★いろいろ延期なれど
リバT『私めは自由と解放を重んじる女神ですが、世の中が新型コロナのせいで制約されることを憂えるものです』
ダイアンナ「このアステロイド監視所は一種の安全地帯だけどね」
鉄太郎「タイガ映画は結局、公開日未定のまま一月が経過したわけだが、このままだと未公開のまま、先に映像ソフトが発売されそうな状況だな」
ダイアンナ「ルーブ映画のソフトは、いつ発売されたんだっけ？」
アスト「春のウルトラ映画は、毎年7月に出ているみたいだ」
ダイアンナ「とりあえず、東京を中心に緊急事態宣言が発令されて、いろいろと自粛要請が出ているそうじゃないか。映画館も休業を余儀なくされるとか」
鉄太郎「撮影も休止されることで、TVの放送スケジュールも5月以降は支障が出ると見られるな」
ダイアンナ「ビヨンド学園も休校になったりはしないのかね」
鉄太郎「ゼロが要請に応じるかどうかは微妙だな」
アスト「まあ、ウルトラマンや宇宙人が日本の法律に従わないといけない理由はないからな。変身前の人間体が日本人になりすましているならともかく」
ダイアンナ「それにしても、この一ヶ月、作者がここを放置していたのは癪だねえ。仕事で忙しかったという事情は分かるが」
リバT『一応、こういう予定で、あれこれ考えていたようですけどね。コロナでウルトラ映画が公開延期になったことで、スケジュールの立て直しを余儀なくされたそうです』
ダイアンナ「で、ようやく仕切り直そうという流れなんだね」
★新たな戦士ゼット
ダイアンナ「ともあれ、4月に入って、ウルトラの世界にも新たな風が吹こうとしているわけだ」
鉄太郎「うむ。まさか、ゼロに新たな弟子ができようとはな。しかも、例の青いマントは父がこっそり与えたものではなく、レオが授けたということが公開されたわけで」
ダイアンナ「まあ、父がこっそり授けたというのは、あたしの勝手な推測だったからね。真相は、師匠から授かったということだ」
鉄太郎「レオの奴、私に何の断りもなく勝手に」
ダイアンナ「というか、あんたがお忍びで、ここに来ているから、連絡の付けようがなかったんじゃないか？」
鉄太郎「おかしいな。ここにいるということは、きちんと伝えていたはずだが」
アスト「あるいは、別の世界の諸星弾さんに間違って連絡が行ったという可能性も考えられる」
鉄太郎「言っておくが、これは本物のセブンじゃなくて、パラレルワールドの別人だぞ」
ダイアンナ「それでもセブンはセブンだ。時代の旬になっているのは、永遠のヒーローって感じでいいじゃないか。メガネヒーローの諸星弾ってのは、格好いいと思うしね」
アスト「原作マンガでは、レオとアストラ兄弟をしばき倒して、兄貴分として尊敬されるに至ったとか、ウィンダムも出陣して、ずいぶんと重宝されている役柄らしいからな。主人公を鍛える先輩戦士の風格がばっちりらしいぜ。さすがはセブンだって感じで」
鉄太郎「そうなのか？ ウルトラ因子を持たないので、空が飛べないとか光線技が使えないとか、スーツ性能が弱いと聞くが」
ダイアンナ「ちゃっかり、チェックしているんじゃないか」
鉄太郎「そりゃ、原作セブンをモチーフにしたキャラということで気になるじゃないか」
アスト「例え、スーツの性能が高くなくても、中の人が自分を鍛え、武器を巧みに操ることでチームの司令塔、戦闘隊長として活躍する役柄だからな。実際、ウルトラ一族数多い中で、公式で隊長の称号を持つのは、父、母、ゾフィー以外にはセブンしかいないわけだし」
鉄太郎「まあ、それぞれ宇宙警備隊大隊長と、銀十字軍隊長、それに宇宙警備隊隊長と、宇宙パトロール隊MACの隊長だからなあ。タロウは隊長ではなくて教官だし、まだ悪堕ちから帰って来ないし」
アスト「ということで、来週から地上波放送されるアニメULTRAMANでもセブンの活躍に注目しようってことだ」
鉄太郎「うむ。甘ちゃん高校生の進次郎を鍛えるベテラン戦士として、諸星弾の活躍に期待するとしよう。少なくとも、この作品がコロナウィルスの影響を受けることはないわけだし」
リバT『ところで、ゼットさんとはどういう方なんでしょうか？ それも気になります』
鉄太郎「脳筋の熱血漢らしいが、私も会ったことはない。いつの間にか、警備隊員に登録されていたみたいだが」
アスト「割とウルトラの国の人物管理って杜撰というかガバガバなんだよな。いつの間にか子供ができていたり、知らない間に悪堕ちしていたり。ところで、ゼロさんの母親って誰なんですか？」
ダイアンナ「そう言えば、タロウの嫁さんだっているんだろうけど、ちっとも話題に挙がらないよね。タロウ嫁とウルトラの母との間で、嫁姑の抗争とか起こったりはしないのだろうか」
鉄太郎「そ、そういうプライバシーは、わざわざ地球人に知らせる必要もないだろうが！」
アスト「ともあれ、ゼットが始まったら、ダンさんやゲンさんにも出番があるかもしれないなあ」
鉄太郎「うむ。6月以降は、私も呼ばれて忙しくなるかも知れん」
★パグマイア他のTRPG話
ダイアンナ「ところで、パグマイアのシナリオ集が送られてきたんだが」
アスト「シナリオが送られて来ても、ガイド役以外には無用の長物なんだよな。確か、NOVAがこいつをネタにD&Dパグマイアをやると言っていたが、いまだ音沙汰なし」
リバT『最近、仕事の忙しい時期が何とかクリアしたそうですから、コロナウィルスで不安定な教育業の状況を鑑みつつ、そろそろ動き出すと思われます』
アスト「ゴブスレの方はどうなるんだ？」
リバT『それなんですが、最近、この雑誌も手に入れまして……』
リバT『ゴブスレについては、シナリオが一本載っているだけで、これといったサポートはなし。TRPGの新展開情報は、6月発売予定の次号を待つように、とのことです。ロードス新刊の情報も特になくて、今回はソード・ワールドの話が中心。あとはTRPG以外のマーダー・ミステリーがメインになっているようですね』
ダイアンナ「マーダー・ミステリー？」
リバT『簡単に言えば、殺人事件の犯人探しを題材にした会話劇ゲームってところですね』
触手キング「それよりも……吾としては暗黒神話TRPG『トレイル・オブ・クトゥルー』というのが気になるでごわす」
リバT『ああ、クトゥルフ番のキングさん。ようやく登場ですか』
触手キング「うむ。まさか、SNEがクトゥルフ方面に手を出すとは思わなかったぞ」
リバT『いや、まあ、クトゥルフに対抗すべく、ゴーストハンターRPGなんかを作っていたんですけどね。今回は新作ってことで、冬目前に出す予定の新作情報に力が入っているわけですよ』
ダイアンナ「翻訳RPGは、ウォーロックマガジンで分担するんじゃなかったのかね」
リバT『正直、GMマガジンがいろいろ手を広げすぎる感じがありますね。おかげで、ゴブスレやロードスが今回は蔑ろになっているような。まあ、ロードスは薬草師の技能ルールが追加されて、次回、いよいよグランドマスター待望の魔獣使いルールが登場するようですが』
触手キング「そういう話はコンパーニュでやれ。吾は何よりも、クトゥルフの時代キターと叫びたいものでごわす」
ダイアンナ「邪神を崇めるのは結構だけど、それで疫病が蔓延するのだけは勘弁願いたいものだねえ」
リバT『このタイミングで、TRPGにおける病気の扱いについて、記事書きするのは不謹慎ですかね』
ダイアンナ「どうせなら、薬の話をする方が良さそうだ。薬草師ルールなんてのもあるんだし」
（当記事 完）
