ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

ドラクエ8以降の話

@21世紀のドラクエ

 

 

アスト「今年はドラクエ35周年記念でもあるんだな」

 

ダイアンナ「最初のドラクエは1986年か。そこからナンバリングの歴史を並べると、こうなる」

 

ドラクエ1:1986年5月27日(FC)

ドラクエ2:1987年1月27日(FC)

ドラクエ3:1988年2月10日(FC)

ドラクエ4:1990年2月11日(FC)

ドラクエ5:1992年9月27日(SFC

ドラクエ6:1995年12月9日(SFC

ドラクエ7:2000年8月26日(PS)

ドラクエ8:2004年11月27日(PS2

ドラクエ9:2009年7月11日(DS)

ドラクエ10:2012年8月22日(Wii以降)

ドラクエ11:2017年7月29日(PS43DS

 

 

リバT『10はオンラインで、最新版のパッケージは去年の5月14日に出ました。対応機種は、WindowsPS4、それからSwitchですね。それ以外も9を除いて、別機種への移植やリメイクが行われ、8以前の作品は全てiOSなどでもプレイ可能』

 

ダイアンナ「なお、ドラクエ8については、ダディーNOVAのプレイ記事がこちらにあるぞ。ダディーは10以外のナンバリング・タイトルは全てプレイ済み(11は3DS版)らしいが、攻略記事を書いたのは8のみなので、ある意味、貴重な記事になるな」

 

アスト「貴重かどうかは知らんが、この記事を読めば、今さらオレが8のことをあれこれ語る必要はないような気がする」

 

鉄太郎「いや、しかし、この記事が書かれたのは2004年から05年にかけてだろう? それから15年以上を経た今だからこそ、語れることもあるのではないかね?」

 

アスト「う〜ん、8が出たときはドラクエも進化したと思ったもんだ。前作の7がPSで出た割に、FFシリーズと比較して、グラフィック的に見劣りする内容で、システム的にも6と大差ない感じ。ドラクエの進化も止まったな、と感じられたものだ。念のため、2000年当時のFFはナンバリングも9までが出て、翌年の2001年にPS2の10、その翌年にはオンラインゲームの11が出て、ドラクエを抜いて日本ナンバー1RPGの名を欲しいままにしていた。その中で、ドラクエがどういう展開を見せるか注目と不安を集めていたんだ」

 

鉄太郎「うむ、それで?」

 

アスト「結果的に、実写的なCGを進化させたFFに対して、ドラクエはアニメ的なCGで独自色を出す形の進化をする。7までは鳥山明のデザインを元にドット絵でデフォルメされたキャラだったが、8ではまるでアニメのように動くキャラを操って、広い世界を探索する形となる。FFでは7や8で味わった感覚を5年から7年ぐらい遅れて、ドラクエでも味わったわけだ。そしてストーリーに流されがちなFFと比べると、ドラクエはより牧歌的で雄大な世界を探検しているって感じを覚えたな」

 

リバT『ドラクエエニックス社と、FFのスクウェア社が合併して、現在のスクウェア・エニックス社になったのが2003年のことですから、同社初のドラクエが8ということになりますね』

 

アスト「厳密にはPS2版リメイクの5が2004年の3月に出ているので先になるがな。ナンバリング新作としては、8がドラクエ新時代の幕開けということになる。タイトルも『空と海と大地と呪われし姫君』で、それまでの集大成って感じだしな」

 

ダイアンナ「空が4〜6の天空シリーズで、海が7、大地が主に1〜3のロトシリーズといったところか」

 

アスト「そして、21世紀のドラクエは8の路線で着実に進化するかと当時は思われたんだが、結果的にはそこから迷走気味になった感は否めない」

 

ダイアンナ「どういうことだ?」

 

ドラクエの可能性の模索


アスト「ドラクエと言えば、進化するFFに比べて安定したノスタルジー路線のイメージがあったんだが、8から11にかけては、いろいろ冒険して試行錯誤している感が否めない。まず、9がそのままPS系ではなく、携帯機のDSで出たことそのものが冒険だな。絵的にも進化ではなく、退化したように見える」

ダイアンナ「2009年か。その頃、FFはどうなっている?」

リバT『FF13が同年の年末にPS3で出ていますね。方向性としてはPSでFFを、任天堂系のゲーム機でドラクエを展開している形でしょうか。最先端のグラフィックはFFに任せて、ドラクエはお手軽方面で住み分けようと考えたのかもしれません』

アスト「結果的に、9は本編のボリュームが少ない反面、オンラインを活かした配信クエストや、DSのすれ違い通信というシステムを利用した地図交換、また携帯機の利便さによる友人との共同プレイなんかで、一時的に注目を集めることになる。一方で、オンラインの10の方に力を注ぐ流れもできて行くんだが、そっちは未プレイだからな。詳しくは語れん」

ダイアンナ「すると、8の進化系としてのドラクエはどうなるんだ?」

アスト「PS4版の11がそうなるな。一方で11は3DS版でも同時発売され、そちらはグラフィックが携帯機準拠で懐古色が強く、保守派は3DS版を、発展派はPS4版の美麗なグラフィックを推す傾向が強いんじゃないかな」

ダイアンナ「なるほど。どちらのファンにも合わせるように2つの方向性を示したわけか」

アスト「3DSはリメイクドラクエのプラットフォームにもなっていたな。7リメイクが2013年、8リメイクが2015年に出て、その延長で11が来るわけだ。また、オンラインの10も一時期は3DSでもプレイ可能ということで7~11までが3DSで遊べたことになる」

リバT『ダウンロード限定ですが1~3も3DSでプレイできますし、3DSはDS版のソフトもプレイできますので、4~6も遊べます。結論、3DSがあれば全てのナンバリングドラクエが遊べたわけですね』

アスト「3DSは2011年に発売されて、去年の9月に生産終了。今は2017年のSwitchおよび2019年に出た携帯廉価版のSwitch Liteが後継機という形になるな」

鉄太郎「歴代ドラクエを楽しむなら3DSが一番で、これからSwitchに置き換わっていくということかね」

アスト「今、Switchで遊べるドラクエは、1~3と10および11Sですね。4以降はこれからダウンロードできるようになるのかもしれませんが」

ダイアンナ「ところで、ナンバリング以外のドラクエも知っておきたいんだが」

アスト「93年の『トルネコの大冒険』から語れってか? 派生作は多すぎて、さすがに全部は無理。まあ、主だった物を語ると、98年から始まる『ドラクエ モンスターズ』のシリーズがポケモンの流れを受けて、人気が根強いな。現段階では2016年に3DSで出たジョーカー3が最新作らしいが、Switchでの続編を期待しているファンも多いらしい」

リバT『比較的近年ですと、アクションRPGの「ヒーローズ」が2015年からのシリーズで、ドラクエの歴代キャラに初めて声優を採用した作品ですね。主人公がシンケンレッドだったりするそうですが』

アスト「確か名前がアクトと言って、オレに似た名前だな。もう一つ、ナンバリング以外でドラクエ新時代を感じさせてくれたのが2016年からの『ビルダーズ』シリーズか。他にはスマホゲームでもあれこれ出ているらしいが」

リバT『2015年から配信されている「星のドラゴンクエスト」が気になるのですが。宇宙の星を巡る冒険らしくて、主人公のデフォルト名がアース(男)とテラ(女)だそうで』

アスト「ほう、宇宙を舞台にしたドラクエか。オンラインの10もそうだが、ナンバリング以外でもドラクエはオレの知らないところで、思いがけない進化を遂げているようだな。にわかに興味が出てきたじゃないか。何だか、懐古記事だけ書いているのがバカバカしくなってきた気がする」

ダイアンナ「って、おいおい、記事の方向性を見失ってどうするんだ?」

鉄太郎「確か、聖戦士とか竜騎士とか、勇者の系譜をあれこれ研鑽するのではなかったのかね」

アスト「その件なんですが、最近、Wikipediaなんかで10のストーリーを読みましてね。今はver5まで進んでいて、サブタイトルが順に『目覚めし5つの種族』『眠れる勇者と導きの盟友』『いにしえの竜の伝承』『5000年の旅路 遥かなる故郷へ』『いばらの巫女と滅びの神』となっている。このうち3つめが竜族の大陸の話で、4つめが時空を越えた過去世界の冒険物語、5つめが魔界を舞台にしているらしく、何だかあらすじを読んでいるだけで、ワクワクしてくるんですな」

鉄太郎「なるほど。新しい情報を踏まえて、書くネタが広がったということか」

アスト「星ドラの方も、Wikipediaで今、調べると、シーズン3まで話が進んでいるみたいですね。シーズン1は、ブルリア星を舞台に各大陸を巡りながら、これまでのドラクエっぽいストーリーを展開するようですが、その中で悪の宇宙政府という存在を知り、政府に抵抗する義勇軍の立場で各星を巡って戦う話に展開。まるでスターウォーズキュウレンジャーみたいですな。シーズン2は雲海惑星クラウドが舞台で、シーズン3は王の星アレスが舞台で、いろいろ新鮮に思えたり」

ダイアンナ「ナンバリングのドラクエが保守的である一方で、オンラインやスマホゲームの方ではいろいろ実験的な試みが行われているということだな」

アスト「それと星ドラでは、上級職の上に超級職という転職先が用意されていて、中でも星騎士、宇宙海賊、ウルトラスター、時空術士という職名にワクワクを覚えたな。既存の職名だと、7の天地雷鳴士やゴッドハンドと同格なのが超級職みたいだが、これからのドラクエの進化の方向性を探る上でも、チェックぐらいは入れておいた方がいいのかもしれない」

ダイアンナ「では、10と星ドラの物語も踏まえた上で、記事の方向性を検討するということか」

アスト「まあ、さすがにプレイもしていない身で、十分な語りをするのは難しいし、にわかに知ったかぶるのもおこがましいわけだけど、それでも調べられる範囲でパラディンや勇者なんかにつながる要素を抽出してみることぐらいはできると思うんだよ。とにかく、この10年の間で、ドラクエの進化もただのノスタルジー以外の方向にも進んでいたということだな」

(当記事 完)