ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

師走から21年のウルトラ界の動向

@零斗さんの年明け予定

 

 

ダイアンナ「零斗さんは、来年もまた忙しいみたいだな」

 

アスト「『クロニクルZ』ナビ役出演決定おめでとうございます」

 

零斗「おう、日曜はタルタル野郎との戦いが待っているってのに、土曜朝はティガとか、弟子の活躍の記録を紹介してくれって依頼されてよ。ティガのことなら、Xにでも頼めばいいのによ。オレのナビがいいんだと。全く、人気者はツラいよなあ」

 

鉄太郎「調子に乗りすぎて、過労で倒れるんじゃないぞ」

 

零斗「親父の現役時代と一緒にするんじゃねえよ。忙しいって言っても、一年間丸ごとってわけじゃないし、休むときは休んでもいる。今だって、ここで弟子やリブットの成長を高みの見物しているわけだしな」

 

鉄太郎「まあ、昔と違って、今は一人で戦っているわけではないからな。毎年、新たな戦士が誕生している時代だし、ピンチの時に駆けつけてくる先輩もいるし、アイテム作って後方支援をしてくれるサポーターだっている。私のときには『仲間との絆』なんて要素は希薄だった」

 

零斗「それでも地球人との間に絆を構築したからこそ、その後もたびたび地球防衛の仕事を引き受けてるんだし、後輩の面倒もよく見るようになったんだろうがよ。オレだって、親父の昔の武勇譚はいっぱい研究させてもらってるんだぜ。まあ、イヤでもレオ師匠から聞かされるんだがよ。ジープで追いかけ回された話とかな」

 

鉄太郎「……認めたくないものだな。自分の若さゆえの過ちを」

 

リバT『赤い人のセリフですね。さすがはメガネレッドと言ったところでしょうか』

 


@ギャラクシーファイト


アスト「それにしても、特訓といえば、リブットがグレートやパワードに鍛えられたシーンは良かったな」

零斗「ああ、あのK76星ってところは、オレがレオ師匠に鍛えられた星でもあるからな。まさか、リブットの奴もあそこで特訓していたってのは、初耳だったが」

リバT『K76。光の国がM78星雲で、レオ師匠の故郷がL77星で、ネーミング的には、その前になるのでしょうか』

ダイアンナ「すると、次はJ75かN79が出てくるのかな」

アスト「U40とO–50は既出だけどな」

リバT『今後、K76星は地球のギアナ高地に匹敵する修行のメッカとして扱われそうですね。あのゼロさんやリブットさんが修行した地ということで、ウルトラ格闘家の聖地として持て囃されるとか』

零斗「磁気嵐が吹き荒れるから、そんじょそこらの軟弱者じゃ生き残れないだろうけどな。リブットの奴の名前は『嵐』って意味らしいから、まあ過酷な環境にも親和性があったのかもしれないが」

アスト「それにしても、グレート師匠とパワード師匠に特訓を受けるなんて、ウルトラ族の特訓エピソードにまた一つの伝説が加わった感じだな」

零斗「時間があれば、お前たちウルトラマンアースにも、オレが特訓してやりたいがな」

鉄太郎「その役、私が引き受けても構わないが」

アスト「……それだけは絶対に勘弁して下さい。結婚したばかりで、いきなり死にたくはありませんから」

鉄太郎「大丈夫。もう、ジープで追いかけ回したりはしないから」

アスト「それでも、お断りです!」

リバT『K76。ケイP一族の特訓の地に指定してもいいかもしれませんね。軟弱なメンタルのジロー兄さんを送り込んだりすると、少しは逞しくなるかも』


@Z時空の話


アスト「今度、ウルトロイドゼロってのが出るらしいな」

零斗「全く。ダークロプスと言い、ゼロの名を無断借用してるんじゃねえよ」

鉄太郎「特空機1号がセブンガーで、2号がウインダム。そして3号がキングジョーSCで、4号がウルトロイドゼロか。3号機までが私ゆかりで、4号機から新世代に入ったという解釈でいいのかな」



アスト「このカラーリングや頭部デザインは、どう見てもZさんよりゼロ師匠をモデルにしていますよね」

零斗「肖像権の侵害で、ストレイジを訴えてやりたいぜ。責任者は誰なんだ?」

ダイアンナ「今は解散して、上層部の地球防衛軍GAFJって組織みたいだね。責任者はクリヤマ長官に寄生したと思われるセレブロっぽいが」

鉄太郎「セレブロもそうだが、ジャグラーの動きが気になるな。ウルトロイドゼロを完成させて、何をしたいんだ?」

零斗「タルタル野郎の動きがなければ、オレがあっちに乗り込んで、偽ゼロを破壊してやりたいところだがよ」

リバT『まあ、来年のナビ番組のために、今は観測に徹してください』

零斗「最終決戦で、ジードを向かわせるとか、ジャグラー対策にオーブを向かわせるか、誰か手の空いている奴を送りたいところだが、これぐらいの状況ならZに任せて何とかなるか、と期待したいオレもいる。まだまだ3分の1人前とは言え、オレの弟子を名乗るだけの覚悟は見せてもらわないとなあ」


@ティガの話


アスト「ところで、クロニクルZのメインがZさんなのは後番組として分かるんですが、今回はどうしてティガさんにスポットを当てることになったんですか?」

零斗「そりゃあ、ティガと言えば、ウルトラマン誕生30周年を飾った作品だ。司令のところが20周年を迎えたんだったら、次はこれを目指せって目標になるだろうが」

ダイアンナ「え? もしかして、ダディーのためなのか?」

零斗「ここではそう言っておくと、リップサービスになるだろう? もちろん、それだけじゃないんだが、大体、オレはダイナやコスモスには会ったけど、ティガとはじっくり話したことがないんだよ。平成十勇士やXの映画で共演したことはあるんだが、これまで深く絡む機会がなかったので今回を機にチェックしておこうと思う」

鉄太郎「ティガと言えば、ウルトラ初の地球産ウルトラで、闇から光に昇華し、しかも戦いの後で愛を成就して結婚したという点で、お前たちウルトラマンアースの参考にできる点も多いのではないか?」

リバT『そう言えば、そうなりますか。つまり、ここでウルトラマンアース誕生記念で、ティガさんのことを振り返る機会ができるのも、何かの縁ということになりますね』

アスト「ティガのTV放送は96年で、来年が25周年。またティガの劇場映画『THE FINAL ODYSSAY』が2000年上映で今年が20周年。おそらく、今回のスポットは『HEROES‘ ODYSSAY』のサブタイトルの通り、ティガ映画のTV分割放送もあるんじゃないかと思われ」


零斗「ギャラクシーファイトが、M78星雲の光の国ウルトラにスポットを当てた話だから、TVではそれ以外の世界観の作品にスポットを当てることにして、TDG3部作の地球産ウルトラに白羽の矢が当たった。そして、夏の新作ウルトラも案外、その系譜を受け継ぐ地球産のウルトラマンが誕生するのかもな」

アスト「すると、もしかしてウルトラマンアースが登場する可能性も?」

鉄太郎「公式で、ウルトラマンアースという作品が出たなら(可能性はゼロとは言えまい)、お前たちは名前を返上しないといけないかもな」

リバT『その時は、ウルトラマンテラとか、ウルトラマンエルデとか、ウルトラマンチタマとか、ウルトラマンチーキュとかに改名する準備を整えておきましょう』

アスト「おい、テラやエルデはまだ外国語って分かるけどよ。チタマとかチーキュって何なんだよ」

リバT『前者はニコチャン語で、後者はボーゾック語で、どちらも由緒正しい地球の呼称ですが何か?』

ダイアンナ「念のため、中国語で地球は何て言うんだ?」

リバT『ディーチュウと発音するらしいですね。他にリブットで、スポットが当たっているマレー語ではブミ。また、ティガもマレー語(またはインドネシア語)で3を意味して、30周年と3タイプのフォームチェンジを意図した名前らしいです』

アスト「すると、リブットに合わせるなら、ウルトラマンブミか。何だかグミみたいだな。だったら明日はどうなるんだ?」

リバT『つづりはesok、発音はエソッで最後のクは読まない感じですね』

ダイアンナ「ウルトラマンESOK。エソックと読めば、それなりにイケてる名前じゃないか?」

アスト「まあ、アースが使えなくなったら、テルラかエルデかエソックの三択で考えよう。チタマとかブミはボツネームってことで」


@セブンデザインの話


アスト「ところで、今回のギャラクシーファイトでは、セブン21ってのが出ていたけど、あれはセブンさんとはどういう関係なんですか?」

鉄太郎「宇宙保安庁に勤める部下だ」

アスト「部下ですか? ずいぶんとそっくりさんなんですね」

鉄太郎「光の国では、マン兄さん風のスタイルと、セブン風のスタイルが伝統的ファッションの2大潮流と言えてね。基本はゾフィー兄さんやマン兄さん、ジャックのいわゆるシルバー族スタイルなんだが、パワフルなレッド族スタイルに憧れて、マネする者も多い」

アスト「マネするんですか?」

鉄太郎「地球人だって、格好いい芸能人のマネをして髪型やファッションを変えたりするだろう? ウルトラ族だって、変身能力を持っているんだから、自分好みのスタイルに決めることだって多いんだよ。まあ、昔は一度決めた姿で通すのが普通だったんだが、最近はフォームチェンジと言って、戦闘中にコスチュームを着替えたりするのがオシャレという風潮があるみたいだな」

ダイアンナ「タイプチェンジって、着替えみたいなものだったのか?」

零斗「まあな。ステージの歌手だって、歌う歌に合わせて、衣装を変えたりするだろう? ウルトラ族だって、パワフルな気分になったり、スピーディーな気分だったり、ミラクルな気分で変わったりするんだよ」

鉄太郎「特にセブン21という奴は、変装の名人でな。地球人の姿をとる時も、少女になったり、外国人になったり、その時の気分でやりたい放題だった。男の娘も含めて、コスプレマニアという噂もあってだな。そんな男が、セブンのことを尊敬して、姿を似せているのが宇宙保安庁所属の彼なんだ」

アスト「ジャスティスや、マックスもセブンさんに似ていますよね」


鉄太郎「似てるかなあ? まあ、胸にプロテクター状のパーツを付けて、額にビームランプを付けて、頭部のトサカパーツが前方にそそり立っていて、後部に垂れ下がるようなスタイルが、セブン似と称されるらしいがなあ。他にはダイナやアグルもそのタイプで、大体2人めはそういうデザインが伝統らしい」


アスト「ああ、トサカの形が鼻筋から真っ直ぐ伸びて、頭頂まで至るのが初代マンで、コスモスやティガ、ガイアもそのスタイルだもんなあ」


ダイアンナ「トサカの頂点が前から後ろに向かうのがマン兄さんスタイルで、頂点が正面向きなのがセブンさんのスタイルってことか。デザインコンセプトの一つを理解した気がする」

リバT『もちろん、目の形の違いもあるでしょうし、頭部のデザインが複雑化したエースさんや、もっと複雑なレオさんや、側頭部に伸びるウルトラホーンが特徴なタロウさんみたいなケースもあって、ウルトラファッションの個性化や伝統スタイルを比較するのも楽しそうですけどね』

零斗「最近じゃ、カラータイマーまでデコってやがるからなあ。X型とかZ型とか、変なデザインのタイマーバリエーションを作りやがってよ」

アスト「ゼロさんは伝統的な丸ですもんね」

零斗「いや、丸じゃなくて、ゼロ0なんだ。伝統を踏まえつつ、細やかな自己アピール。これが活かすんじゃないか」

ダイアンナ「でも、ゼロさんはアイスラッガー2本のツインスラッガーというところで自己主張を派手にしているよね」

零斗「そりゃ、戦う男が、武器に凝るのは当然だろう? タイマーみたいな装飾品じゃなくて、武器に磨きを掛けるのは親父譲りの伝統だぜ」

鉄太郎「確かに、武器は大事なポイントだな。アイスラッガーは言うに及ばず、ジャックのブレスレットや、武具や道具をもっと活用するように、と上層部に訴えたのは私の功績と言ってもいい。ゾフィー兄さんやマン兄さんはなかなか受け入れようとしなかったが、ジャックがブレスレットを使いこなすのを見て、少しずつ考えを改めるようになってくれたんだ。そして、ヒカリの帰還後は、武器や道具の開発も盛んになったんだが……最近は、少し思い悩むようになってな」

ダイアンナ「どんな悩みか気になるけど」

鉄太郎「いや、ウルトラの星でも、武器開発競争に拍車をかけてしまったのではないか、とね。地球人の軍拡競争を懸念していた私が、それと同じ過ちを故郷で犯してしまったなら、何とも皮肉な話さ」

零斗「だけどよ、親父。ヒカリの武器や道具が前線で戦うオレたちや若い連中の助けになっているとこも事実なんだ」

アスト「まあ、カードを使ったバトルファイトで、アンデッドの力を我が物にして、世界を牛耳ろうとしたのはやり過ぎでしたけどね」

鉄太郎「だから、それは私ではなくて、私にそっくりな他人の空似だと言ってるだろうが」

リバT『YouTube仮面ライダー剣も中盤が過ぎて、来週放送の38話から鉄太郎さんに似た理事長が登場するそうです』

零斗「オレの知らない親父の過去の悪行か。これは是非見ないとな」

鉄太郎「だから、私ではないと……」

(当記事 完)