ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

次のFF攻略作品は?(2)

13作めに攻略するのは?

 

アスト「さて、『アランシアの暗殺者』の次は、前々から言っていたように『真夜中の盗賊』がいいと思うんだが」

ダイアンナ「あたしとしては、『死の罠の地下迷宮』が今度こそ、順当だと思うけどね」

アスト「ん? このパターン、前もやった気がする。デジャヴって奴か?」

 

ダイアンナ「デジャヴとは既視感。どこかで見た覚えって奴か」

 

リモートNOVA『ほう、よく気づいたな。歴史はくり返す(こともある)。お前たちが感じた既視感の正体はこれだ』

アスト「なるほど。ならば、また、お前が『天空要塞アーロック』をプレイし始めた、と言うのか?」

 

NOVA『いや、それをくり返すのは勘弁してくれ。どうして一度書いた攻略記事をもう一度、書かないといけないんだ? ましてや、アーロックだぞ、アーロック。もう、2度とプレイしたくない作品の筆頭だぞ。これをやるくらいなら、「火吹山の魔法使いふたたび」の攻略記事をふたたび書く方がまだ有意義だと思う』

 

アスト「それって有意義なのか?」

 

NOVA『ああ、「火吹山ふたたび」の攻略記事は記念すべき当ブログ初のFF攻略記事なんだが、最初の記事だけに、今読むと、あまりこなれていなくてな』

NOVA『難易度の高さゆえに、再プレイしたいとまでは思わないが、当時(と言っても去年の話だが)書き残したことを追記したEX記事的なものを書きたいとは思っている』

 

ダイアンナ「書き残したこと?」

 

NOVA『バッドエンドのパラグラフリストとかだな。ざっとバッドエンドのイベントを書き記してはいるんだが、どのパラグラフで発生したかが未記入なので、「火吹山ふたたび」の完全版バッドエンドリストを完成させる。それが俺の夢だ』

 

アスト「イヤな夢だな。バッドエンドが夢だなんて」

 

NOVA『……確かにそうだな。言葉の選択を間違えた。夢じゃなくて、やりたい目標? やり残したこだわり? とにかく、バッドエンドへのこだわりが、当ブログの攻略記事の特徴と勝手に思い込んでいるんだ。面白いバッドエンドの文を考えると、ワクワクするという趣旨のことは、リビングストン先生もおっしゃっている。とりわけ、「火吹山ふたたび」のバッドエンドは結構、いろいろなヴァリエーションがあって、羅列し甲斐があるとは思うので、もう一度、振り返ってもいいという気になった』

 

アスト「変なこだわりだな」

 

NOVA『「日本で一番、詳しいFFゲームブック攻略ブログ」になるのは難しくても、「日本で一番バッドエンドにこだわったFFゲームブック攻略ブログ」になるのは可能っぽいからな』

 

ダイアンナ「他に、そんなブログがあるとは思えないんだが」

 

NOVA『うん、「バッドエンド、FF」で検索しても、ファイナルの方ばかりヒットして閉口したが、「ファイティング・ファンタジー バッドエンド」で検索すると、うちのこの記事がトップに挙がったので、してやったりと思った次第』

アスト「おお、喜べ。『天空要塞アーロック 攻略』で検索しても、トップだぞ」

 

NOVA『それはニッチだからな。しかし、そいつはあまり喜ぶ気にはなれないな。ニッチ過ぎて、需要がなさすぎる。アーロック目当てに、うちに来るお客さんはまずいないだろう。それに比べて、「アランシアの暗殺者 攻略」で現在トップなのは、誇らしいところだ。それは旬だけに、ググってうちに来るお客さんが一定数いることは、アクセス解析で確認できる。まあ、別に客集めのために記事書きしているつもりはないんだが、それでも自分が楽しんでいることが人の役に立つと感じるのは、承認欲求を適度に満たしてくれるし、FF同好の士の興味を喚起できているなら嬉しい限りだよ』

 

『火吹山ふたたび』と『巨人の影』

 

NOVA『で、「アランシアの暗殺者」と並ぶ今回の新作「巨人の影」だが、今、現在は攻略記事を検索しても、ちっとも見つからん。商品紹介のページは見つかるんだが、まだ攻略記事を書いた人間が1人もいないのかな?』

 

アスト「順番的に、先に『アランシアの暗殺者』をクリアしてから、そちらに移ろうとしているプレイヤーが多いんじゃないか?」

 

NOVA『俺の観測範囲では、「アランシアの暗殺者」「運命の森」「雪の魔女の洞窟」を最初にプレイした人間は確認された。「雪の魔女」については動機が面白くて、「夏の暑さがイヤなので、氷指山脈で涼みたいから」というもの』

 

カニコング「『トカゲ王の島』は人気がないのでごわすか?」

 

NOVA『安田社長は昔、「盗賊都市」を持ち上げるかたわら「運命の森」を低く評価し、「死のワナの地下迷宮」を持ち上げる反面、「トカゲ王」をネガティブに印象づけた記事があったんだ。で、そのときの記事に対しては今回、「過小評価気味なので改めて見直してみたい」と再評価する解説文を書いてある。

『トカゲ王については、昔は「火山島という狭い舞台なので、世界が小さく感じられて閉じた気がする」と言ってあって(まあ、当時はタイタンという広がる世界をプッシュしていたから、大きいことはいいことだ的な発想と思える)、今は「島という小さな範囲だからこそ、分かりやすく入門向きと言えるかもしれない」とフォローしてくれている。ただ、去年の「魂を盗むもの」解説の際と同様に、「島が舞台なのは、ロードス島という前例があって……」と、いちいちそっちを引き合いに出して来るのが笑った』

 

アスト「お前はロードスのファンじゃないのか?」

 

NOVA『ファンだよ。だから、FFゲームブックの解説本にわざわざロードスの話を入れるぐらいなら、雑誌のGMウォーロック誌にもロードス記事を削らないで欲しかったって思ってるよ。FF懐古ファンにとっては、ロードスも同時代で懐かしい話題なんだけど、ここで今さらプッシュされてもなあって気になる。まあ、社長にとっても思い出の作品なので、「島と言えばロードス、につながる発想回路」ができているのかも知れないけど』

 

アスト「で、安田氏の解説本はともかく、『巨人の影』はどうするんだ? プレイを始めたってことか?」

 

NOVA『いや、まだだ。いろいろ考えた末、「巨人の影」は年末発売の「サラモニスの秘密」とタイミングを合わせたい。理想を言えば、「巨人の影」の攻略が終わったから続いて「サラモニスの秘密」に移るぞ〜って、一続きに攻略できるのが望ましい(年末の慌ただしさゆえに、そんな余裕があるかは分からんが)。「巨人の影」の後に「サラモニスの秘密」まで間を空けたくないってことだな。やはり、原書が同時発売の2作だから、続けてプレイして、それぞれの色の違いを比較対照するのが堪能できると思うんだ』

 

アスト「だったら、今日は何のために来たんだ?」

 

NOVA『言ったじゃないか。「火吹山ふたたび」のEX記事を書きたいって。バッドエンドリストもだが、実は攻略記事で一番不足しているのは、「火吹山というダンジョンに到達する前のアンヴィル→ストーンブリッジ→カアドの旅の描写」なんだよね。あの辺の野外の旅はダンジョン探索前の前座だと思って、最初の攻略記事ではだいぶ割愛したんだ。でも、今回、「アランシアの暗殺者」でカアドの場面が描かれ、さらに「巨人の影」にて、その3つの集落の交易模様が掘り下げられている以上、「火吹山ふたたび」のカアドまでの旅をもう一度、詳しく分析比較したくなった次第。つまり、「火吹山ふたたびEX」記事の後で「巨人の影」に移ろうか、って予告だな。秋以降、冬以前の話になる予定』

 

ダイアンナ「だったら、次のFF攻略作品は何にするつもりなんだい?」

 

NOVA『「死の罠の地下迷宮」を攻略する前に、先に終わらせたい作品がある。それは……』

 

ダイアンナ「それは?」

 

『モンスター誕生』ですの

 

リバT『マイ・クイーン、お久しぶりです』

 

ダイアンナ「おお、リバT。ようやく復帰か。しばらくぶりだが、どうしてたんだ?」

 

リバT『ご存知のとおり、私めは日野木アリナ様がこちらでアルシャードのプレイヤー参加をしている間、コンパーニュでソード・ワールドGMを担当していました。その際、アリナ様のGM経験データをインプットして、リナTとして活動していたのですが、それ以降、言語回路が不調をきたして、まともな会話ができない状態になっていたのです。そこで、しばらく密かにメンテナンスをしていた次第』

 

ダイアンナ「なるほど。それで今はもういいのか?」

 

リバT『万事順調でございますですの』

 

ダイアンナ「それは……順調と言えるのか?」

 

リバT『一時期は、「じゃ」とか「のじゃ」とか「わらわ、わらわ」しか言えなかった時期がありましたの。アリナメモリの副作用ってところですわね』

 

NOVA『アリナメモリについては、コンパーニュのこちらを参照ってところだな』

ダイアンナ「日野木アリナめ。あたしのアシスタントモンスターにひどい扱いをして、抗議しないといけないな」

 

リバT『それには及びません。アリナメモリ自体には問題がなかったものの、大量の情報を処理するために私めの経験値が足りなかっただけの話。しかし、グランドマスターNOVAの調整と、グリーンソウルの効果で私めの処理能力もバージョンアップし、リバTスペリオールとして覚醒したのです』

 

ダイアンナ「リバTスペリオール? それは聞くからに凄そうだが、一体どう凄いんだ?」

 

リバT『ゲームマスター、もしくはディレクターなどができるようになりました。これで、こちらのブログでも、AFFのTRPGグランドマスターNOVAのフォローなしにプレイできますよ。シナリオもあるので、TRPG版「火吹山」や「バルサス」、さらに「ソーサリー・キャンペーン」だってバッチリです』

 

NOVA『問題は、俺が記事書きしている余裕が全くないってことだな』

 

リバT『まあ、この機能をどう活かすかはおいおい考えるとして、他にも隠された新機能があるはず。しかし、今は「モンスター誕生」略して「モン誕」の話です。どうして、この時期、「モン誕」かと言うと、FFコレクション1の収録作品で、攻略記事を書いていない最後の1つですからね』

アスト「確かに、ここでは『火吹山ふたたび』『火吹山』『バルサス』『盗賊都市』の4作まで攻略話をしてきたが、最後の1つ『モンスター誕生』はまだだったな」

 

リバT『先にFFコレクション2が発売されたので、そちらに流れましたからね』

 

ダイアンナ「『危難の港』『魂を盗むもの』『地獄の館』『サイボーグを倒せ』か。残る1作が『死の罠の地下迷宮』だな」

 

リバT『FFコレクション2を完結させるよりも、FFコレクション1を先に完結させる方が望ましいわけです』

 

NOVA『「モン誕」を後回しにした理由はいくつかあるが、ジャクソン作品としては、ソーサリーを除いて「火吹山」「バルサス」「さまよえる宇宙船」「地獄の館」「サイボーグを倒せ」と作品発表順に攻略してきた経緯がある。作品の進化を順番に追うには、「サイボーグを倒せ」の次に「モンスター誕生」が来るのが望ましい』

 

アスト「だったら、どうしてアーロックに寄り道したんだ?」

 

NOVA『いや、だって「モン誕」の攻略記事ってどう書いたらいいか、いろいろ迷っていたもん。そして、プレイをリバTに任せてみたんだが、問題が発生してな』

 

カニコング「あまりの難易度の高さに断念したでごわすか?」

 

リバT『あなたと一緒にしないで下さいませ。攻略はできるのですが、攻略記事にするに当たって、主人公のモンスター役を私めが演じるのはパブリック・イメージ的によろしくないと気づきまして』

 

ダイアンナ「どういうことだい?」

 

リバT『本作は、主人公がモンスターだけに、倒した冒険者の死体なんかをガツガツとむさぼり食って、体力を回復したりするんですの。ホビットの肉が美味しいって言ってるモンスターを、自由の女神モチーフである私めが演じるのはいささかキャラ付けに問題が……』

 

ダイアンナ「肉をむさぼるのは、あたしだって遠慮したいね。アレンジして、血を吸うぐらいなら喜んでプレイしたいが」

 

NOVA『そこで、リバTの代わりに彼が抜擢された』

 

ケイP『おっす、おら、ケイPイチロー。ケイP一族の長兄だ。妹のリバTをアシストするために、この度、モンスター役として、スティーブ・ジャクソン最後のゲームブックと呼ばれた伝説の作品を目下プレイ中だ』

 

アスト「兄貴のお前は、人肉をむさぼり食うのは平気なのか?」

 

ケイP『肉だって炭素成分だろう? だったら、ドゴラの餌にはできる。もちろん、ダイヤとか石炭の方が美味しいんだけどな』

 

ダイアンナ「お前、そう言えば、ダイヤを食うのか。やめろ、もったいない」

 

ケイP『オラはあくまでドゴラの眷属ってだけで、ドゴラそのものじゃねえ。大好物は、かっぱえびせんだし、翔花ママたちの花粉症バスターだって美味しく頂けるぜ。ケイP一族は総じて雑食なんだ。何だって食える。嫌いなのはハチ毒だけだな。でも、リバTは別だ』

 

リバT『私めは元来、クイーンの夢の中で、ケイPお兄さまの分身として創られた身。そこにグランドマスターNOVAの思い出にある、ミクロマン・レディコマンドのカプセル(自由の女神モチーフ)が融合して、誕生したわけです。「ドゴラ+怪獣カプセルの融合体」がケイP一族であるのに対し、私めは「夢ドゴラ+自由の女神カプセル」という、より空想的、象徴的な存在なのです。したがって、夢とか自由というキーワードと、冒険者の肉をむさぼり食うというイメージがうまく交わらないというか、そこを無理やり侵蝕すると、またアイデンティティーが崩壊してしまうことになりかねません』

 

NOVA『つまり、リバTはケイPよりもデリケートな存在ってことが後から分かったんだ。だから、「モンスター誕生」はロールプレイ役がケイPで、ゲーム攻略や解説役がリバTのダブル体制で攻略を進めていくことにする。実際、この難解な作品は、当初、理性がなく会話もままならない野生のモンスター視点と、ゲームの背景や仕掛けを解析できるだけの知恵や経験を有したプレイヤー視点の両方を描けないと、完璧な攻略記事は書けないと思うからな。もちろん、ゲーム的な攻略に絞って機械的に攻略記事を書くこともできるが、この作品の魅力の多くはモンスターの精神的成長とそこから生じる世界の広がり、そして濃密な背景世界との関わり方などのストーリー部分で、メタ視点なんかも混ぜないと作品解析はできない。ならば、ケイPとリバTのモンスター兄妹タッグこそが、この作品を解析できる最高の組み合わせであることに先日気づいた』

 

アスト「気づくの遅すぎだろう?」

 

NOVA『いや、遅くない。だが、これが年末になると、明らかに手遅れだな』

 

ダイアンナ「『サラモニスの秘密』までに攻略記事を仕上げたいってことか?」

 

NOVA『ああ。去年、36年ぶりの新刊「サラモニスの秘密」が出るまでは、この作品が「ジャクソン最後の作品」だったからな。しかし、今は違う。「サラモニスの秘密」が出る以上、その前段階として、ザラダン・マーの登場する「モンスター誕生」は攻略記事を書いておかないと、話を巧くつなげられないってことだな。先日、「サラモニスの秘密」の英文記事を読んで、今こそ「モン誕」の攻略プレイを始める時、という衝動が全身を貫いた』

 

ダイアンナ「だったら仕方ないね。『モンスター誕生』の後で『死の罠の地下迷宮』に流れるとするさ」

 

アスト「『真夜中の盗賊』は?」

 

NOVA『また、別の機会だな』

 

アスト「シクシク。オレの時代はまだ来ない、と」

(当記事 完。次回から「モンスター誕生」攻略記事を開始予定)