一応、当ブログ仕事記事の書き納め(?)ということで、総括しておきます。
前の記事で懸念していた保護者懇談会は、12月中旬につつがなく終了。
いやあ、過去の懇談経験で、これほど一つのトラブルもなく、きれいにまとまった懇談会はなかったです。たいていは何らかの不満材料や、手厳しい要望が出てくるものなのですが(おかげでカウンセリングとか、クレーム処理のいい勉強にはなったんですけどね^^;)、
今回は、どの親も、子供も満足しているようで、こんなに嬉しかった学期はありません。
で、年末は例年ですと、冬期講習やら受験生指導やらでバタバタするのですが、今年は久しぶりにのんびりできました。
何せ、立ち上げたばかりの塾で受験生は抱え込んでいないし(ほとんどが中1)、体力の都合で冬期講習は行わないことに決めたから。
幸い、帰省する家庭も多く、冬期講習をしないことに対する不満を表明する保護者もおらず、全ては順調。
冬期講習の代わりに、通常授業の時間帯を変えず、また冬休みの学校の宿題をきちんと教えることで、2学期の復習の代わりにさせました。
まあ、宿題を教えていると、やはり忘れているような穴がいっぱい発見できて、3学期の対策ネタをいろいろ考える材料になったのは収穫です。
昔は、「生徒が教えたはずのことをいろいろ忘れているのを発見すると、『オレの教え方が悪いのか?』とか思い悩む」こともしばしばだったのですが(これって教師が必ず悩むことです。その際に、自分を責める人、あるいは忘れる生徒を責める人など、いろいろ方向性の違いが生じますが)、
今なら、「『お、忘れていること発見。これは、いい復習ネタになるなあ』と楽観的に構える」ことができる次第。
むしろ「人間は忘れる生き物だから、忘れて当然」なんて、開き直っています。
「教師として、それでいいのか?」とツッコまれたら、「忘れていることに気付かせて、それをしっかり復習させる」のも教師の仕事、と割り切ったり。
当たり前のことですが、「忘れたことに気付いたのに、何もしない」なんてことはありませんしね(笑)。
ま、自分が目指させる生徒の方向性は、「何でも完璧に頭に詰め込んでマスターしている生徒」ではなく、「分からないことがあれば、即、調べることのできる生徒」ですから。
調べ方については、日頃から徹底的に指導しているつもり。
ただし、試験前はやはり、最低限、必要なことは覚えなければいけないので、「覚えてないところチェック」と、それに対する反復練習はしっかりさせることになります。
この場合、ポイントは「最低限、必要なこと」ということになります。
つまり、試験問題を予想することによる「的のしぼり方」。これを外してしまうと、目も当てられない結果になりますので、「試験範囲」とか「市販されている予想問題」とか「その学校の過去問データ」とか「生徒たちのノート」とか「試験前に渡された問題プリント」とか、手に入る情報はことごとくチェックして、ポイントや、仮にポイントを外された場合の保険のかけ方など、対策を立てる、と。
それも含めた、日々の授業計画になるわけですな。
この辺は、自分の学生時代の経験や、教師として問題を作る側の心理傾向、そしてボードゲーマーとして「ルールを読み込んで、自分のポイントをいかにして増やすか」の戦術分析(笑)など、いろいろ駆使して取り組んでいる、ってことで。
ほんでもって、今日から始業式、すなわち3学期のスタートです。
次のテストは、2週間後(冬休みの課題テストと組み合わさった中間テスト)です。
まずは、生徒たちに「今が試験前」という認識を持たせることから、ですね(笑)。
「先んずれば、人を制す」ってことで。