ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

ルーンバウンド(11月分)リプレイ4

●モックの不幸

 

 青モンスター『ルーンの嵐』に手も足も出ずに撤退したモック(NOVA)。

 

 今のは敵が悪かったんだ、とばかりに、続けて別の青に挑戦。

 

 登場したのは『死者の軍団』。

 こいつらはとにかく数が多く、「爆弾以外のダメージは、2ダメージまで無効化する」という、厄介な連中。

 

NOVA「爆弾なんて持っていないよ。追加カードに出てくるモンスターは、本当に嫌らしいのが多いなあ」

 

 ただ、こいつらのライフは低いので、攻撃力3以上のキャラで殴れば、倒すことはできます。それができるのは、パーティーの主戦力ジルタちゃんだけ。

 

NOVA「行け、ジルタちゃん!」

 

 でも、ダイス運悪くて、哀れにもジルタちゃん、死亡。

 死者の軍団の仲間入りです。

 愕然としたモック(NOVA)は、慌てて撤退をするものの、あまりの恐怖にSAN(正気度)チェックに失敗、狂気に冒されるのでした……って、ルーンバウンドにそんなルールはありませんが(^^;)

 

●死の狂気

 『月のドワーフ』といい、『ジルタちゃん』といい、強い仲間をゲットしながらも、ここぞという時のダイス運に裏切られ、仲間殺しの汚名を着てしまったモック(NOVA)。
 「死神サンダース」(08小隊)の気持ちがよく分かります。

NOVA「ふふふ、死ぬぜ。オラの仲間になると死ぬぜ~」

 って、別の「死神」ゼリフを口にしつつ、引いたカードは『不条理な変身』。
 何と、「アンデッドへの変貌」を起こすカードです。

NOVA「くくく、これぞ死神に相応しい。我は人の身を捨てた(オークだけど)! 死して、呪われし栄光をつかむのみ!」

 半分、やけくそプレイが入っていましたが、このときの発言が、それまで淡々とプレイしていたT君には非常にウケたみたいで、
 後で夕食のときの感想会で、思い出の名場面としてツッコまれました(笑)。

●アイテム・イズ・パワー

 T君(アスタラ)のプレイを一気に加速させたアイテムが『フロストゲートの兜』。
 敵の攻撃を反射させる効果を持ちます。
 青のモンスターに初挑戦。

T君「『死霊の騎士』? うわ、こいつ、接近戦しか効かないのかよ。魔法使いじゃ勝ち目がない」

NOVA「いや、兜で相手の接近戦を反射させたら、大ダメージを与えるんじゃないか」

T君「そうか、だったら……接近戦を兜で防御。カーン(反射した音)」

NOVA「(モンスターの役を演じて)うわ、我が攻撃を逆に喰らうとは……グフッ(一同爆笑)!」

 何だか、TRPGでプレイヤー経験よりも、ゲームマスター経験の方が多い奴なんで、ついつい、モンスターの役を演じてしまいます(笑)。
 純粋にプレイヤーに専念するなら、ライバルプレイヤーに有利になる助言なんて、するべきじゃないんですけどね。
 ルール運用のサポート助言まで、ついつい口を出してしまいます。
 そして、自分の手番になって、慌ててしまうんですね。

NOVA「うわ、このままだと勝てないなあ。そもそも、今まで戦闘は仲間に頼ってばかりで、自分を鍛えることを怠っていたような気がする(笑)。こうなったら、ダメージを高めるアイテムをゲットするしかない!」

 そう言って、街に入って、アイテムあさりするのですが、

NOVA「魔法使いを強化するアイテムって、疲労を伴うものが多いのか。アンデッド化は失敗だったなあ」

 そうなんですね。
 アンデッドになると、能力は強化されるのですが、「疲労を伴う特殊能力やアイテムが使用不可」になるわけで。
 モックの特技の回復能力も封印され、結果としてメリットより、デメリットの方が多かったんです。
 まあ、深く考えずに、焼けくそ気味のノリで選択した結果ですから(苦笑)。

 その中で入手した武器が、強力な『タマリアの長弓』。
 遠距離射撃って、モックの一番苦手な攻撃手段なんですが、それでもレベルアップして、使いこなせるまでは育っています。
 この弓の効果は、毎ターン、防御に専念するごとに与えるダメージが3ずつ強化されていく、という物。
 すなわち、敵の攻撃を耐えて耐えて、その間、ジリジリ弓を引き絞り、弱点に狙いを定めた挙句、一気に大ダメージを与える一撃必殺の武器、と。
 強化ダメージが相手のHPに達するまで耐え抜くことさえできれば、絶対に勝てるわけですな。

 強力な武器を入手し、喜び勇むNOVAでした。そして……。

●決着

NOVA「よし、マーガスを倒しに行くぜ。だけど、その前に……ジルタちゃんの仇討ちだ」

 強力な弓の力で、『死者の軍団』を粉砕して目的達成。しかし、仇討ちにこだわってしまったのが、敗因となってしまいました。

T君「こちらは先に、赤に挑戦だ。うお、いきなりマーガスだ!」

 そう、ラスボスの登場です。
 しかし、強力なラスボスの攻撃も、「兜」パワーで反射され、ラスボスは呆気なく散ってしまいました。
 めでたしめでたし。

 ちなみに、NOVAも念のため、マーガスに挑戦しましたが、グリフォンを犠牲に(笑)、勝利を収めることができました。

 ドワーフよ、ジルタちゃんよ、グリフォンよ、君たちの犠牲は忘れない。死神モックの冒険記(完)。
 ……って、ゲームに勝ったのはアスタラ役のT君ですけどね。

 前回はS君の勝ち、という形になり、今回はT君の勝ち。
 持ち主なのに、ゲームには勝てずにいるNOVAだったりします(苦笑)。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 ……とまあ、こういうプレイが、昼2時に始まって、夜7時までかかった、と。
 結局、5時間ですな。
 次は、もっと時間のかからないボードゲームをしようと約束して、11月のゲーム会は終了。
 吉野家で夕食を食べてから、解散と。

 12月はプレイしませんが、来年の機会を楽しみにしたい、と思っております。