ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

『主人公はキミだ』の感想(その2)

何とか読了報告

 

NOVA『大著を全部読んだ。……ウソだけど』

 

アスト「ウソかよ!」

 

NOVA『今日は4月1日だからな。正確には、大体、興味ある部分は全部読んだ。後半は、例えばフィギュア作りの造形師とか、FFゲームブックにインスパイアされた音楽バンドの話とか、同人誌活動の話とか、マニアックなコレクターの話とか、そういう話が続くと、興味が薄いので流し読み、飛ばし読みもしたりしたわけで、それでもFFシリーズが本当に大勢のファンに支えられているんだなあ、というのは分かった』

 

ダイアンナ「それでも、一通りは読んだわけだね」

 

NOVA『前回の目次形式を踏襲しつつ、各章で小見出しを立てて、解説感想を加えて行こう』

 

続きを読む

『主人公はキミだ』の感想(その1)

遅ればせながらの購入報告

 

 

NOVA『先日、入手したファイティング・ファンタジーの歴史本なんだが……』

 

アスト「おお、どんな本だ?」

 

NOVA『ページ数が300ページ越えで、とにかく凄い本だ。同梱の日本史版が50ページ越えだから、単純計算であの4回に渡って連載された記事の6倍ほどのボリュームがある。とりあえず、今、読んでるのが150ページほどで、パフィンブックスのFF展開が終了して、ウィザードブックスによる展開が始まった辺り。年号的には2002年だな』

 

ダイアンナ「それはFF20周年だね」

 

NOVA『パラグラフ190番のタイトルが「目立たなかった20周年」となっているな。ウィザードブックスの方針で、新世代の児童層に対しては「古い本ではなく、今の時代の新しい本として読んでもらいたい」との意図らしい』

 

リバT『ああ、FFといえば懐かしいと感じる大人世代ではなく、新たな客層へのアピールを目指していたわけですね』

 

NOVA『そもそも、ウィザードブックスというのがFFを復活させるために立ち上げたブランド名だったらしい。いずれにせよ、1995年の「ミイラの呪い」で途絶えたFFゲームブックが復活するに当たって、シリーズ公式サイトが立ち上がったり(パフィン時代と違って、インターネットの時代に突入していたからね)、新世紀のFFはファンの活動がいっぱい後押ししていたのも間違いないな』

NOVA『ここまで読んできて、自分が知らない情報がいっぱいで非常に面白く読めているわけだが、ウルトロピカルでの最近の話題からして、マーク・ガスコインの「最後の戦士」に関するネタを一つ。本当は、彼も他のゲームブックを書きたかったんだけど、他の作家のFFゲームブックの編集作業がメインの仕事になってしまって、そちらに忙殺されたから書けなかったらしい。

『彼が書こうとした2冊めのタイトルは「怪物の夜(Night of the Creature)」というもので、魔法使いの薬で体が小さくなった主人公が、小人状態で敵の塔の探索を頑張る内容らしい。これをパフィンブックスのFF61巻として書こうとしたら、59巻で打ち切りになって、幻の作品の一つになったとか』

 

アスト「もしかして、未訳FFだけでなく、未発売のFFの話まで載っているのか?」

 

NOVA『ああ。パラグラフ158番から181番までの24項目にかけて、ボツとなったFFのアイデアがいっぱいだ。ボツになった理由はいろいろだが、本書の著者のジョナサン・グリーンのボツ作品「ストームチェイサー号の伝説」も面白そうだなあ、と』

 

ダイアンナ「どんな内容なんだい?」

 

NOVA『お馴染みのロガーン様から、世界を危機に陥れようとしている悪の魔法使いマンブレスを止めるようにと使命を与えられたヴィンハイム王の主人公が、〈ストームチェイサー号〉という船に乗り込み、仲間の船員と共に冒険する話。仲間たち(バーバリアンの用心棒、女戦士ワルキューレ、ドワーフ、射手、吟遊詩人など)はそれぞれ固有のスキルをもって、主人公を助けてくれるシステムらしいが、あらすじと最初の100パラグラフまで書いて、編集者のガスコインに見せたら、ボツをくらったらしい』

 

アスト「ボツかよ」

 

NOVA『ガスコインさんは、グリーンのもう一つのアイデア「ブラック・スカル号の海賊たち」の方が気に入ったようで、それが「ブラッドボーンズ」と題名を変えて、60巻になる予定だったのが、パフィンブックスでは出版できなくなって、後にウィザードブックスから61巻めとして陽の目を見ることができたという』

 

続きを読む

FF31『最後の戦士』オリジナル後日譚

今回は完全に空想妄想の産物

 

リバT『前回で攻略記事は終了しましたが、今回はエンディング後の後日譚をオリジナルで描いてみることになりました』

 

アスト「ローレス王子がラスカルに洗脳されて、テラク信仰を捨てて、イシュトラの使徒に悪堕ちする話か?」

 

リバT『それは、後日譚ではなくて、IF妄想って奴です。ここの作者のグラマスNOVAがいくら悪堕ちネタが好きだからって、後日譚でそんな話にするはずがありません(たぶん)』

 

ダイアンナ「それに、ダディが好きな悪堕ちは女性キャラ限定で、男が悪堕ちしても萌えないんじゃないだろうか」

 

アスト「だったら、サマルトがTS(性転換)して*1、美少女キャラになって、ローレス王子を裏切って悪堕ちって展開は?」

 

ダイアンナ「却下だ。そもそも、プレイヤーのあたしが花粉症ガール2号のアッキー様(粉杉晶華)が悪堕ちして、吸血花粉症ガールのバットクイーン(アンナ・ブロシア)になったのを、紆余曲折を経て、ダイアナ・ジャックと融合して、光咲きした存在なんだ。わざわざゲームブックのキャラで悪堕ちを描かなくても、自前のオリジナル設定でTS悪堕ち成分は十分だろう」

 

カニコング「まあ、本作は敵ボスのラスカルが悪堕ちした裏切り者設定なので、悪堕ちを描くなら、そこを掘り下げるべきでごわそう」

 

リバT『だから、ラスカルさんは美少女キャラではないですし、おじさんが悪堕ちしても萌えないって話じゃないですか』

 

アスト「だったら、ラスカルが死んで、その魂がイシュトラの手で転生して、あらいぐま美少女ラスカルになる(TS獣人化)って話はどうだ?」

 

リバT『たぶん、本作「最後の戦士」のファンがこの記事を読んだとして、主人公の正当な後日譚を読みたいという需要はあっても、ラスカルさんの物語の続きやIFを求めるファンはいないと思うのですよ。普通は、ラスカル? 誰それ? と本作を解いたプレイヤーにも印象の薄いマイナー悪役だと考えます』

 

アスト「とにかく、悪堕ち抜きのローレス王子の正当派な後日譚って趣旨だな。ゲームブック本編では、テラクの奇跡で黄金戦士1000人の部隊を召喚できるようになった主人公が、これだけの力があればヴィモーナを救うことができるだろう、と戦意マシマシになって、テラクの信仰戦士として凱旋を果たそうとする形で終了。ある意味、『運命の森』同様、これから大きな戦いが待っているって匂わせで、やや尻切れトンボ感のある幕引きだったからな」

 

リバT『その後のストーリーを補完する程度の内容です』

 

*1:なお、その5にあるローレス王子と並び立つサマルト公子のイラストは、その3にあるカチヤのイラストを元にアレンジしたものである。それ以前のサマルトのイラストをローレスの絵と融合させる試みは、うまく行かなかったので、カチヤをサマルトっぽく要素改変した結果である。割とお気に入り。

続きを読む

FF31『最後の戦士』攻略EX

今回はダンジョンのIFルートから

 

リバT『最後はラスカル視点で、テラク神の奇跡を驚いて見るシーンで終了しました』

 

アスト「プレイヤー側は、先にテラク神から何が起こるかネタバレを聞いているから、驚けないもんな」

 

ダイアンナ「それにしても、ラスカルはラスボスなんだけど、散り方が呆気ないんだよね」

 

リバT『ああ見えても、ラスカルが原因で死ぬバッドエンドが5つもあって、「仮面の破壊者」以降は定番になった裏切り者キャラの1人ですね。主人公を驚かすサプライズ要因ではあるものの、ゲームシステム的には謎とき要素がないので、勝手に裏切りがバレて、勝手に解決してしまうという中途半端な立ち位置です。ゲームブックで裏切りやどんでん返しをどう描くかは、いろいろと試行錯誤が見られますが、FFシリーズですと、初期の傑作はやはり「ソーサリー」4巻のマンパンの大魔王の正体になりますか』

 

アスト「ジャクソンはそういう騙しが多いな。『地獄の館』で最後に出現するボスもサプライズだし。それに比べて、リビングストンのサプライズは何だろう?」

 

リバT『「トカゲ王の島」のゴンチョンじゃないでしょうか? まあ、リビングストンさんのサプライズは、仲間キャラが死んでしまうパターンを繰り返したので、意外にも生き残ったヒロインキャラのハカサン(「危難の港」)がサプライズでしたし、近年の作品は往年のキャラがゲスト出演するのもサプライズと言えましょうね』

 

カニコング「それでは、前置きはこれぐらいにして、ダンジョンマスター役の吾輩が、攻略で残したIFルートをチェックしていくでごわす」

 

続きを読む

FF31『最後の戦士』攻略記その8(最終回)

戦士王ローレス

 

リバT『前回、カーネクの地下ダンジョンで、ローレス王子は聖都の守護者たる〈戦士王〉を打ち負かす試練を乗り越えて、テラクの腕たる〈黄金剣〉と、それに絶大な神力を付与するテラクの目たる〈エメラルド〉を獲得しました』

 

ローレス(アスト)「テラク神の導きあればこそだ。ここまでのダンジョン攻略で、迷いなく目的達成の最短ルートを通過できたのは」

 

DMカニコング「ここまでのマップは以下のとおり」

 

●カーネク地下ダンジョン

黄金剣エメラルドの入手場所)

 

 

      ?

      l

  ?  戦士王

  l   l

  l→血痕の部屋
 l   ↑

  l クサリヘビ

 l    l         ?  ?

戦士像 l  行き止まり  l         l

 lー地下墓所ーl   古井戸→ナメクジの間

    l   /      ↑

  墓所前礼拝室←ーー→衛兵像2体

          l

         入り口

サマルト(ダイアンナ)「血痕の部屋って、前回、描写されていないよね」

 

DM「うむ。ガスコイン氏は、ダンジョンの描写が細やかなのだが、さすがに攻略記事で全てを描写することはできん。血痕の部屋は、戦士像の部屋を抜けた160番と、クサリヘビの部屋を抜けた際に、テラクの腕を入手済みの106番と、入手し損ねた29番の3ヶ所で共通して描写された部屋でごわすが、どうも拷問あるいは邪悪な人体実験が行われた痕跡が残っておる」

 

ローレス「ちょっと待て。この街って、テラクの聖地なんだよな。何で、そんな痕跡があるんだよ?」

 

DM「これはゲームブックでの描写でごわすが、どうもこの街がテラクの聖地だったのは昔の話で、今現在は邪悪なカオス神(おそらくトカゲ帝国が崇拝する魔王子イシュトラの異名と思われ)に完全に占拠されているような描かれ方になっている。まあ、ラスカルの裏切りでトカゲ帝国を招き入れたのでごわそうが、ここでダンジョンの不気味な雰囲気を強調したいあまり、ガスコイン氏はテラク神の強さや威厳を完全にスポイルするような話にしておる、と」

 

ローレス「敵がテラクの聖地を完全に占拠しているってことなら、そのことを警告するでもなく、〈最後の戦士〉たる主人公を敵地に呼び込むテラク神も酷い神だって話になるな」

 

DM「ゲームブックでは、戦士王も闇の力で目覚めており、テラクは自らの信奉者の闇堕ちすら防げない、情けない神ということになる。そこで当攻略記事では、テラクの威信を高めるため、街の全てが邪神の影響下にあるような描写はカットして、テラクの影響下にある区画と、カオスの神に奪われた区画の両方が存在するようにした。要するに、原作の要素に基づきつつも、一部をこちらの好みに合わせて改変したという形になる」

 

・原作ゲームブック:カーネクは完全にカオス神が占拠している。テラク神は弱体化して、主人公が〈テラクの腕〉と〈テラクの目〉を入手するまでは何もできずにいる。かつてのテラクの従者たちも、完全に闇側の尖兵として、主人公に襲いかかって来る。

 

・本作の改変部分:カーネクは相変わらず、テラク神の加護下にあるが、ラスカルの裏切りによって、闇側の侵蝕が行われている。よって、一部の敵対モンスターは闇ではなく、テラク側の防衛機構が主人公を外からの侵略者と見なしたり、試練と称する形で腕試しのような演出で描くようにした。廃都らしく死者にまつわる不気味な演出(実害はない)は残したけど、いかにもカオスの支配下にありそうな残虐描写の痕跡は、意図的に語らずに割愛した。

 

サマルト「つまり、血痕の部屋は……」

 

DM「部屋はあるが、血痕は演出から削った。というのも、〈テラクの腕〉や〈テラクの目〉を入手する場所がすでに闇の支配下にあるならば、どうして敵側(ラスカルとトカゲ兵)がそれを入手できずにいるかが不明だからな。ラスカルの意図は、裏切り者としてテラクの力を完全に破壊することにあるが、そのために主人公にテラクの遺産を見つけさせたうえで、騙して奪いとる目論みがある。自分自身ではテラクの加護に邪魔されて、入手困難な状態でごわすからな」

 

ローレス「原作のラスカルの行動から考えると、主人公でなければテラクの遺産は見つけられない。にも関わらず、廃都が完全に闇の支配下にあるという設定にしたなら、どうして主人公を呼び込む必要があったんだって話になる、と。むしろ、この廃都はいまだにテラク神の加護の力と、カオス側の呪いの力がせめぎ合っているという状況に、当記事では改変した、と」

 

リバT『それと、ラスカルというキャラの掘り下げも意図していまして、原作では単に裏切り者の悪い奴、という形で深みもなく処理されましたが、当記事ではもう少し善悪の葛藤をにじませる方向にアレンジを施すことに。このラスカルとの最後の決着ドラマが今回のクライマックスです。そこを巧く描写できればいいかな、と』

 

ローレス「では、テラク神の試練を果たし終えて、廃都カーネクの守護者だった〈戦士王〉から称号を引き継いだローレスの物語に決着をつけるとしよう」

 

続きを読む

FF31『最後の戦士』攻略記その7

ダンジョン突入前の異種族談義

 

リバT『前回は、テラク神の聖地である廃都カーネクに至って、事前準備と重要人物ラスカルのキャラ紹介も含めた仕込み回。そのついでに、FFのタイタン世界におけるトカゲ人と蛇人の設定解説も行いました』

 

アスト「ファンタジー世界において、異種族はいろいろいるけれど、爬虫類種族(レプティリアン)は独自のキャラ付けが為されているよな。クラシックD&Dでは、モンスター種族のリザードマンが中立のヒューマノイドで、敵対するとは限らないけど、ドラゴンランスのドラコニアンは邪竜勢力の敵キャラになった一方、現在のD&D(5版から5.5版)では、ドラゴンボーンという竜人種族がプレイヤーキャラクターとして普通に使うことができる」

 

リバT『D&Dのドラゴンボーンは、3.5版のサプリメントに登場したのが初ですが、版ごとに設定が変わってくるんですね。最初は人間などの別種族が、ドラゴンの友として認められた後に、転生の儀を経て竜族の恩恵を受けた後天的な種族でしたが、4版、および5版で先天的な種族に格上げ。ドラゴンの成り損ない(卵から孵化するときに竜神の祝福を受けられなかった)とか、ドラゴンの従者として創造されたのが独自の文明を持つに至ったとか、様々な追加設定が為されているようですね』

 

アスト「D&Dでドラコニアンを採用する前には、『ルーンクエスト』でドラゴニュートを採用したのが、ファンタジーRPG初の竜人種族らしいな」

 

ダイアンナ「21世紀に入ってからは、割と定番種族で、ソード・ワールドでも2版からリルドラケンが採用されたし、ゴブリンスレイヤーでも蜥蜴僧侶という仲間キャラがいる。21世紀の価値観では、トカゲ人や竜人も独自の文化や名誉的な価値観を持つ種族として受け入れられているけど、80年代ではまだ敵対種族の印象が強かったようだね」

 

リバT『西洋ファンタジーでは、長らくドラゴンは邪悪なモンスターとして扱われて来たので、竜人などの爬虫人類も邪悪属性。日本でも、ドラクエの初期は竜がラスボスだったりしましたが、90年のドラクエ4から、竜の神さまというマスタードラゴンが登場したり、勇者のルーツに竜の血筋が絡んできたり、善竜が登場するファンタジーを提示。一方、海外で竜が善玉として描かれたメジャー作品は何になりますかね?』

 

アスト「84年の『ネバーエンディングストーリー』では、ドラゴンのファルコンが主人公の駆る善竜として登場するが、デザインが爬虫類ではなくて、モフモフの獣だからな。この時点では、洋物ファンタジーも爬虫類への嫌悪感を克服できていなかったのだろう」

リバT『西洋文化で爬虫類や恐竜が恐ろしいモンスターから味方に転じるのは、もしかするとパワーレンジャーやゴジラの影響かもしれませんね。もちろん、D&Dでは初期から善竜(金属竜の系譜)が設定されていましたが、80年代半ばのドラゴンランスで善竜をメジャーなものとしつつも、そこから一般化するのは90年代になるのでしょうか』

 

アスト「メジャーRPGのウィザードリィでは、90年に登場した6で、リザードマンや竜人ドラコンがプレイヤーの選べる種族として登場している。同作では他に、犬人間のラウルフや猫人間のフェルプールが登場していて、ケモナー属性も充実している。獣人系列がプレイヤーキャラとしてメジャーデビューしたのは、その辺りからじゃないかな」

 

ダイアンナ「フワフワモコモコの毛のある哺乳類の獣人種族と、爬虫類系は別物と考えるべきという主張もあるが、それはともかくモンスター娘の系譜では、蛇女というのは重要なモチーフとしてラミアやメデューサという萌え路線がある」

 

リバT『モンスターの擬人化はまた別の文脈が混ざっているとは思うのですが、総じて80年代は爬虫類が敵というのは一般的で、FFゲームブックの邪悪な種族であるトカゲ人も当時の価値観では常識だったのが、90年代以降の爬虫類種族の受容の流れがあって、21世紀のファンタジー界隈では、トカゲ人や竜人が即座に悪役と断ぜられることはなくなった、と』

 

アスト「トカゲや竜が擬人化されると、屈強な武人という属性が付与されやすいな。その典型が、ダイ大のクロコダインやバランなどになるんだろうが」

 

リバT『ともあれ、トカゲ帝国との和解と共存の道を探るというのは、21世紀におけるストーリーイメージであり、80年代ゲームであるFFシリーズ(原本では40巻までが80年代の出版。41巻が90年の登場になる)では、トカゲ帝国は不倶戴天の敵なので、世界観的にも和解はあり得ないという前提で考えていきましょう』

 

カニコング「爬虫人類と戦ったゲッターロボシリーズは、70年代でも90年代でも恐竜帝国は敵で、主人公の1人が恐竜人とのハーフで和解の道を探ったゲッターロボアークは、21世紀の作品でごわす。この点を見ても、時代ごとの価値観の違いは明確なので、昔の作品を今の視点で道徳的に断罪することは文化史的に危険と考えられよう。その意味では、触手が万人に受け入れられる時代が到来する未来だって普通に考えられるわけで……」

 

リバT『爬虫類と触手を無理に結びつけないでください。鱗肌嗜好と、触手嗜好はまた別ジャンルってことで』

 

アスト「爬虫類と触手はつながらないよなあ。かろうじて蛇が群れとなったら、似たイメージになるだけで。どちらかと言えば、触手って無脊椎動物の軟体系か虫系になるか。まあ、カエルやカメレオンの長く伸ばした舌という方向もあるが」

 

ダイアンナ「どうでもいい話に広がりつつあるので、さっさとダンジョンに入らないか? 異種族談義はこれぐらいにして」

 

カニコング「それでは、ここからテラク神の天の声として、吾輩がダンジョンマスターという形で王子たちを導くでごわす」

 

続きを読む

FF31『最後の戦士』攻略記その6

今回からダンジョン探索編

 

リバT『前回、ローレス王子は先行していたサマルト公子に転移の魔法で追いつき、2人が合流する運びとなりました』

 

アスト「転移の魔法は便利だな。ああいう術が使えるなら、精霊魔術というのを習得するのも悪くないと思えた」

 

ダイアンナ「ただし、どこでもポンポン飛べるわけじゃないからな。目標地点の座標をはっきり定めておかないと、とんでもないところに飛ばされる危険がある。素人がうかつに発動したり、玄人でも準備不足で突発的に発動したときには、とんでもない結果に見舞われることは承知しておかないと」

 

リバT『時間や空間を制御する魔術は、扱いに慎重さを要しますからね。まあ、今回は水鏡の術で、サマルトさんの居場所を確認しながらですので、危険は少なかったわけですし、ディレクター側の考えた物語の都合ってことで、うまく合流できたことにしました。そして、ジャングルを抜けて、ライオン高地から、目指すべきテラク神の聖地である高峰デュルケラキンに到達したのです』

 

アスト「そこで、遺跡研究者の老賢者ラスカルの歓迎を受けて、彼の住む洞窟で一宿一飯をいただいたわけだが、ホワイト・アイ老師からは、彼が裏切り者だという情報を聞いた。果たして、どこまで信用していいものやら」

 

リバT『実のところ、あの情報は手に入れようと、未入手だろうと、終盤の展開には影響ないんですね。裏切り者だと知っていると、ゲーム上で有利になるとかでもなく、単に伏線程度の扱い。リビングストン作品はアイテムが重要とか、ジャクソン作品は情報が重要とか、そういう攻略の傾向があるのに対して、ガスコイン作品のアイテムや情報フラグは、攻略そのものではなく、ゲーム内の背景裏話を知るためだけの要素でしかなく、本当に攻略必須なアイテムはダンジョンで入手する宝石だけという』

 

アスト「いきなりネタばらしかよ。とにかく、今回からは、ラスカルの指示に従ってダンジョン探索を頑張るってことだな」

 

リバT『ええ。それでは、ラスカルさんが、この後に為すべきことをいろいろ語るところから続けるとしましょう』

 

続きを読む