ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

娘とサンダーバード談議

★親娘の日常OP

 

NOVA「10月に入って、アステロイド監視所の初仕事だぜ。台風24号襲来でどうなることやらドキドキしたが、こっちは無事だ。またもや、次元嵐で屋根が飛ぶ事態になったら、どうしようかと思った」

 

晶華「次は、25号ってのが来るそうじゃない」

 

NOVA「まったく。一難去って、また一難。フライパンから火の中へって奴だぜ」

 

晶華「何それ?」

 

NOVA「英語のことわざさ。魔法使いのガンダルフとトーリンが『ホビット』の劇中で使っていた。1作目のクライマックスで、オークのアゾグ率いるワーグの群れに襲撃されたドワーフ一行が、とりあえず木に登って避難するわけだが、ワーグは木の根元に体当たりして、強引に木を押し倒そうとする。そこでガンダルフ松ぼっくり爆弾でワーグを追い払おうとするんだが、辺り一面、火の海になって自分たちもピンチになったり。そこへ、いよいよ敵ボスのアゾグ出現で、トーリンを挑発し、誇りを傷つけられたトーリンが炎を背景に、一騎討ちに挑む演出が格好いいシーンなんだが、ことわざに出てくるのがフライパンという料理道具である辺り、原作の日常ほのぼの童話っぽい雰囲気も残してあって、割とお気に入りセリフだったり」

 

晶華「解説長いよ。私が一言『何それ?』って言っただけで、どうして、そんなに説明できるのよ」

 

NOVA「そりゃ、生徒に説明するのが仕事だからな。だから、質問を連発する人間が相手だと、こっちも結構疲れるんだよ。質問する方は何気なく聞いてるだけなんだが、こっちがあれこれ知識を思い出したり、調べたりした後、文章にまとめても、相手側のリアクションが追いついて来ないので、応じた自分がバカを見ることが多い。

「今の『ホビット』の件は、俺がフライパンから云々と話を振ったので、話がつながっているんだけど、場合によると、こっちが話を振っていないのに、自分本位に話題を振って、『相手もそれに興味を持っているはず、詳しいはず』と決めつけて、解説やコメントを要求するケースもあって、そういう話の振られ方をすると、こっちも戸惑うな。自分が話を振ったんだったら、自分で解説までして、相手の関心を惹くまでが話し手の義務だと俺は考えるが、その上でこちらの知識でコメントを入れられるならフォローもしたいが、話題を温める前に、いきなり解説をお願いされても、こちらの対応が追いつかない。無理に応じようと思えば、そこに余計な時間を割くことになってしまい、ストレスがかさむことになるなあ」

 

晶華「これって、何の話?」

 

NOVA「ああ、掲示板のちょっとした行き違いの話だな。具体的には、サンダーバード。ちょっと、先方に対しては、にべもない対応をこっちがしてしまった気もするので、この場でフォローというか弁明もしておこうと思ってな」

 

晶華「分かった。聞くわ。それでNOVAちゃんのストレス発散になって、ハッピー♪になれるなら」

 

サンダーバードの話

NOVA「本当は、今回は魔法少女話の続きをするはずだったんだが、どうしてサンダーバードに切り替わったのか自分でも不思議なんだけど、これだけ災害続きだと、サンダーバードみたいな救助活動をするチームに話が流れること自体は、よく分かる。掲示板上での話題の上げ方は悪くないと思うし、俺もサンダーバードの話を『聞く』のは大好きだ。その点で、話題そのものは十分ツボなんだ」

晶華「確かに。ここのアステロイド監視所もサンダーバード5号のイメージだって、NOVAちゃんは言っていたものね」

NOVA「他には、ガンダムルナツーアクシズみたいな資源採掘基地の小規模バージョンみたいな感じだな。さすがにソロモンとかア・バオア・クーみたいな宇宙要塞とは違うが、サイズからすると、ちょっとした宇宙船が停泊できるぐらい。サイズ的には、やはりガンダムラビアンローズぐらいかな」

晶華「(精霊ネットで調べて)ラビアンローズ。全長618メートルのドック艦か。それって結構、大きくない? 東京スカイツリーだって、高さ634メートルだよ」

NOVA「確かに大きすぎるな。サンダーバード5号辺りだと、どれぐらいかな?」

晶華「全長121.92メートル、全高82.91メートルだって」

NOVA「それぐらいか。じゃあ、アステロイド監視所も横幅120メートル、縦幅80メートルにサイズ設定しよう」

晶華「適当な後付け設定ね」

NOVA「設定ってそんなものだろう? 先に脳内イメージがあって、後から必要に応じて細部を検討し、妥当なラインを決める。最初からガチガチに決められていたんじゃ、想像力の余地もない。まあ、最初から完璧な設定を考える設定マニアもいるが、俺は決める前に、こういうブレインストーミングをしているぜ」

晶華「分かった。話を戻して、サンダーバード掲示板話について、何が問題だったの?」

NOVA「俺、昔のサンダーバードは好きだったけど、今のリメイクされた『サンダーバード ARE GO』は、あまり詳しくないんだよ。何話か見たけれど、正直マニアどころかファンであるとも言えない。NHKで放送された第1シーズンを、時間があって、気が向いた時にチラチラ見た程度の記憶しかない。だから、そういう人間に対して、英語放送分を見て、解説入れてくれ、と言うこと自体が無茶振りなんだよな。
「確かに、俺はフラッシュなどの洋ドラをYOUTUBEで一部シーンだけ見たりして、関心があれば追っかけもする。その気になれば関連話はできるんだけど、それは作品がツボにハマったり、公式サイトや、追っかけてるファンのサイトをチェックしたりして、『文字文章のフォローがあった上でのこと』なんだ。さすがに、英文の参考資料もなしに、原語の映像作品だけ見てストーリー解説するのは無理。映像から想像して、こんな感じかな、と推測することまではできても、それで合っているかどうかは心もとない。
「もちろん、相手がそれに詳しい人間で、こちらが勘違いしているときに修正してくれるような信頼関係があれば、こちらも安心して語れるんだけど、相手も素人、こちらも素人じゃ、危なっかしい。おそらく、サンダーバードへの関心やこだわりなら、現状では向こうの方が上だろうし、まずは、そのこだわりの部分を見極めないと、こちらもどこまで踏み込んでいいのか判断に迷う。とりあえず、先方には『NOVAも、サンダーバードのリメイク作品については、多少の関心はあっても、しっかり語れるほどの蓄積はないし、今から調べるにしても手間暇を要するので、すぐには応じられない』ことを告げた上で、『それでも先方がサンダーバードへの関心を自分の語りとしてアピールしたいなら、こちらも聞き役ぐらいなら応待するよ。解説役は難しいけど』となるかな」

晶華「それでも、ブログ記事にする程度には調べたんでしょう?」

NOVA「調べたというか、調査過程の報告だな。まず、俺は今年の春から第3シーズンが始まっていたことを、今回調べてみて初めて知った。第1シーズンは2015年4月から2016年1月まで本国で放送されて、日本では大体半年ほどの遅れで放送された。そこまでは俺も分かっていたんだが、その後の第2シーズンは2016年10月から2017年12月までの放送で、26話にしては随分と時間が掛かっている感じだ。そして、今年の春から第3シーズンが放送中で、まあ、大体、10話前後じゃないかな、と推測する。4月から6月まで放送されて、夏期に中断して秋から続きってのが、海外ドラマではよくあるパターンだし、本作は1期ではそうなっていたから。以上が日本語のwikipediaから分かる基本的な背景情報だな」

晶華「2015年スタートだったら、普通は第4シーズンまで続いていると思うけど、2期の開始が半年ズレ込んだせいで、展開がゆっくりしている感じね」

NOVA「それで、こっちが英語の公式サイトなんだが、基本設定とかゲームなどの関連商品の広告なんかが中心で、各話のストーリー解説ページがないんだな。すなわち、こっちの需要には使えない。せめて、サブタイトルリストとか、オンエア記録でもあれば、と思ったんだが」
http://www.thunderbirds.com

晶華「つまり、公式サイトじゃ情報不足なので、他を当たらないといけなくなった、と」

NOVA「ああ、それで必要なものは、ここで見つけたわけだが」
https://www.imdb.com/title/tt3138604

晶華「何か問題でも?」

NOVA「じっくり読んで調べるのは、これからなんだが、この場でそういう話を展開することに需要というか意味はあるのか、と思ってな。要するに、この件は俺自身の関心ではなく、特撮掲示板上で話題を振った人間の関心に基づいてのリアクション記事なんだよ。だから、先方がこちらの記事を読んでいることを確認して、コメントを入れてくれるなら、このテーマで話を続けることにも意味はあるし、向こうがそこまでする気がないなら、まあ一時の気まぐれ要望で、特に掘り下げる必要もないままで終わってもいい。ざっと、あらすじを追ったところ、1話完結のエピソードが多く、よく言えば安定したストーリー展開、悪く言えば大きなドラマのうねりもなく、日常的なトラブルと日常的な救助活動の繰り返しで単調な流れだからな」

晶華「NOVAちゃんは何を期待しているのよ?」

NOVA「そりゃ、行方不明の父親ジェフ・トレーシーが怪しい仮面を付けて現れて、国際救助隊IRの前に立ちはだかり、悪党のフッドと手を組む展開かな。長男のスコットは父親と言えども世界の平和のために討つ覚悟をし、末っ子のアランはそれに反対し、バージルが2人の不和を諌める役どころ。ゴードンは深く物事を考えず、ジョンはクールに状況を見守る。そして仮面ジェフの真意が分かる大イベント回があって、最終決戦で、まさかのバージル行方不明でシーズン終了。しかし、次のシーズンでバージルが発見されたものの記憶を失っていて、ゴードンがサンダーバード2号のメイン操縦士にならざるを得ないとか、そういうジェットコースター的な展開なら、喜んで追いかけるんだけどな」

晶華「そんなサンダーバードなら、賛否両論と喧々諤々の議論、間違いないわね」

NOVA「アメコミドラマなら十分ありそうな展開なんだけどな。イギリス人の性には合わないか」

晶華「というか、国際救助隊が救助する人を放ったらかしで、家庭内のイザコザばっかりにスポットを当てるようなドラマ作りがどうなのよ。トラブルがあるとしたら、それは外的な要因であって、チーム内や家庭内ではみんな仲良く力を合わせて事態を解決するってのがいいと私は思うわ」

NOVA「ほう。お前がそう言うなら、何だか説得力あるな。3年間行方不明で、悪党の女王になったけれど、正気を取り戻して現在、新たな日常を取り戻そうとしているお前の言うことなら、俺も従おう。いや、そうでなければ、俺も怪しい仮面を付けた父親として、娘たちの前に立ちはだかろうかな、と思っていたわけだし」

晶華「別に父親じゃなくても、中学の時期からそうしてきたじゃない。仮面の殺人鬼ケイソンとして」

NOVA「やっぱ、仮面はいいよなあ。ダンガードAのキャプテン・ダンも思い出すなあ。あれって、77年3月放送開始だから、スターウォーズの1作目よりも早いんだぜ。仮面親父の起源はキャプテン・ダンにあると思うんだが、それ以前に何かあるかな?」

晶華「だったら仮面美少女の方が早いわね。67年アニメのリボンの騎士とか、71年のアンドロ仮面とか。それはそうと、NOVAちゃんが仮面親父をやるなら、私も仮面天使やるから」


NOVA「仮面天使ロゼッタとは、また懐かしい。98年ということは、これも20周年記念作じゃないか。今、思い出さないと、忘れられたヒーロー・ヒロインとして、悪霊化するところだった。危ない、危ない。今、調べると、変身形態がハザードフォームと呼ばれていたり、第1話の敵が吸血蝙蝠魔女ブラバットだったり、妙にタイムリーだと思ったりする。よし、この記事を終えたら、別ブログでも仮面天使ロゼッタをプッシュするぞ」

晶華「父親の神仮面ファラオン役の潮哲也さんは、ライオン丸の人ね」

NOVA「ああ。その後、レッドバロンでも後期の宇宙鉄面党編でのSSI司令官役をやっている。格好いいヒーロー役者の一人だが、2010年に俳優業を引退されたそうだ」

晶華「それは残念だけど……サンダーバードの話とつながってないよね」

NOVA「何、言ってるんだ。ライオン丸といえば、風よ光よ、もあるが、ライオンロケット変身があるじゃないか。ロケットと言えばフォーゼ。あるいはサンダーバード。よし、無事に話題が戻って来れた」

晶華「普通は、サンダーバードの話をしているのに、仮面の親父からダンガードA→ロゼッタライオン丸って話の転がり方はしないって」

NOVA「いや、そういう感じにPONPON世界を飛び回るのが、時空魔術師の時空魔術師たる所以じゃないか」

晶華「はいはい、そういうことでいいから、サンダーバードの話を続けるわよ。それじゃないと、記事が終わらないし」


★旧作との違い

NOVA「そもそも、旧作が作られたのは1965年。つまり、ウルトラマンよりも前で、物語の時代設定は100年後の2065年。つまり、オーマジオウが暴れる2068年の3年前なんだな」

晶華「すると、国際救助隊VSオーマジオウの知られざる戦いがあったかもしれないのね」

NOVA「ああ、もしかするとゲイツツクヨミは、国際救助隊のエージェントだったのかも知れん……って無理やり話を繋げるのはこれぐらいにして、ええと今のサンダーバードはオリジナルの50年後に作られたリブート作品だ。オリジナルは1時間枠の全32話。一方でARE GOは30分枠の26+26+第3シーズンの今は9話まで放送されたらしいから、計61話。そろそろ、放送時間がオリジナルを越えそうだな。放送形態が異なるので、オリジナルは事件の発生から救助活動まで、じっくり描いているのに、ARE GOはその辺も若干、性急な感じに見えるな」

晶華「今のサンダーバードは、オリジナルの50年後ってことは、オーマサンダーバードとか、アナザーサンダーバードという位置付けになったりしない?」

NOVA「アナザーとは言えるかも知れないが、オーマサンダーバードってのは、さすがに言わないだろう。まあ、リブート版は2060年設定で、細部がオリジナルとは違っており、タイムジャッカーの歴史改変作用が影響しているのかもしれないが」

晶華「つまり、ジェフお父さんが行方不明なのも、タイムジャッカーの仕業なのね」

NOVA「まあ、今この場ではそういうことにしておこう。ミンミン(ティンティン)がいなくなって、ケーヨに代わったのもタイムジャッカーのせい。ケーヨは英語表記でKAYOだが、そうなると必殺ファンとしては『何でも屋のカヨ』と呼びたくなるなあ。実際、サポート役として何でもやっている感じだし、乗機のサンダーバードS号も、Sはシャドーの略で、裏稼業っぽい機体名だし」

晶華「ケーヨの叔父さんが悪人のフッドなのね。そして、シーズンの終わりには、フッドがメインの大騒動が立ち上がって、それを解決するために奔走した挙句、何とかフッドを捕らえたものの、結局うまく脱走されて、次シーズンに続くってパターンができつつあるみたい」

NOVA「そのフッドの吹き替え声優が石塚運昇さんだったんだが、今夏に亡くなってしまったのが残念だったり」

晶華「そして、NOVAちゃんの見る範囲では、あまり大きく物語が動いた様子もなく、相変わらず日常的な救助活動を続けているのが、目下のサンダーバードだ、ということね」

NOVA「まあ、安定した固定ファンがいるなら、別に劇的な展開がなくてもいいんじゃないか、とは思うがな。サンダーバード1号が大破して、グレートサンダーバード1号に強化されるとか、全機合体してスーパーサンダーバードロボになったりするなら、それは是非とも見たいと思うが、そういう番組でもないだろうし。あくまで往年のサンダーバードを今のCG技術で蘇らせた作品として、安定した展開を見せてくれたら十分。いや、俺としては作中でジェフ・トレーシーが見つかった、という程度の刺激が欲しいんだけどね。相変わらずの救助活動を続けてますってだけじゃ、話のネタとしてもつまらないと思うし。
「もちろん、シーズン2のこの回は傑作なので一見をお勧めします、などと教えてくれる人がいればチェックしてもいいが、俺自身はそこまで情報を持っていないわけだし、調べ回りたいほどのこだわりも持っていないわけだよ。その辺は話題に挙げたい人間が調べるべきであって、自分の興味ある作品を他人に調べさせようとするなら、相応の話の段取りとか、リアクションとか、他人の苦労に報いるだけのレスはあって欲しいかな、と思う。俺がサンダーバードマニアなら、誰も何も言わなくても勝手に調べて記事にするけど、今回あれこれ調べても、残念ながらノスタルジー以上のツボは見出せなかった。また、シーズン2の日本語版放送が決まって、世間のサンダーバード熱が高まったら、改めてチェックするかもしれないけど、今のところは、こんなところかな、と」

晶華「今のサンダーバードの面白さのツボはこれだ、とか、この記事を読んで、教えてくれるコメントがあれば、それは歓迎します。サンダーバードそのものは嫌いじゃないけど、熱意をもってあれこれ調べるほどには、ハマりきれていないってのが、今のNOVAちゃんの意見なので、『いや、だけど、この回は見た方がいい。面白いから』というアドバイスなら、お待ちしています。今回の記事については、『洋ドラを楽しんで、サンダーバードに興味もあるなら、自分に作品の解説をして欲しい』という掲示板書き込みに対してのリアクションなので、結論としては『まずは自分で楽しんで、あれこれ語って、こちらの興味に火を付けてくれることが先。そういう熱意を注いだり、労力を費やすつもりがあるなら、こちらもリアクションします』って話です」

NOVA「一応、今回の話はここまで。片手間の興味で調べられる範囲は以上ってことで」(完)