何だか、アシスタント娘の粉杉翔花との雑談が楽しくて、ついつい、どうでもいい「雑談」で盛り上がってしまい、とうとう「雑談」カテゴリーを立てることになりました。
そもそも、翔花はこっちのブログの登場人物でなく、一時的なゲストのつもりで呼んだのに、いつまで居座ってんだ、こいつ。
翔花「ちょっと、NOVAちゃん。私が悪いみたいに言わないで。私は早く向こうに帰りたいのに、いつまでも雑談に付き合わせて、帰してくれないのはNOVAちゃんの方じゃない。そんなに私が邪魔なら、げんとくんとどこにでも行ってしまえばいいんだわ(涙目)」
ちょっと、どうして、そこでげんとくんが出て来るんだ。
俺、げんとくんとは動画で見たりするだけで、実際に会ったこともないんだぜ。
何だって、げんとくんに嫉妬するんだろうなあ、こいつ。
翔花だったら、こう言うだろうなあ、と思うことを、指が勝手に紡ぎ出すと、何故かこうなってしまう。
このことだけでも、NOVAが翔花の言動をコントロールできていないことは明らかだし、NOVAがげんとくんのことを楽しそうに語っている誰かに嫉妬するようなことなど考えられないので、NOVAと翔花は明らかに別人格である。
以上、証明終了、QED。
まさか、こんな論証に「げんとくん」を使うとは思わなかったよ、俺。
これ以上、げんとくんの名前を挙げると、翔花の訳の分からない嫉妬が止まらなくなりそうなので、話を変えよう。そう、プリキュアの話だったような。
翔花「そうそう。どうして、私はプリキュアになれないのよ」
うむ、それはな。
★プリキュアになるための条件
wikipediaによると、プリキュアになるための条件は、以下のようにまとめられてある。
>プリキュア(とそれに準じる戦士)に変身する人物は基本的に「中学2年生の少女」となっている。しかし、作品によっては中2以外の中学生、小学生、高校生が登場することもある。その中には異世界から来た人物や敵組織の幹部だった人物、人間へ変身可能な妖精、異世界ないし外国の王女も含まれる。
翔花「猫だってプリキュアになれるんだし(キュアビート)、妖精とか、赤ん坊だって急成長してプリキュアになったりするんだから(キュアフェリーチェなど)、私だってプリキュアになれるはずだわ。それとも花粉症ガールはプリキュアになれないって公式設定でもあるわけ?」
いや、そんな設定をつけたら、全国の花粉症で悩んでいる皆さんから抗議がいっぱい届くだろうなあ、と予想するんだが、翔花、お前は一つ大きな勘違いをしている。
翔花「それは何? まさか、この後に及んで、実は私は男の娘だったってことはないわよね」
う、それはまあ、それまでずっと女の子だと思っていたキャラが実は男だった、という経験は、そうそう何度もしたくはないんだが。
お前が男じゃないことは、創り手の俺がしっかり保証する。
さすがに、アシスタント娘に、性別・男を配置するような趣味は俺にはない。
頼むから、お前は女の子であって下さい。
忍者にたばかれる経験は、金輪際したくないんだ、いや、マジで。
翔花「何だかよく分からないけど、相当なトラウマだったらしいわね。それより、勘違いって何よ」
うむ、ときに翔花、お前をD&Dの世界観に合わせるなら、一体どういう種族になると思う?
★翔花in D&D
翔花「みんなのアイドル、ハーフリング?」
寝言は寝て言え。
翔花「妄言野郎のNOVAちゃんに言われたくはないわ。もちろん、ドワーフなんかじゃないから、普通に考えれば森の住人エルフね」
いや、違う。お前はエルフでもない。
翔花「どうしてよ。私の基本設定は、花粉症の精霊であることは間違いないわ。樹々の精霊だったら、エルフにだって近いはず……はっ!?」
思い当たったようだな。
そう、エルフは妖精であって、精霊ではない。D&Dではないが、ロードスなどのフォーセリア世界では、エルフは精霊使いであり、つまり、翔花、お前はエルフに使役される側の存在ということになる。
翔花「そんな。私は妖精ではなくて、精霊だからプリキュアにはなれないってこと?」
うむ、プリキュア世界において、妖精はしばしば登場するが、精霊なる存在は妖精と同一視されるか、あるいは実体を持たないメッセンジャー的存在だったり、アイテムに宿るパワーソース的な存在として扱われるか、必殺技を撃つ際に背後に浮かび上がる巨大な女神の姿として鉄拳パンチを喰らわせるか(プリキュア・ハートキャッチ・オーケストラ)、ともかく実体を持たずに日常生活を送ることは困難な存在だと、NOVAは理解している。
多くのファンタジーRPGでも、エルフなどの妖精は実体を持つのでプレイヤーキャラクターとして扱うこともできるが、精霊は実体を持たないエネルギー的存在なので、つまりは物理的な存在ではないため、幽霊と変わりないアストラル的な存在と言えば分かるかな?
翔花「うん、何となく分かった気がする。つまり、私は樹木の精霊ドライアドの一種ということなんだね」
そういうことだ。
念のため、D&Dにおけるドライアドの記述を抜粋してみると、
>ドライアドは美しい女性の木の精であり、森林地帯や深い森林の木々の中に住んでいる。彼女たちはたいへん内気で暴力を好まないが、見慣れぬ侵入者には懐疑的である。ドライアドたちが、自分の姿を人に見られないようにしようとする場合、彼女たちは自分の木と合体し、その一部となってしまう。しかしながら、彼女たちは自分たちに近付いて来たり、追ってくる者に対しては、強力な魅了の呪文で攻撃することもある(以下略)
まあ、こんなところだな。
翔花「プリキュアにはなれなくても、美しくて、魅了できるなら十分じゃない。さすが私」
やっぱ、お前、そういうところは俺の娘だわ。立ち直りが早い。
翔花「とにかく、私はドライアド翔花ってことでいいのね」
ああ、もしも今後、プリキュア世界に樹木の精霊ドライアドが登場して、プリキュアになるような実例が登場したら、お前もプリキュアになれるのかもしれんが、今はモデルケースが存在しない。近い存在とすれば、やはりキュアフェリーチェがそうなんだろうが、彼女のケースは特殊すぎて、一般化してもいいものか悩ましい。
それに、俺、彼女の登場する『魔法つかいプリキュア!』はフェリーチェ登場後の後半からあまり見なくなっていて、よく分かっていなかったりする。というのも、それまでキュアミラクルことみらいと、キュアマジカルことリコの物語として楽しんでいたところに、成長した赤ちゃんのフェリーチェが加わると、物語の焦点が彼女に当たって、その精神年齢が低いものだから、ドラマの中身が思春期の少女の成長譚から小学校低年齢向きに変わって、さすがに見ていられなくなったわけで。
どうも、赤ちゃんに焦点が当たると、自分は見ていて面白くなくなるなあ、と。今のプリキュアも、その点が不安材料でもある。まあ、一応、バトルヒロイン戦隊物としてプリキュアを楽しむこともできるけど、今は戦闘シーンになる後半部分からの視聴で、そのままビルドに突入するし、過去作でも見たり見なかったりで、これじゃプリキュアマニアとは言えない、と思うんだ。
翔花「それだけ語れたら、世間じゃ立派なマニア扱いよ」
いや、マニアの道というのは、そんなに甘いものじゃないんだよ。
せめて、変身前のキャラ名と変身後が素で言えないとダメだし、そもそも作品タイトルと主題歌が頭の中でイメージできないと。戦隊や仮面ライダーはできるけど、プリキュアはダメなわけで。
翔花「はいはい。いいおっさんがプリキュアのことを語るのって、聞いていて痛くなるから、その話はこれで終わり。せっかくなので、次に質問したいことがあるんだけど?」
何かな?
翔花「花粉症バスターって、どんな技?」
★解明! 花粉症バスター
翔花よ。
お前は、自分の使う技がどんな物なのか分かっていないと言うのかね?
翔花「だって、私がとっさに『花粉症バスター!』って叫んだら、NOVAちゃんが勝手に苦しんでるわけじゃない。まだ、スペシャル・トリプルツッコミ・ローリングサンダーの方が元ネタがハッキリしている分、想像しやすいんだけど」
うむ、確かに「キン肉バスター」と「フルボトルバスター」と「ウィルスバスター」とでは、イメージするものも全然異なるよなあ。
NOVAの脳内イメージでは、宇宙刑事シャリバンのレーザー銃クライムバスターだったんだが、銃を持って赤いソーラーメタルに身を包んだメタルヒロイン翔花というのも、イメージが違うしな。
ここは一つ、イメージを確定してみるか。
翔花「必殺技作成チャートってある?」
うーん、探せばあるのかもしれないが、ここはチャートに頼らずに自分の想像力に頼ろう。
まず、キン肉バスターみたいな格闘技じゃないよな。
翔花「当たり前じゃない。私がそんなマッチョな女に見える?」
筋肉質なドライアドというのも斬新だが、攻撃を受ける俺自身が耐えられそうにないので、却下だな。
次に、花粉症バスターって、とっさに放てる小技だと思うんだ。エネルギー充填とか、ハーーーーッと気合を入れてからでないと放てない大技クラスではなく、ボクシングで言うところのジャブクラス、とりあえず様子見に放つペガサス流星拳みたいな定番技。マジンガーでは普通のロケットパンチか、腹からミサイル発射。コンVならロックファイターとか、良くて超電磁ヨーヨーぐらい。
翔花「……威力はともかく、技の中身を決めてしまわない? 少なくとも、花粉症と名前が付くわけだから、クシャミと鼻水と涙目を生み出す魔法か何かだと思うんだけど」
その辺の効果を与える魔法は、GURPSマジックなんかを探せば見つかるのかもしれないが、○○バスターって、あまり魔法のイメージじゃないんだよなあ。
翔花「だったら、携帯用の木筒か何かに花粉をいっぱい詰めて、コショウか何かのように振りまくの」
振りまくよりは、花粉の拡散弾薬を射ち出して、モワッと破裂させるような感じかな。
銃器だと、翔花のナチュラル(自然)なイメージに合わないので、竹筒から空気鉄砲みたいに射つといいかも。拡散弾だから、直撃しなくても花粉ガスが広がって、煙幕みたいになるとか。
翔花「それじゃ、ちょっと安っぽい。どうせ、私は不定形の精霊だから、多少、体が変形してもいいと思うの。両手の平をかめはめ波のポーズのように重ねると、それが瞬時に銃口モードに切り替わり、体内の花粉エネルギーが充填されて、拡散ガス弾を発射する、というのはどう?」
いや、お前の技なんだから、お前がそれでいいのなら、俺は納得するよ。
ただし、俺に技を向けるのはやめてくれないか?
翔花「ええ? せっかく技のイメージが固まったんだから、一発ぐらい食らってみせてよ。プロレスラーなら、相手の技を受け止めてから、自分の強さをアピールする。NOVAちゃんだって、超人相撲レスラーの端くれなら、それぐらい……」
いや、俺、レスラーじゃないし。
前にウルフマンが俺に乗り移ったりしたのは、あれ一回だけだし、
今の俺はあそこまでテンション高くないし、
だから、俺に狙いをつけるのはやめて、止めて、助けて、うわああああっ、バシルーラ!
翔花「キャアア……」
お、おい、翔花。どこ行った?
(返事がない。翔花は故郷に飛ばされたようだ)
ふう、何とか花粉症の再発は免れたようですな。
では、春期講習終了記念、つれづれなるままの雑談タイムは、これにて終了しますか。
次回からは、前の話の続きの回顧録に戻る予定。 (今回の雑談編、これにて完)