ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

フォーゴトン・レルムの話3

★久々のフォーゴトン・レルム

 

NOVA「今日は、ようやくフォーゴトン・レルムの話の続きをするぞ」

 

ハイラス「おお、ついに。それで、一言で言って、フォーゴトン・レルムとは、どのような世界でござるか?」

 

NOVA「難しいな。剣と魔法のファンタジーなんだが、だったらクラシックD&Dのミスタラや、旧版ソード・ワールドフォーセリアと何が違うのか? と言うことになるし、ざっくばらんに言えば、多様性を許容する世界と言えるだろうか」

 

ハイラス「多様性でござるか?」

 

NOVA「ああ。例えば、ロードスだと暗黒の島マーモという敵がいて、基本はマーモの侵略に対抗して反抗する光サイドあるいはレジスタンスが、プレイヤーキャラとして推奨される。自由な冒険者を気取ってもいいが、世界観的に戦争が背景となる。これはドラゴンランスもそうだし、戦記物の世界だと自由な冒険者をプレイしにくいわけだ」

 

ハイラス「なるほど。光と闇の戦争が勃発している世界では、自由気ままな冒険物語は描きにくい、と」

 

NOVA「冒険者として経験を積めば積むほど、どうしても国家間の戦争はスルーできない、ということだな。一方、アレクラストでは戦争が起こっていないが(正確にはロマールとファンドリアの戦争が終わった直後)、自由に冒険できる世界を意図する余り、公式で時間を止めてしまって歴史展開をサポートしなかったからなあ。20年のサポート期間の中で、小説やリプレイなどの物語はたくさん作られたが、世界の大きな歴史は時間の針が動くことなく停滞していたわけだ。

「時間軸を進めるには水野さんの小説展開を待たねばならず、水野さんも小説とゲームの両方をフォローすることはできず、さらに90年半ば時点でより物語性の強いロードスやクリスタニアを抱えたままじゃ、アレクラストの歴史をゲームと絡めてサポートすることは不可能だったわけで。

「結局、ゲームに軸足を置くか、小説に軸足を置くかで、水野さんは後者を選択することとなり、ゲームサポートの方は水野さんの小説や設定を特にフォローすることなく、遊離した展開になったわけだ。その結果、アレクラストのワールドガイドで提示された多くの冒険ネタとなる設定はゲームではなくて、小説の中でリウイの手で回収されることになった。そういう歴史的大事件をゲームシナリオの形でフォローしていければ良かったんだけどな」

 

ハイラス「NOVA殿としては、どうして欲しかったでござるか?」

 

NOVA「ドラゴンランスみたいに、ロードスやリウイの物語を再現できるキャンペーンシナリオがあれば、嬉しかったろう。後は、フォーセリアの歴史の針を定期的に進めること。まあ、これは現在ラクシアでやっているんだけど、例えばフォーセリアでも、リウイたちの冒険の10年後、魔精霊アトンが倒された後のアレクラストがどうなっているのか、は今でも気になるところだ。

「一方で、ロードスの方は、水野さんの小説で先の未来を描き、ゲームの方は最初のパーンたちの物語を懐古するような展開を見せるらしい。ゲームと小説の時代をあえて外すことで、相互不干渉の展開をしていくみたいだな。一応、ロードスとクリスタニアミッシングリンクを水野さんは目指しているんじゃないか、と示唆されている」

 

ハイラス「いろいろ語っているが、フォーゴトン・レルムの話からそれているような……」

 

NOVA「ぐっ。だから、フォーセリアフォーゴトン・レルムの展開を模倣して、自由度の高いダイナミックな展開を目指したんだけど、結局のところ人的リソースが足りずに、路線変更せざるを得なかったわけで。だから、一言でフォーゴトン・レルムを語るなら、『アレクラスト大陸の目標となっていた剣と魔法のファンタジー世界』ということになるわけだ」

 

フォーゴトン・レルムの展開と、世界の変遷

NOVA「フォーゴトン・レルムに話を戻すと、1987年に小説やコンピューターゲームとマルチ展開をするための新世界として、立ち上げられた。こういう架空の世界の歴史というのは、やはりアメリカさんの本気というのが凄くて、当時の日本では、ようやくガンダム宇宙世紀の歴史という形で、海外のSF架空史みたいな流れを追っていく段階だったわけで。アメリカだと、60年代から70年代の『指輪物語』ブームやスタートレックの影響で、架空世界の歴史や未来史を考えるのが趣味のマニア層が相当いたわけだ。人的リソースの違いというのは、こういうところに表れていたんだろうな。海外だと、世界設定資料みたいな書籍が商売になるけど、日本だと80年代では未開拓の分野だったわけだね」

ハイラス「日本だと、それが定着したのはいつ頃になるのでござるか?」

NOVA「90年代から、TRPGの世界設定、宇宙世紀の設定、そしてマクロスなどのシリーズ作品が連動して、クリエイター側もマルチメディア展開などを意識すると、共通の背景世界設定なんかを志向するようになって行ったんじゃないかなあ。
「その流れは、昭和ゴジラと平成VSシリーズを比べても分かるけど、70年代までの昭和ゴジラは人間側の細かい設定など映画ごとに違うことが多いのに、90年代を中心とした平成VSシリーズはGフォースやG細胞など前映画の設定を緻密に踏襲した展開が多い。メカキングギドラの未来技術を元にメカゴジラやモゲラを対ゴジラ兵器として作ったり、ビオランテから導入されたゴジラ細胞の研究が引き続き行われていたり。
「そういう設定の積み重ねが次第に緻密になっていくのは、昭和と平成のエンタメ史の流れとして特筆することだと考える。まあ、70年代の子供向きアニメや特撮ヒーローの系譜が80年代の『大人の鑑賞にも耐える作品』への希求により、設定も緻密に理論武装が施されるように発展したってことも一理あるけど、モデルケースはアメリカのエンタメ界にあったんだろうね。TRPGの背景世界なんかも含めて」

ハイラス「もはや、フォーゴトン・レルムの話ではござらんな」

NOVA「だったら戻そう。要は、一人の作家の構築した世界観を複数人によるマルチメディアで展開するためには、90年代の日本はまだ人材不足だし、商売相手である客層のSFその他の物語ファンも成熟していなかったわけだ。70年代後半のSFブーム、80年代後半のファンタジーRPGブームを経て、ようやくエンタメの作り手や受け手がアメリカのマニア層に追いつく流れが生まれるんだが。その後は、インターネットの情報革命によって、ようやく日本とアメリカのマニア格差が縮まった。これがゼロ年代になるのかな。
「90年代は、フォーゴトン・レルムという理想像を一つのモデルケースに、SNEも頑張ったんだけれど、とりあえずの時流には乗れたものの、やがて一時破綻することとなったわけだ。まあ、これはSNEだけの失策ではないんだがな。何せ、本家大元のTSRだって手を広げすぎて失敗したのが90年代半ば過ぎなわけで。ここでSNEは、一つの目標であるD&Dという指針を失い、TRPGから代わりにトレーディングカードゲームのモンスターコレクション(六門世界)に軸足を移すわけだが、カードゲームにも背景世界を構築したりするのが、プロとしてそれまで培ってきた90年代の流れだね……って、いかん。フォーゴトン・レルムの話をしたいのに、どうしてもSNEの話になってしまう。90年代とゼロ年代の違いはIT革命、インターネット以前と以後の情報伝達スピードの違いという分析もできるが、今は話としてまとまりそうにない」

ハイラス「それなら現実世界ではなく、フォーゴトン・レルムの歴史を語ればよいのでござらんか」

NOVA「そうしよう。フォーゴトン・レルム公式の暦は、デイル歴(DR)と呼ばれている。この世界が語られ始めた時の1987年では、DR1356年と設定されている。それ以前に、2万年以上の昔にエルフの王国が築かれたり、さらに前の神々の大戦があったり、紀元前3000年代に古代魔法帝国ネザリルが立ち上がって、紀元前339年にネザリルが魔法の暴発で滅んだり、それ以降も各地で様々な国が誕生したり、滅んだりしながら、歴史が紡がれて行った。
「まあ、ファンタジーでよくある『神々の時代と戦いによる終焉』『古代魔法帝国の勃興と滅亡』『人間以外の異種族の歴史』『人間社会は一定の秩序を持つまでには回復しつつも、まだまだ冒険のタネは尽きない不安定な世相』ということが歴史書には書かれてある、と」

ハイラス「フォーセリアでも、神の時代、古代魔法帝国の時代に続いて、剣の時代になっているでござるな」

NOVA「ラクシアでは、少し違うがな。最初に剣があって、自分を振るえる人族を生み出して、人族の英雄が剣の力で神になって、対立する剣の持ち主が蛮族神になった。そこから生じる神々の戦いの際に、争いを憂えた中立の第三の剣が自ら砕けて、そのかけらがマナとなって世界中に降り注ぎ、妖精を生み出したり、魔法帝国が誕生する起因となった。そして、魔法帝国が滅びた後、庶民でも魔法が使えるような機械、魔導機文明が発達して、それがまた滅びて、現在という状況だ」

ハイラス「つまり、神→魔法→剣というのがフォーセリアで、剣→神→魔法→機械→現在というのがラクシアでござるか。フォーゴトン・レルムはどんな感じか?」

NOVA「神→魔法→剣など→神々の降臨(神界からの追放)→混乱期→とりあえず落ち着く→魔法帝国復活とか、異世界融合とか→混乱期→とりあえず落ち着いた現在の復興期といった感じかな」

ハイラス「何と。神々が地上に降臨したり、魔法帝国が復活したり、異世界が融合したり、と、そんなことが起こっていたでござるか」

NOVA「まあ、版上げの度に、世界があれこれ変わっているわけだな。そういう事件をゲームシナリオや小説で展開し、ある程度進んだところで、新しいワールドガイドを出す流れが続いたわけだ。さすがに日本にいたままで、リアルタイムでアメリカンゲームのそういう流れを実感するのは難しいが、断片的な資料を紐解くことで世界に何があったかは辿ることができる。今、書きたいのは、そういう世界の変遷の歴史なんだ」

ハイラス「なるほどな。物語の開始がDR1356年。今、現在は何年でござるか?」

NOVA「5版ではDR1489年になっているな。3版の開始時がDR1372年で、一応、公式では現実の歴史が5年進んだら、レルムの歴史を2年進めると宣言していた。ところが4版になって一気に100年が経過して、呪文荒廃という大事件で世界が大きく変わり、5版になって相応の影響を残しつつも総じて3版の状況に回復した感じだ。何となく失われた100年といったところだな」

ハイラス「もう少し詳しく説明をお願いしたい」


★版上げごとの大事件


NOVA「まずは、DR1356年はAD&D1版の時代だな。その年の出来事として小説の『アイスウインド・サーガ』や、コンピューターゲームの『プール・オブ・レイディアンス』の事件が年表に記載されている。そして2年後のDR1358年に、〈災厄の時〉(タイム・オブ・トラブル)と呼ばれる大事件が起きるわけだ。神々が受肉して、地上を荒らしまくったり冒険者との戦いで倒されたりする混乱期が、AD&D1版と2版の間に起きて、それが小説『シャドウデイル・サーガ』の題材となる。歴史のテストがあれば、絶対に出題されるからな」

ハイラス「何のテストでござるか」

NOVA「もちろん、フォーゴトン・レルム検定試験だ。邪神ベインと死の神ミアクル(マークールとも)が主神エイオーのところから『運命のタブレット』という書物を盗んで、キレた主神が神々を天界から追放して発生したらしい」

ハイラス「なるほど。本を盗むのは、それほどの大罪でござるか」

NOVA「まあ、主神に対する不敬と傲慢の罪ってことだろうな。とにかくAD&D第1版終了記念に、フォーゴトン・レルムの地上を舞台に『スーパー神々大戦』が勃発して、その結果、死の神シアリックが定命の者から神に昇格。ベインやミアクル、そしてバール(べハルとも)といった邪神連中が失墜するに至ったわけで、レルム世界とゲームシステムの変化と共に、神々の勢力図も塗り変わったわけだ」

ハイラス「そして、時代は第2版に移ったようだが、その途中でTSR社の経営悪化でD&Dの版権元が変わるのでござるな」

NOVA「その前に、国内では新和がAD&Dから撤退し、メディアワークス版のクラシックD&Dが展開することになって、しばしフォーゴトン・レルムの国内展開が中断することになる。次に日本に再上陸したレルム作品が、コンピューターゲームの『バルダーズ・ゲート』シリーズ。1998年に出たゲームだが、俺も2002年の『仮面ライダー龍騎の年』にプレイを始めて、攻略記事を書いている。邪神バールの子として生を受けた主人公の聖騎士NOVAの冒険行で、続編のBG2の途中で中断している」

ハイラス「再開の予定は?」

NOVA「今のところないな。ともあれ、バルダーズ・ゲートはDR1368年の出来事だが、最終的に主人公の活躍によって邪神バールの復活は阻止される。しかし、DR1372年にもう一つの邪神ベインが復活したところから、第3版の時代になったようだ」

ハイラス「死んだり生き返ったり、神々も大変でござるな」

NOVA「全くだ、と言いたいが、お前もドルイド僧なんだから何かの神を祭っているのだろうが。そんな罰当たりなことを言っていいのか?」

ハイラス「ドルイドが祭るのは特定の神ではなく、自然そのものでござるよ。一応、大地の母と呼称したりもするが、固有名詞を付けた神ではござらん」

NOVA「まあ、ムーンシェイ諸島のドルイド信仰はそうなんだろうな。大陸の者は、ドルイドの自然崇拝を大地母神チョーンティアの別の相であるとか、森の父シルヴァナスに通じると解釈する向きもあるようだが、信仰問題はさておき。DR1374年にネザリル帝国の空中都市サルタンサー(通称シェイド)がレルムに帰還する。2000年近くの間、シャドウフェルという異界に避難していて、滅亡を免れていたらしい」

ハイラス「シャドウフェル?」

NOVA「詳しくはこちらを参照だ。簡単に言えば、死者の世界、冥界っぽいところ。そんなところから帰ってきたわけだから、アンデッドみたいなものだな。そこから第4版の劇的な展開になるようだが、DR1385年に殺戮の神シアリックがかつての仲間であり、裏切りと恋人殺しの悪行で仇敵と睨まれていた魔法女神のミストラを暗殺したことで、呪文荒廃という天変地異が起こる。これによって、世界のルールがまた書き換わるわけだが、レルムが天変地異の大混乱から復興の兆しを見せるのに約100年の時を費やして、第4版のスタートはDR1479年ということになった」

ハイラス「第4版のD&Dは、随分と様変わりしたそうでござるな」

NOVA「元々、レルムと呼ばれるフェイルーン大陸はトリルという名の惑星の上にあるんだが、それが別次元の惑星アイビアと融合したり、フェイワイルドやシャドウフェルといった別次元と交錯したりして、かつてのレルムと違うものになったらしい。もっとも、レルムの長い歴史の中では一部が先祖返りしたようで、古代の文明が突如として復興したような側面もあるようだ。
「その一例として、エルフの失われた廃墟ミス・ドラナーは、3版時代のコンピューターゲーム『プール・オブ・レディエンス』の舞台になって、俺も攻略記事を書いたりしたんだが、第4版では無事に復興を遂げたらしい。ところが、失われしエルフの繁栄を取り戻そうとしたミス・ドラナーだったけど、レルムの侵略を続けていたネザリル帝国の空中都市と激戦になって、DR1487年に空中都市がエルフ都市に墜落したことで両者共倒れになったとか」

ハイラス「何と。随分とダイナミックな事件でござるな」

NOVA「つまり、4版でいろいろとダイナミックな仕掛けをして盛り上げようとしたのはいいが、古くからのD&Dファンからはかなり不評だったようで、5版に際して、いろいろと元に戻そうとしているみたいなんだ。4版の劇的な改変が完全に黒歴史になってしまったようで、一部の影響こそ残っているけれど、古きレルムの雰囲気を取り戻そうと歴史の修復作用が起きている様子が、日本語版最新のワールドガイドである『ソードコースト冒険者ガイド』に記されているわけだ」


ハイラス「何だかアメコミのリブートのようでござるな。フラッシュのバリー・アレンから、オリー・ウエストに代替わりしたものの、結局は、バリーを復活させたとか」

NOVA「個人的には、コンピューターゲーム一世風靡した『バルダーズ・ゲート』シリーズの続編がなかなか酷いことになっていると思う。第4版末期に出た『殺戮のバルダーズ・ゲート』というシナリオ&シティーガイドなんだけど、バール復活を阻止した我らが主人公は、アブデル・エイドリアンという名前の公式キャラとして登場している。
そのシナリオがこれなんだが、時代はDR1482年。主人公は邪神の血の影響で、100年を超える長寿を獲得している。まあ、ゲームの主人公は長命のエルフを選ぶこともできるし、ファンタジー世界だと100歳を超える寿命も『驚くべきことだが、あり得ないことではない』扱いなんだろうなあ。そのアブデル公は晩年、バルダーズ・ゲートの大公の一人に認められて英雄として元気に余生を過ごしていたんだが、邪神の呪いはついに彼を破滅に追いやることになったわけだ。邪神の血がとある事件で発動して、恐ろしい魔物スレイヤーに変貌してしまう。年をとって制御できなくなった邪神の力が殺戮を欲し、結局、通りすがりの冒険者チームに成敗されてしまう。何てこった、こいつは新しい伝説の幕開けとなるぜ、という顛末を迎えた次第」

ハイラス「主人公はその後、幸せに暮らしました、と一時はハッピーエンドを迎えつつ、だけど100年後、魔物の力に苛まれ、哀しい末路を辿ることになったというわけでござるか」

NOVA「で、公式の歴史では、その後、大公の一人であるトーリン・シルヴァーシールドがバールの化身として、殺戮を扇動し、とうとう邪神が復活してしまうわけだ。コンピューターゲームでは頑張って阻止してきたプレイヤーも多かったろうに(自分は中断したけど)、そういう努力を踏みにじるような公式展開に思わず苦笑いした次第。まあ、プレイヤーキャラクターがNPC化してしまえば、悪堕ちするのも仕方ないのか、と思えるかどうか」

ハイラス「ハッピーエンドで終わった物語の続編が描かれると、かつての主人公がハッピーでなくなるというのは、賛否両論でござる」

NOVA「スターウォーズなんかもそうだな。しかも笑えたのは、そのスレイヤー化した元主人公のレベルが4しかないんだな。かつては10レベル以上の強キャラとして試練を突破してきたのに、年をとったせいか、そこまで弱体化しているなんて。まあ、1レベル冒険者用に作られたシナリオだから仕方ないんだけど。とにかく、そんな過去の題材なんかも活用しながら、フォーゴトン・レルムの物語は続けられていくわけだ。今回はこれぐらいにしておこう」

(当記事完)