ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

ガーディアンとチャンピオン(戦士系)の話

@ようやくパグマウ話

 

アスト「パグマウの犬猫戦士の話をしようとして、D&Dのファイターの話を延々としてしまったオレがいる」

ダイアンナ「要するに、昔の戦士は簡単なルールだったけど、今は多彩なオプションルールで奥の深い戦闘職になったということだな」

アスト「なお、犬戦士であるガーディアンと、猫戦士であるチャンピオンは、どちらも筋力と魅力を必要とする天命であり、一方、現D&Dのファイターの必須能力は筋力と耐久力。魅力を必要とするのは、パラディン的な回復能力を伴うためだ」

ダイアンナ「すると、犬猫の戦士はどちらも回復魔法を使えるのか?」

アスト「魔法というか芸だったり秘奥だったりするが、とりあえず、今回は両者の共通要素を語ってから、個々の違いについて分析して、話をまとめたいと思う」

 

@犬猫戦士の共通点


アスト「どちらもHPはD10で決まり、武器も防具も基本的なものは全て装備可。この辺はファイターの昔からの伝統だな」

ダイアンナ「クラシックD&Dでは、HPがD8だったらしいが?」

アスト「今のD&Dはアドバンストの系譜だからな。そっちだとファイターのHPはD10基準なんだよ」

ダイアンナ「つまり、犬の方がタフというわけではないんだな」

アスト「本当に、基本的な能力はガーディアンもチャンピオンも同じなんだ。強いて言うなら、初期に習得可能な技能が、猫の方が一つ多く、〈探索〉は初期のガーディアンは習得できない」

ダイアンナ「ガーディアンは警察犬ではないのか?」

アスト「どうやら番犬らしい。怪しいものが近づいたら気付く〈感知〉技能はあるんだけど、警察犬みたいに犯人の臭いを追跡する役どころはハンターの担当みたいだな。捜索能力はともかく、犬も猫も最初に習得が推奨されている特技(芸または秘奥)は《戦闘スタイル》だ。5種類の中から一つ選ぶことになる」

ダイアンナ「5種類とは?」

アスト「防御重視、決闘者、両手武器使い、守り手、二刀流の中から一つだな」

ダイアンナ「防御重視と守り手は何が違う?」

アスト「防御重視は自分のDC(ディフェンスクラス)が一つ上がる。守り手は、敵が自分の近くの仲間を攻撃しようとする際に、盾で庇って、相手の攻撃を不利にできる」

ダイアンナ「自分を守るか、仲間を守るかの違いか。決闘者は?」

アスト「片手武器での攻撃の際、ダメージ+2。なお、レベルアップ時に特技を強化することで、追加のスタイルを習得できるし、猫に限っては、さらにもう一種のスタイル、一撃必殺を習得することも可能」

ダイアンナ「一撃必殺? (ルールを見て)なるほど。回数制限はあるけど、ダメージダイスを2倍以上にできるのか。そいつは強力だが、猫にしか習得できないのか?」

アスト「犬が防御重視で、猫が攻撃重視って感じだな」

ダイアンナ「今のところ、猫の方が優位に立っているみたいだな」

アスト「次に犬は最初から推奨されていて、猫も習得できる特技が《鼓舞の言葉》。自分の魅力で勇気づけて、仲間のスタミナ(HP)を回復させることができる。魅力ボーナスの回数だけ、1日に使える回復効果ということになる」

ダイアンナ「パグマウの戦士職は、戦闘中に仲間の回復役に回ることも可能、と」


@犬猫戦士の相違点


アスト「では、ここから相違点に行こう。猫の戦士チャンピオンが推奨されている秘奥は《突き刺す罵倒》だ」

ダイアンナ「もしかして、悪口を言って、相手に精神的ダメージを与えるのか?」

アスト「いや、相手の悪口を言ったり、嘲る歌を歌ったら、仲間の士気が向上して、特殊攻撃に対するセービングスローに魅力分のボーナスが加わる支援効果だ」

ダイアンナ「つまり、相手をラップでディスったら、味方がワーッと盛り上がる?」

アスト「敵を嘲ることで、味方がこの敵は大したことないと思って、だったら相手の攻撃も恐るるに足りず、と考えちゃうんだろうなあ。一応、防御用の秘奥ということだ」

ダイアンナ「悪口による防御技かあ。面白い解釈かも」

アスト「他に、猫戦士が使える秘奥には、《いざ尋常に!》というのがあって、相手に決闘を申し渡すことができる」

ダイアンナ「そんなことをして何の意味がある?」

アスト「逃げようとしている相手を足止めしたり、人質をとっている相手に決闘を挑んで、その決着がつくまで人質に手を出さないように約束させたり、決闘に応じない相手にペナルティーを与えたり、とにかく猫の文化では決闘に応じないことは恥辱らしいから、それっぽいロールプレイがいろいろできるんじゃないだろうか」

ダイアンナ「犬戦士のオリジナル芸はどうなんだ?」

アスト「敵を倒した後、即座に別の敵を攻撃できる《薙ぎ払い》が強そうだなあ」

ダイアンナ「猫は心理攻撃で、犬は物理攻撃ってことか」

アスト「それと《指揮官の資質》が犬にはある。自分の代わりに仲間を行動させることができる上、芸を強化すると自分が行動しながら、1日に魅力ボーナスの回数だけ、仲間に追加行動させることもできる」

ダイアンナ「仲間の追加行動か。戦士の代わりに、他の仲間が動く方が得な場面って何がある?」

アスト「遠くに敵がいて、自分は飛び道具を持っていないが、仲間が持っている時とか。仲間に強力な呪文使いがいて自分よりも戦果を挙げられそうな時とか」

ダイアンナ「つまり、仲間の力を有効的に活用するのが犬戦士の特徴で、自分自身が派手なパフォーマンスを見せたがるのが猫戦士の特徴と考えればいいみたいだね」

アスト「ともあれ、天命芸や天命秘奥は、以上の4種類ずつだけど、他に血統芸や主家秘奥(各4種ずつ)を組み合わせて、キャラの育成を考えていくのがパグマウだな。天命だけだと、割とあっさり終わった感じだが、組み合わせでヴァリエーションが広がるから育成自由度は高いはず」

ダイアンナ「オプションで、他の天命から一つだけ特技を取得するルールを採用したら、育成の幅はもっと広がるんだけどね」

アスト「何にせよ、現在のD&Dのファイター職のヴァリエーションや、犬戦士と猫戦士の違いが分かったので、今回の研鑽活動はこれで終わりってことだな」

ダイアンナ「おつかれさん」

(当記事 完)