ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

時空魔術師からの伝言状

★OP雑談

 

ハイラス「最近は、NOVA殿が顔を見せなくなって久しいでござる」

 

ケイPマーク3『そう思って遊びに来たぞ』

 

ハイラス「おお、これはこれは緑のケイPどの。すると、ロイミュードの面々も当然ご一緒でござるな」

 

ハート「もちろんだ。友との交流はマメにしたいからな」

 

メディック「時々は、こうして顔見せしておかないと、忘れられそうですもの」

 

ブレン「全くです。ジオウではこれまで、ビルド編、エグゼイド編、ウィザード編、フォーゼ編、オーズ編に続いて、次回は鎧武編まで放送予定の上、年末の劇場版ではWにもスポットが当たるらしいのに、平成2期でドライブ編とゴースト編だけがスルーされている。これもゲイツという2号ライダーがいつの間にか両ライダーのライドウォッチを所持しているのが悪い。おかげで、我々ロイミュードは放置されっぱなしという屈辱」

 

ハイラス「しかし、アナザーライダーが出現すると、本物のライダーだけでなく、戦っていた敵の存在さえ歴史から抹消されるそうではないか。お主たちが歴史から抹消されず、こうして遊びに来てくれることは幸い、いや最近の流行に合わせるならハッピーでござるぞ」

 

ブレン「ハッピーなんて不合理な感情は、理解し難いですね。ハッピーは世界を救う? そんなもので世界が救われますか。世界を救うのは、完全な計画に則ったヒーローの成長と、ライバルたちとの切磋琢磨な戦闘経験と、彼らの戦いを支える仲間の具体的な支援です。ハッピーは結果であって、目標にはなっても、それが原因で世界が救われることはあり得ない。それとも、あのアサヒという少女は、我々ロイミュードと同じように、感情の力で完全体になったりするのでしょうかね」

 

ハート「俺は彼女の気持ちが分かる気がする。俺が超進化態になれたのは『喜び』の感情のおかげだからな。もっとも、俺の喜びは、好敵手との戦いと友情のおかげだが」

 

メディック「私は、美剣サキの方にシンパシーを感じますわ。黒くて冷酷のように見えても、その根底には『愛情』が見え隠れするのですから」

 

ブレン「すると私は、誰に共感を抱けば良いのでしょうか。ルーブにはメガネキャラも、『嫉妬』を抱いているキャラも未登場ですし」

 

ハイラス「ルーブではないが、同じ円谷の新条アカネ殿などは、どうでござろうか。何となくブレン殿と同じ空気を感じるのであるが」

 

メディック「いいえ、ブレンでしたら、実写版の藤堂武史の方がよく似ておりますわ」

 

ブレン「それは……一瞬、ディスられているのかとも思いましたが、褒め言葉と受け取っておきましょう。何せ、彼はグリッドマンシグマになる男ですからね」

 

ケイPマーク3『さて、前置き特撮談義はこれぐらいにして、本題に入るぞ』

 

ハイラス「本題とは?」

 

ケイPマーク3『マスターNOVAがどうやら、すぐにはこっちに来れない状況らしいので、マスターから託された隠しメッセージを伝えることになったんだ』

 

ハイラス「隠しメッセージ。それは一体?」

 

ロードス島関連

ケイP『話がややこしくなるので、顔見せロイミュードは引っ込めて、おらはマスターNOVAのメッセージ、および代理人に専念だ。メッセージ第1弾。ロードスRPGは秋発売と言ったな。あれは嘘だ』

ハイラス「嘘だと? おのれ、SNE。私を騙したな」

ケイP『こらこら、物騒なことを。単に遅れて、12月20日発売予定になっただけだから。これだけタイムジャッカーのせいで時間軸がおかしなことになっている現状だから、1ヶ月の発売延期ぐらい大目に見てやれよ』

ハイラス「本当に12月に出るのでござろうな」

ケイP『これ以上、遅れると、ロードス小説30周年記念が守れなくなるからな。さすがに後には退けまい。では、次行くぞ』


フォーゴトン・レルム関連

ケイP『D&D関連だと、まず、これを見せないとな。既にマスターは購入済みだ』


ハイラス「おお、これが最新のフォーゴトン・レルムのワールドガイドでござるな。NOVA殿が楽しみにしていたという」

ケイP『ああ、簡単に言えば、フォーゴトン・レルムというのは、1987年以来のAD&Dの伝統的背景世界だな。ゲイリーさんのグレイホークと、日本でも小説が人気になったドラゴンランスに続く、第3の背景世界ということになる。同時並行で進められていたクラシックD&Dのミスタラも合わせるなら、4つめということになるが』

ハイラス「すると、フォーゴトン・レルムの発表は、ロードスとほぼ同じ時期ということでござるな。去年がちょうど30周年と」

ケイP『そうなるな。日本では80年代終わりから90年代にかけて小説とコンピューターゲームを中心に紹介されていたんだけど、最初のワールドガイドが訳されたのは21世紀に入った3版の時期。その後、4版で世界が大きく変わって、5版になるとおおよそ元に戻って、今に至ると』

ハイラス「4版になって、どう変わったと?」

ケイP『こっちを参照だ』

http://www.hobbyjapan.co.jp/dd_old/fr/

ケイP『詳しくは、マスターがまたこっちに来るようなことがあれば、記事ネタとしてまとめたいと言っていたが、とりあえず購入したワールドガイドを読むのに時間が掛かっていてな。たかがハードカバー150ページの本を読むのに、何週間掛けているんだよって感じだな』

ハイラス「いや、別にその本を読むだけのために、時間を費やしているわけではなかろうに」

ケイP『ああ、しかも読み始めると、突然、3版のフォーゴトン・レルムのワールドガイドまで参照したくなって、書庫のどこかに置いているはずなのに、整理が悪いから見つからずに発掘できなかったりする。一体、何をやってるんだろうな。挙げ句の果ては、どこかの吸血花粉症ガールの精神世界にダイブしたと思ったら、吸血鬼の館に閉じ込められて出られなくなったらしい。それが今、マスターNOVAがここに来られない理由だ。詳しくはこちらを』

https://whitenova.hatenablog.jp/entry/2018/11/11/121644

ハイラス「そういう状況なら、こっちから助けに行かなくてよろしいのでござるか?」

ケイP『どうやって? 精神世界に侵入するなんて、次元ドルイドでも不可能だろう? それよりも、こっちはこっちで仕事しようぜ。フォーゴトン・レルムについては、ハイラスおじさんも実際にそこに行ったことがあるそうじゃないか』

ハイラス「うむ。私が行ったのは、ムーンシェイ諸島らしいんだが、そこはフェイルーン大陸西のソード海に浮かぶ辺境の島々なんだな。モデルは古代から中世のブリテン島っぽくてケルト風味で、レンジャーの王様と、森を守るドルイドとが調和を志向していて、北方のバイキングが荒らしに来るような地域。そして、海を渡れば現在の冒険の主な舞台であるソード・コーストに行けるのだが、私はそこまで到達できずに島でくすぶっていたから、フォーゴトン・レルムの実態はよく分かっていないのでござる」

ケイP『そうか。おじさんはムーンシェイにいたのか。ムーンシェイサーガというのは、日本で初めて翻訳出版されたフォーゴトン・レルム小説だけど、要は凶悪な魔獣カズゴロスが復活して、北方のバイキングの首領の体に憑依して、主人公の王子トリスタン・ケンドリックの王国に攻めて来ました。頑張って侵略を撃退して、魔獣カズゴロスをやっつけようって話だからな。カズゴロスが森を汚染して、アンデッド軍団を復活させたりして、森のドルイドたちも応戦するんだけど、アンデッドに負けて、ドルイドの長もカズゴロスに憑依されたりするハードな展開だったらしい。それを読んで、マスターが思ったのは「やっぱ、ドルイドにとってアンデッドは天敵だったんだな」ってこと』

ハイラス「私がムーンシェイにいた頃は、その話ももう100年以上前の伝説になっていたからな。現在の王様は、トリスタンの子孫のデリッド・ケンドリック。ムーンシェイ・サーガの時代は、グィネス島に王都があったようだが、現在はアラロン島に王都が移っているらしい。何でも、グィネス島は第4版の呪文荒廃事件の際に、フェイワイルド(いわゆる妖精界)の侵食を受けてしまい、エルフ中心の土地になってしまったようなのだ」

ケイP『元々、ムーンシェイ・サーガは、AD&D1版時代の小説だからな。デイル暦(DR)の1358年に2版になって、4版はそれから100年以上経ったDR1479年。3版がDR1374年だから、一気に時代が進んだわけだ。5版の現在はDR1489年。何だか4版で起こった大変動が終わって、また100年前の世界に戻った感じだな。いわゆる仕切り直しで、ほぼ昔どおりのフォーゴトン・レルムを楽しんでね、ということらしい』

ハイラス「私は、世界の歴史のことはよく分かっていないのだが、3版と4版の間で何がどう変わったのか、説明してもらいたいでござる」

ケイP『おらも、よく知らん。そもそも、マスターが4版のワールドガイドを持っていないのだから、情報不足なんだ。それでも、一言で言えば、4版でD&Dのシステムが大きく変わったから、それに合わせて、魔法の仕組みが改められたんだな。そのことを世界観的には、「魔法を司る女神ミストラが殺されたから、従来の魔法ルールが機能しなくなった」と設定されている。その時の衝撃によって多くの魔法使いが発狂したり、死に至ったらしい。うちのマスターが当時、フォーゴトン・レルムにいなかったのは幸いだぜ。もしも、そこにいたら、呪文荒廃に巻き込まれていたかもしれないからな』

ハイラス「つまり、女神の死によって、魔法の法則がおかしくなったということでござるか。他には?」

ケイP『いろいろな神さまが死んで、妖精界など異世界の一部が地上の物質界と融合して、モンスターなんかも変質してしまい、従来の常識が通用しなくなった。これが第4版。例えば、ここに正義の神ティールを信仰する聖戦士キャラがいたとする。4版になって「ティールは死にました」と言われたら、どうなるかな』

ハイラス「さすがに、それは4版を呪うでござるな。自分になぞらえてみても、4版ではどうして基本ルールからドルイドを抹消したのか、と思ったし、ソード・ワールドでも2.5版のルールブック1で妖精使いが消えたと知ったときは、愕然としたでござる。まあ、ルールブック2で復帰したから安心したわけだが」

ケイP『たぶん、アメリカでフォーゴトン・レルムを愛した多くのファンも、自分のキャラの根幹に関わる設定変更には愕然としたんだろうな。もちろん、新しい世界のエベロンを舞台にしていれば、それほどでもなかったんだろうが、伝統あるフォーゴトン・レルムに大改変を加えた4版は、ゲームシステムよりも世界設定を重視するファンの多くを切り捨てた形になる。そこで、5版はそういう大改変を修復する形で、いろいろと復活させた。この辺は、アメコミの歴史と比べると面白かったり。スーパーマンキャプテン・アメリカを殺しておいて、混乱の種を蒔いてから、ファンの熱い声援に応えて、復活イベントまで行うのが一つの周期。死と再生までが、作品を盛り上げる手法とも言える』

ハイラス「その意味では、キャラを殺してみて、ファンの反応を見れば、人気度が分かるでござるな」

ケイP『やり過ぎると、死ぬ死ぬ詐欺と言われて、ファンに呆れられるけどな。一番哀れなのは、死んでも復活嘆願が起こらないキャラ。初代が死んで、後を受け継いだ2代目の人気が伸びずに、初代が復活する際に2代目が自己犠牲で命を落とす展開とか、たまにあったりして、どうも人気キャラの2代目、あるいは3代目の立ち位置が微妙になったりするのがアメコミでは目立つな』

ハイラス「アメコミの話はともかく、5版に入って、いろいろと復活して元どおりということでござるな。魔法女神ミストラも、正義神ティールも復活した、と」

ケイP『殺戮神ベハル(バール)も復活したんだけどな。ミストラを殺した殺戮神シアリックが、その後、復活したベハルに敗れて、殺戮の権能を奪われて、ただの虚偽と陰謀の神に成り下がったとか、神々の間の細かい変遷をワールドガイドでチェックすると、いろいろ感慨深いとマスターは言っていた』

ハイラス「いわゆる邪神同士の対決物語も、世界観の背景にあるのでござるな」

ケイP『さて、フォーゴトン・レルムの話の詳細は、またマスターが帰還した際に続けるとして、次にドルイドの話に触れておこう』

ハイラス「ドルイドだと?」

ケイP『そう。第4版では、基本ルールからドルイドが消えたと言っていたな。だから、マスターNOVAは第4版のドルイドについては詳しく語れない、と』

ハイラス「ああ、それが残念でならない」

ケイP『だけど、最近、第4版のプレイヤーズハンドブックIIが中古品で出ているのを行きつけのゲームショップで発見したらしいんだ。どうしようか迷った挙句、今このタイミングで手に入れておかないと一生後悔するかもしれん、と思い立って、購入したそうだ。購入の際に、次元ドルイドのハイラスの名前も脳裏にちらついたみたいだぜ』

ハイラス「何と、それでは、これで幻の第4版ドルイドの記事も書いてもらえるのか。さすがNOVA殿。これでミッシングリンクが補完できそうでござる。本ブログのドルイ道記事も新展開を迎えること確定でござるな」

ケイP『今さら、第4版なんて、コレクターの酔狂以外の何者でもないと思うんだがな。積極的に探し求めるつもりはなかったんだけど、たまたま偶然予定外に見つけたものを衝動的に買ってしまうのは、マスターNOVAに言わせれば、運命の巡り合わせらしい。こういう巡り合わせは大事にしたいと考える御仁なんだ』

ハイラス「その運命の巡り合わせの中身については、また後日に詳しく聞くとして、D&D以外に何か話のネタはござらぬか?」

ケイP『アナログゲーム関連だと、あと二つぐらいか』


ボードゲームと小説

ケイP『どちらもSNE関連だが、こんなところかな』



ケイP『左はテーブルトークRPG以外のボードゲームやカードゲームの年間カタログ集で、右はソード・ワールド2.5の短編小説集。まあ、特に語るべき感想があるわけではないけど、一応、好きな本として購入したよってぐらいだな。前者はまだ、じっくり読んでいないし、後者はまあ、新しい世界の雰囲気を味わうぐらいかな。マスターとしては、普通に楽しんだけれど、是非とも語って人に聞かせたいという程ではなかった感じ。それよりは10日後のリプレイ本の方が楽しみらしい』

ハイラス「ああ、NOVA殿のメッセンジャー役、ご苦労さま。それでは、こちらはNOVA殿がさっさと用事を済ませて来るのを待つとしよう。いろいろと顔見せ記事だったということで」

(今記事完)