ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

大いなる陰謀の話

@黒幕出現

 

 

ダイアンナ「ついに、全ての悪事の元凶が表に出てきたみたいだな」

 

零斗「ああ。まさか親父が、あんな形でアンデッドを影で利用していたとは思わなかったぜ」

 

鉄太郎「まだ、その話を続けるか? 他人の空似だと何度言ったら……」

 

零斗「しかし、しっかり黒メガネをかけたりして、デュワッなんて言っていたじゃないか。正にメガネブラック」

 

鉄太郎「黒メガネは事実だが、デュワッなんて言ってない。今回は、『大いなる陰謀』の話ではないのか!」

 

アスト「『天王路理事長の大いなる陰謀』と言っても、話は通じるのですがね」

 

鉄太郎「アストくん、君までそういうことを言うかね」

 

リバT『まあまあ。ゴーグルブラック(他にダイナブラック、マッドギャラン)さんをトライアルBに改造して、BOARDを己の私欲のために利用していたブレイド世界の諸悪の根源メガネブラックは、メガネレッド鉄太郎さんのクローンだった、という設定にすればいいのでは? ブルービートさんと、ブラックビートさんの関係のように』

 

ダイアンナ「驚くほどBつながりだな」

 

零斗「ウルトラでBだと、ベリアルだな」

 

アスト「ギャラクシーファイト、次はベリアルが主人公の過去話か」

 

鉄太郎「そうそう。我々は、ライダーの過去話よりも、ウルトラの過去話に注目しないといけないんだよ」

 

零斗「どっちの陰謀も、要注目だな」

 

鉄太郎(しばらく、このネタでイジられそうだなあ……)

 

@ダイナゼノンの話


ダイアンナ「ところで、ダイナゼノンという企画が発表されたそうだが、ウルトラマンダイナとウルトラマンゼノンが融合合体でもしたのか?」



アスト「いやいや。関係ないと思うぞ。融合合体といえば、グリッドマンに出てきたゴッドゼノンとダイナドラゴンの融合合体と思うが」

ダイアンナ「う~む、ダイアナ・ジャックとアンナ・ブロシアの融合したあたしとしては、名前が似ている感じがして気になるんだよ」

リバT『ダイナも長谷川圭一さんがメインライターですし、何らかのつながりがお遊びであると面白いですね』

零斗「グリッドマンかあ。うちのミラーナイトから聞いたことがある。鏡の世界と、コンピューターワールドのハイパーエージェントは、何らかのつながりがあるみたいだな」



ダイアンナ「そうなのか? あたしも鏡像使いなので、その辺の話も詳しく聞かせて欲しいぞ」

零斗「また、そのうち機会があればな。オレはまだグリッドマンに会ったことはないが、同じ円谷時空だから、そのうちひょっこり知り合いになるかもしれないぜ。リブットのギャラクシーレスキューフォース辺りが人員をスカウトしてるって話も聞くし」

アスト「ダイナゼノンは怪獣型ロボットみたいだから、こっちとも共演したりすると、面白そうなんだがな」



零斗「そっちは東宝時空だからなあ。全くの無関係とまでは言わんが、時空の壁を突破するのは難しそうだ。幻星獣ライゼロスなんかは、ゼロって名前が入ってるから興味深いが」

リバT『そっちのシリーズも、原典のグランセイザーが村石監督つながりでウルトラと絡められそうなんですけどね』

アスト「流星人間ゾーンが円谷時空に登場するのと同じぐらいは困難ということだな」



鉄太郎「何だか、際限なく話が広がっていきそうだが、そろそろ話を戻さないかね」

零斗「そうだな。BOARDの理事長の話に……」

鉄太郎「そっちじゃなくて、タルタロスの方だ!」


@タルタロスの失墜と、レジェンド話


零斗「タルタル野郎のソフビか何かが出てないか、と思ったが、どうやら未発売のようだな。代わりに、伝説のヒーローを貼り付けておくぜ」



鉄太郎「ウルトラマンレジェンドの再登場によって、私を含む旧作ウルトラ戦士をレジェンドと称することに、いろいろと問題が発生するようになったな」

リバT『この用語は、元々、玩具関連に起因するみたいですね。レジェンドライダーとか、レジェンドウルトラという言い方は映像本編では使われていなくて、玩具のブランドのみでの用語っぽいです。つまり、玩具を集めている者や、映像本編を見ない者がそう言う傾向があるのですが、映像作品を中心にシリーズを追っている者には馴染みのない呼称になると思われます』

ダイアンナ「確かに、スーパー戦隊の劇中でレジェンド戦隊という言い方は、ゴーカイジャーで定着したけど、ライダーやウルトラの作品内では用いられないみたいだな」

アスト「ライダーではディケイド以降、ウルトラではギンガ以降に、旧作キャラをコレクション的な商売の材料に多用するようになり、そこから、いわゆる『レジェンド商法』という言葉も生まれた。それを称して『財団Bの陰謀だ』という声も」

零斗「財団B。やはり、BOARDの理事長が影で?」

鉄太郎「もう、そのネタから離れろ! ジープで追い回すぞ!」

零斗「おっと、師匠がトラウマになるほどだからな。伝説のジープ修行は勘弁願いたいぜ。とにかく、ウルトラ界隈で、レジェンドという言葉を使う場合は、慎重にってことだな」

リバT『あくまで、それが玩具用語ということをお忘れなく、ということですね。用語という点で「ないわけではないけど、ファンの一般語ではない。玩具フリークのみの専用語という認識」であれば、と』

アスト「例えば、ガンダムファンでは旧作MSをレジェンドと呼んだりはしない。何故なら、レジェンドガンダムという機体があって、単純に紛らわしいから。その作品世界で、どういう用語を使うかは、ファンの間での暗黙の了解というものがあって、言葉の使い方で相手の背景や世代、知識レベルがはっきり見えて来たりもする。
「少なくとも、ちょうどウルトラマンレジェンドが話題になっているタイミングで、違う意味でレジェンドと言ってしまったことは『使い慣れない者が、用語の背景事情を踏まえないままに、にわかファッション=何となく格好良さげだから、通っぽいから』という安易な理由で、時期悪く使ったように見えるかな」

ダイアンナ「もちろん、話し手が玩具コレクターで常日頃からそういう呼称に慣れているという背景持ちなら、使うのもありかもしれないが、ウルトラマンレジェンドというキャラの再登場で、安易な使用を見直す必要も出て来るだろうさ」

零斗「呼称をどうするかは、ファンとしての意思疎通の問題だからな。現役でウルトラマンを追っている者なら、『ウルトラマンレオ』をレオ師匠と呼ぶことで、作品世界への親近感を示すし、作品タイトルのレオと、個人名としてのレオ師匠を言い分けることも普通。オレのことだって、登場初期はゼロと呼び捨てが普通だったけど、その後、時期に応じて、ゼロさん→ゼロ師匠と、ファンからの呼称がリアルタイムで変化していく。そういう呼称にも、共通の価値観や作品への接し方が表れるから、こればかりはにわか勉強だと、露骨にギャップが生じてくるわけだな」

アスト「内面が追いついてないのに、用語だけ適当に飾ってチグハグが目立つと、マニアにはそれがはっきり分かってしまうということか」

ダイアンナ「とりあえず、ウルトラ世界の話をする際に、レジェンドはコスモスとジャスティスが融合合体した最強レベルのヒーロー名で、歴代諸先輩キャラをまとめてレジェンドと呼称するのはあくまで玩具用語、という認識で納得していよう」

鉄太郎「私も、自分をレジェンドだと言われてしまえば、『レジェンドとは元来、死んだ者に対して使われる呼称であって、まだまだ現役で活動している者に使うのは失礼だろう』と主張するぞ」

アスト「まあ、『生きる伝説(リビング・レジェンド)』という言葉がある以上は、本来、死んだ人扱いなんでしょうね、レジェンドって言葉は」

鉄太郎「引退して、世間からは消えた、という意味もあるんだろうがね。ただ、ウルトラ主人公役者は、ライダーや戦隊と違って、今のところ全員が健在なんだ。役者として引退した子はいるけど、訃報と言えば、声優さんぐらい。もちろん、この後で星に還る者も出てくるかもしれないが、現役で活躍している人に安易にレジェンド呼ばわりして欲しくはないものだな」

リバT『自分では敬意を表しているつもりが「謙譲語を相手の動作に付ける」のと同じで、知識の土台がないと、却って失礼に当たることもあるわけですね』

零斗「コメント欄で『不覚にもリブットを知らない』と言った件についても、そうだな。普通、『不覚にも』という言葉は『できて当然、知っていて当然の簡単なことを、うっかり間違えた、失念した』場合に使う日本語だと理解している。まあ、Z辺りが間違えて使ったりもしそうだが、簡単なことをミスった時に言うんだ」

アスト「NOVAの野郎が、最近、ゴメスを見て、アーストロンと誤認し、直後に、やっぱりギーストロン? と言ってしまって、結局、ゴメスだったとツイッターでリアルタイムに呟いた件は正に不覚だったな」

リバT『ウルトラマニアの自分が、まさかゴメスを誤認するなんて……と赤面し、身悶えしていたそうです』

アスト「で、その後、デマーガを『名前だけ知っているけど、よく認知していない』ということを恥ずかしく思い、調べ直したという話も聞く」

零斗「デマーガか。確か、Xが最初に戦った怪獣の名じゃないか?」

アスト「おお、さすがはゼロ師匠」

零斗「そりゃ、いろいろウルトラ紹介番組のナビを務めるとあっちゃ、予習復習ぐらいしっかりするさ。オレはウルトラ学校なんて大したものは出ちゃいないが、師匠から教わったり、仲間や先輩、後輩からの耳学問と自分の体験で、どんどん吸収して来たからな。まだまだ現役で、引退なんてしてられないぜ」

リバT『1号怪獣は有名になりやすい反面、最終話の怪獣と違って、その回は何よりもヒーローの紹介にスポットが当たるので、存在が喰われるという可能性も大きいですね』

ダイアンナ「あと、ダディーは書籍で復習タイプの学習方法だからな。ミスして、恥ずかしいと思って、納得いくまで調べ直して、ようやく安心するようだ。つまり、ミスってからが学習の好機ととらえるわけで、たぶん『溶鉄怪獣デマーガ』とノートに10回書いて、『太平風土記に、天目亜牙として記されている』とか、『ツルギデマーガ』『カミソリデマーガ』『サイバーデマーガ』という派生怪獣も調べて、『うおー、田口監督のデザイン怪獣だったのか~。監督すみません。この度、しっかり認知しました』とか頭を下げて、『よっしゃー、これでデマーガを印象に留めた。テストに出たら、しっかり答えてやるぜ。次に会ったら覚えておけよ。お前の顔、二度と忘れんからな!』と心の夕日に向かって叫ぶ光景まで想像できた」

零斗「司令って、そんな勉強をしているのか?」

リバT『あくまで一例ですね。最近は、キラメイジャーの邪面獣の素体ヒルドン、リガニー、シェルガ、バスラ、ダガメス、ゴモリュウの6タイプを「昔だったら、しっかり全部覚え込んでいたんだけどなあ」と思いつつも、「いや、今からでも遅くない。ばっちり覚え直して、博多南さんに負けないサポーターの星になるんだ」とか言っていたみたいです』

アスト「番組があと2ヶ月で終わるのに、今からだと遅いだろうが?」

ダイアンナ「まあ、時空魔術師というのは、過ぎた時間の記憶も大切に留めるのが生業らしいからな。『早い遅いは問題じゃない。思い立ったが吉日。過去を未来につなげる想いの強さが大事なんだよ』とか言ってそう」

零斗「なるほど。その想いの強さがあるからこそ、レジェンドを甦らせてタルタル野郎に負けない力を発揮できるってわけだな」

アスト「いや、別にNOVAがレジェンドさんを復活させたわけじゃないだろうが」

零斗「誰も司令個人の想いだなんて言ってないだろう。この世界には、司令みたいにレジェンド復活、ついでにゼノン再登場を熱く願った人々の想いがあったからこそ、ギャラクシーファイトでまずはタルタル野郎を撤退に追い込めたんだぜ」

ダイアンナ「本当に、レジェンドさんの顔を見た途端、『ヒエーーッ、こんなの勝てん』と一目散に逃げたからなあ、アブタロスさん🪰」

リバT『まるでゲッターエンペラーやマジンガーZEROに睨まれた、ミケーネ闇の帝王の如しですね』

零斗「レジェンドの力さえあれば撤退に追い込めるって分かったわけだ。だったら、2体合体以上の力、例えば3体合体のウルトラマンサーガの力なら十分対抗できるってことじゃないか?」



アスト「サーガって、確かゼロさん、ダイナさん、コスモスさんの3人で融合合体したんですよね」

ダイアンナ「どっちもコスモスが関係しているのか。すると、コスモス、ゼロさん、リブット辺りが融合合体するといいかもな」

零斗「そういうのは後のサプライズに取っておこうぜ。とにかく、今はリブットに話を戻すとしよう」


@リブットと知識の価値


リバT『リブットさんの国内デビューは実質、昨年なんですね。その前の2016年辺りから海外ウルトラマンとしてちらほら紹介されていましたが「知る人ぞ知るレアキャラ」扱いで、知っていて当然、という存在ではありませんでした。知らないから「不覚」と恥に思う必要はないわけです』

アスト「ええと、例えるなら、どれぐらいの認知度なんだ?」

リバT『さあ。「ウルトラセブン第12話のスペル星人の回」を見たことがあるかどうか、ぐらいじゃないでしょうか?』

アスト「……そいつはレアだ」

リバT『ちなみに、グランドマスターNOVAは見たことがあるそうです。旧友がダビングしたのを贈ってくれたそうで。今では行方不明になったらしいですが』

ダイアンナ「もしかして、スペル星人の秘密漏洩の件で当局から消されたのか?」

アスト「当局って、どこだよ。だったら、今ここでスペル星人の話を見たと暴露されたNOVAもヤバいってことにならないか?」

鉄太郎「まあ、確かに、スペル星人は伝説、レジェンドと言っても過言ではないだろうな。『遊星より愛をこめて』入りウルトラセブンBlu-rayが発売されたら、マニアはこぞって買うかもしれないが」

零斗「ただ、スペル星人はマニアの話のネタとしてレア度が高いというだけで、『スペル星人、何それ?』って言われるほど、認知度が低いキャラでもなかったんだ。見たことはないけど、昔ながらのウルトラファンは話を聞いたことがあるぐらいの存在。一方、リブットの奴は去年までは本当に『誰それ?』という認知度で、去年の秋に初めて認知した人も多いみたいだな。しかも、ネット配信動画や書籍情報でウルトラ作品を追いかけていないTV放送のみのファンは、今なお知らなくて当然という」

リバT『知識で言うなら、三角関数に正弦定理、余弦定理があることは、高校の授業で普通に習いますが、正接定理があることは数学の専門教育の世界に足を踏み入れないと分かり得ない情報。その程度に、リブットの認知度は低かったということですね』

ダイアンナ「三角関数というものはよく分からないが、リブットを知らないことを『不覚』と言うのは、表現としてどうだろう? ということか」

零斗「そんなことを言う人間は、『ずっとウルトラを追っかけてきて、ほぼ全てのウルトラマンを認知している人間』か、『リブットというキャラのレア度を認識していない人間』か、そもそも『不覚という日本語の使い方を正しく理解していない人間』だろうな」


アスト「まあ、コメント主は『知らないということにコンプレックスを感じている人間』らしいから、実情以上に自分は物知りだと見せたがる傾向があることはよく分かる。もちろん、誰でも多少はそういう面があるわけだが、自分が話題にしている知識の価値が自分で判断できないレベルの初心者だと、『薔薇という漢字が書けるのに、桜という漢字が読めない』というようなチグハグさを露呈しまうわけだな」

リバT『三角形の内角の和が180度であることを知って喜んでいる小学生が、自分は三角形マスターだと思い込んで、三角関数の問題に苦戦している高校生に、そんなの簡単さ、と言うようなものですかね』

鉄太郎「『サイン30度イコール2分の1』だけを覚えて、それを言えば、頭が良さそうに見てもらえると錯覚している小学生かな」

ダイアンナ「で、それって、どういう意味? と聞いても答えられないレベルの勉強ってことか。ところで、サイン30度って何だ?」

アスト「お前、知識系キャラじゃなかったのか?」

ダイアンナ「知識系だぞ。だけど、何でも知っているわけじゃない。零斗さんと同様、高等教育なんて受けてないから、アカデミックな分野は専門外だ。三角関数が宝石のカット角度に関係するなら、今からでも喜んで勉強するが」

鉄太郎「土地の測量で地図を書いたり、弾道計算など力学関係では必須知識だがな」

零斗「って、親父、どうして知ってるんだよ?」

鉄太郎「恒点観測員には必要な知識だからな。お前は現地の地図を書いたりしないのか?」

零斗「そんなの書いたことねえよ。何となく、イージスの導きのままに、ギューンと飛んで、ここだと思ってパッと出たら、大体は目的地に着くんだ。たまに、遠回りする時もあるけどな。それに仲間がいれば、そういうのはジャンボットとかがやってくれる。ミラーナイトの奴は緻密そうに見えて、意外と方向音痴なんだがな」

ダイアンナ「鏡使いだから、入射角とか反射角の計算は得意そうだけど、あまり三角関数は関係なさそうなんだよな。よく分からないけど」

リバT『とにかく、断片的な知識をどこかから拾ってくるだけでは、話に辻褄が合わないってことですね。個人の経験にもよりますが、知識ってものは積み重ねの要素も大きいですから、「ある知識を知っているのに、別の関連知識の土台を知らない」ことで、容易く付け焼き刃のメッキが剥がれてしまいます』

アスト「あと、知識の欠如を指摘されて、『自分は無知じゃない』と証明したいために、『場に求められていない、関係ない知識を披露して無理矢理プライドを満たそうとする行為』に走るのもどうかと思うな。その場で何が求められているか、ということを外して独り善がりに走ると、場から排除されてしまうのがオチだ。地球環境が自分に合わないからといって、自分が生活できるように『大量の炭酸ガスをばらまく環境破壊生物』は、現地の生物にとっては排除すべき敵だからな」

零斗「時空改変を目論むタルタル野郎が何を考えているか分からないが、オレたちのウルトラ時空を勝手に書き換えようとする輩は、このオレが絶対にぶっ倒す。まあ、司令のブログ時空は、司令が何とかするしかないんだろうがな」

鉄太郎「一つ補足しておくと、私の公式年齢は1万7000歳(資料によっては1万9000歳)とされているらしいが、これは昭和時代から令和の今まで固定された設定だ。ゼロの年齢が5900歳とされていて、メビウス放送時期はゼロの存在は地球人に認知されていなかったために、そこから何千年も時間が過ぎ去ったと解釈するのは、変だろう。そういう解釈なら、私の年齢が2万歳を超えるように修正されていなければならないわけで。
「素直に考えるなら、ゼロは私が1万1100歳(あるいは2000歳加算)の時に生まれた子で、地球で私が活躍していた時にはすでにゼロは生まれていた。アンヌとの思い出は浮気だったとか、いろいろ穿った見方もできようが、そういう年齢設定は『昭和時代の書籍資料のお遊びに、ツギハギしたもの』でしかなく、そもそもウルトラの星の1年が地球上の1年に相当するものかどうかも不明な現状で、そこを考えの基盤にするのはどうかと考える。
「少なくとも、映像作品を作る人間が、どこまでそういう設定に基づいて物語を構築しているかも不明だし、使える部分は使う、矛盾する部分は曖昧にスルーしながら、極力、整合性は保つようにする。与えられた設定に基づいて、勝手に二次創作のネタにするのはファンの自由だが、それで公式設定を覆すのは遊びの域を越えている。そういう二次創作の設定の良否を判別するのも、ファンの知見によるものだと思うが、メビウスとゼロの間に数千年経ったという説は、あくまで公式二次創作(書籍資料)の上にファンが独自解釈を加えた妄想設定になるであろうことは理解した方がいい。それを知識の土台と思っているなら、勘違いも甚だしい」

零斗「もちろん、平行世界理論を言えば、ある程度は何でも説明できるんだがな。そもそも、公式セブンの歴史だけでも、『セブン→平成セブン』の歴史と、『セブン→レオ→メビウス→ゼロ以降』の二つに分かれて、そこに『セブンX』をどう当てはめるか、とか、ファンごとの解釈意見がまちまちだと言うのによ」

リバT『ウルトラ世界に、本格的に平行世界理論を持ち込んだのは21世紀に入ってからだと考えられますが(萌芽はそれ以前に散見されるにせよ)作品世界内解釈と、シリーズの歴史と、相互の影響の与え合いと、いろいろ複合させて考えないといけないものを単純に分かったつもりになってしまえば、愚かだと言わざるを得ませんね』

ダイアンナ「物を知らない人間は、自分が分かりやすい単純なものをあっさり信じ込み、騙されやすいということだな」


@知識と、楽しむことの是非


リバT『ところで、これはエンタメ全般に言えることですが、エンタメの価値は楽しめるかどうかが何よりも重要であって、背景設定やシリーズとしての奥深さ、関連知識の数々は、副次的要素でしかないということですね』

アスト「年季の入ったファンは、今あるものと旧シリーズの設定をあれこれ比べて、自分の中のウルトラ脳内百科に組み込むのを楽しみの材料とするが、別に知識人ぶって論争でマウントを取ることを楽しんでいるわけでは、必ずしもない。純粋に自分の中の引き出しが増えることが楽しいし、自分の好きな物が忘れられることなく、若い世代にも引き継がれることが楽しいし、自分の知っていることが無駄にならずに脚光を浴びるのも楽しい。そして、それを肴に、同好の士と楽しさを分かち合えることが嬉しいんだろうな」

ダイアンナ「要は楽しめば勝ちだってことか」

アスト「逆に言えば、『作品そのものを楽しんでもいないのに、外から知識だけ仕入れて、知ったかぶりの発言を言い放つ輩』はファンとしては所詮、異分子でしかない。作品を鑑賞せずに知識だけ仕入れて、本当に楽しんでいると言えるのか? 音楽を聞かずに、作曲家の作風とか生涯を書籍で読んだからと言って、音楽のファンと話が噛み合うのかってレベルだ。ベートーヴェンを好き、という人間が、ベートーヴェンの曲で何がいい? と聞かれ、とりあえず『英雄』と答えてみるものの、そのフレーズを口ずさむことすらできないのでは、とても共感はできないだろう」

ダイアンナ「まあ、その道に造詣の深い人間は、いろいろな物を見たり聞いたりしているから、自分なりのジャンルベスト3なんかを持っていたり知っていることをあれこれ語りたくなるし、それを同程度の知識と熱意で受け止めてくれる相手が欲しくもなる。そして、相手と自分の共通基盤を確かめ合いながら、ちょっとしたズレも双方の個性として、互いの通ぶりを称え合ったりもできる。自分の趣味への理解者を、リスペクトし合える関係だな」

零斗「ウルトラファンであれば、推しウルトラマンの明示とか、相手の推しが分かれば、それに敬意を示すのもマニアの礼儀だし、それぞれの良さをリスペクトし合う。まあ、狭量な輩なら、『相手の推しの悪口を言うことで、自分がマウントを取る』ような振る舞いを取りがちな者もいるだろうが、シリーズ物の許容範囲の狭さは、ある程度の年を重ねれば大人気ないとなるんじゃないか」

リバT『「ネクサスは暗いから俺の性に合わないな」「何、言ってるんですか。あの暗さが他にない魅力です。ナイトレイダーズも格好いいじゃないですか」「しかし、ダークザギがチームに紛れ込んでいるからな」「いやいや、あなたの推しのZ様も、ジャグラス・ジャグラーが隊長じゃないですか」ジャグラーは面白いからいいんだよ」「良くないでしょう。ウルトロイドゼロを盗んで、何をするつもりですか!?」「気になるよな」「気になりますね」「じゃあ、次回も見ようか」「もちろん見ますけど、ジャグラーがダークザギみたいなラスボスになったら、ネクサスの良さを認めてくださいね」「お前、そこまでネクサスにこだわるのかよ」「ネクサスはぼくの青春ですから」

ダイアンナ「あまりリスペクトし合ってないみたいだが、こういうのもありなのか?」

アスト「まあ、お互いウルトラ作品を実際に鑑賞して、知識は共有しているみたいだからな。作品に対する好みの違いはあれども、作品鑑賞という共有経験を確認し合っている時点で、ファンとしての信頼関係はあるんだろう。後は、二人の人間関係だけの問題で」

零斗「ネクサス=暗いというのも間違っちゃいないしな。それを長所と考えるネクサスファンの切り返しも見事だし、作品カラーを理解しつつも、だからこそ好き、というのは、なかなかの通と見た」

鉄太郎「暗くてシリアスなのが好きという者もいれば、陽性の作風が好きという者もいるし、その辺の好みは人それぞれってことだね。初代マンの大らかな怪獣ファンタジー路線と、セブンのクールなハードSF風味と、ジャックのスポ根青春路線と、エースの光と闇の対決路線と、タロウの昔話ファンタジーと、レオの終末予言と涙の特訓成長譚と、昭和2期まででも個々の作風の違いがあるし、各人のこだわりがあって、最終的にはどのウルトラにもそれぞれの魅力があるわけだ。好みの差はあれ、知らないよりも知っている方が、多面的な物の見方ができるし、そこを軸に後続の作品も解釈できる」

アスト「知識の量は、今、現役で放送されているものを見たり、配信されているものに接して追いかける姿勢を示すだけでも十分なんだがな。そういう様子すら見せずに、公式でもないところで適当に拾ってきた知識だけで分かったようなことを言ったりするのは、『ファン相手に共通の基盤すら持とうとしない不誠実な態度』だと思うよ。時間が足りなくてどうこうとか、できない理由を挙げてくるが、そんな個人的な事情を訴えられても『それはお前の問題であって、こっちが斟酌してやる話ではない。大事なのは、共にその話題で楽しめる相手かどうかという一点だ。それができないなら、わざわざない時間を割いて、他人の楽しみに余計な茶々を入れてくるんじゃねえ』ってことだな」

ダイアンナ「TVやネット環境さえあれば普通に見ることができるものを見ないということは、作品ファンではない。まあ、他を優先ということかもしれないが、ダディーが一番優先しているのは、特撮ヒーロー番組の視聴であって、その次にロボットなどのSFや異世界ファンタジーソード・ワールドゴブリンスレイヤー、D&D派生作などのTRPG、必殺などの時代劇だけど、好きなものはその都度、ブログ記事に書いてある。ダディーと話をしたいなら、その記事内容にコミットするのが客人としての節度であり、それ以外の『自分の興味や作品感想を無軌道にコメント欄で披露するのは、客人としてのマナーに反する行為。他人のブログのコメント欄を私物化するという荒らしの所業であるという事実』は弁えた方がいいだろうな」

リバT『「自分が書きたいことがあるが、どこに書いたらいいか分からないので、適当に屁理屈こねて、強引にコメントに書きました」という趣旨の前書きを何度か見かけましたが、ブログ主として、これほど腹立たしいことはないのですね。「お前の記事内容など知ったこっちゃない。オレはオレの書きたいことを書く。オレの話を聞け。お前のブログにコメント入れてやったお客さまだぞ。さあ、読んで、オレの相手をしろ」という態度が露骨すぎて、口調は丁寧でも、相手の意向を無視した傲慢な態度が明らかですから』

アスト「ブログの客人ということは、何よりもブログの読者ということだよな。ブログ記事の話題に関するコミュニケーションをとるのが、コメント欄の目的であって、話の展開によっては多少の逸脱も許容範囲かもしれん。だけど、『ブログ主の記事話題とは直接関係ない、手前勝手な話を始めるのは、常識外れのマナー違反』だろう。ブログ主とコミュニケーションを取りたいので、ウルトラの世界に改めて入門したいということなら、まだ話は分かる。ただ、ブログ主はコミュニケーションギャップにわずらわされないため、現在進行形の話の土台として作品視聴を薦めているわけで、そこに踏み込まないのなら、そもそも話が噛み合わないのは明白である。物語を味わって、楽しんでいる人間でないのに、物語の話を楽しくすることは困難だろう? まあ、すでに知識の蓄積があって、昔話だけで十分に盛り上がれる意思疎通がとれているならいいんだが、そうでもなさそうだしな」

リバT『で、TRPGでもダメ、ウルトラでもダメ、スパロボでもダメ、必殺でもダメ、と、要するにグランドマスターNOVAの興味分野に関して、リアルタイムで楽しく話が展開できそうにない(その主因は、時間面と金銭面で作品を追えないから知識の更新意欲に欠けるのと、何かと作品の粗探しをしがちで素直に楽しむことのできないネガティブ性格が主因。相手を楽しませるエンタメサービス精神に欠ける上、自分自身が楽しめないとしばしば嘆く癖があって、要するに楽しい話へのノリが分かっていない)ので、あの手この手でコミュニケーションを図ろうとしつこく挑戦しているみたいですね』

ダイアンナ「で、車田作品、キン肉マンハルヒと、自分が話せるネタを提示して、コメント欄で(ブログ記事とは関係なく)話題を振っては、
不用意にキャラの悪口を言ってしまっては相手の逆鱗にしょっちゅう触れたり(そういうネガティブな方向で相手を怒らせる才能はある。バツ技能?)、
何かと白ける予想をしてしまって後処理もろくにしなかったり(どうも話を盛り上げるセンスの問題? たとえ当たらなくても、そうなれば面白いなあという予想なら話のネタとして盛り上がるんだけど、仮に的中した場合、話がつまらなくなる方にばかり予想してしまうのは、エンタメ精神の逆張りにしか見えないんだけど)、
その場で求められていない作品批評をしたり(わざわざ他人のブログのコメント欄でする行為じゃないよね。ブログ記事で論評しているからといって、張り合うように自分も話題に関係ない別作品を論評していいってことじゃないから。そういう虫が湧き上がったら、自分の管理する場所で誰にも迷惑をかけないようにしよう。どうしても読んで欲しいのなら、無理やり相手のコメント欄で否応なく読ませるのではなく、「興味があれば読みに来て下さい」と控えめに自分のところに招待するぐらいが作法だ。つまらない批評も、自分でしっかり管理した場で、考えを整理する習慣をつければ、だんだん体裁が整ってくるかもしれない。他人に、自分の感想を評価してもらおうとするのではなく、まずは自分の練習場を自分で維持確保しよう)、
「挙句の果てに、親しい人間へのメールであるかのように、今日の自分の行動を報告して、『ハルヒの新刊を読んだので感想書きます』などと書いて、プライバシーダダ漏れ、さらにハルヒの話題なら喜んでもらえるかのような、とんだ勘違い。別にダディーはハルヒのファンじゃないし、ブログ内検索をしてもらえば分かるように、ハルヒの話題など、ほぼない。ラノベ専門の研究家なら読むべきバイブルかもしれないけど、ハルヒが流行ったのは、そっちジャンルからダディーがほぼ足を洗っていたタイミングだからなあ。ダディーはことさらラノベを見下しているわけではないけど異世界ファンタジー中心で、興味の方向がズレていることは、いい加減、理解して欲しいわけだ」

リバT『グランドマスターNOVAのハルヒ観については、こちらの記事でチラッと触れているので、参考までに』

アスト「本当にチラッだな。どちらかと言えば、流行りものとして、おおよその理解はしているつもりだけど、自分が好んで踏み込みたいジャンルとは考えていない。畑違いだってことか」

ダイアンナ「それを理解していないということは、コメント主って本当にダディーのことを知っているつもりで、分かっていないってことだよな。何を言ったら怒らせるかとか、何を書いたら興味を持ってもらえるかとかいろいろメールで話し合ったはずなのに、驚くほど理解してもらえていなくて、この10年以上のコミュニケーションは何だったんだ? と思うばかりだ……とダディーの嘆き声が聞こえてくるよ」

アスト「『人は自分を理解してくれる人間に心を許す』という考えがあって、まあ、相手のツボを理解したり、自分のツボを示したりしながら、コミュニケーションは深まるものなんだが、どうしても他人を理解できない自分本意の人間っているものなんだな」

リバT『他人と自分の考え方の違いを受け入れることができず、「自分が好きなもの、知っているものは他人もそうだ」「自分が嫌いなものは誰にとってもそうだ」的な、自分と他人の境界線が相変わらず見えていないのかもしれません』

アスト「オレは心理学者じゃないから断定はできないが、『人は100%相手を理解できないけど、ある程度までは理解し得る。そのある程度で関係性を留めていれば、程よい付き合いができる』し、『無理解のギャップも多少は埋めることもできるが、それには双方の苦心と努力が必要となって上手く橋を構築しなければならない。そこに無頓着で、境界線ギャップの存在を認識しなければ、踏み越えた瞬間に崖下に真っ逆さま』って感じだな」

鉄太郎「生きてきた経験の違い、磨き上げたセンスの違い、所属する文化の違いなど、人はいろいろとギャップを抱えているものだが、共に楽しむためには、何らかの共通基盤を見出だすことが肝要だと思うね」

リバT『それこそが共同創作の「ラーリオス」だったわけですが、グランドマスターにとっては「ラーリオスの共同創作者としての立ち位置以上の価値」を相手に認めていなかったというか、そこが付き合いの原点であり根本的な理由だった、と。コメント主がその原点を捨ててしまったために「付き合う理由がなくなった」のに、改めて「その理由の構築を模索しては、失敗し続けている」状況ですね』

ダイアンナ「ラーリオスの経験は、花粉症ガールの物語に結実して、今のダディーのブログ展開に流れている。一方で、相手側は何をもって自分の生きている証にしたいのか。ダディーを楽しませる何を持っているのか。それとも、ダディーの楽しみを邪魔するだけでしかないのか、などなど、自分の行く道をしっかり見据えないといけないだろうね。少なくとも、ダディーは彼などいなくても、自分の楽しみは自分で追求しているし、それは彼と出会う前からの方向性の延長であることは、サイト創設20周年を振り返っても明らかだ」

リバT『そうですね。グランドマスターにとっては、この20周年というのは、非常に大きな節目だったわけで、現在、ネット上で付き合いのある人には全て表明して、それぞれ「お祝いの言葉」を頂いて、今後の付き合いの起因にしたわけです。他人の祝い事に「おめでとう」と言える間柄というのは、人付き合いの基本だと考えます。もちろん、「祝いの言葉」なんてものは気持ちですから強要されるべきではありませんが、普段から付き合いのある人間なら「この間、誕生日やってん」「おっ、おめでとう。何歳なったん?」とやりとりできるわけだし、サイト主としては「サイト創設20周年と伝えているんだから、現在交流のある関係者からは何らかのリアクションが欲しい」という人情は当然あるわけですよ』

アスト「そういう場面で、誰がどのタイミングで祝辞を述べてくれたかは今後の人間関係継続の上でのバロメーターとか、気遣いができることの表明とか、いろいろ感じ入るものもある反面、たびたびコメントを入れるにも関わらず、そういう人情の機微を解さない、空気の読めない、しかも迷惑行為ばかりの客人に対しては、『本当に何なんだろうな、こいつ。こいつにとっては、NOVAとの関係継続はひたすら独り善がりなコメントにレスを付けるだけの都合のいい機械人形でしかなく、相手の気持ちなんて本当にどうでもよくて、自分の都合の押し付けしかしない自己中丸出しなどうしようもない奴なんかな』と、オレなら考える」

リバT『もちろん、そういう重要情報を知り得なかった、認知していなかった、その場にはいなかったということなら仕方ありませんが、この記事とかこの記事にコメントを入れているわけですからね。その言い訳はできません』

ダイアンナ「気付かなかったということなら、2回とも記事内容をきちんと読んでいないということだからな。しかも長文の中に紛れてしまったのではなく、最初の数行の前置き文章で、何度も触れているにも関わらず、気付かなかったとしたら、鈍感ここに極まれりだし、気付いていて『おめでとう』の一言も書けないほどブログ主との仲が冷えきっていると自覚するなら、まあ、そういうことだな。ブログ主としては、『せっかくの関係修復のチャンスを無駄にしおってからに。もう救いようのない奴だ』と思っているんじゃないかな」

零斗「オレは部外者だから細かいことには口を挟まないが、『レオ師匠が昔、ウルトラ兄弟にイジメられた可哀想な子だから感情移入できる』って言ったそうじゃないか。レオ師匠を可哀想な子呼ばわりしたのはどうかと思うが、ババルウ星人の陰謀にハメられたり、外様の出身だから上手くコミュニケーションができなかったのも事実だ。だけど、その後、レオ師匠は逆境に負けず、雄々しく一人で立ち上がったぜ。弱い者に感情移入できるなら、強い男にも感情移入して自分を鍛え抜いたらどうなんだ? いちいち女々しいことを言って、鬱気分をバラまくようなことを繰り返しているから、ヒーロー志向で強く生きたいNOVA司令に見限られるんじゃないか?
「まあ、ギャラクシーファイトで、悪堕ちしたベリアルやトレギアの奴を見て、それを反面教師にする手もあるし、ウルトラの光から何かを学び直すのもありだろうさ。このオレみたいな奴でも光を取り戻せたんだから、お前も自分の心の中の光を見つめてみるんだな。心にウルトラ魂を持つ者なら、オレは応援してるぜ。ただし、オレのことは今後、ゼロさんって呼ぶんだ。今のウルトラファンなら大抵そう呼んでいる。お前みたいなのがオレのことを呼び捨てにするのは、2万年早いってもんだ」

鉄太郎「まあ、これが昭和時代なら、弱音を吐くような奴には『その涙は何だ!』と説教を垂れるんだろうが、それも時代錯誤のようだな。人生それぞれだから、時間がない金がない友達がないなど嘆きたい気持ちも私には分からない。君の人生を代わりに生きてやることは誰にもできない相談だからな。もう一度、時間を巻き戻して生き直したいという願望を、NOVA司令に語ったそうだが、
「NOVA司令は『SF物語なら面白いと思うけど、現実にそういうことができたとして、幸せになれるとは限らないな。そういう宿業って魂に刻まれていると、ぼくは信じているからね。少なくとも本当にそれができたとしたら、今の時間軸での人付き合いは無意味なものになってしまうから、ぼくとの縁もこれまでだ。ぼくは縁を大切にしたい人間だけど、君が縁を絶ち切るつもりなら止めはしない。まあ、楽しみを共有できる間柄なら、いい友達になれるかもしれないけど、根本的な生き方が過去志向の君と、未来志向のぼくとでは、創りたい物語の方向性も好きな作品ジャンルも相容れない。同じ魂の転生でも、ぼくは過去のやり直しじゃなくて、未来世に生きることを望んでいるからね。お互い時間は無駄にしないようにしようじゃないか。ぼくはぼくのしたいことがあるし、君は君の場所で好きにすればいい。その上で、ゲームにしても、映像鑑賞にしても、こっちが付き合えることなら付き合える。約束だ』的な言葉を言ったんじゃないかね」

リバT『少なくとも、「約束だ」で話を締めくくるようなことはしていないでしょうね。当時は、セイバーが放送される前、ビルドの時代でしたから。まあ、大筋はそういうことでしょうけど』

ダイアンナ「『君は君の場所で好きにすればいい』というのを、彼は勝手にダディーのサイトを『自分の場所』と解釈している可能性はあるな。ダディーはあくまでラーリオス企画を終わらせる以上、関係性の仕切り直しを図ったつもりなのに、友達として受け入れてもらえた、と思い違いして『友達だから何でも許される』と独り善がりの解釈をした可能性が」

アスト「そうやって、居場所をどんどん制限されていき、NOVAをたびたび怒らせ、呆れさせ続けているのが、この2年ほどみたいなんだが、結論として『何でもかんでも、お前の好きなことを受け入れてもらえると思うな。郷に入らば郷に従え。考えの違いをわきまえよ。人のブログ記事に合わせられないならば、わざわざコメントを書き込むな。このブログはお前の場所じゃない。NOVAのしたいことを邪魔するのなら、時間の無駄だから去れ』ってところかな」

ダイアンナ「コメント欄がブログ運営の邪魔になるようなら、邪魔する者を排除するか、コメント欄そのものを使用不要にするのが、ブログ管理者の権利だからな。あくまで、ブログコメントは記事を受けての場所で、個人の無軌道な私信や、記事と関係ない感想を書くべき場所じゃない、という作法は守ってほしいものだな」

アスト「それでも、客の独り善がりが止まないようなら、オレのキングの権限で、消えてもらう……でいいかな」

ダイアンナ「まあ、そこまでする必要はないことを願っておこう。ますます闇堕ちが加速しそうだからな」

(当記事 完)