ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

花粉症ガールの秘密

 さて、今日は何を書こうかな。

 そろそろ、高校時代の思い出話の続きに戻ってもいいかな、それとも、ルールブックの表紙の感想記事でもいいかな。

 

 リクエストされた、ダークエルフに関しては(CD&Dにこだわらなければ)いろいろ書けるのかもしれないけど、そもそも「リクエスト主が相変わらず言葉足らずなので、ダークエルフのどういう点に注目していて、どういう味付けを求めているのか」そういう推測から始めないといけないわけで。

 これは、仕事でもあることだけど、「親が塾に何を求めているのか」が見えないと、子供への接し方が難しいというのもある。単に勉強を教えてほしいというのではなく、小学生であれば、「普通に学校の勉強について行ければいいのか」「中学受験に備えて、学校を超えた勉強をして欲しいのか」それに加えて「子供は他の習い事をしていて、普段から忙しいのか」「何もしていないので勉強時間は余裕で確保できるのか」などなど、入塾以前に保護者と懇談をとって、互いの需要と供給をはっきりさせるように努めている。というか、お客様の要望をこっちが分かっていないと、適切なサービスも施せないので、そういうコミュニケーションは大切にするようにしている。

 もちろん、日頃の子供の状況観察とか、学習意欲とか、得意不得意の把握とか、まあ、大人数の教室ではなくて、個別に近い少人数制だからこそ、一人で賄えているというのもあるんだけどね。

 

翔花「仕事の話、うざい。ここはNOVAちゃんのお仕事ブログなわけ?」

 

 うおっと、翔花じゃないか。まだ、こっちにいたのか?

 

翔花「いたも何も、私、こっちに召喚されて、そのまま放置されて、まだ送還の魔法を掛けてもらっていないから、向こうに帰れなくて困っていたんだよ」

 

 おっと、悪い悪い。

 向こうとこっちで、普通にリンクという名のゲートが開いているから、自由に帰れるものだと思っていたよ。

 

翔花「そんなゲートが使えるのは、3次元の人だけで、私たち2次元関係者は大抵、所属するワールドに縛られちゃうの。最近はクロスオーバーやメディアミックスと称する次元界の壁を乗り越える魔法が流行していて、作者や編集部、映像制作会社の人たちがしょっちゅう次元の壁を開いているみたいだけど、2次元の人物が勝手に自分の意思で世界を渡り歩くようなマネはなかなかできないのよ」

 

 なるほどな。

 言葉の意味はよく分かったが、要するに「星闘士星矢の世界に、キン肉マンが応援に駆けつける」とか、「ワンピース世界に、悟空や鬼太郎が現れる」とか、「仮面ライダーの世界に、牙狼とかウルトラマンが出現する」とかは、俳優や声優という裏方のリンクを除けば、なかなか難しいということだな。

 

翔花「いや、そこまでは言ってないのだけど、NOVAちゃん、勝手に人の話の先を読みすぎ」

 

 うむ、俺は自慢じゃないが「1を聞いて、10を知る」ような器用な芸当はできないものの、「3まで聞いて、6か7ぐらいまでは推測、忖度、話を膨らませることはできる」し、そこに主観を交えて話をまとめることもできる。まあ、やり過ぎると、相手の発話機会を奪いかねないので、まずは相手に話をしてもらうことを優先するよう心掛けているがな。

 

翔花「つまり、NOVAちゃんに要望を通そうと思えば、言葉足らずにならずに、もっと言いたいことを掘り下げて話すように努めろ、ということかしら」

 

 分かってるじゃないか、さすがは我がアシスタント。

 

翔花「それって、自画自賛になってない? 私は2次元だから、NOVAちゃんの頭から生まれた存在だし、今、話しているのだって、NOVAちゃんがコントロールしているからでしょ?」

 

 なかなかメタなことを言う奴だな。

 半分正解で、半分はそうじゃない、と言ったところか。

 

翔花「??? よく分からない」

 

 よし、じゃあ、そこのところ、俺と翔花の複雑な関係について、読者の方にきちんと説明しておくか。

 

★翔花ちゃんとNOVAの関係

 まず、大前提だが、クリエイターのNOVAと、NOVAの作った架空キャラは別人格ということだ。

翔花「そんなの当たり前じゃない。私はNOVAちゃんの頭の中から生まれたけれど、NOVAちゃんその人ではないわ」

 そう、それをたまに勘違いしている人がいて、「翔花の言ったこと」をNOVA自身の本音であるかのように受け取る人間もいるんだ。

翔花「つまり、私が『NOVAちゃんなんか、地獄に落ちろ』と言ったら、『そうか、NOVAは地獄に落ちたがっているんだな』と解釈する人がいるってこと?」

 例えが極端すぎる。
 まあ、翔花が「新元号を来年の2月以降に決定すると定めた皇室の行事や政治家を許せない」と言った件があるだろう? あれを、NOVA自身がそう思っている、と曲解するのは早とちりだということだ。

翔花「NOVAちゃんはそう思ってないの?」

 俺の本音は、それ以前に「困惑してる」と書いた程度で、別に「許せない」とまで極端な憤り方はしていないということだよ。
 もちろん、「カレンダー業界の人なんかは早く決まってくれる方がありがたいだろうに」とか、「どうせ決めないといけないのなら、さっさと決定してくれた方が、こっちも心構えとか準備しやすいだろうに」とか、不満を挙げればいろいろ挙げられるけれど、政治家は国民の要望もさることながら、国の象徴たる天皇家の威信を守ることに気を向ける事情もあるのだろうし、いろいろと複雑な手続きがあるのだろうな、ぐらいのことは一人の良識ある大人としては察しているつもりだ。
 要するに、NOVAの一人の心の中に、そういう多様な意見や物の見方が並立して存在しているということ。分かりやすく言うなら、心の中で「天使と悪魔」がケンカしたり、「イケイケドンドンな自分と、引っ込み思案な自分」がぶつかり合ったり、「頑固でプライド高くて意見を曲げない強気な自分と、優柔不断で人の意見に流されやすく気の弱い自分」が出たり引っ込んだりで、どちらが表に出てくるかでNOVAの言動が決まってくる、ということだな。

翔花「ちっとも分かりやすくないよ」

 翔花だったら、そう言うだろうな……と想像して、翔花の今のセリフを書いたのは、確かにNOVA自身だけど、それはNOVAの頭の中に「翔花」という別人格や役割のイメージがしっかり出来上がっているからなんだ。
 翔花は、NOVA自身よりも知力の低い女子中学生のイメージだし、NOVAよりもストレートに物を言いがち。そして、NOVAが独りよがりな方向に暴走しかけたときには、ブレーキを掛けてくれる良心的存在でもある。

翔花「それって、バカな子供ってこと? ハダカの王様がハダカだって言ったような?」

 あの子(名前は知らんが)は、別にバカだとは思ってないけどな。
 大人が遠慮して言えないことを堂々と言ってのける、そこに痺れる、憧れる……な世間のしがらみよりも、見たままにありのままに世間に伝える科学的精神や知恵に恵まれた子供だと思うよ。
 童話なんだから、大人の愚かさを子供視点で糾弾するような役どころでもあるのだろう。

翔花「その子の名前だけど、ホックって言うんだって」

 マジかよ。どこ情報だ?

翔花「劇団四季のミュージカルで、故・寺山修司さんが書いた話みたい」(http://www.nhk-ep.com/products/detail/h15546AA

 何だ、アンデルセンの原作じゃないのか。
 まあ、白雪姫の小人の名前は、グリムの原作にはないが、ディズニー映画でドク(先生)、グランピー(苦虫、怒りん坊)、ハッピー(呑気屋)、スリーピー(眠り屋)、バッシュフル(照れ助)、スニージー(クシャミ)、ドーピー(抜け作)と設定されたからな。後付け設定が正式なものとして定着する可能性もあるのだろう。
 ちなみに俺は白雪姫マニアじゃないから、以上はwikipedia情報だし、キャラの絵を見ても、どれがどの名前になるか、絵柄から何となく推察はできても、確実に当てられる自信はないからな。

翔花「NOVAちゃんも意外と大したことないわね」

 あのな。白雪姫は俺の人生に大した影響を与えていないだろうが。
 その代わり、自分の人生に影響を与えたものは、しっかり覚えているぞ。トーリン・オーケンシールドに、バーリン、ドワーリン、フィーリ、キーリ、オーリ、ドーリ、ノーリ……ここまで指折り数えて7人、残りは6人。ええとギムリの親父のグローイン、オイン、あと4人。ビフール、ボフール、ボンブール、残り1人、出て来ないのは誰だ?

翔花「ええと、NOVAちゃん、数え間違えていると思う。たぶん、最初のトーリンを数えるのを忘れて、バーリンから数えたんじゃないかな? 全部で13人合ってるよ」

 おお、久々にやったからどうかと思ったけど、まだまだ覚えていたか。やるな、俺。
ちなみに、これは何も見ていないぞ。
 あと『ホビット』の映画を初めて見た際は、キャラの顔と、名前を一致させるのに苦労したけど、今はそれもバッチリだ。
 ついでに言えば、ビッケの海賊たちの名前も覚えているぞ。主題歌にもなっているからな。「ハルバル父さん、怖いけど、ゴルムにファクセにスノーレ、チューレ、詩人のウルメにウローブ爺さん」どうだ?

翔花「じゃあ、ビッケの幼なじみの女の子の名前は?」

 そんなの簡単だ。EDに出ているからな。チッチだろう。

翔花「当たり。じゃあ、ビッケのお母さんの名前は?」

 う、それはNOVAの脳内辞書に登録されていない。降参だ。答えは?

翔花「公式サイトによると、イルバらしいわよ」(http://www.vicke.ne.jp/pg002.html

 うーん、俺はまだまだビッケマニアには届かなかったか。これじゃ、大学センター試験の地理を教えることはできん。あれは、ムーミンとか、ビッケとか、ニルスの知識を要するからな。その前にも、日本史で鬼太郎などの妖怪の問題が出た、と聞くし。今の大学生には、現代日本を代表する文化であるアニメの知識も必須教養ということだな。

翔花「本当にそう思っているの?」

 もちろんさ。
「知識に無駄なものはない。それを無駄にするのは、その価値を認めない凝り固まった人間の心だ。大学が知の殿堂である以上は、知識の追求に貪欲であれ。そして知識の保存と発展に力を尽くせ」とは、オレの尊敬する恩師の言葉だ。
 まあ、別に記録しているわけではないので、俺流にアレンジしている可能性もあるがな。

翔花「脳内恩師……ってことはないわよね」

 あのな。
 俺だって、リアルに生きてきたんだぜ。尊敬できる恩師の一人や二人や三人や……って、数えていけば結構いるよな。直接薫陶を受けた相手やら、読書を通じて間接的に知識や人生観を教えてもらった人とか、自分に大きな影響を与えた恩師認定できる人間は結構いる。
 別に俺の知識は、一子相伝の奥義みたいなものじゃないからな。人生のその都度都度において、いろいろな人から影響を受けて、White NOVAという人間を構成しているわけだし、その脳髄から漏れ出た一つの結晶と、「花粉症」という触媒が言葉の化学反応を起こして、誕生したのが粉杉翔花、お前という存在だ。

翔花「おお。つまり私は、NOVAちゃんの知の結晶、知恵と花粉をレッツ・ラ・まぜまぜして生まれた伝説のプリキュアということに」

 いや、違う。お前はプリキュアにはなれない。

翔花「どうしてよ?」

(記事を改めて、つづく)