ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

「サラモニスの秘密」攻略感想(その6)

改めてミッションに挑む

 

リモートNOVA『エラッタ適応前の強ディートンがミッション攻略順番を間違えた結果、必要名誉点とアイテムが揃わずに攻略失敗した話は語った。その後、キャラクター作成に一般人スタートのエラッタが示され、初期状態が技6、体12、運6という弱小バージョンから始まることを知って、いろいろ考えた末の物語が今回だ』

 

アスト「ただ、攻略順番を調整するだけじゃダメなんだよな」

 

NOVA『初プレイの段階では、できるだけ早く冒険者になるということを優先して、その前に名誉点を稼ぐことを軽視したんだよ。でも、それだとミッション6(ジン枢機卿)とミッション7(ユニコーン)を受注するのに必要な名誉点16に到達できないことを知った。冒険者になる前に、いかに多くの名誉点を稼ぐかを考えて再攻略したのが、こちらの記事だ』

ダイアンナ「冒険者としてミッションを開始する前に、名誉点は10点ぐらいまで稼ぐことができる。3ミッション達成する前に、あと6点稼げればミッション6と7も受注できるわけだね」

 

NOVA『3ミッションで名誉点6というノルマだと、名誉点1しかもらえないミッション1と2は外れということになる。そこで巧妙な仕掛けとなっていたのが、ミッション4と3がリンクしていたという点だ。3から4には行けないが、4から3には行ける。それぞれが名誉点2を稼げるので、これらを一気にクリアできれば名誉点4を一石二鳥で稼げる寸法だ』

 

アスト「逆に言えば、そこまで緻密に名誉点を稼いでいかないと攻略困難なゲームだったってことだな」

 

NOVA『最初は自由度が高くて、いろいろな展開を楽しめるように見えたが、実はその中で最適解を見つけて、ある程度、適切な順番を組み立てて行かないと最後まで進められないという仕掛けになっている。もちろん、一度クリアしてからも、別の技能習得を試してみる融通は残されているが、仮に技能を全く習得せずに(技能習得の際の名誉点が得られない)クリアできるのかが怪しいものだと思う』

 

ダイアンナ「ダディの真ディートンは、〈綴り呪文〉で+2、リーブラの聖印で+1の名誉点を得て、合計名誉点が10だった。もしも、技能を何も習得しなかったら、名誉点7でミッション開始しないといけないから、3ミッションで名誉点9を稼がないといけない」

 

NOVA『不可能だな。街のどこかで名誉点をさらに2、3点多く得られる仕掛けがない限り、技能なしで本作をクリアするのは不可能ではないか、と思っている』

 

アスト「あえて技能なしという高難度で挑戦することもできるかもしれないが、それでは解けないようになっているわけか」

 

NOVA『もしかしたら、俺が気づいていない名誉点の稼ぎ方があるのかもしれないけど、今のところ、技能なしは名誉点が足りないという理由で、無理ゲーと考える。まあ、単にクリアするのが目的の場合、あえて不利になる縛りモードを設けるのは、あまり賢明とは言えない。そういうのは、ゲームをクリアした後のやり込みゲームの領域だからな。他にもやりたいゲームブックがいっぱいある以上は、そこまで一冊のゲームに時間を割く余裕はない』

 

ダイアンナ「こうやって、攻略記事を書いているだけでも、ゲームブック愛は十分表明できているだろうしね」

 

叫ぶ空の秘密

 

NOVA『そういうわけで、いろいろ事前検証を重ねた結果、真ディートンが最初に手を付けたミッションが、4つめの「叫ぶ空」の謎解きミッションだ。これはコーヴンの村に出現した、空から飛来する叫ぶ怪物の事件を解決する仕事なんだけど、調査だけして完全解決はできないミッションなんだ』

 

ダイアンナ「どうして?」

 

NOVA『この怪物こそがシュリーカー。表紙絵の飛行骨ピラニアで、こいつの謎を解明し、サラモニスの脅威となった群れを殲滅させるのが終盤の大目的となる。つまり、この叫ぶ空ミッションは、後の脅威の予兆というか、伏線みたいなものだな。最終的には、このシュリーカーの正体が、バルサスかザラダン・マーが魔術で作り出して、サラモニスの弱体化を図るために仕掛けた陰謀ではないか、ということが終盤で推測される』

 

アスト「バルサスかザラダン・マーか。どっちなんだろう?」

 

NOVA『ゲームブック内でも、確定はされていない。だが、ザラダン・マーに関わりのあるコーヴンが舞台ということは、バルサスが意図的にシュリーカーを作り出して、サラモニスと、ついでに仇敵のザラダン・マーを牽制するために送り出したという可能性が一つ』

 

ダイアンナ「動機としては納得できるね」

 

NOVA『シュリーカーが意図的に作られたとするならな。ただ、逆に、ザラダン・マーがマランハの秘術で作り出した怪物が、逃げ出して野良で増殖した事故であるとも考えられる』

 

アスト「事故だと?」

 

NOVA『ゲームブック「モンスター誕生」では、そこまで密接な関わりは描かれていないが、小説「トロール牙峠戦争」では、コーヴンの村は領主のザラダン・マーに忠実に従っているように描かれている。それがバルサス軍の襲撃にあって壊滅するんだが、ザラダンが自分に忠実なお膝元の村をモンスターで襲撃する理由が考えられない』

 

ダイアンナ「つまり、シュリーカーがザラダンのマランハで作られた怪物とするなら、意図的よりも事故と解釈する方が、辻褄が合うわけか」

 

NOVA『サラモニスの聖堂会議では、シュリーカーの出現理由について、いろいろと推測を述べているわけだが、その原因に関しては結論が出ていない。ただ、解決方法が示されるだけだが、それは後で語るとしよう。とにかく、この叫ぶ空ミッションは終盤に向けての重要な伏線にも関わらず、これ単独だと簡単に達成できるんだな。戦闘すらしなくて済むが、名誉点2点のみで、金貨は得られない。中途半端な状態でミッションが終了して、???状態になる』

 

アスト「後から、事件の意味が分かってくる寸法か」

 

NOVA『予兆とか伏線とか、そういうものだろう? ともかく、コーヴンの村で起こった怪事件の謎を追って、我々はただちに現場に向かった』

 

アスト「我々って誰だよ? ディートン1人だけだろう?」

 

NOVA『いや、真ディートンには、志半ばで散った強ディートンの背後霊が憑いているんだよ』

 

アスト「強ディートンは夢じゃなかったのか!?」

 

NOVA『夢でもあり、背後霊でもあり、パラレルワールドの存在でもある、そういう不可思議な存在こそが強ディートンだ』

 

アスト「不可思議ねえ。まあ、いいや、背後霊とかロガーンに導かれた運命の主人公冒険者が真ディートンなんだな。異世界転生ファンタジーが当たり前の昨今では、不思議でも何でもないのかもしれんが、とにかくコーヴンの村に着いた。うん、それで?」

 

NOVA『プレイヤーは、この村の墓場の地下に、ザラダン・マーの研究施設があることを知っているが、世間知らずのディートンが知るはずもないので、墓地へ行くって選択肢はない。選択できるのは、シュリーカーの襲撃から生き残った少女イーデル・ソマーに話を聞くか、襲撃現場を調べるか、それともシュリーカーの死体を調査している錬金術師ルド・ジェイムズに話を聞くかの3つだが、別に順番に関係なく3つとも情報が手に入るので、全部聞くといいだろう……と言うか、全部聞いて、パラグラフ84番へ進まないと、名誉点+2が得られない』

 

ダイアンナ「中途半端な調査だと、名誉点に到達しないわけだね」

 

NOVA『まず、生き残りの少女イーデルに話を聞くと、東(厳密には南東)の銀山の方からシュリーカーが来たという手がかりが入って、情報ポイント10が得られる。

『シュリーカーの死体を検分している錬金術師のルドから話を聞くと、死体の盲目めいた目から昼間は地下に棲息してそうだと分かって、情報ポイント50が得られる。

『そして、襲撃現場を調べると、風向きが東ということから、そちらから飛来した可能性を推測して、情報ポイント24が得られる』

 

アスト「情報ポイントを3つ加算すると、正解のパラグラフ84に行きつけるわけか」

 

NOVA『不十分な情報だと、パラグラフ10、24、34、60、74に項目が用意されているが、いずれも名誉点が得られない。イーデルから話を聞いた場合(10、34、60、84)は南の銀山に向かうことができて、ミッション3のサラモン王の鉱山探索に突入できる。現場を調べて東に当たりを付けた場合(24、34、74、84)はトロール牙峠の東を歩き回る選択もできる。死体の検分から地下に当たりを付けた場合(50、60、74、84)は手近な洞窟を調べるという選択肢が出る』

 

ダイアンナ「つまり、情報収集をたくさんすればするほど、選択肢が増えるわけだね」

 

NOVA『ああ。正解は銀山(サラモン王の鉱山)なので、イーデルから話を聞くだけでも、そこに向かえるんだが、名誉点が得られないので、このミッションを引き受けた目的が果たせない。そして、外れルートのトロール牙峠の東と、村の近辺の洞窟探索だとバッドエンドの可能性が出てくる』

 

トロール牙峠の東:ザラダン・マーの空中戦艦ガレーキープに遭遇する。〈世界の知識〉技能を持っていれば、その正体が分かるが、直後の危険を乗り越える役には立たない。トーキ(戦闘用グリフィン)に乗った2体のオーク(技8、体10)の襲撃を受けて、倒せば名誉点+2を獲得できるが、逃げるのに失敗してバッドエンドを迎える可能性もある。〈綴り呪文〉で透明(466)の効果を発現して、難を逃れることも可能だが、名誉点は得られない。

 

★村の近辺の洞窟:〈真紅の洞窟〉(クリムゾン・カヴァーン)の話を村人から聞いて、そこに向かう。しかし、〈罠の知識〉技能を持っていれば、洞窟の足場が非常にもろいことに気づく(技能がなければ、運だめしでまかなうことも可能)。危険を覚悟で中に入ると、技術点判定を要求されて、失敗すれば足場が崩れて地下川に流されて死亡バッドエンド。たとえ難を逃れたとしても、洞窟探検で何も得られないことを察して、収穫なく調査を断念。

 

アスト「ルート分岐はいろいろあるけど、結局、銀山に向かう以外は調査活動が失敗に終わるんだな」

 

サラモン王の鉱山

 

NOVA『真ディートンは、先にサラモン王の鉱山を調査していた亡き強ディートンの記憶があるので、シュリーカーの潜伏場所がここだと分かっていた。コーヴンで完璧な情報収集をして名誉点2点を稼いだ後は、迷わず鉱山に向かったわけだ。

『目的は害獣の岩ウジ(技7、体11)を倒して、さらにザコ敵のグラニット(技4、体2〜4)の群れ6体を倒して、7体の怪物を倒した報酬の金貨7枚と、名誉点2点を稼ぐこと。その上で、洞窟奥にいる〈震える男〉の所在を確かめることもあるが、彼に関わるとシュリーカーの襲撃に遭うので、超音波対策の蜜蝋なしでシュリーカーと対峙するのは避けたい(前世の記憶)。まあ、〈震える男〉については、鉱山の責任者から噂話として聞いておくだけでも十分だろう』

 

ダイアンナ「一度クリア済みのミッションだったら、余裕だね」

 

NOVA『ああ。技術点7の岩ウジなど、技術点9の冒険者ディートンの敵ではない……と思っていたんだな、これが。しかし、ダイス運が悪くて、まさかの岩ウジ戦で体力点2まで追いつめられてしまった。ふう、もう少しで死ぬところだったぜ(涙目)』

 

アスト「技術点2差で勝っていたのに、10点もダメージを受けたのか!? 5回負けたとでも?」

 

NOVA『敵が5回当てて、こっちは6回当てて、何とか競り勝つことができたが、ダイス目悪過ぎだろう、真ディートン』

 

アスト「振ったのはお前だろう?」

 

NOVA『結果として、岩ウジを余裕で倒して、ザコのグラニットを大量に倒して、金貨を儲ける作戦は断念せざるを得なくなった。たとえ、技術点で5差だったとしても、敵が12を出して、こっちが6以下を出してしまえば、死ぬ危険性がある。敵の数が多ければ、そうなる危険性は十分に考えられる以上、万が一でもリスクは冒せん。金貨1枚と名誉点2点だけを受けとって、すたこらさっさとサラモニスの街に帰還した真ディートンだった。せっかく、完璧な計画だと思ったのに(トホホ)』

 

ダイアンナ「食料を食べて、体力点を回復……はできないんだったな。保存食をまだ買ってないし」

 

NOVA『ミッション3を受注していれば、食料を買うタイミングはあったんだが、ミッション4→3と来た場合は、食料を買う(市場に寄る)選択肢が出ない。しかし、まあ、生きてさえいれば、そして名誉点さえ予定どおりに稼ぐことができれば、リカバリーは可能と判断したわけだよ。何もかも計画どおりだと、ゲームとしては楽しくない。思いがけないハプニングがあってこそ、それを克服して勝利をつかむ喜びが得られるというもの』

 

アスト「負けたら?」

 

NOVA『シクシクと嘆き悲しんで、再挑戦を頑張る。勝つまで諦めない、それがゲームブックってものだろう? まあ、勝率がどれほどかはしっかり計算するがな。勝ち目の薄い戦いで、僥倖を期待するなど、ベテランゲーマーの道ではない』

 

アスト「勝ち目の高い勝負で、薄氷を踏むようなギリギリの戦いを演出した奴だからな」

 

 

NOVA『……気を取り直して、サラモン王の鉱山の構造について、改めて解説を行おう。最初に責任者のハーフ・オーガーと話をすると、「害獣を倒しに来たのか?」と尋ねられる。そうだと答えると、「岩ウジは左→左→右に進んだ先にいる」と教えてくれる。初見の強ディートンはそれを選んだが、真ディートンはシュリーカー調査のために来たので、ちがうと答えた。すると、〈震える男〉の情報を聞いたり、鉱山で働いているドワーフの話を聞いたりもできる。ドワーフは最初に右に行けば会うことができる』

 

ダイアンナ「では、最初に右に進んで、ドワーフさんと話をすれば良さそうだね」

 

NOVA『ドワーフから情報を得るためには、【シャザールのエール】(金貨3枚)か、〈カリスマ〉技能が必要だ。前者だと、どくろのルーン文字は避けるべしという情報を得て、後者だと〈震える男〉についての話も聞けるが、あまり大した情報ではないので、無理に聞かなくてもいいだろう。さっさと左へ行って(109)、その後の選択肢は左(395)か右(182)だ』

 

アスト「2回めも左だったな」

 

NOVA『そこで、次に左(128)か右(394)か、引き返しての右(182)か、諦めて帰る(214)かを選ぶことになる』

 

アスト「帰って、どうするんだ? まだ、何も仕事をしてないだろう?」

 

NOVA『なお、左にはどくろのルーン文字が見えるぞ』

 

アスト「だったら、左へ行くのはバカのすることだな」

 

NOVA『そう思って、初見は左へ行ってみた』

 

アスト「バカかよ」

 

NOVA『好奇心旺盛と呼んでくれ。攻略記事のためなら、俺はバカにでもなってやる。キャラが死んだら、見なかったことにする』

 

ダイアンナ「セーブした上で、左へ行ったんだね。どうなった?」

 

NOVA『〈罠の知識〉がピコンと反応した。この道は危険だぞ、と。それでも気にせずに突き進むと、落盤事故が発生してゲームオーバーだ(191)』

 

アスト「まあ、そうなるわな。正解は右の394番か」

 

NOVA『そこで岩ウジと戦って、真ディートンは死にかけた。強ディートンだったら余裕だったんだけどな』

 

ダイアンナ「真ディートンは岩ウジを倒して、すたこらさっさと逃げ出した。だったら、強ディートンの記憶を覗き込もうじゃないか」

 

NOVA『強ディートンは、岩ウジ戦の後で、他にも何かないかなあ、と思って、分岐路から右の182番に進んでみた。すると通路はまた左右に分かれている。左か(241)右か(44)どっちに進む?』

 

アスト「何のヒントもないんだよな。だったら、オレは左だ」

 

ダイアンナ「それなら、あたしは右だね」

 

NOVA『左へ進むと、ソーサリー4巻で登場したジブ・ジブと遭遇する』

 

ダイアンナ「ジブ・ジブ?」

 

アスト「無害だけど、吠え声だけは大きくて威嚇してくる弱小モンスターだ」

 

NOVA『実質、左は外れで、ジブ・ジブが逃げて行くだけ。右がグラニット6体との戦いだ。なお、グラニットは小石の下にサソリのような足や尾を持つ甲殻類みたいな小動物で、弱いけど数が多くて鬱陶しい連中。まあ、それでも一匹倒せば金貨1枚になるので、体力点が十分あるなら倒してボーナスをもらうのがお得だろう。ああ、岩ウジ戦で苦戦しなければなあ』

 

アスト「過ぎたことをいつまでも悔やんでいるんじゃないぞ」

 

NOVA『そうだな。初見の強ディートンはジブ・ジブと出会って、後からグラニットのことを知って、次の機会があればグラニットを倒そうと思ったが、結局、果たせず仕舞いだ。とにかく、ジブ・ジブに逃げられようが、グラニットを倒そうが、その先に進むと、噂の〈震える男〉に遭遇する。どうやら、ぶるぶる震えているようだ』

 

ダイアンナ「そりゃあ、〈震える男〉だから震えるだろうさ。一体、何者だい?」

 

NOVA『それこそが、サラモニスの重要な秘密なんだ。とにかく、〈震える男〉に近づこうとすると、シュリーカーの群れが出現し、【蜜蝋】を持っていなければ、その恐ろしい叫び声によって原技術点と技術点が1点下がり、持っていても4Dで体力点以下を出せなければ、群れに食いつかれて1D+2のダメージ。いずれにしても、恐ろしい骨ピラニアの群れの襲撃をどうにもすることはできず、慌てて逃げ出すしかない形だ』

 

アスト「〈震える男〉がシュリーカーの群れを操っているのか?」

 

NOVA『そういう意見を述べる者もいるが、結論を出すのは早計だ。とにかく、この洞窟では1体でも怪物を倒せば、名誉点が2点もらえるし、〈震える男〉の所在を確認できさえすれば、攻略に十分な情報が集まったと言えよう。そして、ここまでのミッションで成長したディートンのデータがこれだ』

真ディートン(月曜日)

 

技術点6+3+1=10

体力点12+1=13

運点6+2=8

 

名誉点10→14

 

所持金:5サラコイン、6金貨+1枚

 

技能:綴り呪文、幸運

 

所持品:短剣、替えの服、『逆風平原の伝説』の書、街の地図、豚頭ポイント2、小アクセサリー、冒険者ギルドの認可状、リーブラの聖印

 

ロガーンのお告げ:黒ユニコーンを探せ、角は取るな。シュリーカーの血は呪いを破る助けとなる。どくろの印には気をつけろ。

 

真ディートンの成長裏話と、次なるミッション

 

NOVA『さて、思いがけず岩ウジ戦で大ダメージを受けて、死にかけたディートンだが、それでも名誉点が4点増えたので、パラグラフ383番で2点分の成長の儀を行うことにした。まず、体力点がボロボロなので、原体力点を1点加算して、体力点も原点の13点に回復。そして、技術点が9点でも心許ないことが分かったので、そちらも1点上昇。そうして成長したのが上記のデータということになる』

 

ダイアンナ「金貨は1枚しか稼げなかったけど、宿賃はどうするんだ?」

 

NOVA『払わん。野宿だ』

 

アスト「野宿って、体力が1点減るんだろう?」

 

NOVA『元々、体力点は12点だったんだ。成長して1点増えて、野宿で1点減って、結果は変わらん。体力点を成長させたのも、回復目的のためだし、宿に泊まっても最大4点までしか回復できない仕様だしな。冒険前に買い物に行くことが自由でないのが、意外と厳しいシステムだと分かる。いずれにせよ、金がないのが厳しいと感じたので、次のミッションは5番を選ぶことにした』

 

ダイアンナ「シャザールへの隊商護衛ミッションかい。結構、長旅になりそうだね」

 

NOVA『報酬が往復で金貨20枚だそうだ。何週間もかかる仕事だそうだが、その間の食費を払う必要がないことから、食事は隊商持ちってことだろう。ルクィン・ガルー一行に付いて行くだけで金貨20枚と、数週間の食費込みというのは美味しすぎると思わんかね』

 

アスト「付いて行くだけってことはないだろう? 隊商の護衛ってことは戦うことだってあるはずだ」

 

NOVA『そのために鍛えて、技術点10になったんだ。おまけに護衛部隊の隊長は、知り合いの蛮人ナノックだ。彼の指揮に従えば、きっと安全な旅が約束されている』

 

アスト「そこまで信頼していいのかね」

 

NOVA『実のところ、報酬は金貨20枚のはずだが、ナノックと用心棒仕事を一緒にしたことがあれば(用心棒の腕章を持っていれば)、20枚を丸ごとくれる。しかし、そうでないならナノックからの信頼が不十分で、「女子供を守る係」を命じられて報酬も金貨16枚に減らされる。戦士としての力量が未熟と見なされたんだろう』

 

アスト「そりゃあ、技術点7の岩ウジ相手に死にかける様だからな」

 

NOVA『なお、旅を始めたパラグラフ129番(または98番)には豚頭マークが付いていたので、これで3人めの労働者を募ることができた。後で農場ミッションを引き受けようと思ったね』

 

ダイアンナ「今は隊商ミッションに専念すべき時だろう?」

 

NOVA『それもそうだが、このミッション前に買い物ができないのがゲーム的に残念だぜ。ふつう、長期旅行に出発する前に買い物ぐらいしておくものだろうが、旅に必要な物は隊商が用意してくれるからか、個人の買い物タイムは用意してくれず、いきなりバタバタと出発させられた感が強し、だ。ともあれ、旅の続きの話は、次回につづく』

(当記事 完)