ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

夏以降の総括記事(その3)……のニセモノ

★多元宇宙の話

 

 

NOVA「今回は、多元宇宙クロスオーバーをテーマにした総括話だ」

 

晶華「また? もう飽きちゃったよ。その1が多元宇宙概論で、その2が魔法少女談義で、何でもかんでも多元宇宙につなげて、いろいろ振り返ってきたじゃない。そろそろ、先に進めようよ。若さって、振り向かないことだよ」

 

NOVA「いや、それだけじゃないぞ。宇宙刑事ギャバンの歌詞の2番では、若さはあきらめないことでもある。なお、愛はためらわないことであり、悔やまないこと。つまり、これをまとめると、単に振り向くことを否定しているのではなく、振り向いて後悔して、未来をあきらめて、行動するのをためらう後ろ向きの姿勢を批判しているわけだ。別に過去を懐かしんだり、過去の歴史や経験から未来を願ったり予測する有効活用まで、否定しているわけじゃない。一言一句の言葉尻だけに囚われて、その歌詞の訴える本当の想いを見ようとしないのは愚かだと思うぞ」

 

晶華「つまり、振り向いてもいいってこと?」

 

NOVA「大体、当のギャバンだって、父のボイサーや母の民子の思い出を戦う原動力に変えていたじゃないか。過去を大事にして、今を生きる原動力に変えることは何も悪くない。もっとも、過去に縛られすぎて、変わりゆく未来に対応できないとか、進化を否定する生き方は若さとは言えないけどな。俺は昔も今も未来も全部ポジティブに考えていきたい男だし。まあ、あばよ涙と勇気づけるのはいいが、涙の全てを振り捨てるつもりもない。涙には浄化の力もあるからな。感情を大事にしながら、時代時代を振り返りつつ、一歩ずつ着実に歩んでいくのが俺の人生なので、一気に飛躍することを称賛する80年代ヒーローの歌詞の描く理想とはそぐわないかもしれんが、自分なりに現実的かつ前向きに解釈したいと思う」

 

晶華「私は、ギャバンのエンディングが好きね。『悲しみの重さにうつむく夜は、瞳を上げるのさ、銀河の彼方へ』って歌詞は、情感たっぷりに響くと思うし。最近のヒーローソングのエンディングは、ダンスに合わせた陽性の曲が多いけど、しみじみ元気に励ましてくれる曲が好み」

 

NOVA「最近の戦隊エンディングは踊ってばかりで、しみじみ系はハリケンジャー以来になるかな。個人的には、ボウケンジャーの夢を謳ったエンディングも好きだが。今の快盗警察はエンディングそのものがない点でも変わり種だが、そろそろダンス以外の戦隊エンディングが希望だな。ダンスはプリキュアだけで十分だし」

 

晶華「で、どうしてエンディング曲の話になってるの?」

 

NOVA「お前がギャバンの歌で、俺に無粋なツッコミを入れたからじゃないか。過去記事総括をするのに、過去を振り返るな、なんて言ってたら、話が始まらないだろうに」

 

晶華「オヨ〜」

 

★アナザー・スーパー総括タイム


ハイラス「相変わらず、仲の良い父娘OPコントでござるな」

NOVA「まあ、ボケとツッコミが機能しているからな。それで、今回の話は晶華よりも、お前が主役なので、しっかりボケ役を任せたぞ」

ハイラス「いや、私はツッコミ役の方が向いていると思うのだが。一応、NOVAバース随一の常識人枠で通っているのであって」

NOVA「だから、つまらないんだ、お前は。ボケ役になる勇気もないし、ツッコミ芸人としても、ボケを引き立てる役目を心得ていない。単に利口ぶってツッコミ入れるだけじゃ、話術としては三流だ。そこにコントの面白さはない」

ハイラス「何と。ツッコミ講座が始まったでござる」

NOVA「いいか。ツッコミ芸に何よりも必要なのは、お約束を解する懐の大きさと、適度な抑え役としての自覚なんだ」

ハイラス「懐の大きさと、抑え役の自覚でござるか」

NOVA「そう。例えば、物語のお約束というか、ストーリーの王道というものがある。そこにツッコミのメスを入れたい気持ちは、リアル志向に目覚めた高二病な若者にはありがちだ。リアル重視なツッコミスタイルを意図的に芸風にするのはいい。しかし、それは総じて、物語の中では無粋になりやすい。だから、『無粋は承知で』とか『物語のお約束なんだろうけど』という枕詞を付けることで、客観的なスタンスを維持することは常識ある大人の論者なら普通にやっている。そうすることで自分のツッコミが必要以上に無粋になり過ぎないように、足枷をハメている話術だ。無粋と自覚しているから、どこまでの無粋さなら許されるか、自分で歯止めが掛けられるという保証だな」

ハイラス「つまり、ツッコミ役が暴走してはいけないということでござるか」

NOVA「当たり前だ。コントにおいて、場を温めるエンジンはボケ役の仕事なんだ。ただ、ボケが過熱しすぎると、見ているお客さんが引いてしまう。だから、お客さんの言いたいことをツッコミ役が常識人の視点で代弁して、ボケを適度に冷ましてやる。しかし、ツッコミが度を過ぎてしまえば、二つの弊害がある」

ハイラス「それは?」

NOVA「ボケが勢いづいていて、それだけで笑いが取れているときには、せっかく温まった空気が冷めてしまうことがある。つまり、笑っているときに、笑いを冷ますようなツッコミは逆効果なんだよな」

ハイラス「なるほど。ツッコミにもタイミングが必要でござるな」

NOVA「大体、客が笑っているタイミングで、何かを言っても、客の耳には届かないだろう? 同じ言葉でも、どのタイミングで言うか、間合いを計らないと話術は生きて来ない」

ハイラス「すると、下手なツッコミ芸の第2の弊害とは?」

NOVA「ボケ役を萎縮させて、イジメみたいな構図になってしまえば、健全なお笑いではなく、集団リンチの場になってしまう。実は、イジメって楽しいものなんだよ。やっている本人たちは場を盛り上げるために、ネタとしてイジったり、からかったりする対象を作って、それをサカナに周囲の同調意識を煽ることで、ちょっとしたカタルシスを得る。その空気に飲み込まれると、一種のお祭り的な高揚感に浸れるわけだ。だから、空気の読める人間ほど、人をイジメる共犯者になりやすかったりもする。イジるに、×が付くとイジメるになる、という言葉遊びもできるな」

晶華「つまり、ツッコミ芸はドラえもんスネ夫君の芸風。そして、ボケ役はのび太君に当たるわけかしら」

NOVA「どこをまとめて、つまりと言ったのかは分からないが、言っていることは間違っていない。だから、ツッコミ芸を極めるには、笑いに昇華させなければならないんだけど、それには二つの方法がある」

ハイラス「また、二つでござるか」

NOVA「本当は、三つ、あるいは他にもあるかもしれないんだけど、三つめは高等技術なので、説明が難しい。だから、初心者でもできる二つに留めておくんだよ」

ハイラス「なるほど。初心者にもできる、気の利いたツッコミ芸2点でござるな」

NOVA「一つは、ボケ役をある程度までは乗せるんだ。ヨイショ芸という奴だな。ツッコミ担当は、実は褒める芸も身につけておいた方がいい。批判しかできない人間は、そもそも場を温めることができないわけで。だから、ボケ役のこれは凄い、あれも凄い、とおだてておいて、状況次第ではそのままほめ殺しで終わっても構わない。ただ、ほめ方が行き過ぎたと感じた瞬間に、だけど、これはダメ、といきなり落とす。つまり、ある程度まではボケ役と一緒に場を盛り上げておいて、加熱したところで、フッと常識に戻らせるテクニックだ。だから、盛り上がる前に、いきなりツッコミ入れてるのでは、ツッコミの効果がない。何事も前戯が必要ということだな」

晶華「え? ええと、今のはアダルトなツッコミどころ?」

NOVA「……あ、ああ、そう取ってもらって構わない。改めてツッコまれると恥ずかしいがな。なお、懐かしアニメや特撮のツッコミ番組の場合、映像そのものがボケ役になっているので、映像で場を盛り上げて、みんながツッコミどころを共有したタイミングで、ツッコミ役が気の利いたコメントを入れるから盛り上がる。ただ、掲示板で同じことをしようとすると失敗する。なぜか?」

晶華「坊やだからさ」

NOVA「……なぜか、の一言だけに反応するなよ。要するに、ツッコミを入れる前に、その前提となる物語や映像を場が共有できているかどうかなんだ。ツッコミに必要な前提を場と共有していないのに、いきなり無粋な批判だけ書いても『何を言っているんだ、こいつは?』となる。そういうのは言葉足らずとか、説明不足ということだな。今の晶華のツッコミは、ガンダムのシャアが、『ガルマ・ザビは死んだ。なぜか?』とギレンの訴える演説シーンで呟いた一言を知らないかぎり、ボケとしても機能しない。それでも、ボケは空気を読めなくてもボケられるが、ツッコミは空気を読まないとうまく行かないわけで」

ハイラス「つまり、ツッコミ芸は、場を温めてから発動させるものでござるな。そして、場の意識を共有できていないツッコミは、ボケと同等か、あるいは、それ以下にしかならない、と」

NOVA「というか、別にツッコミが上でボケが下、ということはないからな。うまくボケられるのもセンスがいる。そして、自分でツッコミ芸からボケに切り替えるのがテクニックその2だ。実は、ツッコミ芸の行き着く先は、自分がボケ役にポジションチェンジして、コントを締めくくるオチ担当になることなんだ。ツッコミ放しで、うまくオチを付けられないのは尻切れとんぼになりやすい。まあ、その後をうまく引き取ってくれる相方でもいればいいんだがな。
「コントの基本スタイルの一つに、ツッコミ芸が加熱しすぎて、常識の壁を突破した瞬間に、ボケ役がふと常識心を発揮して『それは言い過ぎちゃうん?』と疑義をつぶやくなり、叫ぶなりで締めくくられるものがある。散々ツッコミ入れられて、『こんなん、やってられるかあ!』とボケ役が悲鳴をあげたり、『おかしいのはお前や!』と反発したりしたタイミングで、ツッコミ役が『そうやな。すみませんでした~』と頭を下げて、チャンチャンと締めくくるスタイルのコントも多い」

晶華「つまり、人にツッコミ入れている人間が、ツッコまれる立場に切り替わって、話を締めくくるわけね。だったら、イジメの場合は、イジメを扇動している人間がイジメられる立場に切り替わることで、話が終わるわけ?」

NOVA「少なくとも、社会の良識、バランス感覚って奴は、そういう結末を求める風潮があるな。イジメで被害者が出たら、今度はイジメた側に天罰が当たることを期待する。それじゃないと、スッキリしないわけだ。まあ、コントとイジメの構図を同じに考えるわけにはいかないが、ここでは下手なお笑いコントがボケ役をイジメの被害者みたいに扱って、ボケ役の役割を見失わせかねない現状はどうかなあ、と考える次第。一億総ツッコミ社会で、誰もボケ役になりたがらない状況は、ギスギスしているなあ、と思うわけだ」

晶華「ええと、ここまで話して思うんだけど、これって総括記事じゃないよね。タイトル変えた方がよくない?」

NOVA「う、その通りだ。何で、こんな話をしているんだろう、俺」

ハイラス「もしかして、いつもの寄り道の後の変化球ではなく、大暴投でござるか?」

NOVA「そうだな。ここから総括記事に切り替える道筋が、全くもって見えない。こういう時に翔花1号だったら、『ふえ~ん、迷子になっちゃったよ~。自分がどこにいるか分からないよ~(涙目)』となるわけだが、この俺がそういう弱音を吐くわけにはいかない。こうなったら……」

晶華「こうなったら?」

NOVA「小見出し変えて仕切り直す」



★OPコントに見られる話芸(ビルドとルーブより)


NOVA「よし、タイトルも変えて、ニセモノとかアナザーと付けたので、タイトル詐欺には当たらない。しかも、これで、ここまでの話にも新たな意義付けができる」

ハイラス「どんな意義付けでござるか?」

NOVA「いいか。今回のテーマは、多元宇宙だ。そして、主に9月の次元嵐の時期の総括をやろうと思っていた。その時期は、仮面ライダービルドが最終回を迎えて、ジオウが始まった時期。そして、ビルドロスを、ウルトラマンルーブのOPコントで凌いでいた時期でもある。幻徳のTシャツ芸を湊パパが引き継いだりもして、とにかくビルドからルーブってリンクができていたんだよ。多元宇宙、そしてアナザーライダーとか、オーブさんの偽者とか、OPコントとか、本記事の全てのネタは、ビルドとルーブが引き取ってくれるわけだ」

晶華「強引につなげたのはいいとして、どうオチを付けるのよ」

NOVA「簡単だ。両番組のOPコントを比較して、そこから笑いのエッセンスを抽出する。そして、我々の記事の面白さに結実させる。つまり、過去の歴史を見直すことで、未来のハッピーにつなげる。いかにも総括記事らしい意義じゃないか。ということで、天才物理学者の桐生戦兎と万丈龍我のOPコントは、どっちがボケで、どっちがツッコミか分かるかな?」

晶華「当然、戦兎がツッコミで、万丈がボケでしょう?」

NOVA「いや、逆だ。戦兎がボケで、万丈がツッコミ入れてるんだよ」

晶華「ウソ?」

NOVA「大体、ツッコミが常識人でお客さん視点、ボケが非常識で笑いの的ということだが、自分を天才物理学者と称して上から目線で暴言吐きまくりの戦兎がツッコミ役だと思うか?」

晶華「……確かに、前回のあらすじをどんなにハードな物語でも、戦兎独自の達観した視点でユーモアたっぷりに毒舌混じりで語っているのがビルドのOPナレーションだったけど」

NOVA「そう。戦兎がツッコミ役だと誤解する向きもあるが、それは戦兎が神の視点で物語そのものにツッコミを入れているからに他ならない。しかし、それは最終回で判明したことなんだが、ナレーター戦兎は物語が終わった後の全てを知っている神視点で、自分たちの過去の物語に自己ツッコミを入れているわけで、ナレーターという役割ゆえの神視点なのではなく、実際に新世界を創造し、自伝的とは言え、物語そのものの作者でもあるゆえの神視点。だから、どんなにピンチな物語でも、OPコントはユーモアたっぷりな語り部口調だったんだ」

晶華「だったら、結局、戦兎がツッコミ役じゃない」

NOVA「いや、戦兎が物語そのものにツッコミを入れているのに対し、横で聞いている相方の万丈は戦兎自身の暴言にツッコミ入れている。つまり構図としては『万丈→戦兎→物語』となっていて、戦兎の語りのおかしい要素に万丈がダメ出しをしながら、視聴者は万丈と視点を共有、感情移入できるようになっているわけだ。
「ちなみに、ボケとツッコミで言えば、『暴言はツッコミを誘発する』ので『暴言を口にする=ボケ役である』と定義される。行き過ぎたツッコミ芸は、暴言レベルに達した時点でボケに変質するわけだ。ここで自分はボケ役に切り替わっているという自覚を持てれば、暴言もお笑い方向に昇華できるけど、周りから暴言だと見なされる自分の発言を正当なツッコミだと思い込んで、『そのツッコミはおかしいやん?』の指摘に真面目に反撃してしまえば、単に空気を悪くするだけになる。暴言はボケに昇華できてこそ、そこに勢いよくツッコミが飛んでくるのを受け入れてこそ、楽しい会話に展開できると俺は考えるね」

ハイラス「戦兎の暴言にツッコミ入れる万丈がいなければ、戦兎が鼻持ちならない、言いたい放題な嫌な奴に成り下がってしまうでござるな。ところで、ビルドのOPコントには今さらながら疑問があるでござる」

NOVA「何だ?」

ハイラス「戦兎や万丈以外に、カズミンや幻徳、エボルトやベルナージュなどいろいろ乱入しているが、新世界にどうして彼らがいるのでござろうか」

NOVA「さあな。戦兎が音声データを加工したか、新世界でも彼らが記憶を取り戻したりするんじゃないか? 少なくとも、ジオウとのコラボ映画では、幻徳と一海と美空の3人は記憶を取り戻していたし、エボルトは万丈の中にまだ一部が眠っているみたいだし」


晶華「全てはクローズの話を見てから、また考えるってことね。じゃあ、ルーブのOPコントはどう思うの?」

NOVA「ありゃ、ビルドっぽくて期待したんだけど、そこまで面白くはならなかったな。アサヒの登場するハッピー回を除けば、OPコントは笑いが取れるレベルに至らなかった」

晶華「どうして?」

NOVA「湊の兄弟のキャラが戦兎&万丈ほど濃くなかったし、ナレーションに必要な達観した視点が欠如していたから。キャラで言えば、兄のカツミが常識人すぎてボケない。そこに、弟のイサミが兄の堅苦しさを揶揄するツッコミ芸を見せるんだけど、ナレーションの場で『兄貴はマジメすぎるんだって』とツッコまれても、笑えないだろう?
「ここで、カツミ兄さんが、体育会系の勢いで暴走するようなナレーションキャラを構築して、『うおー、オーブダークめ。あんな奴に負けるわけにはいかん。特訓だ~』とか『ミツルギの奴、よくもアサヒをたらし込みやがって。絶対許さん』とか、そういうキャラだったら、『兄貴、落ち着きなって。フレイムをクリスタルチェンジして、アクアで冷静に』とツッコミ入れて、『ハッ、俺としたことが。今の発言はここだけの話な』『はあ。兄貴は火が付いたらブチ切れるからなあ。本編では、あんなに真面目で堅苦しいのに』『親父があんなんだし、いろいろストレスが溜まってんだ』って感じで、OP用の暴走兄貴キャラを演出してくれたら面白かったんだけど。あるいは、弟がボケ役で、兄がツッコミ役なら機能するんだけど、OPでは立ち位置が逆転して、真面目な兄貴を何故か弟がダメ出しする意味不明なやり取りだったから、どちらにも感情移入を誘発しない結果になったわけで」

ハイラス「つまり、弟がメインで過激なナレーションをして、兄の方が常識人の立場でツッコミ入れたら、二人のキャラを崩さずに、ビルドみたいにOPナレーションで遊べたでござるな」

NOVA「まあ、そういうことだ。だけど、そこまでビルドのマネをする必要があったかと言えば、別にOPナレーションで遊ぶ必要もないんだけどな。あれは、ビルドがお見事すぎたのであって、ルーブはルーブで、笑えなくてもマジメにあらすじやるのが筋だろう、と。ともあれ、二人の兄貴がしばしば兄弟ゲンカをやって、妹が仲裁しないと本当にどうしようもないヒーローだったから、その分、アサヒが輝けたわけだし。後半はアサヒとツルちゃんのドラマがメインだったしなあ。あまりに主役の兄弟のドラマがなくて、家族のドラマになったから、春の劇場版でカツミに焦点を当てる話になるらしいんだけど、結果的にニュージェネレーションの中で、最も主役のキャラが地味なのがルーブだったという評価になりそうだな」

晶華「確かにギンガさんやビクトリーさん、エックスさんやオーブさん、ジードさんに比べて、ロッソさんやブルさんは未熟さばかりが強調されて個人のドラマが薄かったわね」

NOVA「いっそのこと、『ウルトラマングルーブ』というタイトルで、湊家の三人兄妹の物語の続編を夏から再開してもいいんじゃないかな。そして、愛染さんのオーブダークノワールブラックシュバルツも帰って来たりして。『チェレーザの逆襲』とかやらないかなあ」

晶華「じゃあ、NOVAパッドに書き込めば? 『愛染マコト will return』とか」

NOVA「これが実現すれば、俺は予言者ノヴァストラダマスになっちゃうかもしれないなあ。とりあえず、書くだけ書いてみよう。『夏からの新作ウルトラで、ルーブの続編が始まって、アサヒが主役になって、NOVAはハッピーになる』『愛染さんが帰ってきて、ルーブに対抗して、アイゼンボーグになる』『秋からはフルタンXも戻ってくる』 こんなところか」

晶華「フルタンXまで書く必要はないのに」

NOVA「なお、ジオウのウォズOPは面白いと思っている。やはり、ナレーションって本編から多少距離を置いて、上から目線の達観モードがいいなあ。ちびまる子ちゃんキートン山田みたいなツッコミ芸でもいいし。ただ、ウォズ一人だと寂しいので、白ウォズと、どちらがOPを担当するか言い争うとか、まだまだ遊べそうだよなあ。
「一方でルーブの後を継いだブースカさんは、一応ブースカがボケ役で、ペガがツッコミ役だけど、ツッコミがいまいち弱いので、もう少し冷静なツッコミ役が欲しいところ。ジードだと、実はレムかライハさんがツッコミ役として機能していて、ペガはなだめ役だったので、ツッコミにはなりにくい性格なんだよね。だから、コントとして面白くなるかはゲストキャラに掛かっていると思うんだけど、今のところ、ブースカのキャラを扱いあぐねている感じがする。ブースカが劇場の支配人設定で、本来なら物語のナビゲーター役なんだろうけど、物語の解説役にも向かない性格だし、今後どうしていくのかなあ、と気にしてる。今のところは、天然ブースカに振り回されているだけの苦労人ペガなので、ブースカのギャグが滑っているように感じる。まあ、大御所さまにツッコミ入れられるほどの傍若無人なキャラを考えるのも大変かもしれないが」


★次回予告


NOVA「結局、今回は予定していた総括記事とは別の記事になってしまったなあ」

晶華「まさかの、ビルドとルーブのOPコント総括記事になるとはね」

NOVA「ということで、この後の総括記事は、ハイラスに任せた」

ハイラス「何と。私に丸投げとは! 管理人の責任放棄でござるか?」

NOVA「お前がボケ役をやってくれないから、俺がボケ役になって、話の焦点がどんどんボケてしまうんじゃないか。だったら、真面目なお前メインで総括をやってみると、まとまりのある記事になるかもしれん。俺は、新世界に戻って、そっちの1月分の総括をしないといけない。だから、この場の仕切りはお前に任せた。必要なら、またリバTをアシスタントに派遣するが」

ハイラス「そ、それは勘弁して欲しい。触手プレイは趣味ではないでござるよ」

NOVA「では、そういうことで。永遠に、というわけじゃないが、今はひとまずアデュー♪」

(寄り道が加速しまくった挙句、真・総括3につづく)