ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

『ロボット コマンドゥ』攻略記(その3、バナージョの試練)

ジャングルを目指して

 

バナージョ(NOVA)「前回は、知識市から産業市、娯楽市を経て、いろいろピンチにあったりしながらも、何とかかろうじてジャングル市に到達した。ふう、危うく死ぬかと思ったぜ」

 

リバT『機体の残り装甲が2点。本人も街の地下トンネル探索などで、体力を削られて、残り体力14点。回復アイテムの医療キットを全て使い果たした状況ですからね』

 

バナージョ「果たして、俺は生き延びることができるか?」

 

●バナン・ジョースター(愛称バナージョ、プレイヤーNOVA)

※パラグラフ137

 

・技術点10

・体力点14/20

・運点10/10+1

・装備:剣、青い飲み薬、カロシアンの黒い軍服、幸運のお守り(原運点+1)、ヘルメット(ロボット操縦時の技術点+1)、追跡ミサイル(ダメージ10点)

 

●ロボット:ワスプ(バナンビーと命名

・技術点14

・装甲点2/6

・速度:超高速

・特殊能力:攻撃力4差で勝つと、再ダメージ2点。

 

手がかり

医科大学で、眠り病に効く青い飲み薬を精製。

・飲み薬を有効にするには、ジャングルで食人植物を探す必要あるかも。

・さらに、眠っている国民全員に薬を嗅がせるにはどうすればいいか、手段を講じる必要あり。

・カロシアンのロボット操縦を習得。

・カロシアンには、決闘の風習がある(111)。

・カロシアンの合言葉(88)。

・透明マント(モデル3)は恐竜保護地区にある。

・ワスプ戦闘機の操縦技術+1。

 

バナージョ「新型のワスプには、バナンビーと名付けた。高機動なのはいいが、紙装甲なのであと一撃を受けると撃墜される。産業市で修理したいところだが、その前にジャングル市のイベントを解決したい」

 

アスト「先に産業市に寄って、それからジャングル市に出直すってわけにはいかないのか?」

 

バナージョ「ジャングル市に到着してしまったからなあ。パラグラフをチラ見すると、ジャングル市に出直して来たら、カロシアンのロボット3体と戦わないといけなくて、何だか面倒そうだ。ここは、もうさっさとジャングルを調べてみることにする」

 

リバT『しかし、飛行型ロボットでは、ジャングルを調べることができないのですね』

 

ダイアンナ「可変機なら良かったのにね」

 

バナージョ「上空から都市を調べるぞ。どこかにジャングル探索ロボが落ちていないかなあ」

 

リバT『北部を調べますか? それとも南部?』

 

バナージョ「北を調べると?」

 

リバT『肉食竜のノトザウルスがジャングルから出てきてるのが見えました。このまま放置すると、眠っている人々が餌にされてしまうことは確実でしょう』

 

バナージョ「それは見逃せん。ボロボロの機体でも、敵を翻弄しながら、街から引き離すことは可能か?」

 

リバT『相手の技術点は9。低速なので、そちらは技術点15で戦えます。装甲点7を機銃で削ることは可能かと思います。出目の事故さえ起こらなければ』

 

バナージョ「6差で勝っているんだから、よほど不運でなければ、勝てるはずなんだがなあ。頑張って、戦ってみるか」

 

リバT『では、こちらの攻撃力は(コロコロ)出目7で、16』

 

バナージョ「それは負けないなあ。こっちも出目7で、22。倍ダメージを与えて、残り装甲は3だ」

 

リバT『次は出目4。攻撃力13なので、そちらが何を出しても、倒せますよ』

 

バナージョ「ああ、出目6で勝った。うむ、地上の恐竜相手なら、優位に戦えるようだ」

 

リバT『眠っている人々を恐竜の脅威から救うことができたので、運点が2増えます』

 

バナージョ「まあ、恐竜相手ならプロフェッショナルだからな、俺は……と調子に乗る。ついでに、街の南もパトロールするか」

 

リバT『南を見ると、巨大なまだらのヘビみたいな姿が見えます』

 

バナージョ「また、恐竜か? いや、マンダみたいな奴かもしれんな。もう少し近づいて見よう」

 

リバT『すると、それはサーペントⅦと呼ばれるヘビ型ロボットだと分かりました。ジャングル専用機で、折りたたみ式のアームを装備し、恐竜を追跡、捕捉するハンター用の機体。データはこうです』

 

●サーペントⅦ

 装甲点9、速度・ジャングルでは高速/他は中速、戦闘ボーナス+1

 特殊能力:締めつけ。攻撃力16以上だと、相手を締めつけて毎ターン、ダメージを余分に1点与えられる。ただし、飛行している相手には無効。

 

バナージョ「おお、こいつはいい。バナンビーをこの場に残して、サーペントⅦに乗り換えだ。そうだな、名前はヘビーマンダーだ。AIはクラブに任せるか」

 

ニコング「任されたでごわす」

 

ダイアンナ「機体の乗り換えが多いと、プレイが落ち着かないねえ」

 

バナージョ「戦場に合わせて、複数の機体を乗り換えるシステムは、昔のヤッターマンみたいで面白い。陸ならヤッターワン、空ならヤッターペリカン、海ならヤッターアンコウって感じでな」

 

ジャングルの探索

 

 新たなジャングル専用機を手に入れたバナージョは、喜び勇んでジャングルに突入する。

 道が右と左に分かれていたので、まずは右を調べてみると、アンキロザウルスが突進してきた。

 

バナージョ「おお、アンギラスだ。スパロボYでは登場しなかったが、ここで倒して、槍に加工したいところだぜ」

 

リバT『アンギラスの元ネタは、確かにアンキロザウルスですが、デザインが大きく違いますので、倒しても槍にはできません』

 

バナージョ「分かっているよ。しかし、アンギラスVSマンダかあ。珍しい取り合わせの対決だなあ」

 

リバT『アンキロザウルスの技術点は9、装甲点は12、低速です。特殊能力は相手が2本足か4本足の場合、転倒させることができますが、ヘビ相手には無効化されるんですね』

 

バナージョ「こっちは技術点11に、速度差で+1されるから12だ。これなら有利に戦える」

 

 1ターンめは、敵15VS自分15。引き分けである。

 2ターンめは、敵16VS自分21。勝利したうえ、攻撃力16以上なので、締めつけ攻撃が発動。ダメージを3点与えて、相手の残り装甲は9点。

 3ターンめ、敵13VS自分15。

 4ターンめ、敵17VS自分20。

 5ターンめ、敵18VS自分15で、2点ダメージを受けたものの、

 6ターンめ、敵15VS自分19で、恐竜を絞め殺すことに成功した。

 

バナージョ「何で、俺の出目は3回も3が出るんだよ。6回振って、合計33って、期待値5強ってのは勘弁して欲しかった」

 

リバT『こちらは、合計40ですから、期待値は7弱ですね。3差で負けている割には、健闘したと言えましょうか。さて、怪獣が通った茂みの跡に、何やら金属が光っているのが見えますが』

 

バナージョ「ちょっと待て。怪獣じゃなくて、恐竜だろう?」

 

リバT『それでもパラグラフ56番には、怪獣と明記されています』

 

バナージョ「恐竜もモンスターであることには変わりないが、怪獣だと、やはりアンギラスってイメージだな」

 

リバT『そんなことよりも、金属を気にして下さい』

 

バナージョ「おお、そうだった。もしかして、槍をゲット? 調べてみるが……」

 

リバT『それは大型のキャタピラ・ロボットですね。乗員はやはり眠っています。そして、このロボットには面白い装備が付いていました』

 

バナージョ「オーソゴナル・ダイアゴナライザー?」

 

リバT『ゴジラSPネタは分かる人にしか分からないでしょう。とにかく、操縦室のマニュアルに、このような文章が書かれていました。「飛行機械に作用する実験用《妨害フィールド》。飛行型の恐竜にも有効かテストせよ」とあり、その下に「生物に対しては効果なし」と赤字で補足されています』

 

バナージョ「だけど、飛行機械に対しては機能するんだな。その装置を、持って行くことは可能か?」

 

リバT『可能ですよ。これさえあれば、カロシアンの航空戦力を無力化させられる……かもしれません』

 

バナージョ「ただ、こっちも飛べなくなるのをどう判断するかだな。まあ、備えあれば憂いなし。戦況に合わせて、装置の使用を決めればいいか。《追跡ミサイル》と《妨害フィールド》、オプション装備が増えるのはメカ物ゲームとして楽しいし」

 

 右の道は、それで行き止まりだったので、今度は左に進む。

 道はさらに左右に分かれて、左側に「危険。植物に注意!」という表示があった。右を調べると湿地帯で、泥沼にハマってバッドエンドの可能性があるうえ、収穫なしに街を出ないといけない……ことがスタンドの《クロノス》で予知できた。

 目的を達するためには、素直に左へ進むしかない。そして、食人植物を発見し、その花を摘んで、手持ちの飲み薬に浸してみる。すると、青い薬が鮮やかなラベンダー色に変わった。

 

リバT『どうやら、青のままだと未完成だったようですね』

 

バナージョ「うむ、《ラベンダーの飲み薬》ゲットだぜ。あとは、これをどうやって国中にばら撒くかだが……」

 

リバT『と、考えている間に、食人植物が目覚めて、動き出しますが』

 

バナージョ「よし、ここはAIクラブに任せよう。どうも、こういうヘビみたいなゲテモノメカの扱いは、苦手だ。触手好きのカニコングなら、上手く使いこなせるのではないか?」

 

AIクラブ(カニコング)「任せるでごわす」

 

 食人植物の技術点は9で、装甲点は8。

 植物のツタが機体に絡みつくために、速度差は問題にならず、逃げることもできない。

 ヘビVS人食いツタ植物の異形の対決が展開される。

 

 1ターンめ、敵15VS自分18。こちらの勝ちで、植物に締めつけ攻撃発動。3点ダメージを与えた(残り5点)。

 2ターンめ、敵17VS自分16。こちらの負けで、2点ダメージを受けた(残り5点)。

 3ターンめ、敵16VS自分15。こちらの負けで、2点ダメージを受けた(残り3点)。

 4ターンめ、敵12VS自分20。こちらの勝ちで、3点ダメージを与えた(残り2点)。

 5ターンめ、敵19VS自分19。引き分けながら、締めつけで継続ダメージ1点(残り1点)。

 6ターンめ、敵19VS自分19。またも引き分けながら、締めつけで継続ダメージ1点で、勝利を収める。

 

バナージョ「何とか勝てたが、こっちの機体もボロボロだ」

 

ニコング「それでも、出目合計は42点。期待値7で、普通どおりでごわすよ」

 

リバT『こちらの出目合計が44で、2ターンめと3ターンめに競り勝てたのが大きいですね。そして、ジャングルを脱出する際に悪路の連続で、さらに2点ダメージを受けることになります』

 

バナージョ「ヘビーマンダーも残り装甲が1かよ。ギリギリじゃねえか」

 

リバT『そして、市内に戻ると、カロシアンのロボットが襲来して来るのが見えました。ここに来るのに使ったワスプに乗り換えるか、それともサーペントⅦのまま脱出するかの2択ですが』

 

 ここで、バナージョは苦渋の決断を迫られる。

 ワスプに乗り換えようとすると、敵の待ち伏せを受けて、ワスプもサーペントⅦも両方とも撃墜されて、生身で脱出を余儀なくされる。入手した《追跡ミサイル》と《妨害フィールド》も破壊されてしまうので、攻略に支障をきたす未来が見えた。

 仕方なく、ワスプを見捨てて、ボロボロのヘビで街を脱出することになる。

 結論として、ワスプ戦闘機で、このジャングル市に来ることが失敗だったということになる。ワスプ戦闘機は、最高の技術点で操縦できるだけに、それを失うのは、非常に痛いと思ったが(バナンビーと、主人公の名前を付けるほど愛着も示したのに)、ここからのリカバリーをあれこれ考えるのも、ゲームの面白さと割り切った。

 

 とにかく、ボロボロのヘビーマンダーで、知識市に向かうことになった。

 

知識市ふたたび

 

リバT『それでは、装甲点1点のヘビメカで、知識市に戻ってきたバナージョさん。しかし、そこでもカロシアンの戦闘機が急速に接近してきました』

 

バナージョ「相手が何かをする前に、合言葉を口にするぜ。88!」

 

リバT『先に言われたので、相手もこう返します。「7」!』

 

バナージョ「なるほど。88に対して、7と答えるのが正解か。これで、合言葉の仕組みが分かった」

 

 本作は、米ジャクソン最後のFFゲームブック(今のところ。今後、新作が書かれると嬉しいけど)であって、ゲーム的な仕掛けが面白い。キーナンバーによるパラグラフジャンプとかもあるし、ゲーム性という意味では評価が高い。

 ただし、傑作扱いされない最大の理由は、味方となり得る登場人物が全て眠っているので、NPCとの人間ドラマが皆無な点だと考えます。『サソリ沼の迷路』における3人のパトロンやあるじのようなキャラ立ちした人物がいないために、主人公が一人で調査とバトルを続けるだけ。

 ストーリーの面白さを、キャラクターの絡みと考えるなら、そこが欠如してしまったのは、ストーリーゲームという観点で減点対象。それでも、パズル性とか、操縦メカのヴァリエーション、そして何よりもゲームバランスの良さとかでプレイしていて楽しいと思えますね。

 

バナージョ「これで知識市を自由に散策できるが、行きたいところは恐竜保護地区だ」

 

 ここで、ボロボロになったヘビメカの代わりに、倉庫からスーパー・カウボーイを拝借。これにAIメモリと、追跡ミサイル》《妨害フィールド》を取り付ける。

 さらに、管理棟に行って、パラグラフ53番で《透明マント》を入手。これが敵陣に潜入する際に役立つわけで。

 

次なる目的地は?

 

バナージョ「さて、次の目的地を考える前に、ここまでの状況整理をしておこう。まずは、キャラクター用紙だ」

 

●バナン・ジョースター(愛称バナージョ、プレイヤーNOVA)

※パラグラフ380

 

・技術点10

・体力点14/20

・運点11/10+1

・装備:剣、ラベンダーの飲み薬、カロシアンの黒い軍服、幸運のお守り(原運点+1)、ヘルメット(ロボット操縦時の技術点+1)、追跡ミサイル(ダメージ10点)、妨害フィールド(対空中機体の無力化)、透明マント

 

●ロボット:スーパーカウボーイ

・技術点12

・装甲点14

・速度:中速

・特殊能力:音波発生器。恐竜が相手の場合、技術点を1減らせる。

 

手がかり

医科大学で、眠り病に効く青い飲み薬を精製。

飲み薬を有効にするには、ジャングルで食人植物を探す必要あるかも。

・さらに、眠っている国民全員に薬を嗅がせるにはどうすればいいか、手段を講じる必要あり。

・カロシアンのロボット操縦を習得。

・カロシアンには、決闘の風習がある(111)。

・カロシアンの合言葉(88と7)

透明マント(モデル3)は恐竜保護地区にある。

・ワスプ戦闘機の操縦技術+1。

 

バナージョ「そして、ここまで訪れた街と、そこから次に行ける街のリストは以下のとおり(青字は未到達)」

 

  • 知識市からは、パラグラフ380を経て、産業市、ジャングル市、嵐市、宗教市
  • 産業市からは、パラグラフ309を経て、知識市、娯楽市、ジャングル市、ガーディアン市
  • 娯楽市からは、パラグラフ378を経て、産業市、ジャングル市へ
  • ジャングル市からは、パラグラフ298を経て、知識市、産業市、娯楽市、首都

 

ダイアンナ「まだ行っていない場所は、嵐市、宗教市、ガーディアン市、首都の4ヶ所だね」

 

バナージョ「そのうち、ガーディアン市は今回のプレイでは行けないことが分かっている。手がかりである22番を入手せずに来たからな」

 

アスト「もしも、22番を手に入れていれば、どんな展開になるんだ?」

 

バナージョ「IFの話になるが、パラグラフ122に進むことによって、2種類の新型メカに乗ることができる」

 

  1. 戦車ロボ(装甲18、速度・低速、戦闘ボーナス+2)、特殊能力は音波砲(3回使用可能。通常攻撃とは別に、相手機体に1Dダメージを与える。恐竜相手なら2Dダメージ)
  2. 機動兵Ⅺ(装甲12/10、速度・中速/超高速、戦闘ボーナス+2)、特殊能力は人型と戦闘機型への変形機能。また、人型形態では、盾装備(攻撃力18以上で盾防御が発動し、相手に負けたターンでもダメージを受けない)

 

アスト「攻撃特化の戦車ロボと、防御特化の機動兵か。結構、強いんじゃないか?」

 

バナージョ「機動兵は、敵の量産機ミュルミドンの上位互換だな。単純に強いデータを求めるなら軍事大学で読むべき本は、敵ロボの操縦法よりも、ガーディアン市の位置情報だったことが今なら分かる。攻略記事としての最適解は、ガーディアン市に向かうべし、ということになるが、別ルートからガーディアン市に入る方法も見つけたので、後で紹介しよう。まあ、ダイス目によるランダム要素が付いて来るので、絶対確実とは言い難いわけだが」

 

ダイアンナ「別に最強データじゃなくても、攻略可能なんだね」

 

バナージョ「おそらくな。まあ、ダイス運にもよるが、ここから先は、ゲームのクリアに向けて、最適解が何か分かったうえで、記事書きして行こうと思う。とりあえず、首都に行くには時期尚早なので、先に嵐市と宗教市に赴くことにする」

 

嵐市

 

バナージョ「嵐市(シティ・オブ・ストームズ)は、知識市から行ける海岸沿いの街で、激しい雷雨に多く見舞われるので、この名がついた。この街に飛行型機体で向かうと、嵐に巻き込まれて、3分の1の確率で偶然ガーディアン市に至ってしまう」

 

アスト「なるほど。そういう裏ルートがあるわけだな」

 

バナージョ「問題は、飛行型機体を入手する方法だな。今のところ、以下のとおりだ」

 

  • ドラゴンフライ:初期機体の1つ。早々に他の機体に乗り換える可能性が高い。本プレイでは掘削用ロボと交換した。その現場には再訪問できるパラグラフがないので、再入手不可。
  • ミュルミドン(スカイザーX):知識市の軍事大学で敵から奪取。可変機構を持った優秀な量産機。娯楽市の飛行場で、ワスプ戦闘機と交換した。再訪問による回収は可能。
  • ワスプ戦闘機(バナンビー):娯楽市の飛行場で入手。耐久性に問題があるが、本作で最高の機動性能を持つ新型実験機。動きで相手を翻弄して、攻撃力が高ければ2倍ダメージを与えるなど、攻撃力も高い。しかし、ジャングル市でカロシアン軍に破壊された。この機体を大事にするなら、ジャングル市に向かう前に別の機体(スーパー・カウボーイなど)に乗り換えて、後から回収できるようにすべきだった。

 

バナージョ「というわけで、飛行型機体が必要なら、今から娯楽市の飛行場に回収に向かうという手がある。まあ、それについては、後で考えよう。今は嵐市に到着して、そこでのイベントを確認したいと思う」

 

リバT『嵐市では、気象庁と海岸に向かうことができます』

 

バナージョ「本命は気象庁だと思う。そこでは『装甲点6、戦闘ボーナスがマイナス1の四つ足ポンコツ歩行ロボット(旅行用の移動手段)』が入手できるが、わざわざ低性能機に乗り換える必要はないだろう。気象庁のコンピューターを調べると、近々、嵐がタロス国に接近するらしい」

 

ダイアンナ「嵐かい? それを戦略に組み込んで、敵への奇襲作戦を敢行できそうだね」

 

バナージョ「いや、それよりも飲み薬を持っていれば、嵐の中心で薬を撒くことで国中に効果をもたらすことが可能という作戦が実行できる。グッドエンドその1だ」

 

アスト「嵐の雲に治療特性を付与して、広域の病気を取り除くってか。似たような作戦を、仮面ライダーガヴの終盤でやっていたな」

 

バナージョ「マシュマロの力で、ワクチン入りの雲を生成していたっけな。昔の悪の秘密結社の作戦で、貯水池のダムに毒を混ぜて、広域の飲み水を汚染する恐怖のテロ攻撃があったが、それに対するツッコミは『そんなに大量の水に毒を混ぜても、薄まって効果が消えるのでは?』という常識だ」

 

リバT『毒やワクチンが勝手に増殖する性質を持っていれば、少ない分量でも高い効果を発揮しそうですけどね』

 

バナージョ「コロナ禍やインフルエンザみたいな感染症の実例を考えると、増殖効果を持った生物化学兵器は脅威だと思う。そもそも、本作は最初に眠り病という国民全て(主人公1人を除く)が眠る荒唐無稽な仕掛けを提示しているので、その治療薬が同じぐらい荒唐無稽でも力技で納得させられる? かもしれない」

 

ダイアンナ「しかし、一瓶の薬で国民すべての治療が可能という設定は、そんなバカな、と思わなくはないよ」

 

バナージョ「そこはかなり子ども騙しの設定だと思うが、80年代だと広域テロは悪の組織の常套手段だったと思う。ただ、液体状の毒を水源に撒く作戦は70年代に多くて、80年代はテレビやラジオなどで流行音楽を利用した洗脳音波や凶暴化ガスが多かったと思う」

 

リバT『時代ごとの広域テロ、パンデミックの流行があるみたいですね』

 

バナージョ「ファンタジーだと、邪神による広域の呪いの儀式なんかがあって、生贄を捧げたりして被害を広げようとする邪神官の陰謀を止めようとする主人公勇者の物語はよくあると思う。神の力といえば、結構簡単に広域を巻き込むことが可能」

 

アスト「現代や近未来SFだと、恐るべき科学による大量破壊兵器になるかな。人類殲滅とかいろいろな手段があるし」

 

バナージョ「90年以降だと、やはり洗脳音波、催眠音波による広域被害が定番かな。電波でも音波でも、通信手段の進化によって一般的に思えるし、毒や生物兵器ほど映像描写も生々しくならない。ロボット物だと、93年のVガンダムが終盤で、エンジェルハイロウという地球全土を巻き込んだ思念派増幅装置(2万人の超能力者の平和を願う思念を投射する)で、無抵抗な人間が安らかな眠りに落ちて、そのまま緩慢な死を迎えるように追い込むという危機を描いてみせた」

 

ダイアンナ「広範囲を強制的に眠らせるって、ファンタジーRPGでも強力な魔法になりがちだけど、リアルで考えると、本当に恐ろしいんだね」

 

バナージョ「そして広域に被害をもたらす設定があるなら、広域で被害を解消する手段も用意しておくのが物語やゲームのバランスってものだ。リアルだと、被害は簡単にもたらせる反面、修復は簡単じゃないことが普通だが、天災や人災に対して、どう被害を拡大しないように努めるかが人間の叡智と言えるかもしれない」

 

リバT『とにかく、フィクションだと、現実よりも派手にスピーディーに物語を展開させたいから、簡単に大勢を巻き込む設定を示したならば、それに対処する手段もリアルよりも簡単になりがちです』

 

バナージョ「災いをもたらす元凶を倒せば、被害も消えて元の日常が帰って来るというのが、物語の適切な落としどころって奴だな。まあ、取り返しのつかない被害に接して、悲しみをこらえて向き合うハードなストーリー展開もありだが、その辺は作風の違いってものだ。ともあれ、ゲームブックとしては、解決手段を見つけるための試行錯誤を楽しめるかどうか。その解決手段がご都合主義だとしたら興醒めだが、嵐の雲を利用して、国中に治療薬の効果をばら撒くのは、眠り病の蔓延が唐突すぎるのと比較するなら、敵の作戦が無茶なら味方もそれを迎え撃つぐらい無茶という意味でリアリティのバランスは取れている、と思う次第」

 

アスト「それで、嵐の中心はどこなんだ?」

 

バナージョ「宗教市(シティ・オブ・ワーシップ)だ。飛行型メカで、宗教市に近づく嵐雲に接して薬をばら撒けば、物語は終了する。ただし、飛行メカが全て失われてしまえば、その攻略手段は使えない」

 

ダイアンナ「つまり、ワスプ戦闘機が破壊されたことは、結構厳しい展開だったんだね」

 

バナージョ「スカイザーXを回収して、宗教市に向かうのは次回の話にする。今回は、あと嵐市の海岸イベントをチェックして終了だ」

 

リバT『海岸では、ブロントザウルスの大群が集まっています。上手く対処できれば、医療キット2個を入手できます』

 

アスト「対処できなければ?」

 

リバT『最悪、踏みつぶされてバッドエンドですね』

 

バナージョ「リスクの割にメリットはしょぼいが、俺は上手く対処して、医療キット2個を難なくゲットしたってことで」

 

ダイアンナ「どう対処したんだい?」

 

バナージョ「俺は恐竜牧場の主だぜ。こういう草食恐竜の扱いには慣れている。刺激するのを極力避けて、おとなしくなだめながら、うまく群れの間を優しく押しのけたりしながら、すり抜けてやると、連中もこちらの意図を察して、道を開けてくれる。連中の飼い主だったらしいカウボーイ・ロボットが砂に埋もれていて、そこで医療キットを入手できたって寸法だ」

 

ニコング「ロボの乗り手はどうなったのでごわすか?」

 

バナージョ「さあな。どこかで眠ったままなのか、それとも機体から降りた後、海に落ちて流されたりしたのか、いろいろな可能性があるが、分かっているのは、砂に埋もれたカウボーイロボを掘り起こすことは、今の俺にはできないってことだ。もしかすると、ブロントザウルスたちはいなくなった飼い主を偲びながら、このロボを墓標みたいに参拝していたのかもな」

 

ダイアンナ「そういう風に、しみじみとした物語を想像するのも、行間を読むってことかね」

 

バナージョ「ゲームの攻略にはあまり影響しないイベントだけどな。さあ、それでは次回、宗教市へ行って、エンディングその1を迎える予定だ」

(当記事 完)