ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

83~85年の思い出とか

 日本で初のTRPGが発売されたのは何年でしょう?

 突然クイズをしてみるわけですが、商業作品としてはツクダホビーの『エンタープライズ』が発売された1983年ですね。『スタートレック』が題材です。

 『スタートレック』といえば、劇場映画の第1作が79年公開で、第2作の『カーンの逆襲』が82年の公開という正にそういうSFブームの時期です。RPGの『エンタープライズ』は海外ゲームの翻訳ではなく、日本オリジナルの作品で、NOVAが初めて「ロールプレイングゲーム」という言葉を知ったのも、この作品でした。

 いや、直接買ったわけじゃなくて、当時の友人とハマっていたツクダ製アニメシミュレーションゲームのカタログで紹介されていたからです。

 

 83年から85年の中学時代にNOVAがハマっていたものを3つ挙げると、『ゴジラ』『ガンダム』『必殺仕事人』となるわけですが、そのうち『ガンダム』はガンプラがブームでしたが、自分の主な関心はプラモデルみたいな物作りよりも、ボードゲームの方に向いていましたね。
 最初に買ったのはガンダムではなく、マクロスの『ドッグファイト』で、そのゲームで慣性の法則という言葉を学び、続編の『シティファイト』から、少し遡ってガンダムの『ニュータイプ(ソロモン攻略戦)』や艦船追加ルールの『ホワイトベース』、そして『イデオン』までが自分の買ったツクダ製ゲーム。さすがにもう手元にはないので写真が貼れないのが残念です。
 そして、ゲームにはプレイ相手が必要で、当時の親友Y君がほぼ毎週土日に遊びに来て、2人で楽しんでいた、と。このY君の方も、ガンダムの『ジャブロー』とか『フォートレス(ア・バオア・クー攻略戦)』、またバンダイ製の『モスラ対ゴジラ』や『ウルトラマン』なんかを買って、NOVAと一緒に至福のゲームタイムを過ごしていたわけですな。

 そんなわけで、ツクダ製のボードゲームに馴染んでいたから、ボックス内に入っていたカタログでロールプレイングゲームなる単語を知り、翌84年に出た日本のファンタジーTRPGの元祖『ローズ・トゥ・ロード』なんかも名前だけは知ったのですが、仮に購入していたとしても、ぼくとY君の2人だけではプレイできなかったでしょうね。TRPGは、ゲームマスター以外に最低2人のプレイヤーが欲しいですので、合計3人はメンツを揃えないといけなかった。
 そもそも、カタログでの説明「ゲームマスターとの会話を通じて、冒険を繰り広げる」なんて読んでも、ロールプレイングゲームがどういうゲームなのか当時の中学生には想像もできなかったですよ。
 まあ、ゲーム雑誌『タクテクス』なんかを買っていれば情報を知る術もあったのでしょうが、当時の中学生には学校帰りに本屋で立ち読みして情報源に接する生活は未体験だったもので。

 あ、ツクダのゲームを知ったきっかけは、ケイブンシャの大百科シリーズで、確かイデオンの本で、そういうゲームの紹介がされていたからですな。
 それと同時期に、ケイブンシャの大百科シリーズで、コンピューターゲームの『ウィザードリィ』の紹介記事にも興味を持ってたりもしたのですが、この『ウィザードリィ』と、得体の知れないボードゲーム関連のロールプレイングゲームが根底に置いてつながっていることを知ったのも、高校に入ってから。数年のタイムラグがあったわけです。

 あと、この時期にNOVAが後にTRPGにハマるきっかけとなったのは、1984年末にゲームブックの『火吹き山の魔法使い』が出版されたことが大きいです。ええと、たぶん今も本棚の奥に眠っているはず。ゲームブックを購入したのは高校に入ってからのことになりますが、とにかく着実に種はまかれていくわけで。
 そして、85年は中3で受験生なので、あまり遊んでいるわけにもいかなかったのですが、それでも84年末に復活した『ゴジラ』のノベライズ版を読んで、想像力が膨らんで、自分でもゴジラパクリの怪獣小説書いたり、TV放送した『風の谷のナウシカ』にやっぱり感動して、似たようなプロットの小説を書こうとして挫折したり、何やってるんだ自分、とツッコミ入れたくなりますが、高校時代の自分はもっと成長して酷いことになっているので、まだマシだったという感想ですね。