ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

「運命の森」攻略感想(4)

ダークウッド探索・最終回

 

ダイアンナ「ジリブラン王のハンマー探しの冒険も今回で終わりだ」

 

アスト「森を2周した腹ペコ・キャラクターは死んだんだよな」

 

ダイアンナ「だから新キャラの出番だ」

 

・技術点8、体力点21、運点11

 

ダイアンナ「前よりも弱くなったけど、今作はこれぐらいでも十分クリアできると確信した」

 

アスト「本当かよ」

 

ダイアンナ「ただし、ヤズトロモさんから、〈聖水〉〈力の腕輪〉〈投げ上手の手袋〉〈ニンニク玉〉はしっかり購入するがな。念のため、〈毒けし〉も買っておこう。これで金貨12枚使用。では、プレイを始める」

 

プレイバック1

 

ダイアンナ「まずは東→北と進んで、ホブゴブリン2体を軽く倒す。金貨3枚の他に、〈しんちゅうのフルート〉をゲットする。次にスティングワームの穴には入らずに、先に進んでオーガの洞窟に入る。オーガは技術点8の手強い相手なので、直接戦闘ではなく、〈投げ上手の手袋〉で岩を投げて気絶させる。その後、オリの中のゴブリンはサクッと倒して、〈ハンマーの柄〉をゲットする」

 

アスト「そこまでは問題なく進めるな」

 

ダイアンナ「次に宙吊りの罠は、運だめし成功で軽く切り抜けて、樹上の猿人戦はスルーする。〈戦上手の腕輪〉は欲しいけど、樹上だと、こちらの技術点が2点減るので相手が8なのに対し、こちらが6なのは厳しい戦いになるから今回はあきらめた。

「十字路に出ると、西に向かう(パラグラフ124)。そこから北へ向かう(180)と、西に向かう道ができるので、第4ルートを目指してパラグラフ361番に到達した。そこで犬たちを連れて、白馬に乗った覆面の騎手が登場するので、友好的に話しかける。途中で、やたらと攻撃するように煽る選択肢が出てくるが、今のあたしは腹ペコってないから冷静沈着に振る舞える。男はただの猟師で、覆面は顔を隠すためではなくて、ただのほこり避けだと笑みを浮かべるようなキャラだ」

 

アスト「今の時代だと、ただの疫病対策のマスクみたいなものだな」

 

ダイアンナ「猟師の男と互いの事情を話し合うと、親切に『この森で夜を明かすなら、これが必要だろう』と〈ベラドンナ草〉をくれる。あたしの選んだルートだと必要ないんだが、素直にありがたく受け取っておく。それから、さらに西へ向かうと208番だ。ここから第4ルートに入る」

 

第4ルートの展開

 

ダイアンナ「さて、正解ルートだと、第4ルートには途中から入る形だけど、完全攻略のために第4ルートの最初から確認する。最初のルート選択で西→西を選んだ76番から第4ルートだ。助けを求める悲鳴が聞こえてきたので、そちらに行くと、ウサギ罠に引っ掛かった黒ローブの男がいる。親切心から助けてやると、男は泥棒だったようで、金貨すべてかアイテム2個をこっそりスリ取られていたことに後から気づく。こん畜生と毒づきながら、旅を続けるわけだ」

 

アスト「『盗賊都市』並みのモラルの低さだな」

 

ダイアンナ「この森で出会う人間は、ケンタウロスや白馬の猟師を除けば、ろくな奴がいないらしい」

 

アスト「馬は高貴ってことだな。あと、第1ルートの修道僧も悪い奴じゃなかったと思うが」

 

ダイアンナ「とにかく、こっちのルートを通っていると、いきなり騙されて人間不信に陥るところだった。次に北に向かうと、ハンマーの柄を持ったゴブリンと遭遇する」

 

アスト「あれ? ハンマーの柄が手に入るのは、第2ルートじゃなかったか?」

 

ダイアンナ「その通り。こいつの正体は表紙に描かれている変身怪獣、またの名を変化(へんげ、シェイプチェンジャー)だ。技術点10、体力点10で、火の魔王(ファイヤー・デーモン)に匹敵するボス敵だ」

アスト「そんな厄介な奴と、こんな序盤で出会うのかよ」

 

ダイアンナ「最初のルート選択では、西へ行けば行くほど、難易度が高いと感じる。第3ルートの魔女イベントとか、第4ルートの変身怪獣にいきなり酷い目に合わされて、東のルートを選び直したFF初心者もいたのかもしれない」

 

アスト「それにしても、シェイプチェンジャーを訳して変身怪獣とは、昔のFFは凄い訳だな。『死のワナの地下迷宮』では、ピットフィーンドを地底怪獣と訳していたりもしたが」

 

ダイアンナ「あと、山男も英語ではワイルド・ヒルマン(野生の丘陵人)で、原始人の系譜らしい。単に山に住んでいる男とか、登山家とか、山ガールみたいな呼称ではなくて、ホモ・サピエンスとは違う種族と考えていいのだろうな」

 

アスト「ペキン原人とかジャワ原人みたいなものか。とにかく、シェイプチェンジャーの正体は、人型生物に擬態するトカゲ男みたいな姿だな。特撮もののカメレオン怪人的なイメージだ」

 

ダイアンナ「変身怪獣を倒すと、キノコが生えているのに気付く。思わず口にすると、それは〈いれかえキノコ〉というものらしい。何だか自分が変身怪獣になってしまったようなゾクゾク感を覚えたあと、結果的には技術点と運点の数値が入れ替わる仕掛けのようだ。奇妙な気分を感じて、さらに北に向かう」

 

アスト「うかつにキノコを口にするなよな。マタンゴになっても知らないぞ」

 

ダイアンナ「あたしが食べたわけじゃない。あくまで今はIFルートの話をしている。ともあれ、東に伸びる分岐点をスルーして、さらに北上すると、生命力を吸いとる樫の椅子があって危険なので、うかつに座らないように」

 

アスト「シェイプチェンジャー戦で苦戦した後だと、思わず休憩したくなる罠だな」

 

ダイアンナ「次に技術点6のイノシシに襲われる。猟師に追われて、逃げて来たらしい。なお、このルートを通っているときは、猟師と遭遇することはないわけで」

 

アスト「ええと、さっきの猟師イベントとリンクしているのか?」

 

ダイアンナ「猟師は『イノシシを追いかけていたんだが、臭いを嗅ぎ損なって、狐を追いかけたんだ』と説明していたんだな。猟師に遭遇できるのは東から西へ来たときだけで、イノシシとの遭遇は第4ルートを北上して来たときだけなので、この2つのイベントは一回の探索では両立できない。後から両方のルートをチェックして、イベントがリンクしていることに気づく仕掛けだ。こういう発見に気づくと面白い」

 

アスト「猟師イベントから西に来たパラグラフは208番だな」

 

ダイアンナ「同じ十字路が、第4ルートでは323番になっている。同一地点なのに、どちらから来たかでパラグラフ番号と文章の記述が変わってくるのが、マッピングのややこしい理由だな。どのパラグラフに続いているかを比べながら、異なる番号のすり合わせをしないといけない。ともあれ、208番と323番は同じ地点になっており、そこから西へ向かった99番が攻略必須のポイントになっている。クインの小屋だ」

 

アスト「確か、黒肌マッチョな男で、腕ずもう勝負を挑んで来るんだな」

 

ダイアンナ「〈力の腕輪〉があれば、判定なしで勝てる。金貨10枚、または相当分のアイテムを賭け代にして勝負を挑む。腕輪なしだと、技術点判定を3連続で勝たないといけない。技術点12の腹ペコ先代なら余裕勝ちだろうけど、技術点8の今のキャラだと厳しいので、〈力の腕輪〉が必須アイテムと言える。勝つと、待望の〈ふわふわ粉〉が手に入る。これで本作の攻略条件は満たした」

 

・76:177から西→西を選んで到達。ここから道は北に折れる。

・206:罠に掛かった泥棒。

・187:ゴブリンに化けた変身怪獣(変化)。

・148:東に分岐する三叉路。第3ルートのツリーマン・イベントに通じる。

・97:樫の椅子。

・118:イノシシ。

・323:十字路。西へ行くとクインの小屋。

・99:クインの小屋。腕ずもうで勝つと〈ふわふわ粉〉を入手できる。

 

プレイバック2

 

ダイアンナ「アイテムパワーでクインとの腕ずもう対決を制したあたしは、〈ふわふわ粉〉を入手して、先ほどの十字路(今度は349)に戻って来る。ここから北に進むと、第4ルートの続きだけど、あたしは第3ルートを進むために、東の102へと向かった。そこから北上し、ハゲタカと蛮人イベントはスルーして、踏み石つたって川を渡り、夜営中の吸血コウモリは〈ニンニク玉〉でいなし、さらに北上。戦う相手は、技術点6と7の山男だけだ。連中を倒して〈銀のカギ〉を入手して、どんどん北上」

 

アスト「なるほど。避けられるバトルは、とことんスルーするわけだな」

 

ダイアンナ「東西の分岐は西へ向かい、また北上。傷ついていれば、泥の池で体力回復したりしてから、なおも北上。技術点7の翼竜はスルーできないので戦い、多少傷ついても食料食べたら治せるレベル。その後のキノコ栽培所はスルーして、東西分岐は西を選択。納骨堂だ」

 

アスト「ここまで戦闘で倒した敵は、ホブゴブリン2体、ゴブリン、山男2体、翼竜だけか」

 

ダイアンナ「いずれも、技術点7以下の格下ばかりだ。危険は一切冒さない。適切なアイテムがあれば、オーガと、腕ずもうイベントと、吸血コウモリは対処できるし、他はパラグラフ選択でスルーできる。そして納骨堂の扉は〈銀のカギ〉で判定の必要なく開けて、中に入って、ろうそくを灯す。石棺のフタは〈ふわふわ粉〉で開ける。中に技術点9の強敵グールがいるが、〈聖水〉を使えば瞬殺できるので、技術点8のあたしでも対処できる。そして、とうとう〈ハンマーの頭〉をゲットした!」

 

アスト「おお、真の道の危険度は最小限で、最初のサイコロの目がどんなに悪くても、かなり楽に通り抜けられるんだな」

 

ダイアンナ「ただ、それをすると、いろいろなイベントをスルーすることになって、ゲームとしては面白くないという意見もあるんだね。まあ、正解を見つけた後は、いろいろな選択肢をチェックして、想像力を湧き立たせることも楽しみだと思う。攻略後のイベント探しとか、隠された物語の仕掛けとかなどなど」

 

アスト「ともあれ、目的のハンマーは完成した。このままゴールまで突き進むんだな」

 

ダイアンナ「このハンマーって、ドワーフ専用なのかな。あたしが使ったら攻撃力+3なんかになったりしない?」

 

アスト「ジリブランのハンマーはよくネタにされたりもするが、確かにデータは見たことがないな。どこかに記載されたりしていないかな?」

 

ダイアンナ「雷神ソーのハンマーとか、発動承認して相手を光に変えるハンマーとかみたいに、振り回してみたいなあ」

 

アスト「今はまっすぐストーンブリッジに持って帰れ」

 

ダイアンナ「仕方ないなあ、そうする。でも、その前にワイバーン・イベントはスルーせずに、こなしたい。〈しんちゅうのフルート〉があれば、技術点10、体力点11も恐るるに足りず、眠らせることができる。その後、戦利品の〈たくみの籠手〉で攻撃力+1して、最終戦に備える」

 

アスト「女ボス率いる盗賊5人衆だな」

 

ダイアンナ「品物5個を用意しておいて、戦わずに通り抜けるのもありなんだけど、実質的に技術点9あるみたいなものだから、技術点5〜8の連中には負けないよね。多少傷ついても許容範囲で、そのままゴールの400番、ストーンブリッジに到達だ!」

 

ジリブラン『わがハンマーだ。わがハンマーが返ってきた。われわれは救われた。さあ、みなの者、これでトロールどもと戦うことができるのじゃ』

 

ダイアンナ「こうして、あたしはストーンブリッジの救世主として、褒美を受けとり賞賛されるんだね。死んでしまったビッグレッグと、名もなき腹ペコ剣士の笑顔が空に浮かんで、ニッコリ微笑んでくれたような気がした」

 

アスト「君の探索の旅は終わった」

 

ダイアンナ「まだ終わらないさ。第4ルートの未探索部分が残っている」

 

第4ルートの未踏破部分

 

ダイアンナ「クインの小屋から出た十字路で、北へ行くと川に到達する。ここにはボートがあって、滝つぼもある。ボートを使うか、滝つぼに向かう階段を使うかの選択肢がある」

 

アスト「滝のそばでボートは危険な気がするな」

 

ダイアンナ「実はボートは腐っていて、途中で慌てて泳ぐことになるんだね。食料がここでもずぶ濡れ状態になって、また腹ペコった〜と嘆き悲しむことになる」

 

アスト「滝つぼだと?」

 

ダイアンナ「滝の裏の洞窟を抜けるんだけど、技術点7の半魚人と戦うことになる。まあ、食料丸ごと台無しより遥かにマシだね」

 

アスト「食料は1食で体力4点だからな。最大で10食分、40ダメージをくらったようなもんだ」

 

ダイアンナ「川を渡った後の夜営では、技術点8の狼男に襲撃される。そして一度でも傷つけられると、あたしが狼女になってしまう危険にさらされるんだね」

 

アスト「〈ベラドンナ草〉が必要なんだな」

 

ダイアンナ「それがあれば、体力点2点の消耗で済む。なければ運だめしだ。成功すれば、体力3点の消耗で発熱症状が治まるんだけど、失敗すると事態は深刻で、最終的に6点のダメージを負わないといけない。狼化を防ぐために自分を傷つけて、出血させて毒を流し出そうという応急処置をとるわけだ。その結果、何とか人狼化は免れた」

 

アスト「あわや吸血オオカミ女になるところだったんだな」

 

ダイアンナ「ならないよ。あくまでIFルートの話なんだし。その後、東に向かう分岐をスルーして北上すると、仕掛けられていた落とし穴にはまってしまう。運だめしに成功すると2点ダメージ、失敗すると4点ダメージだ。穴から出るには〈飛び跳ブーツ〉が必要で、なければ罠を仕掛けた毛皮取りさんに金貨3枚かアイテム1個を払って助け出してもらわないといけない」

 

アスト「何だかこのルートは踏んだり蹴ったりな気がするな」

 

ダイアンナ「そうとばかりは言えない。先に進むと、岩に突き立った剣を発見して、技術点以下の出目を出したら、優れた業物の剣が入手できて技術点+2してくれる」

 

アスト「原技術点+2とか、攻撃力+2なら凄いんだけどな。ただの技術点+2だと、いつも解釈に迷う」

 

ダイアンナ「原則的には、自分が最も楽しめるようにすればいいんじゃないかな。強いキャラで無双を楽しみたいとか、弱いキャラを少しでもドーピングさせたいとかだったら、原技術点縛りを無視して、チートは気に入らないということなら原技術点縛りを続けるようにして。『危難の港』の毒剣+3も、厳密には『技術点+3』であって『原技術点+3』じゃないから、攻撃力は原技術点以上には上がらないと解釈することも可能だし」

 

リバT『あれはデーモン特効ですから、原技術点縛りの対象外だとグランドマスターNOVAは解釈したみたいですね。あくまで、あの一戦のみのパワーアップですし』

 

アスト「まあいいか。自分が楽しくプレイできるように解釈していいなら、馬パワーの鎖かたびら+2もチートじゃない、と」

 

ダイアンナ「どっちにしても、クリアした後のIFルートの話だ。チート云々を気にしても仕方あるまい。さて、剣イベントの次は道が東西に分かれているが、第4ルートだと西へ向かう。すると丸太小屋があって、水がめの中に金貨5枚とドラゴンの歯、そして体力5点回復できる薬が入手できる。ただし、水がめを地面に落として割ろうとすると、封印された大地の精が出現して、その余波で小屋が吹っ飛ぶなどの大惨事が発生。得はしないので、封印は何でも解放したいという衝動がなければ余計なことはしない方がいいだろう」

 

リバT『攻略には影響しないけど、何だか意味深なイベントですね』

 

ダイアンナ「さて、こちらもいよいよ大詰めだ。丸太小屋を通過すると、東と北の分岐点に出る。北へ行くと例の納骨堂だが、ここで敢えて東に進んだときだけ発生するイベントが2つある。同じ道を東から西に来たときには発生しないのに、攻略正解ルートの納骨堂を運悪く外してしまった時だけ見られるレアイベントだ」

 

アスト「それはスペシャル情報っぽいな」

 

ダイアンナ「まず、技術点8の猫女と遭遇する。イラストは少々ワイルド写実風で萌えキャラとは程遠いけど、本作では数少ない女性キャラだ」

 

アスト「他にはマッチョな女盗賊と老魔女ぐらいだもんな」

 

ダイアンナ「そして猫女との遭遇を終えて、さらに東へ進むと、ドワーフのトランブルと出会う。こちらは第3ルートから東へ向かっても遭遇できるんだが、ある意味、本作の冒険の元凶とも言えるキャラだ」

 

アスト「どういうことだ?」

 

ダイアンナ「彼はミレウォーター(澱み川)、現在の訳語だとマイアウォーターの出身。そこはストーンブリッジと敵対するドワーフ部族の街なんだね。鷲を使ってハンマーを盗ませた犯人も彼で、今もハンマーを探し出して自分の故郷の街に運び去ろうと企てているそうだ。今回の事件の首謀者として、技術点8の彼を断罪するかどうかは自由。ともあれ、最後にトランブルを紹介して、第4ルートのイベントチェックを終了しよう」

 

アスト「トランブルと遭遇したということは、2周め以降じゃないかぎり、ハンマーの頭はゲットできていないわけで、その冒険は失敗したってことだからな。とは言え、物語の背景に関わるスペシャルイベントということか」

 

・291:川を渡る。ボートか滝裏の洞窟を使う。

・285:夜営中に狼男に襲われる。

・198:東に分岐する三叉路。第3ルートの山男イベントに通じる。

・278:落とし穴。

・255:石に突き刺さった剣。

・334:東西に分かれた道。東だと第3ルートの分岐点(泥の池の前)。

・113:丸太小屋。水がめの中に金貨と回復薬。

・149:東に分岐する三叉路。北へ行けば納骨堂。東へ行くと特別なイベント。

・130:特別イベント1。ネコ女と遭遇。

・340:特別イベント2。ドワーフのトランブルと遭遇。

 

ヤズトロモのアイテムの評価

 

ダイアンナ「最後に、ヤズトロモさんが売ってくれるマジックアイテムがどれだけ役に立つか、個人的にランク付けをしてみたいと思う。判定基準は、A(是非とも買うべき)、B(そこそこ役立つ)、C(あまり役に立たない)、D(全く役に立たない)の4段階評価だ。アイテムごとの感想コメントも付けてみた」

 

アスト「まあ、Aランクはもう決まったようなものだろうがな」

 

ダイアンナ「プレイバックで持って行ったものは、別に必需品ってわけじゃないけどね。まあ、異論はあるかもしれないけど、買い物の参考にはなるかもね」

 

★Aランク

 

・力の腕輪:クインとの腕ずもうを確実に制するのに必要。もちろん、技術点が11とか12だと、普通に勝てると思うけど、技術点が9だと1回の勝率が6分の5。3連勝だと216分の125で、6割近くに下がる。確実に攻略するためには、ほぼ必需品。

 

・毒けし:本作の毒は致命的ではないが、毒を受けるケースが複数回あるので、どのルートを通っても役に立つ頻度が高い。持っていると安心できる。

 

・聖なる水:グール戦を難なく切り抜けられるので便利。グールの技術点は9、体力点7で、4回傷つけられると麻痺してバッドエンド。つまり、技術点が9以下ではかなり危険な戦いになる(同じ技術点だと、グールを倒す前に自分が4回傷つけられる可能性は半々)。

 

★Bランク

 

・虫封じの薬:使用場面が第2ルート川前の巨大蜂戦のみ。意外と使う機会がなかったので、Cランクでも良かったのだが、個人的に、このイベントのせいで「腹ペコった」ので、持っていれば良かったと痛感した。まあ、野外冒険で虫除けスプレーとかはあった方がいいよね。虫嫌いな人も多いだろうし、TRPGでも虫対策アイテムは役立つでしょう。

 

・投げ上手の手袋:投てき武器が意外な戦果を上げることの多いFF世界では、非常に有用なアイテムと思う。本作では、オーガー戦だけで活用されたけど、石とか短剣とかをいっぱい装備していれば、ゴブリンスレイヤーごっこができたりもする。

 

・するするロープ:キノコ栽培所に侵入するのに使用。ロープは冒険の必需品だと思うし、これがないとキノコ栽培所に侵入する際に、結構なペナルティーが来ることを考えると、「特定シチュエーションで、なければ困る」という状況を見せたのでB。なくても普通に何とかなるのがCという選定基準。

 

・集中力のバンド:第3ルートの魔女イベント必須アイテム。これがないときのペナルティーが「腹ペコった」なので、評価が一層上がる。ただし、魔女イベント自体の有用度はさほど高くない。

 

・鼻用フィルター:対毒ガス用アイテム。ガーナード・ジャグルの仕掛け箱も、これさえあれば怖くない……というタイムリーにして、独自性の高いアイテムなので高評価に値する。本作ではオーガーのほら穴と、キノコ栽培所で使う機会があった。

 

★Cランク

 

・植物封じの薬:使用場面が第1ルート川前のタングルウィード・イベントのみ。なくてもペナルティーが体力3点だけなので、必要度は薄い。もっとも森が舞台なので、いろいろと活用できる機会はあったはず。TRPGのシナリオでは役立つと思われる。

 

・とび跳ブーツ:使用場面が第4ルートの川後の落とし穴のみ。便利は便利だけど、落とし穴に落ちても金貨3枚で脱出できるし、このアイテムの値段が金貨2枚……ということは1枚のお得か。もっと有効に活用できれば、と思う、本作では残念アイテムの一つ。

 

・ニンニク玉:第3ルートの吸血コウモリ除けに使ったのみ。本作では吸血鬼そのものが登場しなかったので、必須アイテムとは言えなかったです。吸血コウモリは技術点5〜6で弱いし、なくても問題ない。

 

・万能薬:キノコ栽培所で怪我した時のみ活用。もっといろいろ使えたら、という残念アイテム。毒けしの代わりに使えるとか、体力点回復効果が付いてくるとか、万能薬の名に恥じない汎用性を求めたいところ。

 

・静けさの薬:使用場面が、第4ルートの水がめの振動を止めるため、というレアな状況のみ。パラグラフ選択で避けられる事象の場合に限定されるのでは、そのアイテムがどうしても必要とは思えません。これで敵の呪文を封じられるとか、隠密行動に役立つとかなら、評価が上がっていたんだろうけど、そういうシチュエーションはなかったですしね。

 

・光の指輪:キノコ栽培所をチラッと照らすのに使用。明かりの魔法は便利なはずなのに、ちっとも活用されなかったという印象。

 

・からみ網:第1ルート川後のトロール対策に使用。これも、もっといろいろ活用できたと思うのに、もったいないですな。

 

・炎のカプセル:対ツリーマン用アイテム。まあ、派手な攻撃魔法が好きな方は、もっと評価を上げてもいいんじゃないかなあ。

 

★Dランク

 

・水の探し棒:全く使う場面がなかった。野外冒険では役立つ場面もあるのだろうけど、水不足にはならなかったからね。食料不足には陥ったけど。砂漠とか荒地が舞台なら、もっと役立ったかも。

 

ダイアンナ「これらのアイテム名が、今後の新訳でどのように変わるかも、いずれ期待したいと思う」

(当記事 完)