★今週のビヨンド学園
鉄太郎「偽者ロボットとは言え、自分の姿をした存在が教え子と息子に破壊される光景はあまりいい気分がしないものだなあ」
リバT『もはや、完全に正体を隠す気はないようですね』
鉄太郎「ロボットと言えば、次の講師はジャンボットと言うそうだな。どんな男だ?」
リバT『男、というか、元は宇宙船ジャンバードに搭載された人工知能なんですけどね』
ダイアンナ「人工知能……最近よく話題になるヒューマギアのようなものか」
触手キング「ヒューマギアといえば、イカマギアになったスマイル嬢がいいな。彼女を触手帝国のイメージガールにするのも一興」
リバT『その話は明日の解決編を楽しみに、と言いつつ、今はビヨンド学園ですね』
鉄太郎「ペガとベガか。字を見ても違いが分かりにくいな。セブンとヤヴソみたいなものか」
ダイアンナ「ヤヴソって、発音したら一発で違いが分かるじゃないか」
鉄太郎「さしずめ、君はグトマソメになるようなものか」
ダイアンナ「変えすぎて、全然原形をとどめていないんですけど」
鉄太郎「ウルトラセブンが、ワノレイヲヤヴソと名乗ったら、偽者と気付いてくれる人がどれだけいるだろうか」
ダイアンナ「何? その分かりにくい宇宙語みたいな名前」
鉄太郎「我々は、ワノレイヲ星から来たヤヴソ族の者だ、とか」
触手キング「では、次の偽名としては、和野令男を名乗るのはいかがか」
鉄太郎「いかにもレイオニクスっぽい名前だな」
リバT『ついでに、令和の象徴っぽい名前でもありますね』
ダイアンナ「……もはや、ビヨンド学園の話じゃなくなってるし」
★AFF2の時代
リバT『方向性を見失った前置き雑談はこれぐらいにして、前回の続きです。T&TマガジンがウォーロックマガジンにバージョンアップするきっかけになったAFF2の話になるわけですが』
鉄太郎「80年代にゲームブック流行の立役者となったファイティング・ファンタジー(FF)シリーズがあって、そこからTRPGとして90年代を牽引するかも、と期待されたのがアドバンストFF。しかし、時代の波に抗えずにいろいろと不完全燃焼に終わったサポートが、2018年に再始動した、と」
リバT『前回のまとめを簡潔にして下さり、ありがとうございます。そして、90年代にFFの世界タイタンを舞台にした「トロール牙峠戦争」という小説をSNEの安田社長がプッシュして、グランドマスターNOVAも当時は期待していたのですが、結局、出版には漕ぎ着けずに幻の邦訳に終わっていたわけですね。それが、約30年越しの悲願という形で、そろそろ出るんじゃないかな~と思われます』
ダイアンナ「30年を経て、幻だった作品が今、登場するって感じか。そいつは凄いね」
リバT『ロードスの新展開もそうですけど、90年代、平成初期に中断していたものを令和に入って、復活させようとする流れ。単なるノスタルジーで終わるのか、それとも後に続く流れを生んでいくのか、関係者の期待の目が注がれているものと思われます』
鉄太郎「30年かあ。正に一つの時代の節目だものなあ。私はまだ平成セブンという別の時間軸で戦っていたわけだが」
リバT『その時は、カザモリ・マサキと名乗っていたそうですね』
鉄太郎「今となっては、セブンXと同様に、正史と異なる黒歴史扱いだけどね。そのうち、セブンクロニクルという形で、振り返ってもらえないだろうか」
ダイアンナ「50年を越えるセブンの歴史か。まとめるのも大変そうだけど、ゼロ以上に壮大なクロニクルになりそうだね」
リバT『初代ウルトラマンを越えて、最多客演回数を誇る御仁らしいですからね。しかも、妄想ウルトラセブンというWhite NOVA的に格好のネタも持っていますし』
鉄太郎「言っておくが、あれは私と関係ない、ただの人形だからな」
リバT『分かっていますよ。しかし、一説によると、あの話を元にスパークドールのアイデアが生まれたとか』
鉄太郎「人形に思念が宿って巨大実体化か。デマにしては、それなりに納得できる話のようだが」
ダイアンナ「そう言えば、あたしも融合前はミクロマンのレディーコマンド人形に封じ込められていたんだったな。遠い昔のような気分だが、まだ半年経っていないわけで」
触手キング「……AFF2の話はどこへ行った?」
リバT『おお、キングさんが初めて、話を進めるような発言を? では、話を戻して、「トロール牙峠戦争」ですが雑誌では2月に発売予定となっていますが、公式サイトではまた遅れて3月下旬になってます。まあ、30年待ったので、今さら少しぐらい遅れても待てるよ、というのはグランドマスターNOVAの弁』
鉄太郎「新刊予定は、それだけかな?」
リバT『2月には「超モンスター事典」というのも挙がっていますね。下にあるのは、既刊の通常版モンスター事典ですけど。グランドマスターは旧版を持っているので手を出しませんでしたが、初翻訳の「超」は是非買いたいそうです。なお、「超」の先は「真モンスター事典」も控えているそうで。翻訳がいつになるかは分かりませんが、購入も含めて、応援はしたいとのこと』
ダイアンナ「それにしても、ダディーのモンスター好きは尊敬に値するなあ。一体、何冊のモンスター本を買えば気が済むのだろうか?」
リバT『ヒーローも好きですよ。そして、ヒーロー好きの人のためのAFF追加ルール「ヒーロー・コンパニオン」も4月に予定されているそうで』
鉄太郎「……TRPGの追っかけというのも大変なんだな」
リバT『まあ、30年越しの夢みたいなものですからね。自分の昔の夢に投資して、今を充実させると思えば、未来を生きる原動力にしていけるのではないでしょうか』
ダイアンナ「だったら、あたしたちもダディーの夢の世界の住人として、買ったものが無駄にならないように、話のネタを盛り上げて行こうじゃないか」
触手キング「夢の世界の住人か。正にクトゥルフって感じだな」
リバT『確かにドリームランドって世界もありますけどね』
(夢現を旅しつつ、当記事 完)