ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

当リプレイ初ダンジョン(ワンデルヴァー5話)

★久々のダンジョン突入話

 

 

ガイド役NOVA「マッスル太郎の方も第4部が終了したので、こちらも最初のダンジョンを攻略して追いつきたいと思う」

 

ハンター・バリー(アスト)「作者1人で、リプレイ2本を同時並行で書くというのは、大変だろうな」

 

NOVA「昔、コンピューターゲームのリプレイ記事を書いていて、一つのゲームを終わらないうちに、別のゲームを始めて、同時並行であれこれ手を広げた経験はあるから、できると言えば、できるんだけどな。昔のマンガ家さんは同時に何本も連載を抱えて大変だったと聞くし、その苦労を思えば、これくらいのことは」

 

ストレイ・アイアン(鉄太郎)「俳優や声優みたいな職業も、売れてる者は同時期に複数の役をこなして収録しないといけないからな。そこで大切なのは、作品ごとに自分の役柄を切り替えていくスイッチと、スケジュール管理の感覚だと聞く。自分をしっかり管理できない者には、フリーの仕事など到底務まらないということだろう」

 

NOVA「まあ、職業人だとスケジュール管理をしてくれる事務所とか編集さんとかがいますからね。こちらは趣味でやってるんで、自分のタイムスケジュールは自分でしっかり管理して、その旨を読者さんに伝えるのも自分の仕事だと」

 

アーティザン・ルビー(ダイアンナ)「前にダディーは、ここを週刊ペースにするって宣言していたな」

 

NOVA「ああ、4月23日の記事だったな。厳密には、週1回の連載ではなくて、どんなに間を空けても週1回は欠かさず書くって宣言だと思ってほしい。だから、タイミングによっては3日連続で書くこともあるし、前回は5月9日で今回は15日なので、ギリギリ週刊ペースは持続できている」

 

バリー「前回はダンジョンにこれから突入という流れだったから、すぐに続きを書くものだとばかり思っていたぞ」

 

NOVA「ああ、それなんだが、ダンジョン攻略に際し、リプレイの書式をどうしようかで悩んでいた。主に、ダンジョンのマップをどうしようかってことをな」

 

バリー「これまでのリプレイでは、どうしていたんだよ?」

 

NOVA「マップは掲載せずに、文章だけだったんだよ。ゴブスレは、シナリオがネットで公開していたから、ダンジョンマップに興味のある人向けに、シナリオへのリンクを貼り付けていた。マッスル太郎の場合は、霧の街のマップを地名と区画を表形式でつなげる形にした。さて、ファンデルヴァーのマップはどうしたらいいだろうか?」

 

シェパード・フリーダ(リバT)「シナリオに掲載されているマップを、写真に写して、画像をアップロードするというのは?」

 

NOVA「それは著作権に引っ掛かるらしい」

 

ガーディアン・モッサ(触手キング)「ならば、ガイド直々に手書きするというのは?」

 

NOVA「俺には絵心がない。プレイヤーに下手くそだとツッコミ入れられるのは慣れているが、ネットで公開された場所で、拙いマップを見せるのは気が引ける。何しろ、数学で円のグラフを描いていたら、座布団のようだと言われた男だからな。ダンジョンマップを描いて見せたら、一体、何と見間違えることやら」

 

バリー「だったら、マッスル太郎の霧の街みたいに線でつなぐのが妥当なんじゃないか?」

 

NOVA「まあ、それが分かりやすいと思うわけだが、ファンデルヴァーの最初のダンジョンは立体交差を伴う3次元マップだったりするんだ。線画で描くにしても実は難しい。これが初心者対応シナリオという時点で、海外のTRPGゲーマーの初心者というのは、どれだけ凄いんだ? と思ったり」

 

フリーダ「TRPGやD&D初心者というよりも、D&D5版の初心者と言うべきかもしれませんね」

 

NOVA「今さら断言するけど、ファンデルヴァー自体はそれなりに面白いシナリオだと思うんだけど、いざプレイしようと思えば、運用する際にダンジョンマスター泣かせなところが結構ある。それをリプレイにする際の苦労を少々感じているところだ」

 

★ファンデルヴァーの参考資料


バリー「つまり、お前にとってファンデルヴァーのマスタリングは少々手強いということか?」

NOVA「そ、そんなことはないぞ。プレイそのものは普通にできる。難しいのは、文章だけでリプレイにするという作業だ。プロなら、専属のイラストレーターさんやマップ書きさんがいてビジュアル的にフォローしてくれるが、俺はプロじゃないので、自分の文章しか武器がない。果たして、これでどう戦うかといった制約された悩みって奴だよ」

バリー「ネットのどこかに参考資料があればいいんだろうな」

NOVA「ないわけじゃないぞ。例えば、こことか、こことかは俺も割と参考にさせてもらっている。何なら、プレイヤーの君たちも参考にすればいい」

フリーダ「ネタバレ情報とかは気にしないのでしょうか?」

NOVA「ネタがバレていると感じたら、アドリブでマイナーチェンジぐらいはするし。というか、プロットを立てても、興が乗れば思いつきで寄り道脱線をして、今いる場所を見失ってしまうのが俺のスタイルだからな。多少のネタバレなんて気にしない」

バリー「それって、威張って言うことではないよな。気まぐれで予定を覆すことを気にしないってことだから」

NOVA「いや、予定に無頓着ってことではないぞ。守るべきスケジュールは割と守る男だし。ただ、変えた方がもっと面白いと判断すれば、多少のアレンジと辻褄あわせをするのもやぶさかではないってことだ」

ルビー「だったら、早く物語の続きを始めないか。前置きをいつまでもダベっているのは、大抵の読者にとって面白い記事だと思えないわけだし」

NOVA「う~ん。ところで、今度の6月に『バルダーズ・ゲート:地獄の戦場アヴェルヌス』ってタイトルのD&D新作シナリオが出るそうなんだ。さっき知ったので、その話をしたいんだけど」

ルビー「今するな。別の機会にしろ。さっさとダンジョン探検をさせろ」

NOVA「……はい、そうします」


★藪をつついて


NOVA「……ということで、君たち王立開拓団の善き犬面々は、馬の埋葬とか、ゴブネズミの足跡追跡とか、落とし穴を埋め直すなどの波乱万丈の冒険の果てに、いよいよゴブネズミの巣窟、正式名称『ギバ牙族の隠れ家』に到着したわけだ」

アイアン「ギバ牙族というのが、ゴブネズミの集団の名前だな」

NOVA「もちろん、キャラクターにはまだ知る由もないが、プレイヤーの面々は先に知っていても問題ないと判断した。どうせ、すぐに分かることだしな。さて、その洞窟の外見だけど、ちょっと待ってね。今から頑張って、絵にするから」


     ーーーーーーーーーー
    /   入り口    \
   /    中は暗い    \
  /              \
 /           l 渡 l   \
             l れ l
      ↑      l る l
      ↑      l 小 l~~~~~~~
   まっすぐどうぞ   l 川 l 普通の藪   l 
      ↑      l   l 怪しくない l
             l   l~~~~~~~
             l   l
    君たちの現在地  l   l

バリー「何だ、この明からさまに怪しい絵は?」

NOVA「言ったじゃないか。俺の描く絵は、ディケイド門矢士の撮る写真と同様、歪んじゃうんだって」

バリー「いや、確かに歪んでいるが、問題はそこじゃない。右側に書いているものだ」

NOVA「ああ、気がついたか。うん、この洞窟は中からちょっとした小川が流れ出しているんだよ。まあ、少し足を濡らせば渡れるぐらいの浅い川で、大して気にするほどのものじゃない。別に川の中に危険なピラニアなどが泳いでいる様子もないし、ただの背景描写と考えていいよ」

バリー「いや、川の話じゃなくてだな」

NOVA「大丈夫。川以外には特に気にすることのない普通のダンジョンの入り口だし。そのまま、まっすぐ進んで問題ないと思うよ」

モッサ「ガイドよ。バリーが言っているのは、川の右側の藪(やぶ)のことだと思うぞ」

NOVA「ああ、どこから見ても、普通の藪だね。全く怪しくないよ、本当に。ただの背景だと思って、気にする必要は全くない」

バリー「明らかに怪しいだろうが。どこの藪が『自分は怪しくない』って自己主張してるんだよ?」

NOVA「いや~、昔、洞窟の前の自然を描写しようと思って、茂みっぽい物を頑張って描いたんだよ。すると、何だか『煙みたいだ』とか『この洞窟は燃えているのか?』とか言われて、仕方ないから緑で色付けしたら、『ここには植物のモンスターが潜んでいるのか?』と疑われてしまって、やむを得ず、『ただの茂みです。気にしないで下さい』って記載する羽目になったことがあったわけだ。絵が下手だと、ただの茂みが怪しさ満点に見えてしまうんだなあ、これが」

フリーダ「つまり、ガイドはその藪が見るからに普通で、全く怪しく見えないと主張するわけですね」

NOVA「うん、怪しくないし。どこから見ても、ただの藪だし」

フリーダ「その普通の藪の奥に何かが隠れていないか、《鋭き観察眼》でじっくり探ってみます」

NOVA「仕方ないなあ。20面を振って」

フリーダ「16が出ました。判断力ボーナスを足して19」

NOVA「フリーダは、藪の向こうに隠れているゴブネズミの臭いを嗅ぎつけた。そう、見た目は怪しくないけど、よくよく観察すると臭いで分かるんだな。君たちは犬だし」

フリーダ「相手は何匹ですか?」

NOVA「2匹が藪の向こうに潜んでいて、君たちが近づいたら弓を撃つ構えをとっている。だけど、どうやら気づかれてしまったので、不意打ちは失敗だ。戦うなら、今から戦闘ラウンドを開始するけれど?」

モッサ「接近戦は挑めるのか?」

NOVA「川を渡って、藪を切り抜けないといけないので、斬りかかれるのは第2ラウンドからということになる。飛び道具を使うなら、すぐに攻撃できるけど、相手は藪を遮蔽にして撃ってくるので、DCボーナスが+2、つまり17になっている」

バリー「何てズル賢い連中なんだ」

アイアン「それでも斬りかかるとしよう」

モッサ「提案がある。1匹は生け捕りにして、洞窟の中の様子を尋問したい」

バリー「だったら1匹はオレの弓や魔法で落とすとして、もう1匹を接近戦で捕まえてくれ」

NOVA「では、イニシアチブからだな。こっちは9」

バリー「最高はオレの19からか。では、一矢で仕留める。オレのロングボウは+7も命中ボーナスがあるからな。(コロコロ)ダイス目は12、つまりDC19まで命中だ」

NOVA「バリーの放った矢は、スッと吸い込まれるように、藪の向こうのゴブネズミに突き立った。ダメージをくれ」

バリー「デカい目出ろ。おお、D8で6が出た。ダメージボーナス+3なので9点ダメージ」

NOVA「本当に一矢で仕留めやがった。まるでバリーじゃないみたいだ」

バリー「オレは飛び道具が得意なハンターだから、こっちが実力なの」

ルビー「あたしは待機しておくよ。呪文で攻撃してもいいけど、間違えてとどめを刺してしまう可能性があるからね」

フリーダ「では、私めに手番をください。基礎呪文のブレス(祝福)で、モッサさんとアイアン様を強化して差し上げます」

バリー「ブレスが基礎呪文かあ。クラシックD&Dだと、レベル2呪文でいきなりは使えなかったのになあ」

NOVA「時代は進化しているんだよ」

バリー「どうして、お前が威張っているんだ。とにかく、手番をフリーダに」

NOVA「割り込みはしない。ただのザコ戦で、いちいちフォーチュンのことを考えるのも面倒なだけだし」

フリーダ「では、前に出るお二人にブレス、ヒトの神の祝福を。攻撃ロールにD4ボーナスが得られますよ。ついでに、セービングスローに対しても」

NOVA「まあ、ザコネズミだからセービングスローが必要な攻撃は仕掛けて来ないけどな」

モッサ「では、川をザブザブ渡って、藪に飛び込むでごわす」

アイアン「同じく突撃だ」

NOVA「では、突撃してくる2匹に弓矢を放つ。狙いはモッさんで、命中は9。鎧に当たってカーンと弾かれた」

モッサ「そうそう、何度も鎧の隙間には刺さらんでごわす」

ルビー「じゃあ、最後は待機していたあたしの番だね。カードを掲げて、モッさんに女帝の加護を願う」

NOVA「そんな特殊効果はないはずだけど?」

ルビー「もちろん、ただのポーズさ。だけど、あたしが最後の手番になるので、次のラウンドの初めはあたしからモッさんに手番を回す」

モッサ「おお。では、ゴランド・テンタクルと叫んで、鎧に内蔵されていた触手鞭を放つでごわす」

NOVA「ゴランドアーマーにはそんな物も内蔵されているのかよ」

モッサ「当然でごわす。ダイス目は14に命中ボーナスが+5で19。触手鞭が絡みついて、ダメージは1+5で6点」

NOVA「残りHP1で生き延びた」

モッサ「悪いことは言わん。すぐに降伏するでごわす。さもないと、この触手であんなことや、こんなことをあれこれいたすぞ」

NOVA「ええと、ここは健全なTRPGブログを目指しているので、そんなことをされたらたまりません。ゴブネズミは顔面蒼白になって降伏した」

モッサ「よし、まんまと降伏させたでごわす。これよりじわじわと尋問してやろう」

NOVA「うひゃあ。尋問シーンを詳細に描写されるのを避けるため、今回はここまでで当記事 完です。ダンジョン探索リプレイの書き方をいろいろ模索しながら、次回に続く」