準備編から早20日間
ダイアンナ「前回の記事から、ずいぶん間が空いたが、ようやく開始だね」
アスト「遅れた理由は、まあ、作者NOVAがカーレの方に重点を置いたためだな。あとは仕事(確定申告含む)でバタバタしてたり、諸々だが、とりあえずは、これまでが翔花ちゃんのターンで、ここからがオレのターンってことだ」
パラグラフ1番
アスト→ローレス「いつもは準備編で、キャラクターが完成しているんだが、今作はパラグラフ1番で、装備を整えることになる。まず、鎧はすばやく動けるように軽装のものにした。それとマントを身につけて、食料4食分と、剣とナイフを持つ。ここまでは共通仕様だが、この後が3つのアイテムから2つを選ばないといけない」
リバT『ローレス王子の亡き父上アレキサンドロス2世の遺品ということです。心して選んでください』
- 弓と銀の矢尻の付いた3本の矢
- 青白い液の入った瓶:体力1D+2点回復(2回分)
- チリ粒の渦巻くガラス玉:5分ほど辺りを照らすツチボタルの結晶粉末。明かりの効果
ローレス「この3つだと、弓矢と明かりのガラス玉を選ぶかな。体力点は、食料で回復しよう」
リバT『今回、背負い袋の中に入れられる食料は最大4つ分です。体力は4点回復します』
ローレス「つまり、最大16点まで回復できるわけだな」
●最後の戦士ローレス
技術点11
体力点20
運点10
食料:4食分
所持品:背負い袋、剣、ナイフ、弓と銀の矢3本、明かりのガラス玉

3つの道筋(パラグラフ361)
ローレス「冒険の準備は整えた。ここから目的地のテラクの聖地を目指すには、まずヴィモーナの周囲を取り囲んでいるトカゲ兵の布陣を抜け出さないといけない」
リバT『そのための作戦案は、3つあります。1つめは、戦士の一部隊を率いて、正面突破を図ることです』
ローレス「それはリスクが大きいよな」
リバT『本作を象徴する選択肢ですね。ふつうの冒険者は単独行動なので、部隊を率いる方策などとれません。ふつうの冒険者らしい選択肢としては第2案。夜明け前に単独で敵の前線をこっそりすり抜けるというもの』
ローレス「オレとしては、そっちの方が性に合っていると思うが」
リバT『だけど、わざわざ本作をプレイするのだから、いつもの冒険者プレイと異なる選択肢を選ぶのが、エンタメ芸人というもの。マンネリではよくありません。ここは正面突破あるのみです』
ローレス「いやいや、他人事だからって無茶を押しつけるなよ。それより第3案は?」
リバT『こっそりボートを盗んで、陸ではなくてヴィモーン川を逆上るルートです』
ローレス「盗みか。王子のやることとは思えんな」
ダイアンナ「だけど、プレイヤーのアストとしては、それもありではないか?」
ローレス「う〜ん。よし決めた。全部のルートを選んで、一番問題なくプレイできたルートを正規のものとする。実はこのゲーム、OPでどのルートを選んだかでストーリーの印象が大きく変わるらしいので、単純にIFルートって分け方だと、醍醐味を味わえないと思う」
ダイアンナ「どのルートを選んでも、攻略に支障はないのか?」
ローレス「必須アイテムや情報はそれほどなかったと思うが、とりあえず、まずは第1案の敵陣突破を選択だ」
怒涛の敵陣突破(パラグラフ130)
リバT『夜明けの30分ほど前、ローレス王子と彼を支援する護衛部隊は、崩れ落ちたヴィモーナ市の街門を抜け、慎重に東の大平原に向かいます。やがて、敵の前線部隊の姿が見えるとともに、相手からも発見されて、部隊同士の激しい衝突が始まります。王子を守る護衛たちは、部隊の後ろに留まるように言うや、自分たちが囮として活路を開こうとしましたが、敵軍の勢いが激しくて、王子も乱戦の真っ只中に巻き込まれてしまいました。どのような敵と戦うか、パラグラフ10、112、172、187、322、382のどれかを選んでください』
ローレス「6択かよ。ここはダイス目でテキトーに選ぶか。(コロっと)3が出たから、172番だな」
リバT『172番では、巨大なオーガー(技7、体10)が巨大生物の顎の骨でできた棍棒を振り回して、王子に襲いかかってきます。オーガーの攻撃が2回連続で命中すると、あなたの剣が粉々に打ち砕かれてバッドエンドを迎えますので、注意してください』
ローレス「技術点4差だから、いきなりそういう結末はないと思うが、ドキドキするぜ」
リバT『逆に、あなたの攻撃が2回続けて命中したら、1Dを振って、1〜2なら65、3〜4なら208、5〜6なら382へ進みます』
ローレスは難なく、オーガーの攻撃を凌いだが、その後、出目2を出して、パラグラフ65へ。
リバT『オーガーと戦っている間に、ステゴザウルス(技10、体10)に乗ったトカゲ兵が乱入して来ます。オーガーは慌てて、恐竜に場を譲って、他の標的を狙いに行きます。王子は、ステゴザウルスの攻撃を凌いでください』
ローレス「こいつは厄介な戦場だぜ。逃げられないかな?」
リバT『2回続けて、攻撃を命中できたなら、逃げていいですよ』
1ラウンドめは、ローレスの勝ち。
2ラウンドめは、ローレスの負け。
3ラウンドめは、ローレスの勝ち。
4ラウンドめは、ローレスの負け。
5ラウンドめは、ローレスの勝ち。
6ラウンドめは引き分け。
7ラウンドめは、ローレスの負け。
8ラウンドめは、ローレスの勝ち。
9ラウンドめも、ローレスの勝ち。
6点ダメージを受けながらも、何とかステゴザウルスから逃げ出すチャンスを得た、と思いきや、そのままの勢いで撃退してしまったりする。
さすがはテラク神に選ばれた戦士。恐竜殺しの称号を見事に獲得した。
その後、1〜2で187、3〜4で144、5〜6で47へ進むことになるが、出目は6。
リバT『パラグラフ47番は、戦場に巨大な翼手竜が急降下してきます。運だめしをしてください』
ローレス「ランダムでいろいろなイベントが発生する戦場だな、おい。運だめしは4を出して成功した」
リバT『失敗していれば、翼手竜の鉤爪に引っ掛けられて、空中戦にご招待(墜落すればバッドエンドの可能性あり)でしたが、あなたは幸運だったので、さらわれたのはあなたの近くで戦っていた護衛戦士でした』
ローレス「サマルトーッ! と犠牲になった護衛の名前を叫ぶ。ええと、助けるのは無理だよな」
リバT『助けようとするあなたの前に、トロール戦士(技9、体9)が立ちはだかりますので、こいつを何とかしない限り不可能ですね』
次々と、いろいろな敵が出現して、連続バトルになる戦場です。
そして、トロールを何とかあしらった後に到達したパラグラフが333番。
ここで出現するのは、体長3メートル、4本の腕を持った巨大トカゲ兵戦士(技12、体18)。この戦場のボスとでも言うべき強敵で、これに挑んで倒すことができれば、戦場を悠々と脱出できる。
まあ、普通は勝ち目がないと諦めて、ボスには挑まずに、敵陣の手薄なところを狙って、最後の突撃をかけるのが無難でしょうがね。
リバT『それでは技術点判定を行なって下さい。失敗すれば、トロールがもう1体立ちはだかりますよ』
ローレス「勘弁してくれよ。うわ、6ゾロ出やがった」
結局、トロールと戦って、何とかノーダメージで撃退したローレスだった。
リバT『王子は相手を武器で叩きのめしながら、敵の前線に血路を開いていきます。生き残った仲間たちも、あなたの後について来ますが、部隊の苛烈な勢いにトカゲ兵たちも恐慌に陥って逃げ惑います。その時、あなたの前に、トカゲ兵の騎獣であるお化けトカゲが迷い込んできました。それを馬代わりに乗りこなせば、戦場から脱出できるのではないか? と、あなたは考えます』
ローレス「むっ。これに乗れば、オレは脱出できるかもしれない。しかし、後に残された仲間はどうなる?」
リバT『彼らは王子を戦場から脱出させるために志願した決死隊です。最初から討ち死にする覚悟はできていますよ。ですから、口々にこう言います』
戦士A(ダイアンナ)「さあ、行くんだ、王子。あんたが神の試練を見事に果たせば、我々の戦いは無駄にならん。みんな、あんたに賭けてるんだよ」
戦士B(カニコング)「あんさんが最後の希望でごわす。そして、決死隊の志願者の名前は、ヴィモーナの歴史の中で〈最後の戦士の護衛部隊〉として刻まれるはず。わしらの名誉と命は、あんさんに託した」
ローレス「お前たち(涙目)。分かった。だが、死に急ぐんじゃないぞ。何とか落ち延びてくれ。では、さらば。そう言って、お化けトカゲに颯爽と飛び乗る」
リバT『技術点判定をして下さい』
ローレス「失敗したら?」
リバT『騎獣から落下して、あなたは戦場を脱出できずに、バッドエンドです』
ローレス「こんなところで死ぬわけにはいかん。(コロコロ)3と言って、華麗に騎獣トカゲに飛び乗った」
リバT『右往左往するトカゲ兵たちの頭上を飛び越え、最後の防壁に向かいます。そこを越えると、戦場を脱出して広い大平原に抜け出すことができますが、その前に1Dを振って下さい。6が出ると、お化けトカゲが防壁に怖気づいて、あなたを振り落とします。たちどころに多数のトカゲ兵に囲まれた王子は、奮戦虚しくバッドエンドです』
ローレス「バッドエンドの多い戦場だが……(コロッと)5だ。テラク神の加護が付いている。防壁の崩れたところを飛び越えて、脱出成功。勝利の雄叫びを上げる」
リバT『少数のトカゲ兵やトロールが突破を食い止めようと動きましたが、そこに王子の護衛戦士が駆けつけて来ました』
戦士A(ダイアンナ)「王子の邪魔はさせねえよ」
戦士B(カニコング)「うおーーー。さあ、行くでごわす、〈最後の希望たる戦士〉よ」
ローレス「お前たち、この恩は一生忘れぬ。テラク神よ、このヴィモーナの誇る戦士の武勲を照覧あれ。〈最後の戦士〉は1人ではない。我ら皆の称号だ!」
リバT『こうして、仲間の雄叫びに送られて、ローレス王子は広い荒野に駆け抜けました。上手く脱出できたので、運点+1したうえで、パラグラフ53に続く』
●戦場を突破した最後の戦士ローレス(パラグラフ53)
技術点11
体力点14/20
運点10
食料:4食分
所持品:背負い袋、剣、ナイフ、弓と銀の矢3本、明かりのガラス玉

敵陣突破のIFルート
リバT『部隊を率いて、敵陣の強行突破を図るのが、本作最初の見せ場ですが、ここではランダムにいろいろなイベントが発生するので、プレイヤー側でなかなかコントロールできない戦場のままならなさが堪能できると思います』
ローレス→アスト「最初の6択も、選択肢が多いうえに、判断の基準が与えられないから、初見だとランダムと大差ないからな」
リバT『ここでは、通らなかったパラグラフのイベントも確認していきましょう』
・10:狂ったホブゴブリン(技7、体6)。相手の攻撃が2連続で当たると、バッドエンド。勝った後のランダム選択肢は、322、187、192の3択。
・112:トカゲ兵(技9、体10)。相手の攻撃が2連続で当たると、気絶してパラグラフ162へ。そこからパラグラフ333番に行くので、最速攻略が狙える。勝った後のランダム選択肢は、192、322、187の3択。
・187:沼ゴブリン2体(技5と6、体5)。相手の攻撃が2連続で当たると、トカゲ兵と同様、気絶してパラグラフ162へ。そこからパラグラフ333番に行くので、最速攻略が狙えるが、トカゲ兵に比べてゴブリンは弱いので、2連続で当たる可能性は極めて少ない。勝った後のランダム選択肢は、208、172(本攻略のオーガー戦)、65の3択。
・322:変異トカゲ兵(技6、体6)。相手の攻撃が2連続で当たると、沼ゴブリン同様。勝った後のランダム選択肢は、208、192、172の3択。
・382:トカゲ兵(技8、体6)。戦う前に自動的に1点ダメージを受けてしまう。相手の攻撃が2連続で当たると、同じく気絶。勝った後のランダム選択肢は、208、65、10の3択。
アスト「この戦場突破ルートで、何が最適解かと言えば、極力ダメージを受けにくい弱敵と出会うこと」
ダイアンナ「すると、322の変異トカゲ兵がベストかね」
アスト「問題は、2戦めからランダムイベントになることだな。本攻略のオーガー戦では、65、208、382に進むが、この65は強敵ステゴザウルスと遭遇するので、できれば避けたい」
ダイアンナ「すると、187の沼ゴブリン2体と、382のトカゲ兵もリスクになるわけだ」
アスト「オーガーは65のステゴザウルスと、382のトカゲ兵につながるので、結構リスクが大きい。残りの208はこうなる」
・208:双頭トカゲ兵のカラコルム(技6、体8)。2連続命中で、バッドエンド。勝った後のランダム選択肢は、47、333、213の3択。
リバT『333番が戦場脱出につながりますので、そこに至るまでに、どれだけランダムイベントが続くか、ですね』
アスト「ホブゴブリンからは、192というのが真新しいパラグラフだが、これはモンスターとの戦闘ではなく、矢が飛んできて、1Dの5〜6で2点ダメージを受けてしまう。進む先は、208、47、333だ」
ダイアンナ「カラコルムからは、213というレアなパラグラフに行けるね」
アスト「この213はなかなか美味しいパラグラフで、333を通り越して、ゴールまでショートカットできる。つまり、カラコルムのところに来れば、ゴールまで近い形だな」
リバT『47は翼手竜イベントですが、これでもしも運だめしに失敗すると、空を飛ぶことになって、バッドエンドのリスクも多少ありますが、それを切り抜けると、最初の3ルート選択の「ボート盗んで川上りルート」に合流することになります』
アスト「戦場突破のはずが、思いがけず別ルートに合流するわけか」
リバT『この翼竜に捕まって、意外な展開ってのは面白いハプニングだと思いますね。いかにも、サプライズな展開というか。おそらく、本編で翼手竜に捕まったサマルトさんは幸運にも戦場から脱出できて、川上りの冒険を行ったのではないでしょうか』
ダイアンナ「番外編って奴だね。よし、そのサマルトのIF冒険はあたしがプレイしようじゃないか」
アスト「飛び入り参加って奴かよ」
リバT『他に語っていないパラグラフは、ステゴザウルスから行ける144番になりますか。不意打ちで2点ダメージを受けて、戦場で気絶。その後は333番に行き着きますので、脱出できそうですね。この戦場突破で最悪なループは何かと考えてみたら、ステゴザウルス(65)→出目1か2で沼ゴブリン(187)→出目5か6で再びステゴザウルスを延々と繰り返すこと。
『逆に、最適解になりそうなのは、322の変異トカゲ兵から、208のカラコルム、あるいは192の弓矢トラップに至ると、最小ダメージでゴールにたどり着けそうです』
アスト「だけど、変異トカゲ兵から172のオーガーに行ってしまうと、ダメージがかさむリスクがあるわけで」
こっそり隠密行動(パラグラフ93)
ローレス(アスト)「では、犠牲の多そうな正面突破はなしにして、王子らしくはない隠密ルートにチャレンジだ。プレイヤーのオレには、この方が性に合っている」
リバT『夜明け前にあなたは独りで城を抜け出しました。味方の軍が攻撃に出て、敵の目を引きつけている間に、目立ちにくい塹壕を伝って、敵陣の外に抜け出そうという作戦です。マントに身を包んで忍ぶようにこそこそ穴の中を進むと、道が左右に分かれました。右の206へ進むか、左の296へ進むかです』
ローレス「よくある分かりやすい選択肢だな。とりあえず、右と言ってみる。左はIFルートにしておく」
リバT『塹壕の中には、死体も転がっていて、ぞくっとしながら苦労して進みます。やがて塹壕が浅くなってきて、腰をかがめないと、縁から頭が出そうになります。その後、ギャーギャーわめく声やら、ドスンドスンと足を踏み鳴らす音が聞こえてきて、あなたは立ち止まりました。何の音かを確かめるために外を見ますか、それとも見つからないように、身を伏せたままじっとしていますか?』
ローレス「どうせトカゲの仲間だろうから、あえて確かめる必要を感じない。むしろ見つかるリスクを避ける方が賢明と見た」
リバT『そうですね。もしも顔を出していれば、お化けトカゲ(技7、体8)に騎乗したトカゲ兵(技6、体8)とバトルになるところでしたが、あなたは隠れたままだったので、そいつは気づくことなく、塹壕を跳び越えて行きました』
ローレス「ところで、さっきから気になっていたんだけど、お化けトカゲって原語では何ていうんだ?」
リバT『ええと、「モンスター事典」によると、ジャイアント・リザードですね。普通に巨大トカゲとか大トカゲでも良さそうなものの、変わった訳になってます*1』
ローレス「てっきり、ゴースト・リザードかと思ったが、原語では割と普通なんだな」
リバT『では、次にパラグラフ104です。塹壕の中を進みつつ、時々身を起こして、外の様子を確認したりもします。この付近では、最近、市民軍とオークやホブゴブリンの部隊との戦いがあったようで、重要な橋頭堡だったのが、圧倒的な数の部隊に打ち負かされたらしいですね。血まみれの死体が泥の中に累々と横たわっているのが見てとれます』
ローレス「やるせない想いに駆られながら、死者の魂が安らげんことをテラク神に祈るぜ」
リバT『そして、塹壕は3つに分かれています。左(18)か、川に向かって下る右(380)か、真ん中(277)かですね』
ローレス「後でマッピングが必要そうだな。右は3つめの川ルートに合流しそうなので後に回して、ここは堂々と真ん中を選ぶぜ」
リバT『真ん中を進んだ先は、さらに左右に分岐しました。右の塹壕は掘ったばかりのようで、黒い地面がまだ柔らかいです。右(123)か、左(18)か、さあ、どっち?』
ローレス「左だ。右だとバトルになりそうだから、リスクは極力避けたい」
リバT『実は、右の塹壕は未完成で行き止まりだったので、結局、左へ戻って来ることになるんですけどね。左へ進むと、双頭のトカゲ兵が穴の上からあなたを見つけたらしく、大きな笑い声を発しています。塹壕から飛び出して撃退しますか? それとも、近づいてきたそいつの足を引っ張って、塹壕に引きずり込みますか?』
ローレス「他の敵に見つかるのも厄介そうだからな。塹壕空間に引きずり込んでやる」
リバT『引きずり込まれた双頭トカゲは、持っていた剣をポロリと落とし、運の悪いことに、その刃の上に落下して、体を貫かれて死んでしまいました。あなたは運点を1点回復していいです』
ローレス「テラクに感謝だ。バトルになっていたら、どうなっていたんだ?」
リバT『塹壕から這い出ている間に攻撃を受けて2点ダメージ。その後、技9、体8の相手と戦うことになります』
ローレス「そこそこ強敵だったんだな。無傷で倒せてラッキーだったぜ」
リバT『さて、パラグラフ294番。敵陣深くに到達しました。振り返ると、街の西の方で激しい戦いが起きているようです。あなたのすぐ近くで、大きな弩弓(バリスタ)が設置されて、燃え盛る薪が街に射込まれているのが見えました。弩弓を何とか破壊しようとしますか? それともリスクは避けて、そのまま進み続けますか?』
ローレス「何とか味方を支援したいところだな。こっそり弩弓に近づいて、様子を確かめたいが」
リバT『弩弓の周りに配備されているのは、トカゲ兵の指揮官と、手下の沼ゴブリン3体。弩弓を壊そうと思えば、その4体を倒さないといけません。ただし、弓矢を持っていれば、弩弓の側の大釜を狙うことで、中の発火性液体をぶち撒けることができます』
ローレス「そいつは機転の利いた破壊工作って感じだな。よし、せっかく持ってる飛び道具だ。活用しない手はない。大釜を狙い撃つぜ」
リバT『剛弓の矢が突き立つと、その衝撃で中の液体が大爆発して、辺りにいるものを全てなぎ倒します。あなたは爆風を避けて、思いがけない戦果にホッと胸を撫で下ろします。運点+1ですね』
ローレス「運を消費していないから、あまり嬉しくはないんだが、矢を1本消費した戦果としてはバッチリだ」
リバT『パラグラフ363番です。塹壕は途切れたので、敵陣の中を見張り兵の隙を突いて、素早くすり抜けます。しかし、何かが行進してくる物音が聞こえましたので、隠れるところを探します。近くのテントの中に逃げ込みますか? それとも他の隠れ場所を探しますか?』
ローレス「もたもたしている場合じゃない、と思って、テントの中に飛び込んだ」
リバT『すると、あなたはギョッとしました。そこにいたのは、メスのトカゲ人でした。香炉の煙と、泥風呂の香りと、トカゲの体臭の入り混じった、ひどい匂いがテントの中に充満しています』
ローレス「うえっ。ここは慌てず騒がず、トカゲ女を冷徹に始末しよう」
リバT『女トカゲは、野生のイノシシのようなうなり声をあげて、反撃してきます。技6、体8ですが、あなたの方もテントに充満した匂いで目眩がしますので、攻撃力を1減らしてください』
それでも、4差で勝っているので、難なくメストカゲを撃退したローレス王子でした。
トカゲの死体を泥風呂の中に投げこむと、素早くテント内を調べて、伝説の「ケインレッシュ・マの黒スイレン」が掘り込まれた小壺を入手。
それからパラグラフ319へ向かいます。
リバT『敵兵に見つかるのをうまく避けながら、あなたは数々のテントや荷車、補給品の間をすり抜けて行きます。やがて、騎乗動物を入れた囲いを発見しました。お化けトカゲを1頭、失敬すれば脱出できると思いましたが、どうしますか? 他の脱出手段を考えてもいいですよ』
ローレス「いや、お化けトカゲをゲットすれば、戦場突破ルートに合流できると見た。そっちを選ぶぜ」
リバT『見張りはいないので、簡単に騎獣の大トカゲを盗み出せます。あなたが騎乗して、そのまま駆け出すと、たちまち周囲の敵兵に気づかれますが、妨害されることなく北の平原に脱出できます。運点1点を得て、パラグラフ53へ続く』
ローレス「こっちだと、ほぼノーダメージで脱出できるんだな」
●敵陣をこっそりすり抜けた最後の戦士ローレス(パラグラフ53)
技術点11
体力点20
運点10
食料:4食分
所持品:背負い袋、剣、ナイフ、弓と銀の矢2本、明かりのガラス玉、〈ケインレッシュ・マの黒スイレン〉の小壺
隠密行動のIFルート
ローレス→アスト「やはり、隠密行動の方がリスクが少ないうえ、アイテムが入手できるというメリットがあるから、こちらが推奨だな」
リバT『戦場では、略奪品を入手する可能性がありませんからね』
ダイアンナ「傭兵稼業ならまだしも、敵陣突破が目的で、周囲を囲まれた戦場では、生き延びるのが精一杯で、倒した敵の装備をはぎ取っている余裕がないって話だね」
アスト「で、隠密ルートの方が、いつもの冒険者向きというのは間違いないが、ローレスが選ばなかった選択肢をチェックしておこうって話だな。ついでに、塹壕の地図も書いてみる。まずは、最初の分岐で左を選んだIFルートだが?」
リバT『パラグラフ296番ですと、ネズミ男の工兵3人(技5〜6、体5〜6)とのバトルになりますが、ただの雑魚ですね。その後、改めて206に進むか、左の277に進むかの選択肢です』
アスト「うまく選択肢を選ぶことで、敵すべてと遭遇を避けたり、刃を交えることなく撃退できる、と」
リバT『104から右を選んだ380番が少し変わっていて、いろいろ苦労しながら、川上りルートにつながるようになっています。川上りルートについては、次回の記事で詳細を見ていくようにしますので、今回は割愛』
アスト「では、本編のように、パラグラフ18番から双頭トカゲ兵を倒して、敵陣に潜入する、と」
●塹壕ミニマップ
18 ←277ー123行き止まり
l l
ーーーlーー380波止場から川へ
277へ 104\ l
296 →206
\ /
93
・206:お化けトカゲとトカゲ兵
・296:ネズミ男の工兵3人
・104:3つの分岐
・277:2つの分岐(123は行き止まりなので、結局、18へ)
・18:双頭のトカゲ兵から敵陣内部へ
・380:波止場へ
リバT『敵陣では、ローレス王子が攻略したように、弩弓イベントがまずあります。これは効率優先で考えるなら、スルーするのが最適解ですが、ロールプレイ重視なら、やはり敵軍の攻撃力を減らす機会は見逃せないってことですね』
アスト「当然だ。効率優先だけで考えるなら、ドラマとして面白くないからな。たとえ非効率と分かっていても、仲間のために何かをしたいって気持ちは大事にすべきだ。もちろん、それが致命的な過ちにならない場合に限るが」
リバT『次に、女トカゲのテントイベントがありますが、別の隠れ場所を探すなら、パラグラフ316で、樽の山の陰に隠れることになります。そのまま隠れ続けることもできますし、トカゲ兵神官(技10、体11)に見つからないよう、ヒヤヒヤするイベントもあります。運だめしに2回続けて、失敗しないかぎりは、強敵神官とのバトルは回避できるのですが』
ダイアンナ「神官を倒して、何かアイテムを得たりは?」
リバT『しません。ともあれ、テントイベントかトカゲ神官イベントをクリアすると、パラグラフ319でお化けトカゲに乗って脱出することもできますし、そこから別の手段(翼手竜に乗って、川上りルートに向かう)を選ぶこともできます』
ダイアンナ「結局、陸路と川路の2つに物語が分岐するんだね」
リバT『ええ。次回は川上りルートを見てから、ローレス王子の物語の続きを見ていくことにしましょう』

(当記事 完)
*1:後日追記。ジャイアント・リザードをお化けトカゲと訳したのは『トカゲ王の島』であって、本作のお化けトカゲは別種。こちらは『超モンスター事典』で小型恐竜ドロマエオザウルス、別名ランニング・リザードとして掲載されている。