ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

『ロボット コマンドゥ』攻略記(その1、バナージョの旅立ち)

パラグラフ1番からスタート

 

 俺の名前はバナン・ジョースター。愛称はバナージョ、恐竜牧場を経営しているロボット乗りだ。

 しかし、その腕前はプロフェッショナルな軍人の目から見ると、中の上と言った程度。敵国の軍人相手にドンパチを行うほどの技も、覚悟も持ち合わせていない。せいぜい凶暴な肉食恐竜から牧場を守る程度しか考えていない。

 亡き父ロハン・ジョースターは、ギャンブラーにして夢想家だった。

 一人息子の俺に、先祖のジョースター家の奇妙な冒険の物語を、コミックにして伝え残したが、イギリスとか、アメリカとか、ジャパンとか、聞いたことのない国の名前がいっぱいで、ただの創作でしかないということは、大人になって分かった。子どものときは、自分の先祖は凄いや、と自分も何らかの特殊能力があって、いつか先祖に負けない大冒険を繰り広げると思っていたものだが、やがて現実に直面する。

 この世界で生きるのに必要なのは、超能力を扱う幽霊みたいな存在ではなくて、恐竜と殴り合えるロボットの操縦技術だって。

 

 親父は現実が見えていない夢想家だったが、幸運には恵まれていて、ギャンブルで大当てをして、ジョースター恐竜牧場の主人となった。

 経営者としての才能はなかったようだが、それなりの人脈は持っていたようで、雇われ経営者と雇われパイロットを募集しては、恐竜相手にロボで殴り合って……あっさり死んだ。

 その結果、この俺が2代め社長として、恐竜牧場の舵取りを任されることとなった。俺は親父よりは現実主義者だったから、大人になって、しばしば口論することもあったが、それでも親父を尊敬はしていた。凡人の俺にいろいろな資産を遺してくれたし、2代めとしては地道に、堅実に牧場を維持しながら、愛機のカウボーイを最新型のスーパーカウボーイにバージョンアップできたらいいなあ、ぐらいに思っていた。

 

 そんな平凡なロボット乗りが、敵国の侵攻に対して、単身で戦う羽目になろうとは、親父のコミックの題材にはうってつけだろう?

 しかし、親父はこの世にもういない。

 ジョースターの新たな冒険を後世に伝えるためにも、俺は何としても生き延びて、世界を救ってやる必要がある。

 親父の描いた主人公は、みな前向きだが、俺は残念ながら英雄の器じゃない。

 どうして、この俺が1人で戦わないといけないんだ? とボヤきながら、自分にできることを堅実にこなすしかない。

 とにかく、今は眠っている人々を起こす方法を考えないとな。

 

NOVA「そんなわけで、俺のプレイするバナージョは、積極的に冒険をするようなキャラじゃない。堅実に、地道に、コツコツできることをこなす、受け身のキャラで行こうと思う」

 

リバT『それでも、父親の遺した剣を手に覚悟を決める時です』

 

NOVA→バナージョ「責任感はある。俺にしかできないことだったら、何とかしたいとは思うが、大胆不敵とは程遠い。まあ、とにかく、邪悪なカロシアン相手にレジスタンスを結成するような英雄がどこかにいるだろうから、そういう連中を探すことにしよう。レジスタンスの兵士Bとして、画面の片隅に映っている程度のキャラでいい。主人公ができそうな熱血漢の若者アストはグースカピーと寝ているからな」

 

アスト「だから、ただ寝ているだけのキャラとして、勝手にオレを登場させるなよ」

 

バナージョ「テキトーなNPCが登場したら、アストにもロールプレイしてもらうから」

 

ダイアンナ「じゃあ、あたしは機体制御を助けてくれる人工知能をプレイするよ。名前はダイナってことで」

 

バナージョ「では、AIダイナと会話しながら、道中の寂しさを紛らわそうか」

 

ダイアンナ→AIダイナ「はい、マスター。早速ですが、1つ提案します。タロス国の多くの人々が眠っている状況は、マスターにとってチャンスではないでしょうか。今だと、お宝をあれこれ盗み放題。この状況で最大の利益を得るには、略奪が最適解だと考えます」

 

バナージョ「何だ、そのAIは? 堅実に、地道に、コツコツ生きることを願っている俺が育てたとは思えない」

 

AIダイナ「私の調整をして下さったのは、先代のロハン様でしたから」

 

バナージョ「親父、AIに変なことを教えるな! それじゃ、カロシアンの連中と同じになってしまう。俺は国を裏切って、自分だけ幸せに生きたいとは思わない。最適解は、カロシアンの連中を追い出して、国を救った英雄として欲しいものを手に入れることだろう」

 

AIダイナ「今のマスターの持っている戦力では不可能です。マスターの考えは合理的とは程遠いですよ」

 

バナージョ「略奪が合理的とも思えないんだがな。俺はタロス国民で、カロシアンがのさばっている限りは、連中に見つかって、捕まったりしたら、奴隷扱いされるんじゃないか?」

 

AIダイナ「素直に投降して、彼らの慈悲を乞うというのは、どうでしょうか?」

 

バナージョ「親父が、そのような卑屈な生き方を教えたのか?」

 

AIダイナ「いいえ。ロハン様なら、こういう時、だが断ると斬って捨てたことでしょう。横暴な相手、狡猾な相手に対して、たとえ自分が損をすると分かっていても、媚びへつらって卑屈な振る舞いはしない。それこそ、ロハン・ジョースター様の生き方でした」

 

バナージョ「同意だ。男にはたとえ負けると分かっていても、逃げてはいけない勝負どころというものがある。とは言え、無謀に正面から突っ込むだけの猪武者になるつもりもない。逃げも隠れもするが、通すべき筋だけは通す。親父のコミックから、それぐらいのことは学んだつもりだ」

 

AIダイナ「さすがはマスター。ロハン様の薫陶の賜物ですね」

 

バナージョ「親父と俺は違う。しかし、ジョースターの血脈は、黄金の精神となって、俺の心にもしっかり受け継がれているんだ」

 

 

アスト「ZZZ……と寝言混じりにツッコミ入れるぞ。パラグラフ1番に今のやり取りが書いてあるのか? 何だか、元のゲームブックと異なる会話劇を勝手に展開しているようにしか思えんのだが。読者はきっとこう言う。『さっさとゲームのプレイを進めろ』と」

 

バナージョ「いやあ、何だかキャラ立てに夢中になってしまってな。リバT、選択肢を読んでくれ」

 

リバT『パラグラフ1番は、ロボット置き場で主人公が乗る初期機体の選択から始まります。頑丈な標準型作業機体カウボーイを使うか、戦闘向きではないけど超高速の飛行機体ドラゴンフライを使うか、です』

 

機体の選択と旅立ち

 

リバT『カウボーイは前回も紹介しましたが、このようなデータです』

 

●カウボーイ・ロボット(パラグラフ24)

 装甲点10、速度・中速、戦闘ボーナス0

 特殊能力なし

 

リバT『一方、ドラゴンフライはこうなっています』

 

●ドラゴンフライ・タイプD(パラグラフ47)

 装甲点5、速度・超高速、戦闘ボーナス0

 特殊能力:選択肢で許されているなら、どんな敵からも逃亡できる。逃亡する場合は、自動的に2点ダメージを受けて、戦闘は終了する。

 

 

バナージョ「よし、ここはドラゴンフライだな。今の俺にとって大事なのは、速やかに情報収集することで、戦うことではない。カウボーイは作業機体なので、戦いには向かないし、ドラゴンフライで逃げまくって、さっさと別の機体に乗り換えることが最適解だと見た」

 

リバT『では、次に目的地を決めます。カロシアンの主力部隊は首都にいるでしょうから、そこに突っ込んで行くのは明らかに無謀です。やはり、まずは情報と戦力を蓄えるべきでしょう。それには2つの選択肢があります』

 

・知識(ナリッジ)市

・産業(インダストリー)市

 

バナージョ「やはり、この眠り病の情報と、解除するための方法を求めて、知識市に行くのが優先だろう。産業市はたぶん強い機体が手に入るのだと思うが、乗り換えは後に回す。知識市へGOだ」

 

AIダイナ「レディ。これより、ドラゴンフライは知識市を目指します」

 

バナージョ「AIは機体制御を助ける汎用ユニバーサルシステムとして、タロスのロボットの共通規格として設計されている。数分の操作で、機体ごとに乗り換え可能ということで」

 

リバT『つまり、AIダイナはどこにでも付いて来るわけですね』

 

バナージョ「ロボに乗ってる限りはな。それじゃあ、知識市に着いたってことで」

 

リバT『いいえ。その前に空からプテラノドンが襲撃してきますよ』

 

バナージョ「プテラノドンか。最近、スパロボラドンの群れといっぱい戦ったなあ」

 

プテラノドン

 技術点9、装甲点3、速度・高速

 

バナージョ「速度はこっちが勝っているので、技術点11になる。一方、もしもカウボーイに乗っていたなら、向こうの速度が上なので、相手の技術点が10になって、こっちと同じだ。やはり、ドラゴンフライの方が得だな。2差で勝っているわけで」

 

リバT『では、こちらの攻撃力を決めます。(コロコロ)9が出たので、18ですよ』

 

バナージョ「フッ、こっちは7を出せばいい。(コロコロ)よし、7で相手の攻撃をかわした」

 

リバT『では、続いて2ターンめ。今度は攻撃力15ですよ』

 

バナージョ「それぐらいならAIに任せても勝てそうだ。ダイナ、仕留めろ」

 

AIダイナ「自動戦闘システム起動。(コロコロ)8が出たので、攻撃力19」

 

リバT『プテラノドンは2点ダメージを受けて、残り装甲点1です。せめて一矢は報いたい。プテラノドンはキシャーッと雄叫びを上げて、まっすぐ突っ込んできます。(コロコロ)出目11、攻撃力20ですよ』

 

バナージョ「何で、そんなに出目がいいんだよ。中の上の俺に9なんて出せるわけが……ほら、6だ。くっ、ダメージをくらった。残り装甲点は3だ」

 

リバT『では、次です。攻撃力は18』

 

バナージョ「やはり、AIに任せた方がよさそうだ。ダイナ、頼む」

 

AIダイナ「はい、出目7なので引き分けですよ」

 

リバT『次は、出目3。これで落ちましたね』

 

バナージョ「とどめは俺が刺す。機銃をパラパラ撃って、攻撃力19。ふう、ちょっと傷が付いたが、撃墜成功だ」

 

知識市へ

 

リバT『知識市へ向かう途中で、小さな村に通りかかります。何か役立つものがあるかもしれません』

 

バナージョ「攻略記事である以上、こういう場所のチェックは怠れない。一応、調べてみよう」

 

リバT『そこには、掘削用のメカがあります。人型ではありませんが、キャタピラ装備の作業用機械ですね。ブルドーザーとパワーショベル、リフト用のアームが2本付いたような無骨な機体です』

 

●掘削用ロボット(パラグラフ13)

 装甲点16、速度・低速、戦闘ボーナス0

 特殊能力:パワーショベル。攻撃力を2減らすが、命中すれば、相手に6点ダメージを与えることができる。

 

バナージョ「いかにもパワー自慢の機体だが、速度・低速というのが気に入らない。しかし、今のカトンボが装甲点3だからな。2回ダメージを受けたら撃墜されてしまうのは、さすがに怖い。それよりも、装甲点16で8回までダメージを受けられる重機型メカ、仮称ビルドタイガーはちょっとしたロマンだな。試しに一度乗ってみるのも一興」

 

AIダイナ(ダイアンナ)「重機型か。あたしよりも、カニコングが向いているような……」

 

ニコング「呼ばれて飛び出て、ジャジャジャジャーン……でごわす」

 

ダイアンナ「ちょっと、本気で出て来るってのかい?」

 

リバT『それでは、パワー系の機体に乗っている場合、AIダイナに秘められた別モードのAIクラブモードが起動するってことで、サポートAI切り替えシステムを採用します』

 

ニコング「何だか唐突でごわすが、クイーンになり代わり、吾輩がAIクラブとして暴れたらいいのでごわすな」

 

アスト「そういうのがありかよ。だったら、オレもAIとして参加したいところだ。機体を乗り換える際に、AIもフォームチェンジするってことでどうだ」

 

バナージョ「AIの人格が切り替わると、パイロットとしては混乱しそうだが、それで物語が面白くなるなら、別にいいか。とにかく、新たなメカ、ビルドコング(サポートAIクラブ)で知識市に向かうとしよう」

 

リバT『では、まもなく知識市に到着しました。ここを去る前に4ヶ所を調べることができます。医科大学、タロス博物館、恐竜保護地区、軍事大学ですね』

 

バナージョ「どれも面白そうだが、まずは何よりも、眠り病対策だな。医科大学に向かうぜ」

 

リバT『メカを入り口に残して、医科大学に入ります。傷の手当てをしてもいいですし、眠り病の情報を探してもいいです』

 

バナージョ「特にケガはしていないから、眠り病だ」

 

リバT『傷の手当てをするなら、医療キットが1つ入手できるのですがそれには気づかないってことで、あなたは医学図書室に入りました。テキトーな本を調べていると、眠り病の特効薬の製法を見つけました』

 

バナージョ「何と。俺は専門家じゃないんだが、作れるのか?」

 

リバT『化学実験室ではAIがサポートしてくれるので、適切なレシピさえ示してくれたら、半分自動的に精製してくれます。おかげで、1リットル分の青い飲み薬が完成しました』

 

バナージョ「たった1リットルか」

 

リバT『分量的には、それで十分だそうです。ただ、薬はビンの蓋を開けると、すぐに蒸発してしまいます。薬を嗅げば、眠り病から目覚めるのですが、眠っている人間全員に薬を嗅がせるのは不可能に近いです。彼ら全員を一ヶ所に集めない限りは』

 

バナージョ「薬はあっても、同時に薬を嗅がせる方策を考えないといけないのか」

 

リバT『ここでキーキーと妙な声が聞こえるのですが、すぐに立ち去りますか? それとも、もう少し実験室に残って、薬のチェックを続けますか?』

 

バナージョ「念のため、チェックするか」

 

リバT『すると、レシピ本の脚注にある記述を読み落としていたことに気づきました。それによると、薬の材料になってる〈食人植物のエキス〉に消費期限があるそうです。もしも、この実験室のエキスが期限切れであれば、薬は効果を発揮しないので、確実を期するためには、ジャングルの奥深くから食人植物を見つけ出して、そのエキスを薬に混ぜないといけません』

 

バナージョ「なるほど。ジャングルへ行けってか。では、謎のキーキー声を気にしながら病院を出るか」

 

リバT『キーキー声の正体は、病院の実験生物である大トカゲでした。3体が襲って来ますが、急いで逃げますか? それとも戦いますか?』

 

バナージョ「爬虫類の相手なら慣れている。ここは戦ってみるか」

 

 逃げるなら運だめしが必要で、もしも失敗したら、飲み薬の瓶が割れてしまうというデメリット付き。

 戦う場合は、相手の技術点は6と7。体力点は4〜6。さほどの強敵ではないと判断して、一匹ずつ応戦する。結果的に2点ダメージを受けたものの、大トカゲ3体を撃退した。

 

リバT『実験室の奥からは、さらに多くのキーキーいう声が聞こえてきます。探索を続けますか?』

 

バナージョ「ここにこれ以上残ると、無数の実験生物に囲まれて無惨なバッドエンドに至る未来が見えた。どうやら未来予知のスタンド、《クロノス》が発現したらしい。これによって未来の危険が脳裏に浮かび上がる。俺の未来にバッドエンドはない……はず。堅実に生きたいと願う心が生み出した、危険回避のスタンドってことで」

 

リバT『では、バッドエンドを避けて、医科大学を脱出しました』

 

●バナン・ジョースター(愛称バナージョ、プレイヤーNOVA)

 

・技術点10

・体力点18/20

・運点10

・装備:剣、医療キット5個、青い飲み薬

 

●ロボット:掘削用ロボ(ビルドコングと命名

・技術点10

・装甲点16

・速度:低速

・特殊能力:パワーショベル。攻撃力マイナス2、ダメージ6点の大技。

 

手がかり

医科大学で、眠り病に効く青い飲み薬を精製。

・飲み薬を有効にするには、ジャングルで食人植物を探す必要あるかも。

・さらに、眠っている国民全員に薬を嗅がせるにはどうすればいいか、手段を講じる必要あり。

 

さらなる知識を求めて

 

バナージョ「ところで、医科大学には眠っている人間がいなかったんだな」

 

リバT『はい、完全に無人状態でした』

 

バナージョ「眠り病が発症する前に、実験生物が暴れたから慌てて避難したのかな。まあいい。次に探索すべきは、軍事大学か、博物館か、恐竜保護地区か、という選択肢だが、順にめぐってみるか」

 

リバT『では、軍事大学に向かうと、そこにはカロシアンの軍事ロボットが1台、見張りに立っていました』

 

AIクラブ「早速、破壊するでごわす」

 

バナージョ「好戦的なAIだな。他の選択肢は?」

 

リバT『荒事を避けて、この場を後にするか。それとも、敵の仲間のフリをするか、です』

 

バナージョ「ビルドコングじゃ、どう見ても仲間に見えんだろう。ここは強行突破で不意を討つのが最適解だと見た」

 

AIクラブ「うおー、パワーショベルで突撃するでごわす」

 

リバT『サイコロ2個を振ってください』

 

AIクラブ「8が出たでごわす」

 

バナージョ「勝手に振るなよ。俺が振ると……4か。ここはAIに任せた方が良さそうだ」

 

リバT『では、奇襲によって8点ダメージを与えて、相手の残り装甲点は4です。敵機の名前はミュルミドン。高速戦闘機に変形できる可変メカで、今は人型形態です。データは以下のとおり』

 

●ミュルミドン

 技術点10、装甲点12(現在は4)、速度・中速

 

バナージョ「敵の方が速度は上なので、技術点11になってるんだな。1差でこっちが不利だが、装甲はこっちが頑丈だ。突撃を仕掛ける」

 

リバT『では、こちらも体勢を整えて、反撃に移ります。出目4で攻撃力15」

 

バナージョ「こっちは8を出せば、パワーショベルで一撃粉砕できるんだな。よし、AIクラブ、8を出せ」

 

AIクラブ「うぉーでごわす。(コロコロ)7」

 

リバT『パワーショベルの強力な一撃は、ギリギリのところでかわされました』

 

バナージョ「チッ、普通に攻撃していればよかった」

 

リバT『次のラウンドです。こちらの攻撃力は14』

 

バナージョ「何だか親切な出目だな。よし、今度は俺がパワーショベルの一撃だ。7を出せば、必殺のバナージョ・クラッシュが炸裂ってことで……よし、7だ。剛腕掘削バナージョ・クラッシュ! ビルドコングのパワーを思い知ったか!」

 

リバT『敵機は強烈な一撃でスクラップと化しました。残骸を調べてみますか』

 

バナージョ「俺のスタンド能力、《クロノス》が発動した。こいつを調べると、自爆装置が起動して、ダメージを受ける未来が見えたので、スルーして、軍事大学へ向かう」

 

リバT『では、軍事大学の建物に入ります。こちらは無人ではなく、兵士や将校たちが眠りこけていますね』

 

バナージョ「ここでこの人たちを起こせば、レジスタンスが結成できそうだが、十分な数が揃うとは思えない。先にいろいろ調べてみるか」

 

リバT『案内板に従って、図書室に入りました』

 

バナージョ「そうだよ、これだ」

 

アスト「何だ?」

 

バナージョ「近未来のゲームブックだと、建物や都市を調べるのに案内板は付きものだ。ファンタジーRPGのダンジョン探索と違って、やみくもに部屋を片っ端から探るようなマネはしない。だけど、アーロックはその点がSFとしてダメだったんだ。主人公は歴戦のスパイという設定なのに、クレバーな情報探索術を駆使することなく、行き当たりばったりの移動を繰り広げて、まるで素人だ。都市に初めて訪れたら、地図ぐらい探すだろう? それすらしないで、うろちょろするのは、どこの田舎者だって感じだ」

 

アスト「廃墟で、コンピューターに収録された地図データが閲覧できないとか不具合の理由はいくらでも作れるがな」

 

バナージョ「それだったら、そういう理由づけを本文で書いていたらいい。だけど、アーロックの場合、そういうSF的なリアリティ描写を作者ができなかったんだろうな。逆に言えば、米ジャクソンのSF観だと、建物に案内板は当然のように付いていて、田舎の牧場主でも普通にそれをチェックできるんだよ。それとも、80年代のアメリカ人は案内図を見て探索するが、80年代のオーストラリアには案内図を見て都市散策をする文明がなかったというのか?」

 

リバT『アーロック批判はもういいですから、話を進めますよ。図書館で調べ物をしている最中に、外が騒がしくなります。窓から外を見てみると、例のミュルミドンが3機飛来して来ます。見張りからの連絡が途絶えたので、様子を見にきたと思われ』

 

バナージョ「ゲッ。のんびり調べ物をしている場合じゃなくなってきたか」

 

リバT『3冊の本で、どれか1冊を調べることができますよ』

 

  • ガーディアンの都市
  • 緊急事態
  • カロシアンの軍事ロボット

 

バナージョ「こういう情報収集は当たり外れがありそうだが、攻略記事の都合上、全部チェックしてから、どれかを選ぶことにする。なお、俺の選択は『カロシアンの軍事ロボット』だ。これを読むと、敵の機体を操作することができる」

 

アスト「すると、ミュルミドンを奪いとることができる?」

 

バナージョ「そう。敵の試作型メカを奪いとるのは、リアルロボットの基本だろう」

 

アスト「逆に、敵に奪われたロボを追いかけるのも基本だがな」

 

バナージョ「とにかく、俺は敵のメカを奪いとることを選択する。なお、『緊急事態』の書物は、外れ情報だ。我が国の曖昧な軍事規定が載っているだけで、現状を変えるような代物じゃない。一方、『ガーディアンの都市』は重要情報だな」

 

アスト「ガーディアンって何だ?」

 

バナージョ「俺も知らないが、この書物を読むと、タロス軍の秘密防衛組織ガーディアンというのが存在していて、その基地のある座標(22)が示されている。ガーディアンに接触したいときは22というコードナンバーを使え、とのこと」

 

アスト「それって、かなり重要情報じゃないか?」

 

バナージョ「ああ、他で同じ情報が手に入らないなら、それで攻略ルートが一つ定まる必須情報かもしれない。ただ、米ジャクソンのゲームブックはマルチエンディングで、3通りの正解が用意されている、と初めに示されている。ガーディアンルートもその一つかな、と思う次第。しかし、バナージョが選んだのは、敵機の奪取ルートだ」

 

リバT『では、話を続けましょう。書物から貴重な情報を入手し終わって、いよいよ脱出することになります。敵のカロシアン人が機体から降りて、建物に入って来るのを確認したあなたは、こっそり連中をやり過ごして、外に出ました。さて、ビルドコングに乗るか、それともミュルミドンを奪いとるかが選べますが?』

 

バナージョ「ビルドコングのAIクラブのメモリを素早く抜きとって、それを持って、ミュルミドンに乗り換えることはできるか?」

 

リバT『メモリを抜きとることまでは可能とします。しかし、敵機のミュルミドンにメモリを調整するのは、時間が必要なので、すぐには無理ですね。何しろ、仕様が異なりますから』

 

バナージョ「では、AIの調整は後で時間ができた時に行う。当面は手動オンリーで進めるとしよう。ミュルミドンのデータを確認する」

 

●ミュルミドン(人型)

 装甲点12、速度・中速、戦闘ボーナス+1

 

●ミュルミドン(戦闘機型)

 装甲点10、速度・超高速、戦闘ボーナス+1

 

リバT『ミュルミドンは可変戦闘機です。1ラウンドかけて変形できますが』

 

バナージョ「人型の利点は、装甲点が2点多いだけか。普段は、戦闘機型で運用する方が有利そうだ。人型はダメージボーナスが1点付いてくるとなれば、人型を扱うメリットもあるのだろうが」

 

リバT『なお、ロボットの操縦マニュアルを読んでいない場合は、戦闘ボーナスが+1ではなくて、マイナス1として扱われます』

 

バナージョ「操縦はできるけど、性能をフルに発揮できないってことだな。しかし、俺はロボットマニアとして、腕は中の上でも柔軟性はあるんだ。ちょっとしたマニュアルさえ学習すれば、すぐにコツはつかめる学習能力の高さが長所と言える」

 

アスト「トップエースにはなれないが、何でもそつなくこなす器用貧乏ってことだな」

 

バナージョ「いや、そういう万能型は貧乏ではなくて、器用小金持ちぐらいに考える。ダイス目で言えば、クリティカルは出せない代わりに、2Dで7か8を安定して出せる男だと思ってくれ。無難にこなせる便利屋。ガンダムアムロにはなれないけど、ジョブ・ジョンみたいなキャラだ」

 

リバT『ジョブ・ジョンってマイナーなキャラですが、彼も縮めるとジョジョなんですね。奇妙な冒険をしてそうです』

 

バナージョ「そんなわけで、敵のメカ、ミュルミドンを奪いとったんだが、そうだな。名前はスカイザーXで行こう」

 

リバT『では、そのスカイザーXで今は無人のミュルミドン2機を破壊するか否かの選択肢が出ますが?』

 

バナージョ「《クロノス》によると、無人機とはいえ、自動防衛システムが装備されているようで、こちらも3点ダメージを受けてしまうようだ。だから、機体だけ奪って、速やかに撤収する方が正解。次の目的地に向かう」

 

博物館と恐竜保護地区

 

バナージョ「残り2ヶ所の探索は、略式で進めよう。まず、博物館では、軍事情報、眠り病、カロシアン人のことを案内ロボットに尋ねることができる。しかし、眠り病については、医科大学に行け、と言われるのみ。カロシアン人については、彼らの文化習俗で『1対1の決闘で争いごとの決着を果たす(111)』の風習があるらしい」

 

アスト「すると、もしかして、連中のボスを倒せば、連中は全て降参させられるのか?」

 

バナージョ「この情報が、マルチエンディングの条件の1つに通じそうだな。そして、この情報を手に入れると、展示室のギャラリーでティラノザウルスが暴れて、2人のカロシアン人が倒れているのを発見する」

 

ニコング「ティラノザウルスとの戦いになるのでごわすか?」

 

バナージョ「いや、ここではまだ戦わない。だが、死んでいるカロシアン人の黒い軍服を盗んで、変装することができる」

 

ダイアンナ「それは、いかにも潜入工作に活用できそうだねえ」

 

バナージョ「敵の軍勢に潜入するにはちょうどいいかもな、と思いながら、遠慮なく制服を着る。この博物館に再度戻ってくると、ロボット・ティラノザウルスと戦えるみたいだが、こういうデータだ」

 

●ロボット・ティラノザウルス

 技術点10、装甲点11、速度・高速

 

アスト「わざわざ戦うメリットは?」

 

バナージョ「倒すと運点が2回復するぐらいで、大きなメリットはないな。だから、そういう危険には手を出さず、最後に軍事情報を調べておく」

 

ダイアンナ「博物館で、軍事情報なんて分かるかね?」

 

バナージョ「現在の軍事情報は、軍事大学に行けと言われるが、博物館では歴史上の軍事情報がベータ・ホールにあるそうで、そちらに向かった」

 

アスト「ベータ・ホールか。何がある?」

 

バナージョ「途中で道に迷ったが、『幸運の贈り物』という展示品が見つかったので、見張りが眠っているのをいいことに、〈幸運のお守り〉を拝借した。原運点も含めて運点+1のボーナスをもらって、よっしゃラッキーって気になる」

 

ダイアンナ「結局、略奪してるじゃないか」

 

バナージョ「非常事態ゆえの接収だ。後で必ず返すから、今だけは許して欲しい。まあ、ベータ・ホールの方は、大昔の投石台とか、古臭い軍事装置が展示されているだけで、ロボット兵器との戦いで役立ちそうなものはなかったな。古代の神像とかでフェードインできるようなムーの遺産を期待したんだが」

 

●博物館での収穫

 

・カロシアン人の決闘風習(111)

・カロシアンの黒い軍服

・幸運のお守り(原運点と運点+1)

 

バナージョ「それなりの収穫もあって、博物館を出ようと思ったら、入り口で案内ロボットが妨害してきた。どうやら、お守りを拝借したのを咎めるらしい。仕方ないので、技術点判定に成功して、その場を逃げ去ることにした」

 

ダイアンナ「やっぱり泥棒なんだね」

 

バナージョ「泥棒じゃない。国を侵略者から救うために、必要なアイテムを借りただけだ。後で返すから、前科持ちにしないで欲しい」

 

ニコング「そもそも、掘削ロボットを乗り逃げしたのも犯罪行為では?」

 

バナージョ「そうか。工事現場の重機を許可なく勝手に持って行ったんだな。非常事態ゆえの行動とはいえ、俺の地道で堅実な人生が崩れていく。これも全てカロシアンが悪い。奴らを倒して国を救わないと、俺はただのロボット泥棒にして、博物館から展示品を盗んだ犯罪者にされてしまう」

 

アスト「犯罪行為を恐れてちゃ、冒険なんてできないだろう?」

 

バナージョ「いや、俺は冒険者じゃなくて、ただの堅実で善良な牧場経営者に過ぎんのだから、極力、犯罪には関わりたくないんだよ。ところで、ざっと恐竜保護地区のパラグラフを見て回ったんだが、どうも調べ物はいろいろと空回りしたんだよな。管理用ビルに何かがあるらしいんだが、そこで何かを見つけるには、手がかりが足りないらしい。別の場所を探索してから、改めてここに来るのが正解っぽい」

 

ダイアンナ「後でまた、ここに来ることができるのかい?」

 

バナージョ「『サソリ沼の迷路』もそうだが、米ジャクソンのゲームブックは、双方向移動が一つの特徴らしく、一度来た場所を再度来訪することも可能みたいだ。ここに隠された秘密の手がかりが分かれば、また戻って来よう。その前に行きたいところがある」

 

ニコング「何でごわすか?」

 

バナージョ「もう一つの建物が、ロボット倉庫になっていて、ここに待望のスーパー・カウボーイがいっぱい収納されているんだな」

 

●スーパー・カウボーイ

 装甲点14、速度・中速、戦闘ボーナス+1

 特殊能力:音波発生器。対恐竜戦で、相手の技術点を1減らせる。

 

バナージョ「今、乗ってるスカイザーXがボロボロになったら、ここでスーパー・カウボーイを拝借するのもあり、ということだ。純粋に人型形態だと、敵の可変メカよりもスーパー・カウボーイの方がタフで強い。対恐竜に特化したスーパー・カウボーイは恐竜牧場の経営者にとって、憧れの的だったんだ」

 

アスト「ここで今できるのは、それだけか?」

 

バナージョ「他には、2体のトリケラトプスと戦うことも可能だが、あまり意味がない。知識市でできることはこれで終わりだな。次は、都市を出て、別のところへ向かうことになるが、今回はここまで」

 

リバT『次に向かえるのは、産業市、ジャングル市、嵐市、宗教市の4つです』

(当記事 完)