ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

「サイボーグを倒せ」攻略(超技術アスト編1)

超技術ヒーローの開始

 

アスト「では、本ブログの主役の座をかけたガイアグランプリ、トップバッターはオレだ」

 

リバT『ゲーム進行はアシスタント・モンスターの私、自由を愛するリバTが務めさせてもらいます。超技術担当のアストさんは、最初に280、88、152の3つの数字から2つを選んでください』

 

アスト「事件解決につながる手がかりだな。無難に最初の2つを選んでおくか」

 

リバT『280番では、一部の有名悪党(ヴィラン)の素性が分かりますね。以下の通りです』

 

●拷問鬼(トーメンター):冷暖房技師のリチャード・ストーム。

●氷の女王(アイス・クイーン):シルビア・フロスト。

●ドクター・マカーブル(旧訳はドクター死神):違法外科手術医のマルカス・ビュレッタ。投獄中。脱獄を企てており、その暁には薬局で外科手術道具と薬品を奪う可能性が高い。

 

リバT『さらに88番では、銀行強盗の情報が』

 

錬金術師(アルケミスト):銀行襲撃を計画している犯罪者グループ。4時にクリーブランド銀行支店を襲った後、次の襲撃先は10番街128丁目の角にある支店らしい。

 

アスト「そいつらの手がかりを追うと、行く行くは恐怖結社の陰謀にたどり着けるわけだな。最終的には、タイタンシティを脅かす恐怖結社FEARの秘密会議が行われる場所を発見して、首領のサイボーグを倒すことが目的、と」

 

ヒーローの1日め

 

リバT『では、物語を始めます。タイタンシティを守るスーパーヒーロー、シルバー・クルセイダーは、普段は冴えないサラリーマンのジーン・ラファイエットとして、日常生活を送っています。その朝も会社に向かう出勤中、クラーク通りを歩いていました』

 

アスト「クラーク通り! スーパーマンクラーク・ケントにちなんだ名だな」

 

リバT『日本のゲームなら、本郷通りとか、早田新町とか、海城商店街などありそうですね。まあ、それはともかく、パラグラフ1番では何となく街の異変を感じとったジーンさんが、いきなり4択の選択肢を突きつけられます』

 

●通りで口論している男女を仲裁する

●走ってきたパトカーを追ってオーデュポン公園へ向かう

●新聞を買って強盗のニュースを見る

●事件を無視して仕事に向かう

 

アスト「銀行強盗の情報を聞いていたからな。新聞を買ってみる」

 

リバT『すると、錬金術アルケミストのことが書かれていますね。午後4時にクリーブランド銀行が襲撃されたニュースです』

 

アスト「他に興味を惹くニュースはないか?」

 

リバT『個人消息の尋ね人欄に、「リチャード・ストームからの連絡が欲しい。スーザン」という趣旨の記事が見つかりますね』

 

アスト「それは拷問鬼のことだな。錬金術師の事件か、拷問鬼の調査かを選ぶのか?」

 

リバT『いいえ。リチャード・ストームの事件はまだ追えません。今は銀行に行くか、仕事に向かうかの2択です』

 

アスト「正義のヒーローとしては、銀行に行くしかないだろうな。シルバー・クルセイダー(以降SC)になって銀行へ向かうぞ。仕事をしている場合じゃない」

 

リバT『ヒーロー活動に夢中になると、上司に怒られるんですね』

 

アスト「素直に仕事に行けば?」

 

リバT『結局、遅刻して怒られます。ヒーローの上司は、正体を隠したヒーローに小言を言うか、怒鳴りつけるのが仕事ですから』

 

アスト「同じ怒られるなら、ヒーロー活動に励む方が得だな。英雄点を稼ぐのが目的だし。銀行に着くと、聞き込みをするぞ。この点、ヒーローの隠れ蓑は、警察か探偵、マスコミ関連が得だな。仕事に励みながらも、自然に情報収集ができる」

 

リバT『本作のSCの表の職業は、具体的によく分からないんですね。普通の会社の事務職とあるだけでオフィスワークかと推測しますが、外回りの営業ならともかく、ヒーローとしての調査活動に向いた職業ではなさそうです』

 

アスト「事件に巻き込まれて、上司に怒られるというシチュエーションだけが重要で、表の職業がヒーロー活動の役に立つことは考えられていないみたいだな」

 

リバT『正義のヒーローSCの姿なら、銀行の支店長は情報をくれますよ。犯人グループは何らかの酸性ガスで警報装置を無効化し、防犯ロックも未知の薬品で溶かしたようで、いかにも科学犯罪者の仕業です。事件を捜査している警部さんは、スーパーヒーローをうさん臭いアマチュア探偵と見なしていて、「事件はプロの警察に任せろ。お前の出る幕じゃない」と言い放ちますが、もう少し調べますか?』

 

アスト「盗まれたものが何か気になるな」

 

リバT『現場に散らばった帳簿の記録の一部があって、そちらに目を向けると、「シルビア・フロストが最近購入したタイタン食肉処理場の不動産証明書」が分かりますよ』

 

アスト「氷の女王か」

 

リバT『ええ。もしも、今後、アイス・クイーンの犯罪らしい現場に来たら、パラグラフ番号をマイナス20すると、彼女の居場所に行けますね。重要情報なので、忘れないで下さい』

 

アスト「今作はパラグラフ・ジャンプが多いらしいな。上手く情報をゲットしないと、事件が解決できなかったりする」

 

リバT『とにかく、ここでの調査はこれだけです。「超電撃」を持っていれば、金庫の一つに閉じ込められた警備員を助けて、別の情報を入手できたりもするのですが、それはクイーン・ダイアンナの攻略時の楽しみですね』

 

ダイアンナ「なるほど。金庫を電撃で打ち破ればいいんだな。良いことを聞いた」

 

リバT『他のヒーローにはできないことを駆使して得られる特別情報が、それぞれあるわけですね。自分のヒーロー向きの事件を上手く見つけて解決することが、攻略のコツです。さて、銀行で情報収集を終えると、パラグラフ60番で友好的な下っ端警官から「海岸でサメが出没する」という情報を聞くことになります。海岸に向かいますか?』

 

アスト「サメ退治もヒーローの仕事か。仕方ないな。海岸へ行く」

 

リバT『すると、海で泳いでいる子どもがサメに襲われそうになっている現場に遭遇しますね』

 

アスト「よし、ここで秘密道具の出番だな」

 

リバT『取り出しましたるは〈全方向性電気ショック発生装置〉なんですが、サメの近くに子どもがいるので、危険で使えません』

 

アスト「だったら、どうしろと?」

 

リバT『ヒーローだったら勇気を出して、水に飛び込んで、サメと戦って下さい』

 

アスト「マジかよ!? オレは肉体派じゃないんだけど?」

 

リバT『問答無用で戦いになります。サメの技術点は10です。体力点は8です。なお、本作の特別ルールで、悪党は体力の残りが1点か2点になれば降参するのですが(うっかり殺害すると英雄点が1減点)、サメの場合はどうなんでしょう?』

 

アスト「サメが降伏ってあり得んよな」

 

リバT『まあ、残り体力2で戦意喪失、逃げることにしましょう。つまり、サメに3回ダメージを与えれば勝ちです。ただし、サメに4回ダメージを受けると、子どもが食い殺されてヒーローにとっての汚点となります』

 

アスト「技術点10だと、攻撃力的には対等なんだよな。先に3回ダメージを与えるか、4回ダメージを与えられるか。どちらかと言えば、有利だとは思うんだが……(コロコロ繰り返し)よし、勝った。子どもは無事に助けたぞ」

 

リバT『おめでとうございます。残念ながら英雄点はもらえませんが、子どもの母親から感謝の言葉と、情報をもらえます。彼女の叔父の務める「サーカスのライオンの檻の下に秘密部屋がある」らしいですね。ライオンの檻のパラグラフ番号に50を足せばいい、とのこと』

 

アスト「ちょっと待て。どうして、その母親はそんな秘密をオレにベラベラと話すんだ?」

 

リバT『さあ。元々、おしゃべりな気質と、子どもがサメに襲われたところを通りすがりのヒーローに助けられた興奮と、物語の都合とかがいろいろ混ざっているんじゃないですか? ゲームブックの地の文で「お喋りな女性で煩わしくなって来た」と書かれてあるほどですから』

 

アスト「とにかく、サーカスのライオンの檻で+50だな。重要情報なのでメモしておこう」

 

リバT『はい、これで1日めのイベントが終了です。毎日、家に帰って寝ると、体力点が6点回復する仕様ですね』

 

アスト「サメとやり合った負傷がこれで回復、と」

 

ヒーローの2日め

 

リバT『サメと戦って子どもを助けたスーパーヒーローのSCですが、仕事を無断欠勤したことになります。翌日、上司のジョナー・ホワイト氏から怒られるのを覚悟して、事件に巻き込まれないように地下鉄を使うことになりますね』

 

アスト「今日はちゃんと出勤しないとなあ」

 

リバT『しかし、事件はジーンを逃がしてくれません。地下鉄ではスリ事件が発生し、一方で通信機のクライムウォッチからは「近くのカウフィールド乳業で事件発生」の連絡が。どちらかを選んで下さい』

 

アスト「どっちも無視して、仕事に向かうという選択肢はないのかよ」

 

リバT『今回はありません』

 

アスト「だったら、すぐに解決しそうなスリを片付ける」

 

リバT『地下鉄の乗客の前で、ヒーローの格好に着替えることはできませんので、生身でスリを追いかけることになります。技術点チェックをして下さい。失敗すると、スリに逃げられますよ』

 

アスト「技術点10なら、9割近くは成功するんだ。はい、成功した」

 

リバT『では、技術点7、体力点6のスリと戦って下さい。2回殴ればOKですね。3回殴ると、スリを殺害してしまいます』

 

アスト「さすがに、その辺は弁えるさ。ヒロイックファンタジーの感覚だと、普通に殺してしまいそうだが、相手の体力は4だと思えば問題なし」

 

リバT『地下鉄スリをパンチ2発でKOしたジーンさんは、スリの持ち物(奪われた財布)などを取り戻しますが、その際に相手の懐から怪しいタバコと、カセットテープと、地図を発見しますね。一つだけ持って行けますよ』

 

アスト「カセットテープというのが80年代のゲームだな。今の若者には分からんだろう」

 

リバT『SFや現代ものは、物語に登場する道具が古びますからね』

 

アスト「とりあえず、地図が気になるからゲットする」

 

リバT『12丁目と2番街の交差点にマークが付いていますね』

 

アスト「何やら重要そうだな」

 

リバT『まあ、重要なんでしょうね(アストさん以外には、ですけど)。ともあれ、無事に会社に着いたジーンさんですが、結局、遅刻したことになって、上司のホワイト氏から「お前の今日の仕事はない。帰っていいぞ。給料もなしだ。明日、一番で出勤しなければクビだ。次の職探しでもしておくんだな」と怒られてしまいます』

 

アスト「う〜ん、私立探偵でも始めるか」

 

リバT『とりあえず、一日停職処分になったので、遊園地のウィズニーランドか、ダウンタウンでショッピングをするかの選択肢が出ますよ』

 

アスト「遊園地で遊びたい気分じゃないので、買い物にでも行くか」

 

リバT『ピザ屋で食事をとっていると、通り向こうのベーカリーで億万長者のドリュー・スウェイン氏の姿を目撃します。すると、そこに青いバンが走ってきて、スウェイン氏が拉致される現場をあなたは目撃しました』

 

アスト「何だと? そのバンを追跡するぞ」

 

リバT『追跡できるのは「超体力」のキャラだけですね』

 

アスト「チッ。バットモービルとか、追跡用のガジェットツールとかないのかよ」

 

リバT『バットマンや、仮面ライダーWのような探偵ならともかく、シルバー・クルセイダーは探偵が本職ではないので、追跡アイテムは持っていないのです』

 

アスト「仕方ないから、パン屋の主人に聞き込み調査をしたり、辺りの遺留品を探すぞ」

 

リバT『店の主人は何も知らないようです。「超思念」の持ち主なら、心を読んでみることも可能ですが、「超技術」ではできることがありません。あと、遺留品として「M字の刻まれた弾丸」が手に入りますが、それが何を意味するかは情報不足で分かりません』

 

アスト「何も知らない情弱モードなんだな」

 

リバT『後の調査は警察に任せて、買い物を続けましょう。新発売のレコードを買うか、宝石店に寄るかの選択肢が出ますが』

 

アスト「アニーだったら、宝石店一択だろうが、オレはレコード店に行くぞ。まあ、レコードという単語も時代がかっているよな」

 

リバT『マイケル・クラックソンの新曲「ウィラー」をあなたは買いました。幽霊とグールが踊っている曲です』

 

アスト「思いきり80年代だな」

 

リバT『元ネタのマイケル・ジャクソン「スリラー」も、今年が40周年ですからね』

 

ヒーローの3日め

 

リバT『翌朝は平和でした。事件がなかったので、ジーンさんは朝早くから職場に出勤して、クビにされることは免れました』

 

アスト「ふう。会社をクビになることを恐れるスーパーヒーローって、TRPGでもなかなかプレイできないからな」

 

リバT『まあ、80年代でしたら、翌日にテストがあるから裏稼業に参加できない受験生仕事人とか、変身するたびに行方不明になる防衛チームの隊員とか、そういうネタはありましたけどね。TRPGの世界観だと、冒険や調査活動しやすいように背景設定を考えるプレイヤーキャラが当たり前で、わざわざ自分から冒険しにくくなるような設定を考えるプレイヤーは少数派でしょう』

 

アスト「とにかく、3日めは平和なんだな」

 

リバT『いいえ、昼から事件です。博物館で謎の圧死事件があり、また女性が大型獣の爪で負傷する事件があり、調査のために博物館か動物園かサーカスに向かうことになります』

 

アスト「サーカスだと? 確か情報があったな。ライオンの檻に向かうぞ」

 

リバT『パラグラフ番号310番から50を加えた360番がライオンの檻の下の秘密部屋ですね。そこで事件の犯人が明かされ、獣使いと戦うことになります。彼は2頭のライオンをけしかけて来るのですが、「超技術」の持ち主なら秘密道具〈におい合成機〉の力で、マタタビのにおいを発生させてライオンを無力化。獣使いも降伏します。彼は恐怖結社の一員であり、「パスワードが水銀であること」が判明しますね。さらに、英雄点3点と「アイス・クイーンの居場所マイナス20」の情報が手に入ります』

 

アスト「ようやく英雄点ゲットか。長かったな」

 

リバT『サメ退治とスリ逮捕だけでは英雄点にならないのですね。とにかく、次はエジプト美術館か、情報屋のマリファナ・ジェリーに会いに行けますね』

 

 エジプト美術館へ出向いたものの、情報がなかったので、そこで起こる事件にはたどり着けず、結局、ジェリーに会いに行くこととなった。

 

リバT『ジェリーがくれた情報は、「マントラッパーという悪党が、マードック放射能研究所の助手シドニー・ノックスの心を操っていること」「ノックスのお気に入りは、研究所の監視塔の上で渡り鳥を眺めて過ごすこと」などです。これで、シドニー・ノックスを探す際にパラグラフ番号マイナス40できるようになりました。この日のイベントは以上ですね』

 

ヒーローの4日め

 

リバT『翌朝、早速、マードック放射能研究所で問題が発生します。放射線を浴びたシドニー・ノックスが超能力ミュータントとなって、凶暴化したそうです。このままだと研究所が破壊されて、もしも原子炉が壊されたりしたら、タイタン・シティ全体が大惨事です。至急、シドニー・ノックスの身柄を確保してください』

 

アスト「放射能でミュータントってのも、昭和時代の感覚だが、とにかくパラグラフ215番から40引いて、175番へ進めばいいんだな」

 

リバT『ええ。情報どおりに監視塔に行くと、シドニー・ノックスに不意打ちをくらわせて、あっさり無力化できますね。そして感謝した研究所所員から、ラスボス戦必須アイテムの〈回路妨害機〉をもらえます。さらに被害ゼロで事件を解決できたことで、英雄点5点もゲット。おめでとうございます』

 

アスト「よし、これで英雄点8点になった。順調にスーパーヒーローしている気分になったぜ」

 

リバT『安心したのも束の間、次の事件です。毒殺魔(ポイズナー)として知られるジョルジオ・シュルツにまつわるニュースがTV速報で流れ、一方でクライムウォッチからは「スタンレイ・スイミングプールで事件発生」の報あり。どちらの事件に向かいますか?』

 

 毒殺魔事件の調査を始めたものの、手がかりがないので、プールに向かうことになった。

 

リバT『プールが凍って、2人の少女が氷漬けの危機にありますね』

 

アスト「少女を助けたいのはやまやまだが、こいつはアイス・クイーンの仕業だ。パラグラフ97番から20引いて、77番へ向かうぜ。できれば少女を助けてから、アイス・クイーンを追っかけたいところだが、二者択一なんだよな。食肉処理場でアイス・クイーンと対決だ」

 

リバT『超技術の持ち主なら、〈低出力熱線レーザー〉を使って無難に勝てるんですね。さらに重要情報の「恐怖結社の秘密会議が3番街のどこかで行われる」ことを教えてくれます。英雄点4点をどうぞ』

 

アスト「これで12点だ」

 

リバT『次は、フットボールの試合を見に行くか、陸軍基地のソーンダース大佐に恐怖結社の情報を聞きに行くかの選択です』

 

アスト「遊んでる場合じゃないな。陸軍基地に行くぜ」

 

リバT『情報は得られませんでしたが、恐怖結社のヘリコプターが陸軍基地を襲撃に来ます。指揮官はマクロ・ブレイン(旧訳は〈大頭脳〉)という遺伝子操作ミュータント。あなたは軍隊がヘリの襲撃に対応している間に、マクロ・ブレインに挑むことができますが?』

 

アスト「よし、マクロ・ブレインを追跡するぞ」

 

リバT『マクロ・ブレインは思念による強力な洗脳能力を持っています。これでソーンダース大佐を洗脳して配下にしようとする計画だったのですが、そこに立ちはだかるあなたがいたんですね。このイベントでは、超電撃でも、超思念でさえもマクロ・ブレインの洗脳能力には勝てずにゲームオーバーしてしまい、超体力でもヘリ部隊の集中砲火で撃退されてしまいます。唯一、超技術の持ち主だけがマクロ・ブレインに勝てるのです』

 

アスト「おお。つまり、オレだけがこいつに勝てる、と。オレの選択に間違いはなかったわけか」

 

リバT『はい。アストさんの選択は、たった一つを除いて、ラスボスまでの正解まっしぐらなんですね。情報なしで、よくもここまで順調に進んだな、と言えるぐらいに』

 

アスト「その、たった一つって何なんだ?」

 

リバT『今は、それを明かすときではありません。とにかく、マクロ・ブレイン戦で超技術ヒーローのSCさんは〈アルファ波放射器〉を使って、相手の脳に深刻な痛みを与えることに成功。「恐怖結社の会議は中国人のクリーニング店で明日行われる」との情報を入手します。そして指揮官を捕まえたことで、陸軍基地に襲撃のヘリ部隊も撤収。英雄点を6点ゲットですね』

 

アスト「これで英雄点18点だ」

 

5日めの破滅

 

リバT『しかし、アストさんはここまでで恐怖結社の情報を十分集めることができませんでした。ゲームオーバー確定です』

 

アスト「ちょっと情報整理するぞ」

 

●サーカスのライオン使いから「パスワードが水銀」と知る。

シドニー・ノックス事件で〈回路妨害機〉を入手。

●氷の女王から「秘密会議の場所が3番街」だと知る。

●マクロ・ブレインから「会議の場所が中国人のクリーニング店」だと知る。

 

アスト「これで十分じゃないか。3番街で中国人のクリーニング店を探し回るぞ」

 

リバT『パラグラフ311がクライマックスの始まりですね。ここで秘密会議の場所が、パーカー空港か、タイタンシティ市内か、臨海地区かの選択肢となります』

 

アスト「空か、陸か、海の選択だな。当然、陸の市内を選ぶ」

 

リバT『では、番街の数字を10倍したパラグラフへ進んでください』

 

アスト「3番街だから、30番だな」

 

リバT『次に何番地でしょうか? 番街の数字と、番地(◯丁目)の数字を合計したパラグラフへ進んでください』

 

アスト「うお〜、番地が分からねえ」

 

リバT『ということで、3番街だけでは場所を特定できず、虚しく走り回っている間に、ラジオで緊急ニュースが流れるんですね。FEARの首領ウラジミール・ユトッシュスキー、通称チタニウム・サイボーグからの声明です。「我が組織FEARは地球を周回する軍事衛星〈スター・ウォーズ〉のコントロールを掌握した。地球の全政府と軍隊は我らに全面降伏せよ。逆らうなら地上の主要都市を一つ一つ抹消して行くことにする。その証拠に、タイタンシティを30秒後に抹消してみせよう」という形で、シティの破滅とともにゲームオーバーになります。368→292のバッドエンド・ルートですね』

 

アスト「ぐわっ、再プレイを要求する。今度こそ、恐怖結社の秘密会議の番地を突き止めて、ゲームクリアを目指してやるんだ」

 

リバT『頑張ってくださいね』

(当記事 完)