ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

ゲームブック攻略記事の10作めイベント

FFコレクション3と4の話

 

リモートNOVA『遅ればせながら、地獄の館の攻略おめでとう』

 

カニコング「うむ。これで吾輩もゲームブック初心者から脱却したでごわすな」

 

NOVA『さて、これで残るFFコレクションの収録作品は「モンスター誕生」「死の罠の地下迷宮」「サイボーグを倒せ」の3作のみになったんだが、次は「サイボーグを倒せ」がいいかな、と思う』

 

アスト「何でだ?」

 

NOVA『「死の罠の地下迷宮」と「モンスター誕生」は難易度が高そうだし、次はここでの攻略ゲームブックの10作め記念なので、変化球的なイベントをしたくなった。スーパーヒーロー物の「サイボーグを倒せ」は他の2作に比べて、ネット上での攻略記事がレアなので、記事書きし甲斐があると感じたし、企画としては面白いネタを考えついた』

 

ダイアンナ「ほう。それは面白いネタだ」

 

NOVA『まだ、何も言ってないんだが?』

 

アスト「どんなネタだ?」

 

NOVA『その前にGMウォーロックのネタを話すとしよう』

NOVA『予定は未定だが、もしかすると来年はFFコレクション3と4が半年ペースで発売される可能性があるようだ』

 

アスト「1年で10作品か? そいつは凄いな」

 

NOVA『作品内容は、ジャクソン編がソーサリー4部作と新作「サラモニスの秘密」、リビングストン編が「運命の森」「トカゲ王の島」「雪の魔女の洞窟」、初邦訳の「アランシアの暗殺者」、新作の「巨人の影」の合計10作品を作者ごとに分けるか、それとも半分ぐらいに分けて混ぜたセットにするかが検討中らしい。個人的には、ソーサリー4部作をまとめて出すよりも、2本ずつ分割する方が商売向きだろうなあ、と感じるが』

 

アスト「FFコレクション3に『魔法使いの丘』と『城砦都市カーレ』を収録して、4に『七匹の大蛇』『王たちの冠』を収録するってことか?」

 

NOVA『5作中4作がソーサリーばっかりというのも、芸がないと思うんだよな。FFC3がソーサリーの前半2つと「運命の森」「トカゲ王の島」そして「アランシアの暗殺者」で、FFC4がソーサリー完結編と「雪の魔女の洞窟」そして新作2本のセットだと、俺好みの組み合わせになる』

 

アスト「お前の予想が当たるかどうかは、年末に発表されるわけだな」

 

危難の港の続編

 

NOVA『ところで、「危難の港」の続編がGMウォーロック7号に掲載されたんだな』

 

ダイアンナ「へえ。続編があったんだ」

 

NOVA『こあらだまりさん作のミニソロアドベンチャーだな。危難の港の最後で、ヤズトロモさんが「おぬしはアズール卿にこの吉報(ザンバー・ボーンが倒されたこと)を伝えるため、ポート・ブラックサンドに戻るべきじゃな」と言うセリフがあって、それを受けるかのように、主人公がポート・ブラックサンドでアズール卿と接触しようとする都市冒険だ。そして、ハカサンもこのミッションに付き合ってくれるので、彼女のファンも楽しめる作品になってる』

 

アスト「ゲームブックの隙間を埋めるような補足作品なんだな」

 

NOVA『そして、ソロアドベンチャーの終了後、アズール卿は家来を通じて情報をくれた主人公に報奨金をくれる。「これでファングの街の死の罠の地下迷宮に挑戦するための軍資金ができた」と、ハカサンは大喜びだ。一方、主人公は「当面、アズール卿はザンバー・ボーンの敗北の原因が誰にあるか気付いていないみたいだが、すぐに気付くだろう」と考えて、「どこかの無人島に隠れ潜んだ方がいいかも」と決断する。その続きが次回作の「アランシアの暗殺者」につながるようだ』

 

ダイアンナ「なるほど。次回作に至るまでの補完が為されたわけだね」

 

NOVA『こうなると、次回のFFC3には是非とも、「アランシアの暗殺者」は収録されていて欲しい。ただし、リビングストン・オンリーのセットでも「早くソーサリーがやりたいのに」という勢力の不満を買うと思うんだ。やはり、ジャクソンとリビングストンはバランス良く出すのが無難だというのが俺の見解。一つに固めるのは良くない』

 

アスト「ソーサリーをまとめてプレイしたい勢はどうするんだよ?」

 

NOVA『FFC4まで我慢するか、これでもやってろ』

NOVA『後は、こいつも楽しみだったりするし』

アスト「ほう。『バルサスの要塞』のシナリオ付きのAFF追加ルールか」

 

NOVA『何だかAFFもゲームブックを元にしたTRPGシナリオを次々と出す流れにきているらしい。で、「運命の森」のシナリオも本国で出るので、ゲームブックのFFコレクションとタイミングを揃えることも検討中とか。まあ、予定は未定だけど、いろいろと企画が動いているのを聞くと、ワクワクが募って来るわけだ』

 

そして次のブログ企画

 

NOVA『雑誌発表された公式の予定はさておき、当ブログのFF攻略記事10作品め企画は、「サイボーグを倒せ」を題材に、4人のプレイヤーの誰が真のヒーローか競争することにする』

 

アスト「はい? どういうことだ?」

 

NOVA『その昔、俺はこの作品を1回クリアしたことがあるが、この作品は「超体力」「超思念」「超技術」「超電撃」の4種のヒーロー能力で遊べるんだ。つまり、4種類のヒーローで別々の攻略法があるわけで、1回クリアしただけでは遊び尽くしたとは言えないわけだよ』

 

ダイアンナ「すると、各ヒーロー能力別の攻略記事を書くのか?」

 

NOVA『さらに、この作品は英雄点という形で、ヒーローとしての成果を表すことができる。俺、アスト、ダイアンナ、カニコングの4人が各ヒーロー能力を担当して、誰が最も英雄点を獲得するか競い合うというのはどうか?』

 

アスト「面白い。じゃあ、勝ったら、この世界を自分の望むように作り替える権利が与えられるというのはどうだ?」

 

NOVA『デザイアグランプリかよ』

 

カニコング「すると、吾輩が勝てば、このブログが触手キングダムに!?」

 

NOVA『そいつは断固として拒否する』

 

カニコング「どうしてでごわすか?」

 

NOVA『触手キングダムなるものに、俺がワクワクしないからな。作者がワクワクしない物を書きたいと思うわけがない』

 

カニコング「作者だからって横暴ではごわさんか?」

 

NOVA『作者より偉いのは愛読者だって意見もあってな。触手キングダムを応援するコメントが3人つけば、考えてやらなくもない。が、とりあえず、最も多くの英雄点を獲得した者は、真のヒーローとして、作者たる俺に願いごとをする権利を与えてやろう。それを聞いた俺は、大地母神のガイア様と相談の上で、極力その願いが妥当な形になるように取りはからってみる。ただし、ガイア様に却下されるような願いはダメだ。その場合、願いごとの内容を、大地母神さまが受け入れられるように下方修正して、適切な妥協点を見出せるようアドバイスぐらいはしようじゃないか』

 

ダイアンナ「つまり、世界の全てを作り替えることはできないけれど、個人のささやかな願いごとぐらいは叶うかもしれない競争ってことか」

 

NOVA『ただのゲームブック攻略記事だけだと、うちらしさがないからな。ゲームブックに興味のない読者も楽しめるような仕掛けが必要だと考えた次第』

 

アスト「ところで、お前が勝ったらどういう願いをかけるつもりなんだ?」

 

NOVA『そうだな。俺の周りの世界が平和になって、俺がラッキーでハッピーな生活を一生送れるように願ってみるか』

 

アスト「そいつは何としても阻止しないとな」

 

NOVA『何でだよ!?』

 

アスト「世界が平和になるのはいい。しかし、お前がラッキーでハッピーだと、オレが面白くない。オレが勝てば、NOVAを不幸で絶望のドン底に叩き込んで、オレの味わった凄惨な未来を思い知らせてやる」

 

NOVA『自分の味わった不幸を他人にも味わわせてやろうなんて、ヒーローの考えとは言わんぞ。俺はお前をそういうキャラに育てた覚えはない』

 

アスト「しょせん、オレはヴィランだからな。よし決めた。オレの願いは、バッファが全てのライダーを倒すと宣言したように、NOVAをオレの下に這いつくばらせることだ」

 

ダイアンナ「だったら、あたしの願いはナーゴみたいに、本当の愛を手に入れることだね」

 

アスト「ちょっと待て。だったら、オレは何だったんだ? オレとの関係は偽りだったのか?」

 

ダイアンナ「冗談だ。アストのそういう反応が見たかった。そうだねえ、あたしの願いは花粉症ガール4人の冒険物語の記事をダディーが書いてくれることってのはどうだ?」

 

アスト「ああ。自分好みの物語を願えばいいのか。だったら、オレは翔花ちゃんやアッキー様と一緒の冒険物語で、オレが格好よく活躍する話をだな」

 

NOVA『そいつは断固として拒否する』

 

アスト「何でだよ!?」

 

NOVA『俺がワクワクしないからな。作者がワクワクしない物を書きたいと思うわけがない』

 

アスト「オレの活躍物語を読みたいって、コメントが3つ付いたらどうする?」

 

NOVA『そんな奇特な読者が3人もいるとは思わんが、読者のご要望は真摯に受け止めたいところだな。まあ、まずは有り得ない仮定だが。英語の仮定法だと、shouldが付くレベルで』

 

アスト「shouldには、『〜すべき』とか『〜するはず』って意味があるのに、どうして仮定法では『万が一』って有り得ない仮定になるんだよ?」

 

NOVA『ああ、それはshallやshouldには元来、人の意思ではどうにもならない「天の定めた運命の配剤的な未来」というニュアンスがあるらしい。つまり、作者の意思ではどうにもならない、読者のリクエストという天命が働いた場合に限り、アストの要望がかなう未来もあるだろうってことだな』

 

アスト「なるほど。だったら、読者がNOVAの不幸を願ったら?」

 

NOVA『お前はバカか。作者がワクワクしないことを、作者が書くはずがない。それが大前提だろうが。つまり、「読者が作者をワクワクさせるコメントを付ける→作者が喜んで(調子づいて)読者の読みたい物を書きたくなる→読者が喜ぶ」が好循環って奴で、作者と読者の間のWinWinの関係があればこそ、ブログ記事が活性化するわけだよ。読者の要望が、作者のワクワクにつながらないどころか、作者の嫌悪を招く場合、「断固として拒否する」権限も作者にはある。お客さまは時として神さまにもなるが、福をもたらさない神さまを称える謂れはないからな』

 

ダイアンナ「つまり、願いごとが実現する条件は『大地母神の道義にかない、作者が楽しく興を感じて書けるような内容、ブログが活性化するようなネタ』が望ましい、と」

 

NOVA『そりゃあ、ブログが面白くならない、つまらない願いを聞き入れる理由は、神さまにも作者にもないだろうからな。相手の流儀を見誤った願いは受け入れられないのが世の常だ。戦神に平和を願ってもダメだが、戦いに勝って自国の安寧と発展を願うことなら許されるとか、相手を見て物を願うのが知恵ってものだろう』

 

カニコング「分かったでごわす」

 

NOVA『何がだ?』

 

カニコング「触手キングダムの夢をかなえるには、触手ネタでブログが活性化するような空気を醸成し、作者が触手について語ることを楽しめるように盛り立て、触手好きの読者が応援するような世界観を構築すればいい、と」

 

NOVA『触手ネタはエログロ路線に走っちゃうからな。ソフトエロなら許容内だが、一線を踏み越えるのは避けたい。萌えとエロスとハードコアの境界線は自覚的に論じないと、全てを混同して雑な擁護や批判で一緒くたにするような愚かしさは避けたいわけだ』

 

アスト「人ごとに境界線の差異はあるからな。とにかく、どこまでが許される境界線かは見極めた上で、各種の要望や願いごとを口にするなら受け入れられる。そして、一線を越えているのに気づかずに、過剰な要求を執拗に繰り返すと人間関係も場の空気も破壊してしまう、と」

 

カニコング「性癖語りの境界線でごわすか」

 

NOVA『まあ、俺も悪堕ち好きとか、ダークファンタジーは嫌いじゃないわけで、触手ネタも一応の許容範囲ではあるんだが、堂々と表看板でさらすほどには破廉恥でもないってことだよ。そういうのは陰に隠れて、そっとやれ。時々チラ見せする程度がエロスだろうって認識だ。過ぎたるは及ばざるがごとし。境界線ギリギリが楽しいってことだ。まあ、過剰に振り切れたキャラによるカオス空間がコメディーとして楽しいというのも分かるがな。大事なのは、自分にとっての大事な土台、優先順位は崩さずに、わずかばかりの暴走を示した後は、ハッと正気を取り戻す理性もなくさないってことだ。感情や本能のままに暴走するのは、俺の流儀じゃない』

 

カニコング「分かったでごわす」

 

NOVA『何がだ?』

 

カニコング「触手キングダムの夢をかなえるには、触手ネタで作者と読者のツボを突きまくって、境界線をじわじわと浸食し、これぐらいならいいか、と少しずつネタの頻度を上げて、暴走を暴走と感じなくさせて、常識を改変すれば良いってことでごわすな。密かに、深く忍ぶように触手が潜伏し、気づけば触手なしではいられないような、何か物足りなさを覚えて、中毒症状を引き起こし、触手を見るだけで快感を覚えて、エンドルフィンが分泌され、多幸感を覚えて、モア〜テンタクル〜と叫ぶようになり、ハアハアと息を喘がせ、正気度判定に失敗し、触手万歳と崇め奉るような空気を作ればいい、と」

 

NOVA『イヤ過ぎる。俺の希望とは違う、暗黒の未来だな、それは』

 

カニコング「だったら、作者の理想の未来とは何でごわすか」

 

NOVA『そうだな。ゲームブックTRPGネタで読者のツボを突きまくって、少しずつネタの頻度を上げて、気づけばゲームブックTRPGなしではいられないような物足りなさを感じて、中毒症状を引き起こし、ルールブックやサプリメントを読むだけで快感を覚えて、エンドルフィンが分泌され、多幸感を覚えて、モア〜FF〜と叫ぶようになり、ハアハアと息を喘がせ、正気度判定に失敗し、GMウォーロックとジャクソン&リビングストン万歳と崇め奉るような空気を……すでに作っているな、俺個人は』

 

アスト「そこまでハマってるのかよ!?」

 

NOVA『何だかんだ言って、ゲームブック歴35年を越えているからな。俺の人生の7割近くはFFゲームブックTRPGと共に生きてきたと言っても過言ではない。とにかく、次回から「サイボーグを倒せ」の攻略イベントを始めるとする。イベント仕様をどうするかは、次回の記事に続く』

(当記事 完)