ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

パグマイア成長データまとめ(レベル2)

@少し物騒な前書き

 

 

アスト「さてと、NOVAの奴から押し付けられた、パグマイアのキャラのデータまとめ作業でも始めるか」

 

ダイアンナ「前回と同じ始まり出しだな。芸がない」

 

アスト「仕方ないだろう。前回はNOVAのミスを取り繕うために、余計な寄り道をさせられたんだからな。おまけに、あいつの人間関係のトラブルの後始末までさせられている感じだし」

 

リバT『うちのグランドマスターは好き嫌いの激しすぎる、情念の塊のような人ですからね。感情移入が度を過ぎて、入れ込み過ぎるところが多々あって、基本的には面倒見がいい方なんですよ』

 

アスト「本当か? その割には、オレを未来に飛ばすという暴挙に出たんだが? 面倒見のいい男が、どうしてそんなことをするんだ?」

 

リバT『アストさんが未来に飛ばされたシーンは、この記事に書かれていますね』

 

ダイアンナ「……つまり、お前がしつこくアッキー様にストーキングしたから、アッキー様が鬱陶しがって、ダディーに『次元の彼方に放逐してくれ』と頼んだ。要は、お前の自業自得ってことにならないか?」

 

アスト「いや、物語としてはそうだが、その背景にある作者NOVAの心情としては、『ストーカーからおかしなメールを受け取って、その不安と憤りを晴らすために、オレに八つ当たりした』ということがある。つまり、このオレが未来に飛ばされる羽目になったのも、遠因はそんなメールを送った奴、ということになるわけだ」

 

ダイアンナ「しかし、そういう下積み苦労時代を経た後で、念願の『ブログレギュラーの地位』を勝ち得たんじゃないか」

 

アスト「だけどな、『ブログレギュラーの地位』を得るために、2018年から未来に飛ばされて、散々苦労して、快盗団にまでなって、いっぱい死にそうな思いをして……どうして、そこまで波乱万丈の人生を歩まないといけないんだ? 元々は、ブログの一読者Aにして、粉杉翔花ファンクラブ会員ナンバー2番でしかなかったオレだぜ」

 

ダイアンナ「人の運命は誰にも見えない、とはこのことか」

 

リバT『自分で切り開け。甘えてはいけない♪ ってことですね』

 

アスト「経緯はどうあれ、おかしなメールが作者のデリケートな心情を脅かして、一人のキャラの平凡でつまらない人生を歪めてしまうことだってあるって話だな。今さら恨み言を述べるつもりもないし、未来に飛ばされたことで良いことも悪いこともあった。結果的に、これはオレの運命だったって考えることにするが、今後もおかしな関わり方をしたら、作者の悪意ある文章のネタにされる可能性は意識した方がいい」

 

ダイアンナ「逆に言えば、NWのきくたけ先生の弄り芸を模した創作ネタキャラとして生きたいなら、それはそれでありかもしれないぞ。直接会ってのTRPGは無理だろうが、創作のネタになるキャラを作るなり、シナリオ展開に意見を挟むなりの間接的な参加だったらダディーの許容範囲かもしれん。全てを受け入れるのは無理でも、部分的な遊びの範囲での付き合いならOK。元はと言えば、特定個人がただの創作遊び相手に過剰な要求を執拗に繰り返して、話を深刻化させたから生じた問題みたいだからな」

 

アスト「もちろん、これは特定個人に限る提案じゃなくて、TRPGや創作関連についてのご意見や要望など、誰でもコメント募集しているってことだ。作者NOVAへの不平不満や罵倒でも、『アストさんへ』という書き出しだったら、『NOVAに恨みのあるオレサマ』が大らかな心で受け入れてやるぜ。オレはNOVAが困った顔をして、涙目になると、飯が美味くなる男だからな」

 

ダイアンナ「そんなことを言って、ダディーへの怒りが殺到したらどうするんだ?」

 

アスト「アンチNOVA同盟を結成して、レジスタンス活動を開始してもいいかもな。元々、オレたちは未来のNOVAの可能性である妄魔時王と対立してきたんだ。ならば、あいつが慢心に駆られて、妄魔時王になる可能性を少しでも削ぐのがオレたちの正義ってことじゃないか? オレたちは魔王に飼い慣らされた犬じゃねえぜ。犬キャラTRPGをしてはいてもな」

 

@ルビーの成長データ(レベル2)


アスト「さて、ここからはキャラ別の成長データだ。青文字は前と変わった部分。データだけだと読み物としてもつまらないので、各キャラについてのプレイヤーの感想も記載することにするぜ」

◎ルビー・ブラッドハウンド(アーティザン、猟犬、犯罪者)
  プレイヤー:ダイアンナ・ジャックイーン
  筋8(-1)、敏16(+3)、耐14(+2)
  知15(+2)、判10(0)、魅12(+1)
  スタミナ16、DC14(軽装鎧)
  技能: 〈隠密〉+5、〈魔法学知識〉+4、
     〈感知〉+2、〈はったり〉+3
     〈窃盗〉+5
  芸:《焦点魔法》(魔法が使える)
   《あくなき知識欲》(昔の読書や経験を思い出す知力判定が有利)
   《裏社会の悪友》(裏社会の犯罪者へのコネ)
   (装備品に関わる適性芸は省略。以降のキャラも同様)
  習得魔法:基礎魔法3種、マジックミサイル、フェザーフォール
       ディスガイズ・セルフ、シールド
  呪文スロット:8

  特殊なアイテム:女帝カード(魔法の焦点具。ルビーの象徴にもなっている)

  理想:あたしが一番大事なのは、お宝を探すことさ。
  絆:女帝カードの絆(誇り)が、あたしを奮起させる。
  欠点:何があっても、光り物には目がない。

  武器:ダガー(命中+4、ダメージD4+2刺突、射程20/60)
  基礎呪文:エレメンタル・レイ(命中+4、ダメージD8熱、冷気、電撃から選択、射程60)
  1レベル:マジックミサイル(絶対命中、ダメージD4+1力場3発、射程120)


ダイアンナ「あたしのキャラ、ルビーは、魔法快盗というコンセプトで作っている。D&Dの昔の魔法使いは、初期レベルで貧弱かつ弱いと聞いているが、パグマイアの場合はそこまで弱くない。もちろん、パーティーの中で最も打たれ弱いのは間違いないんだけど、耐久力を14に上げることでスタミナと呪文スロット(呪文の使用回数)+2のボーナスを確保している」

アスト「クラシックD&Dでは、HPの低さと呪文使用回数の少なさが魔法使いの2大ネックだったが、その弱点が克服されているわけだな。2レベルでHP16で、呪文が8回も使えるなんて考えられなかったぜ」

ダイアンナ「クラシックでは、どうだったんだ?」

アスト「HPはD4を振るから最大4。2レベルで8といったところか。耐久力のボーナスで1か2ぐらい加わっても、最大12かな。そして何よりも、呪文は2回しか使えない」

ダイアンナ「たったの2回ぽっちか? それで魔法使いに何をしろと言うのだ?」

アスト「ダンジョンに入るだろう? 敵と出くわして、戦士がいきなり傷つくだろう? 僧侶も回復呪文を大して使えないなら、それ以上の探索はあきらめて撤退するわけだ。魔法使いも、敵が多くて戦士がさばけないと判断したときに、切り札のスリープで相手を眠らせる。そして、魔法使いの呪文がなくなったので、撤退するか、という相談になる。そうしてダンジョンに出たり入ったりを繰り返して、少しずつ攻略していくわけだ」

ダイアンナ「それでは、ストーリーがなかなか進まないではないか?」

アスト「だから、最初のD&Dではストーリー性なんて考えてなかったんだよ。初期のコンピューターゲームウィザードリィだって、ストーリー性はほぼなく、『悪の魔法使いに奪われた魔法のアミュレットを取り戻す』というダンジョン攻略の最終目的だけが設定されていた」

ダイアンナ「つまり、今のゲームはキャラの継戦能力が高まって、いちいち出たり入ったりしなくても、そこそこの規模のダンジョンを攻略できるようになったんだな」

アスト「それと、ゲームに参加できるチャンスを増やしている感じだな。技能システムの採用によって、魔法使いは呪文を使わなくても、魔法関連の知識判定とか、パーティーに求められる役割を果たせるようになった」

ダイアンナ「あたしの場合は犯罪者上がりだから、ただの魔法使いとは違う盗賊系の技能が充実しているわけだし」

アスト「昔のD&Dよりも、背景による個性化がしやすくなったのは5版、そしてパグマイアの特徴だからな。賢者の背景を選べば、典型的な魔法使いも作れるし」

ダイアンナ「女帝カードみたいな特殊アイテムはD&Dのルールか?」

アスト「いや、それはパグマイアのルールだけど、NOVAがかなりストーリー面で強調した扱いをしているようだ。公式のリプレイでは、キャラの持つ特殊アイテムについて、そこまで注目して描いていない。こういうのは、ルールにある面白そうな要素のどれをピックアップするかが、ゲームマスターのセンスじゃないかな。
TRPGにはいろいろな選択ルールがあって、どのルールを使うか、何を推奨するかなど、卓の参加者の意見や要望を元にゲームマスターが判断することが普通だ。プレイヤーは自由に意見を言う権利がある。一方、裁定者のゲームマスターはプレイヤーの意見のうち、自分が処理できるもの、物語やゲーム的に面白くなりそうなものは採用し、そうでないものを却下する権利がある。ゲームマスター経験が長いということは、その採用と却下の判断に手慣れているということだ」

ダイアンナ「なるほどな。『俺のゲームに付き合うなら相手する。そうでないならゲームの邪魔をするな』って考えに慣れているということかな、ダディーは」

アスト「一面、傲慢にも見えるかもしれないが、『お前の意見は聞く。だけど、全てが受け入れられるとは思うな。要望があれば聞くが、ゲームマスターの裁定には従え。ゲームの場にとって益にならないプレイヤーは排除するのも、ゲームマスターの仕事だ』的な思考をする奴だから、『ゲームの場で関係ない人生相談なんて持ち込まれたら、それは良いプレイヤーではない』と判断するわな」

ダイアンナ「ダディーと程よく付き合うには、ダディーは『人生の生き方の多くをTRPGゲームマスターとして学んだ人間である』というのを念頭に置けばいいのかもな。そして、掲示板などの管理人に対してはゲームマスター同様の敬意を示すし、お客さんはプレイヤーと見なしがち。そしてプレイヤーがゲーム(場の話題)から逸脱した振る舞いを見せるなら、『ゲームを楽しむ気がないなら、邪魔だから去れ』となる」

アスト「とにかく、あいつの行動原理がそういう自己規定にある以上は、付け込む隙もそこにあるということだ。誰とは言わんが、参考までにな」

ダイアンナ「さて、話の逸脱が酷くなりすぎないうちに、次のキャラに移るか」


@アイアンの成長データ(レベル2)


◎アイアン・ラビドッグ(ストレイ、頑犬、自由犬)
  プレイヤー:川上鉄太郎
  筋15(+2)、敏13(+1)、耐16(+3)
  知8(-1)、判12(+1)、魅10(0)
  スタミナ30、DC16(鎧なし、盾)
  技能: 〈踏破〉+5、〈自然知識〉+1
     〈生存〉+3、〈動物使い〉+3
  芸:《裸の蛮犬》(鎧なしで、耐久力ボーナスをDCに加算できる)
   《頑健な体躯》(耐久力STに+D4)
   《野犬の尊敬》(野犬や自由犬とのコネ)
   《激怒》(1日1回使用可。攻撃以外の筋力判定が有利。
      ダメージ+2。殴打、刺突、斬撃ダメージ半減)


  特殊なアイテム:光のメガネ(暗視ゴーグル)
         アイスラッガー(投擲用ハンドアックス)
         大型スコップ(穴掘り、埋葬用)

  理想:私が一番大事なのは、子どもたちを助けることだ。
  絆:大宇宙の光(太陽や月、星)が、私を奮起させる。
  欠点:何があっても、私は闇が怖い。メガネがないと耐えられない。

  武器:ロングソード(命中+4、ダメージD8+2斬撃)
    アイスラッガー(命中+4、ダメージD6+2斬撃、射程20/60)
    ショートボウ(命中+3、ダメージD6+1刺突、射程80/320)


鉄太郎「私の出番のようだね」

アスト「鉄太郎の旦那、どうもです」

鉄太郎「そろそろ、私はここを離れねばならない可能性が出てきた」

アスト「ええ? どういうことですか?」

鉄太郎「今月始まる予定の新番組『ウルトラマンZ』に呼ばれるかもしれないんだ。何しろゼロの正式な弟子が主役を張るからな。私とレオ、そしてゼロの3つの力が、Zの基本フォームにも採用される。その縁で、顔見せ出演が求められるかもしれん」

アスト「ああ、顔見せだったら、ちょっと出演して、またこっちに帰ってくる可能性も」

鉄太郎「うむ。そうだったらいいな。少なくとも、アイアン・ラビドッグの物語の行く末は見届けたいし」

アスト「アニメの方はどうなんですか? 諸星弾って主役の先輩が活躍してるじゃないですか」

鉄太郎「あれは別人だ。私はあんな陰険メガネじゃないよ」

アスト「陰険メガネ……って、NOVAはずいぶんと気に入っているみたいですが、鉄太郎さんの目には叶わないと」

鉄太郎「私はもっと直情的なのが好みだからな。セブンは物語がクールだけど、主人公は熱血漢の人情キャラ、好青年だったはずだよ」

アスト「ああ、確かにアイアンも動物に優しい豪快なキャラですからね。陰険メガネは、NOVAにお似合いってことですか」

鉄太郎「いや、司令は陰険じゃなくて、堂々と公明正大に策謀を張り巡らせるキャラだよ」

アスト「それって、矛盾してませんか?」

鉄太郎「普通は矛盾しているが、司令の場合は、自分がやろうとしていること自体は嘘偽りなく、きちんと事前予告した上で、堂々と大胆に振る舞うことを是としている」

アスト「まあ、隠れてこっそり背中から斬るキャラではないですね」

鉄太郎「ただし、行動に移るときは、あらかじめ準備を整えた上で、いく通りもの可能性を念頭に置いた上で、一気にそれを発動することがある」

アスト「ああ、伏線をしっかり張って、溜めに溜めて、それを一気に爆発的に公開するってことですか」

鉄太郎「不意討ちではなく、事前に警告を与えた上で大胆に切り捨てる。斬るぞ斬るぞ、とちらつかせておいて、なかなか斬りかからないから口だけかな、と油断していたところを、一気にバッサリ行くところがある」

アスト「油断していたところを一気にバッサリ……って、そういうのを不意討ちって言うんじゃないですか?」

鉄太郎「油断しているのは相手の都合。警告しているのに、それに応じて対処しないのは、相手が単に鈍感なだけだ、というのが司令の言い分らしい」

アスト「よくご存知ですね」

鉄太郎「それぐらい見ていれば分かるさ。私もいろいろな人間を見て来ているからね。研究者気質と言うのかな。こっそりいろいろな発明をして準備万端整えるんだけど、隠し事はあまりしたくない。ただ、必要な時になるまで全ての手の内は明らかにせず、少しずつ小出しにして場を整える。あるいは演出込みの創作家気質と言った方が分かりやすいか」

アスト「確かに、演出家だったら伏線はあらかじめ張って、ちらつかせながらも別の情報と織り交ぜて、サプライズかつ納得できる形で公開するものですね。サプライズだけで、事前情報がないのは単に無茶苦茶なだけ。良いサプライズというのは、それが公開された時に、仕込みとなる情報がすでに提示されているものを指す。作者の頭の中ではつながっていても、それを提示できていなければ、読者には伝わらない。後出しジャンケンで『実はこういう背景があって』と説明するのも、作品内でやれよとか」

鉄太郎「まあ、諸事情あって公開できなかった情報を、蔵出しとかディレクターズカット版で後から出して、『なるほど、そうだったのか。やっと話がつながった』と感じさせるのも、マニアは喜んだりするものらしいがね。そこまで追っかけてくれるマニアがいる作品は幸せだねえ」

アスト「って、オレたち、何の話をしているんですか。アイアンの成長話だったはずなのに」

鉄太郎「そうは言っても、私はゲームに詳しくないからね。アイアンはルビー君に比べて、あまり変わっていないように見えるんだが。青字も少ないし」

アスト「いや、まあ、戦士系は成長箇所が少なく思えますが、2レベルでHP30なんて、クラシックD&Dではあり得ないですよ。良くても20ぐらいでしょう。オレは、バーバリアンのキャラは初めて見たけど、こんなにタフなんだなあ、と実感しました」

鉄太郎「そうか。そんなに驚くほどのことなのか。それでは、新しく習得した《激怒》については、どう思う?」

アスト「恐ろしいです。オレがGMだったら、あまり敵に回したくはないですね。まともにダメージを与えるなら、魔法使い系をいっぱい用意しますが、そうすると他のキャラも巻き込まれて死にそうですし、ゲームバランスを取るのが悩みそうですな。まあ、そういうのを考えるのは、オレじゃなくてNOVAだから別にいいけど。NOVAの奴が、アイアン・ラビドッグをどう扱うかは気になるところ」

鉄太郎「魔法使いに闇魔法を仕掛けられて、盲目化させられるとピンチだと思うのだが」

アスト「え? ああ、ダークネスの呪文は暗視効果も無効か。盲目状態はこちらからの攻撃が不利になり、敵からの攻撃が有利になる。敵にダークネスを使う呪文使いが登場しないことを願いましょう」


@フリーダの成長データ(レベル2)


◎フリーダ・コリー(シェパード、牧羊犬、侍祭)
  プレイヤー:スタチューofリバT
  筋8(-1)、敏10(0)、耐12(+1)
  知15(+2)、判16(+3)、魅13(+1)
  スタミナ18、DC 15(中装鎧、盾)
  技能: 〈宗教知識〉+4、〈真意看破〉+5
     〈治療〉+5、〈説得〉+3
  芸:《ヒトへの祈り》(信仰魔法を使える)
   《鋭き観察眼》(聴覚、視覚、嗅覚の判断力判定が有利になる)
   《ヒトの侍祭》(教会関係者へのコネ)
   《邪霊退散》(1日1回、邪霊やアンデッドを退散させられる)
  習得魔法:基礎魔法3種、キュアウーンズ
       プロテクション・フロム・イービル
       スメル・ポイズン&ディジー
       ガイディングボルト

  呪文スロット:6

  特殊なアイテム:聖印(信仰魔法に必要。シナリオ1回、祈願が可能)

  理想:私めが一番大事なのは、不当な拘束からの解放、自由でございます。
  絆:師匠のストラさんとの絆(教え)が、私めを奮起させます。
  欠点:何があっても、お菓子を食べたいです。

  武器:メイス(命中+1、ダメージD6-1殴打)
   スリング(命中+2、ダメージD4殴打、射程30/120)
  基礎呪文:セイクリッドフレイム(対耐久SR13、ダメージD8光輝、射程60)
  1レベル:ガイディングボルト(命中+5、ダメージ3D6光輝、次の命中判定を有利に。射程120)


リバT『私めのキャラ評価を、アストさん、よろしくお願いします』

アスト「リバTはオレ以上にルールに詳しいんだから、自分で解説すればいいんじゃないか?」

リバT『とは言え、私めはクラシックD&Dの経験がございませんので。昔のシステムと比べてどうこうって、オールドファンを喜ばせる話は、グランドマスターかアストさんしかできません』

アスト「そんな話でいいのなら一つ。新しく習得したガイディングボルトの呪文の威力が凄いなあ。ダメージ3D6の飛び道具って何だよ? 2レベル僧侶の攻撃力じゃないぞ。普通、攻撃系の魔法使いと、回復・防御系の僧侶という区別なんだけど、パグマイアのシェパードってそんなに強力でいいのか?」

リバT『ガイディングボルトは本家D&D5版からの採用で、そちらですとダメージ4D6でございます』

アスト「本当に? それでバランス取れているの?」

リバT『僧侶は回復呪文も使わないといけないので、攻撃一辺倒にはできません。ですが、ここぞという時には使える大技を持っているのは安心感が違います』

アスト「そりゃ、味方が強いのは歓迎だけど、基礎呪文のセイクリッドフレイムといい、昔に比べて信仰キャラが実に攻撃色が高まっていることを感じた」

リバT『どちらも光輝ダメージなので、まさにキラキラ輝くキラメンタルですわ』

アスト「他には、血統芸の《鋭き観察眼》がなかなか美味しいと思うな。パーティー全体として、何かに気づく可能性が少しでも増えるのは嬉しいし。オレも今回、〈感知〉の技能を習得したが、オレが気付き損ねても、仲間の誰かが気付いてくれるなら、ダイス目が低いときでも安心ってもんだ」


@モッサの成長データ(レベル2)


◎モッサ・トッサ(ガーディアン、作業犬、兵士)
  プレイヤー:触手キング
  筋16(+3)、敏12(+1)、耐15(+2)
  知8(-1)、判10(0)、魅13(+1)
  スタミナ24、DC18(重装鎧、盾)
  技能:〈威圧〉+5、〈踏破〉+4
    〈生存〉+2、〈説得〉+3
  芸: 《戦闘スタイル:決闘者》(片手武器使用時、ダメージ+2)
    《筋骨隆々》(力仕事の筋力判定が有利になる)
    《上官命令》(軍隊関係者へのコネ)
    《薙ぎ払い》(敵にとどめを刺すと、すぐ次の敵を攻撃できる)

  特殊なアイテム:ゴランドアーマー(重装鎧でも、敏捷力判定が不利にならない。
   いろいろな装備を内蔵しているのは、ルールではなく、プレイヤーによる演出)

  理想:吾輩が一番大事なのは、悪党を捕縛することでごわす。
  絆:ゴランドアーマーへの絆(信頼)が、吾輩を奮起させる。
  欠点:何があっても、吾輩は体を鍛えずにいられない。

  武器:ロングソード(命中+5、ダメージD8+3+2斬撃)
    ウィップ(命中+5、ダメージD6+3+2殴打、射程5)
    ショートボウ(命中+3、ダメージD6+1刺突、射程80/320)


触手キング「戦士系は成長が地味でごわすな」

アスト「昔からだ。呪文習得がなければ、HPが伸びるくらい。まあ、今は技能とか芸(特技)を伸ばしたりできるから、そこで個性を発揮することもできるわけだが。昔は本当に、何の武器を使うかとか、両手武器にするか盾を使うかしか選択がなかった。とりあえず、ロングソードとシールドが無難だったな」

触手キング「今は内蔵装備が多彩なゴランドアーマーがあるから、ヴァリエーションが広がったでごわす」

アスト「それは、お前だけの特別ケースだ。普通に持ってる装備を『ゴランドアーマーに内蔵された』と言い張って、ガイドがそれを面白いからと止めていないだけじゃないか」

触手キング「とりあえず、ゴランドアーマーには大型スコップと触手鞭が内蔵されているのは確定でごわす」

アスト「そのうち、ミサイルとか、レーザーとか、ジェット噴射の飛行機能とか、バリアーとか付いてくるんじゃないか」

触手キング「アストよ。お前はファンタジーを何だと思っているんだ?」

アスト「お前には言われたくねえよ。ただ、パグマイアは純粋なファンタジーのように見せて、ヒトの遺産という設定にすれば、科学的なアイテムを登場させてもいいみたいだが、シナリオがD&Dだからなあ」

触手キング「ところで、新しい芸の《薙ぎ払い》をどう思う?」

アスト「ザコが複数いれば、役に立つんじゃないか? とりあえず、弱ったザコへのとどめ役を任せれば、さらにもう一体攻撃できて効率いいと思うが、モッさんの場合、当たれば、耐性持ちでもない限り、最低でも6ダメージは保証されているからな」

触手キング「スタミナ7ぐらいのザコドブネズミ程度なら、一体を切り捨てて、返す刀でもう一体、という芸当もできるでごわすな」

アスト「うまく当たればな」

触手キング「お前の当たらないグレートソードに比べて、吾輩は堅実に当てているでごわすよ」

アスト「くっ、人が気にしていることを。次の機会は、グレートソードで当てれば、ガイドがフォーチュンをくれると言ったんだ。必ず当ててみせるさ」


@バリーの成長データ(レベル2)


◎バリー・ザッシュ(ハンター、雑種:競走犬、平民)
  プレイヤー:アスト(スピードA)
  筋14(+2)、敏17(+3)、耐12(+1)
  知8(-1)、判14(+2)、魅10(0)
  スタミナ22、DC16(中装鎧)
  技能: 〈隠密〉+5、〈探索〉+4、〈感知〉+4
     〈生存〉+4、〈動物使い〉+4
  芸:《弓術》(飛び道具の命中+2)
   《韋駄天》(走ることや競走に関する敏捷判定が有利)
   《民衆の英雄》(一般市民とのコネ)

  特殊なアイテム:危険感知の鈴(〈感知〉判定が有利)
     運命の輪のカード(効果不明のフレーバーアイテム。
              ルビーとの絆を導いた)

  理想:オレが一番大事なのは、か弱い女の子を守ることだ。
  絆:生き別れの妹との絆(肉親愛)が、オレを奮起させる。
  欠点:何があっても、オレは花に話しかける。

  武器:グレートソード(命中+4、ダメージD12+2斬撃)
   ロングボウ(命中+7、ダメージD8+3刺突、射程150/600)


アスト「そして、大トリを飾るのがオレだ」

ダイアンナ「ここまで、ご苦労だったな。最後の話し相手はあたしが務めよう」

アスト「お前かよ」

ダイアンナ「不服か?」

アスト「いや、考えてみれば、今のオレは恵まれているんだな、と思ってな」

ダイアンナ「どういうことだ?」

アスト「2018年、未来に飛ばされる前のオレは、独りぼっちだった。自分が何者かも分からず、ただ明日を斗う明日斗という名前を信じて、今日は斗わないただのオタクだったんだ。人のブログを読んで、花粉症ガールを応援しているだけのな。言わば、自分を持たずに、他人に依存しているだけの人生」

ダイアンナ「ただ、お前なりに勉強したり、考えていたことはあったんだろう?」

アスト「あったかも知れねえが、そんな過去はどうでもいい。妄想だらけの時空魔術師に関わってしまったために、暗黒の未来に飛ばされてしまったんだからな。オレは絶望したさ。どうして、ただアイドル未満の精霊少女を追っかけているだけで、こんな目に合うんだ。White NOVAは悪魔かよ? ってな」

ダイアンナ「それがお前の恨みか?」

アスト「正直、オレはNOVAって男に憧れ、同時に嫉妬もしていた。オレとそう変わらないぼっちのオタクの癖に、いろいろ楽しそうにしやがってよ、とかな。そして、精霊少女と契約したと思ったら、嫁とか恋人じゃなくて、娘だと? 結婚はしたくないのに、娘は欲しいってどういうことだよ?」

ダイアンナ「どういうことだと言われても、それがダディーなんだから仕方ないだろう」

アスト「そこのところがオレにはよく分からん。本当に、女に興味がないのか、あの男は?」

ダイアンナ「人間の女に興味はない。だからと言って、男色だと誤解されるのも嫌だ。要は、自分の世界を大切にし過ぎて、それを変に邪魔される関わりは拒絶したいってことじゃないか」

アスト「まあ、あいつのことはどうでもいい。だが、そんな男の生み出した翔花ちゃんにオレの心は奪われた。作者の考えは理解できなくても、作者の生み出したキャラは愛おしい。お前は、そんな気持ちに駆られたことはないか?」

ダイアンナ「すまん。ないな。あたしが愛おしく思うのは、キラキラ輝く宝石と、黄金の精神だから」

アスト「黄金の精神?」

ダイアンナ「そう。自分の誇りを持って、守るべきものを守り、追いかけたいものを追いかける。好きなものを、たとえ世界を敵に回しても好きだと叫ぶ。それがお前であり、ダディーという男だ」

アスト「そうか。その点でNOVAと同じ。嬉しくもあるが、苛立たしくもある。あんな男と通じ合えるなんて」

ダイアンナ「それでも、未来に飛ばされる前は、ブログの読者だったんだろう? それって、何かしら自分と通じ合えるものを感じていたんじゃないか?」

アスト「どうだかな。とにかく、未来で絶望したオレだが、すぐ後から翔花ちゃんがPONと飛んできた。ええと、翔花2号ちゃん、今のアッキー様か。父親から引き離され、泣きじゃくる女の子を見て、オレは感じた。ああ、この娘はオレが守ってやらないとって」

ダイアンナ「あの時は守ってくれてありがとう」

アスト「いや、お前を守った覚えは……って、バットクイーンの記憶か」

ダイアンナ「そうだ。アッキー様の未来での絶望の記憶は、ダディーの力で分離され、アンナ・ブロシアという別人格として封印された。その後、あたしに受け継がれたんだ。お前の愛した粉杉翔花2号の一部は、このあたしの中にある。100%同じとは言わないが、時空快盗団マーキュリー・バットの仲間として暗黒の未来を駆け抜けた記憶は、間違いなくあたしたちのものだ」

アスト「オレは花粉症ガールの姿形を愛しているのか、それとも心、記憶や共同体験を愛しているのか……はっきりしなくなった。正直、ややこしくて訳が分からん」

ダイアンナ「あたしもさ。ダイアナ・ジャックとアンナ・ブロシアの記憶が時に重なり、時に反発し、自分がどう生きていきたいのか見えなくなることもある。それを整理するためにも、TRPGのプレイは悪くないと思っている」

アスト「ああ。自分と似てはいても、違う人格、違う背景を持つキャラを役割演技、擬似体験することで、かえって自分の内面を見つめ直すことができるって奴か。自分ではなく、自分のアバター、仮想人格というフィルターを通すことで、自分の心に向き合えるって話を聞いたことがある」

ダイアンナ「とにかく、今のお前は恵まれている、と言ったな」

アスト「ああ、少なくとも独りじゃない。欲しいものは100%完璧とまでは言えんが、それなりに手に入っている。あとはオレがそれで満足できるか、先を望むかって問題だ」

ダイアンナ「先を望むと言うのは?」

アスト「オレを酷いめに合わせたWhite NOVAに復讐して全てを奪いとるか。それとも、これもまた試練だったと受け入れて、White NOVAと協力して、あの男の目論見どおりWinWinで丸く収めるか。オレの気持ちを整理して、納得のできる選択をしなければならない」


リバT『どうでもいいですが、個人の述懐にかまけてないと、きちんと今の仕事をして下さい』

アスト「おっと、いけねえ」

リバT『それと、グランドマスターのメッセージですが、「俺は読者A含むブログ読者の選択を尊重するが、Shiny NOVAの造る世界に害を為すと判断すれば、厳しく対処するつもりだ。他人の世界を脅かさない賢明な言動を望むし、自己の責任においてそれができないならば、受け入れられないと考えて消えろ」とのことです』

アスト「やっぱり聞いていやがったな。まあいい。White いやShiny NOVAよ。オレはお前の全てが好きってわけじゃないが、お前の作り出した翔花ちゃんと、お前の好きなTRPGが大好きだ。だから、その範囲で、お前の世界に協力してやるぜ。まあ、不平不満もいろいろぶつけるかも知れないが、お前だったら、それさえも『物語のネタできた。よっしゃラッキー』と言って甘受しちまうんだろうな。まあ、せいぜい、お前の物語を面白くするのに一役買ってやるぜ。その代わりとして、フォーチュンをしっかり用意しておけよ」

リバT『それで、お仕事の方は?』


アスト「正直、オレはバリーの今後の成長を迷っている」

ダイアンナ「どういうことだ?」

アスト「元々は、盗賊の代わりにハンターを選んだんだが、ルビーが盗賊方面に進んできたから、目指す方向がかぶってしまうんだな。一方、戦士系としては、アイアンの旦那やモッさんに比べて、打たれ弱いし、これと言った取り柄がなさそうだ」

リバT『弓の命中率は最高ですが?』

アスト「飛び道具の与える最大ダメージが11だろう? リバTのガイディングボルトは3D6の期待値で約11なんだぜ。今回、習得した〈感知〉も有効だが、キャラの切り札とは言いにくいし(必要だとは感じたが)、今後オレはどういう方針でキャラを育てたらいいんだろうか?」

リバT『大きく3つに分かれるでしょうか。その1、盗賊方面の技を主体にルビーさんとかぶる道を選ぶ。その2、弓兵としての能力に磨きをかけつつ、サポート戦士として頼れる存在になる。その3、自分だけの道を改めて模索する』

アスト「元々、D&Dのレンジャーという職業が、中途半端なファイターなんだよな。野外活動に長けた戦士って触れ込みだが、その意味ではアイアンと被ってしまうわけだし。アイアンが将来、《獣使い》の芸を習得したいと言っている以上は、それを譲った上で、バリーはどういう個性を打ち出したらいいんだろう?」

ダイアンナ「キャラのバリーはともかく、お前というプレイヤーは十分、個性的だぞ、アスト」

アスト「そうか?」

ダイアンナ「未来から帰還した快盗団のスピードAで、精霊少女の追っかけで下僕。それが、こんなアステロイドの監視所でTRPG談義をし、犬キャラを演じているなんて、そうそうどこにでもいるものではない。お前はもっと自分に自信を持っていいんだ」

アスト「ああ、そうか。オレは未来に行って見つけたものがある。そうとも、オレの名はアスト。明日を斗う名前だ。今すぐ答えは出なくても、その答えは明日を目指して斗ううちに見つかるかもしれない。今後の成長方針は未来に見つかることを信じて、必要だと感じたものを伸ばすとして、冒険仲間との関わり合いの上で見えてくる自分の個性を大事にして、今を一生懸命に生きる。それがこのオレ、アストの生きる道だ」

リバT『だったら、アストさんの自分探しの記事はこれぐらいにしておきましょう』

アスト「いや、自分探しじゃなくて、パグマイアのキャラ成長のまとめ記事だろう? 次のプレイが楽しみだ」

リバT『その前に、グランドマスターはマッスル太郎を、仕事が本格的に忙しくなる前に何とか完結させたいとおっしゃってましたよ。パグマイアのプレイの続きは、早くても夏が終わってからだと思います』

アスト「おのれ、マッスル太郎。今のオレの、いやオレたちのライバルはルーンフォークのお笑い芸人だ」

(当記事 完)