●モックの不幸
青モンスター『ルーンの嵐』に手も足も出ずに撤退したモック(NOVA)。
今のは敵が悪かったんだ、とばかりに、続けて別の青に挑戦。
登場したのは『死者の軍団』。
こいつらはとにかく数が多く、「爆弾以外のダメージは、2ダメージまで無効化する」という、厄介な連中。
NOVA「爆弾なんて持っていないよ。追加カードに出てくるモンスターは、本当に嫌らしいのが多いなあ」
ただ、こいつらのライフは低いので、攻撃力3以上のキャラで殴れば、倒すことはできます。それができるのは、パーティーの主戦力ジルタちゃんだけ。
NOVA「行け、ジルタちゃん!」
でも、ダイス運悪くて、哀れにもジルタちゃん、死亡。
死者の軍団の仲間入りです。
愕然としたモック(NOVA)は、慌てて撤退をするものの、あまりの恐怖にSAN(正気度)チェックに失敗、狂気に冒されるのでした……って、ルーンバウンドにそんなルールはありませんが(^^;)
●死の狂気
『月のドワーフ』といい、『ジルタちゃん』といい、強い仲間をゲットしながらも、ここぞという時のダイス運に裏切られ、仲間殺しの汚名を着てしまったモック(NOVA)。
「死神サンダース」(08小隊)の気持ちがよく分かります。
NOVA「ふふふ、死ぬぜ。オラの仲間になると死ぬぜ~」
って、別の「死神」ゼリフを口にしつつ、引いたカードは『不条理な変身』。
何と、「アンデッドへの変貌」を起こすカードです。
NOVA「くくく、これぞ死神に相応しい。我は人の身を捨てた(オークだけど)! 死して、呪われし栄光をつかむのみ!」
半分、やけくそプレイが入っていましたが、このときの発言が、それまで淡々とプレイしていたT君には非常にウケたみたいで、
後で夕食のときの感想会で、思い出の名場面としてツッコまれました(笑)。
●アイテム・イズ・パワー
T君(アスタラ)のプレイを一気に加速させたアイテムが『フロストゲートの兜』。
敵の攻撃を反射させる効果を持ちます。
青のモンスターに初挑戦。
T君「『死霊の騎士』? うわ、こいつ、接近戦しか効かないのかよ。魔法使いじゃ勝ち目がない」
NOVA「いや、兜で相手の接近戦を反射させたら、大ダメージを与えるんじゃないか」
T君「そうか、だったら……接近戦を兜で防御。カーン(反射した音)」
NOVA「(モンスターの役を演じて)うわ、我が攻撃を逆に喰らうとは……グフッ(一同爆笑)!」
何だか、TRPGでプレイヤー経験よりも、ゲームマスター経験の方が多い奴なんで、ついつい、モンスターの役を演じてしまいます(笑)。
純粋にプレイヤーに専念するなら、ライバルプレイヤーに有利になる助言なんて、するべきじゃないんですけどね。
ルール運用のサポート助言まで、ついつい口を出してしまいます。
そして、自分の手番になって、慌ててしまうんですね。
NOVA「うわ、このままだと勝てないなあ。そもそも、今まで戦闘は仲間に頼ってばかりで、自分を鍛えることを怠っていたような気がする(笑)。こうなったら、ダメージを高めるアイテムをゲットするしかない!」
そう言って、街に入って、アイテムあさりするのですが、
NOVA「魔法使いを強化するアイテムって、疲労を伴うものが多いのか。アンデッド化は失敗だったなあ」
そうなんですね。
アンデッドになると、能力は強化されるのですが、「疲労を伴う特殊能力やアイテムが使用不可」になるわけで。
モックの特技の回復能力も封印され、結果としてメリットより、デメリットの方が多かったんです。
まあ、深く考えずに、焼けくそ気味のノリで選択した結果ですから(苦笑)。
その中で入手した武器が、強力な『タマリアの長弓』。
遠距離射撃って、モックの一番苦手な攻撃手段なんですが、それでもレベルアップして、使いこなせるまでは育っています。
この弓の効果は、毎ターン、防御に専念するごとに与えるダメージが3ずつ強化されていく、という物。
すなわち、敵の攻撃を耐えて耐えて、その間、ジリジリ弓を引き絞り、弱点に狙いを定めた挙句、一気に大ダメージを与える一撃必殺の武器、と。
強化ダメージが相手のHPに達するまで耐え抜くことさえできれば、絶対に勝てるわけですな。
強力な武器を入手し、喜び勇むNOVAでした。そして……。
●決着
NOVA「よし、マーガスを倒しに行くぜ。だけど、その前に……ジルタちゃんの仇討ちだ」
強力な弓の力で、『死者の軍団』を粉砕して目的達成。しかし、仇討ちにこだわってしまったのが、敗因となってしまいました。
T君「こちらは先に、赤に挑戦だ。うお、いきなりマーガスだ!」
そう、ラスボスの登場です。
しかし、強力なラスボスの攻撃も、「兜」パワーで反射され、ラスボスは呆気なく散ってしまいました。
めでたしめでたし。
ちなみに、NOVAも念のため、マーガスに挑戦しましたが、グリフォンを犠牲に(笑)、勝利を収めることができました。
ドワーフよ、ジルタちゃんよ、グリフォンよ、君たちの犠牲は忘れない。死神モックの冒険記(完)。
……って、ゲームに勝ったのはアスタラ役のT君ですけどね。
前回はS君の勝ち、という形になり、今回はT君の勝ち。
持ち主なのに、ゲームには勝てずにいるNOVAだったりします(苦笑)。
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……とまあ、こういうプレイが、昼2時に始まって、夜7時までかかった、と。
結局、5時間ですな。
次は、もっと時間のかからないボードゲームをしようと約束して、11月のゲーム会は終了。
吉野家で夕食を食べてから、解散と。
12月はプレイしませんが、来年の機会を楽しみにしたい、と思っております。