ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

FF31『最後の戦士』攻略EX

今回はダンジョンのIFルートから

 

リバT『最後はラスカル視点で、テラク神の奇跡を驚いて見るシーンで終了しました』

 

アスト「プレイヤー側は、先にテラク神から何が起こるかネタバレを聞いているから、驚けないもんな」

 

ダイアンナ「それにしても、ラスカルはラスボスなんだけど、散り方が呆気ないんだよね」

 

リバT『ああ見えても、ラスカルが原因で死ぬバッドエンドが5つもあって、「仮面の破壊者」以降は定番になった裏切り者キャラの1人ですね。主人公を驚かすサプライズ要因ではあるものの、ゲームシステム的には謎とき要素がないので、勝手に裏切りがバレて、勝手に解決してしまうという中途半端な立ち位置です。ゲームブックで裏切りやどんでん返しをどう描くかは、いろいろと試行錯誤が見られますが、FFシリーズですと、初期の傑作はやはり「ソーサリー」4巻のマンパンの大魔王の正体になりますか』

 

アスト「ジャクソンはそういう騙しが多いな。『地獄の館』で最後に出現するボスもサプライズだし。それに比べて、リビングストンのサプライズは何だろう?」

 

リバT『「トカゲ王の島」のゴンチョンじゃないでしょうか? まあ、リビングストンさんのサプライズは、仲間キャラが死んでしまうパターンを繰り返したので、意外にも生き残ったヒロインキャラのハカサン(「危難の港」)がサプライズでしたし、近年の作品は往年のキャラがゲスト出演するのもサプライズと言えましょうね』

 

カニコング「それでは、前置きはこれぐらいにして、ダンジョンマスター役の吾輩が、攻略で残したIFルートをチェックしていくでごわす」

 

血痕の部屋の左(385)

 

カニコング「血痕の部屋から右側の357に進むと、戦士王と戦ってエメラルドを入手できるでごわすが、間違えて左へ行くと、バッドエンド確定になる。そちらに入ると、何だか謎の人型生物(エルフに似ているけど、鋭い牙が生えている)のドクロがいっぱい納められた奇怪な納骨堂があって、古代カーネク人の風習がどうなっているのか、いろいろ疑わしくも思えてくる」

 

アスト「テラク神は戦神だから勇気は尊ぶが、この街の住人が文明的に洗練されているとは限らない。もしかすると、未開ゆえの野蛮な風習がいっぱい見つかるかもしれないんだな」

 

ダイアンナ「そういう文明の跡地に触れると、ラスカルも、テラク神と言えども混沌の神と大して変わりないと考える可能性だってあるわけだね」

 

カニコング「そこからの出口は、左の上り階段(182)か、右の下り階段(4)につながるが、後者は選ぶ意味がない。というのも、下ろうと思うと、階下からトカゲ兵が4体上がって来るのが見えたので、下りるのを断念して、結局、上に逃げることになるからでごわす」

 

アスト「どっちを選んでも、結局、同じ方向に強制的に向かわせられるんじゃ、選択肢の意味がないな」

 

カニコング「結局、4体のトカゲ兵(技8〜9、体8〜10)と戦うことになって、ハードなルートと言えよう。続いて、道は左右に分かれるが、右は行き止まりの何もない小部屋(244)に行き着くだけで結局、引き返すことになるので、左の395に収束する。そこから後は、ルビーの手に入るテラクの地下神殿か、地上に向かう上りのらせん階段に進むことになって、イベント終了でごわす」

 

アスト「紆余曲折、いろいろ引っ張り回された挙句、トカゲ兵4体と戦うだけのルートか。結果的に、エメラルドが入手できなくなって、バッドエンド確定の大ハズレなルート選択ってことで」

 

ナメクジの間の話

 

カニコング「次に、地下に入って最初に右へ進んだ場合のナメクジルートでごわす」

 

ダイアンナ「ナメクジって強いのかい?」

 

カニコング「技6、体12で、しかもダメージが1点ずつしか通らないので、弱いけどタフな部類でごわす。ナメクジと戦うのを避けて、左の壁に沿って行くと、扉があるので、それをくぐると古井戸に落ちそうになるので、運だめし。失敗するとバッドエンド。成功した後、古井戸を飛び越えるために技術点判定に成功すると、地下墓所ルートに行くことができるので、実はそちらが正解、と」

 

アスト「なるほど。地下墓所→古井戸→ナメクジに行ける一方、逆にナメクジ→古井戸→地下墓所と、双方向でつながっているわけか」

 

カニコング「パラグラフ番号が異なっているので、番号順のフローチャートにすると分かりにくいでごわすが、地形マップで記載すると構造が分かる仕組みになっていて、マップ解析を楽しむことはできる。ただ、このダンジョンの難解なのは、同じ部屋なのに違う番号で2ヶ所以上だと錯覚しやすいことと、記述が東西南北ではなく、上下左右の表記になっているので、自分がどちらを向いているのかを文章から把握しておかないと、迷いやすいこと。さらに1つのパラグラフの中で、道を曲がって向きを変えたり、行き止まりだったので引き返したり、など錯綜した項目があるので、完全解析の難易度が高すぎるでごわすな」

 

リバT『イベント的には、あまり面白いとは言えないダンジョンですが、構造を解析してマッピングしようとすれば、非常に難解なゲームとなるダンジョンなんですね』

 

カニコング「ダンジョンマッピングを1つのゲームとするならば、非常に面倒で難易度の高い代物でごわす。これで双方向移動を再現しようとしている意欲は感じられるものの、米ジャクソンのような手堅さは持ち合わせていないのと、雰囲気作りの文章への凝り方が余計に錯綜する元になっているので、作者の苦労に反して、読者の評価は得られない形式、と」

 

アスト「まあ、古井戸を伝って、左右のルートへの行き来ができることは分かった。部屋の右側を調べると、どうなるんだ?」

 

カニコング「右側を調べるには、どうしてもナメクジを倒さないといけなくて、多少の時間を食うものの、そっちをきちんと調べると〈Z形の鍵〉を入手できて(入手するためには運だめしが必要だけど)、少し達成感を得られるでごわす。問題は、鍵を入手後にナメクジ2号(技7、体10)が出現して、再び面倒な戦いを強要されるのでごわすな。ナメクジ好きには、ナメクジ2頭と戦えるハッピースラッグシーンでごわすが」

 

アスト「そんな特殊性癖なプレイヤーは滅多にいねえよ。こんな部屋はとっとと出て行こうぜ」

 

カニコング「部屋を出るパラグラフは274。部屋の奥から出ると右に折れ、下り階段を降りて、その先のT字路に至るまでが1つのパラグラフで、どちらを向いているのか混乱しながら、左か(312)右か(196)の二者択一を選ぶでごわす。完全攻略のためには、先に右へ進むのがお勧めだが」

 

アスト「だったら右だ」

 

カニコング「おめでとう。そちらには宝箱があって、〈Z形の鍵〉でのみ開けられる。中からダイヤモンドが出てきて、初見だとここで大喜びできそうでごわすな」

 

ダイアンナ「初見だと、ダイヤがハズレアイテムだとは思わないだろうからね」

 

カニコング「もしも宝石全部入手クリアを目指すなら、まずはここでダイヤを入手するのが手順となる。そのために、ナメクジ2頭を倒す必要があるわけでごわすが、次に道を引き返して、左の312に進んだ次のパラグラフは2番。ここは、血溜まり噴水に合流して、そこから左へ進むと戦士王の部屋へ、右からまっすぐで影屍鬼のイベントへ、右から左でテラク神殿に進んで、それぞれの宝石を入手できるでごわす。影屍鬼テラク神殿は前回、語った通りの内容で割愛するでごわすが、面白いのは戦士王。地下墓所から来ると、南から部屋に入るのでごわすが、ナメクジルートから来た場合は、北から部屋に入るので、その先の進路が変わってくる」

 

アスト「噴水→戦士王になると、次は血痕の部屋か」

 

カニコング「そうでごわすな。そして、こちらだとクサリヘビの部屋には入らずに、先ほどのパラグラフ385から進むことになるので、そのままトカゲ4体と戦った後、テラク神殿に突入する流れになる。ここで判明した事実が、4種類の宝石を全て集めるルートは存在しないということ。最大3つまでしか集められないのでごわすな」

 

①パターン1:地下墓所ルート

 最初に左へ進み、地下墓所からまっすぐトンネルを通って、クサリヘビの部屋でボロ布を調べる。そこでテラクの腕を入手し、次に血痕の部屋から右の戦士王の部屋に進んでエメラルド入手。これで攻略としては必要条件を満たしているが、宝石入手にこだわるなら、まっすぐ進んで階段を昇り、影屍鬼を倒して黒玉入手。最後にテラク神殿で頑張ってイシュカリム軍団を倒すとルビーも入手できて、ダイヤモンド以外はコンプリート。ともあれ、テラクの腕はこのルートでないと入手できないので、これが最適解となる。

 

②パターン2:ナメクジルート

 最初に右に進むか、攻撃力マイナス1のペナルティーを避けるために、左から古井戸を飛び越えて、ナメクジの部屋に入る。ナメクジを倒してから、右の壁の小部屋(アルコーブ)を調べ回って、〈Z形の鍵〉を入手。2体目のナメクジを倒して、部屋を出ると、T字路の右の宝箱から、鍵を使ってダイヤモンドを入手。

 その後、T字路の左から噴水に到達して、左を選ぶと戦士王と戦う。あとは、紆余曲折でテラク神殿まで行けるので、黒玉以外の宝石はコンプリートできる。

 一方、噴水から右に進んだ場合は、黒玉とルビーまでが入手できるが、エメラルドを取り損なうので、攻略失敗。

 

カニコング「そして、以上をまとめたダンジョンマップ(完全版)でごわす」

 

●カーネク地下ダンジョン・イベントマップ

黄金剣エメラルド黒玉ルビーダイヤモンドの入手場所)

 

地上へ

↑ ↓ー影屍鬼

テラク   l

 神殿 ー噴水

  ↑   l←ーーーーーT字路ーー宝箱

トカゲ兵 戦士王       

  ↑    l        ↑

  l→血痕の部屋       ↑
 l   ↑       途中で紆余曲折

  l クサリヘビ        

 l    l           ↑

戦士像 l  行き止まり   ↑

 lー地下墓所ーl   古井戸ーナメクジの間ーZ形の鍵

    l   /      ↑

  墓所前礼拝室←ーー→衛兵像2体

          l

         入り口

 

例によってバッドエンド

 

リバT『それでは、カニコングさんのダンジョンマッピングに感謝申し上げつつ、いつものバッドエンド・パラグラフの確認に移ります』

 

・6:ガレー船にぶつかって、ボートが沈んで溺れ死ぬ。

・7:カプラ東で戦士の亡霊に憑き殺され、亡霊の仲間入り。

・28:ラスカルの裏切りに激怒して襲いかかるも、配下のトカゲ兵に殺される。

・57:ラスカルの前で、トカゲ兵の集団になぶり殺される。

・72:蛇人に捕まって、荒野にさらされたまま力尽きる。

・75:豹人に捕まって、豹のエサにされる。

・132:ティラノザウルスの餌にされる。

・173:剣に黒玉をはめるも、効果が出ずにラスカル配下のトカゲ兵に殺される。

・189:荒野で逃走中に、8匹のトカゲ兵に追いつかれて殺される。

・195:カプラ東で、戦士の亡霊に憑き殺され、亡霊の仲間入り。

・258:古井戸に落下して死亡。

・260:お化けトカゲに振り落とされて、戦場からの脱出に失敗する。

・270:翼手竜に捕まって、運だめしに失敗すると、墜落死。

・286:古井戸に落下して死亡。

・291:スズメバチグモの巣から脱出できずに死亡。

・293:剣にルビーをはめるも、効果が出ずにラスカル配下のトカゲ兵に殺される。

・304:古井戸に落下して死亡。

・306:戦場で、対戦相手に剣を砕かれて、討ち死に。

・309:蛇人に捕まって、運だめしに失敗すると、荒野で衰弱死。

・334:古井戸に落下して死亡。

・371:剣にダイヤモンドをはめるも、効果が出ずにラスカル配下のトカゲ兵に殺される。

・397:ジャングルで大ハエジゴクの体内に閉じ込められて、脱出できなければ死亡。

 

リバT『バッドエンド総数は、400パラグラフ中22回。5.5%といったところですが、古井戸に落下して死亡が4ヶ所もあったり、ラスカル絡みで5回もあったり、1つに集約できそうなバッドエンドが散見されて、ゲームブックのパラグラフの使い方としては、いろいろとダブった記述も多く、あまりこなれていない構造ですね』

 

ダイアンナ「そりゃあ、ゲームブック処女作だから、仕方ないじゃないか」

 

リバT『ただ、ダンジョンに入る前は、いろいろと盛り沢山な冒険エピソードを披露してくれていますので、背景世界を旅するオープンフィールドの名手という評価はできると思うんですね。その意味で、竜頭蛇尾的な作品だったと言えましょう。

『これが、せめてクライマックスで、トカゲ兵の部隊は1000人の黄金戦士部隊で圧倒し、ラスカルとは一騎討ちで対決する展開でしたら、たとえラスカルが弱くても、自分の手で決着をつけたって満足感を味わえたでしょうが、最後の戦いがアイテム入手と選択肢だけで終わるというのは、「盗賊都市」のザンバー・ボーンと同じで、いまいち締まらないと個人的には考えます』

 

難易度の話

 

アスト「じゃあ、最後に難易度だな。ダンジョン部分は、カニコングにフォローしてもらったから、それをもって簡単だったと言うのは、おこがましいと思うが、いつもの評価基準で客観的な数字を出して行こう」

 

①ラスボスが強い(X)

 

 ラスボスとは戦いにならない。

 たまに恐竜のような強敵が出現して、下手をすると戦闘でバッドエンドを迎えるが、多くの強敵とは戦いを回避できるので、回避不能の強敵は、ジャングルのミュータント・ワニ(10、16)と、エメラルドを持っている戦士王(10、11)の2体。そいつらを倒せる程度の技術点(10でギリギリ。理想は11か12)を持っていれば、戦闘では問題なく進めることができる。

 総じて、強敵よりも数が多いザコ戦が目立つ作品なので、手強いというよりも面倒くさいバトルが多いという印象。

 

②全体的に罠が多くて死にやすい(◎)

 

 バッドエンドの数もそこそこあるのと、運だめし失敗による即死とか、技術点判定失敗による即死とか、死なないまでも、突然とんでもない強さの強敵に出くわして、突発的な事故の多い作品である。

 よって、本作の難易度は、個人によって受け止め方がバラつく傾向があると思う。

 初期FFでよく言われた「最適なルートは、最小限の苦労で解ける」というのは、本作の場合、結構、的を射ている。ただし、最低能力値は技術点10以上を要するのであるが。

 FFも31巻にもなると、技術点12は当たり前で、体力点も運点も平均以上はないと、攻略がままならない作品が多くなっている(時には、最高能力値で始めても、ダイス運がよほど高くないと、バッドエンドから逃れられない鬼難易度の作品も見受けられる)が、そういう作品に比べると、本作は非常にフェアで解きやすい作品である。

 初見での個人的な評価は、ずいぶんと簡単な作品だな、と。

 しかし、改めてパラグラフ解析もしていくと、実は運が良かっただけ、ということが分かる。

 序盤は簡単で、だんだん難易度が上がるという、FFありがちな作品ではなくて、最初から最後までコンスタントに強敵や危険なトラップが散見していて、油断すると死んじゃったというケースがあり得る作品。

 

 ◯か◎で迷ったけれど、アストのローレス王子が蛇人に捕まって殺されたという実証が為されているので、唐突に死が訪れ得るデッドリーなゲームと判断します。

 

③パズル構造が複雑(X)

 

 パラグラフジャンプもないし、ストーリー上の行き止まりもない。

 運だめしに失敗するか、技術点判定に失敗するか、戦闘で負けるか。

 これらを避けられるなら、立ち読みだけでも解けるゲームです。

 冒険中に何かの手がかりを得られなければ詰むとか、必須アイテムを集めていかなければ、行き詰まるとか、そういう類の仕掛けもなくて、ただただダーク寄りの冒険ストーリーを堪能すればいい。

 もちろん、完全解析なんてことを始めたら、ダンジョン部分の構造が分かりづらかったかな、と思う。フローチャートだと、戦士王と遭遇するパラグラフが2ヶ所あったり、古井戸も2ヶ所あったり、ダンジョン内で番号違いで同じ場所という部分の読み解きに苦労した。

 しかも、1パラグラフの情報量が多く、紆余曲折という言葉で表現できる文章記述がいっぱいで、右の道を選んだと思ったら、「行き止まりだったので、来た道を引き返して、結局、左へ行きました」的な迷わせる文章が頻発していて、結局、フローチャートと位置マップを同時並行で書き進めて、文章表記と照らし合わせたうえでないと、ダンジョン構造が把握できなかったという。

 普通は、パラグラフ番号のフローチャートだけで構造把握できるのになあ。

 

 キース・マーティンのゲームブックのダンジョンは、うまくつながると、お見事と感じ入れるぐらい論理的で、芸術的だと思ったんだけど、マーク・ガスコインのそれは……うん、この人のダンジョンは2度と解きたくないと思ったので、これ1作で済んで良かったです。

 ……とまあ、ダンジョンマップを完成させようと思えば、しんどいけれど、ストーリーの流れに乗って解くだけなら、全然難しいことないよって言いたかった。

 要は、どのレベルの攻略で満足するかってこと。

 

 今回、攻略記事を書いて分かったのは、宝石を全てコンプリートすることは不可能だと判明したこと。それこそ、フローチャートとイベントマップの両方を比べないと分かってなかったからなあ。

 まあ、ストーリー攻略だけなら、エメラルドをゲットするだけでいいので、フラグ立てが楽勝な部類だと。

 

④ゲームシステムが難しい(X)

 

 追加ルールが何もないもんなあ。

 X以外に付けようがない。

 

⑤フラグ管理がややこしい(X)

 

 情報ゲームでもないし、アイテムゲームでもない。

 金銭管理も必要ないし、食料もジャングルに入ったら、ポンと木の実とか拾い集められて、体力点もそれほど大きく変動しない(技術点11とかの場合)。

 要するに、キャラクター用紙に書き込む情報が割と少なめってことなんですな。

 おかげで、戦闘がつまらない。

 いや、自分は戦闘をした後に、戦利品が得られたら満足できるタイプのプレイヤーなので、それが少ないゲームは楽しみが半減しちゃうんです。

 お金を出してアイテムを買うゲームよりも、落ちてるアイテムを拾ったり、敵を倒してアイテムゲットだぜってゲームの方が、充実した気分になれる。昔は、こういうの拾い乞食って言われてました。

 

 で、このゲーム、アイテム好きにとっては、思わせぶりに登場するアイテムはそこそこあるのに、アイテム使って得したって場面が少なくて、しかも父親の遺産とかいう割に、使う機会のほとんどないガラス玉なんて、何やねんとか。

 いや、アイテムゲーは、当たりもあれば、ハズレもあるということで、ハズレを引くのは許せるんです。ただ、アイテム活用の当たりがないんですね。

 わざわざ神官のマントを入手するイベントを用意して、神官のマントを持っているか、というパラグラフを用意しておきながら、結局、役に立ちませんでしたってオチを付けるの。だったら、聞くなよ、とツッコミ入れたくなる。

 

 昔、解いたときには気にならなかった、そんな粗が、いろいろ攻略記事を書いた後だと、分かるようになって来た。

 というわけで、ガスコインさんは、小説家とか編集者向きだけど、ゲームブックの面白さという意味では、こなれていなかったなあ、ということが分かった次第。

 

 で、難易度は驚きの2点。

 ええと、『盗賊都市』『運命の森』『サソリ沼の迷路』と同じぐらい、と。

 あれ? そんなに簡単だった? 

 さすがに、2ってのはないってことで、少し主観で弄ってみます。

 

 まず、ラスボス戦はないけど、実質ラスボス扱いに近い戦士王と、ミュータント・ワニの手強さを評価して、そいつらの分で+0.5ぐらい。

 パズル構造については、やはりダンジョンの入り組んだ構造について、+0.5ぐらいはあげてもいいかなあ。

 これで結果的に3点ってことで、『火吹山』『魂を盗むもの』『トカゲ王の島』『巨人の影』ぐらいにはなりました。まあ、こんな物か、と。

 

・8:火吹山の魔法使いふたたび、モンスター誕生

・7:地獄の館、天空要塞アーロック、サラモニスの秘密、奈落の帝王、王子の対決(魔法使い)

・6:バルサスの要塞、危難の港、サイボーグを倒せ、死の罠の地下迷宮、暗黒の三つの顔、S1シャムタンティ丘陵(魔法使い編)

・5:さまよえる宇宙船、アランシアの暗殺者、真夜中の盗賊、王子の対決(戦士)、S1シャムタンティ丘陵(戦士編)

・4:雪の魔女の洞窟、ロボット コマンドゥ

・3:火吹山の魔法使い、魂を盗むもの、トカゲ王の島、巨人の影、最後の戦士

・2:盗賊都市、運命の森、サソリ沼の迷路

 

(当記事 完)