ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

TRPGのシステムの違いについて

♦ブログタイトルの変更?

 

アスト「なあ、ジャッキー」

 

ダイアンナ「何だ、エース。お前まで、このあたしをジャッキーと呼ぶのか」

 

アスト「オレは元々、お前のことをジャックと呼んでいたからな。今のお前は、念願かなって女王ダイアンナ・ブロシア・ジャックイーンとなったわけだが、アッキー様がお前のことをジャッキーと呼ぶなら、オレもそれに合わせる」

 

ダイアンナ「うん。お前にならジャッキーと呼ばれてもいいと思う。その代わり、あたしもお前のことを、これからはエースではなく、アストと呼ぶぞ」

 

アスト「今さらコードネームでなく、本名で呼ばれても何だか照れるが、好きに呼べ。何しろ、お前はクイーンなんだからな。それより、ここをオレたちマーキュリーバットが管理するようになったのだから、ブログタイトルも『White NOVAのGTライフ』なんて野暮なものから変えないか? ほら、『マーキュリーバットの快盗王国』とか、そんな感じに」

 

ダイアンナ「いや、我らはダディーNOVAからここを預かっている身。ならば、勝手にNOVAの名を外すわけにもいかんだろう。Gはゲームの話をしているから問題なく使えるし」

 

アスト「でも、Tは? 確か、元々はトイだったんだが、ここって、あまり玩具の話はしていないんだよな」

 

キング「ならば、触手の話をすればいい。GTライフ、すなわちグレート・テンタクル・ライフ、偉大な触手まみれの人生の素晴らしさよ」

 

リバT『さすがに、グランドマスターNOVAも、その通称は却下すると思います。別に、触手マニアってわけでもありませんから』

 

ダイアンナ「だったら、ダディーの性癖はどうなっているのよ?」

 

リバT『公言しているのは脚フェチですね。アシスタントモンスターをアシモンと略すのも、一説によると脚が好きだからと推察されますし。身体部位以外では、悪堕ちシチュエーションなどが好きだと推察されますが、完全に闇に呑まれるよりは、光と闇の間で葛藤した挙句、闇の力を使わざるを得ない、そして闇を克服するって展開に、燃えと萌えを感じる模様です』

 

ダイアンナ「つまり、あたしは脚を強調すればいいんだな。闇属性はOKだし、敵だった存在が明るい未来のために頑張ると言っているんだから、闇を克服するシチュエーションもバッチリだ。ならば、脚はどうやって強調すればいいのだろうか」

 

キング「カニイカは脚がいっぱいだから、クイーンもそういう方向を目指されては? あの男は以前、メズール萌えと言っていた気もするし、モンスターではスキュラなどよいのでは、と」

 

ダイアンナ「それは却下する。海産物はお前が追求すればいい。あたしはコウモリだから空の担当だ」

 

アスト「すると、オレが陸戦担当か。まるでゲッターチームだな。ブラッディーな空と、高速移動が得意な陸と、パワー系の海」

 

リバT『すると、私めがコマンドマシン、早乙女ミチルの役どころでしょうか。それはともかく、脚を強調するには、得意技をキックにすればいいと思われます』

 

ダイアンナ「なるほど。ダイヤモンドキックの練習でもしようかね」

 

アスト「そいつは、どこかの宝石密輸団の名前っぽいが、ゲラン蜂ゆかりかな」

 

リバT『話題が雑談にブレていますが、当面、ここはタイトルを変えないまま、だけど実質はマーキュリーバット主体で続いていく模様です』

 

♦D&Dとその他RPGの違いについて

ダイアンナ「さて、あたしたちはここでTRPGの研鑚をするように、とダディーNOVAから言われたんだが、あたしは素人だから、分からないことが多い。だから、あえて質問するんだが、そもそもD&Dって何だ?」

リバT『今さら、それを質問しますか。いかにも仕切り直し気分ですが、お答えしましょう。D&Dとはダンジョンズ&ドラゴンズ。1974年に発売された世界最初のRPGです。日本では先にコンピュータRPGが主流となったので、ボードRPGとか会話型RPGと称された後に、80年代の終わり頃からテーブルトークRPGという呼称が一般的になりました。あくまで和製英語だったのですが、本国アメリカではそれを逆輸入したのか、現在はテーブルトップRPG、すなわち卓上RPGと呼ばれているみたいですね』

ダイアンナ「TRPGというのは、ルールの裁定役にして、物語の進行役のゲームマスターを中心に、1人以上のプレイヤーが自分のキャラクターを作って、敵を倒したり、謎を解いたりの冒険を堪能するゲームということは理解している。言わば、ゲームマスターの用意した試練の物語(シナリオ)を中心に、みんなでワイワイお喋りしながら、ダイス(サイコロ)を振ったり、時にはトランプなどのカードを使ったり、いろいろな小道具を用いて、ルールのあるごっこ遊びを展開する。これで問題ないか」

リバT『大体、それぐらい理解できていれば十分だと思います。ゲームマスター(D&Dではダンジョンマスター、パグマイアではガイド)をするのでなければ、キャラ作りのルールや判定ルール(主にダイスの振り方)、自分のキャラクターに関係する特殊ルール(魔法とか、メカ操作とか、変身とか、ゲームの種類によっていろいろ)を知っていれば十分ですし、会話型なので分からないことはその場にいる詳しい人間(基本はマスター)に聞けば大丈夫。まあ、優秀なプレイヤーになるためには、自分でルールを買ったり、リプレイなどの関連書籍を読んだりして、いろいろ学習することが推奨されますけどね』

アスト「今さら、そういう基本を確認されてもな。それより、習うより慣れよだ。パグマイアでも、D&Dでも何でもいい。とりあえずはキャラ作りをしようぜ」

ダイアンナ「その前に、あたしはどうしても聞いておきたいことがあるんだ。ここでD&Dやパグマイアの話をしろ、というのはいいとして、一方でダディーNOVAは別ブログで、ソード・ワールドとか、ロードスとか、ゴブリンスレイヤーの話をしているそうじゃないか。同じファンタジーRPGで、どうして、そんなにいろいろなルールがあって、何がどう違うのか、あたしには不可解だ。D&Dが本家大元ならそれだけで十分だろうに」

アスト「そいつは、球技は野球とサッカーがあれば十分で、ラグビーなど必要ないと言うに等しい暴言だな。モビルスーツはザクさえあれば十分、ザクと違うグフなど必要でないと言えば、世間のランバ・ラルファンの怒りか失笑を買うのがオチだ」

リバT『世の中は、ある物が流行すれば、その類似商品や、欠点を解消した発展商品や、違う角度から切り込んだ別ブランドなど、いろいろ作られてこそ、そのジャンルが発展するものですからね。秘密戦隊ゴレンジャーだけでは戦隊ものとは言えませんし、ゴジラだけでは怪獣ものというジャンルになりませんし、1stガンダムだけだと40年も続かないでしょう』

ダイアンナ「一部の例えは、あたしには分からないこともあるが、つまりはこういうことだな。宝石の中ではダイヤモンドが至高だろうが、他にもルビーやサファイアオパール、ガーネット、エメラルド、トルマリン、アクアマリン、アメジストラピスラズリムーンストーン、ブラッドストーンなど、いろいろあってこそ煌き輝きを増すものだと」

リバT『そうですね。そして、ドゴラにとっては、ダイヤモンドなどただの餌でしかありませんが、こだわる人間にとっては、カットの仕方や色合い、あるいは来歴などで、伝説のダイヤなどが存在したりもするそうで』

ダイアンナ「その通り。世界最大のダイヤモンド原石として知られるカリナンは、大きく9つにカットされたものが、王冠や王笏、ブローチ、ネックレス、指輪など大英帝国王室の宝の数々となっている。
「また、カリナンIを超えて、カット後の世界最大を誇るダイヤは、ザ・ゴールデン・ジュビリーと呼ばれ、1997年にタイ王室に献上されたそうだ。カット前の原石は『名もない褐色の石』扱いだったが、優れた職人の手でカットされて(その技はファイヤーローズクッションカットと呼称されるとか)、ファンシーイエローブラウンの最大級ダイヤに生まれ変わった」

アスト「何だかよく分からないが、お前が宝石にこだわりを持つマニアだということは分かった。だったら、マニアならばこそ、『ダイヤなんてみんな同じ』『宝石の違いが分からない』という素人意見は、文化人としては失笑ものということも分かるだろう」

ダイアンナ「そういうことか。つまり、D&Dは元祖RPGとしてダイヤの如く至高の輝きを放っているが、ルビーやサファイアにも個々の魅力があるように、ソード・ワールドやロードスも個々の輝きを放っている貴重な代物なのだろうな」

リバT『ルビーもサファイアも、同じ成分のコランダム酸化アルミニウムの結晶鉱物ですから、ソード・ワールドとロードスの関係性と言い得て妙な例えと考えます』

ダイアンナ「では、ゴブリンスレイヤーTRPGはどんな宝石に例えられるだろうか?」

アスト「知らねえよ。オレは宝石マニアじゃねえ。ゴブリナイトとか適当に作ればいいんじゃないか」

リバT『それは今、捏造した架空宝石名ですね。検索すると、ゴブリンナイトというマンガはあるみたいですが、ゴブリナイトは存在しません。はい、本物の宝石じゃないと~。
『私めの意見では、ゴブリンは緑肌なので緑色の宝石がよろしいのでは、と愚考いたします。そして探してみると、緑泥石とも言われるクロライトを加工したセラフィナイトがそれっぽいのではないでしょうか。元の鉱物としては必ずしも上質と言えない粘土鉱物なのですが、加工によって「天使の石とも称される森の安らぎめいた癒しのパワーストーン」に生まれ変わり、それはまた物語のキャラクター・世界観的にも通じるもの(女神官とか妖精弓手とか)があるのではないかと考える次第です』

ダイアンナ「なるほど。ゴブリンスレイヤーTRPGを宝石に例えるなら、セラフィナイトと。これは是非覚えておこう」

アスト「いや、それは公式設定じゃなくて、あくまでここだけの話だからな」


♦改めてD&Dとその他RPGの違いについて

ダイアナ「とにかく、宝石に例えられたことで、それぞれのRPGの違いがよく分かった」

アスト「何も分かってねえよ。おい、キング。さっきから黙っているが、お前の意見はどうなんだ?」

キング「海洋生物に例えるなら、D&Dは海の王クジラになるか。ソード・ワールドがサメで、ロードスがイルカ。ゴブリンスレイヤーは双方に似たオルカが妥当であろうか?」

アスト「ちっとも妥当じゃねえよ。まあ、触手生物に例えられるよりはマシだが。いいか、簡単にルールシステムの違いを言うなら、それらのRPGはみんな判定方法が違うんだ。
「D&DはD20システムと言って、20面ダイスで大きな目を出したら勝ち。パスファインダーもパグマイアもそれを踏襲しているという意味では変わらない。
「一方、ソード・ワールドは2D6、6面サイコロ2個で大きな目を出したら勝ち。ただ、こいつの完成度が高くて、日本ではこれを踏襲したゲームが多いな。ゴブリンスレイヤーとか、アリアンロッドとか、他にも富士見系の文庫版TRPGソード・ワールドの系譜につながるシステムと言える。まあ、別にソード・ワールドが元祖というわけではなくて、元を辿れば、海外ゲームのT&Tやトラベラーの流れの延長なんだが、それを職業技能と組み合わせて、分かりやすい一般行為判定システムとして整備した功績は大きい」
「同じ世界観のロードスRPGは、%ロールで判定するな。これはクトゥルフルーンクエストなどの海外ベーシックRPGの系譜だが、それらが煩雑なスキルシステムに基づくのに対し、ロードスはスキルを簡単にまとめてプレイしやすくした。その後、改めてスキルを特技という名前で細分化して、細かくキャラ再現できるゲームとして先祖帰りを果たした感じだが、近年は%ロールで判定するゲームがクトゥルフ以外、日本では絶えていたから、ある意味、新規のファンにとっては新鮮なシステムかも知れん」
ゴブリンスレイヤーは、基本の判定方法がソード・ワールドとほぼ同じで(能力値の細分化など面倒な部分は賛否両論だが)、ただキャラの育成とか、戦闘時のオプション(盾受けといった概念など)にロードスの要素を取り込んで、両者のハイブリッドなシステムに仕上がっている。まあ、疲労を表すルールや、ボスキャラを支援するザコの扱いなど、個性的な部分もあるので、あとはマスター側がそれをどう運用するかの問題だな」

リバT『さすがですね、アストさん。これで、ただの変態ストーカーの名は返上できるかもしれません』

アスト「お、おお。オレもWhite NOVAのライバルとして、ゴブリンスレイヤーGMしなければならないんだから、これぐらいの勉強はしねえとな」

ダイアンナ「うむ。細かいことはよく分からなかったが、要は判定時に振るサイコロが違うということだな。それで、D&Dやパグマイアで使う20面ダイスとはどういうものだ?」

アスト「大きなサイズだと、これだよ」


リバT『いろいろな種類のダイスをいっぱいまとめると、こうなります』



ダイアンナ「お、おお。いっぱい集めると、まるで宝石細工みたいだな。これらをコロコロ転がして、キャラクターの運命を決めるのか。宝石のようなダイスが導く運命の冒険といったところか。ダイスを見ると、何だかやる気が出てきた」

リバT『ダイスを見て転がすだけで、やる気が出てくるのは、グランドマスターと同じですね。では、試しに20面ダイスを振ってみてください。それでクイーンの運命が予想されます』

ダイアンナ「では、(コロコロ)5。これは駄目か」

リバT『もう一度』

ダイアンナ「(コロコロ)17」

リバT『ならば、17の方を採用して、判定は成功とします』

ダイアンナ「どういうことだ? 2回振っていいのか?」

リバT『D&D5版やパグマイアでは、判定の際に有利な状況であれば、ダイスを2回振って大きい方を採択できます。普通なら一発勝負ですが、うまく有利な局面を作ったり、特技などで有利を与えられたら、振り直しができるシステムですね。逆に、不利な状況だと、2回振って小さい出目を採用しなければなりませんが。細かい数字ボーナスを加算減算するシステムではなく、有利と普通と不利の三つのシチュエーションで、処理を簡単にしたのが現D&Dなのです』

ダイアンナ「なるほど。つまり、どう行動すれば有利かを考えれば、ダイスの振り直しができる、と」

リバT『例えば、罠のエキスパートであるパグマイアのラッターは、罠を避けるのに有利が得られる芸(パグマイアにおける特技の総称)を取得できます。キャラの選択や育成でも、有利を得るための芸を選んでいけば、多少のダイス目の悪さはカバーできるのです』

ダイアンナ「初心者は、キレイなダイスをコロコロ振るだけでも、ゲームに参加するのが楽しい感じだな」

アスト「確かに、ダイス目によって一喜一憂するのもTRPGボードゲームの醍醐味だよな。今までは、あまりそういう話をせずに、世界観や種族の蘊蓄、歴史の話ばかりだったが、今後はもう少し、ゲームの面白さをアピールする話にしてもいいかもしれない」
(当記事 完)