南の島はバカンス気分
ダイアンナ「夏だ!」
アスト「海だ!」
リモートNOVA『さあ、ゲームを始める』
リバT『その昔、ウォーロック誌の連載マンガ「どこでもT&T」(作・山本弘)における有名なネタですね』
リモートNOVA『とりあえず、GMウォーロック最新号の情報だが、パグマイアの次のサプリが「地下世界のネズミたち」という内容だと分かった』
アスト「海洋冒険の次は、地下か。海賊サプリで広げて、ネズミサプリで深める。それで日本語で出るのはいつだ?」
NOVA『さあな。今回は「本国で新サプリが出たよ」って話だけで、まだ邦訳予定もないとのことだから、出るとしても来年の話だろう。とりあえず、本国のサイトだけでも覗いてみた』
NOVA『これで、パグマイアのネタもまた追っかけることができそうだが、さらに追加情報がある』
アスト「何だ?」
NOVA『これを見よ』
NOVA『先月にホビージャパン社による邦訳展開が終了したD&Dだが、今回、改めてウィザーズof the コースト(WotC)ジャパン社による日本語展開がスタートすることが正式に発表された。再スタートは年末からだ』
アスト「ほう。だったらD&Dネタも懐古話以外の旬ネタとして続けていけるわけだ」
NOVA『いや、俺としては今さら5版は過ぎたものとして、半ばどうでもいいと思っていたんだけどね』
アスト「何だと?」
NOVA『それより気にしていたのは、再来年のD&D50周年に本国で出ると噂のD&D6版のサポートがどうなるのかだったから、5版のフォロー→6版への切り替わりが早期に行われるなら、ありがたいって気分だ。これでサポート先がなければ、向こうで6版の話が盛り上がっても、こちらに情報が入って来ずにやきもきさせられていたろうからな。6版の受け皿が安定するなら、あとは5版の未訳サプリを気にするだけでいい。噂に聞くターシャ本とかフィズバン本の邦訳サポートがあればいいかな、と』
ダイアンナ「ターシャ本とか、フィズバン本って何だ?」
NOVA『D&D5版の未訳サプリだよ。ターシャは確かグレイホーク世界の女魔術師で、フィズバンはドラゴンランス世界の老魔術師。5版のサプリは、「ワールドガイド(キャンペーンセッティング)本」と「地域ガイド込みのシナリオ集」と「魔法使いや有名キャラの名前を冠した追加ルール集」の3種から成ると理解しているが(少なくとも邦訳された本は)、3つめの例では2017年のザナサー本、2018年のモルデンカイネン本は和訳された。その後、2019年のエベロン・ワールドガイド(邦訳は2020年)を最後に昨年はほぼ展開が止まっていて、2020年のターシャ本、2021年のフィズバン本が日本では幻サプリとして扱われそうだったんだな』
NOVA『なお、今回、基本3点セットのプレイヤーズ・ハンドブック、DMガイド、モンスターマニュアル以外に、初心者対応商品として初邦訳されるのは2019年発売のこれだ』
NOVA『ともあれ、D&Dの邦訳展開が改めて立ち上がるなら、緩い懐古マニアとしても現在のトレンドとして、喜んでネタ追いかけしていきたい気持ちが維持できそうだ』
危難の港と、花粉症ガール
アスト「で、今日はパグマイアとD&Dの新展開の話のために、連絡してきたのか?」
NOVA『ああ、それらはGTライフ、いやGT島宇宙において重要なネタだが、具体的な商品話ができるのは年末以降だから、単に第一報に過ぎん。重要な話はさらにいくつかあって、そのうちの一つ、「危難の港」をさっきクリアして、無事にザンバー・ボーンを倒したぞ』
アスト「ほう、よくやった。残飯漁りにしては上出来じゃないか」
NOVA『まあな。何回かは死にそうな目にあったが、運良く最初のキャラを犠牲にすることなく、無事に残飯漁り1号くんとして使命を果たしたわけだ。めでたしめでたし』
ダイアンナ「じゃあ、その冒険譚を早速聞かせてくれ」
NOVA『通信では何だから直接そっちに遊びに行く。娘2人を連れてな』
アスト「何だと? 今、何て言った?」
NOVA『ああ、そっちに遊びに行くって言ったんだが? 何か問題か?』
アスト「その後だよ。娘2人……って言ったよな」
NOVA『先日、娘2人を本に封印して、一緒に映画を見に行ったんだ。ドンブラとギーツを大スクリーンで見ることができて、2人とも大喜びだったぞ。これもアストのアドバイスのおかげだ。ありがとうな』
アスト「お、おお。翔花ちゃんとアッキー様が喜んでくれたなら何よりだ」
NOVA『それで、せっかくの夏だし、南の島でトロピカル気分を楽しもうと思って、屋久島バカンスへ行こうって話になったんだ。俺が「危難の港」の話をしている間、娘2人は大地母神ガイア様にあいさつ顔見せして、楽しく過ごせたらいいなって』
ダイアンナ「目的はあたしたちじゃなくて、ガイア様へのあいさつってことかい」
NOVA『もちろん、祖神詣では神霊候補として重要な儀式の一環だろうからな。現地を治める女王と王配殿下へのあいさつも大事だが、神さまを差し置いて、お前たちを優先するものでもなかろう』
アスト「つまり、オレたちはおまけ扱いってことかよ」
ダイアンナ「それでも、あたしとしては、アッキー様と初代さまを迎えることはやぶさかではないが」
アスト「オレだって、翔花ちゃんやアッキー様を迎えることに反対しているわけじゃないが、急な話だからなあ」
NOVA『実は、もう一つ重要な仕事があってな。現在、そちらの宮殿の動力源であるグリーンソウルだが、定期的に持ち主の翔花とのリンクを回復させてやらないと、エネルギーが安定しなくなる危険があるんだ。いわゆる定期メンテナンスみたいなものと思ってくれ』
ダイアンナ「だったら、余計に断る理由がないじゃないか。あたしたちの安定した生活のためにも、初代さまには気分良くお過ごしいただかないと」
アスト「分かった。曲がりなりにも、当宮殿の王として、賓客は丁重に迎えることを約束する。それでいいんだな」
NOVA『ああ。もっとも翔花と晶華は天空宮殿じゃなくて、屋久島の地上で寝泊まりすることになりそうだがな。次元ドルイドのハイラスや、セイリュウG様が是非にとおっしゃるものだから。彼らには、妖精郷の冒険のGM役としても、お世話になったわけだし、とりわけセイリュウG様には俺も頭が上がらん』
アスト「上がる人は滅多にいないだろう。分かった。とにかく、8月は翔花ちゃんとアッキー様が、ウルトロピカルに初来訪というイベントなんだな。しっかりお迎えしてやろうじゃないか」
NOVA『お前なら、そう言ってくれると思ったよ。じゃあ、次回の記事で会おう』
(当記事 完)