお守り〉か〈軟膏の壷〉だが、前者はガンジーを追い払うも、後のキーナンバー情報が手に入らないので攻略は失敗する。結局、〈軟膏の壷〉を差し出すしかないという」

 

アスト「中庭で、それを入手していなければクリア不能ということだな」

 

ダイアンナ「続くヒドラも剣が通じない。首の一本を切っても再生してしまうからな。一番簡単なのが、ルクレチアの部屋で掠めとった〈金の羊皮〉で、あっさり通過できる」

 

アスト「他の対処方法は?」

 

ダイアンナ「〈携帯如意棒〉を使うと、変形して縄になる。それから1Dで5か6を出すと、ヒドラの首を半分以上、絡めとることができて、部屋から脱出できる。4以下だと十分に絡めとれずにゲームオーバー」

 

アスト「成功率3分の1はなかなかリスクが大きいな」

 

ダイアンナ「魔法で対処するなら、〈魔物写し身〉が使えるんだが、相手のサイズが大きいので3回分が必要になる。それでヒドラ同士の対決で勝てば突破できるんだが、同じ能力なので勝率2分の1。結局、不確実なので、確実にクリアするには〈金の羊皮〉が必須ということになる」

 

アスト「バルサスの終盤に遭遇する怪物たちは力ずくでは突破できずに、アイテムで対処するしかないんだな」

 

ダイアンナ「こうして、ヒドラの間を突破すると、ついにバルサスの部屋に至るわけだが、キーナンバー217を入手していなければ、どうしても鍵が開けられずにゲームオーバーだ」

 

アスト「次から次へと押し寄せるゲームオーバーの嵐を突破して、ようやくバルサスとの決戦か」

 

対決、バルサス・ダイア!

 

ダイアンナ「パラグラフ217を選んで、バルサスの部屋に入った瞬間、三叉鉾(トライデント)が飛んできて、〈防御〉の呪文をかけないとダメージを喰らう。運だめしでの回避は、失敗すれば5点、成功しても2点のダメージで、その後、いよいよラスボスとの対面ということになるな。敵の能力は、こんな感じだ」

 

バルサス:技術点12、体力点19

 

アスト「前作のボスのザゴールよりも1点ずつ高いんだな」

 

ダイアンナ「魔術師であるとともに、完全に武闘派な戦士なんだな。『身長は2メートルを超え、広い肩幅と筋肉隆々の腕はまるで雄牛のようだ。戦闘用の革上衣(チュニック)を着て、ごつい鋲の手帯(リストバンド)をしている』と描写され、マッチョで屈強な将軍スタイル。しかし、バルサスと戦う前に、バルサスの愛獣である鉤爪獣(クロウ・ビースト)を倒さないといけない」

 

鉤爪獣:技術点9、体力点14

 

アスト「体力点は多いが、技術点はそれほどでもないな」

 

ダイアンナ「と思うだろう? しかし、戦闘中のイベントで剣が弾き飛ばされて、素手戦闘を強要されるんだな。〈強化〉でパワーアップしないと、こちらの技術点が3点減らされた状態で戦わないといけない。そうなる前に、先に〈弱体化〉をかけると、一撃で倒せるのでお勧めだ」

 

アスト「こちらが弱くても、魔法をうまく使いこなせば、バルサスにも簡単に勝てるんだな」

 

ダイアンナ「ああ。バルサスに剣での一騎討ちを望むのが、選択肢的には一番簡単だが、手強すぎるので、よほどキャラの能力とダイス運に自信がない限り、お勧めできない。だから、魔法戦になるわけだが、この丁々発止の魔法戦こそがバルサスとの戦いの面白さだな。もちろん、勝つための最善解は以前も話したように、こういう流れだ」

 

主人公:〈ESP〉でバルサスの心を読む。

バルサス:心への干渉を弾き飛ばす。主人公が短時間に受け取ったイメージのことを考えている間に、バルサスは魔法で部屋全体を振動させる。

主人公:振動に〈浮遊〉で対処できなければ、バルサスの接近を許して、押さえ込まれて部下になれと説得される。拒むと死亡。従う(その場の演技だけでも)と答えたら、洗脳の魔法をかけられて悪堕ちエンド。

 

アスト「バルサスの部下になるエンドか。ドラクエ竜王の要求に従って、世界の半分を託されるようなものだな」

 

ダイアンナ「じっさい、主人公は単身でバルサスのところに乗り込むだけの実力があって、鉤爪獣を倒したんだから、バルサスに『その才能を無駄遣いするにはもったいない』と評価されるわけだな。とにかく、〈浮遊〉がなければバッドエンドだが、〈浮遊〉からの窓→カーテン引きちぎり→太陽光線でバルサス死亡でゲームクリアとなる」

 

アスト「それだけだと、あまりに呆気なさすぎるな」

 

ダイアンナ「カーテンを引きちぎらずに、その裏に隠れる選択肢を選ぶと、バルサスに操られたカーテンに絡みつかれて窒息死亡。アイテムを使う選択をすると、〈クモ男の瓶〉〈携帯如意棒〉〈小さな木の実〉の3つから選べる」

 

アスト「クモ男は噛みつかれて死亡イベントだったな」

 

ダイアンナ「アイテムは何を選んでも、結局、バッドエンドにつながるよ。〈小さな木の実〉は〈眠りの木の実(スランバーベリー)〉だということがバルサスのセリフから判明するけど、正体を知ってるバルサスが口にするはずがない。その後、バルサスが主人公のコピーを作成し、コピーとの戦いになるんだが、倒したところで不意をついたバルサスに殺される。

「〈携帯如意棒〉は技術点+4の太陽剣に変形するが、結局、コピーとの戦いになって不意打ちバッドエンドというオチ。バルサス戦では入手したアイテムが全く通用しないので、うかつに選択してはいけない罠と言える」

 

アスト「〈浮遊〉からは、カーテン引きちぎり以外の攻略法はないのか?」

 

ダイアンナ「いや。〈浮遊〉して向かう先が、窓以外に『武器棚』『バルサスの背後』『テーブルの下』の3つを選べる。武器棚からは+2の魔法の剣が手に入るので、剣で決着を付けたいなら、これが最善解だと思う。テーブルの下は魔法の壁に封じ込められて捕まるエンド。背後に回るなら、バルサスの〈剣技の指輪〉を運だめしでスリ取ることで相手の技術点を2点減らして戦えるので、これもありだろう」

 

アスト「最初に〈ESP〉を使えば、カーテン引きはがしと、魔法の剣と、指輪の3つの攻略法が提示されるのか」

 

ダイアンナ「他に〈火炎〉と〈魔物写し身〉で攻めることもできるが、〈火炎〉は撃ち返されて通用せず、〈魔物写し身〉はコピー・バルサスの支配権を巡ってバルサスと精神対決している間に呪文の効果切れという形になる。後者は、その後でバルサスがゴルゴンに変身して、〈銀の鏡〉がなければ石化バッドエンドだな」

 

アスト「オシェイマスからもらったアイテムだな」

 

ダイアンナ「ゴルゴン→銀の鏡から後は、〈浮遊〉の時と同様に、窓と武器庫とテーブルの下という選択肢で、カーテン引きはがしと、魔法の剣の攻略ルートが使える。一方で〈火炎〉ルートを選んでいた場合、次は〈幻影〉〈弱体化〉〈ESP〉を選べるが、〈ESP〉は今回通用せず、〈弱体化〉に対してはゴルゴン変身で対処してくる。〈幻影〉でこちらが火炎魔人(ファイア・デーモン)になっても、やはりゴルゴン変身で対処してくるな。とにかく、〈ESP〉→〈浮遊〉のコンボ以外で攻略しようと思えば、ゴルゴン対策の〈銀の鏡〉が必要になるわけだ」

 

アスト「丁々発止の魔法合戦か。前作のザゴール戦ではなかった面白さだな」

 

ダイアンナ「魔法戦士うしの対決という雰囲気を楽しめるかどうかが、バルサスのポイントだな。正解ルートを選べば、あっさり倒されるのがバルサスなので、人によっては弱いという印象もあるかもしれない。それと正解ルートだといろいろショートカットもできるので、人によっては火吹山よりもあっさり終わるという印象もある」

 

アスト「どんな魔法を使うかでパラグラフが分かれるから、ストーリーイベントそのものは火吹山より少なめかもしれない」

 

ダイアンナ「それでも魔法選択の楽しさがこの作品の魅力だな。ボスキャラの存在感も、こちらの方が圧倒的に上だし」

 

アスト「さて、次は『盗賊都市』をプレイするかな。まあ、『運命の森』や『さまよえる宇宙船』も捨て難いが」

 

ダイアンナ「あたしとしては『モンスター誕生』でザラダン・マーと戦ってみたいんだが」

 

リバT『それはプレイヤーがモンスターになるゲームなので、アシモンである私めが担当したいです』

 

ダイアンナ「ああ、そうなのか。とにかく、今月発売のFFコレクション2などもダディーが手に入れる日を楽しみにすることにして」

(当記事 完)