★久々の総括記事
さて、他のブログの記事に比べて、こちらは若干、記事が止まっている感じです。
理由は、書くネタがないからではなく、書くネタが多すぎて、頭の中が整理できていないから。
そこで、今回は整理のための記事ということで、昨年の夏以来の動向を振り返ってみよう、と。
いわゆる総集編ですな。
あと、10月18日に拍手コメントをいただいておりました。
拍手コメントって、普通のコメントみたいに表に出るものではなく、「密かに応援」って形式ですので、こちらのチェックも後手に回りがちなんですが、うちの記事の需要がどこにあるかを知る機会にはなりますね。
何でも、「クラシックD&Dは、なろう系の小説を書くための資料になるらしく、しかもイモータル記事をテーマにしているブログは少ないから、興味を持ってくれた」そうです。
こちらとしては、昔の思い出語りと、断捨離できない参考資料の有効活用と、今のTRPG業界の中途半端な追跡と、創作キャラとの雑談をしているだけで、まあ、そういう話に興味を持っていただければ、これ幸い、と感じた次第。
一応は、仕事の合間の手慰みに、昔やりたくてやれなかった(厳密には、内輪でやってたんだけど、仕事にはなれなかった)趣味のゲーム分析記事めいたものをやっている形。
それでも、自分の好きなことが「誰かのお役に立てた。興味をもって読んでもらえた」と分かれば、励みになりますので、ニッコリできた、と今さらながら返信してみます。
では、自分の記事の整理のための総括記事のスタート。
★スーパー総括タイム
NOVA「さて、ハイラス君。前に総括をしたのはいつだったか、君は覚えているかね」
ハイラス「何だか、いつもと話し口調が違うでござるな」
NOVA「今は名探偵の気分だからね。君にも探偵の助手として、有能だけど天才ではない助手の役割を担ってもらいたい」
ハイラス「仕方ないでござるな。前の総括はお盆休みの時。8月13日に戻るでござる」
NOVA「いや、読者の人は戻らなくていい。それは、俺が夏の暑さ、その他の事情でトチ狂った時期の記事だからな。いわゆる黒歴史という奴だ。読むに耐えん」
ハイラス「ふむ。その前日の『うえーん、翔花ママ、怖かったよー』は、さすがにないでござるな」
NOVA「それは、ルパンブルーのエアロビクス並みの恥ずかしい思い出だからな。だが、その回の脚本家も、キツツキ回担当の大和屋暁さんだ。彼の手にかかれば、キャラ崩壊してしまいがちなので、きっと、その時期に俺がキャラ崩壊したのも、大和屋さんの影響だ。キツツキ並みの妄想だと思っていただければ」
ハイラス「自分の書いた記事を、他所の脚本家のせいにすべきではないでござる」
NOVA「いや、だって、8月5日と8月12日のルパパトは問題の大和屋回なんだし、その話を見た俺が影響を受けても仕方あるまい」
ハイラス「フッ、甘いでござる。NOVA殿は関西人。関西ではその時期、甲子園時空に包まれてニチアサの放送日程がズレていたことは明白。件の大和屋脚本回が関西で放送されたのは、お盆休み以降。すなわち、NOVA殿の狂気を大和屋脚本のせいにするのは無理があるでござるよ」
NOVA「くっ、バレたら仕方ない。そうだよ、大和屋さんのエアロビクス脚本は、俺の夏の狂気とは全く関係ない。だけど、現在のキツツキ妄想症候群の原因であるとは断言する。まさか、年が明けても脳内でフルタンXが踊りまくり、キツツキが飛び回っているとは何なんだ、俺の頭の中は」
ハイラス「もしかすると、この症状が悪化すれば妄魔時王に覚醒するのではござらぬか?」
NOVA「勘弁してくれよ」
ハイラス「それが嫌なら、無駄話はやめて、心を整理するための総括に専念するでござる」
1.多元宇宙概論(8月21日、23日)
NOVA「お盆明け最初の記事は、多元宇宙概論の3と4だ」
ハイラス「1と2は、7月に書いているでござるな」
NOVA「ああ、TRPGから俺の好きな映像作品に話を飛ばして、クロスオーバーとかリメイクなどの世界観を膨らませる(ややこしくする)シリーズ作品について、さらに風呂敷を広げまくって書いてみた記事だ。こういうのは、テンションが高まっている時期にしか書けないよな」
ハイラス「その1は、アメリカンコミックのアベンジャーズやDCヒーローズ(ジャスティス・リーグ)を取っ掛かりに、ウルトラ兄弟やら昭和ライダー共演劇、ゴジラシリーズや、戦隊ものなど、60年代から70年代の実写作品を語りつつ、スパロボの原点である劇場版マジンガーシリーズや、スパイダーマンやパワーレンジャーに話が飛んだりしながら、79年まで行き着いた、と」
NOVA「主なテーマは、ヒーロー共演劇ということだな。一方、その2は、リメイクによる世界観の刷新。日本の戦隊→アメリカのパワーレンジャーという流れも、一種のリメイクだとしておきながら、この時期、やたらとパワーレンジャーについて書いているのは、坂本浩一監督の本を読んでいたからだな」
ハイラス「いや、それは間違いでござる。その本が発売されたのは8月のこと。つまり、7月の段階で、NOVA殿がその本を読んでいたというのは勘違いであろう」
NOVA「あれ、そうだっけか? 確か、ソード・ワールドのルールブックと一緒に買った覚えが……って、それは2冊めか。すると、坂本本を買ったのは9月だな。ということは、先にヒーロー共演劇の名手である坂本監督をプッシュしていたら、夏明けに良い本を見つけて、よっしゃラッキーって喜んだわけか。ちっ、タイムジャッカーのせいで、時間軸が混乱しちまったぜ」
ハイラス「その2は、主に79年前後のリメイクブームについて語っているでござるな。そして、今回の総括の本題は、その3からでござるが、これはまたカオスに輪を掛けた混迷極まった記事でござるな」
NOVA「悪かったな。宇宙刑事と魔法少女をつなげるなんて、自分でもどうかしていた、と読み返して思ったよ。だが、時代は俺について来た。今週は俺もプリキュアに認定されて、キュアノヴァになったわけだし、新番組も宇宙プリキュアの時代に突入だからな」
ハイラス「NOVA殿がプリキュアに認定だと? まさか、ここまで乱心しているとは……」
NOVA「いや、だって、実際にそうなんだからな。今週のニチアサで、主人公キュアエールの一人立つアス(明日)パワーに呼応して、プリキュアを応援する世界中のみんなが揃いも揃ってプリキュアに変身したんだぜ。つまり、あの時間にリアルタイムで放送を見た視聴者、プリキュアを応援している全員が、公式にみんなプリキュアに認定された瞬間なんだ。老若男女関係なしで。俺はドクタートラウムに感情移入して、ルールーちゃんを応援していたから、当然プリキュアになる資格はあるわけだ。輝く未来をブルーアイズで見定めて、妄想明日パワーで何でもできる、何にだってなれるキュアノヴァ見参って感じだな」
ハイラス「そこまでして、NOVA殿はプリキュアになりたかったのでござるか?」
NOVA「いや別に。俺はそもそも花粉症ガールの父ってだけで満足していたんだが、公式が『プリキュアを応援してくれる皆さんはみんなプリキュアです』と劇中でおっしゃられたので、俺も巻き込まれて、仕方なくプリキュアになってしまったんだな、これが。この状態は次回の最終回まで続くぞ。何なら、これ以降のここでのネーミングもキュアノヴァで通してもいい。もちろん、女装するつもりはなくて、男プリキュアは聖闘士、あるいはメカニックなアーマー装着でも構わないので、キュアノヴァはゼオライマーをアレンジしたアーマーを身に付けることを明言する。次元連結システムで無敵モードだぜ」
ハイラス「総括記事のはずなのに、ますます訳の分からない狂乱設定が生えたでござる」
キュアノヴァ「だけど、多元宇宙概論その3の記事って、『宇宙プラス魔法少女』って系譜をしっかり語っていて、今、読み返すと実に興味深いんだぜ。ジオウが始まる前の平成ライダー総括的な記述もあって、年末映画と照らし合わせて読むのも一興かと。まあ、妙なサンディベル推しは何だろうな、と思わなくもないが」
ハイラス「そして、その3は異世界から来たり、異世界に渡ったりする異世界交流譚について語ったでござるな」
キュアノヴァ「そう。たまたま、その異世界の切り口が、TRPGの流行する80年代半ばまでは『魔法少女と宇宙』だったということだ。80年代後半以降は、ゲーム的な剣と魔法のファンタジー世界が主流になり、21世紀になるとコンピューターで構築されたヴァーチャル世界が主流になるわけだが、そこまではまだ語っていない。今後の課題ということになるだろうな」
ハイラス「そして、その4だが、異世界の旅ということで、タイムトラベル物や、銀河鉄道999をテーマに挙げているでござるな」
キュアノヴァ「それと、平成ライダーの世界観が、ローカルな世界を舞台にすることで、そこの住人との交流をより濃密に描いたのが2期の特徴とも書いているな。今のジオウはまた違う話の作りになっていて、日常よりも別の時代、あるいは別の時間軸から来た人たちを中心に、日常生活が切り捨てられた構造と言える。だから、主人公のソウゴは高3生にも関わらず、もはや受験とかそういう意識は全くない。あのフルタンでさえ、センター試験の受験生を応援しているのにな。未来から来た仮面ライダークイズの方が、神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世を正解するなど、よく勉強しているぐらいだ。ちなみにソウゴが答えて間違ったハインリヒ3世も歴史上の人物だが、時代が150年ほどズレている。まあ、とっさにハインリヒ3世と出てくる辺りは、現役で世界史を勉強しているんだろうなあ、と思うけどな」
ハイラス「少なくとも、テストで3点のツクヨミよりは賢いでござろう」
キュアノヴァ「とにかく、センター試験の日にクイズで遊んでいるソウゴは、受験を放棄したと考えるんだが、後は普通に高校の卒業式が言及されるかどうか。そこに触れていれば、日常生活を忘れていない世界観と言えるし、そこをスルーしてしまえば日常を省みない世界観と言える。ともあれ、異世界の怪事件が話の骨子になれば、日常生活が脅かされるわけだけど、ソウゴの場合、『王になれるかどうか』が問題であって、『日常生活を守りたい』という動機は希薄なんだよな。平成2期はローカルな日常世界の住人として生活している主人公を通じて、住人たちとの触れ合いをメインにしたドラマが印象的なんだけど、ジオウの場合、そういう要素がなくて、地に足ついていない不安定な主人公って感じで、ディケイド以前に戻ったと思しい」
ハイラス「ところで、これは総括記事のはずだが、むしろ多元宇宙概論の話の続きを展開しているようにも思えるでござる」
キュアノヴァ「そうだな。だけど、多元宇宙概論その4のラストに俺はこう書いているんだ。『時空魔術の研鑽のためには、当然、ジオウの動向も観察対象となるのだから』と。つまり、ジオウについて語っている当記事は、多元宇宙概論その4.5的な位置付けかもしれん」
ハイラス「しかし、その4のテーマは『キャラの居場所としての異世界』という形で展開しているでござるが、ジオウはそうではない。だったら、どうまとめるのでござるか」
キュアノヴァ「そのために、俺が恥を忍んでプリキュアになったんじゃないか。同じ未来からの侵略者テーマだけど、きちんと日常に根差した作品が、まもなく最終回を迎える『HUGっと! プリキュア』になるわけで、平成ライダー2期のローカルな日常重視の流れはプリキュアに受け継がれているんだよ。だから、これまでの登場人物がみんな総揃いでプリキュアを応援し、自分たちも変身するって流れは、仮面ライダーフォーゼ的というか、主人公と戦ったり助けられたりした人たちが、最終的に主人公を応援する立場になって、ついにラスボスまで癒されるという展開は、やっぱりフォーゼなんだろうな、と思うよ。だから、次回作は宇宙キターにつながったりするのも納得なんだ」
(当記事完)