ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

2019最初のTRPG雑談

★久々のリトルNOVA

 

 

リトルNOVA「今日は、ショタ化して登場だよ」

 

ハイラス「前回の教訓。自分の芸風をコロコロ変えるな、はどうしたでござるか?」

 

リトルNOVA「『お笑いキャラ分析ファイル』の原則だね。だけど、それは『安易に変えるな』という原則であって、キャラが定着する前に変えてはいけない、ということなんだ。大人NOVAとリトルNOVAのキャラは基本の性格は同じで、文体を変えているだけ。変える理由は、娘と一緒にいて父親キャラを前面に出したいときは大人NOVA、それに対して、娘のいない場でハイラスおじさんと雑談したいときはリトルNOVAの方が、話を回しやすいから。自分のキャラを立てるのではなくて、相手のキャラを立てるために、最適なフォームを取っているわけだ」

 

ハイラス「つまり、TPOに合わせたスタイルの模索を経て、現状の最適解を選択しているでござるか」

 

リトルNOVA「そうなんだ。おっさん二人の記事だと、読んでてつまらなく見えるし。ハイラスおじさんはマジメだから、ツッコミ芸だって面白くない。そんなキャラに感情移入させるには、『無邪気な子供に振り回される、苦労性な大人ポジション』が望ましい。だから、ぼくなんだ」

 

ハイラス「無邪気な子供ねえ。NOVA殿が演じると、小賢しい生意気なガキンチョにしか思えないのだが」

 

リトルNOVA「だったら、ハイラスおじさんがリトルハイラスになって、ぼくが解説お兄さんになってもいいんだけど。試してみるか。キュアップラパパ、ハイラスおじさんよ、子供になあれ」

 

 

POWAN!

 

 

リトルハイラス「うおっ、一体、何が起こったでござるか?」

 

リトルNOVA「そして、ぼくは、ピピルマピピルマプリリンパ。アダルトタッチで、塾の先生になあれ」

 

 

キラキラキラーン⭐

 

 

NOVA「さあ、ハイラス君。今日も元気に勉強を始めるか」

 

リトルハイラス「NOVA殿、どういうつもりでござるか。いきなり私を子供に変えるなど言語道断。ふざけるのもいい加減にするでござるよ」

 

NOVA「あのなあ、お前さ。子供になっても大人口調そのままだし、意味がないじゃないか。これがドラマなら子役が演じるし、アニメだったら男だと声優さんが変わるか、女性だと口調を幼くするかして、さらに絵柄も変えることで、普通にショタロリが分かるんだけど、文字だけだと、口調を変えないと違いが分からない。きちんと子供らしいロールプレイをしろよ」

 

リトルハイラス「しかし、私はござる口調のおじさんキャラで定着しているのに、今さら口調を変えると、誰が喋っているのか分からなくなるでござる。『ぼく、ハイラス。子供になっちゃった。ひどいよ〜、NOVAおじさん、元に戻してよ。グスン』と喋っても、誰トクでござろうか」

 

NOVA「ええと、ショタ好きなお姉さん?」

 

リトルハイラス「そのようなお姉さんが、このブログの読者層にいるであろうか?」

 

NOVA「う〜ん、確認はされていないなあ。もしも、自分はショタ好きのお姉さんという自覚があって、ハイラスおじさんよりも、真面目な少年ドルイドのハイラス君の方が好み、という人がいれば、コメントにリクエストよろしく」

 

リトルハイラス「それはともかく、今は大人に戻して欲しいでござるよ」

 

NOVA「仕方ない。小見出し変えて、元に戻すか」

 

ソード・ワールドの話


リトルNOVA「それで今日は総括記事の続きを書こうと思っていたんだけど、多元宇宙概論、魔法少女談議、それと次元嵐と新世界クロスオーバーの次に何を書いたかと思いきや、ぼくとハイラスおじさんのTRPG雑談なんだ」

ハイラス「ふむふむ。10月10日10月13日の記事でござるな」

リトルNOVA「で、雑談を総括しても仕方ないので、今回は雑談の続編という形を取ることにしたんだ」

ハイラス「なるほど。10月10日は、ソード・ワールド2.5のルールブック2の話をしているから、今回はルールブック3でござるか」

リトルNOVA「うん。せっかくなので、基本ルール3冊を並べてみよう」



ハイラス「つかぬ疑問だが、この表紙絵の女の子たちは誰でござるか」

リトルNOVA「ああ。それは2.5を象徴するマスコットガール。いわゆる剣ガールで、左から順にルミエルたん、イグニスたん、カルディアたんだ」

ハイラス「誰でござるか、それは?」

リトルNOVA「おじさん、それでもソード・ワールドの住人?」

ハイラス「いや、だからアレクラストの元住人であって、ラクシアは門外漢でござるよ」

リトルNOVA「仕方ないなあ。ラクシアは、元々3本、あるいは4本の剣から生まれた世界なんだ。その世界創生の剣の名が、ルミエル、イグニス、カルディア、そして謎の剣フォルトナ(運命の剣とも、破神の剣とも)となっている。公式には3本で、ルミエルは調和を重んじる人族、イグニスは解放と強さを重んじる蛮族を生み出す元となり、カルディアが中立的な感じだね。ルールブックの表紙カラーイメージだと、ルミエルが白、イグニスが赤、カルディアが緑になっているのは、2.0が始まった時からの伝統だ」

ハイラス「中立、ということは、私はカルディアに仕えればいいのだな」

リトルNOVA「いや、カルディアは砕け散ったし。剣は創世の役割は果たしたけど、神さまそのものじゃないし。2.0および2.5の神さまは、剣より力を与えられた広義の人間の英雄が出自だし。フォーセリアと違って、人間が神さまになれる世界観なのがラクシアの特徴で、その点では開放的なんだろうね」

ハイラス「つまり、ルールブックの女の子は、キャラとして実在しているのではなく、あくまで擬人化した剣のイメージ像でしかないということだな」

リトルNOVA「そうだね。カルディアは砕け散った際に、その欠片が世界中に散らばって、それが魔法を使う際のエネルギー源マナだと言われている。だから、魔法使いは古代において第3の剣に触れた賢神キルヒアを崇敬している者が多いわけで。まあ、その辺の神話関係はさておき、今回はルールブック3の紹介だよ。一応、ヒノキ姐さんのコンパーニュの塔で触りだけを話したんだけど、TRPGの話なので、ここでもきちんと話しておきたいと思ってね」

ハイラス「ルールブック2の目玉は、新種族メリアと、ルールが大きく改定された職業フェアリーテイマー(妖精使い)、バード(吟遊詩人)と聞いたが、ルールブック3はどうなってるでござるか?」

リトルNOVA「ルール2は、他にも竜人リルドラケンとグラスランナー、それに職業としてエンハンサー(練体士)が収録されているけど、2.0と大きな違いがないから割愛していた。ルール3では、ライダー(騎兵)とアルケミスト錬金術師)の2つの職業が実装され、新種族はティエンスとレプラカーンが加わっている」

ハイラス「それらの説明は、コンパーニュでの記事を読むとして、他に何か注目ポイントはござらんか?」

リトルNOVA「う~ん、実のところ、自分は2.0でもルール3は使ったことがないからなあ。ルール1は1レベルから5レベル対応、ルール2は6レベルから10レベル対応で、大体、それぐらいまでしかプレイ経験がない。だから、11レベル以上の強力呪文を見ても、うわー凄そう、という以上の感想は、今のところ持てずにいる。実感を伴わないレベルなんだよね。
「ただ、個人的に一番嬉しかったのは、巻末付録に武具の解説が掲載されている点。もちろん、ソードとか定番の武器は普通に分かるんだけど、格闘武器のアイアンボックスとかシンガード、シンプレートなんかはどういうものか、数値データ以上のイメージが湧かなかったんだよ。そいつらは2.0時代にもなかった新武器なわけで」

ハイラス「手の届かないレベルよりも、身近な謎が解ける方に興味を抱いたでござるな」

リトルNOVA「うん。アイアンボックスは、鉄でできたボクシンググローブ。シンガードは格闘用に脚部を保護した革ブーツ。シンプレートは金属補強された革ブーツといったところかな。後は、ピックのイメージを誤解して、花粉症ガールの記事書きをしていたことも分かった。アイスピックをイメージしていたんだけど、実際はピッケルだったんだね。
「他には多彩なデータが中心で、読み物として面白いものではない感じ。新しい神様が紹介されたわけでもなく、記事書きのネタとして使えそうなものはなかった、というのが目下の感想だよ。もちろん、データ検証とかキャラの育成とかを楽しめるゲーマーなら、宝の山なんだろうけどね。一応、ルール2は2.0との違いがいろいろあって、へ~と感じる要素が多かったけど、ルール3は2.0のも含めて、そこまでチェックできていない状態。まあ、2.0では基本ルールに載ってなくてサプリメントが必要だったアルケミストが、基本ルールの範囲で実装されたのは実プレイでは便利だろうと思う」


★D&Dの話


リトルNOVA「さて、次はD&D5版だけど、夏以降に購入したサプリメントの復習をしておこう」



リトルNOVA「左の本はフォーゴトン・レルムの5版ワールドガイドの位置付けで、右の本は年末に出たデータブックだね」

ハイラス「左の本は、フォーゴトン・レルムの記事書きの際にも紹介していたでござるな」

リトルNOVA「うん。そちらの記事書きは中断しているので、総括後に早めに続きを書きたいと思っている。今回は、右の本の内容を大雑把にまとめておきたいね。年末に発売されたけど、じっくり語るタイミングを外していたから」

ハイラス「そもそも、ザナサーとは何でござるか?」

リトルNOVA「基本的な質問をありがとう。ビホルダーって知ってる?」

ハイラス「目玉のお化けでござるな。某ファンタジーコミックの著作権騒動の件で土下座エ門とも呼ばれるという」

リトルNOVA「ソード・ワールドではバグベアードとも呼ばれているね。他にも、メドーサボールとか、イビルアイとか、別の名前で呼ばれることもあるけど、本家のD&Dでは普通にビホルダーで問題ない。表紙のビホルダーがザナサーさんで、ウォーターディープの街の地下に巣食っている犯罪王なんだ。そしてアイテムコレクターであり、情報収集家でもある。金魚のシルガーをペットとして可愛がっていて、一方的な話し相手にしている。この本は、そんなザナサーさんが集めたD&D世界のお宝本備忘録という設定なわけだ。言わば、ザナサーさんの立ち位置は、ルパパトにおけるドグラニオ・ヤブーンさんみたいなものだね」

ハイラス「なるほど。D&D版ルパンコレクション的なアイテム百科でござるな」

リトルNOVA「確かにアイテムのページもあるね。特に、日常雑貨品的なコモンアイテムがいろいろだ。『汚れない鎧』とか『イカサマサイコロ』とか『釣り竿に変形する10フィート棒』とか『相手を1分間笑顔にさせる杖』とか、冒険で役立つよりも、お遊びめいたアイテムが話のネタとして面白い」

ハイラス「単純に強い武器とかではなく、冒険を楽しめるアイテムってことでござるな」

リトルNOVA「うん。例えば、〈時の宝珠〉という名前のアイテムで何ができると思う?」

ハイラス「普通は、時間操作の能力を期待するが……」

リトルNOVA「実際は、屋外が朝か昼か夕方か夜かを知ることができるだけなんだ」

ハイラス「それじゃ、ただの劣化時計ではござらんか。大体、窓から外を見れば、そんな物に頼らなくても……」

リトルNOVA「まあ、普通に時計を持ってる現代人や、外に出歩ける一般人には必要ないよね。だけど、地下深いダンジョンを延々と探索したりする冒険者には役立つ局面もあるかもしれない。この、もしかすると役立つかも、と思わせるのがコモンのマジックアイテムの肝だね。一体、これをどう使ったらいいのだろう、と道具の使い道をあれこれ考える刺激を与えてくれるというか」

ハイラス「他に実用的な情報はないのでござるか?」

リトルNOVA「あるよ。キャラクターのサブクラスが、この本の目玉だろうと思う。D&D5版のキャラクタークラス、つまり職業をリストアップすると、ウィザード、ウォーロッククレリックソーサラードルイド、バード、バーバリアン、パラディン、ファイター、モンク、レンジャー、ローグの12種類あるんだけど、それぞれで3つぐらいのサブクラスが基本ルールで用意されている。それに、さらなる追加のサブクラスを与えるのが、このサプリメントだ」

ハイラス「一度に並べられても、よく分からないでござる」

リトルNOVA「だろうね。これらのサブクラスを順に説明するだけで、記事ネタがいっぱいになるわけだけど、例として分かりやすいのは、ファイターだろうね。ファイターこと戦士は、基本ルールで3レベルになると、チャンピオン、バトルマスター、エルドリッチナイトの3つの類型を選べる。チャンピオン(闘士)はタフな肉体で戦い、バトルマスター(戦技の達人)は技を駆使して、エルドリッチナイト(秘術騎士)はいわゆる魔法戦士って奴だ」

ハイラス「順に、体、技、心を鍛えた感じでござるな」

リトルNOVA「それにザナサー本で、アーケイン・アーチャー(秘術の射手)、キャヴァリアー(騎士)、サムライが加わった。これに先のソード・コースト本のパープル・ドラゴン・ナイトを加えると、ファイターだけで7種類の類型を選択することができるわけで」

ハイラス「アーチャーはどういうものかは想像できるが、キャヴァリアーとPDナイトは何が違うのか。それに、フォーゴトン・レルムにサムライがいようとは驚きでござる」

リトルNOVA「PDナイトは指揮能力に長けた騎士で、味方の能力を高める特殊効果を持つ。キャヴァリアーは騎乗戦闘と防衛が得意な騎士。サムライは的確な命中と連続攻撃、そして不屈の耐久力を備えている感じ。極めたサムライは、HPが0になっても気絶せずに死域での最期の奮戦を行えたりする。死なばもろとも、という奴だね。なお、フォーゴトン・レルムには東方世界もあるし、大体、拳法家のモンクがいる世界でサムライがいてはいけない法がないだろう。クラシックD&Dならともかく」


★改めてドルイ道


ハイラス「ドルイドはどうなってるでござるか? よもや邪悪な宇宙ドルイドになって、騎士と戦ったりはしないでござろうな?」

リトルNOVA「地球を捨てて宇宙に逃げ出すような奴は、ドルイドの風上にも置けないだろう? 5版のドルイドは、『土地の円環』と『月の円環』の二つを選択することになるのは、前に話したよね。整理すると、『土地の円環』は土地に根ざした呪文を極める方向になる。基本は森林を選ぶんだろうけど、他の選択肢として、草原、山岳、海岸、湿地、砂漠、極地、アンダーダーク(地下世界)を舞台にした特別なドルイドが提示されている。つまり、山ドルイドとか、海ドルイドとか、沼ドルイドとか、北極ドルイドとか、洞窟ドルイドみたいなキャラを作れるんだけど、さすがに宇宙ドルイドはいないなあ」

ハイラス「しかし、私は『月の円環』を選んだのだ」

リトルNOVA「月のドルイドは、獣への変身能力に長けた道なんだよね。ザナサー本だと、さらに2つの円環が用意されている。一つは『群導く者の円環』といって、大自然の精霊との交信に長けた道。もう一つは『夢の円環』といって、フェイ(妖精)との関わりが強い道だね」

ハイラス「精霊と妖精は同じようなものではないか?」

リトルNOVA「アレクラストだと、近い存在だよね。人間のいる物質界の外に妖精界があって、その外に精霊界があるような形。エルフのような妖精が精霊界と物質界の仲立ちをしているような立ち位置だから、フォーセリアのエルフは全員、精霊使い(シャーマン)技能を持っているという設定。ラクシアだと、また変わってくるんだけど」

ハイラス「どう違うのか?」

リトルNOVA「エルフは妖精じゃなくて、人族の一員だ。そして、ラクシアにはハーフエルフが存在しない。精霊魔法ではなく妖精魔法と呼ばれ、妖精の出自は異世界ではなく、ラクシアの自然現象にマナが干渉して、仮初めの命らしきものを持つようになった。つまり、ラクシアはフォーセリアと違って、世界の多層構造にはなっていないんだ。一応、魔神のいる異界は存在するし、宇宙から竜刃星に乗ってくるフォールンソウルという邪悪な存在はあったけど、基本はラクシアの中だけで完結している。異世界が見えるようなキャラもいないし、意外と多元宇宙とは相性が悪い世界なんだよね、ラクシアって。もっとも、よりマナが濃いと言われているアルフレイム大陸を舞台にした2.5で、魔神との戦いを通じて異世界への門というテーマが出てくる可能性は期待しているけど」

ハイラス「つまり、フォーセリアには妖精界や精霊界があるけどラクシアにはない。妖精も同じ世界の住人であるということでござるな。D&Dではどうなってる?」

リトルNOVA「異界が普通にあって、ウォーロックが他次元の力ある存在と契約して力を使う魔法使いだね。そのうち、妖精の住む世界をフェイワイルドというんだけど、4版の時代にフェイワイルドの一部とフォーゴトン・レルムが融合したりして、ムーンシェイ諸島では人間の住む領域の中心が妖精の世界に侵食されてしまったんだ。5版になっても、ムーンシェイは妖精と巨人が跋扈する土地となっていて、人間の文明と、野蛮な海賊と、妖精の原始文化が入り乱れた混乱状態になっている。4版では、物質界に順応したワイルドな森の民エルフと、妖精界の住人でより神秘的なエラドリン(いわゆるハイエルフ)に種族が分かれ、5版ではエラドリンが基本ルールから消えたと思っていたんだけど、GMガイドに掲載されていて、完全に消えたわけではないようだね」

ハイラス「D&Dにおける妖精の扱いは分かった。精霊はどうなってる?」

リトルNOVA「え~と、精霊と一口で言っても、元素精霊(エレメンタル・スピリット)と獣のトーテム精霊(アニマル・スピリット)は異なるからね。元素界は普通にあって、ドルイドはそちらにも親和性があるけど、大自然の精霊と言えば、アニマル・スピリットの方を示すみたいだ。整理してみると、『大自然の力を呪文という形で扱う大地の円環』『自らが獣となって戦う月の円環』『獣の霊を守護精霊として身にまとったり、召喚獣として共に戦う群れ導く者の円環』『異界である妖精境の力を行使する夢の円環』という選択になる」

ハイラス「呪文強化、変身強化、召喚強化、幻想方面の特技と言ったところか」

リトルNOVA「うん。最初の2つが物質界の自然に強く関わり、追加された2つが霊の世界と、妖精の世界へのアプローチって感じだね。シャーマン的なのは3つめの群れ導く者じゃないかな」

ハイラス「うむ。今から、方向を群れ導く者に切り替えても構わないだろうか」

リトルNOVA「いいんじゃないかな。前に月の円環を選んだ時には、ザナサー本も翻訳されていなかったし、ハイラスおじさんのキャラも固まってなかった。ハイラスおじさんが獣に変身して戦ったことも今までになかったし、よりイメージの近い方があるなら、そっちを選んだ方がいいだろうね。花粉症ガールとか、ケイPみたいなモンスターと連携して戦うにも群れ導く者がそれっぽいし、こっちもメガネンジャーのリーダー候補に選んだ経緯もあるし」

ハイラス「それでは、これより私は月の円環から、群れ導く者の円環にクラスチェンジしたということで」


★おまけ


リトルNOVA「他に、ザナサー本には、キャラの背景表や、追加特技、追加呪文、ランダム遭遇表や、マジックアイテム売買のルール、罠の仕掛け方など、細かい選択ルールがいろいろあって、読んでるだけでワクワクしてくるよ」

ハイラス「罠の仕掛け方でワクワクするなど、なかなか非道い話でござるな」

リトルNOVA「いやあ、冒険にはスリルと試練が付き物じゃないか。冒険者を驚かせる仕掛けを用意するのは、エンターテイナーたるDMの務めだと思うよ。生徒に問題を与えて、試験への対応力を付けさせるのが教師の務めであるのと同様にね。もちろん、それで再起不能の大ダメージを与えるのは本意じゃないけど。しっかり頑張れば乗り越えられるほどの難易度が望ましいところ」

ハイラス「それでは、この雑談もそろそろお開きでござるな」

リトルNOVA「最後に、ザナサー本の付録記事に、異種族や各種言語に由来するキャラクターの名前表があって、これがなかなか楽しい。例えば、ケルト風の男性なんてパッと思いつかないのが普通だろう? とりあえずフィン・マックールにちなんでフィンとか、そんなところだけど、ケルト男表で%ダイスを振って66。ガイと出た。34だとカラドクと出たので、ガイ・カラドークとでも付けると、それっぽくなるわけだ」

ハイラス「ケルトの女性だと?」

リトルNOVA「66でリネット。34でエルシャ。エルーシャ・リネットとか繋げても良さそう。そして日本人としては、やっぱり日本名リストも気になるけど、しっかり用意されているね。66の日本人女性はミイ。男はオサム。34はハナとイサム。そして、こういう表は、外国人が考えた変な日本人の名前を探すのも面白い。割と使える名前が多いんだけど、たまに変なのが混じっていてね」

ハイラス「例えば?」

リトルNOVA「現実にそういう名前の人がいれば、先に謝っておくけど、ぼくが変わった名前だと思う女性名は、ブンコ、チョウ、ギナ、ハルキ、ヒシ、ナオキ、シンジュの8つ。まあ、50個あって8個だけ変だから、8割以上は普通に使えるので十分実用的な表と言えるだろうね。ブンコは文子でフミコやアヤコと読むならOKだろうし、ハルキやナオキは男の名前なら普通だ。ハルミやナオミにアレンジすればまともだし。そして、笑ったのがウサギ。そりゃ、セーラームーンでしょう。いや、『必殺からくり人富嶽百景殺し旅』が元ネタだったら拍手ものだけど」

ハイラス「変な男名は?」

リトルNOVA「カタシだけ。まあ、ケンシンという現代人なら変な名前もあるけど、謙信とか剣心とか武将名にもキャラ名にもあるし。少なくとも現実のキラキラネームに比べたら、まともな日本人の名前だと思うぞ。そんなわけで、いろいろなネタが満載のザナサー本の紹介で、本記事終了、と。この後の過去記事総括は、マスタールールの話、マジックアイテムからポーションの話、フォーゴトン・レルムの話、ミスティックの話に続くんだけど、もう十分かな。総括は次で終わらせて、そこからフォーゴトン・レルムの話の続きに移ろうかな、と思う」

(当記事完)