ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

ウルトロピカルなお正月2023(天の章)

天より来たるもの

 

ダイアンナ「……という初夢を見たんだ」

 

アスト「へえ。ガイア様がリバTに憑依して、アニーにいろいろと話した夢か」

 

リバT『私めのメモリには、そのような会話の痕跡は残されておりませんが』

 

ダイアンナ「神霊が憑依した痕跡って、メモリに残るようなものかね」

 

リバT『後でガイア様に確認してみますね。それより、年明けに予定されていたガイア・グランプリの今後ですが……えっ!?』

 

アスト「どうした、リバT?」

 

リバT『宇宙から何かが猛スピードで飛来してくるようです』

 

アスト「正月早々、また何かのトラブルかよ。迎撃態勢を整えられないか?」

 

リバT『あっ、通信が入りました』

 

アスト「誰だよ」

 

リバT『グレンファイヤーさんです』

 

アスト「紅の兄貴だと!?」

 

炎の乱入者

 

 解説しよう。

 ウルトラマンゼロの盟友の一人、UFZ(ウルティメイトフォースゼロ)のグレンファイヤーはこのブログ時空では、紅蓮火(くれない・れっか)と名乗り、天空宮殿の前身であるアステロイド観測所の用心棒、食客として、またアストに武芸を仕込んだ師匠、兄貴分として、いろいろ偉そうに振る舞ったことがあるのだ。

 詳しい話が気になる方は、長くなるので、こちらの過去記事を参照のこと。

 

蓮火「大体よう。お前たちはいつの間にか宇宙から地球に引っ越ししやがって。そうとは知らず、あの辺の宙域を無駄に探し回ったぜ。何とか気配を辿って、ここまで到着できたんだが、引っ越しするならするで、後からでも連絡を寄越しやがれってんだ」

 

アスト「すみません、紅兄貴。あの時は急にいろいろあって、その後もうんたらかんたらで、てっきりNOVAの奴がゼロさんに連絡済みだと思っていたのですが」

 

蓮火「いやあ、ゼロちゃんと連絡をとるのは難しいんじゃないの? タルタロスの問題もあって修行とバトルの繰り返しだし、それが終わったら、ニュージェネの後輩たちの紹介とかで引っ張り回されているそうだし。大体、水臭いんだよ。タルタロスが暴れているってのに、何でオレサマたちに声をかけないんだ。ダチのピンチに駆けつけられないんじゃ、何のためのUFZなんだよ」

 

アスト「そう言う紅の兄貴もいろいろ忙しいんじゃないですか? 昨年は獄炎の魔王もやってたし、その後、お弟子の悪魔さんに続いて、鎌倉時空で慣れない貴族の真似事をして、メフィラスの動向を探っていたって聞きますし、他にも神父の真似事をして天国の門を探っているとか。ええと、天国の門っていうのは、タルタロスのザ・キングダムへの入り口か何かですか?」

 

 解説しよう。

 グレンファイヤーの声優は、特撮ファンとしても有名な関智一氏である。

 当ブログ時空では、作者NOVAの見ている作品における関智一キャラは、みんなパラレルワールドの分身扱いして、強引に理屈をこねてリンクさせているのである。

 声優ネタに興味のない読者はスルーして結構である。

 

 補足解説しよう。

 当ブログで関智一氏の弟子扱いされている悪魔というのは、ドラえもんジャイアンの声を担当している木村昴氏である(関さんはスネ夫役)。リアルでも、木村氏は関氏を声優および舞台俳優の師匠として慕っているらしい。

 木村氏は、仮面ライダーの前作リバイスで主人公の相棒悪魔のバイスを好演した一方で、大河ドラマの鎌倉殿でも1シーン、顔見せ的に出演した。次いで、今年、主人公の家康配下の武将、渡辺盛綱役として討ち死にせずに活躍する予定である。

 

蓮火「神父の話はさておき、最近、弟子の悪魔から聞いた話では、デザイアグランプリって世界改変ゲームが一部界隈で流行っているらしいな。タルタロスの野郎も、時空改変を企てているって聞くし、何かのつながりがあるんじゃないかって思っていたら、ここでもガイア・グランプリってのがやってるという噂も耳にはさんだ。本当なのか?」

 

アスト「ええ、まあ。一応、この時空の大地母神さまの力で、ちょっとした物語のリクエストに応えてくれるそうで」

 

蓮火「オレサマも参加させろ!」

 

アスト「はい?」

 

蓮火「聞こえなかったのか! オレサマもそのガイア・グランプリに参加させろって言ったんだ」

 

アスト「い、いや、しかし、残りは1プレイヤーで、乱入は想定されていないと言うか……」

 

蓮火「そんなことはどうでもいい! そのガイア・グランプリのエントリー権を巡って、残った1プレイヤーと、この拳で決着をつけてやる!」

 

カニコング(突然出てきて)「ほう、面白い。かつてはマーキュリー・バットのキングと呼ばれた吾輩にケンカを挑むとは、身の程知らずな小僧よ」

 

アスト「……お前、いたのか」

 

蓮火「何だ、このカニ。ネオデンマーク出身のファイターか?」

 

カニコング「誰がネオデンマークでごわすか。ところで、ネオデンマークって何?」

 

アスト「海産物ガンダムをいっぱい作っている国だよ」

カニコング「そのようなゲテモノガンダムどもと、この元クラブキングを一緒にするとは!」

 

蓮火「笑止! 貴様がクラブキングなら、このオレサマはキング・オブ・ハートの称号を継いだ者。貴様ごときがキングとは、2万年早いぜってゼロちゃんなら言うだろうな。えぇ、焼きガニさんよぉ」

 

カニコング「おのれ〜。突然、横からガイア・グランプリに乱入して、重ね重ねの暴言、聞き捨てならぬでごわす」

 

リバT『お待ち下さい。紅蓮火さん、このガイア・グランプリに参加したいと言うことは、何かの叶えたい願いをお持ちということですね。それはいかなる願いでしょうか?』

 

蓮火「願いか。それは『我らUFZがギャラクシーファイトに参加している世界』だ」

ダイアンナ「前に公式に登場したのはいつだ?」

 

アスト「オレたちの時間軸では、2018年の劇場版ジードが最終出演作だな。つまり、令和には来れなかったことになる」

 

リバT『その後は、2020年にビヨンド学園でジードを教え、また同年、Zさん絡みのボイスドラマに登場したのが最後です』

 

アスト「ニュージェネスターズに呼ばれるといいですね」

 

蓮火「おうよ。久々にジードやゼットと会いたくなったわけだ。だから、ガイア・グランプリに参戦することで夢を叶えるって寸法よ」

 

リバT『ところで、ガイア・グランプリは拳を交える戦いではなくて、ゲームブックを攻略する競技ですよ。紅蓮火さまはゲームブックのプレイ経験は?』

 

蓮火「そんなものは……ない!」

 

カニコング「話にならないでごわす。ゲームブックをプレイしたこともない素人が、この『地獄の館』攻略者の吾輩に挑もうとは、片腹痛いわ」

蓮火「そんな物、炎の拳で燃やしてしまえば片が付く!」

 

リバT『燃やさないで下さい! 絶対にダメです。グランドマスターNOVAが哀しみのあまり、このブログ時空が崩壊してしまいます』

 

ダイアンナ「物語の中では、地獄の館は最後、炎の中に焼け落ちたけどね」

 

カニコング「とにかく、ゲームブックを攻略するには力技では不可能。知恵と忍耐、緻密なテクニックが必要不可欠でごわす」

 

蓮火「ゲームブックは知らんが、TRPGなる物は経験したぞ。確かクトゥルフと言ったか……」

 

カニコング「クトゥルフでごわすと?」

 

蓮火「これを見よ」

アスト「うおっ、紅兄貴(グレンの中の人=関智一さん)がクトゥルフのプレイを動画配信しているとは」

 

ダイアンナ「動画リプレイは結構、長時間の映像になりがちなので、興味のない人は無理に見なくても問題ないけどね」

 

カニコング「しかし、よもや素人と思いきや、クトゥルフ経験者だったとは。ならば、ガイア・グランプリのエントリー権をめぐって、クトゥルフ対決を申し込むでごわす」

 

蓮火「クトゥルフ対決か。面白い。その勝負、受けて立とう」

 

リバT『ちょっと待って下さい。ゲームブックの「サイボーグを倒せ」の攻略をするはずが、クトゥルフ対決って何ですか? 私めにどうしろと?』

 

 正月早々、乱入してきたグレンファイヤー、紅蓮火によって、ガイア・グランプリは思わぬ展開を迎えることとなった。

 最終戦のプレイヤーの座を勝ち取るのは果たして、カニコングか、それとも紅蓮火か。

 ところで、紅蓮火が勝ち上がっても、「UFZがギャラファイに参加する世界」なんて作者NOVAにはどうしようもないよね。そういう願いは、円谷プロか、坂本監督にお願いするしかないのでは?

 ウルトラファンの作者としては、グレンファイヤーさんのギャラファイ参加を心から願うってことで。

(当記事 完。次回、思いがけないクトゥルフ対決編につづく)