ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

「死の罠の地下迷宮」攻略IFストーリー(2)

年明け後の初書き込み

 

ダイアンナ「改めて、あけおめことよろ、だ」

 

アスト「前回は、年末に始めて完成が年明けだった記事だからな」

 

リバT『2024年最初の記事はこれになりますね。そして、今月末にはこの雑誌が出ます』

アスト「表紙画像はまだだが、テーマがドラゴンなんだな」

 

リバT『ファンタジー界隈では定番ですね。まあ、今回のゲームブックには登場しませんが』

 

ダイアンナ「火吹山やダークウッドの森には竜がいたんだけどね」

 

アスト「大丈夫。最近は『盗賊剣士』でオレが竜と戦って、殺したり殺されたりした」

ダイアンナ「今年の初ドラゴンは何になるかを気にしながら、前回の攻略の続きだ。まずは、前回通らなかった序盤の第2ルートと、これが正解だと後から判明した第3ルートの確認だな」

 

序盤の第2ルート

 

ダイアンナ→リサ「ここからキャラの気持ちになって、IFルートを確認してみる」

 

リバT『じっさいに通らなかったルートを確認するのは、キャラの気持ちになっているとは言えないのでは?』

 

リサ「だって、西→北の第2ルートは通っても仕方ないし。正解が第3ルートだと分かった後では、わざわざ通る意味がない。まあ、攻略記事を完成させるためには、外れだと分かっていても確認しないといけない道があるわけだが」

 

リバT『では、パラグラフ293から北へ参ります。387番へ進むと、原始人ケイブマン(技7、体7)と遭遇して、戦うことになりますよ』

 

リサ「それほど強くないな。難なく倒した」

 

リバT『すると、ネズミの頭蓋骨が4つ付いた革のリストバンドが手に入ります』

 

リサ「趣味が悪いな。しかし、攻略のために装備してみる」

 

リバT『おめでとうございます。呪われていました。技術点を4点減らすこと」

 

リサ「めでたくはない。どれだけ強力な呪いだよ!?」

 

リバT『フフフ、技術点12が8になりましたね』

 

リサ「このルートを通らなくて良かった、と心底思う」

 

 

リバT『そのまま北へ進むと、背負い袋が落ちているのが見えますよ』

 

リサ「中を確かめる」

 

リバT『金貨1枚を入手しますが、毒グモが潜んでいて、問答無用で噛みつかれます。体力点6と、続いて技術点1を失いますよ』

 

リサ「このルートは最悪だ。ろくな目にあわないよな」

 

リバT『第2ルートのイベントはこれだけですね。この後は、第1ルートと合流します』

 

リサ「即死罠はないけれど、引っ掛かると攻略に致命的な罠しかないな。しかも、入手できるのが金貨1枚じゃあ、割に合わなすぎる。イベント内容も決して面白いものとは思えないので、明確に外れルートだ」

 

リバT『では、当たりルートに参りましょう。第3ルートはパラグラフ66番から東へ進みます』

 

第3ルートにて最初の犠牲者発見

 

リバT『東へ進むと、パラグラフ119番で巨大な障害物が見えます。そのまま進むか、引き返して西のルートに切り替えるかの選択肢ですね』

 

リサ「リビングストンさんはどうしても、西から順に攻略して欲しいらしい。しかし、臆せず東へ前進だ」

 

アスト「リサの気持ちをロールプレイするなら、リビングストンさんの名前を出すのはおかしいだろう? 明らかにプレイヤー発言じゃないか」

 

リサ「きっと、この迷宮を設計したキャラの名前が、サカムビット公の配下の迷宮職人リビングストンって言うんだよ。あたしの世界では」

 

アスト「そいつはいいが(たぶん良くない)、どうしてリサにその職人の名前が分かるんだよ?」

 

リサ「そ、それは……」

 

リバT『〈悪魔の短剣〉からアストラル・ソードに乗り移った悪霊が教えてくれたことにしましょう。悪霊曰く「この迷宮を設計したのは、〈生ける石〉の異名を持つ職人貴族らしいぜ。最近、サーの称号を手に入れたとか……」

 

アスト「だから、作者をゲームブックの世界に無理やり登場させるなよ」

 

リバT『いや、80年代の昔ならゲームブックの世界に、パオトとか、アンフとか、ナヲミとか、作者や職人がネタ的に登場することは普通にありましたよ。リビングストン氏だって時々、風貌が似たキャラとしてFF作品にカメオ出演して下さってますし』

 

アスト「まあ、ウィザードリィでも、ウルティマでも作者が王様とかになってるし、初期のドラクエでも堀井雄二さんがゆう帝として出てたっけ?」

 

リバT『キム皇やミヤ王といっしょにね。それはさておき、障害物に近づくと、スポンジ状の岩だと分かります。上によじ登るか、剣で切り開いて先に進むかの選択肢ですね』

 

リサ「あたしの前にこちらに来た1人がいたはずだが、障害物が切り開かれた跡はないんだね。だったら登って乗り越えるさ」

 

リバT『それが正解ですね。切り開くと、刺激性の胞子が吹き出して、皮膚を蝕んで体力点2のダメージになるはずでした』

 

リサ「まあ、体力点2点だけなら、それほど痛い罠とは思えないのが、この作品だな」

 

リバT『技術点が減らされる罠が多いですからね。ともあれ、胞子球の罠を突破すると、通路は北に折れて、その後、しだいに空気が熱くなり始めます』

 

リサ「食料はあるけど、水は持って来てないんだよね。このままだと、脱水症状の危険がある」

 

リバT『すると、左手の壁の隙間に液体入りの竹筒が見つかりますね。喉が渇いたので液体を飲むか、得体の知れない液体を飲む危険を避けて進み続けるかの2択です(パラグラフ13)』

 

リサ「迷わず飲む」

 

アスト「少しは迷えよ」

 

リバT『ここは飲む方が正解ですね。すっきり気分で、体力点1点を回復してくれます。そのうえ、この液体には魔法の効果があって、高温に耐える力を与えてくれます』

 

アスト「すると、液体を飲まなかったら?」

 

リバT『技術判定を要求されて、失敗すると高熱で意識を失って死亡します。成功したら、根性出して高温地帯を何とか突破できるんですけどね』

 

リサ「それでも竹筒の液体は飲むべし、と。次のイベントは?」

 

 

リバT『通路の左手に扉があって、鉄のプレートを滑らせる仕組みですね。選択肢は3つ。扉を押し開けようとするか、プレートを滑らせるか、気にせずに通路を北へ進み続けるか、です』

 

リサ「だったら、プレートを動かそう」

 

リバT『扉を強引に押し開けると、入ってすぐに落とし穴があって、気付かぬままに勢いよく落下して4点ダメージですね。プレートを操作した場合は、扉がすぐに開くので、落とし穴に気づく余裕が持てます。いずれにせよ、この部屋でロープが入手できます』

 

リサ「よし、これを入手することがこのルートを選ぶ最大の理由だな。これがないと、ピット・フィーンド戦が大変だ」

 

 

リバT『さらに北に進むと、モーニングスター(鎖付き鉄球)を持った2体のオークの奇襲攻撃を受けますね。1Dを振ってください』

 

リサ「2だ」

 

リバT『1か2なら剣を弾き飛ばされ、素手で戦わないといけません。戦闘のあいだ、技術点4を減らした状態で、オーク2体との戦闘です。まあ、オークの技術点は5〜6なので、技術点10以上あれば対等以上に戦えるんですけどね』

 

リサ「逆を言えば、技術点9以下なら、このイベントでオークが強敵になっていたわけだな」

 

リバT『3か4なら、不意打ちで体力点3のダメージ。5か6なら、盾で攻撃を上手く防いでノーダメージで戦えますね』

 

リサ「とにかく、オークは難なく倒して、落としたアストラル・ソードを回収だ。ついでにオークは何を持ってる?」

 

リバT『金貨1枚と、中空の木の管ですね』

 

リサ「モーニングスターは持って行けないのか?」

 

リバT『TRPGなら持って行けそうですが、ゲームブックなら無理ですね。おそらくリサさんはモーニングスターを使いこなす技能がないのでしょう』

 

リサ「確かに扱いづらそうな武器だもんな」

 

リバT『それに、アストラル・ソードが自己主張しますよ。他の武器に浮気するなって』

 

リサ「知性を持った武器はこれだから、時として鬱陶しいんだよね。浮気がイヤなら、オークごときに簡単に弾き飛ばされるなって。もっと役に立ってみせろ、とつぶやく」

 

 

リバT『剣は黙りました。通路は西に折れて、やがて右手の壁に鉄の扉がありますよ』

 

リサ「慎重に罠をチェックしながら、扉を開けた」

 

リバT『扉には罠がありませんが、部屋の中は大惨事です。床から飛び出した板に無数の長い鉄串が打ち付けられていて、それが蛮人の体を貫いています』

 

アスト「さらば、フロム。お前の名は忘れない」

 

リバT『公式設定でない名前だから忘れてもらって結構ですよ。本来なら、スロムの兄のクロムのはずですからね』

 

アスト「だけど、『アランシアの暗殺者』によれば、クロムはウルズル・アイアンフェイスに殺されたという話になっているからな。公式ストーリーでも矛盾が発生しているわけだ」

 

リバT『それを辻褄合わせするのも、ファンの楽しみとしておきましょう。穴を見つけて騒ぎ立てるだけでは下劣です。穴を見つけて、そこに異なる解釈を施すのが建設的なファンの態度というもの』

 

アスト「その結果が、クロムによく似たアナザー蛮人のフロムということか」

 

リバT『フロムが死んだら、次はいとこのヌロムが……』

 

アスト「パチモンを量産してんじゃねえ」

 

リサ「で、フロムは何か持っていなかったか?」

 

リバT『死体を漁るのですか?』

 

リサ「遺品があれば、スロムに渡してあげるのが慈悲ってもんだろう?」

 

リバT『そういう理屈なら納得です。では、フロムのベルトには干し肉入りの皮袋がありますね。持ち物はそれだけです』

 

リサ「干し肉か。腹が減ったので食べてみよう」

 

リバT『ちょっ。遺品として持って行くのではないのですか? ……まあ、ゲームブックの選択肢では持って行けないんですけど』

 

リサ「さすがに干し肉が遺品ってのはないな。しかし、腹ペコキャラなら、肉を見つけたら、ワーイと喜んで貪りつくのが流儀ってものだし」

 

アスト「時と場合を考えろよ。凄惨な死に方をした蛮人の側で、肉を食えるか?」

 

リサ「……後で部屋を出てから、食べるってことで(体力3点回復)。他に部屋にある物は?」

 

リバT『部屋の奥には小さなテーブルがあって、その上に銀の杯が置いてありますが……ダーツの罠が仕掛けられているだけで、運だめしを要求されるだけだし(失敗すると2点ダメージ)、入手した杯も冒険の役に立たないゴミアイテムですから、触らない方がいいですね』

 

リサ「運点の無駄づかいは避けるべきだからな。もっとも、初見では杯が役に立たないなんて知るはずがないんだけど」

 

 

リバT『とにかく、これで第3ルートのイベントは終了して、第1ルートに合流し、前回の巨大偶像イベントに流れるわけです』

 

リサ「エメラルドがゲットできる攻略必須イベントだな。こっちのルートでロープを入手していれば、ガーディアン戦で受けるペナルティが技術点マイナス3からマイナス2に緩和されるという。その結果、戦闘で受けるダメージも12点から5点に減少した」

 

アスト「戦闘でのダイス目にもよるが、技術点1差というのがそれぐらい影響するものだな」

 

リサ「7点差ってのは、食料2食分だから大きいのさ」

 

リバT『食料単位で物を考えるのが、腹ペコ・ロールプレイの一環ですね。ともあれ、ロープを使った場合、回収のために運だめしを成功させないといけないんですね。失敗すると、ロープが偶像の首に巻きついたまま外れないので、回収不能になりますから、あきらめてピット・フィーンドと死闘してください。成功すると、投げ縄がうまく緩んで首から外れますので、ロープを持って行けます』

 

リサ「では、ここまでの攻略マップを仕上げておくか」

 

         ?

       ↑

     エメラルド目の    蛮人の死体

       偶像(37)      l

         l ←ーーーーーーーーーーーーー←

 ー木の棒ーー  l               l

 l   (110)   ↑           オークの奇襲

 l   背負い袋(毒グモ)          l

 l       l      プレート扉とロープーl

ホブゴブリン  ケイブマン      竹筒と高温通路

 l                        l               l

鉄の鐘ーーーー293ー66ーーー障害物(胞子球)ー↑

(137)       l

         6つの箱(270)

           l

         入り口(1)

 

偶像を越えた先

 

リサ「巨大偶像イベントで、エメラルドを入手するところまでが序盤だね。攻略の大筋としては、ロープを入手して回収できたかどうかで、終盤の難易度が変わってくる」

 

リバT『とは言え、ピット・フィーンド戦を力技とダイス運で突破するか、避けて通るかの違いで、この時点で攻略が詰むことはまだないのですけどね。必須アイテムがエメラルドで、あったら有利なアイテムがロープというだけで』

 

リサ「では、続きだ。1回めは第1ルートを通って、ロープなしの選択をして、ああ、これは攻略失敗だったな、と悟った。それで2回め以降はロープを入手できる第3ルート固定に進んだのが、あたしの攻略だ」

 

リバT『この後は、しばらく基本的に1本道ですね。途中の扉を開けるかスルーするかと、道が2つに分かれていても、片方が袋小路で死んだりとかで、攻略記事的には順にイベントを辿るだけでいいので楽です』

 

リサ「攻略自体が楽ってわけじゃないけどな」

 

リバT『ともあれ、偶像の広間を越えて、さらに北へ進むと、左側に扉がありますね』

 

リサ「開ける。もちろん、罠のチェックは欠かさない。盗賊キャラのたしなみって奴だ」

 

リバT『扉に罠はありませんが、小部屋に入ると後ろで扉がバタンと閉まり、閉じ込められるんですね。そして、魔法で録音されたらしい声が響き渡ります(パラグラフ102)』

 

声『死の罠の地下迷宮にようこそ。ここはわが主人の巧妙なる殺人迷路。さて、冒険者よ、わが主人の名を叫び、敬意を示してはどうかな?』

 

リバT『選択肢は、「サカムビット公万歳!」か「サカムビットのウジ虫野郎!」の2択ですね』

 

リサ「あたしとしては、サカムビット公に恨みはないんだが。むしろ『アズール卿のウジ虫野郎!』と叫んでやりたい」

 

リバT『ウジ虫野郎という悪口に、声は機械的に反応しました』

 

声『すばらしい。わが主は根性のあるやつがお好きだ。この贈り物を受け取るがいい。おまえの願いを一つかなえてくれるだろう』

 

リバT『声がそう言うと、金の指輪が出現しました。願いの指輪です』

 

リサ「こいつはいい。だったら『死の罠の地下迷宮を脱出させてくれ』。今すぐパラグラフ400番だ」

 

リバT『その願いは何やら不思議な力でかき消されました』

 

リサ「何だよ、その不思議な力って」

 

リバT『強いて名付けるなら、この迷宮の設計者の名を冠したリビングストン・パワーと言ったところでしょうかね』

 

アスト「要するに作者の都合で、選択肢の想定外の使い方はできないって話だな。特定イベントでのみ力を発揮するアイテムってことだ」

 

リサ「その点はTRPGみたいな融通がきかないってことだね」

 

リバT『なお、万歳と称えた場合の結果はこうです』

 

声『どうやら、我々の迷宮にめそめそした雑草が混ざっていたようだな。おまえのようなやつには、わが主から特別な贈り物だ。卑しいおべっか使いめ』

 

リバT『そして、天井の穴から部屋に水が流れこみます。閉ざされた扉を強引に押し破るには技術点判定が必要で、失敗すると溺死バッドエンドです』

 

リサ「これでバッドエンド回数は何回だっけ?」

 

リバT『第1ルートで2回、第3ルートで1回、偶像の右目の宝石で1回だから、通算5回めです。おめでとう』

 

リサ「めでたくないよ。大体、あたしは悪口しか言ってないし、技術点12だから判定は必ず成功できるので、この罠で死ぬことはない。そうだろう?」

 

リバT『技術点12だと、判定に必ず成功しちゃうんだから、攻略としてはあまり面白くないですね。今から1点減らして、11にしたりは?』

 

リサ「イヤだよ。終盤の敵は手強いんだから、技術点12ないと厳しいのが当作だ。まあ、戦闘用の技術点(武器や防具による修正あり)と、探索その他の判定で使う汎用技術点に分けるという手もあるだろうけど、あたしには自殺願望がないし、マゾヒストってわけでもないから、自分が不利になるようなルール改変には断固反対する」

 

リバT『まあ、いいでしょう。攻略記事を書くうえでは、そう簡単にキャラが死なれても、物語が進まなくて、手間が増えますからね』

 

アスト「キャラの死と攻略し直しとか、リアルタイムプレイだと、正解ルートを探す試行錯誤も記事の醍醐味だと思うがな。いつでも最適ルートしか通らないのでは、ゲームの面白みが半減する」

 

リサ「1回めは、あれこれ試行錯誤したんだよ。それで勘弁してくれ。とにかく、微妙に役立つかどうか分からない願いの指輪を持って、さらに通路を北に進むぞ」

 

ウジ虫の罠

 

リバT『通路はねじれたり曲がったりしながらも、おおむね北へ向かってますね。そして向かう先に、青い光の柱が天井から床に降り注いでいるのが分かります。光の中に人の顔がいくつも見えますね。光の中を進みますか、それとも避けて進みますか?』

 

リサ「正直言って、不気味な現象なので近づきたくないのが本音なんだよ。だけど、避けて通ったら、攻略不能になるイベントなんだよね」

 

リバT『ええ。この光の中で聞こえる「幽霊少女の詩」を知らないと、正しいルートに入れないようになっています』

 

リサ「1回めでは、どっちにしても違うルートに入ってしまったんだけどね。とにかく、『通路と水が出会っても、引き返さずに飛び込め』って詩なんだが、それについてはイヤな思い出がある」

 

アスト「『運命の森』だな」

リサ「蜂に襲われて、逃げるために川に飛び込んだんだな。すると、食料が全て水びたしになって、腹ペコ生活に陥ってしまったんだ。そんな悪夢が蘇ってくる」

 

リバT『今回は、自分から進んで川に飛び込めって言ってるんですね』

 

リサ「イヤだけど、そうしないとクリアできない仕様だな。まあ、その時は覚悟を決めて飛び込んだわけだが、後の話だ。とりあえず、今は幽霊少女からのヒントをもらって、次に進む」

 

 

リバT『光の柱は不気味ですが、実害はなかったということで、次は通路の右に扉があります』

 

リサ「1回めは全ての扉は開けてみるのが、ゲームブック攻略のセオリーだな。2回め以降は、有用アイテムや攻略の手がかりが得られる扉のみ開けて、効率化を図るということで」

 

リバT『そこには無数の青白いウジ虫が蠢(うごめ)いている穴があって、気分が悪くなります』

 

リサ「普通は入らないよね、こんなところ」

 

リバT『だけど、ウジ虫の穴の中に、1本の短剣が突き刺さっているのが見えるんですね。短剣の柄にはオパールが鋲止めされています』

 

リサ「宝石を見ると、手が勝手に伸びていくんだよ。何て巧妙な罠なんだ」

 

リバT『ウジ虫は抵抗することなく、あなたは無傷で短剣を手に入れます。しかし、障害は頭上から降ってきます。体長1メートル半の大バエが高い天井から飛来し、宝泥棒に襲いかかってきます。運だめしして下さい』

 

リサ「ここで、あろうことか出目12を出してしまったんだ。大バエなんて別に大したことのない敵だったのに、運だめしに失敗したことで、二対の足にガッと捕まえられて、空中高く持ち上げられてから落下。1D振って、5点ダメージをくらったんだよ」

 

アスト「そいつは災難だったな」

 

リサ「大バエの技術点は7で、倒すのは簡単だったんだが、思いがけないダメージとおぞましい経験で、あたしの心はボロボロだ。おまけにオパールの短剣は攻略の役に立つアイテムじゃなくて、2回め以降はスルー推奨だと思ったな」

 

 

リバT『通路をさらに北に進むと、東西に分かれる分岐に出ます』

 

リサ「正解は右(東)だと今では分かっているが、最初に進んだのは左(西)だったな。1回めはとにかく西から進めて行こうと思っていたんだよ。まあ、それじゃクリアできなかったわけだが」

 

リバT『西に進むと、通路の石壁を突き破って、強力な顎を持つ大ミミズのようなモンスター、岩ウジが出現します』

 

リサ「また、ウジかよ、と思ったあたしは、キャーと悲鳴を上げて、東へ逃げ出した。その場に踏み止まらなかったので、実害はなかったな」

 

アスト「だけど、それだと攻略記事としては不十分だろう。頑張って、岩ウジと戦うんだ」

 

リサ「いや、岩ウジは技術点7、体力点11だから、多少タフでも倒すことは難しくない。しかし、一度、岩ウジと戦う選択肢を選ぶと、いろいろとバッドエンドの可能性が高まるんだよ」

 

リバT『岩ウジと戦うパラグラフ254番から、さらに通路を西に進めるんですが(117)、その先には奇妙な鏡があって、それを覗き見ると、頭が膨れ上がって死にます。また、岩ウジを倒して、そいつが出てきた穴を探索することもできます(317)が、せまい穴でもう1匹の岩ウジに喉元を顎で食い破られて、やはり死にます。この岩ウジ関連で、バッドエンドが2つもあるんですね』

 

アスト「恐ろしい危険地帯なんだな、岩ウジ・ゾーンって」

 

リサ「こんなおっかない場所からは、さっさとずらかって、東へ向かって良かったよ。とにかく、ウジだらけで気分が悪くなったので、今回の記事はここまでだ。マップだけ書いて、続きはまた次回」

 

 ウジ穴で死亡(317)

     l

死の鏡ー岩ウジーーーーー?

(117)         l

           lーオパールの短剣(ウジとハエ)

          光の柱

    ウジ虫野郎ー l

          偶像

           ↑

          南から

 

(当記事 完)