ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

ドルイドと、海と、ゴブリンと

夏至近し

 

晶華「ハイラスおじさん、お久しぶり。また、NOVAちゃん連れて、遊びに来たよ♪」

 

NOVA「毎年の夏至は、イギリスのストーンヘンジドルイド由来の祭りが行われるからな。今年は、6月22日がドルイドの日ということだ。正にハッピー・ドルイドデーってところだな」

 

ハイラス「おお。祝福痛み入る」

 

ドクター・ウルシェード「とこ〜ろで、司令。最近は〜メガネンジャーの活動も、ずいぶん停滞気味で〜はないか」

 

NOVA「おや、ドクター。こちらに来ていたんですか」

 

ドクター「うむ。そこ〜の次元ドルイド〜とリュウ〜ソウジャー談義をしていたのだ」

 

NOVA「ああ。同じ恐竜戦隊の先達として、応援しているのですな」

 

ドクター「それ〜もあるが、今度出てくる6人目のリュウ〜ソウ〜ゴールドが、海の戦士と聞いたから、だ〜ったら海の男として、注目せねばなるまい。わしの獣電竜はプレシオサウルス由来のプレズオーだが、今度の戦士の騎士竜はモササウルス由来と聞く」

 

晶華「何それ? プレシオサウルスとか、モササウルスとか、よく分からない。D&Dのモンスターマニュアルには載ってる?」

 

NOVA「クラシックD&Dだと、エキスパートモジュールの『恐怖の島』にHD16のプレシオサウルスが掲載されているな。モササウルスは知らん」

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晶華「ああ。『恐怖の島』の話は、今年の2月にもしていたわね。ワクワク恐竜ランドって話」

 

ドクター「何と〜。我がプレシオサウルスは、D&Dに〜も登場するほどメジャーであったか」

 

NOVA「ええ。5版のモンスターマニュアルにも、海の恐竜の代表として、しっかり掲載されています」

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ドクター「おお。では、今回は夏らしく海の恐竜談義と洒落込もうではないか」

 

NOVA「いいえ。今回は別の目的のために来ました」

 

ハイラス「別の目的ですと? それは一体……」

 

★ゴブリンだ

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NOVA「俺が今回、ここに来たのはゴブリンの話をするためだ」

ハイラス「はっ? ゴブリンですと? これはまたどうして?」

晶華「実は、かくかくしかじか。詳しい事情を知りたければ、こっちの記事とか参照してください。NOVAちゃんが、いかにゴブリンスレイヤーにハマったか分かると思います。小説の主人公に影響されて、いつでもゴブリンゴブリン言っていますので、一種のゴブリンバカな状態だと思っていただければ」

ハイラス「ゴブリンでござるか。しかし、リュウソウジャーはファンタジーモチーフの怪人(マイナソー)を次々と出していながら、未だゴブリンは登場しておらん」

NOVA「だから、ダメなんだな、リュウソウジャーは。ゴブリンを出さずして、ファンタジーを名乗ろうとはおこがましい」

ハイラス「一応、ここまでの怪人リストを挙げてみるでござる」


リュウソウジャーの怪人モチーフ

ユニコーン(2話)
・メドゥーサ(3話)
・クラーケン(4話)
ケルベロスオルトロス(5話、6話)
コカトリス(7話、8話)
ミミック(9話)
トロール(10話)
・蜃(シン、11話、12話)
・ミイラ(13話)


晶華「まだ13話なんだから、これからゴブリンが出る可能性も十分あるわよ」

NOVA「その時は手のひらを返して、前言撤回する。リュウソウジャーはゴブリンを登場させたから、傑作だってな」

ドクター「司令が何ゆえ~に、そこまでゴブリンを評価す~るのか分からな~いんだが」

NOVA「ああ、それは、これまでの戦隊でゴブリンが登場した戦隊は、俺にとって当たりだからです。目下の観察範囲では3作ありまして、まずは元祖恐竜戦隊、ファンタジー戦隊のジュウレンジャー。早くも7話で、ドーラモンスターのドーラゴブリンが登場しています」

ドクター「なるほど。戦隊史においてジュウレンジャーはた~しかに重要と言えよう。パウワーレンジャーや、初の6人目戦士や、曽我町子さんやら、ま~さ~に伝説の戦士の名を冠する一大傑作と言えよう」

NOVA「その通りです。次に超力戦隊オーレンジャーの26話から27話に、マシン獣のバラゴブリンが登場しています。6人目のキングレンジャー初登場エピソードで、初期のザコキャラ扱いであったドーラゴブリンと比べても、随分と格が上がったなあ、と思ったり。デザインは牛の角付きで、体格もマッチョで、ホブゴブリンに相当すると考えます」

ドクター「ふむ。オーレンジャーを傑作と称するかは、意見が分かれるかも知れんがな。シリアスな序盤に反して、中盤の迷走ぶりが大きく、心を持たないはずのマシン獣という初期設定が崩れたり、いろいろツッコミどころも多いと聞くが」

NOVA「それでも、前作のカクレンジャーの雰囲気よりは、好きでしたけどね。宮内洋さん演じる三浦参謀長がいいキャラだし、神谷明さんがガンマジンの声で出てたし、横山菁児さんの音楽が好きだし、挿入歌の虹色クリスタルスカイが燃えるし、俺にオーレンジャーのいいところを語らせたら止まりませんよ。中盤の迷走も、俺はヴァリエーションの豊かさと評しますしね。ロボもいっぱい出て、ロボ好きにはたまりません。ただ、今、オーレンジャーについて調べていて、残念なことを知りました」

晶華「なに?」

NOVA「作曲家の横山さんが、2年前の7月8日に82歳で亡くなっていたんだよ~(涙)。横山さんと言えば、メタルダーとウィンスペクターと、ハーロックと星矢と、そしてダイラガー。他にもギンガイザーやメガロマン、コセイドンもこの人だったのか、と今になって確認。うわ、惜しい人を亡くしていたのに、気づいていなかったのがショックなので、今年の7月8日は横山菁児さんの思い出話を語りたいところだ。今さらながら、謹んで追悼します」

ドクター「ふ~む。宇宙の海のハーロックの作曲家さんが絡むと~な~れば、オーレンジャーを傑作とする司令の気持ちに水を差すわけにはいかんな」

NOVA「それにしても、マシン獣のモチーフのバラバラぶりはひどいな。器物なのか、動植物なのか、人間の職業なのか、怪人リストをざっと見ていても、この統一感のなさは凄い。まさにバラエティーとかバラバラなバラノイアって感じで、味方ロボットの種類の多さと合わせても、それまでの戦隊の集大成と見ることもできる」

晶華「確かに、赤ん坊モチーフのバラベイビーとか、ナポレオンモチーフのバラカッカとか変よね」

NOVA「笑えるのは、枕モチーフのバラグースカだよな。声優・高橋和枝さんって、先代の大御所さま(ブースカ)パロディじゃないか。正に、バラサバラサだよ、これ。ともあれ、変な怪人というのも、戦隊の楽しさの一つだと思うぞ。声優さんのノリと、妙な脚本センスがブレンドして、時にすごく笑える傑作を生んだりするからな。シリアス一辺倒で1年間見続けるのも大変だし」

ハイラス「先程から、ちっとも話に付いて行けていないんだが、オーレンジャードルイドは登場しないのか?」

NOVA「オーレンジャーに限らず、スーパー戦隊ドルイドモチーフは検索掛けても、リュウソウジャーのドルイドン以外に全く見当たらないな。世界観的には、ギンガマンとかガオレンジャーとかマジレンジャーとか、ドルイドの自然信仰っぽいイメージもあるんだが、戦隊がドルイドという名称を使ったのは、今回が初だと思う。だから、今が旬だと思って、目一杯楽しめ」

ドクター「それはと~もかく、ジュウレンジャーオーレンジャーに続いて、もう一つゴブリンがいると言っていたな」

NOVA「ええ。それは特捜戦隊デカレンジャーの21話から23話に出てきたリバーシア星人、ヘルズ3兄弟の次兄ボンゴブリンです。こいつも新戦士デカブレイク登場回に出演した強敵で、何だか戦隊におけるゴブリンの格が登場するたびに上がっていると思うのは気のせいでしょうか」

ハイラス「長兄がブリッツで、妹がサキュバス。ゴブリンの妹がサキュバスというのは、おかしな世界観でござるな」

NOVA「まあ、デカレンジャーの敵アリエナイザーは一つの組織に所属しておらず、毎回異なる星から来た宇宙犯罪者だから、統一感のなさが特徴だからな。ゴブリンやサキュバスといっても、ファンタジーのモンスターそのものではなく、イメージ元ぐらいの感覚だろう。それでも、サキュバスを演じた蒲生麻由さんが、後に響鬼に登場して、マッチョな小鬼の妹が鬼のサポートに転生する流れは、今、考えると笑える」

晶華「サキュバスって、エロキャラな淫魔よね。よく年少向けの戦隊に登場させられたと思うわ」

NOVA「まあ、デカレンジャーはアダルト寄りな戦隊だからな。ウメコの入浴シーンとか、ジャスミンの親父ギャグネタとか、子供を置いてけぼりにした作風だ」

ドクター「と~もあれ、デカレンジャーは宇宙警察だけあって、傑作には違いない。さ~もなければ、10年以上も経ってから、スペーススクワッドなんかでプッシュされようはずもな~いからな」

ハイラス「ドクター殿は、宇宙とか海とか関わっていれば、何でもいいでござるからな」

ドクター「もちろん、そこがこだわり~ってものよ。お主のドルイ道に通じると思えばいい」

ハイラス「しかし、ドルイドンは宇宙に行ってから、ダメになったようにしか見えんのですが」

NOVA「新幹部のガチレウスが登場することで、組織としての威厳が示せるかどうかだな。今のところ、クレオンとワイズルーだけだと、単に迷惑な愉快犯にしか見えなくて、かつて地球を支配していた戦闘民族の末裔、という威厳がちっとも感じられん。タンクジョウの時はまだ威厳もあったが、今のドルイドンにはパワーが足りん。そこをデカマスターの声がどう補うか」

晶華「ワイズルーの緑川さんがグリッドマンさんで、ガチレウスの稲田さんが敵のアレクシスさんよね」

NOVA「そして、どちらもガンダムスパロボなんかでおなじみの声優さんだし、特撮的にも馴染みが深い。幹部の入れ替わりでなく、共演にして競演になりそうなのが期待大ってところだな。このテコ入れが上手く行けば、まだまだドルイドンも捨てたもんじゃないと思うぜ」

ハイラス「本当でござるか?」

NOVA「全ては、ガチレウスが威厳を見せてくれ、ゴブリンマイナソーを登場させてくれるか次第だな」

晶華「……結局、ゴブリン次第なのね(ため息)」


★ゴブスレ勧誘

NOVA「ところで、ハイラス。君に新たな使命を与えよう。これからコンパーニュの塔に行って、ゴブリンスレイヤーRPGゲームマスターを演ってくれ。そうすれば、ヒノキ姐さんが喜ぶ」

ハイラス「はっ? 突然、何を? ゴブリンスレイヤーなんて、よく分からないでござる」

NOVA「ああ。俺も一ヶ月前はそうだった。だが、この一月の間、楽しく猛勉強して、マニアとまでは行かずとも、それなりに作品内容について語れるようになった。【ゴブスレ知識】技能(初歩)ってところだな」

ハイラス「いや、私は元アレクラストの住人であって、D&D5版の背景設定から構築されたキャラ。それが世界を運営する神にも例えられるゲームマスターという大任を引き受けることができようか。いや、とうてい無理でござる。他を当たられい」

ドクター「念のため~に尋ねるが、そのゴ~ブリンスレイヤーとやらの話は宇宙を舞台にしておるのかね? あるいは海が舞台とか、恐竜が登場するとか」

NOVA「さすがに宇宙は出てませんね。だけど、海といえば、原作小説の8巻序盤で、海ゴブリンを退治に出かけるエピソードが一つありました」

ドクター「海ゴブリン! そんなものもいるのか!?」

NOVA「いや、実際にはいなくて、おとなしい魚人種族が、無知な漁師にゴブリン扱いされていただけなんですが。主人公のゴブスレさんも、こいつらはゴブリンじゃない認定をした挙句、海で暴れている『マンダー』と鳴く大海蛇(シーサーペント)退治を頑張る導入冒険だったりします」

ドクター「そのマンダーと鳴く大海蛇は、水棲恐竜の一種とは言えないだろうか?」

NOVA「う~ん。恐るべき竜の末裔を自称する仲間の蜥蜴僧侶によれば、相手は竜ではなくて魚の一種だそうです。だから、ゴブスレさんも『何だかよく分からんが大きな魚と遭遇した』という認識で。本当にゴブリン関連とガーゴイル以外のモンスター名を覚えない人だから」

ドクター「つまり、宇宙も出ない。恐竜も出ない。海のエピソードも数少ない、となれば、わしの出番はなさそうじゃな」

NOVA「いや。別にドクターをお誘いしたわけではありませんが」

ドクター「宇宙が舞台のゲーム話なら誘ってくれ」

NOVA「覚えておきます。それで、ハイラス。お前はどうなんだ?」

ハイラス「そのゲームには、ドルイドは登場するのでござるか?」

NOVA「いや。基本ルールには存在しない。背景である四方世界には少女巫術士(ドルイド)なるキャラがいるが、今のところ目立った活躍もなくて、見せ場はこれからって感じだな。ゲームでも、今後、追加ルールが出たら、ドルイドも実装されるかもしれん」

ハイラス「では、その時にまた声を掛けてくだされ」

NOVA「お前なあ。せっかくゲームに誘っているのに、にべもなく断るなんて、俺はお前をそんな風に育てた覚えはない」

晶華「いやいや、NOVAちゃん。娘の私はともかく、ハイラスおじさんはNOVAちゃんに育てられたわけじゃないと思うよ」

NOVA「それでもな。こいつは時空魔術を学ぶ弟子なんだぜ。時空魔術を極めるには、TRPGゲームマスターを経験させるのが一番の近道だと思う。だったら、ハイラスに時空魔術の極意であるゲームマスター道を伝授して、故郷のアレクラストに返してあげたいという、この俺の親心がどうして分からないかなあ」

ハイラス「おお。NOVA殿は、そこまで私のことを考えてくれていたか。しかし、同じゲームマスターをするなら、まだドルイドの登場していない新作ゲームよりも、すでに年季のあるD&Dやソード・ワールドを研究したいというのが我が望み。わざわざ四方世界に寄り道したいとは思わぬでござるよ。どうしても、ゲームをさせたいなら、まずはNOVA殿がゲームマスターをして、私がプレイヤー参加させてもらうのが手順というもの」

NOVA「いやいや、俺だってゲームマスターじゃなくて、プレイヤーをしたいんだよ。誰か、俺のためにゲームマスターをしてくれる奇特な友人はいないかのう?」

晶華「そんな、『いきなりゲームマスターをして下さい。プレイヤーは揃ってて、キャラもできているから』と言われて、はい、喜んで、と応じてくれそうな人って、そうそう滅多にいないって」

NOVA「チッ。結局、最後に頼れるのは自分だけか。こうなったら……あの手で行くか」

晶華「どの手?」

NOVA「俺ならゲームマスターができる。だったら、俺にさせればいい。よし、今すぐ拠点に帰るぞ」

晶華「え、NOVAちゃん、待ってよ。置いて行かないで! あ、ハイラスおじさんにドクターさん、これで失礼します。また、遊びに来るから」

PON!


ドクター「行きおったか。相変わらず慌ただしい御仁じゃわい」

ハイラス「それでは、次回のリュウソウジャーを見た後でも、また海の恐竜談義とドルイ道談義を続けるとしましょう」

ドクター「うむ。司令がゴブリンに夢中になっている間も、時空監視の仕事は続けねばならんからのう」

(当記事 完)