ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

『ロボット コマンドゥ』攻略記(その5、バナージョの決戦)

お宝本の顛末と、FF中古価格の話

 

NOVA「今回で最終回だが、その前に一つ報告だ。今月頭に、この記事でアーロックを売ろうって話をしていたんだが」

アスト「結局、売れませんでしたってオチか?」

 

NOVA「いや、昨日、無事に手続き完了して、臨時収入をゲットした。これで安心して、『主人公はキミだ!』を予約注文できる」

 

ダイアンナ「500円の文庫本が30年以上経って、10倍近いプレミア価値になったんだから、まさにゲーム&トレジャーって感じだねえ」

 

NOVA「駿河屋梅田店は、2年前の年末に出店していたんだな。丸善ジュンク堂書店の上にあったんだが、その書店はこの1年ばかり足が遠のいていたので気づかなかった。2年以上前まではよく通っていたんだが、久々に行くと、いろいろ様変わりしていて楽しかった感」

 

アスト「とにかく、臨時収入さまさまってことか」

 

NOVA「とりあえず、アーロック1冊で、コレクションのBOX5つ分ぐらいの値段になったのは、じっさいに売れてみると感じ入るものがあるなあ。1冊の古いゲームブックが、現代ゲームブック25冊に相当する高値になったから」

 

ダイアンナ「すると、コレクション1箱が30年寝かせておくと、どれだけ高額になるんだろうね」 

 

NOVA「そんな未来のプレミア価格を期待して、ゲームブックを購入していないっての。まあ、興味があるので、社会思想社版のFFゲームブックで高値が付いているもののベスト10を挙げると、こうなる」

 

  1. 天空要塞アーロック(33)
  2. 奈落の帝王(32)
  3. 悪霊の洞窟(30)
  4. 最後の戦士(31)
  5. スターストライダー(27)
  6. 恐怖の幻影(28)
  7. ナイトメアキャッスル(25)
  8. 真夜中の盗賊(29)
  9. 甦る妖術使い(26)
  10. 仮面の破壊者(23)

 

NOVA「ベスト5までが、駿河屋ではBOXを買える値段で、それ以下は5000円前後ってところだな。やはり、後半や末期の作品は、出版点数が少ないためのプレミア価格が付いているんだろう。いわゆる人気作品は、出版点数も多いから、稀少価値は少ないということになる」

 

リバT『人気があるから高く売れる、というものでもないのですね』

 

NOVA「古物業界というのは、面白さよりもレアさで価値が決まる。ただ、ファイティングファンタジーという人気シリーズのブランド価値はあるだろうし、逆に買い取り価格が安いものをリストアップすると、以下のとおりになる」

 

  1. 死神の首飾り(11)
  2. 運命の森(3)
  3. 盗賊都市(5)
  4. トカゲ王の島(7)
  5. 雪の魔女の洞窟(9)
  6. バルサスの要塞(2)
  7. サソリ沼の迷路(8)
  8. 死のワナの地下迷宮(6)
  9. 宇宙の暗殺者(12)
  10. 地獄の館(10)

 

NOVA「これらは売っても、300円〜1000円少しにしかならない。10巻まではFFコレクションに収録されているから、現在の買い取り価格が安くなっているのも分かるが、11巻の『死神の首飾り』と12巻の『宇宙の暗殺者』がこれほど安い理由がよく分からない」

 

アスト「『火吹山の魔法使い』と『さまよえる宇宙船』はどうなんだ?」

 

NOVA「『火吹山』は1500円で、11位といったところだ。『さまよえる宇宙船』は買い取り価格が公開されていない。まあ、この買い取り価格を見ても、作品価値と、商品価値は違うというのは分かる。出版当時に人気があるものは再版がかかるから、出版点数は多く、いわゆるコモンから、せいぜいアンコモンといったところだろう。

「それに比べて、アーロックはSSRが付くほどの超レアなお宝ものだった。こう言っては何だが、ざっと調べた限り、日本のゲームブック史上で買い取り価格トップレベルというのは間違いなさそうだ」

 

アスト「でも、売った、と?」

 

NOVA「まあ、攻略記事も書いたしな。そして、比べるのも何だが、『ロボット コマンドゥ』と『天空要塞アーロック』の面白さの違いを、EX記事で書きたいな、と思った次第。ともあれ、今回はバナン・ジョースターの最終決戦回だ。気合いを入れて書くぜ」

 

決戦前のキャラクター準備

 

バナージョ(NOVA)「俺の名前は、バナン・ジョースター。恐竜牧場の経営者だ。ある日、カロシアン国の蛮王ミノスが、我が祖国タロスに眠り病のガスをばら撒いて、電撃的な侵略作戦を決行した。国民のほぼ全てが眠らされた結果、ろくな抵抗もできずに国は占拠され、国民はみな奴隷として強制的に連行される危機を迎えた。

「だが、しかし、運命は救世主の英雄として俺を選んだ。俺だけは眠り病の効果がなく、たった1人の抵抗運動を展開できたんだ。途中で何度か死にそうなめにもあったが、中の上程度のロボット操縦技術と、恐竜相手に培った度胸、そして学習型AIのダイナ(別モードのクラブ、それにカロシアンの機体を奪った際に、新しく発動したカーロス)の助けもあって、俺は眠り病の特効薬を完成させた。これで、後は嵐に乗せて、空から特効薬をバラまけば、タロス国民は目覚め、大規模なレジスタンスが展開して、遠からず国は侵略者から解放されるだろう。

「だけど、俺には違う未来が見えた。国民全てのレジスタンス、というのは、国民にも犠牲を強いること。それなりの犠牲者だって出ることだろう。最後まで俺1人で戦えば、誰も犠牲にせずに国を救えるのでは? 一介の牧場主には、そんなことはできないけれど、俺の心には親父や先祖譲りの黄金の魂が眠っていたようだ。危急の時に際し、英雄として目覚める不屈の魂が。

「俺は、自分の迷いを克服するべく、栄光の神殿で祈った。無や恐怖を退け、現実逃避の眠りに逃げ込むのではなく、戦って平和を勝ちとり、栄光をつかみ取る未来が見えた。だから、俺はカロシアンの占拠した首都に向けて飛び立った。決戦の始まりだ!」

 

●バナン・ジョースター(愛称バナージョ、プレイヤーNOVA)

※パラグラフ308

 

・技術点10(栄光の祝福+1で、合計11)

・体力点20

・運点11/10+1

・装備:剣、ラベンダーの飲み薬、カロシアンの黒い軍服、幸運のお守り(原運点+1)、ヘルメット(ロボット操縦時の技術点+1)、追跡ミサイル(ダメージ10点)、妨害フィールド(対空中機体の無力化)、透明マント

 

●ロボット:ミュルミドン(スカイザーXと命名

・技術点10(機体ボーナス+1、ヘルメット+1で合計12)

・装甲点12/10

・速度:中速/超高速

・特殊能力:変形能力(人型/戦闘機型)

 

手がかり

・カロシアンのロボット操縦を習得。

・カロシアンには、決闘の風習がある(111)。

・カロシアンの合言葉(88と7)

・ワスプ戦闘機の操縦技術+1。

 

ロボット大決戦(グッドエンド2)

 

バナージョ「宗教市の栄光神殿で、神の啓示を受けた俺は、単機で首都に乗り込んで行った」

 

AIカーロス(アスト)「おお、ついに覚悟を決めたか。それでこそ、英雄の道だ。オレが見込んだ大将だぜ」

 

バナージョ「そうだ。何しろ、栄光の神が祝福してくれたからな。侵略者どもは必ず、この俺が打倒してみせる」

 

ダイアンナ「何だか、性格が変わりすぎていないか? 慎重で受け身だったマスターは一体どこに?」

 

バナージョ「フッ。アーロックが高値で売れたからな。今の俺は気が大きくなっている」

 

リバT『それはプレイヤーであって、キャラクターではないはずですが』

 

バナージョ「これで『主人公はキミだ!』を心置きなく予約できる。そうとも、今なら言える。I am the HERO!と。まあ、ダイス目に裏切られなければの話だが」

 

リバT『とにかく、タロス国の首都に到着しました。ここは現在、侵略軍の主力基地になっていますので、慎重に行動してください。目的地は次の5つです』

 

  1. 国立病院
  2. 国会議事堂
  3. 国立宝物殿
  4. 敵の陣地
  5. 市内を調べる

 

バナージョ「面倒くさいことはゴメンだ。ヒャッハーと叫んで、敵の陣地に突撃する。もちろん、機体からは降りずに、スカイザーXを人型に変形させて、地上からな」

 

 なお、機体から降りて、敵のボスであるミノス王との一騎討ちを狙う手もありますが、それは後の楽しみにとっておいて、まずはロボット戦での決着を狙います。

 空中から急接近すると、問答無用で迎撃対象になって、余計な戦いをしないといけないので、地上から接近するのが吉。

 

リバT『地上の見張りロボット部隊が「88」と合言葉を言っていますが?』

 

バナージョ「7と答える」

 

見張り兵士(リバT)『通ってよし。だが、隣の球場内は立ち入り禁止だ。そこは将校専用区域だからな』

 

バナージョ「分かった。そこに王もいるんだな……と納得して、陣地の中を悠々と突っ切る。それから、機を見て、将校専用区域に機体を突入させる」

 

見張り兵士『ちょっと待て。将校用の合言葉を言え!』

 

バナージョ「AIカーロス、知っているか?」

 

AIカーロス「知らん」

 

バナージョ「だろうな。こうなったら問答無用だ。小細工抜きで、即座に攻撃する」

 

AIカーロス「ヒャッハー! オレ参上。行くぜ行くぜ行くぜ」

 

バナージョ「お前はモモタロスか。まあ、ロスは合ってるけど」

 

 将校区域を防衛しているのは、巨大なクラッシャーロボ。ミュルミドンの2倍の大きさで、相手を踏みつぶす戦法をとってくる。

 

●クラッシャーロボ

 技術点8、装甲点14、速度・低速

 特殊能力:敵に2倍のダメージを与える。

 

 不意をついた攻撃なので、相手に2点ダメージを与えて、残り装甲点12。

 1ターンめ、敵16VS自分21で、こちらの勝ち。残り装甲10。

 2ターンめ、敵18VS自分20で、またも勝ち。残り装甲8。

 3ターンめ、敵15VS自分20で、さらに勝ち。残り装甲6。

 4ターンめ、敵16VS自分17で、競り勝ち。残り装甲4。

 5ターンめ、敵10VS自分19で、負け知らず。残り装甲2。

 6ターンめ、敵17VS自分20で、完勝。クラッシャーロボを撃退した。

 

リバT『味方だと思っていたミュルミドン型の量産機体が、突然、将校区域を防衛していた大型機を攻撃したかと思うと、圧倒的な操縦技術を披露して、カロシアン陣営は浮き足立ちます』

 

ダイアンナ「『バカな。反逆だと?』と、カロシアン兵が驚いているんだろうね」

 

バナージョ「だったら、スピーカーで名乗りを挙げよう。『反逆ではない。俺はタロス国のバナン・ジョースター。お前たちの卑劣な眠りガス作戦を断罪するために、地獄から戻ってきた不死鳥だ。この機体はスカイザーX。お前たちの量産機を奪って、徹底的に改造を施したスーパーマシンだ。この機体と、俺の超天才エースパイロットの技術があれば、お前たちなど物の数ではない。さあ、極悪なる蛮王ミノスよ。貴様が臆病者でなければ、この俺と正々堂々、一騎討ちで決着をつけようではないか』と、挑戦状を叩きつける」

 

リバT『地獄から戻ってきた不死鳥って何ですか!? それに、いつから超天才エースパイロットになったんです? 確か中の上程度の実力だったはずでは?』

 

バナージョ「ミノス王を誘き寄せるためのハッタリだ。こっちがそれだけ凄い強敵だとアピールすれば、誇り高い戦士は必ず挑戦に乗ってくるはず」

 

リバT『なるほど。しかし、ミノスはそれほど正々堂々とした男じゃないんですよ。どんなことをしても勝つ! そういう汚い男だからこそ、眠り病作戦なんてものを実行した。だから、勝つために手段を選ばない。ましてや、エースパイロットといえども、たった1機とあれば、数の力で殲滅しに来るに決まってます』

 

バナージョ「そうなんだな。ミノス王は、ただの傲慢な卑怯者だ、と」

 

リバT『ですから、精鋭の戦闘機部隊を出撃させ、空からの一斉射でスカイザーXを制圧しに掛かります。どれだけ回避能力が高くても、かわしきれないほどの砲火の嵐で、あなたは奮戦しながらも、凄絶な討ち死にを遂げることになります。何も対策を講じなければ……』

 

バナージョ「空の敵が大群で襲い来る。これに備えた装置が《妨害フィールド》だ。アンチ・エアロタイプ・フィールド、スイッチオンッ! みゅわ〜んと、スカイザーXから怪電波が周囲に広がっていく。スカイザー・ウェェィヴッ!(CV神谷明) 技の演出イメージはこれな」

 

リバT『すると、スカイザーXから放たれた妨害電波が空戦機体の操縦システムを誤作動させて、突然、進路を変えた機体同士が激突したり、地面に墜落しながら、周囲の陸戦機体にも甚大な被害をもたらします。相手は、このフィールドが空戦機体にしか通用しないことを知らないので、周囲のロボ全てが誤作動を起こすと勘違いして、密集態勢を崩しながら、慌てて遠くに撤退をします』

 

バナージョ「さあ、これでザコは一掃したぞ。お前はどうなんだ、ミノス王。このスカイザーに恐れを為して、ガタガタ震えているのか? この臆病者めッ!」

 

ダイアンナ「『おのれ、小賢しいタロス人。しかし、貴様の小細工、我が最強のスーパー戦車、グレートバッファローには通用せん。さあ、わしの怒りを思い知れ!』 ミノス王のセリフはこんな感じでいいんだね、リバT」

 

リバT『上出来です、クイーン。地面が振動するとともに、カロシアン最大最強のスーパー戦車が出現します。機体名がスーパー戦車だとボスの機体として格好悪いので、ここは固有名詞グレートバッファローと名付けました。ミノス王の元ネタが、ギリシャ神話のミノタウロスの父王なので、牛つながりってことで』

 

●スーパー戦車(グレートバッファロー命名

 技術点12、装甲点16、速度・低速

 特殊能力:攻撃力で負けても、搭載された小型砲の攻撃で相手に1点のダメージを与える。

 

バナージョ「速度は勝っているので、こちらの技術点は13。しかし、装甲点が12で、しかも相手は確実に毎ターン1点の追加ダメージを与えてくる。こういう相手には、速攻あるのみだな」

 

ミノス王(リバT)『ワーハッハッハ、愚かなタロス人。貴様の機体がいくら魔改造されていようと、元が我が軍の量産機。このスーパーな重装甲重破壊力の最強メカに勝てるものか。ひねりつぶしてくれるわ』

 

ダイアンナ「リバT、ノリノリだね」

 

バナージョ「恐るべし、グレートバッファロー。こいつは、とんだ化け物だぜ。仕方ない、こんなこともあろうかと用意した必殺ウェポンを今こそ発動するべき時が来たようだな」

 

 互いの国の運命をかけたメカ戦に、カロシアン兵士は何もできずに見守るしかなかった。

 もしも、うかつに戦場に飛び込もうものなら、スーパー戦車がやみくもに撃ち放った砲弾を、スカイザーXが回避した際に、王の誤射によって爆発四散してしまうことが何度かあったためだ。

 この最強の2機のぶつかり合いには干渉できない。蛮勇を誇るカロシアン兵士も、戦場の空気を読むぐらいの知恵は持ち合わせていた。

 

 1ターンめ、敵21VS自分24。バッファローの大砲の直撃を、奇跡的な挙動と変形を駆使してかわすスカイザー。

 その動きを見て、誰がこのパイロットを辺境の牧場主で、中の上程度の腕しか持たないと思おうか。

 そう、中の上というのは、今回のカロシアン侵攻が始まったときのこと。しかし、バナン・ジョースターは数々の戦いを経て、その力量はみるみる成長して行ったのだ。今の彼は、タロス国有数のエースパイロットであり、彼の言葉はハッタリでも何でもない。

 そして、スカイザーXにも、ただの量産機にはないスペシャ武装が取り付けられていた。

 

バナージョ「よし、とった! タロス国の作りし超兵器。くらえ、今必殺のッ! スカイザー・ストロングミサァァイルッ!」

 1ターンめの戦闘結果。

 スカイザーの砲撃で2点ダメージ。バッファロー残り装甲点14。

 バッファローの小型砲で1点ダメージ。スカイザー残り装甲点11。

 スカイザーの特殊武器《追跡ミサイル》で10点ダメージ。バッファロー残り装甲点4。

 

ミノス王(リバT)『バカな。我がグレートバッファローが一瞬にしてボロボロに!?』

 

バナージョ「本当は、一撃必殺のはずだったんだがよ。まだ、動けるとは、さすがは化け物だぜ」

 

ミノス王『しかし、切り札は切らせた。こちらの次なる攻撃は……(コロコロ)出目11、攻撃力23だ。この一撃かわせるか!』

 

バナージョ「こっちは出目10。攻撃力23。何とかかわせたぜ」

 

ミノス王『だが、全てをかわせたわけではあるまい。1点くらえ』

 

バナージョ「ちっ、残り装甲点は10。当たらなければ、どうってことはない、と言いたいが、じわじわダメージが抜けて来やがる。この勝負、早くケリをつけなければ、こちらが持たない」

 

ミノス王『最後は、機体の頑丈さがものを言うようだな。くらえ、攻撃力17』

 

バナージョ「いいや、最後に物を言うのは天運だ。こっちの攻撃力19。そして、今こそ栄光の神に祈りを捧げる。運だめしは(コロコロ)6で成功。ダメージは4点だ」

 

 こうしてグレートバッファローの装甲は0になって、大破した。

 

ミノス王『バカな。いくら強化改造されたとしても、たかだか量産機だぞ。どうして、こんなことに!? 百戦百勝のこのわしが、こんなところで……』

 

バナージョ「そんなに戦って負け知らずとは、お前が強いんじゃない。勝てる戦いしかして来なかった証拠だ。本当に強い奴ってのは、負けの味を知っていて、それでも死なずに、諦めることなく、ここぞというところで栄光の勝利を収める奴のことだ。卑怯な手で弱い相手を蹂躙して、そこに栄光はない」

 

ミノス王『ならば、貴様が栄光を体現するというのか!』

 

バナージョ「俺1人が栄光をつかむんじゃない。この俺の勝利は、名も知れぬタロス人の武器開発者や、ロボット研究者、それに、この俺の操縦をサポートしてくれたダイナ、クラブ、カーロス、みんなの力と想いがあればこそだ。お前が相手したのは、俺1人じゃない。みんなの愛とAIの魂の結晶だ。よく言うだろう、3つの心が1つになれば、1つの正義は100万パワーだって。そう、今こそ、悪の侵略者が滅するとき。悪を滅ぼせ、スカイザー・ビーーームッ!」

 

リバT『お言葉ですが、グランドマスターNOVA。スカイザーにビーム兵器は搭載されていないと思いますが。元ネタが80年代のバルキリーである以上は、実弾兵器だらけだと考えます』

 

バナージョ「そうなのか? だったら、訂正。スカイザー・ファイヤー!」

 

リバT『この場合のファイヤーは、ブレストファイヤーみたいな熱線ではなく、火砲の連射ぐらいの意味と解釈しますので、よろしいでしょう』

 

バナージョ「では、ミノス王の機体は劫火に包まれて大爆発した。スカイザーは悠々と飛行形態に変形して脱出。生き残ったカロシアンの機体は、自分たちの最強マシンが破壊されたことで、パニックを起こして逃げていく。こうして、首都は解放されて、まもなく侵略軍は国内からも一掃された、でいいな」

 

リバT『これで、パラグラフ354に到達してグッドエンドその2となります。ロボット物としては、敵ロボとの決戦で一番燃える決着のつけ方と言えますが、エンディングの文章としては、淡白でつまらないですね』

 

バナージョ「疲れきった俺は、ただ休息だけを望んで、自分の牧場に戻って、ZZZと眠って、ハッピーエンドって感じだな。それまで眠り病に侵されずに、1人だけ起きて頑張って来たのを取り戻すために、爆睡して幕。英雄のゴールとしては、日常回帰したはいいものの、その後の展望の見えない手抜きエンドのように思える」

 

リバT『どういうエンディングだったら満足ですか?』

 

バナージョ「そうだなあ。たった1人で、敵をメカ戦で打ち破った凄腕ロボット乗り、という実績を示したんだよなあ、俺。そんな人材を軍は放っておかないと思うんだ。だから、俺は牧場をアストに託した後、自分はガーディアンの招聘に応じて、秘密組織に所属する軍人として、タロス国の平和のために励み続ける未来がこのルートでは妥当だと考える。

「中の上の腕前で自分は軍人向きではないと思い込んでいた主人公が、戦場を経験することで、エースパイロットとしての秘めた才能を発揮して、その後も平和維持のために働くというのは、いかにもスパロボ的でいいなあ、と」

 

(パラグラフ354番、ロボット決戦ルート完)

 

※必要フラグ:ジャングル市で、アンキロザウルスを倒して、《妨害フィールド》を入手。

 

※推奨フラグ:産業市の実験センター3階で、《追跡ミサイル》を入手していれば、ラスボス戦で有利に戦える。

 他は、合言葉88で戦闘を避けて、それなりに強い機体と能力値があれば、普通にクリア可能。

 

改めて首都の調査

 

NOVA「さて、残りのエンディングは1つだけだが、栄光の神殿で個人戦闘の技術点を上げたり、体力点をフル回復した理由は、メカを使わない直接戦闘でミノスを倒すためだ。神様に祈って、剣を片手に敵陣に忍び込んで、邪悪な王さまと戦うというのは、SFよりはファンタジーの印象が強い」

 

ダイアンナ「でも、ロボットものでも、最後は機体から降りて、生身のパイロット同士で戦う作品はそれなりにあると思うけど?」

 

NOVA「印象的なのは、ボルテスVだな。主人公の健一とライバルのプリンス・ハイネルが機体から降りて、対峙していた。これは、ハイネルが健一の異母兄弟という最後のネタ明かしと相まって、感動のドラマに通じる仕掛けだが、他には最初のガンダムも、アムロとシャアが機体を捨てて、生身の剣技で戦う最終話があって、ライバルとの最終決着は生身で直接会話しながらぶつかり合うのがドラマとして盛り上がるのかな、とも」

 

アスト「ミノスと直接対峙するのは、このルートだけだな」

 

NOVA「スーパー戦車に乗っての対決は、当記事では会話を独自に盛ってみせたけど、じっさいは『わしの怒りを思い知れ!』だけで終わっているからな。ミノスがどういうキャラなのかは、直接対決の項目を読まないと分からない。一応、物語のトゥルーエンドとしては、メカ戦ではなくて、剣での一騎討ちルートが大団円にふさわしいと思う」

 

リバT『そこに至るには、もう少し複雑なストーリーの過程があるのですけどね』

 

NOVA「まずは、首都での行動をプレイヤー視点でざっと流すようにチェックして、それからキャラのロールプレイとして話を締めくくろうと思う。前の記事の神殿解説のような形だな」

 

★国立病院

 

 体力点の回復ができる。

 建物に行くまで、ロボに乗ったまま行動すると、運だめしが必要で、失敗すると合言葉を尋ねられたり、上手く立ち回らないとバトルのリスクあり。

 機体から降りて、こっそり建物に向かうことを推奨。透明マントを使えば、安全に体力回復できるが、ここで使うのはもったいない。カロシアンの制服を着ていれば、上手く立ち回ることで安全に体力回復可能。もちろん、立ち回りに失敗するとバトルのリスクあり。

 主人公としては、いかにリスクを冒さずに、こっそり行動できるかが目的となる。

 ただ、結局のところ、栄光神殿で体力フル回復できているので、当記事での攻略では、そもそもここに行く必要が皆無であった。

 

★国会議事堂

 

 ミノスとの一騎討ちルートでは、最重要ポイント。

 ロボでは進めず、制服でも正体がバレて調査できず。

 ここで目的達成するには、透明マントが必須になる。

 ここには、技術点+1の効果がある《タロスの守護剣》が保管されていて、これを入手することで、ミノス王との一騎討ちへの過程、およびバトルそのものが容易になる。

 この剣をミノスは欲するので、それを入手することが敵王への挑戦資格に通じるのだ。挑戦資格を持たない者に、ミノスはわざわざ戦うリスクを冒そうとしない。

 

★国立宝物殿

 

 罠ポイント。

 侵入するのは簡単だけど、ここにある宝(金貨の山)を盗もうとすると、駆けつけて来たカロシアンの兵士の集団に捕まって、犯罪者として処罰される。

 欲張りがバッドエンドを迎える場所。

 

★敵の陣地

 

 決戦ポイント。

 ロボットに搭乗したまま突入すると、前の小見出しどおりの展開になる。

 徒歩で潜入した場合、透明マントを使うとミノス王をあっさり暗殺できる! だけど、周囲の兵士に見つかってしまい、多勢に無勢で自分も殺されてしまう(パラグラフ201)。

 透明マントを使わずに潜入すると、カロシアンの衛兵に捕まってしまうが、ここでミノス王との決闘を申し込む(111へのパラグラフジャンプ)と、最終決闘への道が開ける。

 次の小見出しへ。

 

★市内を調べる

 

 空を飛び回ると、敵の戦闘機とバトルになって、いろいろとリスクあり。

 地上を進むと、敵の地上ロボットと遭遇して、バトルしたり、上手くかわしたりできる。強力な戦闘ロボ・バトルマン(技11、装甲11、速度・中速)と戦いたいバトルジャンキーなら、お勧め。他に店を略奪している兵士の建設ロボ(技6、装甲9、速度・低速)と戦うこともできるけど、戦うメリットはまったくないので、いろいろなロボットと戦いたいという理由がなければ、全く来る必要なし。

 戦うことで、経験点や資金が稼げるゲームじゃないからね。

 

英雄の決闘(グッドエンド3、最終章)

 

バナージョ(NOVA)「それでは、首都内で行くべきポイントを確認したところで、最終決着を目指すとしよう」

 

アスト「ここから先は、AIの支援はないのでオレたちは、ただの観客だ」

 

ダイアンナ「ヘマをして、あたしたちを白けさせるんじゃないよ」

 

ニコング「ガンバでごわす」

 

バナージョ「あ、カニコング、いたのか。今回はセリフがないので、もう出て来ないと思ってたぞ」

 

ニコング「うむ、それなら吾輩がミノス王のロールプレイをするでごわす」

 

バナージョ「お前が?」

 

リバT『そうですね。先ほどは、私めが調子に乗って、自分のキャラらしくないロールプレイを披露しましたが、声優・飯塚昭三玄田哲章が似合いそうなミノス王の役柄には、カニコングさんがふさわしいと思います。ただし、条件があります』

 

ニコング「何でごわそうか、触手の女神」

 

リバT『それです。ミノス王が突然、触手を生やして、「ワハハハハ、このカロシアン人の男の肉体は、宇宙から来た触手生物の我が乗っ取っていたのだ〜」といった原作改変は行わないこと』

 

ニコング「ハッ、その手があったか!」

 

バナージョ「ねえよ。普通にゲームブックの原作どおりにロールプレイしろ。作者の意図と違う勝手な改変をして、原作ファンを怒らせるようなマネはするな」

 

ニコング「それって、グランドマスター殿が言えるのでごわすか? スカイザーXとか、ヘビーマンダーとか、勝手に機体の呼称を変えたり、原作にないジョジョとのコラボを行ったり、やりたい放題の体たらく」

 

バナージョ「FFゲームブックの主人公は、無色透明な君だから、多少の設定付与はOKなんだよ。しかし、ラスボスが触手を生やして、実は異星物に乗っ取られていたってのは曲解にも程がある」

 

ニコング「それを言ったのは、吾輩ではなく、触手の女神でごわす」

 

リバT『私めは、それをしないように忠告しただけです。あなたならやりかねないので』

 

ニコング「触手はともかく、異星物に乗っ取られていたなんてのは、考えもつかなかったでごわす」

 

バナージョ「とにかく、ここから先は原作どおり進めるぞ。俺は栄光神の導きに従い、《タロスの守護剣》を求めて国会議事堂に向かう。透明マントを使って、こっそり剣を盗みとろうとするぞ」

 

アスト「もはや、犯罪行為をものともしなくなったなあ」

 

バナージョ「栄光神が憑いているからな。それが証拠に、運だめしだ。(コロコロ)3で成功。残り運点は10点。ここで12を出さなくて良かったぜ。神が憑いているというのが、ただの妄想になってしまうからな」

 

リバT『それでは、衛兵たちに気づかれずに、こっそり剣を入手しました』

 

バナージョ「よし、これで戦闘時の技術点が12になった。ミノス王と対等に戦えるはず。このまま寄り道せずに、敵の陣地へ突撃だ」

 

リバT『透明マントの効果時間が切れて、あなたはあっさり衛兵に捕まりました』

 

バナージョ「パラグラフ111番に向かい、こう叫ぶぞ。『俺はタロス人のバナン・ジョースター! 国を代表して、侵略者のミノス王に正々堂々と一騎討ちの決闘を申し込む!』」

 

リバT『ここで《タロスの守護剣》を持っていなければ、ミノス王と戦う前に、部下の将校(技11、体11)と戦って、力量を示さないといけないんですね。だけど、バナージョさんはタロス人の代表たる証の剣を持っていた。では、カニコングさん、ミノス王のセリフを読み上げてください』

 

ニコング「巨大なたくましい体で、黒ヒゲを生やしたミノスは、こう言った。『決闘? お前と? どうして吾輩が、タロスのうじ虫ごときと決闘せねばならないのだ?』」

 

バナージョ「それは俺が栄光の神に選ばれた唯一のタロス人だからだ! お前たちの仕掛けた眠り病が俺に効かなかったことが何よりの証拠。それに《タロスの守護剣》を持っていることが、全タロス人の代表たることも明らか。お前がタロスの支配権をとりたいなら、決闘で証明してみせよ。それとも、カロシアンの王は大勢で1人をなぶり殺しにしないと、力を証明できない臆病者なのか!?」

 

リバT『ミノス王の周りの将校たちが、ささやきを交わします。「彼の言い分は正しい。カロシアンの古の掟に従うなら、王は名誉をかけた一騎討ちの挑戦に応じるべきだ」』

 

ミノス(カニコング)『くっ、やむを得ん。よかろう。この生意気な若僧を、百戦百勝の武人たる吾輩が、叩きのめしてくれるわ。今すぐにな!』

 

●ミノス:技術点12、体力点12

 

ミノス『では行くぞ。我が豪剣の一撃、受けるがいい! (コロコロ)出目は7、攻撃力19でごわす』

 

バナージョ「こっちも出目7だ。同じく19。2つの剣が激しくぶつかり、カーンと小気味よい音とともに、火花が飛び散る」

 

ミノス『やるな、若僧。しかし、これならどうだ? 次なる出目は9でごわす』

 

バナージョ「くっ、重い一撃だ。こっちの出目は3。ダメージを2点受けて、残り体力点は18」

 

ミノス『武芸はそれほど鍛えていないようだな。せいぜい、中の上といったところか。(コロコロ)出目は7』

 

バナージョ「5。残り体力点16。防戦一方ながら、ミノス王の剣筋を見極めようとする」

 

ミノス『ハハハ、どうした。手も足も出ないか。口ほどにもない。(コロコロ)出目は8』

 

バナージョ「くっ、隙が見えん。こうなったら、一か八か。(コロコロ)出目10。栄光神に祈りを捧げて、身を捨てた突きをくらわせる」

 

ミノス『うおっ、この男、捨て身で来るだと!? 初めてダメージを受けたでごわす』

 

バナージョ「ここで、神の加護がダメージを高める。運だめしは……3で成功。残り運点は9。ダメージ4点をくらえ!」

 

ミノス『何と! 一撃でここまでとは。残り体力が8点になったでごわす』

 

バナージョ「命をかけた俺の一撃は重いぜ。負け知らずのあんたには分からんだろうが、何度も死にかけているからな。地獄を見た回数なら、負けていねえ」

 

ミノス『ならば、もう一度、地獄へ帰れ。おぞましき亡者よ。(コロコロ)出目は11』

 

バナージョ「9か。ならば、残り体力14点。まだだ、これぐらいじゃ、地獄にはまだ遠い」

 

ミノス『うじ虫が往生際の悪いことよ。7だ』

 

バナージョ「4。残り体力12点」

 

ミノス『ええい、どうして倒れないのだ。7』

 

バナージョ「4。残り体力10点。そろそろ目まいがして来たかな。だが、まだ負けるわけにはいかないんだよ」

 

ミノス『7』

 

バナージョ「出目、安定しすぎだろう。こっちはまた4。残り体力8点」

 

ミノス『そっちの出目も悪い方で安定しているようでごわすな』

 

アスト「まったくだ。ミノスはまだ一度しか負けていないのに、NOVAは6回も負けている。どうやら天運に見放されたんじゃねえか」

 

ダイアンナ「技術点が同じなのに、どうして、そんなに負け続けられるのか。ダディのダイス目に悪霊が宿っているのでは?」

 

ミノス『では、そろそろ死ぬがいい。(コロコロ)出目9』

 

バナージョ「出目5。残り体力6点。そろそろヤバくなって来た」

 

ミノス『どうした。足元がふらついているぞ。しょせんはタロス人。その程度よ。(コロコロ)9』

 

バナージョ「神よ! おお、ついに来た。出目10。ここで運だめしの出目は3。よし、運だめしは低い方がいいからな。残り運点は8。ミノスの残り体力は4」

 

ミノス『バカな。死に損ないから、どうして、そのような鋭い一撃が』

 

バナージョ「言ったはずだぞ。俺は何度も死線をくぐり抜けて来たからな。負けが見えてからが本番よ」

 

 残り体力が6点のバナージョに対し、残り体力が4点のミノス。

 元々は、体力点が8差で勝っていたから、普通に勝てると思ったら、結構、緊迫したバトルになってしまい、我ながらドキドキです。

 

ミノス『わしにこれほどの深傷を負わせるとは、この男、もしや……。出目は10』

 

バナージョ「だから、どうして、そんなにダイス運がいいんだよ、カニコング。ここで出目11を出せたりしたら、俺は本当に勇者だ。出目6。残り体力4点」

 

ミノス『そろそろ終わりだ。出目は8』

 

バナージョ「ここまで来て、負けられねえよ。出目10」

 

アスト「おお、逆転勝利か? ここで運だめしに成功したら、勝ち確定だぞ」

 

バナージョ「運点8だからな。微妙なところだが、運だめしに挑戦する。(コロコロ)よっしゃー、出目7で成功だ! 《タロスの守護剣》が黄金の光を放ち、ミノスの体を貫き燃やす」

 

ミノス『バカな。百戦百勝のこのわしが!』

 

バナージョ「ふう、今度こそ本当に死ぬかと思ったぜ」

 

 いや、まったく。

 3勝8敗1引き分けという散々な出目でしたが、運だめしのおかげで12ラウンドの激戦を勝ち残ったバナージョでした。

 なお、出目平均はカニコングが合計99の8.3。対するNOVAは合計77の6.4。平均にすると、2差ぐらいですが、途中でやたらと4ばかり3連続で出るのは、死神の影がちらついて見えました。

 

パラグラフ355番

 

 バナージョは正々堂々とミノスを倒した。

 カロシアン人の古代の習慣により、ミノスの部族たる全カロシアン人は、バナージョの裁定に従わなければならない。

 そして、バナージョは彼らにタロスの同胞たちを目覚めさせ、タロスから全部隊とロボットを引き上げるように命じた。彼らは忠実にその命令を実行し、事態はやがて正常に復した。

 ただ一つ、小さな違いがある。バナージョがミノスを倒した日こそ、その偉業を祝して国民の祭日となったのだ。君はまさしく、永遠に、英雄(ヒーロー)なのだ。

 

NOVA「というわけで、パラグラフ355番が本作のラストパラグラフということになります」

 

リバT『おつかれさまでした。ラストバトルは本当に見ていてハラハラドキドキでした』

 

NOVA「最終決闘は、ダイスの出目の紡ぐ物語となったな。セリフを書いて、ダイスを振って、出目に一喜一憂している様子をリアルタイムで書いて、途中で負けたらどうしよう? と焦ったりもしていた」

 

アスト「その時は、その戦闘をなかったことにすればいい」

 

NOVA「そんなことをしたら……白けるじゃないか」

 

アスト「負けても白けるだろう?」

 

NOVA「いや、負けて終わる攻略記事というのも一興かもしれん、と思ったりもしたが。やはり、ミノスは強敵だったよ(涙目)ってオチになる時間軸もあったかもしれんが、予定調和で無事に終わって何よりだ」

(当記事 完。次回、バッドエンドなんかも確認したEX記事につづく)