ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

「モンスター誕生」攻略感想(3)

前回の攻略マップ

 

リバT『さて、前回は理性の神イシシアの煙パワーで、パラグラフ選択の自由を獲得したキャプテン・モンスターさんですが、今回はそこまでの攻略マップを示します』

 

ケイP『ケピッ』

 

ダイアンナ「理性は得ても、言葉はまだ得ていないんだね」

 

リバT『大丈夫。今回の記事が終わるまでには、言葉を使えるようになるはずです』

 

ケイP『ケピプッ』

 

アスト「今のままだと、ドクター・スランプの天使か、オバケのQ太郎の弟オバケか、波野さんちの万年幼児並みだもんな」

 

リバT『クピーか、バケラッタか、ハーイチャーンバブーか、あるいは電気ネズミという線もあり得ますが、とにかく波野さんところの以外は異種族モンスターに分類できますの』

 

ダイアンナ「無駄話はそれぐらいにして、攻略マップを示さないか」

 

リバT『はっ、私めとしたことが。クイーンの仰せのままに』

 

                                                      死亡区画

西へー屍肉喰らいー東へ         ↑

   (理性煙)    ↓     ←←ーーー鉤爪獣

      ↑    205        l

    コウモリ←ー冒険者3人←ー399ーー

                  l

               スタート地点

 

リバT『スタート地点から東へ行くのが外れで、まずは西へ西へと進んで行くのが正解。ここまでのマップ構成は、火吹山の序盤のマップと同じような感じにも思えます』

 

ダイアンナ「東が外れで、西へ進め、という構図がかい。『運命の森』では東→北へ進んで、それから西へ西へと進路変更する流れだが、それはさておき、屍肉喰らいのところで理性の煙イベントを経たあとは、自分の意志で進路を選ぶことができる。ここで、西へ進むのが正解と言っていたね」

 

リバT『ええ。では、そこから攻略を続けて行きましょう』

 

ケイP『ケピッ』

 

さらに、さらなる冒険者

 

リバT『西への通路を歩いていると(51)、角を曲がった途端、冒険者のリーダー(技7、体8)と鉢合わせして、バトルになります』

 

ケイP『ケピピン(バキッ)』

 

リバT『戦いはあっさり終了しましたが、後から仲間の冒険者2人が攻撃してきます。女戦士(技7、体7)と盗賊(技8、体6)ですね』

 

ケイP『ケピピン(ドカッ)。ケピピン(ボゴッ)』

 

リバT『こうして、男女3人の美味そうな肉塊が転がり、略奪と食餌タイムが始まります』

 

ダイアンナ「想像すると、なかなか凄惨だね」

 

リバT『食餌で体力点が4点回復するのですが、それよりも大切なのは持って行くアイテムの選択ですね。リーダーが持ってたペンダント、盗賊が持ってたブレスレット、女戦士が持ってた金貨(最大12枚。モンスターが何枚拾ったかは2Dで決める)の3択です』

 

アスト「全部、持って行くってのは無理なのか」

 

リバT『無理です。しかも、この選択が攻略の可否を決める運命の分かれ道です』

 

ダイアンナ「お金よりも宝石だね。ペンダントかブレスレットに宝石は付いていないのかい?」

 

リバT『ペンダントには、青い宝石が付いています。ブレスレットは精緻な彫刻が施されていますが、宝石は付いていません』

 

ダイアンナ「だったら、決定だ。ペンダントにしろ、ケイP』

 

ケイP『ケピッ♪』

 

リバT『クイーンの思念が届いて、モンスターはペンダントをゲットしました。このペンダントは「何も見ることができない……」という文章に際して、パラグラフ番号をマイナス20することで機能を発揮します。実は、隠し扉を発見する機能付きなんですね』

 

アスト「その力がないと攻略不可なんだな」

 

リバT『ええ。ブレスレットの方は、耐火の力を秘めていて、とあるトラップを切り抜けるのに必要なんですが、つまり全くの外れアイテムではなく、役には立ってくれるのですが、結局、ペンダントの方が攻略上、必須となりますので、この場面では外れと言わざるを得ません』

 

アスト「良いお宝と、もっと良いお宝を用意して、当面は外れと感じさせないのがジャクソン流か」

 

リバT『どれを選んでも、運点+1のご褒美をくれますからね。必須アイテムと、当たりアイテムと、お金の3択で、絶対的な外れはない、というのが、悩ましいところだと』

 

ドブドロ川を越えて

 

リバT『冒険者を倒して、アイテムをゲットして、腹ごしらえも済ませた後(115)、進む道は岩棚から下の洞窟に続く狭い階段になっております。そこで運だめしをして失敗すると、足を滑らせて、真下のドブドロ川に落下して、流されて溺れ死ぬことになります』

 

ダイアンナ「イヤな死に方だね」

 

リバT『幸い、運点が12だから失敗しようがないのですけどね。成功した場合はパラグラフ166番ですが、そこで西(77)と北(358)の2択です』

 

アスト「これまでは西が正解だったから、今度も西に進むと?」

 

リバT『まあ、正解ですね。この辺の分岐はいろいろあって、割とややこしいのですが、まずは正解の道筋を追って行きましょう。不正解だと、イチローお兄さまがいつまでも会話できないですから』

 

ケイP『ケピッ』

 

リバT『運よくドブドロ川への落下を免れたモンスターは、何かに導かれるように西への通路に向かいます。そこには大喰らい(ディバウワー)というモンスターがいて、技術点10、体力点8のそこそこ強敵なんですが、戦うこともスルーすることもできます。攻略の効率を考えるなら、戦わずにスルーする方が正解ですね。倒しても、何ももらえませんし』

 

ダイアンナ「強いけど、何もくれない敵というのは、攻略記事ではスルー推奨と言える、と」

 

リバT『もちろん、初見だとそういう効率は分かりませんし、敵をスルーするなどベテラン冒険者のプライドが許さん、とか、モンスターなら闘争本能に支配されているから戦うのが当然、とかそういうロールプレイ志向に走ることは、お止めしません』

 

アスト「サイコロを振って、戦うかスルーするかを決めるのも一興だな」

 

リバT『それは理性的とは言えませんが、運を天に任せるギャンブラーは理性的とは必ずしも言えませんからね。とにかく、大喰らいを撃退するなり、スルーするなりすると、その先は上り階段があって、上ると北(136)と東(156)への選択肢です。しかし、東へ向かうことは推奨できません』

 

ダイアンナ「北にアイテムがあるからかい?」

 

リバT『いいえ。東156番は、ジャクソンさんの大好きなデッドエンドブロックに通じているからです。ここに入ったが最後、抜け出すことができないまま攻略失敗となります』

 

恐怖のデッドエンドブロック(156)

 

リバT『では、ジャクソンさんの意地悪さがよく分かる156番を試しに覗き込んでみましょう』

 

ダイアンナ「あくまで試しだからな。死ぬと分かってる場所に好き好んで入る趣味は、あたしにはあまりない」

 

リバT『そこに宝石があるとしてもですか?』

 

ダイアンナ「あるのか?」

 

リバT『確かめてみましょう。道をまっすぐ進むと、天井の光り石が消えて、真っ暗になりますね』

 

ダイアンナ「ペンダントを確認する」

 

リバT『使い所は、ここではないようですね。とにかく、手探りで進むと、道は十字路になっていて北(354)、南(212)、まっすぐ東(310)の3択です』

 

ダイアンナ「順に進むか。まず、北だと?」

 

リバT『行き止まりになっていて、南(212)か東(310)か、あるいは行き止まりの壁を調べるか(179)の選択です』

 

ダイアンナ「壁を調べると?」

 

リバT『モンスターさんが壁を調べる方法は、力任せに殴りつけることです。そして壁を殴ると、天井が崩れて落盤によってモンスターさんは生き埋めになってしまいました、とさ。デッドエンドです』

 

ダイアンナ「死に方がマヌケすぎる。南へ進むと?」

 

リバT『また行き止まりで、北か東の同じ番号に向かうか、壁を調べるか(245)ですね』

 

ダイアンナ「危険を承知で、壁を調べると?」

 

リバT『何も起こりません。引き返して、東へ行くしか道は残されておりません』

 

ダイアンナ「東だ」

 

リバT『また行き止まりで、壁を調べても何も起こりません。結局、東も南も行き止まりで、北へ進んだ場合は、落盤で死ぬ。うろちょろしても十字路から脱出できないまま、このルートが外れだった、と認識するわけです』

 

ダイアンナ「せめて、宝石でも落ちていたら良かったんだが。心の慰み程度にはなる」

 

迷い道(136)

 

リバT『ところで、みなさんに残念なお知らせがあります』

 

ダイアンナ「何だ、突然?」

 

リバT『先ほど、ドブドロ川イベントを越える際、西(77)か北(358)かを選び、西が正解と申し上げてしまいましたが、間違いでした。正解は北です』

 

アスト「何だと? つまり……」

 

リバT『私たちはすでに迷子になって、攻略不可な状態になっていると思われます』

 

アスト「おいおい。マッピングしたんじゃなかったのか?」

 

リバT『マッピングをしたのは、お盆休み前ですが、時間が経ったので、記憶がこんがらがって地図を読み間違えてしまいました。かくなる上は、キリの良いところまで迷い道を進み続けてみたいと思います。それもまた一興かと』

 

アスト「一興じゃなくて、一狂、もしくは一叫じゃないのか?」

 

リバT『それもまた一驚サプライズ。とにかく、136へ進むと、道は北から北東に緩やかに曲がり、そしてまた分岐点です。一つはまっすぐ東へ(373)、もう一つは左に曲がって北へ(404)。ここは北へ向かいますと、ちょっとした発見があります』

 

ダイアンナ「何だ?」

 

リバT『通路に足跡があるんですね。進行方向とは逆に向かう足跡です』

 

ダイアンナ「何の足跡か分かるか?」

 

リバT『推測するに、これは外からダンジョンに侵入した冒険者たちの足跡と考えられます。モンスターが餌としたホビットやその他の冒険者の皆さん方、一体どこから侵入してきたのか、ちょっとした謎だったのですが、おそらくはここから入って来たのだと考えます』

 

ダイアンナ「すると、この先へ進むと、外へ出ることができるんじゃないか?」

 

リバT『おそらくは。通路は下り階段に通じ、そこから脱出できるのかもしれませんが、ここでモンスターは「下り階段から降りるのはどうも気に入らない」と判断し、来た道を勝手に引き返して、東の373へ向かってしまうのです。つまり、冒険者の侵入口と思しき場所を、モンスターさんは物語の都合でスルーしてしまうんですね。パラグラフ404番の文章記述(通路の先から入って来た人の足跡、不自然なモンスターの引き返す描写)から察するに、ここから外に出ることができるんだけど、それではストーリーが支障をきたすので、モンスターの本能とか運命の働き(メタ的には作者のジャクソンさんの強権)で簡単に脱出できないようにした形です』

 

ダイアンナ「で、373へ向かうんだね」

 

リバT『373番から271番の扉を開けると、ブラッド・オークと戦うことになります。そして、この部屋では重要情報が手に入るのですが、それには言葉を解読できるようになっていなければなりません。しかし、今のモンスターは言葉の煙をまだ見つけていないので、ここに来るのは時期尚早だったことになります。つまり、攻略失敗です』

 

ダイアンナ「どうするんだい?」

 

リバT『気を取り直すために、ここまでのマッピングをしてしまいましょう』

 

404

足跡通路

 lー→373

 l

136

 l→156十字路×

    l                         358

    l                          ↑

77大喰らい←←←166

         l

      ドブドロ川 

         l

                     冒険者(アイテム入手)←理性煙→33

 

リバT『理性煙以降の攻略マップは以上のとおりですね』

 

アスト「理性煙の東33番は外れルートだと判断して、モンスターは西へ向かった」

 

リバT『西で会う冒険者から、ペンダントを入手しないといけませんからね』

 

ダイアンナ「そして、ドブドロ川を越えた先は、西の77番ではなく、北の358番へ行くのが正解だと?」

 

リバT『ええ。136番の先の373番は後で行く必要があるのですが、先に358からの探索で言葉の煙イベントをクリアしておかないといけないのです』

 

光るペンダント(257)

 

リバT『手違いがあったので、時間を巻き戻して、166番から358番へ進みます。すると、光り石のない区画に入った257番に続いたところで、「何も見ることができない……」という記述に出くわします』

 

ケイP『ケピッ!』

 

リバT『ええ、20を引いて237番へ進むと、ペンダントがブーンと振動とともに微かな音を発し始め、青い宝石が赤く輝いたかと思うと、そこからの光線で隠し扉の仕掛けを照らし出すのです。隠し扉を開くと458番へ進めますよ』

 

アスト「進まない場合は?」

 

リバT『257番へ戻って、東(61)か西(309)に進むことになります』

 

ダイアンナ「せっかく見つけた隠し扉だ。入らない手はないだろう?」

 

アスト「まあな。では、お宝を求めて、隠し扉へ入るんだ。ケイP」

 

ケイP『ケピケピ!』

 

リバT『命令するな! って言ってますの』

 

ダイアンナ「お宝が欲しいので、隠し扉へ入ってくれないか、と提案するぞ」

 

ケイP『ケピーン♪』

 

リバT『喜んで♪ と言って、隠し扉に入りました。推測どおり、そこには小部屋があって、箱が置かれています。箱の中には、金属円盤(盾)と、水晶の棍棒が入っていて、どちらかを持って行くことができます』

 

アスト「両方、持って行けないのが残念なところだな」

 

リバT『ええ、まったく。アイテムの性能を見ると、盾の方がいかにも優秀そうなんですね。戦闘時の技術点に+1できますし、扉を壊す際に受けるダメージ1点を無効化できます。戦闘でも、探索でも役立つこと間違いなし。水晶の棍棒が攻略必須アイテムじゃなければ、盾の方をお勧めするでしょう』

 

ダイアンナ「だけど、水晶の棍棒をここでゲットしないと、攻略に失敗するのか」

 

リバT『はい。この棍棒の性能は、どんな相手でも確実に粉砕して倒せるのですが、その際に自分も砕け散るので、一回しか使えません。そして、ラスボスのザラダン・マーに対して本書で撃破できる唯一のアイテムなのです。最後の最後で、水晶の棍棒を持っていなければ、ザラダン・マーを倒すことができずにゲームオーバーです』

 

ダイアンナ「超重要アイテムじゃないか」

 

リバT『隠し扉から水晶の棍棒をゲットしないと、その時点で攻略失敗です。気づかずに西の77番から先へ進み続けると、取り返しのつかないミスを犯すところでした』

 

アスト「まあ、ミスを犯したのに気づいて、慌てて166番へ戻って来たんだけどな」

 

リバT『攻略記事ですから、取り返しのつかないミスは、リセット技でやり直すことにしたわけです。読者の皆さんは、ジャクソンの仕掛けたダンジョンが非常に難解で、道を一本間違えただけで、簡単に攻略失敗することをご理解いただければ、と』

 

ダイアンナ「たった一つの正解ルートは、危険も最低限ってことか」

 

リバT『なお、ペンダントによるパラグラフ・ジャンプはまだあって、次は「まっ暗な中を進んでいくと、すぐに通路は行き止まってしまった」の記述に際して、パラグラフ番号+20ですので、ご注意を。また、隠し扉をうまく見つけるたびに、ご褒美で運点を1点くれますので、仕掛けを用意しつつ、親切な報酬もくれるのがジャクソン流ということですね』

 

アスト「うまくやったプレイヤーには、きちんと報いてくれるのも、良き公正なGMっぽさだな。達成感をルールシステムの面からも味わわせてくれるのは、システムをきちんと理解している感がある」

 

リバT『ジャクソンさんは、奇抜なシステムを新しく実装することで評価を上げましたが、実は基本システムを楽しく運用できるように、上手くパラグラフの記述で調整が施されているんですね。本作はデッドリーですが、体力も運も回復できる機会を多くしてくれ、適度なスリルと、それでも難題をクリアした後のホッと一息、安心感をバランスよく紡いでくれる。リスクに対するリターンを感じさせてくれるのは、良いゲームと言えます』

 

言葉の煙を目指して

 

リバT『さて、隠し扉を使って水晶の棍棒をゲットした後は、257に戻って、東と西の2択ですが、東へ向かうと死ぬことになりますので、西が正解ですね』

 

ダイアンナ「そんなのばかりだね、このダンジョンは」

 

リバT『すぐに死ねるのはマシなんですよ。明確に外れルートだと分かりますから。攻略記事を書くうえでは、こっちに行くと死ぬからスルー推奨と言えます。困るのは、どっちが正解かがその場で判断できないようなケース。それでも、こっちへ行く方が得だけど、こっちでも攻略はできるよ、どっちに進んでもいいよってゲームは緩さがあって、その場合は素直にゲーム内での経験イベントを楽しめばいい。正解は一本道しかないのに、分岐がいっぱいあって、必須アイテムや必須情報が錯綜していて、正解が見えにくいゲームは……解きごたえがあるというものです』

 

アスト「とりあえず、攻略記事としては、デッドエンドを先にチェックしておくのもありだな。正解だけを辿って行くという手法もあるが」

 

リバT『先に、東へ向かうと、部屋に黒い布が落ちています。その布の影からシャドウ・ストーカーという怪物が現れて、なす術なく一方的にダメージを受け続けるのですね』

 

ダイアンナ「シャドウ・ストーカーは倒せない?」

 

リバT『物理攻撃を受けつけませんから、逃げるしかありません。おとなしく降伏するという選択肢もありますが、無抵抗主義は血も涙もない殺戮者には通用しません。交渉の余地なく、漏れなく殺されます。結局、西(309)へ行くしかないのですね。シャドウ・ストーカーとの遭遇は体力の削られ損(遭遇して逃げる決断をするまでに、最低でも7点ダメージになる)でしかありません』

 

ダイアンナ「では、西だ」

 

リバT『309からは、北(371)か西(280)に分岐しますが、正解は西です。この辺、分岐が双方向になっている箇所と一方通行のルートが入り混じって、地図を書くのも大変ややこしいですが、正解パラグラフを辿ると、280→342で2人組の冒険者と遭遇します。相手の様子を伺う(432)と、相手は撤退し、自分も慎重になって通路を引き返すことになる(137)ので、目的のアイテムが手に入りません。ここは大胆に先制攻撃あるのみです(258)』

 

アスト「冒険者相手には脳筋プレイ推奨ってことだな」

 

リバT『敵は戦士(技8、体9)と、革鎧の剣士(技7、体8)です。さくさく倒した後は、死体を漁るよりも先に、戦士が地面に置いた革袋を調べないといけません(147)。他のものに気をとられると、通路の角からひょっこり姿を見せたホビットに夢中になってしまい、追いかけ回している間に、目的のアイテムを入手し損ねてしまいます』

 

ダイアンナ「さっきから、目的のアイテムって言ってるが、一体何なんだ?」

 

リバT『冒険者が入手していたそれは、エルフの言葉の神ユーシリアルの精を秘めた、緑色のガス入りフラスコです』

 

ケイP『ケピーン♪』

 

リバT『そう、その通り。ついに、お兄さまが封じられた言葉を解放するときが来たのです』

 

言葉の目覚め

 

リバT『しばし、迷走したところもございましたが、とうとう冒険者の袋の中の木箱から、フラスコを取り出して、中身の煙を発動させることになります。理性の煙のときと同様、老人の顔が現れて、話しかけて来ます』

 

「わたしは、言葉の煙。わたしを目覚めさせたのは誰だ? 確かに、星々は正しい位置についている。よろしい、贈り物を授けよう。きみはどんな言葉でも理解できるようになった、この贈り物をうまく使うんだよ」

 

リバT『そう言い残して、煙はフラスコに戻り、木箱ごとどこかへ消失してしまいました。これで、モンスターは言葉を使えるようになったわけです』

 

ケイP『ケピッ♪ これで、オラもようやく普通に喋れるようになったッピ。クイーン・ダイアンナ、それにキング・アスト、ここまで攻略話に付き合ってもらってサンキューな。これからは、オラも攻略に参加して、正義のモンスターらしく振る舞うぜ。気分は、マサヒコ少年から言葉を教わった後期の仮面ライダーアマゾンだッピ』

 

アスト「なるほど。13話以前のアマゾンライダーは、カタコトでしか喋れなかったからな。『大切断!』と必殺技名を叫ぶようになったのも、後半に入ってからだ」

 

リバT『今だと、主人公が喋れなくても、ベルトとかアイテムが技名とか代弁してくれる作品も増えましたからね。とにかく、これで暗号解読のルール(283)に進んで、文字置き換えのルール(あ→い、とかの1文字ずつズラす手法)を正式に提示されることになります。初見だと、この時点で今までのパラグラフを読み直して、暗号解読タイムに勤しむプレイヤーも続出したことでしょう。何にせよ、ここで暗号解読ができるようになっていないと、情報が入手できなくて詰む局面がいろいろ発生するわけです』

 

ダイアンナ「攻略記事でも、ケイPが日本語を喋れるのと喋れないのでは、書きやすさが全然変わってくるみたいだからね」

 

リバT『では、お兄さま、読者の方々に改めてごあいさつを』

 

ケイP『おっす、オラ、ケイP。これからはモンスター役として、バンバン攻略感想を語って行くからな。応援よろしくッピ』

 

リバT『ということで、お兄さまの活躍は次回以降を楽しみにするとして、今回の記事はここまでですの。ダンジョンは、今回で半分ほど攻略できたと思いますが、まだまだゲーム内の仕掛けや物語ドラマはいろいろございますので、頑張ってダンジョンを脱出したいと思います』

 

(当記事 完)