ウルトロピカルな⭐️GT(ゲーム&トレジャー)島宇宙

南の島と上空の宇宙宮殿を舞台にTRPGや特撮ヒーローなどのおしゃべりブログ。今はFFゲームブックの攻略や懐古および新作情報や私的研鑽メイン。思い出したようにD&Dに触れたりも。

「サイボーグを倒せ」攻略III(超思念NOVA編2)

雪辱の再プレイ

 

NOVA「先週はあっさり散った俺のジャン・ラファイエットだが、今週は復活した浮世英寿みたいにその雪辱を晴らしてやる」

 

アスト「すると、最終戦はNOVA狩りか」

 

NOVA「狩られるのはイヤだなあ。とにかく、前回は放射能犬に噛み殺されるという失態を見せたので、今回はそこまではクリアしたところからスタートだ。運が悪くなければ、犬に負ける俺じゃない」

 

リバT『あの場面で犬に殺される可能性って、技術点差が3点の相手に負ける確率(約6分の1)に1Dで6が出る確率(6分の1)で、しかも運だめしが失敗する確率(運点8だと約3分の1)を掛け合わせて1%弱ですからね。非常に稀なんですよ』

 

NOVA「1%以下の確率をタイミング悪く出してしまったからなあ。こういう失態はそうそう何度も起こるまい。と言うことで、2周めは無事に放射能犬を捕獲成功して、英雄点4点をゲットできたわけだ」

 

リバT『ピーター研究所の事件を解決した次は、人々の前に姿を現してサインするか、こっそり家に帰るかの選択肢が出ますが』

 

NOVA「こそこそ隠れる必要はないだろう。人々の期待には応えてやらねばな。銀の三日月(シルバー・クレッセント)のサインをしてやろう」

 

リバT『すると、ファンに囲まれてサインをした後に、少し離れた店から「待て、泥棒」の声が上がります』

 

NOVA「それは見過ごせん。店に駆けつけるぞ」

 

リバT『そこは菓子とタバコを売っている小店ですね。店主のカルビン・ファーカーソン氏がブルブル震えた様子で、「恐ろしい……銃を抜いて……カウンターから全部かっさらって……裏口から出て行った』と示します。ドアに向かって走りますか、それとも銃に備えて防備を整えますか?』

 

NOVA「その選択肢だと当然、防備を整えるだろうな。俺は頭脳派なので、肉弾戦はそれほど得意じゃないし」

 

リバT『盾として使えそうなのは、裏口付近にあるゴミ箱のフタぐらいですね』

 

NOVA「よし、〈ゴミ箱のフタ〉を装備したぞ。これで、どんな攻撃が飛んで来ても無敵だ……って、そんなわけがあるか! 何で天下のシルバー・クレッセントが〈ゴミ箱のフタ〉で身を守らないといけないんだ。ええと、思念の力で〈ゴミ箱のフタ〉を格好いいクレッセント・シールドに変形できないか? 仮面ライダークウガがそこら辺の棒をドラゴンロッドに変形できるように」

 

リバT『妄想で良ければ、クレッセント・シールドと名付けた〈ゴミ箱のフタ〉を装備したつもりにできますよ』

 

NOVA「よし、妄想パワーで無敵モードだ。裏口のドアをさっと開いて、ドアの影に隠れながら様子をうかがう」

 

リバT『薄汚い庭の向こう側の塀の近くに、箱が積み重なっていて、その陰から靴がはみ出しているのが見えます』

 

NOVA「頭隠して足を隠さずってところか。超思念パワーで何かできるかな?」

 

リバT『犯人のいる場所に向かって、思念波をぶつけることができますね』

 

NOVA「よし、故・水木一郎氏の絶唱したダンガイオーにちなんで、サイキックウェーブを放つぞ」

リバT『泥棒は強烈な思念をまともに受けて、苦痛に満ちた叫び声を上げて倒れますね』

 

NOVA「フッ、しょせんはただのザコだったか。たわいも無い」

 

リバT『倒れているのは、まだ10歳にも満たない小さな子ですね。右手に盗んだスナックバーを持っていて、さらにポケットに水鉄砲を入れています。あなたは幼子の万引き犯に思念波をまともにぶつけて気絶させてしまいました』

 

NOVA「相手が子どもだろうと、万引きは犯罪。厳しく罰することは必要だな。無理やり叩き起こして、相手の目を見て説教してやる。この俺の正義の思想をじわじわと植えつけるようにな」

 

子ども『はい、分かりました。万引きは悪。二度と悪いことはしません(虚ろ目)』

 

NOVA「よし、正義の思想教育終了だ」

 

アスト「って、子どもを洗脳したのかよ」

 

NOVA「当然だ。悪はしっかり矯正しないとな」

 

リバT『子どもを気絶させた上、歪んだ教育を施してしまったことで、英雄点を1点失います』

 

NOVA「どうして……って、いや、プレイヤーには分かってるんだよ。いくら正義のためだと言え、相手の心をねじ曲げるようなやり方はダメだってな。だけど、罪は罰するべきだし、再犯は防止しないといけない。ならば、ここは信賞必罰の精神をもってだなあ」

 

ダイアンナ「子どもは厳しく育てるのが、ダディの考え方か」

 

NOVA「いや、そう単純なものでもないが、ルール違反の犯罪者に対しては厳しく罰するのが、俺の正義だ。と言うことで、次に店長への説教タイムだ」

 

アスト「店長にまで説教だと?」

 

NOVA「当たり前だ。こんな子どもにビビるような臆病者には、勇気の何たるかを教えてやらねばな。店長にも真っ直ぐ目を見て、正義と勇気の思念を植えつけてやる」

 

店長『はい、分かりました。勇気は正義。悪に対しては果敢に立ち向かいます(虚ろ目)』

 

NOVA「よし、勇気の思想教育終了だ」

 

リバT『シルバー・クレッセントの思念波で、勇気を注ぎ込まれた店長さんは、「そう言えば、ヴィランの氷の女王の件で重要な情報があります」と正義の協力をしてくれます。彼女の事件に遭遇した際に、アジトの場所が分かるので、パラグラフ番号から20を引いた場所に進めますね』

 

NOVA「情報提供に感謝しながら、家に帰るぞ」

 

思念ヒーローの2日め

 

NOVA「ふう。1日めを無事にクリアして、ようやく2日めに突入できた」

 

リバT『2日めは、ラッド広場かカウフィールド乳業を選択できますね』

 

NOVA「『ブレイン・チャイルド』の情報を聞いているからな。それを解決するために、ラッド広場に向かうぞ」

 

リバT『カウフィールド乳業じゃなくていいのですか?』

 

NOVA「そっちで出会うのは、タイガーキャットとチェーンソー男だろう? アストやダイアンナが解決済みだからな。俺は未解決事件の『悪夢の怪物』を担当する」

 

リバT『そうですか。ならば、ラッド広場の噴水で暴れている怪物を何とかして下さい』

 

NOVA「超思念パワー発動だ」

 

リバT『怪物は心を持っていないらしく、通用しません。直接殴り合わないといけないようです』

 

●噴水の怪物:技術点10、体力点11

 

NOVA「ちょっと待て。こいつ、強くないか? 俺と同じ技術点10だと!?」

 

ダイアンナ「あたしは電撃で退治したんだが、実は強かったんだな」

 

 怪物との戦闘で6点のダメージを受けたシルバー・クレッセントだが、4発めの打撃を与えると、幻のように消え去った。

 広場を守ったので、英雄点+2(合計5点)。

 

NOVA「では、ここから『ブレイン・チャイルド』の家に向かえばいいんだな」

 

リバT『今のパラグラフ番号(138)に、目的地の通りの番号を加えてください』

 

NOVA「ティモシー・グラントは100番通りに住んでいるので、238番へ向かうぞ」

 

リバT『正解です。ティモシー少年は夢の中で「噴水で暴れる怪物がシルバー・クレッセントと戦った場面」を見ていました。どうやら、彼は夢の怪物を実体化させる超能力を持っているようですね』

 

NOVA「う〜ん、妄想が暴走するのは他人とは思えないが、コントロールできないのは危険だ。よし、ここは思念力のコントロールの仕方を伝授しようじゃないか。ブレイン・チャイルドを我が弟子として教育するとしよう。もちろん、保護者の方と話をした上でな」

 

リバT『ご両親も息子の超能力に悩まされていたようで、ヒーローのサポートを快く受け入れてくれます。英雄点を3点進呈しましょう』

 

NOVA「これで8点だな。今回は順調だ」

 

リバT『果たして、そうでしょうか? とにかく、ティモシー君の母親は彼が以前に見た夢「動物使いがライオンの檻の下に秘密部屋を作っている」との情報をくれます』

 

NOVA「サーカスで+50すればいいって話だな。その情報は3日めに使うとしよう」

 

リバT『ラッド広場に戻ると、情報屋のフラナガンが大統領暗殺計画のことを教えてくれますね』

 

ダイアンナ「あたしが聞いて、役立たせられなかった情報だね」

リバT『その後、仕事に出向くと、上司のジョナー・ホワイトに怒鳴り付けられます』

 

NOVA「まあまあ、落ち着いて……と、真っ直ぐ相手の目を見ながら説得する。『実は、お得意先のお客さまから緊急の呼び出しがあって、そちらに向かうことになったのです。ボスには連絡をしっかり入れたはずですが。このマジメな自分が無断で遅刻なんてするはずないじゃないですか?』とクールに訴える」

 

ジョナー『ん? そうだったか? 言われてみれば、お前の言うとおりかもしれん(虚ろ目)』

 

アスト「うわっ、こいつ、上司までも洗脳しやがった」

 

NOVA「超思念ヒーローは、自分がヒーロー活動と日常生活を両立できるよう、周囲の人間の精神に働きかけるのが常態ってことで」

 

リバT『そんなことはゲームブック本編に書かれていないのですが、グランドマスターがそのような演出をお望みであれば、ご自由に』

 

NOVA「うむ。浮世英寿並みに、周囲を化かしながら生きているのがジャン・ラファイエットなんだ。彼の思念波は、周囲の一般人の認識や記憶を簡単に操作できるので、人間関係のトラブルで困ったことはない……という俺設定だ」

 

アスト「ズルい生き方だなあ」

 

NOVA「ともあれ、上司への仕込みは完了したので、俺は悠々と早退してダウンタウンに買い物に行く。職場への顔見せぐらいはしておかないと催眠状態も長続きはしないから、一応の出社はしたわけで」

 

リバT『良くも悪くも、人間関係を維持するには、定期的な連絡や交流は必要ですからね』

 

NOVA「まあ、俺みたいなヒーローは内勤よりも外回りの活動をしている方が、性に合っていると思うんだけどな。地味なオフィスワークだと、思念力を活かせないだろうし。営業活動に自分の能力を活かせれば、どんどん売り込みができるんだろうが」

 

ダイアンナ「それをすると疲れるから、普段は人と接しない事務仕事で心を落ち着かせる時間を確保しているんじゃないかなあ」

 

NOVA「ああ、人の心に過敏すぎるから、日常では人と関わりの少ない仕事を選んだのか。そして、自分の事務仕事の半分は、優秀な上司や同僚に密かに回している、と。上司を陰で操って、自分の居場所を確保しているわけだな」

 

リバT『ジャン・ラファイエットの職場の立ち回り方はともかく、ダウンタウンへショッピングに向かうんですね』

 

NOVA「パン屋に行く。そこで、億万長者ドリュー・スウェイン誘拐事件に遭遇して、詳しい事情をパン屋の店員たちに聞く。その際に、超思念を発動させるわけだ」

 

リバT『そうすると、パン屋の店員の1人がたまたま偶然、恐怖結社の関係者らしく、「会議の場所が209丁目」だと判明するんですね。あなたに見つめられた店員は慌てて逃げて行くのですが……』

 

NOVA「それ以上の情報は手に入らないんだな。次は宝石店で毒殺魔ポイズナーの情報を手に入れて、この日の活動は終了だ」

 

思念ヒーローの3日め

 

リバT『3日めは、獣使いビーストキングの事件が発生しますね』

 

NOVA「サーカスに行って、情報どおりライオンの檻の下を調べるぞ」

 

リバT『ビーストキングとの戦闘が発生しますね。彼は2頭のライオンの檻を開けて、あなたに襲いかからせます』

 

●ライオンA:技術点8、体力点9

●ライオンB:技術点7、体力点8

 

NOVA「超技術ヒーローならマタタビの臭いで簡単にライオンを無力化できるんだがな。超思念ヒーローの場合は、愚直にライオンと戦うしかない」

 

リバT『撃退すると英雄点を3点もらえます』

 

NOVA「これで11点だ。ビーストキングの事件の次は、マリファナ・ジェリーからシドニー・ノックスの情報をもらいに行く」

 

リバT『では、それで3日めは終わりですね』

 

運命の4日め

 

 シドニー・ノックス事件はあっさり解決して、英雄点5点と〈回路妨害機〉を入手。

 次にポイズナー事件に向かう。そして、ポイズナー事件を超思念パワーで「相手に強制的に自分の毒を飲ませる」という脅し技で解決すると、英雄点4点獲得。

 さらに「恐怖結社の会議の場所は金時計の男が知っている」という情報が手に入る。

 

NOVA「金時計の男だと? もしかすると、最初にケンカを仲裁した男の方か? 『質屋』がどうこうと考えていた奴」

 

リバT『正解です。超思念ヒーローの場合、他人の心を読むことで入手できる情報が多いのですが、逆に言えば適切な相手の心を読まないと、重要情報が手に入らないので、攻略難易度が他のヒーローよりも高めみたいですね』

 

NOVA「今のところ、取り逃がした情報があるのか?」

 

リバT『あります。恐怖結社の会議が行われる場所の、番街の数が分かっていません』

 

NOVA「どこで入手できるんだ?」

 

リバT『さあ。それを言ったらフェアーではないのですが、最初に与えられるヒントのうち、使っていない方をチェックしてみては? と申し上げておきます』

 

NOVA「タイガーキャットか。すると、タイガーキャットとブレイン・チャイルドって両立できないから、この与えられたヒント自体が罠なのかもしれんな。未解決のブレイン・チャイルドを優先したら、タイガーキャットに会う機会を失うので、攻略できなくなってしまう?」

 

リバT『とにかく、すでに攻略不能に陥っているのですが』

 

NOVA「それでも進めるだけ進むとするさ。ポイズナー事件の次は氷のプールからアイス・クイーン事件に突入だ」

 

●アイス・クイーン:技術点7、体力点8

 

 アイス・クイーンを倒して英雄点+4。これで合計24点に達したのだが……

 

NOVA「次は、マクロ・ブレインに勝てないのは分かっているので、フットボールの観戦に行き、カーネイジと戦うぞ」

 

リバT『あなたは死にました』

 

NOVA「ヘッ?」

 

リバT『超思念ヒーローはカーネイジと戦うと必ず死ぬのです。他の種類のヒーローは、電撃だと確実に弱体化して倒せますし、体力ヒーローも有利に戦えます。技術ヒーローは不利ですが、勝てないなら逃げるという選択肢があります。しかし、思念ヒーローだけは「カーネイジに思念波による無力化が成功した」と思ったら、実は通用していなくて、不意を討たれて死亡ゲームオーバーとなってしまいます』

 

NOVA「マクロ・ブレインにも勝てず、カーネイジにも負けてしまうなんて、攻略不能じゃないか」

 

リバT『対処方法は1つ。マクロ・ブレインの出現する陸軍基地に向かった後、マクロ・ブレインの襲撃から逃げることだけです』

 

NOVA「逃げられるのか?」

 

リバT『クライム・ウォッチから「市議会議場で事件発生!」との通信が入るので、そちらの解決を優先すればOKですね。その通信は結局、誤報と判明するのですが、マクロ・ブレインから逃げ出すための理由づけとして活用できます』

 

NOVA「その誤報を利用して戦略的撤退をしなければ、マクロ・ブレインの洗脳波に負けて、俺が悪の手先になってしまうんだな」

 

リバT『互いの洗脳能力は互角なのですが、シルバー・クレッセントの方が忙しいヒーロー活動のために力を消耗しているため、競り負けてしまうという顛末ですね』

 

NOVA「どっちにしろ、今回のプレイでは必要な情報が足りていないので、攻略失敗だと。3度めの正直に賭けるしかないようだな」

(当記事 完)