ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

海賊になる方法

@話題をあれこれ迷った結果

 

 

アスト「闇堕ちしたパラディンと、海賊の二者択一で迷っていたんだが、今回は海賊の話をすることにした」

 

ダイアンナ「まあ、ずっとパラディンの話ばかりと言うのも飽きるからなあ」

 

アスト「パラディンはAD&D以降のD&D定番職の一つとなっていて、話のネタとしては、3版、4版、5版、それにパスファインダーとか、いろいろとルールブックに書いてあることをチェックしたんだよ」

 

ダイアンナ「ほう。何だか勉強熱心じゃないか」

 

アスト「勉強しないと、実のあることは語れないだろうが。何となく思うことをテキトーに書き散らすのと、きちんと資料を調べて研究するのとでは、労力が全然違う。昔の思い出話を記憶の混濁を気にせず書くのと、きちんと参照できる資料を用いて正確さを重視して書くのとでは、記事の質が全然違うわけで。ろくな資料もなしに、資料をきちんと調べている記事の補足はできないだろうな」

 

ダイアンナ「だから、頑張って資料を調べた。なかなかやるな」

 

アスト「調べたはいいが、内容が多すぎて、どうまとめていいか分からんのだ。オレにはNOVAのような自由自在に寄り道脱線しながらも、最後にはきちんと話をまとめるテクニックはない。つまり、パラディンについては一度、整理する必要があるので、今回は海賊の話ということだ」

 

ダイアンナ「そういう情報整理なら、リバTがいればいいんだがな」

 

アスト「行方不明のジャンボットとグレンファイヤーからSOSの電波が届いたらしいからな。鉄太郎さんに着いて行ったんだ」

 

ダイアンナ「カプセル怪獣にちょうどいいとか何とか」

 

アスト「悪堕ちパラディンの話は、リバTが帰ってきた時にまとめてもらう方がいいかもしれん。オレはオレのできることをするだけだ」

 

ダイアンナ「それが海賊話ということだな。時流の波に乗るのは、悪いことじゃない」

 

アスト「海賊の話をしたら、グレンファイヤーも見つかりやすくなるかもしれないしな」

 

ダイアンナ「と言うか、今は落ち目の魔王か、界賊の変身アイテムの声で忙しいんじゃないか」

 

アスト「次にグレンの兄貴が出て来たら、超魔生物になっていても不思議じゃない」

 

@海賊は難解


アスト「よっしゃー、時代は海賊だー、ヨーホー、と飛び込んではみたんだが、海賊って、戦士や盗賊、魔法使いに比べても扱いの難しい職業だなあ、ということが分かった」

ダイアンナ「いきなり、何を気弱な」

アスト「いや、基本職って考えるのは楽だろう? 戦士はとりあえず武器と鎧を身につけて、戦っていればいい。盗賊は罠を外したり、鍵を開けたり、奇襲攻撃して、お宝ゲットのためにこそこそ動いていたらいい。魔法使いは魔法を使っていればいい。この3つは、世界観なんて考えなくても個人で成り立つ職業だ」

ダイアンナ「まあ、その世界に魔法がなければ魔法使いは成立しないが、ファンタジーRPGならおおよそ魔法はあるだろうし、引きこもりでも魔法使いにはなれる。しかし、神官は基本クラスではないのか?」

アスト「宗教関係は一番、世界観に直結するだろう? 一人でも戦士と盗賊は務まるし、魔法使いも教えてくれる師匠がいれば何とかなる。だけど神官は宗教組織との関わりなしでは務まらん」

ダイアンナ「一人で山にこもったり、滝に打たれたりしながら悟りを開けばいいのではないか?」

アスト「原始宗教とか、自然の声を聞くシャーマン系はそれでもいいかもしれないが、それでも信仰家って中世ファンタジー世界ではもっぱら領主と同じく、指導者層を構成するんだぜ。神の声を聞いたと言っても、きちんと教団組織に入って位階を授からなければ、異端か狂人扱いされることもある。とりあえず、プリースト(司祭)を名乗るには、そういう役職をくれる組織に入らないとな」

ダイアンナ「ファンタジーRPG基本四職で、神官系が一番、世界観に密接に関わっているのは分かった。しかし、今は海賊の話だ」

アスト「海賊になるには、海が必要だな」

ダイアンナ「あるいは、宇宙の海か、次元の海がな」

アスト「空の船に乗る空賊ってものもあるが、とにかく海賊に必要なのは広い大海原みたいな舞台と、それから船だ。海賊を海賊らしくプレイするには、相応の舞台と船が必要不可欠であり、そういうルールやシナリオがなければならない」

ダイアンナ「確かに、船のない海賊じゃ様にならないし、海賊なのにどこかの森や山でダンジョン探検するってのも、場違いかもしれん」

アスト「まあ、無人島まで船で行って、そのどこかの洞窟でお宝探しということなら、ありかもしれんが。とにかく海賊という職業をゲームに登場させるためには、航海用のルールやシナリオをGMも用意してやらないといけない」

ダイアンナ「または、元海賊の冒険者ってところか」

アスト「オレたちも船の時空移動装置が壊れたから、次元快盗から一文字消えて元快盗に成り下がったからな」

ダイアンナ「成り下がったんじゃない。女王と伴侶の王に成り上がったんだ」

アスト「国民はいないけどな。まあいい。とにかく、海賊としてプレイするには、ホームタウンとして港町、そして船のルールと、海を舞台としたシナリオがどうしてもいる。冒険の舞台が固定されるという意味で、基本職にはなり得ないんだ」

ダイアンナ「海賊という職業があるゲームは、海上交易が盛んでなければいけないということだな」

アスト「それもあるが、海賊というキャラクターが活躍できるようにするには、キャラクター設定だけでなく、世界観やゲームシステムなど考えることが多いということなんだ。例えば、パグマイアを例に挙げると、国家に仕える王立開拓団が今までのプレイヤーキャラの基本設定だし、マウ連合の方では仕える国が複数になったことで、国家間の陰謀の渦中でプレイヤーキャラが自分の所属する勢力の利害を考える錯綜プレイが可能になった。一方で、海賊というのは国家の秩序とは距離を置いた自由人、アウトローをプレイ可能にできるわけで、プレイスタイルがさらに広がることになるはず」

ダイアンナ「なるほど。一国のためから、それぞれの仕える別々の国の正義のために話が広がり、そして正義など関係ない、自由の旗印のため、というドラマになるのか」

アスト「だけど、何の秩序もなしにゲームはできないから、同じ船に乗ったアウトローチームという形で、プレイすることになるんじゃないかな。自由なプレイを推奨すると言っても、同じ卓の仲間のことを気に掛けない自己中わがままプレイが推奨されるわけじゃない。どんなスタイルや冒険パーティーとしての方針でプレイするかは、GMや参加プレイヤー同士のコミュニケーションをしっかり取って、ゲーム仲間の楽しさを損なわないようなやり方を考えていくのが望ましい」

ダイアンナ「その場で禁止されていることを平然とやってのけるようなアウトロープレイは、あくまでゲームの物語の中だけで行うべきで、アウトローキャラを演じるからってプレイヤーまでアウトローになってはいけないってことだな」

アスト「アウトローキャラを演じているうちに、自分までアウトローな気分になってしまうロールプレイヤーには、海賊プレイは早すぎるってことだ。海賊は、誇りあってこその自由であり、誇りを喪失したわがままプレイは、同じ海賊に成敗されるのが海の掟、厳しい漢の掟ってもんよ」

ダイアンナ「自由には責任を伴う。責任を取ろうとしない者の自由は、制約されるのが社会のルール。自己をしっかり管理できる者だからこそ、自由が許される、と」

アスト「アウトローのルールは『撃ってよいのは撃たれる覚悟のある者だけだ』だからな」


@海賊キャラの作り方


ダイアンナ「海賊プレイには、プレイヤー一人ではなく、GMやチームの仲間との連携が必要ということは分かった。海の上では、同じ船の仲間は一蓮托生だからな。船長の命令に反抗する者や、無能をさらした者は、海に叩き込まれて魚の餌にされても文句は言えないわけだ」

アスト「まあ、場の楽しさを邪魔しない者や、有能な仲間は問題ないだろう。口では媚びているのに、裏ではこそこそ陰謀を企んでいるような奴、信用できない嘘つき野郎こそが害悪になる。言葉尻をとらえるようだが、『真意をお話しします』という言葉も使いどころが問題だ。付き合いの短い腹を探っているような関係の者が、相手を信頼できると見込んで『今こそ真意を……』という展開は、ドラマで信用構築の名シーンとなり得る。だけど、今まで長年付き合って、『こいつは信用できん』と見なされている男が、『真意を云々』と言っても、だったら今までの付き合いは何だったんだよって話になる」

ダイアンナ「『正体を隠しているお姫様と侍従が、アウトローヒーローに助けられて行動を共にしているうちに、その義侠心に感じ入った場面で、実は……と正体明かしをする』のは、真実の重要性と合わせてドラマチックなシチュエーションだろうけど、そういう状況を考えずに、格好良さそうな言葉だけ貼り付けても、シチュエーションが噛み合わなければダメだって話だな」

アスト「大人の世界には建前と本音があって、綺麗事や社交辞令の建前の奥に、ぶっちゃけた本音がある。他人行儀な態度で冷たく接してきた後、感じ入った場面で、『実は……』と本音がポロリと漏れてデレるようなシチュエーションはドラマチックだけど、建前の社交もろくにできずにトラブっていた男の真意を明かされても、真意を明かせばトラブルがなくなるってものでもあるまい」

ダイアンナ「いや、社交のできないお子さまは、相手が自分に冷たく当たるのは、自分の純粋な真意が正しく受け取られていないと考えがちらしいぞ」

アスト「自分の真意が伝われば、相手は感じ入って自分を許してくれるはずってか。そいつはおめでたい幻想だな。トラブルの原因が何かちっとも分かってない。場に合った社交のスキルを身に付けていないから、散々注意されているだけなのに、真意も何もないだろう。単に、求められている社交スキルをさっさと修得しろって話なんだからな」

ダイアンナ「海賊には海賊の、貴族には貴族の、趣味人には趣味人の社交マナーというのがあるし、そこから逸脱した者には追放もしくは制裁が課されるのは、どこの社会においても厳しさの差異はあれども、総じて等しい」

アスト「ネットの海は比較的自由だが、関係性を深めようと思えば、自分の言葉に対する責任感とか、分かり合える共通のユーモアセンスや、ジャンル知識の適切な使い方、その他、知識伝達のサービス精神とか、話の通りの良さなど、心技体いろいろな作法、振る舞い方がある」

ダイアンナ「心や技は分かるが、体もあるのか?」

アスト「体は元気さのアピールだな。まあ、ネットで元気ということは、それだけエネルギッシュで反応が早いということになる。あるいは毎週、定期的に書き込みするというのも安定して話題に参加できるということだし、自分の土台をしっかり構築している証拠だろう。ここに行けば必ず会えるような表舞台の活動場所を構築するのも、ネット付き合いする上での持続力、体力に通じると思うがな」

ダイアンナ「ネットで元気=現実から外れているという見方もあるみたいだが」

アスト「オンラインゲームでは、寝る時間以外はずっと張り付いているネット廃人もいるらしいが、記事投稿の場合は、書き込み時間をチェックすれば、その人間のライフスタイルが推測できるらしい」

ダイアンナ「ダディーの場合は職業柄、平日の夕方から夜まではダメで、最近は朝から昼過ぎまで記事書きしている。昼に仕上がらなかった記事は帰宅後の真夜中に書くか、睡魔に負けた場合、翌朝に仕上げる形だな」

アスト「NOVAの今のライフスタイルはさておき、話を本題に戻そう。パグマイアにも、今のD&D5版にも海賊というキャラクタークラスは存在しない。では、どうやって海賊を表現するかって話だ」

ダイアンナ「技能で〈水泳〉とか〈縄使い〉とか〈航海術〉みたいなものを習得するとか?」

アスト「そういうゲームもあるが、5版は技能の種類がそれ以前よりも簡略化されていて、船乗りおよび海賊が習得できるのは、〈運動〉〈知覚〉の2つだ」

ダイアンナ「船乗りや海賊のような職業はあるのか」

アスト「5版では、キャラクタークラスに背景を組み合わせて作る。船乗りや海賊は、背景として記載されているんだ。だから、海賊の魔法使いや海賊の吟遊詩人、海賊のパラディンというのもルール上は作れる」

ダイアンナ「他はともかく、海賊のパラディンは無理だろう」

アスト「推奨はされていないけど、5版のパラディンの成長選択肢に復讐者(アベンジャー)があるからな。悪を討つことを誓った海の漢を、パラディンで構築することも可能なんだ。『この海の悪はオレがことごとく滅殺する』と誓ってドクロの旗を掲げた復讐の聖騎士というキャラも作ることは可能。ゲームデータ的に強いかどうかは知らん。パラディンの装備できる重鎧は、海上で活動するには相性があまりよくないからな。水中呼吸とか、水に沈まない鎧とか、何らかの魔法の品物の助けが望ましい」

ダイアンナ「ああ、そう言えば、パグマイアでも天命と背景を組み合わせていたな。あたしのルビーは、魔工師アーティザンと犯罪者の組み合わせで、魔法の使える盗賊キャラになっていた」

アスト「そうなんだ。パグマイアではD&D5版のクラスと背景を組み合わせるシステムを簡略化して、8つの背景を用意している。侍祭、平民、犯罪者、自由犬、商犬、貴族、賢者、兵士と、クラスに相当する天命6種を組み合わせて、48種類のパターンが生まれる仕組みだ」

ダイアンナ「アーティザンは賢者と組み合わせると、典型的な魔法使いっぽくなるけど、商売っ気のある魔法使いや、兵士上がりの魔法使いもできるわけだな」

アスト「パグマイアの兵士は警察犬も含むから、魔法で事件を解決する警察犬上がりの名探偵キャラってのもありだな」

ダイアンナ「どちらかと言えば、科学捜査官っぽいな。だけど、パグマイアには船乗りの背景がないだろう」

アスト「だから、船乗りとか海賊なんかの背景データも海賊サプリで加わると思われる。クラスとしては海賊がなくても、背景に海賊があれば、いいわけだし」

ダイアンナ「D&D5版には、船乗りもしくは海賊の背景が普通にあるんだな」

アスト「基本は船乗りで、海賊は船乗りのサブ背景となっている。TRPGでは海賊よりも、船乗りの方がプレイヤーキャラクター向きだな。最初に見かけたのは、エルリックサーガをTRPG化した『ストームブリンガー』だが、ソード・ワールドでも船乗りを表現するセーラー技能が一般技能として存在するし、海賊は船乗りが悪堕ちした姿と解釈できる」

ダイアンナ「念のために聞くが、D&D5版にはいくつの背景データが載っているんだ?」

アスト「サプリメントで増えているが、基本のプレイヤーズハンドブックでは、イカサマ師、隠者、貴族(騎士)、ギルド職人(ギルド商人)、芸人(剣闘士)、賢者、侍祭、犯罪者(間者)、船乗り(海賊)、浮浪児、兵士、辺境育ち、民衆英雄の13種類、()入りのサブ背景5つを入れると18種類になるし、ギルド職人は20種類に細分化されていて、その中には錬金術師や料理人、大工、鍛冶屋など多彩な職業人になれるわけだ」

ダイアンナ「船乗りや海賊には何ができるんだ?」

アスト「船の操作や、航海道具の使用の判定が有利になったりするが、特殊能力として船乗りには『船の利用』がある。自分の船を持っているわけではないけど、知り合いの船長に頼んで冒険仲間ごと無料で船に乗せてもらえる。海洋アドベンチャーを想定しているときは、DMが『パーティーの一人が船乗りの背景を持つといいよ』と推奨するのもシナリオを円滑に進めるテクニックだろう」

ダイアンナ「プレイヤーに自由にキャラ作りしてもらうやり方もあるが、シナリオに必要なキャラをDMが指定するやり方もあるし、プレイヤーが作ったキャラに合わせてシナリオを考えるのもあり。シナリオストーリー主導か、キャラクター主導かは、その卓次第ということだな。では、海賊の特殊能力は?」

アスト「船乗り同様『船の利用』を選んでもいいし、『海賊の悪名』を選ぶこともできる」

ダイアンナ「『海賊の悪名』だと!?」

アスト「あくまで選択ルールと念押しした上で、いずれの土地でも人々に恐れられている。そして、些細な罪(無銭飲食とか、器物破損とか)を仕出かしても追及されることがない」

ダイアンナ「何で?」

アスト「大抵の人々は悪名を恐れて、通報して恨まれる危険を冒したくないから、だそうだ」

ダイアンナ「つまり、たまたまその場に官憲でもいない限り、『文句あるか!』と凄んだら、相手がビビって逆らおうとしないってことか。恐ろしいな、海賊」

アスト「まあ、人殺しとかになると揉み消せないだろうけど、ちょっとしたケンカ騒ぎなら、大きな問題にならないんだろう。時代劇なら、直参旗本のゴロツキ若侍が好き放題やっても、町の人が泣き寝入りするようなものか。あるいは『ヤクザの竜神一家に楯突いて生き延びた者はいない』とか噂されると、一般の町人は刃向かえないようなもの」

ダイアンナ「そう言えば、ゴールドツイカー一家も無銭飲食しまくってたなあ。介人にたしなめられてからは金を払うようになったみたいだが」

アスト「あまり度を過ぎるようだと、仕事人のような暗殺者にこっそり始末される結果になるから、羽目を外して恨みを買うようなマネはしない方がいいだろうな。まあ、やり過ぎない程々の範囲で、悪漢ロマンの海賊を演じるのも一興かと」

ダイアンナ「無銭飲食しても罪に問われないとは、さすが海賊、そこに痺れる憧れる。念のため聞くが、D&Dでの犯罪者は、何かそういう恩恵はあるのかな?」

アスト「『得意な犯罪』と『黒社会のコネ』があって、後者は闇の世界に顔が利く。前者は得意な犯罪表があって、その中には押し込み強盗とか、追いはぎとか、殺しとかあって、いろいろワクワクさせてくれる」

ダイアンナ「パグマイアでは、そんな表はなかったじゃないか」

アスト「D&Dの方が、その辺はダークな方向でリアルなんだよ。まあ、どこまで描写するかは、DMと卓のプレイヤー次第だが。あくまで、ルールブックでは義賊も悪徳犯罪者も載せてあるというだけで。プレイヤーが悪徳を演じるか、それとも悪徳は敵側のキャラ描写のみにするかは、ゲームをする人が自分たちの望む世界観に合わせて、決めてくれたらいいというスタイル。大事なのは、DMを中心にゲームのプレイヤーが楽しめるかどうかってこと。勧善懲悪プレイが卓の合意なら悪徳要素はある程度抑えるべきだし、ルール無用の振る舞いをするなら、それを認可するか、粛清するかは最終的にDM次第」

ダイアンナ「結局は、そのゲームの目的が何かってことだな。悪党を退治して、自分たちは正義を演じるのか。悪にはより強い極悪をもってハードに対峙するのか。あるいは正義とか悪とか関係ない、この世は強い者が勝つ、ヒャッハーって終末乱世でサバイバルを堪能するか」

アスト「今回は、D&Dの内包する暗黒の一面もチラ見した感じだな」

ダイアンナ「あたしは、華麗に盗んで、堅気の人を殺したりはしない義賊プレイがいいけどね」

(当記事 完)