ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

「巨人の影」非攻略つれづれ雑記

注意書き(by NOVA)

 

 最初に言っておく。

 この記事は、攻略記事でも、感想でもない。

 現段階でまだNOVAは、リビングストン最新作のFF70巻『巨人の影』をプレイしていない。キャラクターさえ作っていないので、攻略記事を書くことは不可能である。

 では、本記事は何か?

 

 ええと、ゲームとしては遊んでなくても、ブックとして読むぐらいできるよね。

 全部読まなくても、断片的に流し読み飛ばし読みしながら、面白そうなところだけをつまみ食いぐらいできるよね。

 とりあえず、オープニングの背景だけ読んで、それからパラグラフ400番だけ読んで、それから2時間映画で言うところの冒頭10分ぐらい試し見して、あとイラストになってる名場面ぐらいはチェックできるよね。

 

 と言うことで、そういう浅はかな読み方しかしていないNOVAが、ワクワクを募らせるために、思っていることや、チラ見した事実や、そこから浮かび上がる妄想なんかをそこはかとなく書きつらね、あやしうこそものぐるほしけれ、している記事である。

 

 たぶん、後から読み返すと、書き手が自己ツッコミしまくれそうな雑文駄文に興味ある、数奇者(すきもの)、奇特者なFF風流人ならお勧め。

 実用的な攻略記事を読みたい方は、こんなところで時間をムダにしている場合ではないはずだ。今すぐに自分の冒険に戻るといいだろう。

 それでも、意を決して先に進むというなら、次のパラグラフへ進め。

 

FF40周年記念作品

 

 1982年に第1作『火吹山の魔法使い』が出版されて以来、去年で40周年。

 そして、40年記念で出版されたのが、サー・イアン・リビングストン作の通算70巻『巨人の影』、および盟友スティーブ・ジャクソンの36年ぶりの復帰作、通算71巻『サラモニスの秘密』(今年末のFFコレクション4に収録予定)であることは、うちのブログの読者なら先刻承知だろう。

 そんなの知るか、という素人さんは、今ここで知った禁断の知識を前に、〈FF知識〉技能に3ポイント加算するといい。ポイントが20点に達すると、FF狂気点を得て、冒険の世界が待っている。

 

 さて、去年はイギリスでFF40周年祭りで、今年はその余波が日本にも流れて来て、往年のファンが若き日の冒険者生活に復帰したり、新たなアランシアの冒険者の卵が誕生したり、どこかで体力点が尽きて、のたれ死んだりしながら、キャラクターを作り直している頃合いである(半分妄想。でも、半分事実)。

 で、40周年記念作の『巨人の影』については、『危難の港』『アランシアの暗殺者』の方向性(昔懐かしいキャラがお目見えして、ちょっとした過去作クロスオーバー祭り)の続きを期待していたら、違っていた。

 ええと、旧作懐古ではなく、全く新しいキャラや街が登場して、昔の遺産ではなく、新たなアランシアの冒険譚を紡ぎ始めた感である。

 アランシアの危機に、真っ先に対処しそうなヤズトロモさんも、盟友ニカデマスさんも登場する気配もないし、そういう先輩ライダーや昭和のウルトラ兄弟の客演みたいな話を期待していたら、今度のは完全新作でゼロからの再出発という話。

 仮面ライダーで言えば、RXでないBLACKとか、クウガとか、伝説は塗り替えるもの的な話。

 

 まあ、世界観はアランシアで、火吹山とかブラックサンドみたいな地名は普通に会話などでも出て来るので、一定のつながりはあるニュージェネレーション的なイメージ? 

 じっさい、前作の『アランシアの暗殺者』が2019年の作品なので、リビングストンにとっては20年代初作品ということになる。旧作懐古は前作まででいろいろやったので、今回は全く新しい舞台や新キャラを中心に、話を組み立てようって考えたのかもね。

 あるいは、同時期発売のジャクソンの『サラモニスの秘密』が旧作とのリンクの濃い作品なので、似たような作風がぶつかることを避けたという可能性もある。事実、ジャクソンの新作では、『トロール牙峠戦争』のメインヴィランであるバルサス・ダイアとザラダン・マー(いずれもジャクソンの持ちキャラ)が関わって来るという情報も聞いたので、だったら既に旧作リンクは前2作で果たしているリビングストンは今回、別の趣向で新鮮味を……と変化を付けたとも考えられるし。

 

 とにかく、『巨人の影』は『危難の港』『アランシアの暗殺者』のような旧作コラボではなく、入り口は「火吹山に眠る魔術師ザゴールの隠された遺産を探すストーリー」だと思ったら、「その遺産である4体の巨人ゴーレムが制御できずに暴走して、このままだとアランシアの各都市が蹂躙されて破壊されてしまうから、何とかしないと!」って物語で、その対策方法を知っているのは、いつものヤズトロモさんではなく、新たな街ハーメリン(火吹山の東方、ケイ・ポンと月岩山地の間に位置する)にいる新たな魔法使いマリク・オム=ヤシュ。

 このハーメリンと魔術師マリクの関係は、ブラックサンドとニカデマスの関係に似ていて、「風変わりな人々が住むと言われる都市で、引きこもりの魔法使いを探す」という展開が、『盗賊都市』のセルフオマージュを思わせる。

 当然、マリクは主人公が巨人を止めるための方法(アイテム探しなど)のアドバイスをして、盗賊都市よりも広い地域を駆け回る主人公……ってな話に流れる模様。その意味で、セルフオマージュながら、よりスケールの大きな話になっている。

 

 これはパラグラフのチラ見だが、ある項目では、ドワーフの村(王国というべきだろうが、のどかな雰囲気なので自分には村のイメージが強い)として昔からFFファンに親しまれているストーンブリッジが、襲来した巨人ゴーレムに蹂躙されて、廃墟となってしまった文を読んだ気がする。

 バッドエンド項目なのか、それとも作中での正史なのかはあやふやだけど、街一つを廃墟にしてしまうほどの脅威というのは、FFゲームブックでは描かれていなかったと思う。

 まあ、事件が解決した後で、ストーンブリッジが復興しましたってこともできるだろうし(疫病に見舞われたカアドも後の作品で復興したし)、でも巨人の猛威を描きたければ、怪獣映画並みに都市が蹂躙されて廃墟と化すシーンを見せるのは理解できる。

 

 で、この巨人、どういう出自かと言うと、悪の魔術師ザゴールがアランシア支配のために準備していたんだけど、《制御》の呪文がなかなか完成しないので、隠し部屋に厳重に封印していて、そのまま忘れられたままになっていた。

 だけど、ザゴールの隠し部屋の情報を聞いて、金銀財宝の類と勘違いして、探索していた主人公と連れがうっかりゴーレムの封印を解いてしまい、アランシアを危機に陥れてしまう(苦笑)。ええと、禁断の封印された兵器を主人公が目覚めさせてしまい、責任を感じて、巨人を止めるべく奔走するって話なんですな。

 ある意味、ゲームブックの展開としては、新鮮な感じで面白い。怪獣映画ではよくある展開なんだけどね。

 

 古代遺跡から何かの遺産を発掘したら、それが怪獣の眠りを呼び起こしてしまい、日本の街が大惨事に……ってパターン。

 その何かの遺産が、小美人だったり、怪獣の卵や幼獣だったり、封印の石笛だったり、バリエーションはそれなりにあるけど、ザゴールの隠された遺産は「ゴーレムを起動する王冠」で、ええとタイムリーにキングオージャーを連想してしまいます。でも、起動だけさせて制御はできないとか、資格者以外がその王冠を装着したら死んでしまうとか(主人公ではなく連れがうっかり身に付けたんですな。その際、選択肢があって、主人公の方が王冠を身に付けるとバッドエンドになるので、王冠は涙を呑んで連れに譲りましょう)。

 とにかく序盤のドタバタ冒険行が一転、とんでもない大惨事に発展して、そのまま無責任に俺知らねえ、とトンズラかましてしまえばヒーローたり得ないので、自分の不始末は自分で晴らそうと頑張って、ゴーレムを止めるために命を掛ける、と。

 

 まあ、無事に事件を解決すれば(街の崩壊を無事と言っていいかは知らんが、ハーメリンは無事。火吹山に近いアンヴィルとかはどうだろう?)、主人公と連れ(ゴーレムを起動させた連れとは別人。冒険中に仲間になって頼れる相棒になる)が英雄と見なされるハッピーエンド。

 なお、バッドエンドと言うか、ビターエンドというのもあって、「巨人は止めてアランシアの平和は守られたけど、主人公が英雄らしく死んでしまうエンド」とか、「相棒が討ち死にし、主人公が平和の代償は大きかったと悔やむエンド」とか、たまに(昔の)ヒーロー物なんかで見かける劇的なエンディングもある(最近は続編スピンオフのために、主人公や人気キャラが死んでしまうエンドは少ないけど。でも、相棒を復活させるために番組終了後に旅を続けていたら、10年後に相棒は復活したけど、主人公が死んでしまう映画があって、賛否両論というより非難轟々だった。今度は主人公が復活する映画がまた10年後か5年後辺りに作られないかな)。

 

ジャクソン編との比較

 

 そんなわけで、ザゴールの火吹山から始まる世界のピンチを描いた『巨人の影』に対し、ジャクソンの『サラモニスの秘密』はバルサス・ダイアとザラダン・マーに関わるということは、2作合わせて、悪魔の3人の遺した遺産が世界を脅かすという展開かな、と推測される。

 ならば、両作はコインの裏表というか、相互補完的な作品と考えられるかも。

 

 で、冒険の舞台も、『巨人の影』は火吹山を中心に、西部アランシア・マップの北側(ポート・ブラックサンドのあるシルバー川以北)で展開され、『サラモニスの秘密』はそれより南側(サラモニスを中心に、トロール牙峠やザラダン・マーの故郷ドリー村、ヨーレの森、バルサスの要塞付近の柳谷とか、南部平原のシャザール)が舞台になるらしい(英語版攻略サイトからのチラ見)。

 すると、同時期に西アランシアでは、北部と南部で同時に世界を脅かす大事件が勃発して、ヤズトロモさんたちも動くに動けなかったのかもしれないな。

 こればかりは、『巨人の影』だけでは片手落ちで、『サラモニスの秘密』と比較対照して見えてくる全貌があったりするのかもしれない(ただの願望かもしれないけど)。

 

 何しろ40周年記念の競作という形なので、リビングストンとジャクソンも物語の基本部分は(綿密かどうかはさておき)軽い打ち合わせぐらいはしていたと想像する。アランシアのこの地域はぼくが使うから、君はこっち側を頼むとか、なるほどトロール牙峠の続きか、だったら自分は昔書いたザゴール小説からネタを引き出そうかな、とか(事実そういう発言があったかは知らないけど。ただの心に移り行くよしなしごとである)。

 

各メモリアルイヤーの再確認

 

 さて、邦訳未発売の『サラモニスの秘密』とセットで考えた方が良さそうな『巨人の影』だけど、当然、『火吹山の魔法使い』およびFF10周年記念作の『火吹山の魔法使いふたたび』の続編と考えることもできる。

 そう、『火吹山ふたたび』で登場した2つの街、アンヴィルとカアドで、『アランシアの暗殺者』はカアドを掘り下げた作品でもあったが、続く『巨人の影』では最初にアンヴィルの街の描写が掘り下げられる。このアンヴィル、初出は第1作の火吹山ふもとの村だったけど、その時は名前がまだなかった。10年を経て名前が設定されて、さらに30年経ってから、ゲームブックでの設定が掘り下げられた形(それ以前にTRPGのAFF、火吹山シナリオでの記述が参考にされたのだろうけど)。

 アンヴィルの街は、火吹山から歩いて2日の距離に位置するふもとの街。アンヴィルは鉄床(かなとこ)の意味で、かつては鉄床町と訳されていたこともあった。鉱山街(金鉱があるらしい)で、ストーンブリッジのドワーフたちもよく行き来しているとのこと。アンヴィル⇄ストーンブリッジ⇄西のカアドの間では、異教平原を越えた交易路が設けられ、ザゴールの復活と再退治の後で発展したものと思われる。

 

 ともあれ、FF10周年の記念作として発表された50作めが『火吹山の魔法使いふたたび』で、本作『巨人の影』は40周年記念の70作め。10年かけて50作で、その後、30年で20作というペースだけど、その間、出版社を変えての旧作の復刻と、たまに出る新作発表で21世紀をつないでいる現状がある。

 ドラクエや別のFF(ファイナル・ファンタジー)、また時代劇の必殺シリーズなんかが往年の制作ペースに比べて、今は新作発表のペースが格段に落ちているのと同じだろう。まあ、コンスタントに新作が作られているスーパー戦隊や、昭和よりも21世紀以降の平成・令和の方が安定して新作供給がされている仮面ライダーが凄すぎるのであって、うん十年も同じペースで続くことは珍しいですね。たまに復刻祭りで往年のファンがワッと盛り上がって、その楽しそうな祭りで新規ファンを獲得できれば、息の長いシリーズとして、みんなが楽しめる。

 で、あれこれ懐古的な歴史を語っても、個人の道楽のレベルを越えて、新たな人のつながりになったりすることもあるわけで、縁結びの効果があるのが今のFF復刻祭りですな。まさに、笑え笑えの楽しもうぜのハッピーお神輿フェニックスってな感じである、ドン。

 

 それで、20周年(2002年)の時は何をしていたかと言うと、邦訳は91年に(33巻)、本国では95年に(59巻)に終結していたFFシリーズが、ウィザードブックスから復活し始めた年。つまり、復活そのものが祭りなので、20周年記念作は特になし。リビングストンの新作60巻は3年後の2005年『龍の目(Eye of the Dragon)』で、『危難の港』でもネタが言及されていたけど、未邦訳作品のために、こちらでは懐古ネタとしてあまり機能していなかった。まあ、いずれ邦訳を期待したいとして(ダークウッドの森の地下に隠された秘密を探る話らしい)。

 一方、2012年(30周年)には、記念作ではないけど、65巻の『ゾンビの血(Blood of the Zombies)』をリビングストンは発表していて、これはファンタジーではなくて現代ホラーだから、リビングストン版の『地獄の館』に位置づけられるのかな、と認識してる。

 うん、リビングストンだけで、既邦訳4作(『フリーウェイの戦士』『恐怖の神殿』『迷宮探検競技』『甦る妖術使い』)、未邦訳4作(先述2作の他に、36巻『死の軍団』、54巻『ザゴールの伝説』)があるので、リビングストンBOXはあと1つは作れる計算になりますな。

 『死の罠の地下迷宮』の続編が『迷宮探検競技』で、そのまた続編が『死の軍団』(通称ファング3部作)なので、この2作と残りの未訳3作で1BOX作ってもらえると、NOVAは喜びます。

 まあ、次があるとしたら、『迷宮探検競技』『死の軍団』に、スコラスティック社の新作『死の門』『嵐のクリスタル』を加えて、さらに1本、『仮面の破壊者』かジョナサン・グリーンの1作かなあ、と踏んでますが、その辺は年末ジャクソンBOXに前後して、FFコレクション5の制作決定発表を楽しみに待ちたい。

 ソーサリーとサラモニスで邦訳復活祭りが終了してしまうと、やはり悲しいですからね。今の祭りが続いている間は、どこまでも付いて行って、踊り続けたいとも思ってますし。

 

 で、2012年に祭りにならなかったのは、それでウィザードブックスのFF展開がまた終了してしまうからで、今の第3の祭りは、35周年の2017年にスコラスティック社がFFシリーズ再復刻してからのムーブメントなんですな。

 だから、スコラスティック社から復刻刊行されている作品がコレクションでも邦訳優先されて、それ以外の作品(現在は『魂を盗むもの』のみ)は翻訳の契約そのものが版権込みで難しいと聞きます。それでも安田御大が「この作品はFF史上でも重要な作品で、傑作で、商品価値も高いから」と判断したら、頑張って交渉を進めて下さるみたいで(しかも、ジャクソン&リビングストン両氏の協力で)、こういう熱意と人脈には、感謝感涙しながら作品を楽しませてもらってるんだけどさ。

 当ブログでも及ばずながら、応援を続けてるってことで。

 

 そして、次の期待は年末ジャクソンBOXもさることながら、9月発売予定のAFF『真・モンスター事典』。ええと、シン・ゴジラとかは出ないけど、放屁怪物ヒッパホッグとか、未邦訳作品のまだ見ぬタイタンの怪物は掲載されているんじゃないかなあ。

 最近、リビングストン先生、ヒッパホッグがお気に入りのようで、『アランシアの暗殺者』でもオーク集団が「暴れるヒッパホッグの群れのごとく」という独創的な例えで、主人公の虐殺バッドエンドを描いてたりしてワラタ。

 その例え、前作『危難の港』をプレイしないと分からないんじゃないかと思うんですけど、他の作品にも登場するのか、ヒッパホッグ?

 『巨人の影』でも言及されていたら、本当にお気に入りなんだろうなあ、と思いながら、繰り返し使われることで、ネタとして浸透するわけで、ここでもヒッパホッグをプッシュしてみようと思った今日この頃。

 まあ、ネタが下品なので、ヒッパホッグ友の会なんてものを提唱したいとは思わないですけど。

 ンヤダクとか、ジブジブとか、FFオリジナルモンスターで、たまに雑誌記事で紹介くださるライターさんたちがプッシュしてくるのがあって、そこからネットでもネタ言及されてミーム化するのが面白いんだけど、「暴れるヒッパホッグのごとく」という例えが妙に印象的で、どこかで使いたいと思っているNOVAでした。

 

PS.『真・モンスター事典』にヒッパホッグが掲載されていれば、またネタにするつもりだけど、原書(Return to the Pit)が2019年だからなあ。2017年が初出と思しき新顔の野獣ヒッパホッグは載ってないかなあ、と思って検索してみたら、Return to the Pitのモンスターリストを発見したので、ワクワク確認してみたが、やはりと言うか、残念ながらヒッパホッグはなかった。

 ないと分かれば、よけいに欲しくなるのが人情である。

 ヒッパホッグなんて別に欲しいとは思わなかったけど、運だめしに失敗したのか、正気度判定に失敗して狂気点を得たからなのか、《ヒッパホッグに対する執着》が一時的狂気として付与されてしまいました。これが永続化したらイヤだなあと思いつつ。

 そういうことで、ヒッパホッグが収録されている新たなモンスター事典が5年後ぐらいに出ることを願い始めたのが今ですな。

 『真』の前作『超』が2014年登場なので、5年周期で新たなモンスター本が出版されるのが現在のFF界の動向と見てます。もしかすると、Encyclopediaの方に収録されるかもしれないけど。

 とにかく、NOVAの脳内は、「ヒッパホッグが暴れるごとき」状態になっていますので、このままバッドエンドにならないよう、ここまでお読みくださった奇矯にして親切な冒険好き読者諸兄には願っていてくださいませ(m0m)。

(当記事 完)