ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

「トカゲ王の島」攻略雑話(その7)

砦への帰還の途中で

 

リバT『トカゲ王の弱点を知るために、火山に隠れ住んでいた呪術師さんと対面し、試練の末にいろいろな情報を聞いた聖闘乙女(セインティア)キャサリンさんと、守護聖霊に認定されたマンゴさんです』

 

キャサリンカニコング)「できれば、器用の試練で用いたオレンジを食べて、体力1点でも回復したかったが……」

 

マンゴ(アスト)「飢えてるのかよ?」

 

キャサリン「呪術師さんが食料を3食でも分けてくれたらなあ。あるいは、前回、遭遇した穴居人の女が槍を投げて来ただろう? あの槍で豚を狩って、焼肉パーティーできれば、どれだけ幸せなことか……」

 

マンゴ「まあ、ここからの戦闘で、どれだけ体力点を消耗せずに乗り越えられるかが、攻略の鍵だろうな。せいぜい、ダイス運が味方してくれるよう祈っておけ」

 

キャサリン「いざとなれば、戦女神アテナの加護を祈るしかない」

 

マンゴ「あとは、この島にいるという残り2つの守護聖霊カニ子とコニカを見つけないとな。ゲームブック本編には登場しないオリジナル要素なので、どこに隠れているか見当もつかない」

 

キャサリン「まあ、2人は我と同じ萌えガールだから、萌えの匂いを探れば見つかるはず」

 

リバT『さあ、どうでしょうかね? とにかく、呪術師さんのところから南東の石の砦に待機している解放同盟の仲間たちのところへ帰る途中です。行きは呪術師さんの密かな導きがあったようですが、帰りはどうも導く働きがなくなったせいか、わずかに道に迷います』

 

キャサリン「どうやら、トカゲ王の邪悪な呪術が我らの行く手をじんわり妨害しているようじゃ」

 

マンゴ「太陽は見えているんだろう?」

 

リバT『ええ。さすがに方向感覚をなくすほどの妨害はなさそうですね。下手にそんな広範囲の妨害をすると、トカゲ王の軍隊の定期パトロールの活動にも支障をきたしますから。むしろ、隠れている者を暴き出すような呪術の使い方でしょうか。さまよい歩いていると、フラフラと軍隊の方に引きつけられそうになるというか。ゲーム的には、エンカウント率が上がる的な影響の与え方です』

 

マンゴ「呪術師のおっちゃんも気が利かないな。帰りのエンカウント率をゼロにするような、まじないでも掛けてくれたら良かったのに」

 

キャサリン「ぼやいても仕方ない。できるだけ急いで帰るぞ」

 

リバT『近道を見つけて進もうとしますが、思いがけない峡谷が邪魔をします。広い峡谷のどこかで渡れないかとうろついていると、石の橋を見つけましたが、そこはトカゲ軍の関所のようでホブゴブリンの番兵が警備しています』

 

キャサリン「ホブゴブリンごとき軽く一蹴してやるわ」

 

 技6、体6のザコなので、軽く一蹴されました。

 

リバT『ホブゴブリンを倒すと、革袋を入手しましたが、開けてみますか?』

 

キャサリン「食べ物の匂いがするなら、開けてみるが?」

 

マンゴ「いいや、こいつは食べ物じゃねえ。邪悪な呪術の臭いがプンプンするぜ、運が削られてしまう! と守護聖霊パワーで察知する。それでいいよな、ディレクター・リバT?」

 

リバT『まあ、マンゴさんは危険察知の能力があるってロールプレイでしたからね。認めましょう。なお、このホブゴブリンには金塊を渡すか、合言葉で「何だって?」を選択すると、ただで通してくれるのですが、これぐらいの弱敵なら戦って倒して、戦利品をスルーするのも正解だと思います』

 

キャサリン「だけど、敵を倒して入手したアイテムが罠だと、リビングストン流の意地悪を感じることもあるのじゃ」

 

リバT『そして、無事に橋を渡って、峡谷を乗り越えたわけですが、次に帰り道最大の脅威と遭遇します。ゴンチョンの魔力で変異したリザードマンが、大型爬虫類、いや恐竜のスティラコサウルスに乗って、周囲をパトロールしていました。そして、キャサリンさんを見つけて、まずはスティラコサウルス(技11、体10)が襲いかかって来ます』

 

キャサリン「我が力量に匹敵する強敵じゃ!」

 

生きるか死ぬかのダイノバトル

 

リバT『さて、本作のバトルの中でも最難関の一つと言われる恐竜戦です』

 

ダイアンナ「『死の罠の地下迷宮』の地底怪獣(ピット・フィーンド 技12、体15)よりは弱いよね」

 

キャサリン「地獄の悪魔(技14、体12)ほどでもない。しかし、今の我は万全の調子とは言い難いし、クロスナイフも輝きを取り戻しておらん。女神アテナの加護に頼るしかないかもしれぬ」

 

マンゴ「頑張れ、キャシー。ここが正念場だ」

 

キャサリン「まずは、先制ソグビーム! この2点ダメージを運だめし成功で4点にはできないか?」

 

リバT『認めましょう』

 

★1ラウンドめ:ソグの兜の効果に、運だめし成功を加えて、相手の体力10→6、残り運点11。

 

リバT『では、ここから通常の戦闘です。技術点が同じなので、純粋に出目勝負ですね。こちらは……(コロコロ)6です』

 

キャサリン「これなら勝てそうじゃ。(コロコロ)5……orz。残り体力点13」

 

リバT『3ラウンドめです。9』

 

キャサリン「7。残り体力点11」

 

リバT『次です。5』

 

キャサリン「ここで勝つ。6。さらに運だめしを成功させて、敵の体力点は残り2。あと一撃じゃ」

 

リバT『手負いの獣の恐ろしさを見なさい。8』

 

キャサリン「微妙に恐ろしい出目じゃが、勝ち目はある。4。ごわっ、残り体力点9か」

 

リバT『次は7ですよ』

 

キャサリン「そろそろ終わらせたい。4。くはっ(涙目)」

 

リバT『残り7点ですね。6なら勝てるでしょうか?』

 

キャサリン「キャサーーーッ。ピンゾロ(号泣)」

 

リバT『たわいないですね。5なら勝ってください』

 

キャサリン「8。ふう、死ぬかと思ったのじゃ」

 

 しかし、これで戦いは終わらなかった。倒されたスティラコサウルスから飛び降りた変異型リザードマン(技9、体9)が、瀕死のキャサリンに襲いかかる。

 その結果、残った体力点5点も削られてしまい、抵抗むなしく、キャサリンの体力点はゼロになったわけですな。

 

 おお、キャサリンよ。死んでしまうとは情けない。

 

黄泉比良坂にて

 

キャサリン「暗い。冷たい。我は死んだのか?」

 

女神の声(そのようですね)

 

キャサリン「ここは……?」

 

女神の声(カニ座に関わる者なら知っているはずでしょう? 黄泉比良坂、生と死を分かつ狭間の場所。三途(スティクス)の川と並び、冥府への通廊となりし境界時空。つまり、あなたは亡者の一歩手前にいるのです)

 

キャサリン「……そうか。我の物語はこれで終わったのじゃな」

 

女神の声(いいえ。まだ、あきらめてはなりません。あなたには、まだ為すべき使命が残されているはず。ならば、不屈の精神でいま一度、立ち上がるのです。それこそが真の聖闘士の、そして聖闘少女を名乗るものの道。あなたの中に小宇宙(コスモ)があれば、熱き生命を、魂を、勇気を燃え上がらせて、地上の愛と正義と平和を守り抜くのです)

 

キャサリン「だけど、我が生命は、体力点は尽きた。今の我は未練がましく漂うだけの一片の魂に過ぎん」

 

女神の声(そうです。今のあなたは魂だけの存在。このままであれば、自我を失い、大宇宙の輪廻に飲み込まれ、カニ座のキャサリンの痕跡は消え失せてしまうでしょう。あなたの果たすべき使命と物語は、他の縁ある勇者が後を継ぎ、異なる物語として紡がれるかもしれません)

 

キャサリン「我の戦いを受け継ぐ者がいるなら、それでいいではないか。我は疲れた。このまま安らかに眠らせて……」

 

女神の声(ボロ切れのように擦り果て、疲れきった魂には、私の声は届かないはず。しかし、あなたが私の言葉を聞いているなら、あなたの小宇宙(コスモ)はまだ消えていません。あなたの為して来たこと、相棒マンゴとの友情、カニ子やコニカとの絆、そしてあなたが火山島の旅で出会って来た人々の想いや希望……それを思い出すのです。あなたが諦めるなら、それらはすべて消え失せてしまうでしょう。しかし、今ならまだ、やり直せます。あなたの小宇宙(コスモ)が築いて来た物語を、完成させるのはキャサリン、あなただけなのです)

 

キャサリン「マンゴ、カニ子、コニカ、マリポーサ老師、バーノンのおやっさん、キウイとパパイア、そしてフェルナンド、名もなき呪術師どの、それに……デスマスク師匠!」

 

カニ座のデスマスク(呼んだか?)

 

キャサリン「ヘッ、もしかして本当にデスマスク師匠?」

 

カニ座のデスマスク(お前みたいな弟子を持った覚えはないが、卑しくもカニ座を名乗るなら、簡単に諦めるんじゃねえよ。カニ座ってのはな、生死の狭間を司って、もっと生き汚く、もがいて見せるものなんだよ。俺を師匠と呼ぶのなら、たとえ聖衣に見捨てられようと、冥府の底に堕ちようと、執念深く這い上がって来て己を貫いてみせろよ! そして、いずれはデスキャサリンと名乗って、周りから死神の使いとして恐れられ、畏れられ、歴史に名を残す生き様、死に様を見せてみろよ。今のお前じゃ、何の価値もない虫ケラ、ゴミクズも同然だ。カニ座を名乗るには役者不足ってもんだ。や〜い、クズ、ザ〜コ、ザ〜コ、ウジ虫のフンまみれのスカポンタ〜ン。シネ、シネ、死んじまえ〜)

 

キャサリン「くっ、師匠。いや、カニ座のデスマスク。尊敬していたのに。そんな汚い言葉で相手を罵る男だとは……知ってはいたが、自分にその言葉が向けられると、腹の虫が収まらぬ」

 

カニ座のデスマスク(悔しいか? だったら、そのなけなしの小宇宙(コスモ)を燃やしてみろよ。それができるならな。少しぐらいは抗ってみせな。カニ座を受け継ぐに相応しい不撓不屈さを証明してみせろ。くらえ、カニ座奥義、娑婆陀芭陀亜(シャバダバダア)!)

 

キャサリン「こ、この技は、もしや伝説の……」

 

カニ座のデスマスクカニ座は生死を司る。死に送る冥界波を身につけただけで満足するな。生に引き戻す技を身に付けてこそ、真のカニ座だ。俺は使う機会がなかったが、きちんと先代から技は引き継いで来たんだぜぇ)

 

キャサリン「デストール大師匠の! だったら、桃爆(ピーチボンバー)も!?」

 

デスマスク(そいつは、お前が使え。俺には似合わん)

 

キャサリン「……デスマスク師匠、我に奥義・娑婆陀芭陀亜を伝えるために、わざわざ冥府から! この生命に満ちた小宇宙(コスモ)があれば、我はまた戦える」

 

デスマスク(ああ……この黄泉比良坂から去る前に一言、言っておく)

 

キャサリン「何ですか、師匠!」

 

デスマスク(卑しくも、俺の弟子を名乗るなら、奥義の名前を間違えるな。冥界破じゃなくて、冥界波だッ! 破るんじゃなくて、三途の川に押し流す波だ。さんずいへん。しっかり覚えておけ!)

聖闘士星矢 Final Edition 9 (9) (少年チャンピオンコミックス)

 

リバT『ということで、カニ座のデスマスク師匠の奥義・娑婆陀芭陀亜で、キャサリンさんは無事に黄泉比良坂から娑婆世界の火山島に送り返されることになったわけですが、その前に女神の声が話しかけて来ます』

 

ダイアンナ「あ、その女神の声はあたしがやりたい」

 

リバT『では、どうぞ。これがグランドマスターNOVAから送られて来たシナリオ・セリフです』

 

ダイアンナ「あ、ダディがシナリオを書いていたのか。リバTのアドリブじゃなくて。へえ、なるほどね。え? カニ子とコニカってこうなってるの?」

 

リバT『ああ、先の展開は読まないでください。それより、女神の言葉を』

 

 

女神の声(ダイアンナ)『カニ座のキャサリンよ。あなたには女神の加護として、二つの選択肢を示しましょう。一つは死んだ場所から、もう一度、戦い直すこと。スティラコサウルス戦からもう一度、戦うといいでしょう』

 

キャサリン「それは嬉しいが……食料がゼロの状態で続けるのは、たとえスティラコサウルスと変異リザードマンの2連戦を切り抜けても、攻略が難しいのではないか?」

 

女神の声『そうだと思って、もう一つの道を用意しました。時を司る神クロノスの権能を借りて、あなたは今の記憶を残したまま、物語を最初からやり直すことを認めます。未来を知る心で、もう一度、失敗を修復しながら最適解を選ぶといいでしょう』

 

キャサリン「それって、普通に最初からやり直すのと何が違うのじゃ?」

 

リバT『普通なら、キャラが死んだら別キャラを作り直して再挑戦をしてもらいます。しかし、キャサリンさんはこれまでの記憶を残したまま、時間軸をさかのぼる形で、物語を紡ぎ直してもらうことにしました。プレイヤーではなく、キャラクターが自分の死んだ記憶も持って生き直すのです』

 

キャサリン「物語としてややこしくなりそうじゃが、了解したでごわす。しかし、マンゴはどうなるんじゃ?」

 

リバT『その辺は、アストさんに上手くロールプレイしてもらいます。未来を知ってるキャサリンさんと、何も知らないマンゴさんという形で。それと、一応、能力値ダイスを振り直していいですよ。前より低い能力になったら前のままで、高い能力になったら、そっちを採用ってことで』

 

キャサリン「出目は……5、7、5。これじゃ前と変わらないか」

 

リバT『体力点が増えてくれたら、と思ったんですけどね。では、前と同じで』

 

キャサリン「ちょっと待った。幸運のポーションは体力のポーションに切り替える。その代わり、運点は死んだときに成長していた12からスタートということで、よろしいか?」

 

リバT『まあ、いいでしょう。では、キャサリンさんは、デスマスク師匠の娑婆陀芭陀亜と、女神アテナの加護とクロノスの権能で、死の世界から時をさかのぼり、パラグラフ1番から再スタートです』

 

マンゴは2度死ぬ

 

リバT『パラグラフ1番で、マンゴさんは自分の父親が凄い男で、〈死の罠の地下迷宮〉に挑戦して死んだ……という話をしています』

 

キャサリン「おお、マンゴ。まだ、生きている! 本当に、時間をさかのぼったんじゃな」

 

リバT『マンゴさんは首を傾げます。「キャシー、何の話をしている? 今は、俺の親父の話だ。俺が死んだと勘違いしていないか? 死ぬわけないだろう? 俺とお前でトカゲ王をぶっ倒すんだからよ」と陽気なノリで話します』

 

キャサリン「あ、ああ、そうじゃな。しかし、もしも島で、我とお前の両方が死ぬような目にあうと分かっていたら、お前はどうする?」

 

マンゴ(リバT)『今さら、おじけ付いたのか? 怖かったら帰ってもいいんだぜ。俺は1人でもトカゲ王を倒す。キウイやパパイア、他にも捕まっている村の連中を助けないといけないんだ』

 

キャサリン「キウイ? パパイア? 前には話題に出ていなかったはず」

 

リバT『前回の時間軸に合わせて、物語の情報が更新されたってことで。「ああ、お前には話していなかったか。キウイは俺が剣を教えてやった。パパイアは大人しいが、気心のいい奴で、いろいろサポートをしてくれていたんだ。生きていればいいんだがな」

 

キャサリン「きっと生きている。それはまちがいないはず」

 

マンゴ『ああ、そうだな。必ず助けてやらないと。漢にはたとえ負けると分かっていても挑まなければならない試練がある……ってのは誰の言葉だったかな? よく覚えてねえが、そういうことだろう? ああ、お前は女だったか』

 

キャサリン「女でも漢にはなれる。それを漢女(おとめ)という。我は聖闘乙女(セインティア)、一度死んだが、デスマスク師匠と女神アテナのおかげで、再びこの世に舞い戻ったのじゃ。そう、果たせなかった使命をもう一度、果たすためにな」

 

マンゴ『言葉の意味はよく分からんが、お前は師匠と女神を尊敬していて、挑戦する女ってことなんだな。出会って間がないが、何だか昔からの親友のような気がするぜ』

 

キャサリン「ああ、我もじゃ、マンゴ。死んでも友情の絆は不滅じゃよ」

 

マンゴ『そう簡単に死ぬかよ。それにしても、お前、雰囲気変わったなあ。我? 俺って言ってなかったか?』

 

キャサリン「そ、それは、戦いを前に気持ちを武人モードに切り替えているゆえじゃ。普段は、俺の方が親しみやすいジャン」

 

マンゴ『そんなものかね。まあ、いいや。それよりも、いよいよ、島に上陸だ。舟を隠せそうな岩場が左右にあるな。右と左のどっちにする?』

 

キャサリン「左に行くと、手強い大ガニに襲われる気がする。右の方が良さそうじゃ」

 

 ということで、今回は右に進んで、海賊とのバトル。

 ザコ海賊から2点、船長から2点の合計4ダメージを受けたが、何とか撃退。

 しかし、船長から致命傷を受けたマンゴの運命は変わらなかった。

 

マンゴ『俺たちの勝ちだ。だけど、俺もこっぴどくやられたもんだ。我ながら情けねえこった。後のことは、お前に任せるしかねえ。さあ、俺のためにトカゲ王を倒してくれ。頼んだぞ?』

 

リバT『こうして、マンゴさんはやっぱり死んだのですが、前回と同様に、キャサリンさんの涙でクロスナイフに宿る守護聖霊として、意識を取り戻したのです。さあ、あとはアストさんにマンゴ役を託します』

 

マンゴ(アスト)「ええと、前の冒険の記憶は残っていないんだな」

 

リバT『はっきりとは覚えていませんが、何となくデジャブみたいな形で思い出してもかまいませんよ。幽霊の世界に、この世の時間の道理は通じないこともあるって感じで』

 

マンゴ(アスト)「だったら……オレは死んだのか。結局、こうなる運命だったんだな。キャシー、今回もよろしく頼むぜ」

 

キャサリン「今回も……って、前の記憶が残っているのか!?」

 

マンゴ「! オレは一体、何を言ってるんだ? 死んだことは理解している。それを冷静に受け止めている自分がいるんだが、前にもこんなことが? いや、よく分からねえ。記憶がこんがらがって、過去とか現在とか未来とか、時間が入り混じって、走馬灯のように巡り回っている。こんなことが続けば、オレは自我を失った悪霊のようになっちまいそうだ。さっさとトカゲ王を倒して、こんなことは終わらせたいぜ。キャシー、今度こそしくじるんじゃねえぞ」

 

キャサリン「ああ、マンゴ。魂が擦り切れるとはこういうことか。聖闘士ならぬ人の魂には、何度も生死の理を覆えすのは酷なこと。我の因果に付き合って、聖霊たるために自我を失う危機を味あわせるとは。お前の魂の安らぎのためにも、必ずや、この時間軸で打倒トカゲ王を成し遂げようぞ(滂沱の涙)」

 

ダイアンナ「何だかややこしい話になっているねえ。あたしとしては、さっさと途中をすっ飛ばして、コニカのところに来て欲しいんだけどね」

 

リバT『ええ。同じことを繰り返しても、退屈なだけなので、以降は略式でキャサリンさんが死んだところまでの物語をつづりたいと思います』

 

キャサリンの2度めの攻略記

 

・165:海賊の宝の「鉄の延べ棒」ゲット。

・81:密林で首狩族と遭遇。ダメージ2点で撃退。食料1食消費(残り体力18点。残り食料9食)

・177:首狩族のバナナで体力1点を回復し、残り体力19点。

・西西ルートで密林をあっさり突破。

・沼地も最適解で突破。ヒルによるダメージは6点(痛い)。残り体力13点。残り食料8食。

・丘陵地帯で、まず食料2食消費。残り体力20にした上で、ソグの兜入手イベント。体力が十分なので、ダメージは2点のみ(残り体力18点。残り食料6食。残り運点11)

・砂地でかぎ煙草入れの手紙を読む。

・325:巨大トカゲとの戦い。4点ダメージを受けて食料1食消費(残り食料5食)

・鉄砲ガエル戦で勝利。水を飲んで体力点19に回復。【無限の小袋】と【登攀ブーツ】を入手。運点MAXに回復。

イカダで川をさかのぼる。ワニには鉄の延べ棒でクリア。狂人はスルーして、リザードマンの警備兵もスルー。鉱山へ入る。

・【ヴァルハラの角笛】とソグの剣(+2)を入手。(体力18、食料4食)

・左の鉱道でリザードマンから2点ダメージ(体力16)。鉱道内で運2点消費(運10)

奴隷解放の戦い。5を出して、無傷で砦を解放。

・呪術師クエスト。陸路で食料採集をしながら進む(体力19、運8)

・呪術師のメッセージを読んだあと、丘トロール戦。4点ダメージを受けて、食料1食消費(残り3食)

・穴居人の女の洞窟で、運だめしに成功して、顔料効果で運2点回復(運9)

・呪術師への贈り物は、使用済みの【登攀ブーツ】。

・呪術師の試練をクリア。

・帰り道のホブゴブリン戦は、合言葉の正解でクリア。

 

カニ座のキャサリン・ソグ(2度めの挑戦)

 

・技術点:11

・体力点:19/20

・運点:9/12

 

・食料残り3

・所持品:体力のポーション、クロスナイフ(マンゴの霊を封入)、ソグの兜(初手は必ず勝つ)、小さな金塊、【無限の小袋】、【ヴァルハラの角笛】、ソグの剣(+2)

 

キャサリン「1度めと2度めの最大の違いは、元・盗賊のマリポーサ老師と遭遇せずに、食料3食を温存したことじゃな」

 

マンゴ「結局、彼は元・盗賊だけあって、巧妙な話術で食料を3食も獲る狡猾さを備えていたわけで、変に同情すると、オレたちの目的達成の障害になるわけさ」

 

キャサリン「さて、これより我らは、前に死んだスティラコサウルス戦に挑むわけだが、今度は体力点で乗りきれると思う」

 

マンゴ「もしもの時には、体力ポーションで全回復できるしな」

 

キャサリン「では、いざ雪辱を晴らしに参ろう」

 

ダイノバトルふたたび

 

リバT『それでは、万全の態勢を整えての再戦を始めましょう』

 

キャサリン「初手はソグビーム+運だめし……(コロコロ)よし、7で成功。残り運点は8。敵の残り体力は6」

 

リバT『2ラウンドめ。こちらの出目は6です』

 

キャサリン「3。やられたのじゃ。体力点は17」

 

マンゴ「キャシー、ビビってるんじゃねえ。デスマスク師匠が見ているぞ」

 

キャサリン「はっ、そうだ。我には、こういう時の奥義がある。そう、伝説の大師匠が放ったピーチボンバーがな」

 

リバT『3ラウンドめ。スティラコサウルスの尻尾攻撃は5ですね』

 

キャサリン「尻尾には、尻でヒップアタックじゃ。よし、7。さらに運だめしで、7。残り運点7じゃが、777は演技がいい。運だめし成功でダメージ4点。くらえ、カニ座必殺・桃爆ピーチボンバー!」

 

リバT『キャサリンさんの思いがけない奇策に、スティラコサウルスはたじたじです。残り体力は2点で、瀕死の重傷に追い込まれました。そして、4ラウンドめは5です』

 

キャサリン「それでは、漢字の間違いを正した真の積尸気・冥界波じゃ。(コロコロ)出目は……ピンゾロ」

 

マンゴ「何をやってるんだ。ここで決めないで、どうするんだよ? グダグダやってるんじゃないぞ」

 

キャサリン「すまん、マンゴ。残り体力点は15」

 

リバT『5ラウンドめの攻撃ダイスは、5』

 

キャサリン「次こそとどめじゃ。我が小宇宙(コスモ)をセブンセンシズの領域まで高めて……(コロコロ)4。なぜじゃ!?」

 

リバT『残り体力点は13ですね。では、6ラウンドめのスティラコアタック! 出目10です』

 

マンゴ「こうなったら、オレの小宇宙(コスモ)も合わせてやる。キャシー、お前は無心で撃ち放て」

 

キャサリン「マンゴ。そんなことをしたら、お前は……6」

 

マンゴ「ぐはっ。魂を削られるような衝撃だぜ。キャシー、お前はこんな痛い思いをして戦っていたんだな(残り体力11点)」

 

リバT『7ラウンドめ。出目7』

 

キャサリン「これ以上の衝撃は、マンゴが無事でいられない。何としても守らないと。7。ハアハア」

 

リバT『8ラウンドめ。出目11』

 

キャサリン「出目7じゃ勝てない。残り体力9点」

 

マンゴ「……」

 

リバT『9ラウンドめ。出目10』

 

キャサリン「4。残り体力7点」

 

リバT『10ラウンドめ。出目10』

 

キャサリン「何で、そんなにこちらをイジメるような出目を続けて出すんじゃ〜。こっちは6。残り体力5点」

 

リバT『スティラコさんも瀕死なんですよ。手負いの獣は恐ろしいのです。出目11』

 

キャサリン「4。残り体力3点」

 

リバT『では、そろそろ勘弁してあげましょう。出目5』

 

キャサリン「それなら何とか。出目9で、ようやくスティラコを撃退できたのじゃ。どうして、力量が同じ相手の残り体力6点を削るのに、こちらは16点も体力を失わないといけなかったのじゃ〜」

 

リバT『では、2戦め。変異型トカゲ人とのバトルを行ってみますか』

 

キャサリン「キャサーーーッ(涙目)」

 

 ソグビームで残り体力7点になったトカゲ人。

 技術点2差で勝っているので、普通なら勝てるはずの戦いで、今回は何とか勝てた。残り体力1点まで追い込まれた挙句、体力ポーションを飲んで、体力を全快にしての勝利。

 その後、変異型トカゲ人の持っている上質の盾(+1)を入手する。「ソグの盾」と勝手に名付けるキャサリンだった。

 でも、やっぱり入手した武具で原技術点や攻撃力が増えないのは、実益があまりなくて、嬉しくないんだよね。

 ともあれ、本作最大の試練を乗り越えたと思うので、あとは順調にクリアできるかな、たぶん。

 ダイス運の悪さだけは、不安材料だけど。

 

カニ座のキャサリン・ソグ(2度めの挑戦)

 

・技術点:11

・体力点:20

・運点:7/12

 

・食料残り3

・所持品:クロスナイフ(マンゴの霊を封入)、ソグの兜(初手は必ず勝つ)、小さな金塊、【無限の小袋】、【ヴァルハラの角笛】、ソグの剣(+2)、ソグの盾(+1)

(当記事 完)