ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

『サソリ沼の迷路』冒険譚・準備編

3月に入ったので、ボチボチ準備

 

リバT『それでは、今回から新たにゲームブックの攻略記事を立ち上げたいと思います』

 

ダイアンナ「テーマは、『サソリ沼の迷路』を3人のプレイヤーで順に進めようってことだね」

 

アスト「善の魔法使いセレイター、悪のグリムズレイド、中立のプームチャッカーの3つのパトロンの誰に就くかで、3通りのプレイが楽しめるんだったな」

 

カニコング「誰がどの配役を担当するでごわすか?」

 

リバT『今回は、ダイス目でランダムで決めたいと思います。まずは、プレイ順番を1Dで大きい目を出した人から順に決めます』

 

ダイアンナ「4」

 

アスト「3だな」

 

カニコング「2でごわす」

 

リバT『あまり面白みのない順番ですけど、まあいいでしょう。それでは、クイーンが一番手ということで、もう一度1Dを振って下さい。1と2で善、3と4で中立、5と6で悪を担当してもらいます』

 

ダイアンナ「2ってことは、善か。あまり柄じゃないんだけどね」

 

アスト「オレは……4で中立だな」

 

カニコング「吾輩は……残った悪でごわすか。一応、振ってみるが……2。善でごわすな」

 

ダイアンナ「善がかぶったときはどうするんだい?」

 

リバT『そうですね。もう一度、振ってもらいましょうか』

 

ダイアンナ「2」

 

カニコング「6」

 

アスト「きれいに善と悪に分かれたな」

 

ダイアンナ「だったら、1と2で悪、5と6で善という風に置き換えようじゃないか」

 

リバT『……クイーンはそんなに悪キャラがプレイしたいのですか?』

 

ダイアンナ「そりゃあ、雪の魔女シャリーラみたいなキャラが楽しかったからね」

 

カニコング「吾輩も聖闘少女のキャサリンを受け継いだ愛と正義のキャラが希望でごわす」

 

リバT『それならば、プレイヤーの要望を受け入れましょう。いわゆるROC(ロールORチョイス*1)ですね。あと、キャラクターですが、先日のローグライクハーフのキャラを使いましょう』

 

ダイアンナ「って、ダルタニアかい?」

 

アスト「オレはアートスか」

 

カニコング「吾輩は……もしかしてターコイズ? とうとう、プレイヤーキャラに昇格でごわすか」

 

リバT『もちろん、彼らはアランツァ世界のキャラなんですが、異世界転移して暗黒大陸クールに迷い込んだという設定です』

 

アスト「サソリ沼は、アランシアじゃなくて、クールにあるんだよな」

 

リバT『一方、ローグライクハーフのそのキャラクターたちが次にプレイする予定のシナリオ「ドラゴンレディハーフ」もアランツァではない世界観・ローレンシア王国にまつわる物語になっています。つまり、どっちにしても異世界転移が予定されている以上、サソリ沼に迷い込んでも不思議じゃないというか、異世界転移に慣れておくのも一興か、と』

 

アスト「理屈はよく分からんが、FFコレクション5のテーマが『アランシア大陸を離れて』ということなら、こっちは『アランツァ世界を離れて』というテーマでつなげて来るってことだな」

 

ダイアンナ「ランタン持ちのランちゃんと、火吹き獣のロッシーは?」

 

リバT『いっしょには付いて来ません。あと、世界観も違うので、アランツァでの魔法は使えません。あくまで、キャラの能力はFFゲームブックのそれに合わせてもらいます』

 

ダイアンナ「つまり、知識や記憶はアランツァでの冒険生活を引き継いでいるけど、魔法的な能力は上手く使えないようになっているということか」

 

リバT『まあ、元々、サソリ沼という環境も、既存のアランシアとは異なる世界観ですからね。ただし、サソリ沼オマージュのかえる沼という地名はアランツァにもあって、街の名前も本家のフェンマージに対して、マインフェージ村という地名があることは去年の記事で語っています』

カニコング「まさか、今回の企画に向けて、伏線を張っていたのでごわすか?」

 

リバT『いいえ。さすがに去年の3月時点で、FFコレクション5に「サソリ沼の迷路」が収録されるとは、グラマスNOVAも予想しておりませんでしたので、たまたま偶然つながっただけのネタなんですが、つながりを発見した以上は、使わないと損という考えですね』

 

アスト「つまり、今回の企画は、ここでのFFゲームブック21作めの攻略記事であるとともに、ローグライクハーフの外伝的な意味も持っている、と」

 

異世界転移ダルタニア編

 

ダイアンナ「で、ルールはいつものFFゲームブックと同じなんだね」

 

リバT『はい。技術点、体力点、運点もいつも通り。戦闘中の運だめしも普通にできますね。ただし、スタート時の持ち物に食料がありません』

 

ダイアンナ「食料がないだと? 体力点はどうやって回復するんだ?」

 

リバT『冒険が始まったら、魔法が習得できますので、それで《体力増強》の魔法を覚えればいいでしょう』

 

ダイアンナ「ああ、本作は魔法剣士なんだな。イメージとしては、『バルサスの要塞』みたいなものか?」

 

リバT『回数制限制という意味では、その通りですね。ただし、魔法に善中悪の3属性があって、悪の魔法使いグリムズレイドをパトロンにすると、善の魔法が使えませんが』

 

ダイアンナ「善の魔法には何があるんだい?」

 

リバT『《友情》《繁茂》《祝福》ですね」

 

ダイアンナ「ふむふむ。《友情》は相手に好意を抱かせる。《繁茂》は植物の成長を加速させる。《祝福》は自分以外の誰かの技術点、体力点、運点を3ずつ回復するか。あたしには必要ないタイプの魔法だね。それよりも、悪の魔法の《脅し》《枯らし》《呪い》がいかにも雪の魔女って感じで好みだ」

 

リバT『ええと、今回プレイするのは雪の魔女ではなくて、ダルタニアさんの方ですから。邪悪プレイに走るのは、少し違うのでは?』

 

ダイアンナ「タイタン世界に転移したときに、雪の魔女のエッセンスも混じってしまったということで。元々、ダルタニアだって、混沌に呪われた魔剣士って方向性でプレイしていたんだし、善悪という理念よりも自らの欲望を満たすために冒険者になったんだ。進んで悪事を為すつもりはないが、ムカつく相手を剣で斬ることは厭わない。悪のパトロンが金払いのいい人物なら、喜んで付き従うこともするさ」

 

リバT『……ゲームブックですから、TRPGほどの自由度はないと思いますので、多少の暴走は許容範囲だと考えますが、実のところ、サソリ沼の悪プレイはグラマスNOVAも初めてのようですので、どんな展開になるか、記事を書きながら冷や冷やしているのではないか、と思われます』

 

ダイアンナ「では、次に能力値を決めるとするかね」

 

リバT『ああ。今回、能力値は技術点10、体力点20、運点10を基本値にします』

 

ダイアンナ「固定なのかい?」

 

リバT『いいえ。プレイしやすいよう、最低値を担保しておこうということで。ただし、自分でもダイスを振って、基本値よりも高い数値を出せば、そちらを採用ってことで』

 

ダイアンナ「つまり、3以下の出目は4にするってことだね。だったら、安心してダイスを振るか。6、6、3と出たから、技術点だけが最高値の12で、他は体力20、運10ってことか。まあ、運はもう少し欲しかったけど、剣士としては立派なものさ」

 

リバT『他の装備は、剣と鎖かたびら、背負い袋。あと本作でのスペシャルアイテムとして、魔力を秘めた〈真鍮の指輪〉を入手しています』

 

ダイアンナ「どんな魔力だい?」

 

リバT『魔力その1、常に北がどちらか分かります。方向を見失うことはありません』

 

ダイアンナ「マッピングするときに便利だね」

 

リバT『魔力その2、邪悪な者や悪意、敵意に反応して、熱を発します。友好的な盗賊には、荒くれ者の小悪党であっても反応しませんが、あなたに危害を及ぼす魔法や、騙そうとしている商人などに対して反応し、要は危険を感知するセンサーみたいなものですね』

 

ダイアンナ「魔法じゃない罠なんかも分かる?」

 

リバT『いいえ。天然自然の産物については、悪意ではないので反応しないと思います。どの程度の精度があるかは、じっさいに冒険に出て確認して下さい』

 

ダイアンナ「では、早速、始めるとするかね」

 

リバT『いいえ。今回はあくまで準備編ということで、ここまでにさせてもらいます。代わりと言っては何ですが、当企画に関して、作者の脳内をお披露目しようか、と』

 

NOVAの考えていること

 

 NOVAが今現在、夢中なゲームブックは『王子の対決』である。

 先日、こちらのブログで娘2人との『王女の対決』攻略記事を終わらせた。

 原作の『王子の対決』はFF12巻、15巻、16巻を続けて書いた作者アンドリュー・チャップマンのFF最終作であり、後に33巻『天空要塞アーロック』を書くことになったマーティン・アレンが共著者としてFFデビューを飾った本でもある。

 個人的には、チャップマンが優秀な書き手であり、その友人であるアレンの方は……素直に褒めることはできないムムムな書き手である。

 2人の関係を知らない頃合いには、優秀なチャップマンの足を引っ張るアレンというイメージを抱いていたが、最近、『王子の対決』の記事を書くに当たって、チャップマン本人のブログを見つけて、いろいろ読んで知ったことがある。

  チャップマンが生粋のイギリス人ではなくて、オーストラリアのコンピュータープログラマーだったことや、趣味で小説を書いたりしているうちに、『火吹山の魔法使い』を父親が弟に買ってくれたことで自分も興味を持つようになり、これなら自分でも書けるかも、と思って書いたのが『宇宙の暗殺者』の原型。それをオーストラリアのペンギンブックスに送ったら、「うちでは出版できないので、イギリスのペンギン本社に送ってはどうか?」とアドバイスをもらった形。

 そして、1983年4月にそうしたけど、しばらく返事は来ず。その間に、2冊めの『宇宙の連邦捜査官』を書き始めているうちに、6月になって、ようやく返事が来たけど、芳しからず。

 その時点では、「この類の本は現在、スティーブ・ジャクソンイアン・リビングストンが専任しているから、他の作家の作品の踏み込む余地はない。あなたの原稿はそれでも良い内容なので、オーストラリアのペンギンブックスなら受け付けてくれるかも?」

 要するに、たらい回しですな。

 

 ただ、その後、10月に入って状況が変わったらしく、「FFシリーズをこれからさらに発展拡張したいので、あなたの作品についても候補として考えたい」という旨の手紙がイギリスから送られて来て、それから84年の3月に「ジャクソンとリビングストンからも承認されて、正式にFFシリーズのラインナップに採用が決まった」との連絡もあって、85年の出版に至る、と。

 だから、85年にチャップマンの本が続けて3冊出版されたように見えますが、じっさいには83年から書き溜めていた原稿が、その年に日の目を見たということですな。

 そういう背景事情を知るまでは、てっきりチャップマンもゲームズワークショップの社員か関係者で、ジャクソンたちの知人だと思い込んでいたわけですが、まさか国も違う他人さまだとは思いもよらず。

 まあ、アメリカのジャクソンの例もあるように、FFシリーズがワールドワイドに海外展開する動きが84年には顕在化していくわけで、ジャクソンやリビングストン以外の作家にも書いてもらうよう、ペンギン本社の動きが活性化していった流れがあって、だけど、チャップマンは割と本国から見て外様の作家なんですな。

 だから、86年の22巻『ロボット・コマンドゥ』で米ジャクソンもFFシリーズを書き終えたように、チャップマンも『王子の対決』でFFシリーズでは燃え尽きたというか、イギリスからは距離を置いて、地元のオーストラリアでゲームブックシリーズを立ち上げたり、その後も作家としてのキャリアを続けて行ったようです。

 今後、FFコレクションを続けていくうえで、ジャクソンやリビングストンの関係者は連絡も取りやすいのでしょうが、距離の遠い作家たちの作品は復刻も難しいと思われますね。

 それだけに、21世紀に復刻されないままだった米ジャクソンの『サソリ沼の迷路』がこの度、41年ぶりに復刻したのは実のところ、大ニュースだと。

 

 それはさておき、攻略記事である『王女の対決』に続いて、プレイでは通過しなかったイベントも含めた完全解析記事を書き始めて、そっちを仕上げてから、『サソリ沼の迷路』の本格的な攻略プレイに移ろうと考えています。

 書き手としては、まあ、『王女の対決』も、そして『ローグライクハーフ』も読んでもらいたいから、話をつなげている次第ですが、やはり明確に反応が良いのは、FFコレクション収録作品の方ですな。

 このタイミングで、アンドリュー・チャップマンの旧作がツボに入っているのは、自分だけかなあ、と思いながら、まあ、旬の作品と、少し経てば、また旬になるかもしれない作品(あるいはただの懐古でしかなく復刻の見込みの薄い作品)もチェックしたりしながら、楽しく充実したゲームブックライフを過ごして行きたいな、と思いつつ。

 

PS.『さまよえる宇宙船』の復刻以降、SFゲームブックの復刻があれば、チャップマンにもまた日の目が当たるのになあ、と思いつつ。まあ、『サソリ沼の迷路』で10巻までをコンプリートすると、次は11巻の『死神の首飾り』から12巻の『宇宙の暗殺者』につながる流れができて、それを踏まえた攻略記事展開もしたいなあ、と。

 ただし、『王子の対決』をクリアして、既訳FFのプレイがコンプリートした! と思いきや、『ザゴールの伝説』『狼男の雄叫び』『嵐のクリスタル』の3本が出てきて、とりわけニチアサで新番組のゴジュウジャーを見るたびに(主役がゴジュウウルフ=遠野吠という名前)実にタイムリーだと感じる今日この頃。

 マニアックなネタで、お目汚ししつつ、戯言タイムでした(m0m)。

(当記事 完)

*1:ダイスを振ってランダムに決めてもいいし、プレイヤーが自由に選んでもいいし、というTRPGの設定決めの手法。