ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

マジック・コンパニオンと、国産ゲームブック史の続き

NOVAの来訪

 

NOVA「今年、初登場だ。おめでとう」

 

アスト「今さら、おめでとうもないだろう。もう月半ばじゃないか」

 

NOVA「いやあ、いろいろと魔法研鑽に忙しくてさ。はい、これ」

NOVA「あと、これもお宝本だな」

ダイアンナ「へえ。AFFの魔法サプリと、アイテムサプリかい」

 

リバT『モンスター本と、魔法本と、アイテム本がTRPGサプリメントの基本ですね』

 

NOVA「あと、最新記事として、前回の続きの話が来た」

アスト「これは……日本のゲームブックファン必読のお宝記事じゃないか」

 

リバT『今回はソーサリー以降、日本最初の文庫RPGである『SJのFFRPG』(85年末)から、ウォーロック誌、そしてブレナンのピップシリーズ(ドラゴンファンタジー)の翻訳秘話、さらにジャクソン&リビングストンの来日(87年4月)、故・山本弘さんの国産FFゲームブック(およびTRPG)への貢献など、まさにゲームブックブームの絶頂期の話ですね』

 

NOVA「俺がゲームブックと出会ったのは、86年4月だったから、まさにそのタイミングの話になるわけだ。それ以前にハマっていたアナログゲームは、ツクダのシミュレーションゲームと、バンダイのパーティジョイシリーズを少々だったから、そこから一気にRPG沼に引きずり込まれる頃合いの話だ」

 

ダイアンナ「パーティジョイ?」

NOVA「小学生から中学生の思い出だと、こういうのもいいんだよな」

NOVA「まあ、TRPGに比べると、幼少期の思い出に過ぎず、マニアックに語れるほどの知識も収集アイテムも持ってはいないんだけどさ。それでも昭和40年代以降のアナログゲーム文化は日本カルチャー史に残すべき遺産だと思うんだよね」

ここから本番

 

NOVA「以上が前置きだ。別に今回はパーティジョイの話をしたかったわけじゃないからな」

 

アスト「だけど、こういう物理アイテムを操作する系のビジュアルゲームは動画映えするよなあ」

NOVA「ああ。レトロゲームのチャレンジ動画は、たまに見入ってしまうことがあるが、この面白さは文章で伝えることがなかなか難しい。他にこういうのとか」

NOVA「怪獣消しゴムのトントン相撲も面白かったなあ」

リバT『グランドマスターNOVA。今回はトントン相撲の話をしに来たのではないでしょう? そろそろ話を進めていただけませんか?』

 

NOVA「おっと。リバTにツッコミ入れられるとは思わなかったぜ。何かあったのか?」

 

ダイアンナ「ああ。前回の話だが……」

 

>リバT『2024年の102記事に比べて、2025年は半分の51記事。ウルトロピカル発足以来の退潮だったので、今年は挽回したいと思います』

 

ダイアンナ「こういう決意に燃えているところに、いきなり寄り道雑談で、なかなか本筋に入らないのでは、イラっと来るのも当然じゃないか?」

 

NOVA「なるほどな。しかし、今回、ここに来た目的は、AFFサプリを持って来たのと、FF日本史の連載記事2回めを紹介したことで終わってるんだ。あとは、それをお前たちがじっくり研鑽して、話を膨らませてくれればいいのではないか?」

 

アスト「お前が膨らませるんじゃないのか!?」

 

NOVA「そうだなあ。よし、ここは楽天さんの手を借りて、AFFの既存サプリの紹介をしてもらおう」

NOVA「この動画と、当記事の最初に紹介した2本のサプリがあれば、AFF2版のTRPGは完璧だな。まあ、TRPG以外では、もちろんゲームブックのFFコレクション5集までと、こういうボードゲームがあるわけだが」

アスト「ああ、去年の夏に出たこれか」

NOVA「ファイティング・ファンタジーも最初のゲームブックから、マルチメディア化しているから、いろいろ追いかけるのも大変だ。まあ、ボードゲームのアドベンチャーは『火吹山』『トカゲ王』『死の罠』『運命の森+αの戦争編』と、ここでストーリー攻略した話ばかりなので、特にプッシュしなかったんだが、それよりも気になるのはこっちだ」

アスト「『死の罠3部作』というと、6巻と、21巻『迷宮探検競技』と、未訳ゲームブックの36巻『死の軍団』だな」

 

ダイアンナ「それに、次期FFコレクション収録候補のリビングストン最新作『ブラッド島の地下迷宮』を含めて4部作になるかもしれないんだね」

 

NOVA「『ブラッド島』が収録されるなら、関連作の21巻は高確率で収録されるだろうから、ついでに『死の軍団』も入って来る可能性がある。そうなると、もう1作はスカラスティック社の唯一未邦訳作品『死の門』が採用されて、最後に……」

 

ニコング「『死神の首飾り』を採用して、通称デスボックスと呼称するでごわす」

 

NOVA「いやな通称だな、デスBOX。だが、『死の罠』の続編3冊と絡めて、その取り合わせだと妙に語呂がいいので、それはそれでネタとして面白いと思うが、果たして『死神の首飾り』が採用されるだろうか?」

 

ダイアンナ「ダディは『仮面の破壊者』推しなんだよね」

 

NOVA「まあ、クール大陸を展開するなら、『サソリ沼』に次いで、そこからだろう、と考えている。いずれにせよ、今は『主人公はキミだ!』をプッシュしている状況なので、次の動きがあるなら、その後になるのかな、と思う。今月末のGMウォーロックで、FFコレクション6の情報が出るかと期待はしたが、表紙を見る限りは、そういう匂わせもないし」

アスト「ならば、次の号までネタはお預けっぽいな」

 

NOVA「いずれにせよ、ここでのゲームブック攻略は、『最後の戦士』で確定だ。午年なので、トップバッターがアストでいいだろう」

アスト「おお。頑張って、神に選ばれた勇者王子の冒険を攻略するぜ」

 

NOVA「ただし、記事書きの順番としては、『ソーサリー』を優先するがな。おそらく、そちらは2月に入ってからになると思われ」

 

ダイアンナ「あたしの魔法研鑽記事はどうしようかね?」

 

NOVA「それは膨大な系統があるから、一筋縄でいかないことを悟った。個人的には、獣操術がネタ的に非常にツボだったが」

 

獣操術の話

 

NOVA「マジック・コンパニオンには、新たに9つの魔法系統が追加されたんだが、ページ数ごとに差異があってな。以下のとおりだ」

 

  1. 獣操術:11ページ分
  2. 刻印魔術:6ページ分
  3. 原初魔術:3ページ分
  4. 樹霊術:10ページ分
  5. 幻術:6ページ分
  6. 予見術:4ページ分
  7. 念術:18ページ分
  8. 迅魔術:6ページ分
  9. 魔女術:4ページ分

 

NOVA「さらに基本ルールの魔法体系に加わる追加呪文が、魔術が7ページ分で37種、妖術が1ページ分で4種、まじないが3ページ分で14種。そして、モンスターが魔法を使う際の新たな手引きがあって、モンスターが使う術系統(フォーカスと呼称する)が12種類で、各フォーカスが6個の呪文を内包している。それらを意図的に、あるいは完全にランダムに設定することも可能」

 

アスト「ほう。では、そのランダムに設定した呪文を、今年は俺たちが使えるようになる、ということでどうだ?」

 

NOVA「お前はモンスターか?」

 

アスト「まあ、元ヴィランということで、試しに振ってみたい」

 

NOVA「では、アストに実験台になってもらうか。ええと1D6を2回振って、別々に申告してくれ」

 

アスト「2の3だ」

 

NOVA「すると、光だな」

 

アスト「おお、何だか勇者の気分だ」

 

NOVA「もう一度、1D6だ」

 

アスト「3」

 

NOVA「妖術呪文のSUNを習得した。太陽石を持って、光を発する」

 

アスト「ほう、キングストーンフラッシュみたいなものか。格好いい」

 

ダイアンナ「というか、あたしたちは合体変身して、ウルトラマンアースになるという設定だろう。だったら、光のパワーを発揮しても、おかしくはない」

 

アスト「そっかあ、そう言えば、オレはウルトラマンの端くれだったんだな。すっかり忘れていたぜ。よし、今年は〈太陽の馬〉、サンホースのアストと自称するぞ」

 

NOVA「くっ、アストの癖に生意気だ。だったら、俺も対抗して、新たな技を手に入れるぞ。5の3の6は……戦闘魔術・付与系の《電光石火》*1だと? なかなか格好いいじゃないか。よし、今年は電光石火のNOVAと名乗ろう」

 

ダイアンナ「結構、面白く遊べそうだね。1の1の4はどうなる?」

 

NOVA「炎の刻印魔術《火種》だな。発動すると体を温めて、冷気系の攻撃ダメージを半減する」

 

ダイアンナ「冬場だと重宝するねえ。気に入ったよ」

 

ニコング「では、吾輩も。6の3の6はいかがでごわすか?」

 

NOVA「俺と同じ電光石火だ。つまらんから、振り直せ」

 

ニコング「そんな理不尽な。電光石火のカニコングは格好いいでごわそう」

 

NOVA「ちっとも似合わん。振り直せ」

 

ニコング「くっ、ならば、もっといいのを振るでごわす。6の2の2は?」

 

NOVA「変身呪文の《収縮》だ。体のサイズが半分になる」

 

ニコング「収縮のカニコング……あまり、パッとしないでごわす」

 

NOVA「いや、これは結構、強力だぞ。自分が縮む呪文じゃなくて、相手を小さくさせる呪文なんだ。縮んだ相手は、技術点とダメージダイスがマイナス1になる」

 

ニコング「おお。吾が重力の力でお前を圧縮してやろう、身を縮めて怯えるがいい! と言えばいいのでごわすな」

 

リバT『最後に私めが。2の2の5は?』

 

NOVA「暗闇呪文で《暗視》ができる」

 

リバT『ドゴラって暗視はできなかったでしょうか?』

 

NOVA「というか、あれは視覚があるのか?」

 

リバT『よく分からないので、振り直します。6の2の1は……カニコングさんと同じでしょうか?』

 

NOVA「いや、違う。変身呪文の1は《畜生落とし》。相手をカエルやゴキブリ、ネズミなどの小動物に変える大技だ」

 

アスト「それは……恐ろしすぎる。ヤズトロモさんにうっかり攻撃すると、ゲームオーバーにさせられる魔法じゃないか」

 

NOVA「そういう能力を持った敵と戦うのは勘弁してもらいたいな。とにかく、畜生落としのリバTには、逆らわない方が良さそうだ」

 

ニコング「触手の女神に逆らうと、ミミズやオケラやアメンボに変えられてしまうのでごわすな」

 

NOVA「まあ、運だめしで回避できるんだが、とにかく、モンスターの使うランダム魔法表は、結構、楽しめることが分かった」

 

 

アスト「ところで、小見出しに反して、ちっとも獣操術の話じゃないんだが」

 

NOVA「最後の《畜生落とし》は獣系だと思うが、獣操術にも同じ効果で《変化の呪い》があるんだな。ただし、そっちは自分が司る動物の種類のみ。これも何の動物を司るのか、ランダムに決める表があって、俺が試しに振ると、4の5の6は……ガマガエルかよ。舌が伸ばせる。ええと、カクレンジャーのニンジャブラックがそうだったな」

NOVA「というか、このルールを使うと、獣を操る忍者キャラってのも作れそうだな。まさかの、このタイミングでカクレンジャーに話がつながるとは、語っている自分もビックリだ。去年は獣にまつわる戦隊考古学が、不完全燃焼に終わったが、ここで少し挽回したような気が」

 

アスト「戦隊考古学はさておき。オレの場合は、ダイスを振らなくても、〈馬の主(あるじ)〉が普通に設定できるんだな。特殊能力も《大型の蹄》《疾走》《筋力》が付いてきて、素直に強い」

 

ニコング「〈カニの主〉も設定されているでごわすな。《装甲》《呼吸》《水泳》が特殊能力だと」

 

ダイアンナ「〈コウモリの女主〉は、《音波探知》《飛行》《伝染病》が特殊能力かい。少々イメージが悪いが、吸血鬼の感染は病よりも呪いみたいに解釈するといいかね」

 

NOVA「とにかく、『サソリ沼の迷路』のあるじたちの使う魔法が、きちんと設定されたことが、当サプリのお気に入りの一つだな。そして、原作ゲームブックの〈鳥の女主人〉の凄さを改めて実感した」

 

アスト「どういうことだ?」

 

NOVA「AFFだと、鳥はカラス、ワシ、鷹、ハヤブサ、フクロウ、オウム、と細分化されているんだが、〈鳥の女主人〉はあらゆる鳥類を仕切っているように描かれているんだ。原作ゲームブックに登場した〈狼のあるじ〉〈カエルのあるじ〉〈クモのあるじ〉は、AFFの獣操術で普通に再現できるが、彼女だけは通常ルールを越えた能力の広がりを持っている。つまり、TRPGのルール的にチートな存在ということだな」

 

ダイアンナ「なるほど。サプリを研究することで、ゲームブックNPCの実力も推測できるってことか」

 

NOVA「他に〈主(あるじ)の護符〉の能力データや作成方法が記載されていて、護符を作成するには、獣操術のすべての呪文を習得し、[獣操術]がランク6に達し、『術者と10年以上同行し、自然死した獣』の心臓(または心髄、心材)を材料にする必要がある」

 

アスト「つまり、〈主の護符〉には、亡き獣の友の心が宿っているわけだな。ただのマジックアイテム以上の思い入れがあっても不思議ではない」

 

ダイアンナ「でも、クモやカエルは寿命が短いから、10年の同行は難しそうだね」

 

NOVA「その場合は、自然の寿命の全うするまで、とある。つまり、寿命の短い動物の護符は、安っぽいわけだが、その分、扱える獣の力もあまり強力ではないだろうから、釣り合いがとれていると思われ。

「ともあれ、AFFのルールでは、強力な魔法使いと言っても、技術点や体力点が魔力と同様に増えるわけではないから、肉体的に脆弱というケースは十分にある*2。むしろ、魔法関係の能力に集中して経験点を費やしていれば、体力点が伸ばせないケースは普通にある*3

 

アスト「なるほど。強力な魔力を秘めたあるじは、それだけたくさんの経験点を稼いできたはずだが、AFFのルールだと、物理的な戦闘能力を上昇することを怠って来たから、ただの旅の剣士にあっさり殺されたりもするわけだな」

 

NOVA「むしろ、技術点11とか12とかのザゴールやバルサス・ダイアみたいな武闘派魔法使いの方が珍しいんだよな。まあ、彼らは強くなるためにチートな手段を使ったから、重大な弱点も抱え込んだ設定だが」

 

ダイアンナ「それじゃあ、今回はここまでにしておくか。あたしもマジック・コンパニオンや、その他のAFFサプリを研鑽するために予習しなければならないし、ダディも何かと忙しいだろう。だが、一つだけ言っておく」

 

NOVA「何だ?」

 

ダイアンナ「今年は、去年みたいにコンパーニュをひいきするような真似はやめてくれ。秋みたいに、ずっとコンパーニュに引きこもって、こちらを放置するようなマネをしないでもらいたい」

 

NOVA「……分かった。あれは、スパロボにハマっていたからであって、今年はそうならないと思う」

 

ダイアンナ「少なくとも、月に一度は顔出しして、FFゲームブックの攻略、もしくはAFFの話をすること」

 

NOVA「善処しよう。まあ、空想タイムを優先することは確定だけどな」

(当記事 完)

*1:タレントの【電光石火】を付与する呪文。不意打ちを防ぎ、数の不利で受けるペナルティを軽減する効果。

*2:D&Dはレベル制なので、ひ弱な魔法使いでもレベルが上がれば、HPや戦闘能力は相応に増えていく。少なくとも、10レベルの魔法使いは1レベルの戦士よりもタフである。

*3:体力点を呪文の消費コストにする妖術師は別。