マリクとの対面
リモートNOVA『前回のラスト、パラグラフ309番でフード付きマントの剣士が出現して、フォーティに剣を突きつけて来た』
フードの剣士『不審者め、なんでここに来たのか説明するのに10秒だけやる。さもなくば、剣を抜いて戦え』
NOVA『選択肢は、以下の4つだ』
- 剣で男を攻撃する
- ハロルド・ホゲットの紹介だと伝える
- ビニー・ブローガンの紹介だと伝える
- 助けを求めに来た友だと伝える
NOVA『正解は2番か4番で、1と3を選ぶとゲームオーバーが確定するので注意な』
アスト「1を選ぶ愚か者なんているのかね?」
NOVA『ここがマリクの家だという情報を入手せずに、たまたま偶然、入って来た場合は、思わず応戦してしまう可能性はあるかもな。その場合、フードの戦士は技術点11、体力点12で、当ゲームブックでは最強キャラの一つとなる。そして勝っても、家の中を調べることで相手がマリク・オム=ヤシュだったと分かり、巨人退治の手段が絶たれたことに気づいて、絶望する』
ダイアンナ「絶望してゲームオーバー?」
NOVA『いや、愚かな過ちは犯したとしても、主人公はヒーローらしく勇敢で責任感に満ちている。こうなったら無謀でも巨人に挑んで、死んだヒグリーとマリクの無念を晴らさないと、と思いつめて、〈ダークウッドの森〉の北で4体の巨人に挑みかかる。そして華々しく散って死亡だ』
アスト「3番だと?」
NOVA『「ビニーは案内人だが、ここに人を連れて来たことはないし、付き合いもないので、彼女の紹介だとは信じ難い。この嘘つきめ、2度と来ないのが身のためだ」と言われて、戦うか、諦めて〈丘通り〉から先に進むかの選択だ。いずれにせよ、マリクの助力なしでは巨人を倒せず、バッドエンド確定だ』
ダイアンナ「ハロルドの名前を出すのが確実だね」
NOVA『その場合でも、いくつかの質問に答えて正解する必要はある。間違った答えをすると、嘘つき認定されてマリクを怒らせてしまうから、何も知らない場合は4番を選びたくなるかもしれん』
アスト「とりあえず、友だと言ってみるってことか」
NOVA『だが、その場合、「友なら、私の妻の話を知っているはずだ。妻は何歳で亡くなったのかもな」 そう言って、妻の享年+150へのパラグラフ・ジャンプを要求される』
ダイアンナ「43歳だから、193番へ進めばいいわけだね」
NOVA『数字情報をメモしていないといけないから、こっちの方が正解へのハードルが高いと思うがな。ハロルドの名前を出す方が、メモなしで情報がなくても、選択肢総当たりで正解を見つけ出せるから、楽といえば楽ではある。これなら途中からチラ見でプレイしても話が進められるな』
アスト「そんな解き方をしても楽しめないだろう?」
NOVA『昔、ゲームブックを書店で立ち読みしていたときは、たまたまめくったページのイラストに目がいって、途中から読んで面白そうかどうかをチェックするってこともしたな。それで読み進めて、あっさり解けたゲームは買うまでもないと判断したとか。双葉系のゲームブックは、それで立ち読みだけで解いたものが多いので買っていない。やはり、買ってもらうには、そこそこの難易度の作品が求められるな』
マリクとの会話(フォーティの物語)
フォーティ『貴殿はマリク・オム=ヤシュとお見受けする。ハロルドがよろしくと言っていた。彼からは、この〈ドラゴンのメダル〉を託されて来た。確か、火山島でトカゲ王の軍と戦った時以来の戦友だとか?』
剣士改めマリク『確かに、ハロルドを知っているみたいだな。あいつはここに来ているのか?』
フォーティ『いや、ここの祭りのことは教えてくれたが、馬と犬と畑の世話で忙しいから、同行できないと言われた。その代わり、馬のウィローを託されたり、奥さんのヴェルマさんの件で貴殿のご心痛ぶりを気にかけておられた。それでも、このドラゴン剣士団のフォーティ、アランシアの危急存亡の危機に際して、貴殿のご助力を乞い願いに来た次第、ぜひとも話を聞いてもらいたい』
マリク『……危急存亡の危機とは穏やかでないな。しかし、ハロルドがメダルを託したということは、誠実な若者と見た。ドラゴン剣士団という名は聞かぬが、中に入って詳しい事情を伺うとしようか、フォーティ殿』
NOVA『こうして老若2人の剣士が無事に邂逅を果たしたのだった。そして【混沌の王冠】を見せて、ヒグリーの件や巨人の出現を語ると、マリクはう〜むと腕組みして思案した』
マリク『……信じられないかもしれないが、トカゲ王との戦いに際して、我々は異世界から来たという戦乙女に導かれて勝利したのだ。戦乙女は古の兜や角笛を身に帯びて、まるで伝説を体現したかのような神々しさだった。それ以来、私は古代の聖遺物(レリック)や秘宝(アーティファクト)といった力ある品々に関心を持つようになってな。冒険のかたわら、そうした伝承を集めるようになったのだよ。妻が亡くなるあの日まではな』
フォーティ『聞いたところでは、毒殺されたとか?』
マリク『秘宝を巡るトラブルの結果だ。仇は見つけて討ったが、それでもヴェルマは帰って来ない。死んだ人間を甦らせる秘宝や、時を越えて過ぎた時間をやり直せる秘術の伝承も聞いたが、それらを発見することはできなかった。いや、死者を甦らせる降霊術は試してみたのだが、実験は失敗して、墓場に悪霊を降臨させただけだった。一応、【竜の剣】の魔力で封印は施したのだが、我が手で倒すことはできず、せいぜい妻の墓参りのかたわら、封印が解けてないか監視するのみ』
フォーティ『【竜の剣】ってこれのことか。墓場の悪霊レイスなら、【吸血鬼の剣】で撃退したんだが』
マリク『君が? ……どうやら、君は私の昔の不始末を解決してくれたみたいだね。あの悪霊を倒すことのできるのは、運命の地図に導かれて世界を滅ぼす元凶の手によってのみ、とのことだ』
フォーティ『そのような予言が!? 自分のことでなければ、運命の地図に導かれて世界を滅ぼす元凶などとは、どんな邪悪だろうかと思うところだが(苦笑)』
マリク『禍福はあざなえる縄の如し、とは言うが、運命は誰の目にも見えず、神々のサイコロが時に善人を悪に駆り立てて破滅に導き、悪の力が世界を救うこともあると聞く。かのリサ・パンツァの話のようにな』
フォーティ『確か、世界を滅ぼす雪の魔女の呪いを身に受けながら、その力を扱いこなして、同じく世界を滅ぼそうとする嵐の子を討滅した、と聞く。悪の力をもって悪を滅ぼすと言ったところか』
マリク『そもそも剣術であろうと、魔術であろうと、過ぎたる力は害悪になることもあるだろう。そうしないためには自制心が必要なんだろうが、妻の死で私が悪霊を生み出したように、また冒険への好奇心で君が破壊の巨人を甦らせたように、ほんのちょっとした運命のイタズラで世界はもろく揺れ動く。……それらの過ちは誰かの手で修復されなければならない。それこそが英雄の使命というものではないだろうか』
フォーティ『同感する。しかし、強大な巨人の力を前にどうすれば?』
マリク『ザゴールの手記の一部がここにある』
フォーティ『何と。どうして、そのようなものが?』
マリク『昔、火吹山を探索した幾人もの冒険者が、それぞれ見つけ出して、手記の一部を外の世界に持ち出したようだ。かの大魔法使いの研究資料は膨大で、一度に全てを運び出すことは困難だったのだろうな。それに難解な魔導書や日記雑記の類をすべて把握できた者も少ない。かのヤズトロモ氏ですら、全貌を知り得たとは思えない。しかし、その一片は私が入手できたのだ』
フォーティ『それは凄い』
マリク『元々は、冒険者としての探究心。その後は、危険な知識が世に出回ることを恐れての回収・封印作業の一環。そして、亡き妻を甦らせるための降霊術を求めてなど、理由はいろいろあるが、やはり死者を甦らせるなど人が手を出してはならない禁忌だと考えるに至った。当のザゴールとて、その身を復活させるためには、多くの人間の肉体のパーツを必要としたり、異世界の悪魔と融合したりして、もはや元の人間とはかけ離れた異形と成り果てたそうだからな。人の営みを捨てて、魔の道に魅入られるなど、そこまでして復活することをヴェルマは望んでいまい。あれは素朴な籠売りであったが、人の幸せは素朴さの中にこそあるのだと私は考える』
フォーティ『……それが貴殿の冒険者としての結論か?』
マリク『いいや、人としての結論だよ。冒険者としては……人々の素朴な生活を守るために、今一度、励まなければなるまい。フォーティ、君を助けることが私の最後の冒険となるだろう。巨人を制御するための呪文を、ザゴールは研究していたが、完成せずに秘密部屋に封印された。巨人の弱点は、鉄の塊らしく錆に弱い。関節が錆びると動きが鈍り、錆びた関節は同時に剣で砕けるほど脆くもなる。脚が砕ければ、自重を支えきれずに倒れて無害な鉄の塊にもなろう』
フォーティ『鉄を錆びさせる魔法かアイテムでもあるか?』
マリク『そのような持ち合わせはないが、聞いたことはある。錆虫ラスト・ビートルの存在を。真紅の黄金虫の外見をしているが、稀少な魔法生物で、月岩山地の〈ゴルゴンの墓所〉と呼ばれる場所で見つかったらしい』
フォーティ『〈ゴルゴンの墓所〉とは何とも物騒な名前だな』
マリク『君は今すぐ向かいたまえ。私は後で追いつき、合流する』
フォーティ『一緒には来ないのか?』
マリク『今日はこれから妻の墓参りと、君が倒したという悪霊の確認をしたいんだ、念のためな。他にも、身軽な現役冒険者の君とちがって、準備をあれこれしないといけない。旅をするには、私自身の体も錆びついた(苦笑)』
フォーティ『分かった。先に向かうとしよう。しかし、月岩山地と言っても広い。当てもなく探し回るわけにも行くまい』
マリク『おっと、私としたことが、いささか性急だったようだな。ハーメリンから南の道を下ると、円状に配置された巨大な岩が見つかるはず。コーダー・ストーンと呼ばれ、何百年も前に古代の戦士が2つの洞窟の前に目印として設置したものだ』
フォーティ『まずは、コーダー・ストーンを探せ、と(メモメモ)』
マリク『洞窟の一方が〈ゴルゴンの墓所〉に通じているそうだが、私も入ったことはないので、どちらがそうなのか分からない。ただ、伝承によれば、「真昼の光で地に落ちる岩影が一直線になり、墓所への入り口を示す」らしい。もちろん、中はダンジョンの例に漏れず、罠や番人が健在ではないか、と推察する。ハーメリンからは東の門を出て、南へ進むのがいいだろう』
フォーティ『では、先に向かうとしよう』
マリク『うむ、明日には必ず合流しよう。約束する。くれぐれも気をつけたまえ。若き冒険者、ドラゴンの剣士フォーティよ(にっこり)』
NOVA『いろいろと、うちのブログ記事に合わせた追記アレンジを施したが、おおむね以上の流れでマリクとの再会を約束して、フォーティは〈ゴルゴンの墓所〉へ向けて旅立つことになったわけだ。マリク探しの使命は果たせたので、運点を2点加えるがマックス状態なので、あまり恩恵は感じないな』
ダイアンナ「最適解を選ぶと、運点もそれほど減らずに維持できるんだね」
蜘蛛の魔女(スパイダー・ハグ)
NOVA『では、マリクの家を出て、〈丘通り〉を登った後、道は下り坂になって、外に出る石門に通じている』
アスト「〈黄金通り〉に通じているのではなかったのか」
NOVA『少なくとも、このゲームブックではそういう名前の通りは出て来ない。ともあれ、道を歩いていると、この辺りは下町らしく、急に粗末な家が目立ち始めてくる。そして、1人の杖をついた老婆がとある家から出てきて、「親切なお兄さん、年寄り女が戸棚を動かすのを助けていただけませんか? お礼に人参スープを一杯差し上げますから」と声をかけられた』
アスト「今は、お前の相手をしている暇はない。どけ、ババア!……という選択肢は?」
NOVA『そんな口の悪い選択肢はないが、無視して先に進むぐらいか。しかし、ここは親切さが身上のフォーティだから、人参スープに期待しながら、軽い力仕事なら喜んで、と応じてみる』
ダイアンナ「これで人参スープに毒でも入っていれば、FFよくある治安の悪い街になるね」
NOVA『ハーメリンは割と治安が良い印象だな。ブラックサンドやカーレと比べると、陽性の街だったという感想だ』
アスト「比べる街が悪いだろう。ブラックサンドやカーレよりも危険な街を探す方が難しいと思うぞ」
NOVA『しかし、この老婆の正体は、全身に蜘蛛を這いずり回せた若き魔女だったりする。油断したところを不意打ちで蜘蛛の毒を流し込み、技術点2点と体力点1Dのダメージを与えてくる。それを無効化するには蜘蛛油が必要なんだが、準備のいいフォーティはすでに用意していた』
ダイアンナ「デスティニーマップのお告げに従った甲斐があったね」
NOVA『毒さえ無効化できれば、この蜘蛛魔女(技術点7、体力点6)は大した敵じゃない。ノーダメージで返り討ちにしてやったさ。戦利品は、金貨4枚と黒い絹のハンカチ、銀のヘアピン、そして本命の【縺(もつ)れの指輪】だ。こいつを入手していないと、後で巨人戦で必ずバッドエンドを迎えるので、必須アイテムと言える』
アスト「蜘蛛の魔女は準備していないとリスクの高い敵だが、スルーするわけにはいかない相手ってことだな」
お仲間グース
NOVA『そして、次のパラグラフ59番で、とうとう本作の相棒、グースが登場する。彼をスルーしたり、見殺しにしたりすると、漏れなくバッドエンドを迎えるという本作最重要キャラと言ってもいい。巨人を倒しても、グースが死んでしまったらビターエンドということで、リビングストン作品では珍しい「最後まで付き合ってくれる仲間キャラ」という位置づけだ』
ダイアンナ「他にはハカサンぐらいかな?」
NOVA『一応、「甦る妖術使い」ではシャムとボーリーが生き残る同行者として登場して、それがたぶん初だと思う。FFゲームブック全体だと、「さまよえる宇宙船」のトラベラー号クルーを除けば、誰が最初の生き残る連れになるのかな』
アスト「同行するNPC自体が稀だからな。「フリーウェイの戦士」のアンバーが一応、生き残るが最後まで付いて来てくれるわけじゃないし、相棒とかかけがえのない仲間と呼べるのは、剣とか馬ぐらいじゃないか」
NOVA『ゲームブックでは、剣とか馬とかが喋ったりはしてねえよ。当ブログで勝手に喋ってるだけだ』
ダイアンナ「一人旅だと、ドラマが単調になりやすいからね」
アスト「とにかく、ようやく待ちに待ったグースの登場だ。身ごしらえは格好いいレンジャー風だが、イラストの顔はコミカルで、しかも登場シーンは樽の上に乗って、巨人のことを群衆に警告しているのに、誰も話を聞いてくれないという悲哀さを醸し出している」
NOVA『フォーティはちゃんと聞いてやるぞ』
グース(アスト)『オレの話を聞いてくれ! 鉄の巨人をこの目で見たんだ。奴らはストーンブリッジを破壊して、このハーメリンにも迫っている。時間の問題だ。すぐに何とかしないと』
NOVA『その時、フォーティは運だめしを要求された。(コロコロ)4で成功したので、持ち物をスられずに済んだ』
ダイアンナ「油断も隙もない街だねえ」
NOVA『ちょっとスリイベントが多すぎるよなあ。物が奪われるイベントって、これで3回めじゃないかな。とにかく、スリに気を取られて、グースの話を聞き逃すのはまずい。こいつは俺の心の友になる運命の男だからな。話しかけて、ドラゴン剣士団にスカウトしなければ、攻略に失敗する』
グース(アスト)「その間に、オレは誰もまともに警告を聞き入れてくれないので、苛立ち混じりに、『お前たちみたいな平和ボケした愚か者は、みんな巨人の足に踏みつぶされるぞ。自業自得だな!』と呪いの声とともに、演壇代わりに使っていた樽から飛び降りる」
フォーティ(NOVA)『ちょっと待て。俺はお前の言葉を信じるぞ。巨人の話は真実だ』
グース『おお、あんたは話の分かる男だな。名前は?』
フォーティ『ドラゴン剣士団のフォーティ。巨人の出現を目撃し、破壊するための探索に挑む男だ。巨人は火吹山から出現し、西へ向かったんだが、その後どうなってる? ストーンブリッジが破壊されたとは聞き捨てならん。君の話を聞かせてくれ』
グース『おお、オレの名前はウィラード・ホンク。ホンクって名字が、鵞鳥(グース)の鳴き声みたいだってんで、友からはグースって呼ばれる。おまけに、鵞鳥の嘴のように長い鼻面だってんだ、お前はどう思う、剣士の旦那』
フォーティ『旦那って呼ばれるほど、老けちゃいねえ。せめて兄貴と呼んでくれ。または勇者とかヒーローでもいいぞ』
グース『剣士の兄貴でいいか。とにかく、4体の巨人はストーンブリッジを更地に変えて、方向転換して、こっちへ向かって来る。オレはそれを見て、早馬を飛ばして警告に来たんだ。奴らは馬より速くは走れないが、確実に途上の全てを破壊しながら、こっちに向かって来る。のんびり祭りを楽しんでいる場合じゃねえぜ』
フォーティ『ストーンブリッジが壊滅したとはな。俺はいち早く街の賢人に危機を伝えて、巨人を倒すための手段が〈ゴルゴンの墓所〉に隠されていると聞いた。今から、そこに向かうところだ。グース、君は街のみんなに警告を続けてくれ。すぐには信じてもらえなくても、必ず警告の声は届くはず。俺も最初は妄想乙と言われたものだ』
グース『兄貴もそうなのか。だったら、オレもあんたの探索に連れて行ってくれ。オレは狩人。オレの弓の腕はアランシアでも一、二を争うほどだ。それに墓所を見つけるのだって、罠を避けるのだって、狩人の目は役に立つ』
フォーティ『だったら君をドラゴン剣士団に迎え入れよう』
グース『いや、オレは剣士じゃないんだが。ドラゴン勇士団って名前を変えてはダメなのか?』
フォーティ『それでも別にいいぞ』
グース『すばらしい! さあ、約束の握手だ! 友よ、あんたを失望させやしないぞ』
こうして、ドラゴン剣士団、改めドラゴン勇士団は結成された。
団長フォーティ、斥候にして射手のグース(本名ウィラード・ホンク)、おまけのランプの魔人トウィクシル、そして勝手に後見人にされたマリク・オム=ヤシュから成る面々である。
果たして、彼らは無事に探索を成し遂げることができるだろうか。
まあ、無事では済まない人がいるのは確定された事実なんだが。
マリクさん……惜しい人を亡くす予定(シクシク)
●ハーメリンの地図(後半部、上が南)
石の門(街の東)←グース←蜘蛛の魔女←丘の頂上
↑
マリクの家ー〈行き止まり小路〉ー時計職人の店
↑
〈目隠し路地〉ー〈丘通り〉ー〈戻り路地〉
↑
〈銀通り〉
★ドラゴン勇士団団長フォーティ
・技術点11
・体力点17/20
・運点10/11
・金貨48枚
・食料10食
・持ち物:【竜の剣】、幸運ポーション、秘密の地図(特別な愛称・デスティニーマップ)、短剣、【混沌の王冠】のフレーム、ドラゴンのメダル付きペンダント、【幸運のお守り】、骨入り革袋、【力の指輪】(技術+1)、コウモリ軟膏、蜘蛛油、熱冷まし剤、ゴブリンの耳垢、青い蘭、金の首飾り、開錠用具、革手袋、銅の指輪、真鍮のベル、金の護符、真鍮のランプ(魔人トウィクシル)、癒しのポーション、ゾンビの指輪、戦槌、エルフのブーツ、鉄の合鍵6本セット、黒い絹のハンカチ、銀のヘアピン、縺(もつ)れの指輪
・情報:ハーメリンで、マリク・オム=ヤシュを訪ねよ
マリクの亡き妻ヴェルマ、享年43歳
〈ゴルゴンの墓所〉でラスト・ビートルを入手せよ
〈ゴルゴンの墓所〉の位置情報
・祭りイベント:パイの早食いコンテストに勝利
平手打ちコンテストに勝利
(当記事 完)