ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

クラシックD&Dドルイド呪文4

★4レベルドルイド呪文(補足)

 

さて、今回は夏至も終えたが、引き続きドルイド呪文と行くぞ。

 

それと、前回の4レベル呪文で書き損ねたことを追記しておこう。

 

まず、気温操作の「コントロールテンプラチャー」だが、改めてルールの記述を読み直すと、随分と便利なことに気づいた。これって、ドルイド周辺の気温をプラスマイナス50度の範囲で自在にコントロールできるもので、要するに人間エアコンになれるわけだ。

これから、夏の暑い季節になるに当たって、非常に有用な呪文になるわけで、正直、俺も今すぐ習得したい。

どんなに暑かったり寒かったりする過酷な状況でも、ドルイドが一人いれば、いつでも快適。

まあ、効果範囲がドルイドの周辺の半径3メートルで、効果時間がドルイドのレベルターンということだが、9レベルドルイドで1時間半。コンパニオンレベル最初の15レベルで2時間半。エアコン代わりだと少ないかなあとも思えるが、もしも1日24時間フル稼働するとしたら、2時間を基準にするとして呪文を12回分。9レベル段階で2回は使えるので、ドルイドが6人いれば1日の快適ライフが保証されるわけだ。

 

当然、冒険中にドルイド6人と旅する機会はまずないだろうけど、実際はレジストコールドやレジストファイヤーの上位呪文という位置付けになるだろうな。心頭滅却すれば、火もまた涼し、と言える境地になるわけだ。

やるなあ、ドルイドと考えるに至った次第。

 

それに、耐雷呪文の「プロテクション・フロム・ライトニング」も、電撃に対する防御呪文って他にない分、希少度が高いと言える。

なお、このレベルの僧侶呪文については、毒消しの「ニュートラライズポイズン」と邪悪防御の「プロテクション・フロム・イーヴィル」を前回は少し触れたぐらいだが、当然、ドルイドは後者が使えないので念のため。

 

他の僧侶呪文だと、何よりも中傷回復の「キュア・シリアス・ウーンズ」を取らないわけにはいかない。

まあ、このレベル帯において、2D6+2の回復量(期待値9、最大14)じゃ高々知れていると思うが。何しろ、戦士のHPが最低でも8D8で、期待値36って時期だし、ダメージに回復量が追いつかないと考えられるが、この辺はコンピューターゲームウィザードリィなどにもあるように、危険な状況に陥ったら即座に撤退。宿で数日休んで、ちまちま回復してから、ダンジョンに再挑戦って方針で臨むんだろう。

 

MP制のゲームと違って、呪文の1日辺りの使用回数を回復させるのが困難なのが初期RPGのD&Dだが、回復量不足が問題になるようなら、冒険中に入手できる回復アイテムの数を増やすことで調整することになりそうだ。

そもそも、推奨される冒険のイメージが本国と日本では違っていて、一つの大きなダンジョンを何度も出入りして攻略するスタイルが米国風。「今夜はダンジョンの2階までクリアしたな。じゃあ、3階以降は来週の楽しみだ」ってな感じで毎週末にダンジョン探検を楽しむのが一般的な本国風のカジュアルプレイ。

一方で、日本はストーリーゲームとしてRPGが伝わったので、ストーリーの切れ目がその回のセッションの幕切れ。巨大ダンジョンを延々と時間を掛けて攻略するのはコンピューターRPGに任せて、より限られた時間のTRPGでは「シナリオのストーリーに合わせた小規模のダンジョンで、数回の戦闘で事件を解決」って方向性に落ち着いた。

適当に戦って、呪文の使用回数が心許なくなれば、「ようし、一度引き上げだ」と決断できる本国風に比べると、日本はストーリーを重視する都合上、事件を解決するまで撤退はしにくい。 下手すると「明日までにダンジョンの中に眠る神秘の薬草を手に入れないと、病に冒された村長の娘が死んでしまう。急いでくれ」という時間制限まで課せられたりして。時間的ノルマがはっきりしているのも何だか日本風。

 

このように一般的なプレイスタイルの違いもあって、D&D風とは違った、日本のプレイ環境に合わせた和製ゲームが求められた先のソード・ワールドだったりする。

夢とロマン、お宝を求めて冒険する一攫千金トレジャーハンターが主流の米国と、冒険の目的は人助けで正義の味方を目指すか、せいぜい依頼人の報酬目当てで動くビジネススタイルの日本との違いとか。

お宝ゲットで経験値になるD&Dと、事件解決で経験値になるソード・ワールドの違いとか。

 

ゲームシステムに見る比較文化ってのも一興なテーマかも。

 

★僧侶呪文の復習と予習

ということで、次のドルイド呪文に行く前に、僧侶呪文のおさらいから行くぞ。

ハイラス「また、どうしてでござるか?」

うむ、僧侶呪文の4レベルはレベル8、5レベル呪文はレベル10になれば使えるのだが、この辺のレベルになると俺も実プレイの経験があまりないので、先に整理しておかないと、イメージが湧かないんだよ。
もちろん、TRPGではなくて、ウィザードリィとかコンピューターゲームの感覚で語れることもあるのだが、やはりきちんと整理しておく必要を感じてな。

ハイラス「なるほど。イメージできないものは語れない。語ろうと思うならば、先にイメージを作っておく。そこに誠意を感じるでござるな」

当たり前だ。
自分はレベル10以上のプレイ経験があります、と言っておきながら、語るべき何かを持っていないんじゃ、何のためのプレイ経験なんだよ。経験があるってのは、それについて話すべき何かがあるって宣言だと考えるし、語れないんだったら中身のない経験だったってことなんだよ。文章の書き手としてはな。

ハイラス「で、NOVA殿は経験を伴わないから語れないってことでござるか?」

いや、そうでもない。
もちろん語るためには、過去の経験が使えない以上、目前のルールブックをしっかり研鑽して、そこから生じる想像力でイメージを構築する必要がある。まあ、経験していないことでも、取っ掛かりがあれば想像を膨らませることも可能だからな。この場合、記憶ではなくてデータの観察と分析が必要になる。復習ではなく予習の類だな。

ハイラス「どちらも学習能力の多寡を図る指標でござるな」

任せておけ。どちらも得意だ。
それで、僧侶呪文の多くはドルイドと兼用のものが多く、今まで語っていなかったものでもドルイド向きのものが結構多くある。
例えば、1レベルでも「ピュリファイ・フード&ウォーター(食料や水を清める)」は野外のサバイバルで便利だし、
2レベルでも「スピーク・ウィズ・アニマル(動物会話)」はいかにもドルイド向きだろう。
3レベルでは「グロース・オブ・アニマルズ(動物巨大化)」があって、これらと4レベルドルイド呪文の「サモンアニマル」を組み合わせることで、動物使いとしてのドルイドが一層強力になる。つまり、アニマルマスターの方向性を目指すなら、動物関連の呪文セットを意識して選べばいいということになる。

一方、これはルールブックには明記されていないのだが、3レベル僧侶呪文の「スピーク・ウィズ・デッド(死者との会話)」はドルイドは使えるのかなあ。ネクロマンシー系の呪文は、自然崇拝のドルイドとは相性が悪いのだが、先祖の霊と交信ぐらいはできてもいいだろうし、少し悩むところだ。

ハイラス「AD&Dなどではどうなっているでござる?」

2版では使えるが、3版と5版では使えない。

ハイラス「だったら、私も使えないのだろうな。正直、死者との交信など考えたこともなかった」

いかにも後付けっぽい言い草だが、そう判断するのが正解なんだろうな。死者との接触は、ドルイドにとっては自然じゃない、と。
まあ、昔、2版対応のコンピューターゲームで「ドルイドの『先生』なるキャラに、死者との交信係を担当させたこともあるが、あれは元ネタが必殺のうらごろしなので、それが当然のキャラ性だった」わけで、今の基準だと異端扱いなんだろう。版が変われば、昔はできたことができなくなることもあったりするわけで。

ハイラス「体が付いてこないってことであろうか」

それは意味合いが異なると思うが、今はさておき。
4レベルの「アニメイトデッド(死体操り)」は絶対ダメだな。カオティックな行いだと書かれてある。
「クリエイトウォーター(水作り)」は野外サバイバルに便利だし、「スピーク・ウィズ・プラント(植物会話)」はいかにもドルイド向きって感じだ。
なお、魔法使い3レベルにして、僧侶4レベル呪文の「ディスペルマジック(魔法消去)」は、ドルイドも使用可能とするのが筋だろうな。
こう見ると、4レベルの僧侶呪文およびドルイド呪文は、使い勝手が非常に良い感じだ。どれを選択するか、いろいろと悩みどころだと思う。
ウィザードリィ的には、「キュア・シリアス・ウーンズ」相当のディアルと、「ニュートラライズポイズン」相当のラテュモフィスには非常にお世話になった記憶があるし、ドラクエならベホイミキアリーだからな。使わないはずがないと思う。

ハイラス「5レベルではどうなる?」

まず、重傷治癒の「キュア・クリティカル・ウーンズ」が定番だな。3D6プラス3の期待値14、最大21は結構安心な感じだ。まあ、次の6レベルの「キュアオール(全治癒)」ほどではないが。一度、マディやベホマを覚えてしまうと、それ以前の回復呪文が不便と感じるようなもの。
次に、死者復活の「レイズデッド」が特徴と言えるが、近年のD&Dのドルイドはこれが使えないようだ。やはり、死者の復活は自然に反するのだろう。
代わりに、別の肉体に転生する「リインカーネイト」の呪文が用意されているが、これによって違う種族に変わったりすることもある。元人間のエルフとか、版によっては人間じゃなくて熊や鷹、狼やフクロウに転生することもあって、時にドラマチックだったり、愕然としたりする。エルフの美女キャラがイタチやクズリに転生したりしたら、何とも嘆かわしいわけで。まあ、プリキュアの妖精動物なんかには割とありがちだけど、そういうのがイケメン男キャラになったりするんだよな。

食物を作る「クリエイト・フード」や、いろいろと隠されたものを見破る「トゥルーサイト」も、野外のサバイバルでは有効だろう。
上位的存在との交信ができる「コミューン」も、ドルイドの場合は神ではなく自然の諸霊相手と考えれば良さそうだし、神を設定するなら大地母神なり、森の神なり、花粉症の神さまなりを設定すればいいわけで。

ハイラス「花粉症の神さまなるものがいるのでござるか?」

さあ、花粉症ガールの翔花が言っているなら、いるんじゃないか?
まあ、いてもマイナーゴッドの類だと思うが、少なくとも俺には見えん。見えたら、祟り神を祀るように、花粉症で苦しませないで下さい、と祈ってもいいのだが。お供え物は何がいいかなあ。
それときっと、アストロモンスの力を授けたのも花粉症の神じゃないのかとか、想像力を飛躍させると本当に生まれてしまいそうだし、ファンタジー作家は基本「架空の神すら想像創造して見せる」からな。神や魔法については、現実でもフィクションでも多くの設定や理論があって、その中でどれを採用するか取捨選択した上で、自分の物語イメージや世界観を考察しておかないと、それが例え現代日本を舞台にしていたとしても、嘘っぽい幼稚なものになるのは当然だな。

神とか、想いの力とか、奇跡とか言葉にするだけなら簡単な逆転勝利の便利ワードだと思うけど、それがどういう原理で存在し、発動したのかを物語世界の必然として描き、読者に納得させるまでが作家の仕事だと思う。
ああ、ここまでキャラの心情を明確に描写した上でなら、「神の加護」とか「奇跡の一つぐらい」起こっても納得だよな、というだけの伏線とか積み重ねとかそういうの。結局、読者の心に響かなければ、神や想いや奇跡って仰々しい言葉も上っ面の軽々しい、御都合主義でしかない。そんな物に読者は感情移入しない。

大体、作家や作品のファンになるのって「ああ、この作家は自分以上に物事を深く考察しているな。真面目に世界観を構築しているな。パロディーにしても、そんなマニアックなところから引っ張ってくるとは、やるな。ほう、このアイデアは驚いた。よく思いついたな」って要素がいくつも見えた時だろうし、逆に作家の知識不足や考察の手抜き、パクリとか粗が露骨に見えてしまうと、鑑賞していて面白いものには到底ならない。
知識不足なら、自分の身の丈にあった作品を書けばいいのだし、自分がよく分かっていないものを適当に調べもせずに嘘だらけの薀蓄で「客観的に見せる地の文」で書いたりするのは、それが分かっている人間の目からは「創作家としての誠意」すら疑わしいことになる。自分の知識程度は「客観的に見てこれぐらいだろう」という判断ができていない作家の書くものは、読者の知識程度も想定できていないと考えられる。とりわけ現代ではインターネットのおかげで「事実認識として間違ったことを書けば、熱心な人間ならすぐに気付くのが当たり前」な訳で、書き手の方にも事実認識の正確さは「チェックして当然」ということになる。

あと、勉強している作家って、後書きなんかを読んでいても、その過程を語るのが好きな人が多かったりするし、掲示板やツイッターの書き込みからも、知識の探求に余念がない。そういう探求精神を示し得ない作家の描くものが、本人以上に面白いものになるはずがないだろう。
だから、俺は仕事以外の趣味への勉強も、好きなものであれば怠りなく努めたいわけで、ブログの文章を書くのも、書くことで広がったり見えてくる何かがあると思えるからこそだ。あとは受信と発信のバランス、入力と出力に必要な時間の確保の問題だな。

ハイラス「ごもっともな言辞であると思うが、定期的に創作論に流れるのは、どういうつもりでござるか? 大きく寄り道しているように思えて仕方ないのだが」

いや、創作の神さまがコミューンで啓示を授けているんだわ、これが。

俺はミューズの存在を信じるぜ。薬用石鹸とは関係なくな。
近年はインターネットの世界にミューズがいっぱい拡散していて、アイデアや創作ネタの数々をばらまいている。それらを巧みにつなぎ合わせられるか、それとも中身のないハリボテでしかないかは、ミューズとかアイデアの神に対する謙虚な姿勢が物を言うんじゃないかな。
もちろん、神とか精霊とは関係なく、事実関係やデータ分析をありのままに地に足ついた作業として堅実に行なっている書き手も多いし、そういうやり方にも純粋に敬意を表するけどな。
超自然の存在への敬意もなく、だからと言って事実の検証もできないとなれば、何をもって創作上の武器にするかは疑問を呈してみたいところだ。普通はどちらか、あるいは両方を満たすように精進するんじゃないかな。エジソン曰く、「99パーセントの汗と、1パーセントのひらめき」って奴だ。まあ、ジーニアスの要件ってことだな。天才だからそうするのではなくて、凡人が天才を目指すための向上心でそうするのだと俺は解釈している。

ハイラス「NOVA殿は、エジソンを天才の代表として称賛しているのでござるか?」

そりゃ、エジソンがいなければ、映画も見られないからな。
あと、発明や発見に関しては「セレンディピティ」という言葉も俺は大切に考えている。どういう意味か分からなければ、検索してみるといい。俺が寄り道好きな理由も、たぶん理解できると思う。

ハイラス「しかし、あまりに寄り道が過ぎると、『クエスト』の呪文で、使命を強要してもらいたいものである」

うお、それは別名ギアスだな。
某アニメで一躍有名になった用語だが、「さっさとドルイド呪文の話に移れ」と命令されそうだから、その前に次に移るぜ。


★5レベルドルイド呪文

では語りたまえ、ハイラス君。

ハイラス「何と。逆に命令された。仕方ない。ドルイ道5レベル呪文とは『アンチプラントシェル(対植物防御)』『コントロールウィンド(風使い)』『ディゾルブ(溶解)』『パスプラント(草木抜け)』の4つでござる」

正直に言って、つまらないよな。この辺りから。

ハイラス「な、何を言うのでござる、NOVA殿!? それはドルイ道に対する侮辱であるか?」

いやな。侮辱というか事実、そう感じるわけだ。
4レベルまでは「ほう。ドルイドにはそういうこともできるのか。なかなかやるな」と思えるんだが、5レベル辺りから「おやまあ、ネタが尽きたか」となるわけで。
魔法使い呪文や、僧侶呪文がこの後もワクワクできるのに対し、ドルイド呪文のこの後の手抜き感と言えば、ひどい話だぜ。一体どう語っていいのやら。

ハイラス「正々堂々と受けて立つでござる」

良かろう。
まず「アンチプラントシェル」、ついでに6レベルの「アンチアニマルシェル」な。どう見ても、マジックユーザー6レベルの「アンチマジックシェル」のマイナーチェンジ版じゃないか。しかも、ものすごく使用機会が限定されている。
コンパニオンレベルにおいて、通常の植物や動物型モンスターに遭遇する可能性がどれほどあると言うんだ?

ハイラス「そ、それは花粉症ガールと敵対するようなことがあれば……」

対翔花呪文というわけか?
お前は、俺の娘と戦う気があるのか?
だったら、俺を敵に回す覚悟も示すんだな。

ハイラス「い、いや、こういう時はコンパニオンルールのモンスター一覧をチェックするでござる」

だったら今すぐチェックしろ。

ハイラス「了解した。(10分後)シクシク。コンパニオンルールには植物型のモンスターは皆無でござる」

だろうな。マスタールールでも同じだ。
エキスパートなら、HD2のドライアドと、HD8のトレントが該当する。念のため、トレントは『ロード・オブ・ザ・リング』に登場した樹木巨人エントのD&D版だ。
つまり、「アンチプラントシェル」は、対トレントという限られた局面でしか役に立たないわけだ。ドルイドが仲間にいるのに、ローフルな性格のトレントの怒りを招くなんて、どれだけ迂闊な冒険者なんだよ。

ハイラス「し、しかし、DMの陰謀で、トレントが悪の魔法使いに操られたりしていれば?」

まあ、そういうところだろうな。
他には、モンスターマニュアルの方に何種類か追加の植物モンスターがいるし、DMオリジナルでイバラの結界に閉ざされた城などの建築物を用意して、中に入るにはアンチプラントシェルが必要だってシナリオでも作るか。ドラクエ8なんかでも呪いのイバラなんて要素があったし。
もっとも、相手を普通に倒していいのなら、燃やした方が早いようにも思える。

対動物なら、大型種とか群れだったりして脅威となるものはそれなりにいるが、強力な回復呪文キュアオールの一回分を差し置いて、わざわざ対動物限定の防御呪文を用意しておくか、普通? って感じだぜ。
ついでに言うなら、どっちのアンチ系呪文も対象は術者一人だけで、仲間まで守られるわけではない。要するに、ドルイド一人旅で極力戦いは避けて、危険な動物の徘徊する場所を通過せよ、というミッション限定で使用する機会があるかなあ、という程度。

ルールをさらっと読むだけなら、「ふうん、植物避けか。まあ、ドルイドらしいかな」と思う程度だが、実際のゲームで有効かどうかをシミュレートしてみると、あまり使えないことが分かるわけで。
こういう、ままならなさ、実用性において???になりかねないのが、クラシックD&Dのドルイドっぽさと言えるのかもな。

さあ、この後も検証を続けるか?
だったら、こっちはレベル5以上のドルイド呪文がいかに手抜きで、つまらないかを論じてみせるが。
それで、クラシックD&Dの呪文検証も最後にする予定だが、最後が「つまらなかった」で終わるのも記事としては締まらないので、アクロバティックに「でも、ドルイドも悪くないよね」で終わりたいものだ。

どうしたいかは、次の記事までに考えておいてくれ。じゃあな。
(完)