ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

お盆休み総括(その2)

NOVA「今日は、難波から日本橋に行ってきた」

 

ハイラス「何と、東京都中央区までか。どうして、そのような遠いところに。いや、時空魔術師のNOVA殿なら、容易に転移できる距離か」

 

NOVA「ハイラス、お前は2つ間違っている」

 

ハイラス「何だと?」

 

NOVA「一つ、俺が時空魔術師を自称しているのは、あくまでブログのためのキャラ作りだ。現実で、そんなことを本気で主張していたら、ただの痛い人だろうが。ブログ記事を書く際に、インターネットを通じて時代と空間を超えて、部屋にいながらにして多元宇宙の数々を観測できる。その点では、21世紀のこの日本では、相応の環境と想像力さえあれば、誰もが時空魔術師を自称していいんだよ。まあ、そういう名乗り方をするのはファンタジーゲームのファンで、なりきりロールプレイも好きで、歴史に興味があって、いろいろ記述することも億劫がらない人間に限られるだろうけどな」

 

ハイラス「何と。つまり、リアルのNOVA殿は、時空魔術など使えないのでござるか?」

 

NOVA「西洋史研究者の卵ではあったな。それに、もちろんTRPG研究者でもあるし、フィクションの異世界研究者でもある。魔術こそ使えないが、フィクションの魔術の研究もしたことはあるし、呪文もそれなりに知っている。現実に効果を持つかどうかは別としてな。宗教に縁深い家庭に育ったもので、心から祈れば願いは叶う、という考えに馴染みはあるし、精神修養と気合である程度は乗り越えられる。まあ、こういう人間が自分を投影したファンタジーキャラを想像するなら、時空魔術師ということになるだろうさ。それにふさわしいだけの想像と創造なら、すでにブログで提示したと思うが、残念ながら現実改変能力までは持っていないので、リアルで時空魔術は使えん。こればかりは、地に足ついた生き方をしないといけないんだよ。一応、本気で俺が時空魔術師だと思って、弟子入りしたいとメールをくれた人間もいたのでな。想像力豊かなのは結構だが、事実とフィクションの区別ぐらい付けてくれよ」

 

ハイラス「つまり、その御仁からすれば、NOVA殿は時空魔術師を騙る詐欺師ということになろうな。私も騙されたということだ」

 

NOVA「いやいや、お前はブログ世界の住人だから、俺も時空魔術師として接して問題ないはずだぞ。問題は、リアルで俺のことを時空魔術師と信じてしまう脳内・空想世界の住人の方だろうが。まあ、さすがに彼ら彼女らは純粋な若者で、夢見る少年少女なんだと思うが、そして決してそういう感性は嫌いじゃないが、スピルバーグ監督が自分の映画に託したメッセージを送るなら、『夢の世界に耽溺するのも結構だが、リアルも決して疎かにするな』ってことだ。俺もバーチャルに埋没するだけで人生を過ごしたくはないし、その辺はリアルと架空世界を適度にフィードバックしながら、どちらも豊かにしていきたいわけだよ。現実と夢を適度に織り交ぜながらな」

 

ハイラス「つまり、NOVA殿は脳内・時空魔術師、ヴァーチャル時空魔術師、架空の時空魔術師ということでござるな」

 

NOVA「それでいいんだよ。ここはゲームと玩具、子供心の夢を大人が真剣に語るブログなんだからよ」

 

日本橋について

ハイラス「それで、私のもう一つの間違いとは?」

NOVA「日本橋という地名についてだ。確かに、東京にも日本橋はある。橋自体は国の重要文化財に指定されているくらいだし、起源は1603年、徳川家康の命令で築かれた由緒正しい橋だ。歌川広重の有名な浮世絵『東海道五十三次』の起点でもある。英語風に言うなら、Jブリッジと呼べばいいのだろうか。世間一般で言えば、やはり日本橋だと東京になるんだろうが、大阪にだって日本橋はあるんだぜ。関西人にとって、難波から日本橋といえば、普通は道頓堀川日本橋を指す。東京の日本橋を発想する者は、関西弁で『何でやねん』とツッコまれるのがオチだ」

ハイラス「すまんのう。何ぶん、異世界出身やから、この辺の地理に疎いさかい、そう目くじら立てんと、大目に見てえな」

NOVA「何、突然、大阪弁になってるねん。我、なめとんか」

ハイラス「そんな、いきなり凄まんでもええやん。ここはじっくり穏便に行きまひょ、難波の商人(あきんど)らしく」

NOVA「いやいや、俺もお前も商人ちゃう。お前は次元ドルイドで、俺は脳内・時空魔術師の本職・塾講師(元ゲームデザイナー見習い兼、翻訳家&小説家の卵その他諸々)やから、商人を名乗ったりすると、それこそ詐欺になる。まあ、ぼちぼちっちゅう関西商人語は普通に使ってるけどな」

ハイラス「じゃあ、ぼちぼち話を先に進めようか。私の間違いは納得したので、どうしてNOVA殿は日本橋まで出かけたのだ? そこに何らかの時空を揺るがす異変でも発生したというのか?」

NOVA「いや、ゴールデンウィークの時期だったら、タコ焼き状の巨大怪物体が暴れたりしていたんだけどな。今回、巨大怪物体が発生したのは、異世界第3新東京市だ。まあ、この時期、各地で次元転移現象が発生しているみたいだけどな。イベントも各地で行われているし、全てを観測し追いかける方も大変だ。メインは東京ビッグサイトなんだろうが、俺の目的は、お盆休みで時間ができたので、ショッピングタイムだ。ようやく、こいつを手に入れたぜ」


ハイラス「それは、6月発売の雑誌でござるな。どうして今ごろ?」

NOVA「地元の本屋では売ってないからな。6月に1度、7月に1度、神戸に行って手に入れようとしたんだが、どうにも見つからなくてな。今回、より品揃えのいい日本橋のゲームショップに行って、ようやくゲットしたんだ。正直、ソード・ワールド2.5のルールブックより前に買って、前情報を入手したかったんだが。そうすれば、消えたフェアリーテイマー技能がどうなるのか、心配せずとも良かったわけで。ちゃんと、ルールブック2に移行したと書いてある」

ハイラス「他には、どんなことが書いてあったでござるか?」

NOVA「買ってきたばかりで、まだ全部読んでねえよ。面白い記述があれば、改めてネタにする。そして、たった一冊の本を買うために、わざわざ日本橋に行くのも時間の無駄だからな。ついでに、こういう物も買ってきた」



ハイラス「ついでの方が高額なのは、気のせいでござるか」

NOVA「いや、気のせいじゃないが、自分の気持ちとしては、SNEの雑誌を買うのがまず第一義で、それからマーベル、D&Dのシナリオという優先順位だ。これは値段の問題じゃなく、タイミングとか気持ちの問題。マーベルやD&Dは次の機会に買うこともできたろうが、雑誌系はうかうかしていると、9月に次の号が出ちまう。あまりにタイミングを外すと、情報そのものが古びてしまうのも雑誌の宿命だしな。それに、今のSNE関連の作品に自分が興味を持ってお金を払うのは、昔の恩返しをしている気分にもなれるし、それができる自分の現状に満足もできる。大人にとって応援するってのは、何らかの形でメリットを与えることと同義だと思うからな。応援はしたいのに、自分にそれだけの能力がないことは悲しいし、自分が商品を購入して、その自分が満足できるような商品をクリエイターさんが作ってくれれば、WinWinってわけだ。こういう満足感も得るために日々忙しく働いていると言ってもいいだろう」

ハイラス「たかが買い物一つのために、随分と人生観を語っているでござるな。欲しい物を買った、万歳、早速楽しもう、で十分であろうに」

NOVA「そんな俗物的な記事を読んで楽しいか? 俺の買い物には一つ一つドラマがあるんだよ。限られた資金を何に使うかという心理的葛藤とか、探しているものがなかなか手に入らなくて、ようやくそれを入手した時の達成感とか、買った後はそこからどれだけの楽しさを抽出するかの過程を通じて、その買い物が無駄ではなかったことを確かめる人生の充実化作業とか、そういう心理を読者の方々にも共有してもらいたい。そのためのブログ記事なんだろうが」

ハイラス「読者にそこまで求めるのでござるか? 大方、一部の読者は、こう思っているでござろう。『ブログ主め。いちいち、これ見よがしに買い物報告を垂れ流しやがって。そういう風に自由に金の使えない者の気持ちが分からないのか。少しは人の気持ちを考えろ』って」


★貧しき者への福音

NOVA「確かに、そういう貧しい者もいるかもしれないな。経済的にではなく、心理的に。喜ぶ人の姿に接して、自分も嬉しくなる人間と、人の喜びに僻みを覚える人間がいて、前者は幸せになれるし、後者はどういう状況でも幸せにはなれない。ネガティブハートは連鎖するもので、不幸な心理状態の者は自分と同じ不幸に人を引きずり下ろそうとする傾向がある。自分を高めるためのチャンスを棒に振ってな。その行き着く先が、嫉妬心ゆえの自滅的な犯罪行為とか、集団自殺とか、暗澹たる結末だ。俺はそういうのを、死神に取り憑かれた哀れな人間と見なしているし、可能なら、そういう哀れな魂を救ってやりたいとも思う。だが、自己犠牲を払ってまで、そうしたいとは思わない。
「自分の楽しさを多少とも分けてあげるだけなら、こっちも喜びを感じる時もあるが、自分が不幸になってまで、多大な犠牲を払ってまで、他人の要求に応じるようなマネはしない。そこまで聖人君子じゃないし、奉仕の精神で生きているわけでもない。そこを勘違いして、『この人は優しいから、可哀想な自分の望みを叶えてくれるはずだ』などと、こちらの都合を御構い無しでベタベタ求めてくるような勘違い君は、遠慮なく切り捨てるわけで。数少ない友達になれるかもしれない大人の人間に、そういう幼稚な甘えた態度を見せた暁には、毛嫌いされるのが普通、ということは学んだ方がいい」

ハイラス「特定個人への説教癖は相変わらず、でござるな」

NOVA「まあ、綺麗さっぱり忘れることもできないからな。こっちの説教で、向こうが考え直して、自分のやり方、生き方を改めるならよし。ただし、これまでの経過だと、俺に切り捨てられた後は、別の誰かにローテーション的にベタベタすり寄って、また、その人物に呆れられて切り捨てられて、いろいろ転々としているうちに、何の成長もしないまま、また冬ごろに年賀状と称して、俺に絡んできて、俺の仕事の邪魔をする可能性を想定した。この件では一応、俺の気の合う大事な知人で定期的に拍手をくれる人には、警告ぐらいしておいた方がいいと考えたりもする。
「切り捨てた相手に、一応、俺的な解決方法を提示するなら、ワイドショーなんかで見た憤懣やるかたない感情は、他人へのメールじゃなくて、自分のブログで吐き出すべきものなんだ。それで誰も相手してくれなくても構わないぐらいに考えてな。稀に共感してくれる読者がコメント付けてくれればラッキーぐらいに考えて。いちいち自分の鬱屈を分かってもらおうと、忙しい他人にメールで書いて寄越して、その上、自分の的外れな番組感想で他人の興醒めになったり、不幸な自分を分かって欲しいと訴えてきたり、アップダウンの激しい情緒不安定な内容を他人にぶつけて来るから毛嫌いされる。メール相手に鬱屈を向けて晴らそうとするのではなく、自分のブログで鬱屈を処理してから、メール相手の負担にならないようなコミュニケーションを取れば、ここまで酷いことにはならないだろう、と思うな」
「奴は以前、俺の知らないところで『ブログをやってます』なんてメールで書いてたから、こっちは『ああ、自分の居場所を自分で構築するようになったんだな。独立するなら、いいことだ』ぐらいに思っていたんだ。それが今年の春に『ブログは順調なの?』と尋ねたら、『書くネタないからやめました』の一言。いや、別に連日続けなくても、書くネタができた時に書けばいいんだろうが。ブログで処理すべきネタを、俺とのメールでつまらない質問で送って来るなよ、と、その時、言わなかったことを今ここで言っておくな。一応、ここは読んでいる、と言っていたし」

ハイラス「総括記事が、もはや総括ではなくなっている気がするが、NOVA殿のスーパー説教タイムは、私的には興味深いでござる」

NOVA「まあ、宗教関係者は、説教好きが多いからな。自分がする方も、他人の説教を聞く方も。これは、ある人の言葉だが、『本来、趣味というものは、他人がいない状況下で自分の無聊を慰めるために行うもの』らしいんだな。だから、趣味人としての完成形は、完全に一人で孤立した状況でも楽しめるレベルに達すること。だから、自分が1人で楽しんでいるものに、他人の意見を求めること自体、趣味人としてはレベルが低い。他人の評価とは関係なしに、自分の納得いく高みを目指して、探求するのが趣味人、そのレベルがオタクだったり、マニアだったり、道楽だったり、傾奇者、数奇者と称される連中……って、どんどん言葉を遡っているわけだが、例えばコスプレなんかは歌舞伎者の現代版だったりするわけで」

ハイラス「NOVA殿の趣味も、そういうレベルを目指しているのでござるか」

NOVA「いや、目指しているというか、達している。俺の好きに、他人の評価はあまり関係ない。俺が好きであれば、それで十分なんだよ。このブログに書いてある内容にしてもな。もちろん、拍手をいただけるのはありがたいし、俺の趣味や文章に共感してくれる声があれば、まあ嬉しくはある。ただし、その評価が的外れな内容だったり、追従しているのに本人の知識レベルがお粗末で褒められた気分がしない中身だったりするなら、相手するのも面倒くさくなる。本来、趣味人の相手をするのって、自分が同等のレベルに達していなければ難しいわけで、剣術試合と同じくらいの修練を必要とするといっても過言ではない」

ハイラス「たかが趣味、されど趣味でござるな」

NOVA「その通り。まあ、そういう本来は一人で探求する道である趣味の世界であっても、同好の士という仲間感覚がある。そう、道を一人で歩いていたら、同じ道を歩いている者がいたよ。さあ、どうする?」

ハイラス「まずは挨拶でも交わして、どこへ向かうか尋ねるでござるな。道が一本道なら同道するやも知れぬし、自分より旅慣れた相手なら、旅の経験などを聞いて学ぶのも一興。途中で分かれ道などがあって、目的地が異なるなら、そこで別れるのも道理。そして、個々の目的に向けて、互いの無事を願いながら、それぞれの道を歩み続けることになろう」

NOVA「そう。趣味の道とは、旅にも例えられるな。あるいは、世界の探求とも。当然、初心者に一人旅は困難なので、先達や友人と連れ立って旅を始めるのが、普通だろう。まあ、ガイドブックを片手に一人旅をする者もいれば、幼少期に見た美しい景色を求めて、各地をさまよい歩く者もいる。それぞれの趣味人は、自分なりの何かを求めて、幸せ探す旅人のようなものなんだ」

ハイラス「おお、そう聞くと銀河鉄道みたいなロマンを感じるな」

NOVA「お前、列車は嫌いじゃなかったのか? 銀河鉄道は、機械の体を手に入れるのが目的だぞ。ドルイ道に反すると思うが」

ハイラス「いや、あの物語は最終的に、機械の体よりも限りある人間の体こそ素晴らしい生命称賛の結論を描いているでござる。すなわち、機械否定なので、ドルイ道の教えにかなっているでござる。私も、いつか青い小鳥に出会いたいもの」

NOVA「そういうものか。まあいい。そして趣味を旅に例えるなら、一人旅も辞さない覚悟が求められるし、そこまでの覚悟がなければ、旅の仲間を募ってもいい。あるいは、仲良しの誰かに付き添いたい一心で旅について来るとか、旅の動機は人それぞれだが、ここで同行者になって欲しくないタイプの人間がいる」

ハイラス「それは一体?」

NOVA「一言で言えば、不平不満、文句のやたらと多い奴だ。やれ、足が痛いだの、やれ、疲れたからおんぶしろだの、やれ、料理が不味いだの、とにかくネガティブ感情ばかりの奴が一緒にいると、旅が楽しめない。ついて来るなよって話になる。旅の途中に美しい景色を見て、一緒に風流を楽しめる仲間ならいいが、そういう物を味あわずに、『この道は整備されていない。不親切だ』とか上から目線で、旅の景色そのものを主観的になじる奴。世間知らずなボンボンが、望まぬ旅に無理やり連れ出されて文句を言うなら分かるが、趣味ってそういうものじゃないだろう? こっちは別について来てくれ、と頼んでいないのに、勝手について来て、文句や愚痴ばかりな奴は、とっとと家に帰れ、と言いたくなる。おまけに、誰かが『これは風流だ』と言ったものに、悪口を言い立てるようなのは、趣味人失格なわけで、同行者であって欲しくない」

ハイラス「趣味内容に対して、批判は良くないのでござるか?」

NOVA「一人で勝手に感想を書いているだけならいいが、そういうのがブログだろう? 同行者がいるなら、当然、そこに気を使うのが仲間意識というものだ。誰かが好きと明言しているものを平気で批評するのは、敵対行為、宣戦布告と変わらない。空気の読めない批評行為が人間関係をどれだけこじらせるか、少なくとも、自分が旅の同行者に後から受け入れてもらおうとするなら、やっちゃいけないことだし、そういう人間関係が不慣れだったり、わずらわしく感じられて、親切な誰かにベタベタしようとするなら、その親切な誰かの求めるルールは破っちゃいけないな。
「他人の親切心、すなわち情緒を当てにした人間関係なんてものは、その他人に一度、毛嫌いされたら、たちどころに崩れ去る。無尽蔵の親切心なんてものは存在しないんだから。ましてや、身内じゃない、他人相手なんだからな。節度を簡単に振り捨てるようなマネはしちゃいけねえ。メールだから、公の場じゃないから、何を言っても許されると勘違いした? メールほどデリケートな物はないと俺は思っている。他人のプライベートに踏み込むんだからな。そこを土足で荒らすようなマネを仕出かしたから、俺は場を公のブログに移したんだし、おかしなメールに対しては、ブログ上で感情処理、かつ行動方針を表明すると決めている。もちろん、何が問題だったか、説明責任も果たしながらな。反省総括ってのは、そういう言葉だ」

ハイラス「NOVA殿、一つ質問をよろしいか?」

NOVA「何だ?」

ハイラス「さっきから、このブログで、読んでいるかどうかもはっきりしない特定人物宛ての説教をかましているが、直接メールで言ってはどうであろうか?」

NOVA「ああ、それなら、もうメールで言ってやった。それだけじゃ、どうやら収まらなかったらしい。ここぞというところで、俺自身が鬱屈を垂れ流しモードになっているな。特定人物以外には、何だか申し訳ない気持ちになった」

ハイラス「それだけ、いろいろ説教しても、相手がTV版ののび太君みたいな人間じゃどうしようもないだろう。NOVA殿は別にドラえもんでも、のび太君の母御でもないのだから、過剰な説教をするには及ばんよ。それこそ、余計な気の回し過ぎだし、世の中には説教誘発魔という妖怪もどきも存在すると聞く。説教モードが楽しいなら止めはしないが、時間のムダだと考えているなら、もはや相手にしないのが吉であろう」

NOVA「あ、ああ、ブレーキを踏んでくれてサンキューな。そうだよな、その場にいない奴に説教しても仕方ないな。俺が炎の熱血中華体育教師なら、相方のランシャオが代わりに説教を続けてくれるんだが、魔装機神装者相手ならいざ知らず、太陽星輝士の創作原案者の地位を自ら投げ捨てた男にこれ以上、時間を割く義理も道理もないか。この辺りで、頭を冷やすことにしよう。言うべきことは言い尽くした、後は野となれ山となれ、と言を置くとして」

ハイラス「そうそう、不毛な努力はしないに限るよ。せっかく楽しい買い物ができたのでござろうから。興醒めになるような相手は放置して、建設的に仕切り直すがよろしかろう」(完)